JP2000119761A - 飛灰の再資源化方法 - Google Patents

飛灰の再資源化方法

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JP2000119761A JP29530998A JP29530998A JP2000119761A JP 2000119761 A JP2000119761 A JP 2000119761A JP 29530998 A JP29530998 A JP 29530998A JP 29530998 A JP29530998 A JP 29530998A JP 2000119761 A JP2000119761 A JP 2000119761A
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卓 井上
Matsutaro Nagasawa
松太郎 長澤
Takeshi Yamanaka
猛 山中
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 飛灰に含まれる鉛および亜鉛を効率的に回収
するとともに、鉛、亜鉛以外の有価物も回収する飛灰の
再資源化方法を提供する。 【解決手段】 (a) 飛灰に亜鉛可溶化剤を加えて亜鉛を
抽出した後pH調整剤および不溶化剤を加えて亜鉛を不
溶化して回収する工程。 (b) 亜鉛不溶化ろ液中の不純物を除去した後、蒸発濃縮
して固形塩として塩類を回収する工程。 (c) 亜鉛抽出残渣にpH調整剤および鉛可溶化剤を加え
て鉛を抽出した後不溶化剤を加えて鉛を回収する工程。 (d) 鉛不溶化ろ液中の不純物を除去して鉛可溶化剤液を
回収する工程。 (e) 亜鉛不溶化ろ液不純物、鉛抽出残渣および鉛不溶化
ろ液不純物の汚泥を、溶融スラグとして回収する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみなどの廃
棄物を焼却または溶融することによって、排ガス中に排
出される飛灰の再資源化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飛灰の再資源化方法として、例え
ば、特開平6−170354号公報には、飛灰に鉱酸を
添加して鉛以外の重金属を溶出せしめ、固液分離して鉛
残渣として鉛を回収し、ろ液はアルカリ剤を添加して亜
鉛を主とする水酸化物として亜鉛を回収する方法が示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、排水、残渣が副生し、無害に処理してから廃棄
する必要があり、また、回収物の純度および収率も低い
といった問題があった。本発明は、飛灰に含まれる鉛お
よび亜鉛を効率的に回収するとともに、鉛、亜鉛以外の
有価物も高収率、高純度で回収し、廃棄物を排出しない
飛灰の再資源化方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するものであって、本発明の要旨は、次の5つ
の工程からなることを特徴とする廃棄物の焼却施設また
は溶融施設から排出される飛灰の再資源化方法である。 (a) 飛灰に亜鉛可溶化剤を加えて亜鉛を抽出した後固液
分離し、得られた亜鉛抽出ろ液にpH調整剤および不溶
化剤を加えて亜鉛を不溶化した後固液分離して亜鉛不溶
化残渣として亜鉛を回収する工程。 (b) 上記(a) 工程で得られる亜鉛不溶化ろ液中の不純物
を除去した後、蒸発濃縮して固形塩として塩類を回収す
るとともに、蒸発水を凝縮して水を回収する工程。 (c) 上記(a) 工程で得られる亜鉛抽出残渣にpH調整剤
および鉛可溶化剤を加えて鉛を抽出した後固液分離し、
得られた鉛抽出ろ液に不溶化剤を加えて鉛を不溶化した
後固液分離して鉛不溶化物として鉛を回収する工程。 (d) 上記(c) 工程で得られる鉛不溶化ろ液中の不純物を
除去して鉛可溶化剤液を回収する工程。 (e) 上記(b) 工程で得られる亜鉛不溶化ろ液不純物、上
記(c) 工程で得られる鉛抽出残渣および上記(d) 工程で
得られる鉛不溶化ろ液不純物の汚泥を、溶融スラグとし
て回収する工程。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
は、まず、飛灰に亜鉛可溶化剤を加えて亜鉛を抽出した
後固液分離し、亜鉛抽出ろ液にpH調整剤および不溶化
剤を加えて亜鉛を不溶化した後固液分離して亜鉛不溶化
残渣として亜鉛を回収する((a) 工程)。一方、亜鉛不
溶化ろ液は、凝集沈殿等により不純物を除去した後蒸発
濃縮することによって塩類および凝縮水を回収する
((b) 工程)。次いで、亜鉛抽出残渣に鉛可溶化剤を加
えて鉛を抽出した後固液分離し、鉛抽出ろ液に不溶化剤
を加えて鉛を不溶化した後固液分離して鉛不溶化残渣と
して鉛を回収する((c) 工程)。一方、鉛不溶化ろ液は
凝集沈殿等により不純物を除去して鉛可溶化剤液を回収
する((d) 工程)。さらに、鉛不溶化残渣、塩類および
鉛可溶化剤液を回収する際に排出する汚泥は、乾燥した
のち溶融固化して溶融スラグを回収する((e) 工程)。
【0006】本発明に用いる亜鉛可溶化剤としては、硫
酸、塩酸などの鉱酸が挙げられる。注入量は、飛灰と亜
鉛可溶化剤の混合液pHが2以下にするのが好ましく、
該混合液pHが3を越えると亜鉛の抽出性能が低下して
好ましくない。
【0007】本発明に用いるアルカリ性薬剤としては、
カセイソーダ、カセイカリ、消石灰などのアルカリ金属
水酸化物、アルカリ土類水酸化物が挙げられる。注入量
は、亜鉛不溶化ろ液および鉛不溶化ろ液のpHが10〜
12にするのが好ましい。pHが10未満および12以
上の場合は、重金属類等の不純物除去率が低下して好ま
しくない。
【0008】本発明に用いるpH調整剤としては、カセ
イソーダ、カセイカリ、消石灰などのアルカリ金属水酸
化物、アルカリ土類水酸化物が挙げられる。注入量は、
亜鉛抽出後の固液分離した水のpHが2〜8にするのが
好ましい。pHが2未満の場合は亜鉛の不溶化性能が低
下し、pHが8を越える場合はランニングコストが高く
なり、いずれも好ましくない。
【0009】本発明に用いる酸性薬剤としては、硫酸、
塩酸などの鉱酸が挙げられる。注入量は亜鉛不溶化ろ液
の凝集沈殿上澄水のpHが4〜7にするのが好ましい。
pHが4未満および7以上の場合は、後工程のキレート
樹脂吸着性能が低下して好ましくない。
【0010】本発明に用いる不溶化剤としては、硫化ソ
ーダ、水硫化ソーダ、硫化カリ、水硫化カリ、硫化カル
シウムなどのアルカリ金属硫化物、アルカリ土類硫化物
などが挙げられる。注入量は、飛灰中に含む亜鉛または
鉛1当量に対して、不溶化剤中の硫黄(S)0.5〜3
当量にするのが好ましい。1当量未満である場合は亜鉛
または鉛の不溶化性能が低下し、3当量を超える場合は
ランニングコストが高くなり、いずれも好ましくない。
【0011】本発明に用いる鉛可溶化剤としては、酢酸
ソーダ、酢酸カリ、酢酸アンモニウムなどの酢酸塩が挙
げられる。これらは、酢酸+カセイソーダ、酢酸+カセ
イカリ、酢酸+アンモニウム水などとして用いてもよ
い。注入量は、飛灰中に含む鉛1当量に対して、鉛可溶
化剤中の酢酸基(CH3 COO- )として2〜20当量
にするのが好ましい。2当量未満である場合は鉛の抽出
性能が低下し、20当量を超える場合はランニングコス
トが高くなり、いずれも好ましくない。本発明に用いる
凝集剤としては、従来から知られている通常のものが用
いられ例えばノニオン系高分子凝集剤やアニオン系高分
子凝集剤が好ましく用いられる。
【0012】本発明における固液分離の方法としては、
通常、脱水処理を行うが、沈殿、ろ過などを行う場合も
ある。
【0013】以下、図面を参考にしつつ、本発明をさら
に詳細に説明する。図1は、本発明の飛灰の再資源化方
法の一例を示す概略フロー図である。図1において、飛
灰1は、亜鉛回収処理設備2で処理され〔第一抽出槽3
(亜鉛可溶化剤4注入)、第一脱水機5(高分子凝集剤
6注入)、第一不溶化槽7(pH調整剤8および不溶化
剤9注入)、第二脱水機10(高分子凝集剤11注
入)〕、亜鉛抽出残渣30と回収亜鉛12が得られる。
【0014】亜鉛不溶化ろ液13は、第一不純物除去設
備14〔第一凝集沈殿槽15(アルカリ性薬剤16およ
び高分子凝集剤17注入)、第一pH調整槽18(酸性
薬剤19注入)、第一ろ過塔20、キレート樹脂塔2
1、活性炭塔22〕で不純物が除去される。
【0015】亜鉛不溶化ろ液13の不純物が除去された
処理水23は、塩回収処理設備24〔晶析缶25、第三
脱水機26〕で回収塩27が得られ、脱水ろ液28は晶
析缶25へ返送される。また、蒸発水を冷却して得た回
収凝縮水29は、冷却用水として再利用される。
【0016】亜鉛抽出残渣30は、鉛回収処理設備31
〔第二pH調整槽32(pH調整剤33注入)、第二抽
出槽34(鉛可溶化剤35注入)、第四脱水機36(高
分子凝集剤37注入)、第二不溶化槽38(不溶化剤3
9注入)、第五脱水機40(高分子凝集剤41注入)〕
で処理され、その残渣は回収鉛42となる。
【0017】鉛不溶化ろ液43は、第二不純物除去設備
44〔第二凝集沈殿槽45(アルカリ性薬剤46および
高分子凝集剤47注入)、第二ろ過塔48〕で不純物が
除去され、回収鉛可溶化剤液49となる。
【0018】鉛抽出残渣50、第一凝集沈殿槽の汚泥5
1および第二凝集沈殿槽の汚泥52は、溶融固化処理設
備53〔乾燥機54、溶融炉55、冷却水槽56〕で溶
融固化され回収溶融スラグ57となる。
【0019】
【実施例1】以下、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0020】実施例1 廃棄物焼却施設より排出されたPb1.26%、Zn
4.55%、Cu0.26%、およびKCl,NaC
l,CaCl2 などの可溶性塩類23.7%を含む飛灰
1を10kg、亜鉛回収処理設備2の第一抽出槽3でp
Hが0.5になるまで亜鉛可溶化剤4として10%硫酸
50Lを注入して亜鉛を抽出した後、そのスラリーに
0.1%ノニオン系高分子凝集剤6を1L注入して懸濁
粒子を凝集させ、第一脱水機5で固液分離して、その脱
水ろ液は第一不溶化槽7でpHが2.0になるまでpH
調整剤8として22%カセイソーダを注入してpH調整
し、不溶化剤9として20%水硫化ソーダ1.1L(1
当量)を注入して亜鉛を不溶化したのち、そのスラリー
に0.1%ノニオン系高分子凝集剤11を0.15L注
入して亜鉛不溶化粒子を凝集させ、第二脱水機10で水
洗浄しながら固液分離して、その残渣は回収亜鉛12と
なる。
【0021】一方、亜鉛不溶化ろ液13は、第一不純物
除去処理設備14の第一凝集沈殿槽15でpHが10に
なるまでアルカリ性薬剤16として22%カセイソーダ
を注入してpH調整し、そのスラリーに0.1%アニオ
ン系高分子凝集剤17を0.65L注入して懸濁粒子を
凝集沈殿させる。その上澄水はpH調整槽18でpHが
6になるまで酸性薬剤19として10%塩酸を注入して
pH調整し、砂を充填した第一ろ過塔20に線速度LV
=5m/hで通液して懸濁物を完全に除去したのち、ア
ミノカルボン酸型キレート樹脂を充填したキレート樹脂
塔21に空間速度SV=5h-1で通液して残存した重金
属を完全に除去し、さらにヤシガラ系活性炭を充填した
活性炭塔22に線速度LV=5m/hで通液して脱色す
る。
【0022】活性炭処理水23は、塩回収処理設備24
の晶析缶25で蒸発濃縮し、第三脱水機26で固液分離
して、その残渣は回収塩27となり、脱水ろ液28は晶
析缶へ返送する。また蒸発水を冷却して得た回収凝縮水
29は、冷却用水として再利用する。
【0023】亜鉛抽出残渣30は、鉛回収処理設備31
の第二pH調整槽32でpHが7.0になるまでpH調
整剤33として22%カセイソーダを第二抽出槽34で
鉛可溶化剤35として3%酢酸ソーダ30L(約4当
量)を注入して鉛を抽出した後、そのスラリーに0.1
%アニオン系高分子凝集剤37を0.8L注入して懸濁
粒子を凝集させて第四脱水機36で固液分離して、その
脱水ろ液は第二不溶化槽38で不溶化剤39として20
%水硫化ソーダ0.15L(約1当量)を注入して鉛を
不溶化した後、そのスラリーに0.1%アニオン系高分
子凝集剤41を0.1L注入して鉛不溶化粒子を凝集さ
せて第五脱水機40で水洗浄しながら固液分離して、そ
の残渣は回収鉛42となる。
【0024】鉛不溶化ろ液43は、第二不純物除去処理
設備44の第二凝集沈殿槽45でpHが11になるまで
アルカリ性薬剤46として22%カセイソーダを注入し
てpH調整し、そのスラリーに0.1%アニオン系高分
子凝集剤47を0.5L注入して懸濁粒子を凝集沈殿さ
せる。その上澄水は砂を充填した第二ろ過塔48に線速
度LV=5m/hで通液して懸濁物を完全に除去し、回
収鉛可溶化剤液49として再利用する。
【0025】鉛抽出残渣50、第一凝集沈殿槽の汚泥5
1、第二凝集沈殿槽の汚泥52は、溶融固化処理設備5
3の乾燥機54で水分率20%まで乾燥した後、溶融炉
55で温度1400℃にて溶融し、冷却水槽56で水砕
して回収スラグ57となる。
【0026】このようにして得られた回収亜鉛、回収
塩、回収凝縮水、回収鉛、回収鉛可溶化剤液、回収スラ
グの組成分析結果および回収率を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】この結果より、回収亜鉛は乾量として0.
64kgを得てその純度は56.08%および収率は7
9.3%、回収塩は乾量として2.57kgを得てその
純度は98.8%および収率は109%、回収凝縮水は
40.4kgを得て可溶性塩類が0.02%含有し、回
収鉛は乾量として0.21kgを得てその純度は50.
20%および収率は84.1%、回収可溶化剤液はCH
3 COONa・3H2Oに換算した純度が2.65%、
回収スラグは5.71kgを得て環境庁告示第46号法
による溶出試験値がPb0.05mg/L以下、Cd
0.01mg/L以下であった。
【0029】このように、焼却飛灰中に含有していた亜
鉛おび鉛は高純度、高収率で回収でき、さらに塩類、鉛
可溶化剤液、溶融スラグも高純度、高収率で回収でき、
環境汚染もない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、飛灰に
亜鉛可溶化剤を加えて亜鉛を抽出した後固液分離し、亜
鉛抽出ろ液にpH調整剤と不溶化剤を加えて鉛を不溶化
した後固液分離して、亜鉛不溶化残渣から亜鉛が回収で
き、亜鉛不溶化ろ液は、不純物除去した後塩類と凝縮水
が回収できる。
【0031】また、亜鉛抽出残渣は、鉛可溶化剤を加え
て鉛を抽出した後固液分離し、鉛抽出ろ液に不溶化剤を
加えて鉛を不溶化した後固液分離して鉛不溶化残渣から
鉛が回収でき、鉛不溶化ろ液は、不純物除去した後鉛可
溶化剤液が回収できる。
【0032】さらに、鉛抽出残渣および各不純物除去時
の汚泥は、乾燥したのち溶融固化して溶融スラグが回収
できる。これら回収された亜鉛と鉛は製錬原料に、塩類
は化学工業原料に、凝縮水は工程内の冷却用水に、鉛可
溶化剤液は鉛可溶化剤の希釈液に、溶融スラグは路盤材
等に、それぞれ再利用できる。なお、溶融スラグは重金
属類が溶出しないなど環境汚染の心配がない。即ち、廃
棄物ゼロの資源循環型飛灰再資源化処理を可能とする方
法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飛灰の再資源化処理方法の一例を示す
概略フロー図である。
【符号の説明】
1 飛灰 2 亜鉛回収処理設備 3 第一抽出槽 4 亜鉛可溶化剤 5 第一脱水機 6 高分子凝集剤 7 第一不溶化槽 8 pH調整剤 9 不溶化剤 10 第二脱水機 11 高分子凝集剤 12 回収亜鉛 13 亜鉛不溶化ろ液 14 第一不純物除去処理設備 15 第一凝集沈殿槽 16 アルカリ性薬剤 17 高分子凝集剤 18 第一pH調整槽 19 酸性薬剤 20 第一ろ過塔 21 キレート樹脂塔 22 活性炭塔 23 処理水 24 塩回収処理設備 25 晶析缶 26 第三脱水機 27 回収塩 28 脱水ろ液 29 回収凝縮水 30 亜鉛抽出残渣 31 鉛回収処理設備 32 第二pH調整槽 33 pH調整剤 34 第二抽出槽 35 鉛可溶化剤 36 第四脱水機 37 高分子凝集剤 38 第二不溶化槽 39 不溶化剤 40 第五脱水機 41 高分子凝集剤 42 回収鉛 43 鉛不溶化ろ液 44 第二不純物除去処理設備 45 第二凝集沈殿槽 46 アルカリ性薬剤 47 高分子凝集剤 48 第二ろ過塔 49 回収鉛可溶化剤液 50 鉛抽出残渣 51 第一凝集沈殿槽の汚泥 52 第二凝集沈殿槽の汚泥 53 溶融固化処理設備 54 乾燥機 55 溶融炉 56 冷却水槽 57 回収溶融スラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の5つの工程からなることを特徴とす
    る廃棄物の焼却施設または溶融施設から排出される飛灰
    の再資源化方法。 (a) 飛灰に亜鉛可溶化剤を加えて亜鉛を抽出した後固液
    分離し、得られた亜鉛抽出ろ液にpH調整剤および不溶
    化剤を加えて亜鉛を不溶化した後固液分離して亜鉛不溶
    化残渣として亜鉛を回収する工程。 (b) 上記(a) 工程で得られる亜鉛不溶化ろ液中の不純物
    を除去した後、蒸発濃縮して固形塩として塩類を回収す
    るとともに、蒸発水を凝縮して水を回収する工程。 (c) 上記(a) 工程で得られる亜鉛抽出残渣にpH調整剤
    および鉛可溶化剤を加えて鉛を抽出した後固液分離し、
    得られた鉛抽出ろ液に不溶化剤を加えて鉛を不溶化した
    後固液分離して鉛不溶化物として鉛を回収する工程。 (d) 上記(c) 工程で得られる鉛不溶化ろ液中の不純物を
    除去して鉛可溶化剤液を回収する工程。 (e) 上記(b) 工程で得られる亜鉛不溶化ろ液不純物、上
    記(c) 工程で得られる鉛抽出残渣および上記(d) 工程で
    得られる鉛不溶化ろ液不純物の汚泥を、溶融スラグとし
    て回収する工程。
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