JP2000119585A - フィルム用コ―ティング剤 - Google Patents
フィルム用コ―ティング剤Info
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Abstract
ィルムを得ることが可能なフィルム用コーティング剤を
提供する。 【解決手段】 炭素数が4以下のα−オレフィン単位を
3〜19モル%含有する水溶性ポリビニルアルコール系
重合体からなるフィルム用コーティング剤。
Description
に優れたコーティングフィルムを得ることが可能なフィ
ルム用コーティング剤に関する。
を用いた包装材としては、各種のものが知られている。
アルミニウム(以下「Al」と略記する。)箔は、完璧
な酸素ガスバリヤー性を有しているが、それ単独ではピ
ンホールが生じ易いため、ラミネートフィルムの中間層
として使用されている。しかしながら、Al箔をラミネ
ートしたフィルムは、不透明なため内容物が見えにく
く、焼却後に残さとして残り、また金属探知器による金
属類の混入が検知できないという問題がある。
ては、ポリ塩化ビニリデン(以下「PVDC」と略記す
る。)フィルムおよびPVDCをコーティングしたフィ
ルムが知られている。PVDCは吸湿性が殆どなく、高
湿下でも良好なガスバリヤー性を有するため、種々の基
材にコーティングされている。PVDCがコーティング
されている基材としては、二軸延伸ポリプロピレン(以
下「OPP」と略記する。)、二軸延伸ナイロン(以下
「ON」と略記する。)、二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレート(以下「OPET」と略記する。)、セロファ
ンなどのフィルムが使用されている。しかしながら、P
VDCがラミネートされたフィルムは、一般廃棄物とし
て焼却される時に塩化水素ガスを生じるという問題があ
る。
は、完全けん化の未変性ポリビニルアルコール(以下
「PVA」と略記する。)フィルムも知られている。P
VAフィルムは吸湿量が少ない場合には酸素ガスバリヤ
ー性が非常に良いが、吸湿性が激しく、相対湿度が70
%程度以上になると酸素ガスバリヤー性が急激に低下す
る。また、PVAフィルムは、基材フィルムに用いられ
るOPPやOPETとの接着性が低いという問題があ
る。PVAの吸湿性を改良するため、エチレンを20モ
ル%以上共重合させたエチレン・ビニルアルコール共重
合体(以下「EVOH」と略記する。)を用いたり、P
VAフィルムの両面にPVDCをコーティングするなど
の提案がある。しかしながら、EVOHをコーティング
する場合には表面平滑性が不良になり、またPVDCを
コーティングしたものは焼却時に塩化水素ガスが発生す
るという問題がある。
ガスバリヤー性に優れたコーティングフィルムを得るこ
とが可能なフィルム用コーティング剤を提供することに
ある。
代わる材料で、水性コーティングが可能なガスバリヤー
性樹脂について鋭意検討した結果、炭素数が4以下のα
−オレフィン単位を3〜19モル%含有する水溶性PV
A系重合体からなるフィルム用コーティング剤を見出
し、本発明を完成させるに至った。
数が4以下のα−オレフィン単位を3〜19モル%含有
する水溶性PVA系重合体である。本発明における「水
溶性PVA系重合体」とは、該PVA系重合体が水に溶
解するか、又は低級脂肪族アルコールを50重量%以下
含有する水性溶液に溶解することを意味する。α−オレ
フィンの種類としては、エチレンおよびプロピレンが好
ましい。炭素数が4以下のα−オレフィン単位の含有量
は、3〜19モル%であり、好ましくは5〜16モル
%、さらに好ましくは7〜14モル%である。含有量が
3モル%未満では高湿時において良好なバリヤー性が得
られず、19モル%を越える場合には表面平滑性が不良
になる。
0〜99.99モル%が好ましく、より好ましくは97
〜99.95モル%、さらに好ましくは99〜99.9
0モル%である。けん化度が99.99モル%を越える
ものは工業的に得ることが困難であり、水溶液の表面に
皮張りが生じ易くなる。また、けん化度90モル%未満
では十分なバリヤー性が得られにくい。
00以下が好ましく、より好ましくは1000以下、さ
らに好ましくは600以下、特に好ましくは100〜4
00である。重合度が2000を越える場合には、水溶
液の粘度が高くなりすぎて塗工性が低下する。重合度が
100未満の場合には強度が低下し、ピンホールが生じ
易くなる。なお、PVA系重合体の重合度は、JIS
K6726に基づき測定した値である。
下のα−オレフィンを3〜19モル%含有すると共に、
シリル基含有単位を5モル%以下含有するPVA系重合
体がより好ましい。シリル基含有単位の含有量は5モル
%以下であり、好ましくは3モル%以下、さらに好まし
くは0.1モル%〜1.5モル%である。シリル基含有
単位の含有量が5モル%を越えるとPVA系重合体水溶
液の安定性が著しく低下する。本発明のPVA系重合体
は、従来公知の方法により得られる。
ウムが0.01〜2重量%含まれているのが好ましい。
酢酸ナトリウムの含有量としては、好ましくは0.02
〜1重量%、さらに好ましくは0.03〜0.5重量
%、特に好ましくは0.03〜0.45重量%である。
酢酸ナトリウムの含有量が0.01〜2重量%の範囲か
ら外れる場合には、十分なバリヤー性が得られにくい。
記に示す特定の方法で測定した酸素透過量を有するもの
が好ましい。酸素透過量の測定は、本発明のフィルム用
コーティング剤を製膜して得られたフィルムを空気中で
熱処理(好ましくは140〜240℃、より好ましくは
160〜200℃、モデルテストの場合には180℃;
好ましくは10〜300秒間、より好ましくは30〜1
80秒間、モデルテストの場合には120秒間)し、2
0℃、85%RHで調湿した後、フィルムの酸素透過量
を測定し、それをフィルム用コーティング剤の厚みを2
0μmに換算した酸素透過量である。また、既に積層体
の形態になっている場合には、該積層体の酸素透過量を
測定し、フィルム用コーティング剤の厚みを20μmに
換算した酸素透過量である。なお、積層体の場合には何
らかの熱処理が施されたことによりガスバリヤー性が発
現していることから、酸素透過量の測定に際して、さら
に熱処理する必要はない。また、フィルム用コーティン
グ剤からなるフィルムの酸素ガスバリヤーに比較して、
基材フィルムの酸素ガスバリヤー性は非常に低いことか
ら、積層体の酸素ガスバリヤー性はフィルム用コーティ
ング剤からなるフィルムの酸素ガスバリヤー性により実
質的に決まる。したがって、積層体の場合であっても、
フィルム用コーティング剤の厚みを20μmに換算した
酸素透過量を算出することが可能である。以下、特に断
りのない限り、酸素透過量とは、フィルム用コーティン
グ剤の厚みを20μmに換算した酸素透過量を意味す
る。上記の方法で測定された酸素透過量は15cc/m
2・day・atm以下であるような酸素ガスバリヤー
性を有するものが好ましく、好ましくは10cc/m2
・day・atm以下であり、さらに好ましくは5cc
/m2・day・atm以下である。フィルム用コーテ
ィング剤の酸素ガスバリヤー性は、PVA系重合体のα
−オレフィン単位の含有量、けん化度、酢酸ナトリウム
の含有量などを前述の好適範囲に設定することにより、
顕著に向上する。
フィルムとしては、ポリオレフィンフィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリアミドフィルムなどが挙げられる。
ポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルムおよび
ポリアミドフィルムなどの基材フィルムには、珪素(S
i)を含有させることが好ましい。珪素の含有量は2重
量%以下が好ましく、さらに好ましくは1重量%以下、
より好ましくは0.1〜0.5重量%である。珪素含有
量が0.1〜2重量%の場合には、ポリオレフィンフィ
ルム、ポリエステルフィルムおよびポリアミドフィルム
とフィルム用コーティング剤からなるフィルムとの接着
性が向上する。珪素は、通常シリカ化合物の形態で添加
され、酸化珪素、アルキルシリケートなどの公知のシリ
カ化合物が用いられる。これらの中でも、コロイダルシ
リカ(SiO2)が好適に用いられる。基材フィルムへのシ
リカ化合物の添加方法は、基材フィルムの製膜時に予め
樹脂中に混合する方法が一般的である。基材フィルムの
厚み(延伸する場合には最終的な厚み)としては、5〜
100μmが好ましい。
て得られる積層体は、炭素数が4以下のα−オレフィン
単位を3〜19モル%含有する水溶性PVA系重合体か
らなる層(A)およびポリオレフィン、ポリエステルま
たはポリアミドからなる層(B)を有することを特徴と
する積層体であるが、特に、下記の測定法による、層
(A)の表面1cm当りの凹凸の山の高さの合計が50
μm以下である表面平滑度を有する積層体が好ましい。 [表面平滑度の測定法]基材フィルム上に本発明のPV
A系重合体をコーティングし、乾燥して積層体を得る。
次に「万能表面形状測定器」[SE−3C、(株)小坂
研究所 製]を用い、PVA系重合体コーティング面の
表面平滑性を測定する。得られたチャートから、1cm
当りの凹凸の山の高さの合計を測定し、「表面平滑度」
とする。
フィルムに塗布して積層体を得るには、フィルム用コー
ティング剤を単独で用いても良いが、耐水性を付与する
目的で架橋剤を併用するのが好ましい。架橋剤として
は、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、アルデヒ
ド化合物、シリカ化合物、アルミ化合物、ジルコニウム
化合物、硼素化合物などが挙げられる。これらの中で
も、コロイダルシリカ、アルキルシリケートなどのシリ
カ化合物が好ましい。架橋剤の添加量は、PVA系重合
体100重量部に対して通常5〜60重量部であり、好
ましくは10〜40重量部、さらに好ましくは15〜3
0重量部である。架橋剤の添加量が60重量部を越える
場合は、バリヤー性に悪影響を与えることがある。
に塗布して積層体を得る際には、通常フィルム用コーテ
ィング剤の水溶液の形態で塗布される。水溶液の濃度は
特に制限はないが、5〜50重量%が好ましい。濃度が
5重量%未満では乾燥負荷が大きくなり、50重量%を
越える場合は水溶液粘度が高くなり塗工性が低下する。
する際には、界面活性剤、レベリング剤等を添加しても
良い。また、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコールなどの低級脂肪族アルコールを50重量%程度
まで添加しても良い。低級脂肪族アルコールを添加する
ことにより、塗工性が向上する。また、フィルム用コー
ティング剤の水溶液には、防黴剤、防腐剤などを添加す
ることができる。フィルム用コーティング剤の水溶液の
塗工時の温度は、20〜80℃が好ましい。塗工方法
は、グラビアロールコーティング法、リバースグラビア
コーティング法、リバースロールコーティング法、マイ
ヤーバーコーティング法が好適に用いられる。フィルム
用コーティング剤の水溶液の塗工方法としては、基材フ
ィルムの延伸や熱処理をした後に塗工する方法、塗工し
た後に延伸や熱処理する方法が挙げられる。これらの方
法の中でも、作業性を考慮すると、基材フィルムを一段
延伸した後、水溶性PVA系重合体の水溶液を塗布した
後、さらに二段延伸を行い、その二段延伸中または二段
延伸後に熱処理をする方法が好ましい。フィルム用コー
ティング剤の厚み(延伸する場合には最終的な厚み)
は、0.1〜20μmが好ましく、0.1〜9μmが特
に好ましい。
ィルム用コーティング剤水溶液を塗工した後の乾燥条件
も重要であり、ポリオレフィン、ポリエステルまたはポ
リアミドからなるフィルムの表面に、炭素数が4以下の
α−オレフィン単位を3〜19モル%含有する水溶性P
VA系重合体水溶液を塗工した後、蒸発速度2〜200
0g/m2・minで乾燥することが好ましい。特に好
ましい乾燥条件は、蒸発速度50〜500g/m2・m
inである。
ム層と基材フィルム層との間には、接着性を向上させる
目的で、接着性成分層を形成せしめてもよい。接着成分
は、フィルム用コーティング剤の水溶液を塗工する前
に、基材フィルムの表面に塗布したり、フィルム用コー
ティング剤の水溶液中に混合して使用することができ
る。
VA系重合体フィルム層の上に、さらにヒートシール樹
脂層が形成される。ヒートシール樹脂層の形成は、通常
押し出しラミネート法あるいはドライラミネート法によ
りなされる。ヒートシール樹脂としては、HDPE,L
DPE、LLDPEなどのポリエチレン樹脂類、PP樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン・α−オ
レフィンランダム共重合体、アイオノマー樹脂などが使
用できる。
制限はないが、通常、フィルム用コーティング剤を塗工
した後、延伸されたポリオレフィンフィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリアミドフィルムなどのそれぞれの樹
脂に適した温度で、空気中などで熱処理される。熱処理
温度は、ポリオレフィンフィルムの場合には140℃〜
170℃であり、ポリエステルフィルムおよびポリアミ
ドフィルムの場合には140℃〜240℃である。フィ
ルム用コーティング剤からなるフィルム層の熱処理は、
通常、基材フィルムと同時に熱処理される。なお、DS
Cにより求められるPVA系重合体の融点(Tm)(単
位:℃)に応じて、熱処理温度を変更するのが好まし
い。熱処理温度(T)(単位:℃)としては、下記の式
(1)を満足する範囲が好ましく、下記の式(2)を満
足する範囲が特に好ましい。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、以下の実施例および比較例において、「部」
および「%」は特に断りのない限り、重量基準を意味す
る。また、PVAコーティングフィルム(基材とPVA
との積層体)の酸素透過量(OTR)(単位:cc/m
2・day・atm)は、該積層体を温度20℃,相対
湿度85%の状態で5日間調湿した後、測定した。以下
の表に示す酸素透過量とは、フィルム用コーティング剤
の厚みを20μmに換算した値である。
18、19はイソプロピルアルコールの含有量は0%
[つまり水のみ]、実施例4、5、6、7、17はイソ
プロピルアルコールの含有量が20%)含有する水中
に、表1に示すPVAを攪拌しながら徐々に投入し、均
一に分散させた後、約95℃に加熱して完全に溶解させ
た。濾過をした後、冷却して、濃度20%(但し、実施
例16および17の場合には濃度5%)のPVA水溶液
を調製した。グラビアコーターを用いて、表2に示す厚
み15μmの基材フィルムの表面に、上記で得られたP
VA溶液を50℃でコーティングし、120℃で乾燥し
た後、表2に示す温度で120秒間の熱処理を空気中で
行った。PVAコーティング層の厚みは2.0μmであ
った。PVAコーティングフィルム(基材とPVAとの
積層体)の酸素透過量を表2に示す。
ムを、イソシアネート系接着剤を用いて、表1に示す厚
み15μmの基材フィルムに、ドライラミネート法で積
層したこと以外は、実施例1と同様の方法で積層体を得
た。PVAコーティング層の厚みは2.0μmであっ
た。積層体の酸素透過量を表2に示す。
は、実施例1と同様の方法で積層体を得た。PVAコー
ティング層の厚みは3.0μmであった。積層体の酸素
透過量を表4に示す。
製した(但し、実施例31、32、36、37、41、
42、46、47においては、イソプロピルアルコール
を7重量%含有する水の替わりに、イソプロピルアルコ
ールを20重量%含有する水を用いた)。次に、基材フ
ィルムとして厚み15μmのOPETを用い、グラビア
コーターにて上記PVA溶液を50℃でコーティング
し、120℃で乾燥した後、表6に示す温度で120秒
間の熱処理を空気中で行った。PVAコーティング層の
厚みは1.2μmであった。積層体の酸素透過量を表6
に示す。
製した。次に、基材フィルムとして厚み15μmのOP
ETを用い、グラビアコーターにて上記PVA溶液を5
0℃でコーティングし、120℃で乾燥した後、表6に
示す温度で120秒間の熱処理を空気中で行った。PV
Aコーティング層の厚みは1.5μmであった。積層体
の酸素透過量を表6に示す。
重合度550の変性PVAを水中に投入し、均一に分散
させた後、約95℃に加熱して完全に溶解させた。濾過
した後、冷却して、濃度20%の水溶液を得た。グラビ
アコーターを用いて、厚み15μmのOPP基材フィル
ム上に50℃でコーティングし、100℃で乾燥した。
この時の蒸発速度は100g/m2・minであった。
得られた積層フィルムの酸素透過量を測定した。次に、
得られた積層フィルムの表面平滑度を、万能表面形状測
定器[SE−3C;(株)小坂研究所 製]を用いて測
定し、1cm当りの凹凸の山の高さの合計を測定し、表
面平滑度(μm)とした。また、得られた積層フィルム
のPVAコーティング面に、ドライラミネート用接着剤
を1μmの厚みで塗布し、その上に、ラミネート用無延
伸ポリプロピレンフィルム(CPP)をラミネートし
た。得られたラミネートフィルムのCPP面を合わせ、
180℃でヒートシール性の試験を行った。結果を表7
に示す。
を用いた以外は、実施例52と同様に実験を行った。結
果を表7に示す。
%、重合度1000のエチレン−ビニルアルコール系共
重合体(EVOH)を用い、溶媒として水/n−プロピ
ルアルコール=5/5の混合溶媒を用いた以外は、実施
例52と同様に実験を行った。結果を表7に示す。
どの包装用フィルムなどに好適な酸素ガスバリヤー性に
優れたコーティングフィルム(基材とPVAとの積層
体)が得られる。また、本発明により得られたコーティ
ングフィルムは、焼却時に有害な塩化水素ガスが生じな
い。
Claims (5)
- 【請求項1】 炭素数が4以下のα−オレフィン単位を
3〜19モル%含有する水溶性ポリビニルアルコール系
重合体からなることを特徴とするフィルム用コーティン
グ剤。 - 【請求項2】 水溶性ポリビニルアルコール系重合体が
けん化度90〜99.99モル%の水溶性ポリビニルア
ルコール系重合体である請求項1記載のフィルム用コー
ティング剤。 - 【請求項3】 水溶性ポリビニルアルコール系重合体が
酢酸ナトリウムを0.01〜2重量%含有する水溶性ポ
リビニルアルコール系重合体である請求項1記載のフィ
ルム用コーティング剤。 - 【請求項4】 水溶性ポリビニルアルコール系重合体が
シリル基含有単位を5モル%以下含有する水溶性ポリビ
ニルアルコール系重合体である請求項1記載のフィルム
用コーティング剤。 - 【請求項5】 製膜して得られたフィルムを熱処理する
ことにより20℃、85%RHで調湿した後のフィルム
用コーティング剤の厚みを20μmに換算した酸素透過
量が15cc/m2・day・atm以下である酸素ガ
スバリヤー性を有するフィルムを得ることが可能な請求
項1記載のフィルム用コーティング剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15379899A JP4230052B2 (ja) | 1998-06-03 | 1999-06-01 | フィルム用コーティング剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15433098 | 1998-06-03 | ||
JP10-154330 | 1998-06-03 | ||
JP15379899A JP4230052B2 (ja) | 1998-06-03 | 1999-06-01 | フィルム用コーティング剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000119585A true JP2000119585A (ja) | 2000-04-25 |
JP4230052B2 JP4230052B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=26482316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15379899A Expired - Lifetime JP4230052B2 (ja) | 1998-06-03 | 1999-06-01 | フィルム用コーティング剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4230052B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009526088A (ja) * | 2005-10-28 | 2009-07-16 | サン・ケミカル・コーポレーション | 高い耐熱性を有するガスバリヤコーティング |
JP2016159916A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 日本テトラパック株式会社 | 包装容器用シーリングテープ及び包装容器 |
JP2017115076A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社クラレ | バリア用コーティング剤 |
JP6627017B1 (ja) * | 2018-07-18 | 2019-12-25 | 株式会社クラレ | 多層構造体 |
DE112021004264T5 (de) | 2020-08-12 | 2023-05-25 | Kuraray Co., Ltd. | Vinylalkoholpolymer und dessen Verwendung |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP15379899A patent/JP4230052B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6627017B1 (ja) * | 2018-07-18 | 2019-12-25 | 株式会社クラレ | 多層構造体 |
WO2020017527A1 (ja) | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 株式会社クラレ | 多層構造体 |
KR20210032475A (ko) | 2018-07-18 | 2021-03-24 | 주식회사 쿠라레 | 다층 구조체 |
US11958954B2 (en) | 2018-07-18 | 2024-04-16 | Kuraray Co., Ltd. | Multilayer structure |
DE112021004264T5 (de) | 2020-08-12 | 2023-05-25 | Kuraray Co., Ltd. | Vinylalkoholpolymer und dessen Verwendung |
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---|---|
JP4230052B2 (ja) | 2009-02-25 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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