JP2000119211A - シトラ―ルの製法 - Google Patents

シトラ―ルの製法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シトラールの製法 【解決手段】 場合により酸性触媒の存在下に式IIの
3−メチル−2−ブテン−1−アール−ジプレニルアセ
タールを、式IIIのプレノールの脱離下に式IVのシ
ス/トランス−プレニル−(3−メチル−ブタジエニル)
−エーテルに熱分解し、これを式Vの2,4,4−トリ
メチル−3−ホルミル−1,5−ヘキサジエンにクライ
ゼン転位にさせ、かつ引き続き、それを式Iのシトラー
ルにコープ転位させる場合に、生じた式IIIのプレノ
ールも中間的に生じた式IV及びVの中間生成物並びに
シトラールも、既に反応の間に連続的に蒸留して反応混
合物から除去し、かつプレノール及び場合により副生成
物の留去の前又は後に式IV及びVの中間生成物を10
0〜200℃の温度に加熱することによりシトラールに
転位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3−メチル−2−ブ
テン−1−アール−ジプレニルアセタールの熱分解によ
る3,7−ジメチル−オクタ−2,6−ジエン−1−ア
ール(シトラール)の改善製法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の改善から分かるようにこの反応
は、その主な点で既に、特にドイツ特許(DE)第24
11530号明細書及びヨーロッパ特許(EP)第21
0074B1号明細書から公知である。
【0003】これは、次の反応式で示されるような3つ
の工程を介して進行するかなり複雑な反応である。
【0004】1. 式IIのアセタールを式IIIの3
−メチル−2−ブテン−1−オール(プレノール)及び
式IVのシス/トランス−フェニル−(3−メチル−ブ
タジエニル)−エーテル(ジエニルエーテル)に熱分解
【0005】
【化5】
【0006】2. 式IVのジエニルエーテルをクライ
ゼン転位で式Vの2,4,4−トリメチル−3−ホルミ
ル−1,5−ヘキサジエン(ホルミルヘキサジエン)に
熱転位し
【0007】
【化6】
【0008】3. 式Vのジエニルエーテルをコープ転
位で所望の式Iのシトラールに熱転位する
【0009】
【化7】
【0010】シトラールは香料として使用され、かつ更
に、他の香料、例えばゲラニオールのための出発物質並
びにビタミン、例えばビタミンAの出発物質として非常
に重要である。
【0011】式IIの出発化合物も所望のシトラール、
副生成物のプレノール及び式IV及びVのシトラール前
駆体も不所望に更に反応しうる不安定な物質であるの
で、シトラールの製造は初めは、60〜70%の収率で
しか成功しなかった。かなり良好なシトラールの収率が
工業的規模でも、ヨーロッパ特許(EP)第00210
74B1号明細書の方法によって得られた。このヨーロ
ッパ特許には、式IIのアセタールからのシトラールの
製法が記載されており、これは、副生成物として生じた
プレノールを反応の間に連続的に反応混合物から留去す
ることを特徴としている。その場合、シトラール及び式
IV及びVのシトラール前駆体は、蒸留塔を用いて反応
混合物中に戻し導入される。反応混合物からのプレノー
ルの連続的な除去によりシトラール収率は約85〜90
%に上昇した。シトラールの収率を更に上昇させるため
に、ヨーロッパ特許(EP)第0021074号明細書
中では付加的に、プレノールの沸点とシトラール及び式
IV及びVのシトラール前駆体の沸点の中間に沸点を有
する物質(いわゆる、中間沸騰剤;intermediate boile
r)の併用が推奨されている。この方法により、シトラ
ール収率を理論量の約95%に高めることができる。
【0012】前記の非常に良好な方法の欠点は、断続的
な方法実施にのみこの方法が好適であり、かつ長い滞留
時間(約6時間)及び従って大型装置を必要とすること
である。公知の方法のもう1つの欠点は、この系では、
助剤、即ち中間沸騰剤を導入しなければならないことで
あり、このことは、助剤の添加のために、助剤の濃度の
監視のために、かつ助剤の分離除去のための付加的な経
費を意味する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、前記の欠点が回避されるように式IIのアセタール
熱分解によるシトラールの製法を改善することである。
このことは、助剤の使用が必要でなく、短時間の滞留時
間で、従って小さな装置で処理することができるが、シ
トラールの高い選択率が達成されるように方法を改善す
ることを意味する。
【0014】
【課題を解決するための手段】相応して本発明の目的
は、式I:
【0015】
【化8】
【0016】の3,7−ジメチル−2,6−オクタジエ
ン−1−アール(シトラール)を、場合により酸性触媒
の存在下に式II:
【0017】
【化9】
【0018】の3−メチル−2−ブテン−1−アール−
ジプレニルアセタールを式IIIの3−メチル−2−ブ
テン−1−オール(プレノール)の脱離下に式IVのシ
ス/トランス−プレニル−(3−メチル−ブタジエニル)
−エーテルに熱分解し:
【0019】
【化10】
【0020】得られた式IVのブタジエニルエーテルを
式V:
【0021】
【化11】
【0022】の2,4,4−トリメチル−3−ホルミル
−1,5−ヘキサジエンにクライゼン転位させ、かつ引
き続き、それを式Iのシトラールにコープ転位させるこ
とにより製造する方法であり、これは、生じた式III
のプレノールも中間的に生じた式IV及びVの中間生成
物並びにシトラールも、既に反応の間に連続的に蒸留し
て反応混合物から除去し、かつプレノール及び場合によ
り副生成物の留去の前又は後に式IV及びVの中間生成
物を100〜200℃の温度に加熱することによりシト
ラールに転位させることを特徴とする。
【0023】式IIのアセタールの熱分解を分解塔とし
て機能する、5〜100の理論段を有する蒸留塔の下部
又は底部で実施すると、本発明の方法は特に有利に行え
る。
【0024】この場合、式IIのアセタール及び場合に
より酸性触媒を蒸留塔の下部、蒸留塔の底部又は蒸留塔
の蒸発器(2)に導入すると、非常に合理的であること
が判明した。
【0025】本発明の方法を実施するための可能性の1
つは、式IIのアセタールの熱分解を、5〜100の理
論段を有する蒸留塔の下部又は底部で実施し、その際、
式IIのアセタールを蒸留条件の適当な選択により蒸留
塔の下部もしくは底部に保持し、生じた式Iのシトラー
ル、中間的に生じた式IV及びVの中間生成物及び分離
される式IIIのプレノールを一緒に蒸留塔の頂部から
頂部流として取得し、かつプレノール及び場合による副
生成物の留去の前又は後にシトラール及び式IV及びV
の中間生成物からなる混合物を加熱された滞留管(7)
に導通させ、その中で式IV及びVの中間生成物を10
0〜200℃の温度でシトラールに転位させることを特
徴とする。
【0026】式IIのアセタールの熱分解を5〜100
の理論段を有する蒸留塔(1)の下部(9)又は底部
(10)で実施し、その際、式IIのアセタールを蒸留
条件の好適な選択により蒸留塔(1)の下部(9)もし
くは底部(10)に保持し、生じた式Iのシトラール及
び中間的に生じた式IV及びVの中間生成物を一緒に、
蒸留塔の中間部又は下部に設置された側面流出口(5)
の所で液体又は気体の形で流出させ、かつ脱離された式
IIIのプレノールを蒸留塔の頂部(8)の所で頂部流
と一緒に分離除去すると、本発明の方法は特に有利に進
行する。
【0027】側面流出口(5)の所で流出させた、又は
側面流出口を伴わない蒸留塔の頂部流から取得された、
シトラール及び中間的に生じた式IV及びVの中間生成
物からなる混合物を引き続き有利には、加熱された滞留
管(7)に導通させ、その中で式IV及びVの中間生成
物を100〜200℃の温度でシトラールに転位させ
る。出発化合物として必要なアセタールは例えばヨーロ
ッパ特許(EP)第0021074B1号明細書中に記
載されているようにかなり簡単に、3−メチル−2−ブ
テン−1−オール(プレノール)と3−メチル−2−ブ
テン−1−アール(プレナール)との反応により製造す
ることができる。このアセタールの製造条件により、こ
れは未反応のプレナール0.1〜30質量%及び未反応
のプレノール0.1〜60質量%を含有することがあ
る。式IIの使用アセタールの濃度が使用材料中で30
質量%を上回る、有利に70%を上回ると、本発明の方
法では有利である。
【0028】
【発明の実施の形態】次いで本発明の方法の有利な実施
態を添付図面をもとに述べる:プレノール、シトラール
及び式IV及びVのシトラール前駆体への式IIのアセ
タールの分解を、蒸発器(2)及び凝縮器(3)を備え
ている蒸留塔、いわゆる分解塔(1)中で行う。分解塔
用の内部構造物(4)としては、プレート、充填物及び
殊に板状金属からなる構造化パッキン(例えばSulzer 2
50.Y)又は金属織物(例えばSulzer BX又はSulzer CY)
が好適である。分解塔の理論棚の数は5〜100である
べきである。本発明の有利な実施形では、側面流出口
(5)が存在し、ここからシトラール及びシトラール前
駆体を蒸気又は液体の形で分解塔から取り出す。側面流
出口(5)は分解塔(1)の中間又は下部に位置し、そ
の際、側面流出口(5)は好適にはアセタールの添加位
置(6)の2〜20理論段上にある。側面流出口(5)
の上には更に、理論段2〜80が存在する。シトラール
及びシトラール前駆体からなる混合物を加熱させた滞留
管(7)に導通させ、そこで、式IV及びVのシトラー
ル前駆体を熱によりシトラールに転位させる。取得され
たシトラールを次いで、取り出し位置(11)の所で取
り出すことができる。
【0029】頂部流から凝縮器(3)中で回収されたプ
レノール及び場合による3−メチル−2−ブテン−1−
アールを取り出し位置(12)の所で取り出し、かつ再
び式IIのアセタールを製造するためにプロセスに戻し
導入することができる。方法で生じた比較的少ない量の
底部留出物は取り出し位置(13)の所で除去すること
ができる。
【0030】アセタールを分解塔(1)の下部に、しか
し有利には分解塔(1)の底部(10)に、又は蒸発器
(2)に供給する。場合により、分解塔の底部(10)
を容器により大きくして、より大きな反応容量を用意す
ることができる。式IIのアセタールの供給は有利に、
アセタールの供給に対する滞留時間が1分〜6時間、有
利に5分〜2時間であるように決める。この比較的短い
滞留時間及びそれにより生じる経費的に有利な小型装置
が、本発明の方法の明らかな利点である。
【0031】この方法は原則的に、断続的、半連続的又
は連続的に実施することができる。半連続的方法実施の
ために、反応の開始時に一定量のアセタールを予め装入
し、次いで場合により更なるアセタールを配量導入す
る。
【0032】しかし方法を連続的に実施するのが特に有
利である。
【0033】所望の場合には、装置の運転時に蒸留塔の
底部に難沸騰性不活性化合物を予め装入して、底部及び
蒸発器の最低充填状態を確保することができる。シトラ
ール及び殊に式IIのアセタールよりも高い沸騰温度を
有する反応条件下に不活性な液体物質の全て、例えば炭
化水素のテトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、
オクタデカン、エイコサン、又はエーテル、例えばジエ
チレングリコールジブチルエーテル、ホワイトオイル、
パラフィンオイル又は前記の化合物の混合物が好適であ
る。
【0034】この反応は触媒を用いなくても、即ち加熱
するだけで実施することができる。しかし酸性触媒の存
在下にこれを行うのが特に有利である。その場合酸性触
媒として殊に非揮発性プロトン酸、例えば硫酸、p−ス
ルホン酸及び殊にリン酸が好適である。
【0035】触媒を分解カラム(1)の下部に、有利に
分解カラムの底部に、又は蒸発器(2)に供給するのが
有利である。
【0036】反応混合物中の触媒濃度は反応混合物の全
量に対して0.0001質量%〜1質量%、有利に0.
0005〜0.5質量%である。触媒は純粋な形で、又
は好適な溶剤中に溶かして添加することができる。触媒
のための溶剤として、水、アルコール及び炭化水素、し
かし有利に、反応混合物中に存在する化合物、例えばプ
レノール、3−メチル−2−ブテナール、シトラール、
式IV及びVのシトラール前駆体及び殊に式IIのアセ
タールが好適である。水を使用する場合には、反応混合
物中でのその濃度は可能な限り低くあるべきであり、そ
れというのも水により、プレノール及び3−メチル−2
−ブテナールへのアセタールの逆反応が生じるためであ
る。通常の溶剤では、溶剤中の触媒濃度が0.01質量
%〜50質量%である場合に、好適である。
【0037】分解塔の底部の圧力は有利には1ミリバー
ル〜100ミリバール、殊に10〜70ミリバールであ
る。分解塔底部の温度は一般に、70〜270℃、有利
に100〜220℃、殊に130〜190℃である。
【0038】分解塔の頂部の所での還流比は有利には
0.5〜70、殊に2〜30である。
【0039】底部流出物の量は極めて少量であり、かつ
供給されたアセタールの10質量%未満、しばしば5質
量%未満であり、それというのも、供給された式IIの
アセタールのほぼ全量が有価生成物に分解し、反応成分
の非常に少量部のみが難沸騰性副生成物に反応するため
である。この高い選択率も、本発明の方法の大きな利点
の1つである。
【0040】分解塔が側壁流出口を有しない場合、分解
塔の頂部で得られた蒸留物は主に有価生成物プレノー
ル、3−メチル−2−ブテナール、シトラール及び式I
V及びVのシトラール前駆体からなる。これらの混合物
は簡単な方法で蒸留により、例えばもう1つの蒸留塔で
の蒸留により、プレノール及び場合により式IIのアセ
タールの製造に由来する未反応の3−メチル−2−ブテ
ナールに、並びにシトラール及び式IV及びVのシトラ
ール前駆体に分離することができる。この混合物中に含
有されるシトラール前駆体を100〜200℃に加熱す
ることによりシトラールに転位させ、次いでシトラール
を蒸留により分離することも可能である。回収された化
合物のプレノール及び場合により3−メチル−2−ブテ
ナールは再び、式IIのアセタールの製造に使用するこ
とができる。
【0041】しかし本発明の方法を実施するために、側
壁流出口を有する分解塔を使用するのが有利である。こ
の場合、付加的な蒸留塔を使用しないですませることが
できる。分解塔の頂部排出口は従って主に、簡単に再び
式IIのアセタールの製造に使用することができるプレ
ノール及び場合により3−メチル−2−ブテナールから
なる。側壁排出口から取得された生成物流は、70質量
%以上、かつしばしば85質量%以上シトラール及び式
IV及びVのシトラール前駆体からなる。この生成物流
に含有されるシトラール前駆体を公知の方法で、100
〜200℃の温度に加熱することにより転位させる。
【0042】本発明の方法を用いると、香料として、か
つ香料及びビタミンの中間生成物として必要なシトラー
ルを工業的規模でも簡単かつ経費的に有利な方法で連続
的に、かつ優れた収率で製造することができる。
【0043】
【実施例】次の例で本発明の方法を詳述する。
【0044】例1から3 装置は、電気式還流ディバイダ(electric reflux divid
er;1:1の還流比を達成するため)を備えている上置
の蒸留塔を有する電気加熱される1リットルフラスコで
あった。この蒸留塔を高さ1mのSulzer EX パッキンで
充填した。実験の開始時に、フラスコに式IIの90%
濃度アセタール500gを充填した。例1及び3では3
1ppmまでのリン酸を触媒として添加した。例2では
触媒を添加することなく処理した。蒸留塔の頂部圧力は
5〜60ミリバールであった。フラスコ内部を加熱した
後に連続的に、3−メチル−2−ブテン−ジプレニルア
セタール100g/h及び200g/hをポンプ導入し
た。生じた分解生成物(主にプレノール、及びシトラー
ル前駆体の式IVのシス/トランス−プレニル−(3−
メチル−ブタジエニル)−エーテル及び式Vの2,4,
4−トリメチル−3−ホルミル−1,5−ヘキサジエ
ン)を連続して留去し、かつ捕集した。アセタールを還
流及び反応フラスコ中への熱エネルギーの調節により保
持した。実験の終了後に、蒸留物及びフラスコの内容物
を量り、かつガスクロマトグラフィーにより分析した。
例1〜3のパラメーター及び結果を第1表にまとめた。
【0045】
【表1】
【0046】例4〜8 例4〜8のパラメータ及び結果を第2表にまとめた。装
置は30の理論段を有する分解塔からなった。カラムの
底部を流下薄膜型蒸発器を用いて加熱した。底部から1
0棚上に、シトラール及びシトラール前駆体のための側
壁流出口が存在した。分解塔の頂部で凝縮された蒸留物
を捕集し、かつその一部をポンプを用いて蒸留塔の頂部
に逆流として再びポンプ導入した。1時間当たり、式I
Iのアセタール100gを蒸留塔の底部に供給した。触
媒としてH3PO4を約1重量%溶液として式IIのアセ
タール中に蒸留塔の底部で供給した。触媒溶液の量を、
表中に記載の濃度のH3PO4が蒸留塔の底部に含まれる
ように決めた。プレノールへの選択率は89.3%を上
回った。
【0047】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の有利な1
実施形を示す図。
【符号の説明】 1 蒸留塔、 2 蒸発器、 5 側面流出口、 6
アセタール供給口、7 滞留管、 8 蒸留塔頂部、
9 蒸留塔下部、 10 蒸留塔底部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 45/51 C07C 45/51 49/203 49/203 E // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ゲルト カイベル ドイツ連邦共和国 ランペルトハイム ロ ーベルト−ボッシュ−シュトラーセ 4 (72)発明者 ヴェルナー アクヴィラ ドイツ連邦共和国 マンハイム マイセナ ー ヴェーク 35 (72)発明者 ギュンター ヴェークナー ドイツ連邦共和国 レーマーベルク シラ ーシュトラーセ 32 (72)発明者 ハルトヴィッヒ フックス ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン アン デア フロシュラッヘ 23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 の3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−アー
    ル(シトラール)の製法において、場合により酸性触媒
    の存在下に式II: 【化2】 の3−メチル−2−ブテン−1−アール−ジプレニルア
    セタールを、式IIIの3−メチル−2−ブテン−1−
    オール(プレノール)の脱離下に式IVのシス/トラン
    ス−プレニル−(3−メチル−ブタジエニル)−エーテル
    に熱分解し: 【化3】 得られた式IVのブタジエニルエーテルを式V: 【化4】 の2,4,4−トリメチル−3−ホルミル−1,5−ヘ
    キサジエンにクライゼン転位させ、かつ引き続き、それ
    を式Iのシトラールにコープ転位させる場合に、生じた
    式IIIのプレノールも中間的に生じた式IV及びVの
    中間生成物並びにシトラールも、既に反応の間に連続的
    に蒸留により反応混合物から除去し、かつプレノール及
    び場合により副生成物の留去の前又は後に式IV及びV
    の中間生成物を100〜200℃の温度に加熱すること
    によりシトラールに転位させることを特徴とする、シト
    ラールの製法。
  2. 【請求項2】 式IIのアセタールの熱分解を5〜10
    0の理論段を有する蒸留塔の下部又は底部で実施する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 式IIのアセタール及び場合により酸性
    触媒を蒸留塔の下部に、蒸留塔の底部に、又は蒸留塔の
    蒸発器(2)に導入する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 式IIのアセタールの熱分解を5〜10
    0の理論段を有する蒸留塔の下部又は底部で実施し、そ
    の際、式IIのアセタールを、蒸留条件の適当な選択に
    より蒸留塔の下部もしくは底部に保持し、生じた式Iの
    シトラール、中間的に生じた式IV及びVの中間生成物
    及び脱離された式IIIのプレノールを一緒に、蒸留塔
    の頂部で頂部流として取得し、かつプレノール及び場合
    による副生成物の留去の前又は後にシトラール及び式I
    V及びVの中間生成物からなる混合物を加熱させた滞留
    管(7)に導通させ、その中で、式IV及びVの中間生
    成物を100〜200℃の温度でシトラールに転位させ
    る、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 式IIのアセタールの熱分解を5〜10
    0の理論段を有する蒸留塔(1)の下部(9)又は底部
    (10)で実施し、その際、式IIのアセタールを蒸留
    条件の適当な選択により蒸留塔(1)の下部(9)もし
    くは底部(10)中に保持し、生じた式Iのシトラール
    及び中間的に生じた式IV及びVの中間生成物を一緒
    に、蒸留塔の中間部に設置された側面流出口(5)の所
    で液体又は気体の形で流出させ、かつ脱離された式II
    Iのプレノールを蒸留塔の頂部(8)の所で頂部流と一
    緒に分離除去する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 シトラール及び中間的に生じた式IV及
    びVの中間生成物からなる、側面流出口(5)のところ
    で流出させた混合物を加熱させた滞留管(7)に導通さ
    せ、その中で式IV及びVの中間生成物を100〜20
    0℃の温度でシトラールに転位させる、請求項5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 シトラールの製造を連続的に実施する、
    請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 側面流出口(5)が、式IIのアセター
    ルの供給位置(6)の2〜20理論段上に、かつ蒸留塔
    頂部(8)の2〜80理論段下に位置する、請求項5に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 蒸留塔の底部の圧力が1〜100ミリバ
    ールであり、かつ蒸留塔の底部の温度が70〜270℃
    である、請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 蒸留塔の頂部での還流比が0.5〜7
    0である、請求項2に記載の方法。
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