JP2000118938A - エスカレータ - Google Patents
エスカレータInfo
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- JP2000118938A JP2000118938A JP10284478A JP28447898A JP2000118938A JP 2000118938 A JP2000118938 A JP 2000118938A JP 10284478 A JP10284478 A JP 10284478A JP 28447898 A JP28447898 A JP 28447898A JP 2000118938 A JP2000118938 A JP 2000118938A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エスカレータ踏段の両端側面とスカートガー
ドとの間に乗客の靴等が挟まれるのを防止する。 【解決手段】 スカートガード11の表面に凹凸11a
を設けて、走行時、スカートガード11面に接触した靴
10に対し、断続的な衝撃が加わるように構成した。そ
の結果、踏段3上の乗客は、スカートガード11の凹凸
11aからの断続的な衝撃により、スカートガード11
への接触を感知し、速やかに安全な位置に移動すること
ができる。
ドとの間に乗客の靴等が挟まれるのを防止する。 【解決手段】 スカートガード11の表面に凹凸11a
を設けて、走行時、スカートガード11面に接触した靴
10に対し、断続的な衝撃が加わるように構成した。そ
の結果、踏段3上の乗客は、スカートガード11の凹凸
11aからの断続的な衝撃により、スカートガード11
への接触を感知し、速やかに安全な位置に移動すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は踏段の両側端側にス
カートガードを設けたエスカレータの改善に関する。
カートガードを設けたエスカレータの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエスカレータは、図8ないし図1
0に示すように構成されている。
0に示すように構成されている。
【0003】すなわち、エスカレータ1は、図8に示す
ように、建物内の上下階間に差し渡されたトラス(本体
枠)2内で、踏段3が無端状に連結され走行移動する。
踏段3の駆動輪である前輪4は、ガイドレール5上を走
行移動するが、その前輪4はエンドレスに接続された踏
段チェーン6に連結されて駆動される。踏段チェーン6
は、上階部に設置された駆動輪71と下階部に設置され
た従動輪72との間に掛け回されており、踏段3の左右
両側には欄干8が設けられている。
ように、建物内の上下階間に差し渡されたトラス(本体
枠)2内で、踏段3が無端状に連結され走行移動する。
踏段3の駆動輪である前輪4は、ガイドレール5上を走
行移動するが、その前輪4はエンドレスに接続された踏
段チェーン6に連結されて駆動される。踏段チェーン6
は、上階部に設置された駆動輪71と下階部に設置され
た従動輪72との間に掛け回されており、踏段3の左右
両側には欄干8が設けられている。
【0004】また、欄干8の下部、踏段3の左右の側面
側には、走行時における乗客の安全のため、金属板製の
スカートガード9が設置され、図9及び図10に示すよ
うに、乗客の足(靴)10が踏段3から外側に踏み外す
ことのないように構成されている。平板なスカートガー
ド9面と踏段3との間の隙間は、3mm程度とされ、ま
たスカートガード9の表面には低摩擦剤が塗布されてい
る。
側には、走行時における乗客の安全のため、金属板製の
スカートガード9が設置され、図9及び図10に示すよ
うに、乗客の足(靴)10が踏段3から外側に踏み外す
ことのないように構成されている。平板なスカートガー
ド9面と踏段3との間の隙間は、3mm程度とされ、ま
たスカートガード9の表面には低摩擦剤が塗布されてい
る。
【0005】従って、乗客が踏段3の端側に乗ってしま
い、エスカレータ1が上方向に走行し、仮に乗客の靴1
0がスカートガード9の表面に接触しつつスカートガー
ド9面を擦り上げても、靴10は低摩擦剤によりスカー
トガード9表面を滑り、靴10が踏段3とスカートガー
ド9との隙間に挟まれることがないように構成されてい
る。
い、エスカレータ1が上方向に走行し、仮に乗客の靴1
0がスカートガード9の表面に接触しつつスカートガー
ド9面を擦り上げても、靴10は低摩擦剤によりスカー
トガード9表面を滑り、靴10が踏段3とスカートガー
ド9との隙間に挟まれることがないように構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、一般に
エスカレータのスカートガードの表面には、低摩擦剤が
塗布され、乗客の靴が接触してもスリップし、乗客の安
全が確保されるように構成されている。
エスカレータのスカートガードの表面には、低摩擦剤が
塗布され、乗客の靴が接触してもスリップし、乗客の安
全が確保されるように構成されている。
【0007】しかしながら、スカートガード表面に塗布
された低摩擦剤は、乗客の靴等との間の度重なる接触に
よって消耗し、滑り具合も低下するので、定期的な保守
点検が必要とされた。しかしながら、低摩擦剤の摩耗
は、乗客の靴等との接触頻度等によって大きく左右され
ることから、一律的な定期点検だけで十分とはいかな
く、管理しにくい面があった。
された低摩擦剤は、乗客の靴等との間の度重なる接触に
よって消耗し、滑り具合も低下するので、定期的な保守
点検が必要とされた。しかしながら、低摩擦剤の摩耗
は、乗客の靴等との接触頻度等によって大きく左右され
ることから、一律的な定期点検だけで十分とはいかな
く、管理しにくい面があった。
【0008】また、スカートガード表面に塗布された低
摩擦剤は、摩擦係数が小さいとはいえその値は零ではな
いから、靴とスカートガード面との間に多少の引っ掛か
りが生じるのは避け難く、いかに挟み込みあるいは巻き
込まれを防ぐかが課題とされた。
摩擦剤は、摩擦係数が小さいとはいえその値は零ではな
いから、靴とスカートガード面との間に多少の引っ掛か
りが生じるのは避け難く、いかに挟み込みあるいは巻き
込まれを防ぐかが課題とされた。
【0009】そこで、本発明はスカートガードと靴との
接触状態を乗客が早期に感知し、靴の挟み込み等を未然
に防止し得るエスカレータを提供することを目的とす
る。
接触状態を乗客が早期に感知し、靴の挟み込み等を未然
に防止し得るエスカレータを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決するためになされたもので、請求項1に係る発
明は、踏段の左右両側端側にスカートガードを設けたエ
スカレータにおいて、スカートガードの表面に凹凸を形
成したことを特徴とする。
題を解決するためになされたもので、請求項1に係る発
明は、踏段の左右両側端側にスカートガードを設けたエ
スカレータにおいて、スカートガードの表面に凹凸を形
成したことを特徴とする。
【0011】このように、請求項1に係る発明では、ス
カートガードの表面に凹凸を形成したので、乗客の靴が
スカートガード表面に接触した状態で走行したとき、乗
客はスカートガードの凹凸による断続的な衝撃を感じる
ので、直ちにスカートガードから離れエスカレータを安
全に利用することができる。
カートガードの表面に凹凸を形成したので、乗客の靴が
スカートガード表面に接触した状態で走行したとき、乗
客はスカートガードの凹凸による断続的な衝撃を感じる
ので、直ちにスカートガードから離れエスカレータを安
全に利用することができる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明のエスカレータにおいて、スカートガード表面の凹凸
を、エスカレータの下階側の湾曲部に設けたことを特徴
とする。
明のエスカレータにおいて、スカートガード表面の凹凸
を、エスカレータの下階側の湾曲部に設けたことを特徴
とする。
【0013】スカートガードによる踏段との間での靴等
の引き込みや巻き込みは、踏段がスカートガード面を擦
り上げる方向に動いたとき、すなわち多くは乗客が上り
方向で利用したときに発生する。
の引き込みや巻き込みは、踏段がスカートガード面を擦
り上げる方向に動いたとき、すなわち多くは乗客が上り
方向で利用したときに発生する。
【0014】請求項2に係る発明では、エスカレータの
下階側に位置するスカートガードの湾曲部に凹凸を設け
たので、乗客は上り方向の踏段に乗って間もなくその凹
凸による衝撃を感じることができ、早めに足の位置を変
えることにより、以後安心して乗車を継続することがで
きる。
下階側に位置するスカートガードの湾曲部に凹凸を設け
たので、乗客は上り方向の踏段に乗って間もなくその凹
凸による衝撃を感じることができ、早めに足の位置を変
えることにより、以後安心して乗車を継続することがで
きる。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載のエスカレータにおいて、スカートガード表面の
凹凸は、踏段の進行方向の凹部の幅を、進行方向に垂直
な方向の幅よりも大きく形成したことを特徴とする。
に記載のエスカレータにおいて、スカートガード表面の
凹凸は、踏段の進行方向の凹部の幅を、進行方向に垂直
な方向の幅よりも大きく形成したことを特徴とする。
【0016】このように、請求項3に係る発明は、スカ
ートガード表面の凹凸は、踏段の進行方向の凹部の幅
が、進行方向に垂直な方向の幅よりも大きくなるよう形
成したので、エスカレータの走行に伴い得られる衝撃は
大きく、乗客は的確に危険を回避することができる。
ートガード表面の凹凸は、踏段の進行方向の凹部の幅
が、進行方向に垂直な方向の幅よりも大きくなるよう形
成したので、エスカレータの走行に伴い得られる衝撃は
大きく、乗客は的確に危険を回避することができる。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項1ないし請
求項3のうちのいずれか1項に記載のエスカレータにお
いて、スカートガード表面の凹凸の凸部先端部を、シリ
コーンゴムまたは合成樹脂材で構成したことを特徴とす
る。
求項3のうちのいずれか1項に記載のエスカレータにお
いて、スカートガード表面の凹凸の凸部先端部を、シリ
コーンゴムまたは合成樹脂材で構成したことを特徴とす
る。
【0018】このように、請求項4に係る発明は、スカ
ートガード表面の凹凸の凸部先端部をシリコーンゴムま
たは合成樹脂材で形成したので、一方では凹凸による断
続的な衝撃を感じつつ、他方ではシリコーンゴムまたは
合成樹脂材特有の摩擦係数の小ささと、剛性の小ささと
により、靴等はスリップしまた凸部の変形により、スカ
ートガードへの引き込みや巻き込みを回避することがで
き、より安全な利用が可能である。
ートガード表面の凹凸の凸部先端部をシリコーンゴムま
たは合成樹脂材で形成したので、一方では凹凸による断
続的な衝撃を感じつつ、他方ではシリコーンゴムまたは
合成樹脂材特有の摩擦係数の小ささと、剛性の小ささと
により、靴等はスリップしまた凸部の変形により、スカ
ートガードへの引き込みや巻き込みを回避することがで
き、より安全な利用が可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエスカレータ
の一実施の形態を図1ないし図7を参照して詳細に説明
する。なお、図8ないし図10に示した従来の構成と同
一構成には、同一符号を付して、詳細な説明は省略す
る。
の一実施の形態を図1ないし図7を参照して詳細に説明
する。なお、図8ないし図10に示した従来の構成と同
一構成には、同一符号を付して、詳細な説明は省略す
る。
【0020】図1及び図2は本発明によるエスカレータ
の第1の実施の形態を示す要部斜視図である。
の第1の実施の形態を示す要部斜視図である。
【0021】すなわち、エスカレータ1のスカートガー
ド11は、図示のように、その表面すなわち踏段3に面
した側に、エンボシング(embossing)により
加工し凹凸11aを多数形成した。凹凸11aの先端部
と踏段3との間は、図2に示すように3mm程度の間隔
Lが保持されているが、踏段3の端部に乗った乗客の靴
10がスカートガード11に接触しつつ走行すると、靴
10には凹凸11aの凸部11aaが断続的に衝突し、
乗客はその衝撃により直ちに靴(足)10がスカートガ
ード11に接触し危険な状態にあることを知ることがで
き、安全な内側の位置に変えて立つことができる。
ド11は、図示のように、その表面すなわち踏段3に面
した側に、エンボシング(embossing)により
加工し凹凸11aを多数形成した。凹凸11aの先端部
と踏段3との間は、図2に示すように3mm程度の間隔
Lが保持されているが、踏段3の端部に乗った乗客の靴
10がスカートガード11に接触しつつ走行すると、靴
10には凹凸11aの凸部11aaが断続的に衝突し、
乗客はその衝撃により直ちに靴(足)10がスカートガ
ード11に接触し危険な状態にあることを知ることがで
き、安全な内側の位置に変えて立つことができる。
【0022】なお、図1及び図2に示したように、凹凸
11aの凸部11aaは、横断面が円形となるように形
成したが、必ずしも円形に限らず、例えば図3に示す四
角形のような多角形状としても良い。
11aの凸部11aaは、横断面が円形となるように形
成したが、必ずしも円形に限らず、例えば図3に示す四
角形のような多角形状としても良い。
【0023】また、本発明は、エスカレータの走行移動
に伴って受ける断続的な衝撃から、スカートガード11
の表面への接触を乗客が感知することにあるので、凹凸
11aは必ずしもエンボシングによることなく、例えば
図4に示すようにスカートガード11の裏面側から、リ
ベット1abを打ち込み固定することによって凹凸11
aを形成しても良い。
に伴って受ける断続的な衝撃から、スカートガード11
の表面への接触を乗客が感知することにあるので、凹凸
11aは必ずしもエンボシングによることなく、例えば
図4に示すようにスカートガード11の裏面側から、リ
ベット1abを打ち込み固定することによって凹凸11
aを形成しても良い。
【0024】なお、上記のように形成された凹凸11a
の凸部11aaを摩擦係数及び剛性の小さいシリコーン
ゴムあるいは合成樹脂材で構成することができる。凹凸
11aの凸部11aaをシリコーンゴムや合成樹脂材で
形成した場合、シリコーンゴムや合成樹脂材特有の小さ
な摩擦係数及び剛性から、乗客は凹凸11aによる衝撃
を感じつつも、滑り(スリップ)やたわみが作用し、ス
カートガード11と踏段3との間への引き込みが軽減さ
れ、安全がより確保される。
の凸部11aaを摩擦係数及び剛性の小さいシリコーン
ゴムあるいは合成樹脂材で構成することができる。凹凸
11aの凸部11aaをシリコーンゴムや合成樹脂材で
形成した場合、シリコーンゴムや合成樹脂材特有の小さ
な摩擦係数及び剛性から、乗客は凹凸11aによる衝撃
を感じつつも、滑り(スリップ)やたわみが作用し、ス
カートガード11と踏段3との間への引き込みが軽減さ
れ、安全がより確保される。
【0025】乗客の靴10が踏段3とスカートガード1
1との間に挟まれるのは、走行移動により踏段3面とス
カートガード11表面とが相対的に近付く場合である。
もっとも、エスカレータ1の踏段3の高さや隣接する踏
段3との間の形状は、上り下りの各乗降口付近、すなわ
ち踏段3及びスカートガード11の傾斜が緩やかにカー
ブする湾曲部分で微妙に変化するので、踏段3面とスカ
ートガード11とが相対的に遠のく下りの場合でも、部
分的にあるいは瞬時的に相対的な近付き現象が見られる
が、多くはエスカレータ1の上りの場合に、踏段3とス
カートガード11とが相対的に近付く。
1との間に挟まれるのは、走行移動により踏段3面とス
カートガード11表面とが相対的に近付く場合である。
もっとも、エスカレータ1の踏段3の高さや隣接する踏
段3との間の形状は、上り下りの各乗降口付近、すなわ
ち踏段3及びスカートガード11の傾斜が緩やかにカー
ブする湾曲部分で微妙に変化するので、踏段3面とスカ
ートガード11とが相対的に遠のく下りの場合でも、部
分的にあるいは瞬時的に相対的な近付き現象が見られる
が、多くはエスカレータ1の上りの場合に、踏段3とス
カートガード11とが相対的に近付く。
【0026】勿論、乗客がエスカレータ1に乗って移動
している途中で、その踏段3上での位置を変えることも
あり、それにより靴10がスカートガード11に近付き
接触する場合もあるが、最初から踏段3に乗った位置で
の安全が望まれる。
している途中で、その踏段3上での位置を変えることも
あり、それにより靴10がスカートガード11に近付き
接触する場合もあるが、最初から踏段3に乗った位置で
の安全が望まれる。
【0027】そこで、この発明のエスカレータの第2の
実施の形態では、特にスカートガードの階下側に位置す
る下方の曲線部付近にのみ凹凸を設けることにより、利
用客が早期にスカートガードとの接触に気付くことがで
き、直ちに足の位置を変え、以後安心して利用すること
ができる。
実施の形態では、特にスカートガードの階下側に位置す
る下方の曲線部付近にのみ凹凸を設けることにより、利
用客が早期にスカートガードとの接触に気付くことがで
き、直ちに足の位置を変え、以後安心して利用すること
ができる。
【0028】図4は、本発明によるエスカレータの第2
の実施の形態を示す要部斜視図で、エスカレータ1の下
階側に位置するスカートガード11の湾曲部表面に凹凸
11aを設けた。
の実施の形態を示す要部斜視図で、エスカレータ1の下
階側に位置するスカートガード11の湾曲部表面に凹凸
11aを設けた。
【0029】これにより、乗客は乗車口から踏段3に足
を乗せて間もなく、スカートガード11の凹凸11aよ
る断続的な衝撃を感じることができ、その足(靴)10
の位置を安全な踏段3の中央付近に変え、以後安心して
上階まで移動利用することができる。
を乗せて間もなく、スカートガード11の凹凸11aよ
る断続的な衝撃を感じることができ、その足(靴)10
の位置を安全な踏段3の中央付近に変え、以後安心して
上階まで移動利用することができる。
【0030】なお、本願発明は要するに、エスカレータ
1の走行時において、踏段3の移動に伴い、凹凸11a
によるスカートガードからの断続的な衝撃が接触した乗
客の靴10に加えられれば良いので、走行方向に交差す
るように凹凸が形成されていれば良く、その凹凸は走行
方向に波形に形成されても良く、あるいは図5及び図6
に示すように細長状の突起(凸部)を多数走行方向に沿
って配列しても良い。
1の走行時において、踏段3の移動に伴い、凹凸11a
によるスカートガードからの断続的な衝撃が接触した乗
客の靴10に加えられれば良いので、走行方向に交差す
るように凹凸が形成されていれば良く、その凹凸は走行
方向に波形に形成されても良く、あるいは図5及び図6
に示すように細長状の突起(凸部)を多数走行方向に沿
って配列しても良い。
【0031】また、その凸部11aaの配列は、踏段3
(靴10)の進行方向のピッチ(間隔)を、その進行方
向に直交する方向のピッチをより大きくすることによっ
て、凸部11aaの靴10へ与える打撃が鋭くまた大き
く感じられるので、より効果的に危険を回避することが
できる。
(靴10)の進行方向のピッチ(間隔)を、その進行方
向に直交する方向のピッチをより大きくすることによっ
て、凸部11aaの靴10へ与える打撃が鋭くまた大き
く感じられるので、より効果的に危険を回避することが
できる。
【0032】いずれにしても、本発明によるエスカレー
タによれば、スカートガード表面に凹凸を構成したこと
により、スカートガードに接触した踏段上の乗客は、走
行に伴い断続的な衝撃を受け、引き込まれや巻き込み等
の危険を未然にまた的確に回避することができるもので
あり、実用に際し得られる効果大である。
タによれば、スカートガード表面に凹凸を構成したこと
により、スカートガードに接触した踏段上の乗客は、走
行に伴い断続的な衝撃を受け、引き込まれや巻き込み等
の危険を未然にまた的確に回避することができるもので
あり、実用に際し得られる効果大である。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、スカート
ガードの表面に凹凸を形成したので、乗客の靴等がスカ
ートガードに接触したとき、走行時に断続的な衝撃を感
じることができ、その結果、乗客は直ちにスカートガー
ドから離れて、エスカレータを安全に利用することがで
きる。
ガードの表面に凹凸を形成したので、乗客の靴等がスカ
ートガードに接触したとき、走行時に断続的な衝撃を感
じることができ、その結果、乗客は直ちにスカートガー
ドから離れて、エスカレータを安全に利用することがで
きる。
【0034】請求項2に係る発明は、エスカレータの下
階側に位置するスカートガードの湾曲部の表面に凹凸を
設けたので、乗客は踏段に乗って間もなく凹凸による衝
撃を感じることができることから、乗客は直ちに位置を
変え、安心して利用することができる。
階側に位置するスカートガードの湾曲部の表面に凹凸を
設けたので、乗客は踏段に乗って間もなく凹凸による衝
撃を感じることができることから、乗客は直ちに位置を
変え、安心して利用することができる。
【0035】請求項3に係る発明は、スカートガード表
面の凹凸は、踏段の進行方向の凹部のピッチが、進行方
向に直交する方向の幅よりも大きくなるよう形成したの
で、エスカレータの走行に伴い得られる衝撃は大きく、
乗客は的確に危険を回避することができる。
面の凹凸は、踏段の進行方向の凹部のピッチが、進行方
向に直交する方向の幅よりも大きくなるよう形成したの
で、エスカレータの走行に伴い得られる衝撃は大きく、
乗客は的確に危険を回避することができる。
【0036】請求項4に係る発明は、スカートガード表
面の凹凸の凸部先端部をシリコーンゴムまたは合成樹脂
材で形成したので、乗客は一方では凹凸による断続的な
衝撃を感じつつ、他方ではシリコーンゴムまたは合成樹
脂材特有の摩擦係数及び剛性の小ささにより、スリップ
や凸部の変形作用により、スカートガードと踏段との間
への引き込まれを回避することができ、安全に利用する
ことができる。
面の凹凸の凸部先端部をシリコーンゴムまたは合成樹脂
材で形成したので、乗客は一方では凹凸による断続的な
衝撃を感じつつ、他方ではシリコーンゴムまたは合成樹
脂材特有の摩擦係数及び剛性の小ささにより、スリップ
や凸部の変形作用により、スカートガードと踏段との間
への引き込まれを回避することができ、安全に利用する
ことができる。
【図1】本発明によるエスカレータの第1の実施の形態
を示す要部斜視図である。
を示す要部斜視図である。
【図2】図1に示すエスカレータのA−A線矢視断面図
である。
である。
【図3】図1に示すエスカレータにおいて他のスカート
ガードを採用した場合のA−A線矢視断面図である。
ガードを採用した場合のA−A線矢視断面図である。
【図4】図3に示したスカートガードの要部正面図であ
る。
る。
【図5】本発明によるエスカレータの第2の実施の形態
を示す要部斜視図である。
を示す要部斜視図である。
【図6】本発明によるエスカレータの他のスカートガー
ドを示す要部正面図である。
ドを示す要部正面図である。
【図7】本発明によるエスカレータの更に他のスカート
ガードを示す要部正面図である。
ガードを示す要部正面図である。
【図8】一般的なエスカレータの構成図である。
【図9】従来のエスカレータを示す要部斜視図である。
【図10】図9に示すエスカレータのA−A線矢視断面
図である。
図である。
1 エスカレータ 2 トラス 3 踏段 4 前車輪 5 ガイドレール 6 踏段チェーン 71 駆動輪 72 従動輪 8 欄干 9 スカートガード 10 靴(足) 11 スカートガード 11a 凹凸 11aa 凸部
Claims (4)
- 【請求項1】 踏段の左右両側端側にスカートガードを
設けたエスカレータにおいて、 前記スカートガードの表面に凹凸を形成したことを特徴
とするエスカレータ。 - 【請求項2】 前記スカートガード表面の凹凸を、エス
カレータの下階側の湾曲部に設けたことを特徴とする請
求項1記載のエスカレータ。 - 【請求項3】 前記スカートガード表面の凹凸は、踏段
の進行方向の凹部の幅を、進行方向に垂直な方向の幅よ
りも大きく形成したことを特徴とする請求項1または2
に記載のエスカレータ。 - 【請求項4】 前記スカートガード表面の凹凸の凸部先
端部を、シリコーンゴムまたは合成樹脂材で構成したこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれ
か1項に記載のエスカレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10284478A JP2000118938A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | エスカレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10284478A JP2000118938A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | エスカレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000118938A true JP2000118938A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17679049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10284478A Pending JP2000118938A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | エスカレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000118938A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003246579A (ja) * | 2002-02-27 | 2003-09-02 | Toshiba Elevator Co Ltd | マンコンベアの異物進入防止装置 |
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JP2019001625A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | 株式会社日立ビルシステム | 乗客コンベア装置 |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP10284478A patent/JP2000118938A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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