JP2000118857A - プリンタ、印刷システム及び印刷方法 - Google Patents

プリンタ、印刷システム及び印刷方法

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JP2000118857A
JP2000118857A JP10292392A JP29239298A JP2000118857A JP 2000118857 A JP2000118857 A JP 2000118857A JP 10292392 A JP10292392 A JP 10292392A JP 29239298 A JP29239298 A JP 29239298A JP 2000118857 A JP2000118857 A JP 2000118857A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙ビンの総数以上の部数で丁合印刷を可能
とすること。 【解決手段】 最初の1部を印刷する際に(S41,S4
2)、印刷イメージデータを保存しておく(S43)。1部
の印刷を終了すると(S44:YES)、指定された部数の印
刷を完了したか否かを検査し(S46)、指定された部数
の印刷が終了するまで、排紙先を切り換えながら1部ず
つ印刷を行う(S47〜S50)。従って、指定された部数に
達するまで、利用可能な各排紙ビンは繰返し循環して使
用される。ここで、複数の排紙ビンのうち、他のユーザ
ーにより予約されていない排紙ビンや排紙上限値まで印
刷用紙が排紙されていない排紙ビンが、利用可能な排紙
ビンとして検出され、循環使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の排紙経路を
有するプリンタ、印刷システム及び印刷方法に関し、特
に、複数の排紙経路を利用して丁合印刷を行うことがで
きるプリンタ、印刷システム及び印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタによって、複数ページか
らなるドキュメントを複数部数印刷する方法には、種々
のものがある。プリンタが排紙ビン(又はスタックビ
ン)を一つしか備えていない場合は、各ページを順番に
それぞれ所定枚数ずつ印刷して排紙させることができ
る。いわゆるコピー印刷である。例えば、P1〜P3の
3ページからなるドキュメントを2部印刷する場合を例
に挙げると、P1−P1,P2−P2,P3−P3のよ
うに、各ページが部数分だけ重ねて排紙される。この場
合、部数分だけ印刷したページのデータは破棄できるた
め、搭載メモリ量が少ない場合に有効である。しかし、
ユーザーは、排紙ビンから印刷用紙を取り出して、P1
−P2−P3のように、印刷用紙を並び替えて各部毎に
ページ順を揃える必要がある。
【0003】もう一つの方法は、1部ずつの印刷を部数
分だけ繰り返すものである。即ち、P1−P2−P3の
順に1枚ずつ印刷した後に、再びP1−P2−P3の順
で1枚ずつ印刷させる。1部単位で印刷するため、ユー
ザーは、排紙ビンから取り出した印刷用紙を各部の境界
で分けるだけで、ページ順の揃ったドキュメントを得る
ことができる。しかし、全ページのデータを部数分だけ
繰り返して使用するため、搭載メモリ量が少ない場合
は、ホストコンピュータから部数分だけ印刷データを繰
返し送信させる必要がある。
【0004】近年では、例えば、特許第2752999
号公報のように、多段の排紙ビンを備えたプリンタによ
って、丁合印刷を実現する方法が提案されている。この
場合は、各ページを部数分だけ印刷して、それぞれ異な
る排紙ビンに振り分けて排紙させる。これにより、全ペ
ージの印刷を終了したときには、各排紙ビン内に印刷用
紙がページ順を揃えて排出されている。従って、ユーザ
ーは、各排紙ビンから印刷用紙をそれぞれ取り出すだけ
でよく、手動の丁合作業が不要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来の多
段排紙ビンを有するプリンタでは、各ページを部数分だ
け印刷し、各排紙ビンに振り分けて排紙させることによ
り、丁合印刷を行うことができる。しかし、各1部毎に
排紙ビンをそれぞれ割り当てて印刷するため、丁合印刷
可能な印刷部数は、排紙ビンの総数によって制限され
る。従って、従来のものでは、排紙ビンの総数を越えた
部数が指定された場合に、丁合印刷指定を無効として単
なるコピー印刷に変更するか、又は、部数指定を1部に
変更するようになっている。排紙ビンの数を大きくすれ
ば、丁合印刷が無効となる可能性を少なくできるが、プ
リンタの全体寸法が大型化し、製造コストも増大する。
また、丁合印刷よりも前に印刷された印刷用紙が排紙ビ
ン内に残っている場合も考えられるが、この場合には、
先の印刷物と丁合印刷の印刷物とが重なってしまい、使
い勝手が低下する。
【0006】特に、近年では、複数のホストコンピュー
タによってプリンタを共有するネットワーク印刷システ
ムが普及しているため、丁合印刷時の印刷部数が増加す
る傾向にある。従って、排紙ビン数によって丁合印刷可
能な部数の制限を受けると、使い勝手が低下する。ま
た、複数のユーザーがプリンタを共同使用するため、あ
るユーザーが印刷させた印刷物と他のユーザーによる丁
合印刷の印刷物とが排紙ビン内で混ざる可能性も増大す
る。さらに、複数の排紙ビンは種々の利用法が可能であ
るが、丁合印刷時に全ての排紙ビンを使用したのでは、
排紙ビンの利用上の自由度が低減し、使い勝手が低下す
る。また、排紙ビンを多段に重ねた場合は、最上部の排
紙ビンを除いて、各排紙ビンは高さ方向の制限を受け、
排紙上限値が定まる。従って、丁合印刷時に、他のユー
ザーによる印刷物が排紙上限値付近まで滞留している排
紙ビンを用いると、丁合印刷の途中で当該排紙ビンが排
紙上限値に達し、印刷エラーを生じる可能性もある。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑みて
なされたもので、その目的は、排紙経路の総数を越えた
印刷部数が指定された場合でも、丁合印刷を実現できる
ようにしたプリンタ、印刷システム及び印刷方法を提供
することにある。本発明の他の目的は、複数の排紙経路
を利用した種々の印刷モードと丁合印刷モードとを共存
可能にしたプリンタ、印刷システム及び印刷方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係るプリンタでは、利用可能な排紙経路を管理
し、印刷部数に応じて排紙経路を繰り返し使用すること
により、排紙経路の数を越えた部数での丁合印刷を実現
している。
【0009】請求項1に係る発明は、複数の排紙経路を
有し、ホストコンピュータから入力された印刷データに
基づいて印刷を行うプリンタにおいて、前記複数の排紙
経路のうち利用可能な排紙経路を検出して管理する排紙
経路管理手段と、前記利用可能な各排紙経路の総数を越
えた印刷部数で丁合印刷が指定されたか否かを判定する
モード判定手段と、前記モード判定手段によって前記丁
合印刷が指定されたと判定されたときは、1部の印刷に
必要なデータを保存する保存手段と、前記モード判定手
段によって前記丁合印刷が指定されたと判定されたとき
は、前記保存手段に保存されたデータを読み出して印刷
させ、前記利用可能な各排紙経路を前記印刷部数に応じ
た数だけ繰返し選択することにより、該各排紙経路に印
刷記録媒体を排紙させる制御手段を設けたことを特徴と
している。
【0010】「利用可能な排紙経路」としては、例え
ば、請求項2に係る発明のように、予約された排紙経路
以外の排紙経路、印刷記録媒体が所定量以上蓄積された
排紙経路以外の排紙経路を挙げることができる。ここ
で、「予約された排紙経路」とは、例えば、特定のユー
ザー、特定の印刷ジョブ、特定サイズの用紙等に予め使
用が割り当てられている排紙経路を意味する。より具体
的には、ユーザーAが排紙経路1を、ユーザーBが排紙
経路2をそれぞれ予約している場合、緊急印刷物又は機
密印刷物用に特定の排紙経路が予約されている場合、取
出しの便宜等を考慮して特定の用紙の排出先を予め定め
ている場合には、これらの排紙経路を丁合印刷に用いな
いことができる。
【0011】利用可能な排紙経路の総数を越えた印刷部
数で丁合印刷が指定されると、1部の印刷に必要なデー
タは保存手段に保存される。ここで、印刷イメージデー
タの形で保存してもよいし、又は、使用されるフォント
のイメージデータ格納先等を記述した中間言語の形式で
保存してもよい。制御手段は、保存されたデータを読み
出して印刷させ、利用可能として検出された排紙経路を
繰返し選択して、印刷済みの印刷記録媒体を排紙させ
る。これにより、排紙経路の総数を超えた部数で丁合印
刷を行うことができる。
【0012】請求項3に係る発明のように、前記制御手
段は、前記印刷部数に応じた数だけ前記利用可能な各排
紙経路を繰返し切り換えながら、前記利用可能な各排紙
経路毎に全ページの印刷記録媒体をそれぞれ排紙させる
こともできる。
【0013】即ち、最初の排紙経路に全ページの印刷記
録媒体を排紙させた後に、排紙先を次の排紙経路に切換
えて、全ページの印刷記録媒体を排紙させる。以下同様
に、印刷部数に応じた数だけ排紙経路を切り換えなが
ら、各排紙経路毎に1部ずつ排紙させる。利用可能な各
排紙経路を一巡した場合には、再び最初の排紙経路に戻
って、1部の印刷記録媒体を排紙させる。各排紙経路に
1部単位で排紙させるため、2巡目の排紙が開始される
前に、ユーザーが印刷済みの印刷記録媒体を取り出すこ
とも可能である。また、最初の1部目では印刷イメージ
の生成時間を要するが、2部目以降の印刷時には、プリ
ントエンジンの最大速度で印刷することが可能である。
【0014】請求項4に係る発明のように、前記制御手
段は、前記印刷部数に応じた数だけ、各ページ毎に前記
利用可能な各排紙経路にそれぞれ排紙させてもよい。
【0015】即ち、利用可能な排紙経路の総数だけ各ペ
ージを印刷し、各排紙経路にそれぞれ排紙させる。従っ
て、利用可能な各排紙経路には、1ページずつ印刷記録
媒体が排紙されていき、全ページの印刷が終了すると、
利用可能な排紙経路の数と同一値の部数だけ印刷物が完
成する。以下、指定された印刷部数に達するまで、利用
可能な各排紙経路が繰り返して使用される。利用可能な
排紙経路に1ページずつ排紙させるため、1ページ分の
印刷を完了するまでの時間が長くなる。従って、先のペ
ージを印刷している時間内に次のページのイメージ処理
等を行うことができ、印刷のスループットを向上させる
ことができる。
【0016】請求項5に係る発明のように、前記排紙経
路管理手段は、前記利用可能な各排紙経路のうち印刷記
録媒体が蓄積されていない空の排紙経路を検出し、前記
制御手段は、前記空の排紙経路を優先して選択すること
もできる。
【0017】例えば、次の巡回排紙を行う際に、利用可
能な排紙経路の中から空いている排紙経路を優先して選
択することにより、先に排紙された印刷記録媒体とこれ
から印刷する印刷記録媒体とが重なるのを防止すること
ができる。請求項6に係る発明のように、例えば、排紙
経路の印刷記録媒体蓄積状態を検出する検出手段からの
信号に基づいて、空の排紙経路を検出することができ
る。
【0018】「印刷記録媒体蓄積状態」とは、代表的に
は、排紙経路に印刷記録媒体が残留しているか否かを意
味する。マイクロスイッチや光電スイッチ等によって印
刷記録媒体の残留を検出することができる。これに限ら
ず、印刷記録媒体の残留枚数を検出してもよい。各排紙
経路毎に排紙枚数をカウントするカウンタを用意し、前
記検出手段が印刷記録媒体の取出しを検出したときに、
カウンタをリセットすることにより、各排紙経路毎の残
留枚数を検出することもできる。
【0019】請求項7に係る発明のように、前記排紙経
路管理手段は、印刷記録媒体を排紙経路から取り出した
ことを指示するための媒体取出し確認スイッチからの信
号に基づいて、前記空の排紙経路を検出することもでき
る。
【0020】例えば、プリンタの操作パネル等に媒体取
出し確認スイッチを設けておき、ユーザーが各排紙経路
から印刷記録媒体を取り出した場合には、前記スイッチ
を操作させる。これにより、各排紙経路が空であること
を確認して、次の巡回排紙を行うことができる。各排紙
経路毎にそれぞれ個別に前記スイッチを設けてもよい
し、全部の排紙経路に対して一つのスイッチを設けても
よい。また、上段の排紙経路群、下段の排紙経路群のよ
うに、グループ単位でスイッチを設けることもできる。
【0021】請求項8に係る発明のように、前記制御手
段は、同一の排紙経路内で複数部数の印刷記録媒体を排
紙させる場合には、先に排紙された1部の印刷記録媒体
と次の排紙に係る1部の印刷記録媒体とを区別するため
に、識別情報を与えることもできる。
【0022】本発明では、利用可能な各排紙経路を循環
利用するため、ユーザーの取出しタイミングが遅れた場
合には、先に排紙された印刷物と次に排紙される印刷物
とが重なり合うことがある。従って、各1部の印刷物を
区別するために、識別情報を与え、ユーザーによる1部
毎の仕分け作業を支援する。ここで、「識別情報」の与
え方としては、例えば、1部単位で排紙方向や排紙位置
を違える方法や、各1部の間にサイズや色の異なる印刷
記録媒体を挿入する方法等を挙げることができる。即
ち、排紙の向き、用紙サイズ、用紙の色等によって「識
別情報」を具現化することができる。
【0023】請求項9に係る発明のように、前記制御手
段は、前記丁合印刷に係る1部のデータを前記保存手段
に保存できない場合には、1部だけ印刷して終了するモ
ードと、印刷部数に応じた数だけ前記ホストコンピュー
タから印刷データを再送信させて印刷を行うモードと、
前記保存手段に保存できたデータの範囲内で前記丁合印
刷を行うモードとの少なくともいずれか一つのモードを
選択可能とすることもできる。
【0024】丁合印刷に係る1部を印刷するために必要
なデータを保存手段に保存できない場合は、少なくとも
3つのモードのいずれかを採用することができる。第1
のモードは、1部だけ印刷して処理を終了させるもので
ある。第2のモードは、ホストコンピュータから繰返し
印刷データを送信させることにより、丁合印刷を実行す
るものである。第3のモードは、保存手段に保存された
範囲内で丁合印刷を実行させるものであり、例えば、全
10ページの文書を8ページ目まで保存できた場合は、
全8ページの文書とみなして丁合印刷を行う。ユーザー
は、残りの2ページも引き続いて同様の順番で印刷さ
せ、手動の丁合作業によって文書を完成させる。
【0025】請求項10に係る発明のように、前記制御
手段は、前記丁合印刷に係る1部のデータを前記保存手
段に保存できない場合には、前記保存手段に保存された
データの範囲を前記ホストコンピュータに通知すること
もできる。
【0026】制御手段からの通知によって、ユーザー
は、何ページ目までデータを保存できたか知ることがで
きる。これに基づいて、ユーザーは、時間をおいてから
再度丁合印刷を指示したり、又は、上記3モードのうち
いずれを選択するかを決定することができる。
【0027】請求項11に係る発明のように、前記モー
ド判定手段は、前記印刷部数が前記複数の排紙経路の総
数又は前記利用可能な各排紙経路の総数のいずれかを上
回っている場合には、前記丁合印刷が指定されたものと
判定することもできる。
【0028】これにより、排紙経路の総数、利用可能な
排紙経路の総数をユーザーに意識させずに丁合印刷を行
うことができる。なお、モード判定手段が丁合印刷であ
ると判定した場合には、ホストコンピュータに丁合印刷
を行う旨と使用する排紙経路の番号とを通知することも
できる。
【0029】請求項12に係る発明では、ホストコンピ
ュータと、複数の排紙経路を有し、前記ホストコンピュ
ータから入力された印刷データに基づいて印刷を行うプ
リンタとを備えた印刷システムにおいて、前記ホストコ
ンピュータは、前記複数の排紙経路の総数を超えた印刷
部数で丁合印刷を指示するためのモード指定手段と、前
記丁合印刷に係る印刷データを生成する印刷データ生成
手段と、前記丁合印刷指示及び前記印刷データを前記プ
リンタに送信する送信手段とを備え、前記プリンタは、
前記ホストコンピュータからの前記丁合印刷指示及び前
記印刷データを受信する受信手段と、前記複数の排紙経
路のうち利用可能な排紙経路を検出して管理する排紙経
路管理手段と、前記丁合印刷指示によって前記丁合印刷
が指定された否かを判定するモード判定手段と、前記丁
合印刷が指定されたと場合は、1部の印刷に必要なデー
タを保存する保存手段と、前記丁合印刷が指定された場
合は、前記保存手段に保存されたデータを読み出して印
刷させ、前記利用可能な各排紙経路を前記印刷部数に応
じた数だけ繰返し選択することにより、該各排紙経路に
印刷記録媒体を排紙させる制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0030】ホストコンピュータは、丁合印刷の指示及
び印刷データを送信する。モード指定手段によって丁合
印刷を指示する方法には、少なくとも2通りある。一つ
は、印刷指示画面中で丁合印刷を指示するためのボタン
等をユーザーに操作させる方法である。他の一つは、印
刷部数と排紙経路の総数とを比較して、丁合印刷とする
か否かを判定する方法である。
【0031】請求項13に係る発明のように、前記排紙
経路管理手段は、前記複数の排紙経路のうち、予約され
た排紙経路以外の排紙経路及び印刷記録媒体が所定量以
上蓄積された排紙経路以外の排紙経路の少なくともいず
れか一方の排紙経路を、前記利用可能な排紙経路として
検出することができる。
【0032】これにより、前記請求項2に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0033】請求項14に係る発明のように、前記制御
手段は、前記印刷部数に応じた数だけ前記利用可能な各
排紙経路を繰返し切り換えながら、前記利用可能な各排
紙経路毎に全ページの印刷記録媒体をそれぞれ排紙させ
ることもできる。
【0034】これにより、前記請求項3に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0035】請求項15に係る発明のように、前記制御
手段は、前記印刷部数に応じた数だけ、各ページ毎に前
記利用可能な各排紙経路にそれぞれ排紙させてもよい。
【0036】これにより、前記請求項4に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0037】請求項16に係る発明では、複数の排紙経
路を有するプリンタによって丁合印刷を行わせるための
印刷方法において、前記複数の排紙経路のうち利用可能
な排紙経路を検出するステップと、前記利用可能な各排
紙経路の総数を越えた印刷部数で丁合印刷が指定された
か否かを判定するステップと、前記丁合印刷が指定され
た場合には、前記利用可能な各排紙経路の中から最初に
選択された排紙経路に全ページの印刷記録媒体を排紙さ
せつつ、前記全ページの印刷に必要なデータを保存させ
るステップと、前記最初に選択された排紙経路に全ペー
ジの印刷記録媒体が排紙された場合には、指定された印
刷部数分の印刷が終了するまで前記利用可能な各排紙経
路の中から次の排紙経路を選択して排紙先を切り換える
ステップと、前記保存されたデータを読み出しながら印
刷し、選択された排紙経路に全ページの印刷記録媒体を
排紙させるステップと、を含んだことを特徴とする。
【0038】これにより、前記請求項3に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0039】請求項17に係る発明では、複数の排紙経
路を有するプリンタによって丁合印刷を行わせるための
印刷方法において、前記複数の排紙経路のうち利用可能
な排紙経路を検出するステップと、前記利用可能な各排
紙経路の総数を超えた印刷部数で丁合印刷が指定された
か否かを判定するステップと、前記丁合印刷が指定され
た場合には、1ページずつ前記利用可能な各排紙経路の
数だけ印刷して該各排紙経路のそれぞれに排紙させるス
テップと、前記排紙された各ページの印刷に必要なデー
タを保存させるステップと、前記利用可能な各排紙経路
の全てに全ページの印刷記録媒体が排紙された場合に
は、指定された印刷部数分の印刷が終了するまで、前記
複数の排紙経路の中から利用可能な排紙経路を改めて選
択するステップと、前記保存されたデータを読み出しな
がら1ページずつ印刷して前記新たに選択された各排紙
経路にそれぞれ排紙させるステップと、を含んだことを
特徴としている。
【0040】これにより、前記請求項4に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0041】請求項18に係る発明では、複数の排紙経
路を有するプリンタを制御するためのコンピュータプロ
グラムを記録した記録媒体において、前記複数の排紙経
路のうち利用可能な排紙経路を検出して管理する機能
と、前記利用可能な各排紙経路の総数を越えた印刷部数
で丁合印刷が指定されたか否かを判定する機能と、前記
丁合印刷が指定されたと判定されたときは、1部の印刷
に必要なデータを保存させる機能と、前記丁合印刷が指
定されたと判定されたときは、前記保存されたデータを
読み出して印刷させ、前記利用可能な各排紙経路を前記
印刷部数に応じた数だけ繰返し選択することにより、該
各排紙経路に印刷記録媒体を排紙させる機能とを、コン
ピュータに実現させるためのプログラムを前記コンピュ
ータが読取り及び理解可能な形態で記録している。
【0042】ここで、「記録媒体」としては、例えば、
フロッピーディスク、ハードディスク、メモリ、磁気テ
ープ等の種々の媒体を採用することができる。また、こ
れに限らず、例えば、所定のプログラムを通信回線を介
してプリンタのCPUにリモートダウンロードさせるこ
とも可能である。上記所定のプログラムをプリンタのコ
ンピュータに読み込ませることにより、前記請求項1に
係る発明と同様の作用を得ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】1.第1の実施の形態 以下、図1〜図14に基づき本発明の実施の形態を詳細
に説明する。まず図1〜図7は、本発明の第1の実施の
形態を示す。
【0044】例えば、パーソナルコンピュータ、ワーク
ステーション、ワープロ装置、ディジタルカメラ等とし
て実現可能なホストコンピュータ1は、アプリケーショ
ンプログラムで作成されたドキュメントデータを後述の
プリンタ11が解釈可能な形式の印刷データに変換する
「印刷データ生成手段」としての印刷データ生成部2
と、後述の印刷モードを指定するための「モード指定手
段」としての印刷モード指定部3と、印刷データ等をLA
N(Local Area Network)等の通信回線5を介してプリ
ンタ11に送信するためのインターフェース(以下「I
/F」と略記)4とを備えている。
【0045】好ましくは、ネットワーク対応型ページプ
リンタとして構成されるプリンタ11は、プリンタコン
トローラ12と、プリンタコントローラ12によって作
動を制御されるプリントエンジン13等を備えている。
プリントエンジン13は、後述のように、例えば、10
個程度の排紙ビンを備えている。
【0046】プリンタコントローラ12は、解釈部1
7,保存部19,印刷モード判定部20,排紙ビン管理
部21,制御部24等を備えて構成されている。ホスト
コンピュータ1から送信された印刷データは、I/F1
5を介して受信バッファ16に蓄積される。解釈部17
は、受信バッファ16に蓄積された印刷データを解釈し
て印刷イメージデータを生成し、この印刷イメージデー
タを出力バッファ18に格納させる。プリントエンジン
13は、出力バッファ18から供給された印刷イメージ
データに基づいて印刷を行う。ここで、印刷モードが後
述のマルチソータモードである場合等には、生成された
印刷イメージデータは「保存手段」としての保存部19
に保存される。保存部19は、例えば、ハードディスク
装置やメモリ等の書き換え可能な記憶装置から構成され
る。
【0047】「モード判定手段」としての印刷モード判
定部20は、ホストコンピュータ1から入力された印刷
モード指定値に基づいて、複数用意された印刷モードの
中からいずれの印刷モードが指定されたかを判定する。
図4に示すように、例えば、ホストコンピュータ1から
送信されるデータは、印刷モードを格納したモード指定
領域31Aと、印刷部数を格納した部数指定領域31B
と、印刷データを格納した印刷データ領域31Cとを含
んで構成することができる。印刷データは解釈部17に
入力され、印刷モード及び印刷部数の指定値は印刷モー
ド判定部20に入力される。印刷モード判定部20は、
印刷モードの指定値に基づいて、指定された印刷モード
を判別する。「制御手段」としての制御部24は、後述
の通り、印刷モードに応じてプリントエンジン13等の
作動を制御する。なお、利用可能な排紙ビン14の総数
又は排紙ビン14の総数よりも指定された印刷部数の方
が大きい場合には、モード指定領域31A中にマルチソ
ータモードの指定がされていなくても、マルチソータモ
ードとして判定することもできる。
【0048】ここで、印刷モードとしては、通常モー
ド、ソータモード、マルチソータモード、メールボック
スモード、スタッカーモードを挙げることができる。通
常モードとは、通常の印刷であり、1部又は複数部の印
刷を行うものである。ソータモードとは、1ページずつ
各排紙ビン14にそれぞれ排紙させて丁合印刷を行うた
めのモードである。ソータモードでは、排紙ビン14の
総数に一致する部数まで丁合印刷を行うことができる。
本発明に特徴的なマルチソータモードとは、印刷部数に
応じて排紙ビン14を繰返し使用することにより、排紙
ビン14の総数以上の部数で丁合印刷を可能とするもの
である。ここで、マルチソータモードは、従来のソータ
モードとは異なり、排紙ビン14を複数回繰り返して使
用するものであるから、「第2のソータモード」又は
「拡張ソータモード」と表現することもできる。マルチ
ソータモードを「第2のソータモード」と表現すると
き、図4中に示す従来のソータモードは「第1のソータ
モード」と表現してもよい。メールボックスモードと
は、各排紙ビン14のうち所定の排紙ビン14を予約し
て使用するものである。ホストコンピュータ毎に所定の
排紙ビン14を予約することにより、他のユーザーの文
書が混在等するのを防止できる。メールボックスモード
は、例えば、「予約モード」と表現することができる。
スタッカーモードとは、全ての排紙ビン14を一つの排
紙先として指定するものであり、大容量の排紙を可能と
する。
【0049】図1に戻る。「排紙経路管理手段」として
の排紙ビン管理部21は、排紙ビンセンサ22からの検
出信号及び排紙ビン14の予約状態に基づいて、各排紙
ビン14の利用状態を管理するものである。「検出手
段」としての排紙ビンセンサ22は、例えば、マイクロ
スイッチや光電スイッチ等から構成可能であり、各排紙
ビン14毎にそれぞれ設けられている。排紙ビンセンサ
22は、各排紙ビン14に印刷用紙が残存しているか否
か、所定数以上の印刷用紙が残留しているか否かを検出
することができる。「媒体取出し確認スイッチ」として
の次サイクルスイッチ23は、2巡目以降の排紙を実行
させるためのスイッチであり、例えば、プリンタ11の
操作パネル等に設けられる。なお、次サイクルスイッチ
23は、後述する他の実施の形態で好適に用いられる。
また、「媒体取出し確認スイッチ」に代えて、例えば、
次サイクルスイッチ23を「次巡の印刷開始を指示する
ための指令手段」と表現することもできる。
【0050】図3に示すように、排紙ビン管理部21
は、例えば、3種類の管理テーブル21A〜21Cを備
えている。予約状況管理テーブル21Aは、メールボッ
クスモード等によって予約された排紙ビン14を管理す
るものである。予約された排紙ビン14のビン番号には
「1」がセットされ、予約されていないビン番号には
「0」がセットされている。残留状況管理テーブル21
Bは、印刷用紙が残留している排紙ビン14を管理する
ものである。印刷用紙が残留している排紙ビン14のビ
ン番号には「1」が、残留していない場合は「0」がセ
ットされる。満杯状況管理テーブル21Cは、例えば、
100枚程度の排紙上限値に達した排紙ビン14を管理
するものである。満杯となった排紙ビン14のビン番号
には「1」がセットされ、満杯でない場合は「0」がセ
ットされる。ここで、満杯状況管理テーブル21Cは、
排紙上限値に達した排紙ビン14を検出するのではな
く、排紙上限値付近に達した排紙ビン14を検出しても
よい。例えば、排紙上限値が100枚の場合、所定値を
90枚に設定しておき、90枚の用紙が排紙・残留した
排紙ビン14のビン番号に「1」をセットすることもで
きる。なお、次サイクルスイッチ23が操作された場合
は、予約されていない排紙ビン14の全てから印刷用紙
が取り出されたものとみなすことができ、残留状況管理
テーブル21B,満杯状況管理テーブル21Cの該当ビ
ン番号に「0」がセットされる。
【0051】次に、図2の概略構成図を参照してプリン
タ11の機構を説明する。プリントエンジン13は、ド
ラムや現像部等からなる印字部41を備え、手差し給紙
口42及び標準の排紙ビン43が設けられている。プリ
ントエンジン13の下側には、A4版等の各種サイズの
印刷用紙を数百枚程度格納可能な給紙トレイ44〜46
が設けられている。また、プリンタ11には、印刷用紙
を反転させて印字部41に再給送するための両面印刷ユ
ニット48が設けられている。さらに、プリンタ11に
は、多段排紙装置49を設けることができる。多段排紙
装置49は、例えば、10個程度の排紙ビン14を備え
ている。プリンタ11は、印刷モードに応じて排紙経路
を制御することにより、標準排紙ビン43,多段排紙ビ
ン14のいずれにも排紙させることができる。なお、多
段排紙装置49は、図示のようにプリンタ11の側方に
設ける必要はなく、プリントエンジン13の上方に設け
てもよい。
【0052】次に、図5〜図7に基づいて本実施の形態
の作用を説明する。図中では、ステップを「S」と略記
する。まず、図5は、排紙ビン管理部21による排紙ビ
ン管理処理を示すフローチャートである。本処理では、
排紙ビン14の予約状況、満杯状況、残留状況を監視し
て各管理テーブル21A〜21Cを更新する。
【0053】即ち、メールボックスモードを指定される
等により、特定の排紙ビン14が予約されたか否かを判
定し(S21)、予約された場合には、予約状況管理テ
ーブル21Aの該当ビン番号に「1」をセットして、予
約された排紙ビン14を使用不可とする(S22)。使
用不可とされた排紙ビン14には、使用権限のあるユー
ザーに係る印刷物以外は排紙されない。一方、排紙ビン
14の予約が解除された場合は(S23:YES)、予約が解
除されたビン番号に「0」をセットし、使用可とする。
また、排紙ビンセンサ22からの信号に基づいて、満杯
になった排紙ビン14が存在するか否かを判定し(S2
5)、満杯状況管理テーブル21Cの該当ビン番号に
「1」をセットすることにより満杯の排紙ビン14を使
用不可とする(S26)。印刷用紙が全部又は一部取り
出されて満杯状態が解消した場合には(S27:YES)、満
杯状態が解消された排紙ビン14のビン番号に「0」を
セットして使用可とする(S28)。さらに、排紙ビン
14に印刷用紙が排紙されたか否か、即ち、印刷用紙が
残留しているか否かを監視し(S29)、残留状況管理
テーブル21Bのうち印刷用紙が残留している排紙ビン
14のビン番号に「1」をセットする。一方、排紙ビン
センサ22又は次サイクルスイッチ23からの信号によ
って、排紙ビン14から印刷用紙が取り出された場合に
は(S31:YES)、該当するビン番号に「0」をセットす
る。後述の実施の形態のように、前に印刷された印刷用
紙が取り出されるまで次の印刷を行わない場合には、残
留状況管理テーブル21Bに基づいて、空いている排紙
ビン14を検出することができる。
【0054】図6は、マルチソータモードによる印刷処
理のフローチャートである。本処理では、各排紙ビン1
4にドキュメントを1部ずつ排紙しながら排紙先を切り
換えるようになっている。マルチソータモードで印刷が
指示されると、予め初期値として設定された所定の排紙
ビン14が選択される。この初期排紙ビンは、利用可能
な排紙ビン14のうち最上部に位置する排紙ビンである
のが好ましい。予約されていない限り、最上部の1番ビ
ンが初期排紙ビンとして用いられる。もし、1番ビン〜
3番ビンまでが予約されている場合は、未予約の排紙ビ
ン14のうち最上部に位置する4番ビンが初期排紙ビン
として選択されるであろう。
【0055】1ページ分の印刷イメージデータを生成し
(S41)、このページを印刷して(S42)、該印刷
イメージデータを保存部19に保存させる(S43)。
なお、データの保存と印刷の順序を逆にしてもよい。ま
た、最終的な印刷イメージデータではなく、ページ中で
使用されるフォントのビットイメージデータ格納先アド
レス等を記述した中間言語のデータを保存してもよい。
1ページの印刷を終了する毎に、ドキュメントを1部印
刷したか否か、即ち、ドキュメントを構成する全ページ
を印刷したか否かを判定する(S44)。1部の印刷を
終了するまで、S41〜S43が繰り返される。従っ
て、全ページの印刷イメージデータが保存部19に保存
される。
【0056】最初の1部の印刷が終了すると、次に印刷
される印刷用紙とが混ざらないように、両印刷物を識別
するための識別動作がセットされる(S45)。識別動
作としては、例えば、用紙サイズや色の異なる印刷用紙
を1枚だけ排紙したり、次に印刷される印刷用紙の排紙
方向を、例えば、30度〜90度違えたりする動作を挙
げることができる。なお、本処理では、当該排紙ビン1
4が再び使用されるときに、S45でセットされた識別
動作が行われる。
【0057】次に、指定された部数だけ印刷を終了した
か否かを判定する(S46)。指定された部数に足りな
い場合は(S46:NO)、次の排紙ビン14に排紙先を切換
える(S47)。もし、初期排紙ビンとして1番ビンが
使用された場合、S47で選択される排紙ビンは2番ビ
ンとなる。取出しの便宜等を考慮すると、連続するビン
番号に切り換えるのが好ましい。排紙先を切り換えた後
は、保存部19から保存された印刷イメージデータを1
ページずつ読出して(S48)、印刷させる(S4
9)。そして、1部の印刷が終了したと判定されるまで
(S50)、S48,S49が繰り返される。ドキュメ
ントを1部印刷した場合は(S50:YES)、識別動作をセ
ットし(S51)、S46に戻る。指定された部数分の
印刷が完了するまで、排紙先が順番に切り換えられてい
き、排紙先の排紙ビン14内に1部ずつ排紙されてい
く。そして、指定された部数分の印刷を完了すると(S4
6:YES)、保存部19に保存された印刷イメージデータ
を消去して処理を終了する。
【0058】図7は、排紙状態を示す説明図である。P
1〜P4の全4ページからなるドキュメントを印刷する
場合を例示している。まず、最初に、初期排紙ビンとし
て選択された1番ビンに全ページを排紙させ、排紙先を
2番ビンに切り換えて全ページを排紙させる。以下同様
に、10番ビンまでドキュメントが1部ずつ排紙されて
いく。1番ビン〜10番ビンにそれぞれ1部ずつ排紙す
ると、1巡目の印刷が終了する。1巡目の印刷で最大1
0部のドキュメントが印刷される。11部以上の部数が
指定されている場合は、印刷部数に応じた数だけ各排紙
ビン14が繰返し選択され、1部ずつ排紙されていく。
各排紙ビン14内では、各1部毎に、色紙や排紙方向の
差異等によって識別情報が与えられているため、ユーザ
ーは、簡単に1部ずつ分離することができる。
【0059】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0060】第1に、各排紙ビン14を印刷部数に応じ
て繰り返し使用するため、排紙ビン14の総数による制
限を受けず、多量の丁合印刷を実現することができる。
従って、複数のユーザーがネットワークを介してプリン
タ11を共同使用している場合に、排紙ビン14の総数
を超えた多量の丁合印刷を行うことができるため、使い
勝手が向上する。
【0061】第2に、各排紙ビン14のうち利用可能な
排紙ビン14だけを繰返し使用するため、特定の排紙ビ
ン14を予約するメールボックスモード等の種々の印刷
モードと共存させることができ、多段排紙装置49の利
用上の自由度が高まり、効率的に使用することができ
る。
【0062】第3に、利用可能な各排紙ビン14毎に全
ページの印刷用紙を排紙するため、最初の1部目を印刷
した後は、既に生成された印刷イメージデータを読み出
して印刷すればよい。従って、2部目以降をプリントエ
ンジン13の最大速度で印刷させることができる。
【0063】2.第2の実施の形態 次に、図8,図9に基づいて本発明の第2の実施の形態
を説明する。なお、以下の各実施の形態では、上述した
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、1
ページずつ印刷して、利用可能な各排紙ビンにそれぞれ
排紙させる点にある。
【0064】図8は、本実施の形態による印刷処理のフ
ローチャートである。まず、最初に、残り部数と利用可
能な排紙ビン14の総数とを比較し、使用する排紙ビン
14のビン番号、ビン数を検出する(S61)。次に、
1ページ分の印刷イメージデータを生成して(S6
2)、該ページを使用する排紙ビン14の数だけ印刷
し、各排紙ビン14にそれぞれ排紙させる(S63)。
生成された印刷イメージデータを保存部19に保存した
後(S64)、各排紙ビン14に全てのページが排紙さ
れたか否かを判定する(S65)。各排紙ビン14に全
ページが排紙されるまで、S62〜S64の処理が繰り
返される。
【0065】各排紙ビン14に全ページの印刷用紙が排
紙されると1巡目が終了し、指定された部数分だけ印刷
を終了したか否かを判定する(S66)。指定された部
数に足りない場合は(S66:NO)、前記S61と同様に、
残りの部数と利用可能な排紙ビン14の数とを比較し
て、ビン番号及びビン数を検出する(S67)。次に、
2巡目の印刷を開始する前に、各排紙ビン14に色紙等
を排紙させる等の識別動作を行う(S68)。そして、
保存部19から印刷イメージデータを読み出し(S6
9)、1ページずつ印刷して各排紙ビン14にそれぞれ
排紙させ(S70)、1部の印刷が終了したか否かを判
定する(S71)。1部の印刷が終了するまでS69,
S70の処理が繰り返される。各排紙ビン14に1部の
ドキュメントが排紙されると、2巡目の印刷が終了し
(S71:YES)、指定された部数の印刷が終了したか否か
が検査される(S66)。指定された部数の印刷が終了
するまで、S67〜S71の処理が繰り返される。指定
された部数の印刷を終了した場合には、保存部19に保
存された印刷イメージデータを消去して処理を終了する
(S72)。
【0066】図9は、本実施の形態による排紙状態を示
す説明図である。最初のページP1は、排紙ビン14の
数だけ印刷され、P1の印刷用紙は各排紙ビン14に排
紙される。次のページP2,P3,P4も同様に、所定
枚数分だけ印刷されて各排紙ビン14内に排紙される。
P4の印刷を終了すると、各排紙ビン14には、それぞ
れ1部ずつ排紙されていることになる。指定された部数
に足りない場合は、2巡目の印刷が始まり、1ページず
つ印刷して各排紙ビン14に排紙させる。
【0067】このように構成される本実施の形態でも、
前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。これに加えて、本実施の形態では、1ページ毎に所
定枚数ずつ印刷して各排紙ビン14にそれぞれ排紙させ
るため、1ページの印刷が終了するまでの時間が長くな
る。従って、先のページを印刷している間に、次ページ
のイメージ展開を行うことができ、無駄な時間を少なく
して、印刷のスループットを向上させることができる。
【0068】3.第3の実施の形態 次に、図10は、本発明の第3の実施の形態に係る印刷
処理のフローチャートである。本実施の形態の特徴は、
排紙ビン14に空きが生じるまで次巡の印刷を待機させ
る点にある。
【0069】本処理は、図6中に示すS41〜S44,
S46,S48〜S50及びS52の各ステップを備
え、識別動作をセットするS45,S51を備えない。
本処理では、1部の印刷を終了して(S44:YES)、指定
された部数に達したか否かを検査した後(S46:NO)、排
紙ビン14に空きが生じるまで待機する(S81)。1
巡目の印刷を完了した後、ユーザーが全部又は一部の排
紙ビン14から印刷用紙を取り出すと、取り出された排
紙ビン14は空状態となり、排紙ビンセンサ22によっ
て検出される。
【0070】空の排紙ビン14が検出された場合は(S8
1:YES)、次の排紙先を空いた排紙ビン14に切り換え
る(S82)。ユーザーが1巡目の印刷物を全て取り出
した場合のように、複数の排紙ビン14が空き状態にな
った場合は、ビン番号の最も少ない排紙ビン14が選択
される。そして、この空いた排紙ビン14に、次の1部
が排紙される(S48,S49,S50)。
【0071】このように構成される本実施の形態でも前
記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
これに加えて、本実施の形態では、排紙ビン14に空き
が生じるまで待機させるため、色紙等を排紙させる識別
動作を行わずとも、排紙ビン14内で印刷物が重なるの
を防止することができる。また、印刷用紙を取り出すま
では次巡の印刷が開始されないため、ユーザーによる後
工程(例えば、製本作業等)の進捗状況に応じて、丁合
印刷のペースを調整することができ、使い勝手が向上す
る。
【0072】4.第4の実施の形態 次に、図11は、本発明の第4の実施の形態による印刷
処理のフローチャートである。本実施の形態の特徴は、
空いている排紙ビン14を優先的に選択する点である。
【0073】本処理は、図6中に示すS41〜S44,
S46,S48〜S50,S52を備え、S45,S4
7及びS51を備えない。S46で指定部数に足りない
と判定された場合は(S46:NO)、排紙ビンセンサ22か
らの検出信号に基づいて空き状態の排紙ビン14が存在
するか否かを判定し(S91)、空いている排紙ビン1
4が存在する場合には(S91:YES)、次の排紙先を空い
ている排紙ビン14に切り換える(S92)。一方、空
いている排紙ビン14が存在しない場合は(S91:NO)、
識別動作をセットし、次の排紙ビンに切り換える(S9
3)。
【0074】このように構成される本実施の形態でも前
記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
これに加えて、本実施の形態では、空いている排紙ビン
14を優先して使用し、空いている排紙ビン14が存在
しない場合は、次の排紙ビン、即ち、次のビン番号の排
紙ビン14を使用するため、ユーザーによる印刷用紙の
取出しが遅れたり忘れられたりした場合でも、丁合印刷
を続行することができ、前記実施の形態よりも早期にプ
リンタ11を解放して、次の印刷ジョブに備えることが
できる。
【0075】5.第5の実施の形態 次に、図12は、本発明の第5の実施の形態による印刷
処理のフローチャートである。本実施の形態の特徴は、
プリンタ11の操作パネル等に設けた次サイクルスイッ
チ23を操作することにより、次巡の印刷を開始させる
点にある。本処理は、図6中に示す各ステップのうち、
S45及びS51を除く全てのステップを備えている。
【0076】本処理では、指定された部数分の印刷が完
了していないと判定されると(S46:NO)、1サイクルの
印刷が終了したか否かを判定する(S101)。1サイ
クルとは、利用可能な各排紙ビン14に1部ずつ排紙さ
れることを意味する。例えば、1番ビン〜10番ビンの
全てにドキュメントが1部ずつ排紙されると、1回のサ
イクル(巡回)が終了したことになる。1回のサイクル
が終了するまでは(S101:NO)、S47〜S50によっ
て、排紙先を切り換えながら1部ずつ排紙が行われる。
1サイクルの印刷が終了すると(S101:YES)、次サイク
ルスイッチ23が操作されるまで待機する(S10
2)。ユーザーが各排紙ビン14から印刷用紙を取り出
して次サイクルスイッチ23を操作すると、最初の排紙
ビン14、即ち、初期排紙ビンに排紙先が切り換えら
れ、次巡の印刷が行われる。
【0077】このように構成される本実施の形態でも前
記第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
これに加えて、本実施の形態では、次サイクルスイッチ
23の操作によって次巡の印刷を開始させるため、ユー
ザーの都合に応じて丁合印刷を進行させることができ、
使い勝手が向上する。
【0078】6.第6の実施の形態 次に、図13,図14に基づいて本発明の第6の実施の
形態を説明する。本実施の形態の特徴は、記憶容量不足
によって全ページの印刷イメージデータを保存できない
場合に備えた点にある。
【0079】図13は、本実施の形態による印刷処理を
示し、本処理は、図6中に示す全ステップを備えてい
る。これに加えて、本処理では、保存部19にデータを
保存したときに(S43)、保存部19に記憶容量不足
(以下「メモリ不足」と表現)が生じたか否かを判定し
(S111)、メモリ不足が生じた場合には、図14に
示すメモリ不足処理を実行する(S120)。なお、デ
ータを保存する前に、メモリ不足が生じたか否かを判定
し、メモリ不足が生じていない場合は、データを保存す
るようにしてもよい。即ち、S111が「NO」の場合
にS43を実行することもできる。
【0080】図14は、図13中にS120で示された
メモリ不足処理のフローチャートである。まず、メモリ
不足時の処理モードを検出する(S121)。処理モー
ドとしては、例えば、1部だけ印刷して終了する1部印
刷モード、ホストコンピュータ1から部数分だけ印刷デ
ータを送信させて印刷する再送信モード、何ページ目ま
で保存部19に保存できたかをユーザーに通知する通知
モードの3種類が用意されている。3個の処理モードの
うち予め一つの処理モードを初期値として設定してもよ
いし、印刷ジョブ単位でユーザーが指定してもよい。な
お、前記3種類の処理モードを全て備える必要はない。
いずれか1つの処理モードを備えていれば足りる。
【0081】設定された処理モードが1部印刷モードの
場合は(S122:YES)、印刷部数を1に変更し、マルチソ
ータモードを通常モードに切り換えて、1部だけ印刷さ
せる(S123)。再送信モードの場合は(S124:YE
S)、印刷データを部数分だけ再送信するようにホスト
コンピュータ1に要請する(S125)。通知モードの
場合は(S126)、保存部19に保存されたページ範
囲をホストコンピュータ1に通知すると共に(S12
7)、保存された範囲内で丁合印刷を続行するか否かを
判定する(S128)。
【0082】即ち、ユーザーは、プリンタ11からの通
知に基づいて、何ページ目まで保存されたか否か、換言
すれば、何ページまでならマルチソータモードで印刷可
能であるかを知ることができる。もし、全10ページの
ドキュメントのうち9ページ目まで丁合印刷が可能であ
れば、9ページだけ丁合印刷し、10ページ目は別の印
刷ジョブとして必要部数だけコピー印刷した方が、印刷
時間を短くできる可能性がある。そこで、保存されたペ
ージ範囲をホストコンピュータ1に通知する際に、保存
範囲内のデータでマルチソータモードの印刷を行うか否
か、ユーザーに問い合わせる(S128)。ユーザーが
保存された範囲内での印刷を所望する場合には(S128:Y
ES)、ページ数を更新する(S129)。即ち、保存部
19に保存された最終のページをドキュメントの最終ペ
ージとする。S129でページ数を更新した場合は、図
13中のS44に戻る。
【0083】このように構成される本実施の形態でも前
記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
これに加えて、本実施の形態では、保存部19の記憶容
量が不足している場合の処理を備えているため、使い勝
手が向上する。また、保存部19に保存された範囲内で
マルチソータモードによる印刷を実行可能としているた
め、メモリ不足時のユーザーの選択範囲が広がり、使い
勝手が向上する。
【0084】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変更
等が可能である。例えば、図1中に示す記録媒体MMに
所定のプログラム等を格納し、このプログラム等をプリ
ンタコントローラ12に読み込ませることにより、本発
明を実現することもできる。
【0085】また、前記第3〜第6の実施の形態では、
各排紙ビンに1部ずつ排紙させる第1の実施の形態に適
用している、1ページずつ各排紙ビンに排紙させる第2
の実施の形態でも、上記各実施の形態を適用することが
できる。
【0086】さらに、前記各実施の形態では、各排紙ビ
ンの予約状況、満杯状況の双方を考慮して、マルチソー
タモードで使用可能な排紙ビンを検出しているが、これ
に限らず、予約状況又は満杯状況のいずれか一方のみを
考慮して利用可能な排紙ビンを検出することもできる。
【0087】また、本発明では、複数の排紙経路を使用
して印刷する複数の印刷モードを備える場合に、特に有
効であるから、下記のように表現することもできる。
【0088】表現1.複数の排紙経路を有し、前記各排
紙経路のうち所定の排紙経路を予約して使用する予約モ
ード(メールボックスモード)と前記各排紙経路を繰返
し使用する丁合印刷モード(マルチソータモード又は第
2のソータモードあるいは拡張ソータモード)とを選択
可能なプリンタにおいて、前記複数の排紙経路のうち利
用可能な排紙経路を検出して管理する排紙経路管理手段
と、前記利用可能な各排紙経路の総数を越えた印刷部数
で丁合印刷モードが指定されたか否かを判定するモード
判定手段と、前記丁合印刷モードが指定された場合は、
1部の印刷に必要なデータを保存する保存手段と、前記
丁合印刷モードが指定されたと判定されたときは、前記
保存手段に保存されたデータを読み出して印刷させ、前
記利用可能な各排紙経路を前記印刷部数に応じた数だけ
繰返し選択することにより、該各排紙経路に印刷記録媒
体を排紙させる制御手段を設けたことを特徴とするプリ
ンタ。
【0089】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るプリン
タ、印刷システム及び印刷方法によれば、排紙経路の総
数を超えた部数で丁合印刷を行うことができ、丁合印刷
可能な部数を増大させて使い勝手を向上できる。また、
複数の排紙経路のうち利用可能な排紙経路を検出して丁
合印刷に用いるため、種々の印刷モードと共存すること
ができ、多段の排紙経路を有効に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】プリンタ構造の概略を示す説明図である。
【図3】排紙ビン管理部の構成を示す説明図である。
【図4】印刷モード判定部の構成を示す説明図である。
【図5】排紙ビン管理処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】マルチソータモードによる印刷処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】各排紙ビンへの排紙状態を模式的に示す説明図
である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る印刷処理のフ
ローチャートである。
【図9】各排紙ビンへの排紙状態を模式的に示す説明図
である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る印刷処理の
フローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る印刷処理の
フローチャートである。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る印刷処理の
フローチャートである。
【図13】本発明の第6の実施の形態に係る印刷処理の
フローチャートである。
【図14】図13中に示すメモリ不足処理の詳細を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 11 プリンタ 12 プリンタコントローラ 13 プリントエンジン 14 排紙ビン 19 保存部 20 印刷モード判定部 21 排紙ビン管理部 22 排紙ビンセンサ 23 次サイクルスイッチ 24 制御部 49 多段排紙装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排紙経路を有し、ホストコンピュ
    ータから入力された印刷データに基づいて印刷を行うプ
    リンタにおいて、 前記複数の排紙経路のうち利用可能な排紙経路を検出し
    て管理する排紙経路管理手段と、 前記利用可能な各排紙経路の総数を越えた印刷部数で丁
    合印刷が指定されたか否かを判定するモード判定手段
    と、 前記モード判定手段によって前記丁合印刷が指定された
    と判定されたときは、1部の印刷に必要なデータを保存
    する保存手段と、 前記モード判定手段によって前記丁合印刷が指定された
    と判定されたときは、前記保存手段に保存されたデータ
    を読み出して印刷させ、前記利用可能な各排紙経路を前
    記印刷部数に応じた数だけ繰返し選択することにより、
    該各排紙経路に印刷記録媒体を排紙させる制御手段を設
    けたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記排紙経路管理手段は、前記複数の排
    紙経路のうち、予約された排紙経路以外の排紙経路及び
    印刷記録媒体が所定量以上蓄積された排紙経路以外の排
    紙経路の少なくともいずれか一方の排紙経路を、前記利
    用可能な排紙経路として検出する請求項1に記載のプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記印刷部数に応じた
    数だけ前記利用可能な各排紙経路を繰返し切り換えなが
    ら、前記利用可能な各排紙経路毎に全ページの印刷記録
    媒体をそれぞれ排紙させる請求項1又は請求項2のいず
    れかに記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記印刷部数に応じた
    数だけ、各ページ毎に前記利用可能な各排紙経路にそれ
    ぞれ排紙させる請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記排紙経路管理手段は、前記利用可能
    な各排紙経路のうち印刷記録媒体が蓄積されていない空
    の排紙経路を検出し、前記制御手段は、前記空の排紙経
    路を優先して選択する請求項3又は請求項4のいずれか
    に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記排紙経路管理手段は、前記複数の排
    紙経路の印刷記録媒体蓄積状態を検出する検出手段から
    の信号に基づいて、前記空の排紙経路を検出する請求項
    5に記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記排紙経路管理手段は、印刷記録媒体
    を排紙経路から取り出したことを指示するための媒体取
    出し確認スイッチからの信号に基づいて、前記空の排紙
    経路を検出する請求項5に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、同一の排紙経路内で複
    数部数の印刷記録媒体を排紙させる場合には、先に排紙
    された1部の印刷記録媒体と次の排紙に係る1部の印刷
    記録媒体とを区別するために、識別情報を与える請求項
    3又は請求項4のいずれかに記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記丁合印刷に係る1
    部のデータを前記保存手段に保存できない場合には、1
    部だけ印刷して終了するモードと、印刷部数に応じた数
    だけ前記ホストコンピュータから印刷データを再送信さ
    せて印刷を行うモードと、前記保存手段に保存できたデ
    ータの範囲内で前記丁合印刷を行うモードとの少なくと
    もいずれか一つのモードを選択可能な請求項1〜請求項
    8のいずれかに記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記丁合印刷に係る
    1部のデータを前記保存手段に保存できない場合には、
    前記保存手段に保存されたデータの範囲を前記ホストコ
    ンピュータに通知する請求項9に記載のプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記モード判定手段は、前記印刷部数
    が前記複数の排紙経路の総数又は前記利用可能な各排紙
    経路の総数のいずれかを上回っている場合には、前記丁
    合印刷が指定されたものと判定する請求項1〜請求項1
    0のいずれかに記載のプリンタ。
  12. 【請求項12】 ホストコンピュータと、複数の排紙経
    路を有し、前記ホストコンピュータから入力された印刷
    データに基づいて印刷を行うプリンタとを備えた印刷シ
    ステムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 前記複数の排紙経路の総数を超えた印刷部数で丁合印刷
    を指示するためのモード指定手段と、 前記丁合印刷に係る印刷データを生成する印刷データ生
    成手段と、 前記丁合印刷指示及び前記印刷データを前記プリンタに
    送信する送信手段とを備え、 前記プリンタは、 前記ホストコンピュータからの前記丁合印刷指示及び前
    記印刷データを受信する受信手段と、 前記複数の排紙経路のうち利用可能な排紙経路を検出し
    て管理する排紙経路管理手段と、 前記丁合印刷指示によって前記丁合印刷が指定された否
    かを判定するモード判定手段と、 前記丁合印刷が指定されたと場合は、1部の印刷に必要
    なデータを保存する保存手段と、 前記丁合印刷が指定された場合は、前記保存手段に保存
    されたデータを読み出して印刷させ、前記利用可能な各
    排紙経路を前記印刷部数に応じた数だけ繰返し選択する
    ことにより、該各排紙経路に印刷記録媒体を排紙させる
    制御手段とを備えたことを特徴とする印刷システム。
  13. 【請求項13】 前記排紙経路管理手段は、前記複数の
    排紙経路のうち、予約された排紙経路以外の排紙経路及
    び印刷記録媒体が所定量以上蓄積された排紙経路以外の
    排紙経路の少なくともいずれか一方の排紙経路を、前記
    利用可能な排紙経路として検出する請求項12に記載の
    印刷システム。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記印刷部数に応じ
    た数だけ前記利用可能な各排紙経路を繰返し切り換えな
    がら、前記利用可能な各排紙経路毎に全ページの印刷記
    録媒体をそれぞれ排紙させる請求項13に記載の印刷シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記印刷部数に応じ
    た数だけ、各ページ毎に前記利用可能な各排紙経路にそ
    れぞれ排紙させる請求項13に記載の印刷システム。
  16. 【請求項16】 複数の排紙経路を有するプリンタによ
    って丁合印刷を行わせるための印刷方法において、 前記複数の排紙経路のうち利用可能な排紙経路を検出す
    るステップと、 前記利用可能な各排紙経路の総数を越えた印刷部数で丁
    合印刷が指定されたか否かを判定するステップと、 前記丁合印刷が指定された場合には、前記利用可能な各
    排紙経路の中から最初に選択された排紙経路に全ページ
    の印刷記録媒体を排紙させつつ、前記全ページの印刷に
    必要なデータを保存させるステップと、 前記最初に選択された排紙経路に全ページの印刷記録媒
    体が排紙された場合には、指定された印刷部数分の印刷
    が終了するまで前記利用可能な各排紙経路の中から次の
    排紙経路を選択して排紙先を切り換えるステップと、 前記保存されたデータを読み出しながら印刷し、選択さ
    れた排紙経路に全ページの印刷記録媒体を排紙させるス
    テップと、を含んだことを特徴とする印刷方法。
  17. 【請求項17】 複数の排紙経路を有するプリンタによ
    って丁合印刷を行わせるための印刷方法において、 前記複数の排紙経路のうち利用可能な排紙経路を検出す
    るステップと、 前記利用可能な各排紙経路の総数を超えた印刷部数で丁
    合印刷が指定されたか否かを判定するステップと、 前記丁合印刷が指定された場合には、1ページずつ前記
    利用可能な各排紙経路の数だけ印刷して該各排紙経路の
    それぞれに排紙させるステップと、 前記排紙された各ページの印刷に必要なデータを保存さ
    せるステップと、 前記利用可能な各排紙経路の全てに全ページの印刷記録
    媒体が排紙された場合には、指定された印刷部数分の印
    刷が終了するまで、前記複数の排紙経路の中から利用可
    能な排紙経路を改めて選択するステップと、 前記保存されたデータを読み出しながら1ページずつ印
    刷して前記新たに選択された各排紙経路にそれぞれ排紙
    させるステップと、を含んだことを特徴とする印刷方
    法。
  18. 【請求項18】 複数の排紙経路を有するプリンタを制
    御するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒
    体において、 前記複数の排紙経路のうち利用可能な排紙経路を検出し
    て管理する機能と、前記利用可能な各排紙経路の総数を
    越えた印刷部数で丁合印刷が指定されたか否かを判定す
    る機能と、 前記丁合印刷が指定されたと判定されたときは、1部の
    印刷に必要なデータを保存させる機能と、 前記丁合印刷が指定されたと判定されたときは、前記保
    存されたデータを読み出して印刷させ、前記利用可能な
    各排紙経路を前記印刷部数に応じた数だけ繰返し選択す
    ることにより、該各排紙経路に印刷記録媒体を排紙させ
    る機能とを、コンピュータに実現させるためのプログラ
    ムを前記コンピュータが読取り及び理解可能な形態で記
    録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8368910B2 (en) 2004-07-23 2013-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method
JP2015120264A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 株式会社リコー 印刷システムおよび印刷システムの制御方法

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