JP2000118804A - 画像形成装置、画像形成装置の書き込み方法、画像形成方法及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の書き込み方法、画像形成方法及び画像形成装置の制御方法

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JP2000118804A
JP2000118804A JP10287940A JP28794098A JP2000118804A JP 2000118804 A JP2000118804 A JP 2000118804A JP 10287940 A JP10287940 A JP 10287940A JP 28794098 A JP28794098 A JP 28794098A JP 2000118804 A JP2000118804 A JP 2000118804A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期にわたって高精度の転写紙先端に感光体
上の画像の先端が合致して得られるようにした画像形成
装置の提供。 【解決手段】 転写紙の搬送路には転写紙の紙曲りを修
正するレジストローラと、レジストローラと転写位置と
の間には、転写紙の先端検知を行う紙検知センサを設
け、書き込み制御手段は紙検知センサが先端検知を行っ
てから書き込み開始を行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式により
感光体の表面にトナー像を形成し、該トナー像を転写紙
上に転写するようにした複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置、その書き込み方法、およびその制
御方法に関するものであり、より詳細には、転写紙の位
置を基準として画像形成を行ない、感光体の表面に形成
されるトナー像の先端位置と転写紙の先端位置を寸分の
バラツキもない高精度な位置合わせが可能なデジタル方
式を使用する画像形成装置、その書き込み方法、および
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、回転
する感光体の周縁部に帯電手段、書き込み手段、および
現像手段を設け、帯電手段によって感光体表面に一様帯
電を行った後に、書き込み手段によって像露光を行うこ
とによって画像の潜像を形成し、該潜像を現像手段によ
り現像して感光体表面にトナー像を形成する。一方、転
写紙収納手段等から給紙された転写紙は転写位置へと送
られ、転写位置において前記トナー像が転写紙上に転写
される。この転写に当たっては転写紙の先端位置とトナ
ー像の先端位置が合致するようになされることが求めら
れる。前記両者の先端位置の合致にバラツキがある場合
は、先端部又は後端部の画像が欠落する事となってしま
う。また、予め罫線等が印刷されている転写紙の所望の
位置に画像形成を行うような用途の場合、試し刷りにて
位置が決められた後に、多数枚の画像形成を行うと、前
記先端位置の合致にバラツキがあるとそれぞれのコピー
毎の位置にズレが発生し、所望の位置に画像形成できな
くなってしまう。
【0003】前記した先端位置の合致のバラツキに関し
て、本発明者等がその要因を鋭意検討したところ、後述
するような問題を有することを突き止めたものである。
【0004】アナログ方式の画像形成装置を用いてコピ
ーを行う場合は、プラテンガラス上の所定の位置に原稿
を載置し、走査光学系を用いて原稿の一端から他端まで
走査を行うことで、結像光学系を介して回転する感光体
上に原稿画像を照射し潜像を形成している。従って、前
記走査の開始時点が感光体上への画像の照射開始時点と
なり、画像形成は、前記走査光学系の位置検知をトリガ
ーとしている。汎用的には走査光学系の戻り(復路)時
の位置検知を行い、この時点を基準にして走査光学系の
反転後の往路の走査開始時点を予測し走査光学系の走査
開始を行っている。一方、感光体上への画像の照射開始
位置と転写紙の先端位置が転写位置にて合致するように
照射開始時点と転写紙の搬送との同期を取る必要があ
る。このような要請から従来は、転写紙の搬送の開始タ
イミングを取るために、転写位置の上流側にレジストロ
ーラが設けられ、該レジストローラの位置に転写紙を一
時停止せしめて待機せしめ、前記トリガーを基準にして
レジストローラの駆動を開始して転写紙の搬送を開始す
ることで、走査光学系からの感光体表面の露光開始時点
と転写紙の搬送開始時点を同期せしめ、転写紙の先端位
置と感光体上のトナー像の先端位置との位置あわせを行
っていた。
【0005】しかしながら、上記構成におけるレジスト
ローラの駆動開始により転写紙の搬送を開始する場合に
おいては、転写紙の搬送開始タイミングにバラツキがあ
ることが判明した。
【0006】即ち、レジストローラから転写紙の搬送を
開始する場合、転写紙はあらかじめレジストローラに僅
かに狭持されていなければならない。この為にレジスト
ローラより上流側のローラから転写紙を送り込み、レジ
ストローラに突き当てることでレジストローラ対のニッ
プ部へ僅かに侵入せしめて狭持せしめ、停止するように
している。このようにした場合、転写紙の種類やサイズ
等が異なると前記ニップ部への侵入距離は本質的にバラ
ツキを発生してしまう。この要因は、転写紙の摩擦係数
の相違にあると考えられる。このために、レジストロー
ラからの転写紙の搬送開始時点を走査光学系による露光
開始時点に同期せしめても、レジストローラへの侵入距
離により発生している転写紙の搬送開始位置のバラツキ
を解消できない。
【0007】更に、レジストローラの駆動開始により、
転写紙が寸分の誤差なく搬送が開始されるとは限らな
い。即ち、レジストローラ表面と転写紙との間には摩擦
力が作用することで転写紙が搬送されるが、駆動開始時
点においてはレジストローラ表面と転写紙と間に大きい
摩擦力が作用するため、本質的にスベリを伴ってしま
う。このスベリは、長期間の使用によりレジストローラ
表面に紙粉等が付着することで、一層スベリ易くなり、
搬送開始タイミングのバラツキを助長してしまう。
【0008】また、レジストローラには、前記したよう
に転写紙との摩擦力が作用しているため、徐々に摩耗し
てくる。このため長期間使用しているとレジストローラ
径が小さくなってくることとなる。摩耗によりレジスト
ローラ径が小さくなると、初期と同様の回転数で駆動さ
れているレジストローラにより搬送される転写紙の搬送
速度は、初期に比べて遅くなってくる。これは初期に比
べて摩耗によりレジストローラの外周距離が小さくなっ
しまうことから理解される。このようにレジストローラ
から転写紙を送り込む速度が遅くなるから転写位置への
到達時間も遅くなり、感光体上のトナー像との同期が取
れなくなってしまう。このような状況に陥ると、トナー
像が先行するため、先端部のトナー像の欠落を発生する
という問題に到ってしまう。
【0009】一方、デジタル方式の画像形成装置を用い
てコピーを行う場合には、読み取られた画像データは一
旦メモリ内に記憶され、プリント時に当該画像データを
メモリから読み出して書き込み手段によって感光体上へ
の画像の潜像の書き込みが行われる。従って、走査光学
系の位置検知信号をトリガーとする代わりに、別途のト
リガーを設け、書き込み開始時点に同期せしめてレジス
トローラの駆動を開始せしめることで、トナー像の先端
と転写紙の先端との位置合わせ行っている。このよう
に、上記したアナログ方式と同様に、レジストローラか
ら転写紙の搬送を開始することで感光体上のトナー像と
の同期を取っており、転写紙の位置合わせに関しては本
質的には変わらない技術を踏襲しているものである。
【0010】他方、近年の画像形成装置においては各種
の機能が盛り込まれており、その中の一つとして、綴じ
代等のための余白を設ける余白設定機能が設けられてい
る。この機能を達成するための手段としては、従来、前
記したレジストローラからの転写紙の搬送開始時点を早
くすることで余白を設けるようになされている。このよ
うに転写紙の搬送開始時点を早くするためには、予め転
写紙を転写紙収納手段からレジストローラの位置にまで
それだけ早く待機せしめておく必要がある。しかしなが
ら、ファーストコピーのスピードアップやコピーの生産
性向上が求められている中、転写紙収納手段からレジス
トローラに搬送するための時間は限界にまで切りつめら
れているため、レジストローラからの搬送開始時点は変
更することができないものである。従って、余白設定の
搬送開始時点より通常の搬送開始時点を遅く設定するこ
とで、余白設定機能が初めて適用可能となる。このよう
な事情により、余白設定機能を盛り込むことにより、通
常のコピーにおいては、ファーストコピータイムの遅
延、全体的に遅延するために多数枚コピーの場合はコピ
ーの生産性の低下という支障を招いてしまう。
【0011】更に、前述したように、転写紙をレジスト
ローラから搬送開始することで同期をとっているため、
前述同様のバラツキを発生するため、設けられる余白領
域にバラツキを発生し、高精度な余白設定が困難であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は次のの
課題を解決することを目的とする。
【0013】 従来一般に採用されていた、書き込み
手段による潜像の書き込み開始時点を基準としてレジス
トローラにある転写紙を転写位置に向けて再給紙させる
ようにした画像形成装置にとらわれることなく、デジタ
ル方式の画像形成装置にも好ましく適用され、高精度に
画像の高速処理がなされて転写紙先端に画像先端が高精
度、且つバラツキなく合致した形で形成されるようにし
た画像形成装置、画像形成装置の書き込み方法及び画像
形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0014】 搬送路にあって搬送される転写紙は、
上下の回転するローラによって挾持された形で搬送がな
される。長期使用を行うと駆動ローラは摩耗して駆動ロ
ーラの1回転あたりの転写紙の搬送量が減少するような
現象が生じるようになる。このような現象が生じてくる
と、初期においては転写紙の先端とトナー像の先端とが
合致した形で画像記録がなされていたものが、ズレた形
で記録されるようになってくる。本発明は長期にわたっ
て高精度に転写紙先端にトナー像先端が合致した画像が
維持して形成されるようにした画像形成装置及び画像形
成方法を提供することを目的とする。
【0015】 転写紙上に画像記録を行う場合、綴じ
代等のために転写紙の先端部分に余白部分を設けること
がなされている。従来はプラテンガラス上に載置する原
稿をずらして載置したり、或いは書き込み開始時点を基
準として搬送開始するレジストローラからの転写紙の搬
送開始を余白分だけ早くすることもなされている。本発
明は従来の技術にとらわれることなく、生産性やファー
ストコピータイムを低下せしめず高精度で余白部分を形
成することを可能とした画像形成装置及び画像形成方法
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記を目的とする画像
形成装置は、感光体、前記感光体の表面に画像を書き込
み潜像を形成するための書き込み手段、前記感光体の表
面に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を
形成するための現像手段、感光体上に形成されたトナー
像を転写紙に転写するための転写手段、前記転写手段に
より転写する転写位置より上流側に配置されるレジスト
ローラ、および転写紙収納手段を備えてなる画像形成装
置において、前記レジストローラより下流側、且つ転写
位置の上流側に紙検知センサを設けてなり、前記レジス
トローラは、前記転写紙収納手段から搬送されてくる転
写紙を突き当てて停止せしめた後に、転写手段へ再給紙
するレジストローラであり、前記紙検知センサは、転写
紙の先端を検知する紙検知センサであり、前記書き込み
手段は、前記紙検知センサにより転写紙の先端を検知し
た信号に基づき、書き込みが開始される書き込み手段で
あることを特徴とする画像形成装置(請求項1の発明)
及び、感光体、前記感光体の表面に画像を書き込み潜像
を形成するための書き込み手段、前記感光体の表面に形
成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形成す
るための現像手段、感光体上に形成されたトナー像を転
写紙に転写するための転写手段、転写紙収納手段、を備
えてなる画像形成装置において、前記転写手段により転
写する転写位置の上流側に紙検知センサを設け、前記紙
検知センサと転写位置との距離が、前記感光体上の書き
込み位置と転写位置との距離と同じか又はより長くした
ことを特徴とする画像形成装置(請求項2の発明)及
び、感光体、前記感光体上に画像を書き込むための書き
込み手段、前記感光体上に形成された画像を転写紙に転
写する転写手段、転写紙収納手段、転写紙収納手段から
前記転写手段へ転写紙を搬送する搬送路、および前記書
き込み手段を制御する書き込み制御手段を備えてなる画
像形成装置において、前記搬送路に紙検知センサを設
け、前記書き込み制御手段は、前記紙検知センサによる
転写紙の先端を検知した信号に基づき書き込み開始のタ
イミングを決めるように制御することを特徴とする画像
形成装置(請求項7の発明)によって達成される。
【0017】上記を目的とする画像形成装置の書き込
み方法は、感光体、前記感光体の表面に画像を書き込み
潜像を形成するための書き込み手段、前記感光体の表面
に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像を形
成するための現像手段、感光体上に形成されたトナー像
を転写紙に転写するための転写手段、前記転写手段によ
り転写する転写位置より上流側に配置されるレジストロ
ーラ、および転写紙収納手段、を備えてなる画像形成装
置の書き込み方法において、前記レジストローラより下
流側、且つ転写位置の上流側に紙検知センサを設け、前
記転写紙収納手段から搬送されてくる転写紙を前記レジ
ストローラに突き当てて停止せしめることにより転写紙
の紙曲がりを修正した後に、転写手段へ再給紙し、前記
紙曲がりが修正された転写紙の先端を前記紙検知センサ
により検知し、前記先端を検知した信号に基づき、前記
書き込み手段による書き込みを開始することを特徴とす
る画像形成装置の書き込み方法(請求項10の発明)に
よって達成される。
【0018】上記を目的とする画像形成装置の制御方
法は、感光体、前記感光体上に画像を書き込むための書
き込み手段、前記感光体上に形成された画像を転写紙に
転写する転写手段、転写紙収納手段、転写紙収納手段か
ら前記転写手段へ搬送路を通って転写紙を搬送する搬送
手段、および前記書き込み手段を制御する書き込み制御
手段を備えてなる画像形成装置の制御方法において、前
記搬送路に紙検知センサを設け、前記書き込み制御手段
は、前記紙検知センサによる転写紙の先端を検知した信
号に基づき書き込み開始のタイミングを決めるように制
御することを特徴とする画像形成装置の制御方法(請求
項11の発明)によって達成される。
【0019】上記を目的とする画像形成装置は、潜像
を形成する感光体、前記感光体上に画像を書き込む書き
込み手段、前記潜像を現像剤にて現像する現像手段、転
写紙収納手段、現像された感光体上の現像像を転写紙に
転写する転写手段、および前記転写紙収納手段に収納さ
れている転写紙を転写位置へ搬送する搬送路、前記搬送
路に設けられるレジストローラ、および書き込み制御手
段を備えてなる画像形成装置において、画像形成枚数を
カウントするカウント手段と、前記転写手段により転写
紙に転写する転写位置と前記レジストローラの間に紙検
知センサとを設け、前記書き込み制御手段は、前記カウ
ント手段による画像形成枚数のカウントに基づき書き込
み開始のタイミングを変更するように制御することを特
徴とする画像形成装置(請求項12の発明)によって達
成される。
【0020】上記を目的とする画像形成方法は、潜像
を形成する感光体、前記感光体上に画像を書き込む書き
込み手段、前記潜像を現像剤にて現像する現像手段、転
写紙収納手段、現像された感光体上の現像像を転写紙に
転写する転写手段、および前記転写紙収納手段に収納さ
れている転写紙を転写位置へ搬送路を通って搬送する搬
送手段、前記搬送路に設けられるレジストローラ、およ
び書き込み制御手段を備えてなる画像形成装置の画像形
成方法において、前記転写手段により転写紙に転写する
転写位置と前記レジストローラの間に紙検知センサを設
け、前記書き込み制御手段は、前記紙検知センサから前
記転写位置へ搬送される間の搬送時間の誤差を補正して
書き込み開始のタイミングを決めるように制御すること
を特徴とする画像形成方法(請求項14の発明)によっ
て達成される。
【0021】上記を目的とする画像形成装置は、感光
体、前記感光体上に画像を書き込むための書き込み手
段、前記感光体上に形成された画像を転写紙に転写する
転写手段、転写紙収納手段、転写紙収納手段から前記転
写手段へ転写紙を搬送する搬送路、前記書き込み手段を
制御する書き込み制御手段、および余白指定手段を備え
てなる画像形成装置において、前記搬送路に紙検知セン
サを設け、前記書き込み制御手段は、前記余白指定手段
により指定された情報、および前記紙検知センサによる
転写紙の先端を検知した信号に基づき書き込み開始のタ
イミングを決めるように制御することを特徴とする画像
形成装置(請求項17の発明)によって達成される。
【0022】上記を目的とする画像形成方法は、転写
紙の先端検知情報に基づき書き込み開始のタイミングを
決める画像形成方法であって、余白指定手段を設け、前
記紙検知センサによる転写紙の先端検知情報、および前
記余白指定手段により指定された情報に従って書き込み
開始タイミングを変更することで、転写紙に余白を形成
することを特徴とする画像形成方法(請求項18の発
明)によって達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置の一実施例
について図1に示す全体構成図によって説明を行う。本
実施例の画像形成装置は転写紙の両面に画像形成を行う
ことを可能としているが本発明はかかる構成に拘束され
るものではない。
【0024】図1に示す画像形成装置は、デジタル方式
による画像形成装置であって、画像読取り部A、画像処
理部B(図示省略)、画像形成部C、転写紙搬送部Dか
ら構成されている。
【0025】画像読取り部Aの上部には原稿を自動搬送
する自動原稿送り手段が設けられていて、原稿載置台1
1上に載置された原稿は原稿搬送ローラ12によって1
枚宛分離搬送され読み取り位置13aにて画像の読み取
りが行われる。原稿読み取りが終了した原稿は原稿搬送
ローラ12によって原稿排紙皿14上に排出される。
【0026】一方、プラテンガラス13上に置かれた場
合の原稿の画像は走査光学系を構成する照明ランプと第
1ミラーとから成る第1ミラーユニット15と、V字状
に位置した第2ミラーと第3ミラーとから成る第2ミラ
ーユニット16の、第1ミラーユニット15の速度Vに
よる読み取り動作と、第2ミラーユニット16による同
方向への速度V/2による移動露光によって読み取られ
る。
【0027】読み取られた画像は、投影レンズ17を通
してラインセンサである撮像素子CCDの受光面に結像
される。撮像素子CCD上に結像されたライン状の光学
像は順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA
/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィ
ルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メ
モリにストアされる。
【0028】画像形成部Cでは、画像形成ユニットとし
て像形成手段であるドラム状の感光体ドラム21の外周
に、帯電手段である帯電器22、現像手段である現像装
置23、転写手段である転写器24、分離手段である分
離器25、クリーニング手段であるクリーニング装置2
6が各々動作順に配置されている。感光体ドラム21
は、光導電性化合物をドラム基体上に塗布形成したもの
で、例えば有機感光体(OPC)が使用され、図示の時
計方向に駆動回転される。
【0029】回転する感光体ドラム21へは帯電器22
による一様帯電がなされた後、露光光学系30により画
像処理部Bのメモリより呼び出された画像信号に基づい
た像露光が行われる。書き込み手段である露光光学系3
0は図示しないレーザーダイオードを発光光源とし、回
転するポリゴンミラー31、fθレンズ(符号なし)、
シリンドリカルレンズ(符号なし)を経て反射ミラー3
2により光路が曲げられ主走査がなされるもので、感光
体ドラム21上のA位置において像露光が行われ、感光
体ドラム21の回転(副走査)によって潜像が形成され
る。本実施例では文字部に対して露光を行い反転潜像を
形成する。
【0030】感光体ドラム21上の反転潜像は現像装置
23によって反転現像が行われ、感光体ドラム21の感
光層面にトナー像による可視画像が形成される。転写紙
搬送部Dでは、画像形成ユニットの下方に異なるサイズ
の転写紙Pが収納された給紙ユニット41(A)、41
(B)、41(C)が設けられ、また側方には手差し給
紙を行う手差し給紙ユニット42が設けられていて、そ
れらの何れかから選択された転写紙Pは案内ローラ43
によって給紙路40に沿って給紙され、給紙される転写
紙の傾きと偏りの修正を行うレジストローラ44によっ
て転写紙Pは一時停止を行ったのち給紙が行われ、転写
前ローラ43aを経て感光体ドラム21上のトナー画像
は転写位置Bにおいて転写器24によって転写紙Pに転
写され、次いで分離器25によって除電されて転写紙P
は感光体ドラム21面より分離し、搬送装置45により
定着器50に搬送される。
【0031】定着器50は定着ローラ51と加圧ローラ
52とを有しており、転写紙Pを定着ローラ51と加圧
ローラ52との間を通過させることにより、加熱、加圧
によってトナーを熔着させる。片面のトナー画像の定着
を終えた転写紙Pは次に述べるモードに従って他面にも
トナー画像を形成する両面画像形成を行い、或いは片面
画像の状態で排紙トレイ64上に排出される。
【0032】両面画像形成モードが選択されたときは、
表面の画像定着を終えた転写紙Pは反転搬送路60に沿
って下降し、スイッチバック経路60aに一旦搬入され
たのち搬出されて表面と裏面との反転が行われ第2反転
搬送路を通って前記の案内ローラ43によって給紙路4
0に沿って再給紙され、転写紙の傾きと偏りの補正を行
うレジストローラ44によって転写紙Pは一時停止を行
ったのち再給紙が行われ、感光体ドラム21上に形成さ
れた裏面画像のトナー像は転写位置Bにおいて転写器2
4によって転写紙Pの裏面に転写されたのち分離搬送さ
れ、定着がなされて排紙トレイ64上に排出される。
【0033】片面画像形成モードが選択されたときは、
表面画像の定着を終えた転写紙Pはそのまま直進して排
紙トレイ64上に排出され、或いは反転切替部材62に
よって上下面の反転を行ったのち排紙トレイ64上に排
出される。
【0034】以下説明する実施の形態は何れも転写紙上
にトナー像を転写する際の転写位置に関連しての発明で
あるので、図2に示す要部図には図1で説明した感光体
ドラム21上への露光光学系30によって書き込みが行
われるA位置と、後に説明する転写紙検知を行う紙検知
センサS1の紙検知位置Cと、転写器24によって転写
紙上にトナー像の転写を行う転写位置Bとの関係部分を
取り出して示している。なお、本発明の実施例において
は、距離(A−B)を120mm、距離(C−B)を1
32mm、距離(A−レジストローラ)を150mmと
している。また、レジストローラ等の搬送手段による搬
送速度Vは、350mm/secとしている。
【0035】(実施例1)請求項1の発明について説明
を行う。図1で説明した画像形成装置で、レジストロー
ラ44の下流側で転写位置Bより上流側に給紙路40に
沿って紙検知センサS1を設けている。レジストローラ
44は転写紙収納手段である給紙ユニット41から搬送
されて来る転写紙の先端部分を突き当てて停止させ、給
紙される転写紙に傾きや偏りがあるときはこれの修正を
行ったのち転写位置Bに向けて再給紙を行うレジストロ
ーラで、紙検知センサS1は通過する転写紙の先端部分
を検知するセンサである。図3は本実施の形態のブロッ
ク図を示したもので、書き込み手段である露光光学系3
0は、紙検知センサS1により検知した転写紙先端が通
過した信号に基づいて、書き込みが開始されるよう制御
がなされる。即ち、書き込み制御部CPU(1)は紙検
知センサS1による転写紙先端検知信号が入力すると、
予め用意された書き込み開始タイミングを呼び出してタ
イミングセットを行い、タイミングアップを待って像露
光を開始し、転写紙先端に画像先端が合致するよう制御
がなされる。
【0036】かかる構成によって紙検知センサS1をレ
ジストローラ44の下流側に設けることによって、傾き
の修正された姿勢で移動する転写紙について先端検知が
なされるので、時間当り多数枚のプリントがなされる間
も高精度の転写紙先端への画像先端合致が転写位置Bに
おいて得られることとなる。
【0037】(実施例2)請求項2の発明について説明
を行う。本実施例の画像形成装置は、転写器24によっ
て転写を行う転写位置Bの上流側に給紙路40に沿って
紙検知センサS1を設け、紙検知センサS1から給紙路
40に沿って転写位置Bまでの距離(C−B)の長さ
を、感光体ドラム21上での書き込み位置Aから転写位
置Bまでの距離(A−B)の長さと等しいか又はより長
いように設定していることを特徴としている。
【0038】ここで紙検知センサS1は給紙される転写
紙の先端通過を検知する紙検知センサであることが好ま
しい。また紙検知センサS1の上流側には転写紙収納手
段である給紙ユニット41から搬送される転写紙を一旦
停止させて転写位置Bへ再搬送するレジストローラ44
を設けることが好ましい。また書き込み手段である露光
光学系30は図1に示すレーザ、またはLED(レーザ
ダイオード)であることが好ましい。
【0039】上記の画像形成装置は図4のブロック図に
示すような、書き込み制御部CPU(2)を有してい
て、紙検知センサS1が転写紙の先端検知を行うと、書
き込み制御部CPU(2)は書き込みタイミングメモリ
(2)から書き込みタイミングを呼出して書き込みタイ
ミングのセットを行い、書き込みタイミングが経過した
時点で露光光学系30による書き込み開始を行う。ここ
でメモリ(2)に記憶される書き込みタイミングは、前
記の距離(C−B)の長さから距離(A−B)の長さを
差し引いた長さを転写紙が移動するに要する時間に該当
する。
【0040】かかる構成によって、特にデジタル記録方
式に適合した高精度の転写紙先端への画像先端合致が転
写位置Bにおいて、時間当り多数枚のプリントがなされ
る転写紙上に得られることとなる。
【0041】(実施例3)請求項7の発明について説明
を行う。本実施の形態の画像形成装置は、書き込み手段
である露光光学系30を制御する書き込み制御部CPU
(3)を備えていて、給紙路40には紙検知センサS1
を設けていて、書き込み制御部CPU(3)は紙検知セ
ンサS1による給紙にされる転写紙の先端を検知した信
号に基づいて露光光学系30の書き込み開始のタイミン
グを決めるよう制御することを特徴としている。
【0042】給紙路40には転写紙収納手段である給紙
ユニット41から搬送される転写紙を一旦停止させて傾
いた姿勢を正しく修正し、転写器24に向けて再給紙す
るレジストローラ44を設け、紙検知センサS1はレジ
ストローラ44の下流側に配置されていることが好まし
い。
【0043】上記の画像形成装置は図5のブロック図に
示すように画像データを記憶する画像データメモリ
(3)が設けられていて、書き込み制御部CPU(3)
は紙検知センサS1が転写紙先端検知を行うと、この検
知信号に基づいて書き込みタイミングメモリ(3)から
書き込みタイミングを呼び出してセットし、セットアッ
プすると、画像データメモリ(3)から画像データを呼
び出して露光光学系30によって書き込みを開始するよ
う制御がなされる。
【0044】かかる構成によって、特に画像データメモ
リ(3)が多数枚の画像データを記憶する機能を有して
いるときは、多数種の画像についての連続プリントが時
間当り多数枚、しかも転写紙先端に画像先端が合致して
得られることとなる。
【0045】(実施例4)請求項10の画像形成装置の
書き込み方法について説明を行う。本実施例の画像形成
装置はレジストローラ44より下流側で転写位置Bの上
流側の給紙路40に沿って紙検知センサS1を設けて、
転写紙収納手段である給紙ユニット41から搬送されて
くる転写紙をレジストローラ44に突き当てて停止させ
ることによって転写紙の搬送中の紙曲がりを修正した後
に、転写手段である転写器24に向けて再給紙し、紙曲
がりが修正されて搬送される転写紙の先端を紙検知セン
サS1によって検知し、紙検知センサS1が転写紙先端
を検知した信号に基づいて所定時間経過後に書き込み手
段である露光光学系30による書き込みを開始すること
を特徴とする書き込み方法であって、図6は本実施例の
書き込み方法を示すフローチャートである。
【0046】かかる構成によって、紙曲がりが修正され
て給紙される転写紙の先端検知が行われるので、転写紙
先端の検知精度も極めて高く、時間当り多数枚のプリン
トがなされる間も高精度の転写紙先端への画像先端合致
が転写位置Bにおいて得られることとなる。
【0047】(実施例5)請求項11の画像形成装置の
制御方法について説明を行う。本実施例の画像形成装置
は、感光体ドラム21、感光体ドラム21上に画像を書
き込むための書き込み手段である露光光学系30、感光
体ドラム21上に形成されたトナー画像を転写紙上に転
写する転写手段である転写器24、転写紙収納手段であ
る給紙ユニット41、給紙ユニット41から転写器24
へ給紙路40を通って転写紙を搬送する搬送手段である
例えば案内ローラ43、及び露光光学系30の書き込み
を制御する書き込み制御部CPU(5)を備えていて、
給紙路40に紙検知センサS1を設けて、紙検知センサ
S1による搬送手段によって搬送される転写紙の先端を
検知した信号に基づいて予め設定した時間経過後に書き
込み開始のタイミングを決めるように制御することを特
徴としたもので、図7はブロック図、図8はフロチャー
トを示している。
【0048】かかる制御方法によって転写位置Bにおい
て搬送される転写紙の先端には画像の先端が合致した状
態で転写器24によって転写が行われることとなる。
【0049】(実施例6)請求項12〜16の画像形成
装置と画像形成方法について説明を行う。転写紙の搬送
を行う搬送手段、例えば案内ローラ43、レジストロー
ラ44、転写前ローラ43aによって転写紙の搬送は行
われるが、これらの搬送手段は対向して回転するゴムロ
ーラによって転写紙を挾持搬送することが行われてい
る。ローラは長期使用により摩耗し、ローラ径が縮小し
て搬送能力が低下する。本発明においては、ローラ径を
20mmとしているが、摩耗により50万コピー後には
19.8mmとなる。本発明はかかる経験的データに基
づいて補正を行い、長期にわたって転写紙の先端とトナ
ー像の先端とが同期した形で画像記録がなされるように
するものである。転写紙の搬送速度Vは、プリント初期
におけるローラ径をD0とし、時間経過して多数枚のプ
リントを行った後例えば5万枚プリント後のローラ径を
1(D1<D0)とするとき、V(D1/D0)となる。
図2において紙検知位置Cから転写位置Bまでの給紙路
40に沿っての距離(C−B)を転写紙を搬送するに要
する時間は、プリント初期においてはT0=〔距離(C
−B)〕/Vであったものが、5万枚プリント後におい
てはT1=〔距離(C−B)〕/〔V(D1/D0)〕と
なる。即ちプリント初期における距離(C−B)を転写
紙が移動するに要した時間T0に対して5万枚プリント
後では所要時間T1=T0(D0/D1)となり、T1>T0
の関係にある。
【0050】距離(C−B)を転写紙が移動するに要す
る時間は、上記のように多数枚のプリント後においては
変動するが、感光体ドラム21の回転周速度においては
変動することがない。即ち露光光学系30による書き込
み位置Aから転写位置Bにまで回転して移動するに要す
る時間TABは一定である。
【0051】従って紙検知センサS1によって転写紙先
端が検知されてから、露光光学系30による書き込み開
始までの時間T(START)は、プリント初期におい
てはT(START)=(TAB−T0)であったもの
が、5万枚プリント後においてはT(START)=
(TAB−T1)となる。
【0052】本発明は多数枚のプリントテスト結果に基
づいて例えば1枚〜5万枚の間のプリントに対してはT
(START)(1〜50000)、50001枚〜1
00000枚の間のプリントに対してはT(STAR
T)(50001〜100000)、更に10001枚
〜150000枚の間のプリントに対してはT(STA
RT)(10001〜150000)といった具体的な
5万コピー毎のデータテーブルをROM等のメモリ内に
用意し、一方画像形成装置では、プリント枚数をカウン
トするカウント手段を備えていて、画像形成に当って
は、紙検知センサS1によって転写紙先端が検知される
と、書き込み制御部は当該プリント枚数での書き込み開
始までの時間T(START)をデータテーブルから呼
び出してT(START)の時間経過を待って露光光学
系30による書き込み開始を行うよう制御する。図9は
ブロック図、図10はフローチャートを示している。
【0053】書き込み制御部CPU(6)は画像形成装
置のプリント釦をONする(F1)ことによって給紙ユ
ニット41(A)、41(B)、41(C)のうち指定
サイズの転写紙を内蔵した給紙カセットから1枚の転写
紙を搬出し(F2)、給紙路40に沿って搬送手段によ
って給紙された転写紙は一時停止したレジストローラ4
4に突き当って紙曲がりが修正された(F3)のちに、
転写器24に向けて再給紙を行い、レジストローラ44
の下流側に位置した紙検知センサS1によって紙曲がり
が修正されて搬送される転写紙の先端を検知すると(F
4)、書き込み制御部CPU(6)は書き込みタイミン
グテーブルTTを呼びだし、一方プリント枚数カウント
手段PCでカウントしたプリント枚数から書き込みタイ
ミングテーブルTT中の当該プリント枚数に対応するタ
イミングを選び出し(F5)、選び出した該当タイミン
グのセットを行う(F6)。紙検知センサS1が紙先端
検知を行ってより該当タイミングが経過したか否かのチ
ェックが行われ経過すると(F7)露光光学系30によ
る書き込みが開始される(F8)。
【0054】転写位置Bにおいては搬送される転写紙の
先端位置に感光体ドラム21上に形成されたトナー像の
先端が合致した形で転写器24によってトナー像は転写
され(F9)、分離・搬送がなされ、定着装置50によ
って定着がなされたのち、転写紙は排紙トレイ64上に
排出される(F10)。
【0055】本実施の形態においては、紙曲りが修正さ
れて給紙される転写紙の先端検知が行われるので、転写
紙先端の検知精度も極めて高く、多数枚のプリントによ
って変動する性能にも対応して修正が行われるので、転
写位置Bにおいては長期にわたって常に高精度の転写紙
先端への画像先端合致が得られることとなる。
【0056】(実施例7)請求項17、18の画像形成
装置と画像形成方法について説明を行う。
【0057】画像記録を行った転写紙はそのまま使用す
る場合と、複数枚の転写紙を綴じてブック形式にして使
用する場合とがある。ブック形式にして使用する場合に
は綴じ代としてΔL=10mmの余白部分を設ける。
【0058】図2において感光体ドラムの周速度と同じ
線速度をもって搬送される転写紙の搬送速度をVとする
とき、綴じ代がない場合の紙検知センサS1が転写紙先
端を検知してより、書き込み手段である露光光学系30
が書き込みを開始するまでのタイミングTAは、TA
〔距離(C−B)−距離(A−B)〕/Vである。また
綴じ代ΔLを設ける場合の紙検知センサS1が転写紙先
端を検知してから露光光学系30が書き込みを開始する
までのタイミングTBは、TB=TA+(ΔL/V)とな
る。即ちΔL/Vだけ書き込み開始のタイミングを遅ら
すことで転写紙上には綴じ代ΔL範囲についての余白部
分が設けられることとなる。本発明はタイミングTA
BをROM等の記憶手段にメモリしておき、綴じ代の
有無に応じてタイミングTA又はTBを呼び出してこのタ
イミング経過をまって書き込みを開始するよう制御する
もので、図11はブロック図、図12はフローチャート
を示している。
【0059】本実施例においては、プリントに先だって
綴じ代を設けたプリントが行いたいか、綴じ代無しのプ
リントを行いたいかにより操作台上に設けた綴じ代有無
選択釦BBによって選択を行う(F11)。ついで画像
形成装置のプリント釦をONすると(F12)、書き込
み制御部CPU(7)は給紙ユニット41(A)、41
(B)、41(C)のうち指定サイズの転写紙を内蔵し
た給紙カセットから1枚の転写紙を搬出し(F13)、
給紙ローラ43等の搬送手段によって給紙路40に沿っ
て給紙される。
【0060】給紙路40に沿っては紙検知センサS1が
転写紙先端を検知したか否かのチェックが行われる(F
14)。紙先端の検知がなされると、書き込み制御部C
PU(7)は先のF11における綴じ代有無選択釦BB
からの入力によって、綴じ代無しの場合は書き込みタイ
ミングTAを呼出してセットが行われる(F16A)。
また綴じ代有りの場合は書き込みタイミングTBを呼出
してセットが行われる(F16B)。綴じ代無しの場合
は紙検知センサS1が紙先端検知を行ってよりタイミン
グTAが経過してタイミングアップすると(F17)露
光光学系30による書き込みが開始され、また綴じ代有
りの場合は紙検知センサS1が紙先端検知を行ってより
タイミングTBが経過してタイミングアップすると(F
17)露光光学系30による書き込みが開始される(F
18)。
【0061】転写位置Bにおいては搬送される転写紙上
に感光体ドラム21上に形成されたトナー像の転写が行
われる(F19)。この場合、綴じ代無しの場合は転写
紙先端にトナー像先端が合致した形で転写がなされ、綴
じ代有りの場合には転写紙先端にΔLの余白部分を残し
た形で転写がなされる。転写を終えた転写紙は分離・搬
送がなされ、定着装置50によって定着がなされたのち
転写紙は排紙トレイ64上に排出される(F20)。
【0062】本実施例においては、綴じ代無しの場合は
転写紙先端に画像先端が合致してプリントがなされ、綴
じ代有りの場合は予め設定した長さの余白部分を転写紙
先端に残した形で画像のプリントがなされて、使用上極
めて便利な画像形成装置が提供されることとなった。
【0063】
【発明の効果】請求項1〜11によるときは、デジタル
方式の画像形成装置に好ましく適用され、高精度に画像
の高速処理がなされて転写紙先端に画像先端が高精度で
かつバラツキなく合致した形で形成されるようにした画
像形成装置、画像形成装置の書き込み方法及び画像形成
装置の制御方法が提供されることとなった。
【0064】請求項12〜16によるときは、従来使用
初期と多数枚プリント後とでは性能が変動し、初期にお
いて転写紙先端とトナー像の先端が合致していたものが
多数枚プリント後においてはズレが生じていたものが改
善されて、長期にわたって高精度に転写紙先端にトナー
像が合致した画像が維持して形成される画像形成装置及
び画像形成方法が提供されることとなった。
【0065】請求項17、18によるときは、画像形成
に当って生産性やファーストコピータイムを低下せしめ
ず、高精度で綴じ代等のための余白部分を形成すること
を可能とした画像形成装置及び画像形成方法が提供され
ることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図。
【図2】図1の要部図。
【図3】実施例1のブロック図。
【図4】実施例2のブロック図。
【図5】実施例3のブロック図。
【図6】実施例4のフローチャート。
【図7】実施例5のブロック図。
【図8】実施例5のフローチャート。
【図9】実施例6のブロック図。
【図10】実施例6のフローチャート。
【図11】実施例7のブロック図。
【図12】実施例7のフローチャート。
【符号の説明】
21 感光体ドラム 22 帯電器 23 現像装置 24 転写器 25 分離器 30 露光光学系 40 給紙路 41 給紙ユニット 43 案内ローラ 44 レジストローラ 50 定着器 S1 紙検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 昭年 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 浅川 稔 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 3F048 AA02 AB01 BA27 BB02 CA09 CC03 DA06 EB32 3F102 AA02 AB01 BA02 BB02 CA03 CB01 DA08 FA08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体、前記感光体の表面に画像を書き
    込み潜像を形成するための書き込み手段、前記感光体の
    表面に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像
    を形成するための現像手段、感光体上に形成されたトナ
    ー像を転写紙に転写するための転写手段、前記転写手段
    により転写する転写位置より上流側に配置されるレジス
    トローラ、および転写紙収納手段を備えてなる画像形成
    装置において、前記レジストローラより下流側、且つ転
    写位置の上流側に紙検知センサを設けてなり、前記レジ
    ストローラは、前記転写紙収納手段から搬送されてくる
    転写紙を突き当てて停止せしめた後に、転写手段へ再給
    紙するレジストローラであり、前記紙検知センサは、転
    写紙の先端を検知する紙検知センサであり、前記書き込
    み手段は、前記紙検知センサにより転写紙の先端を検知
    した信号に基づき、書き込みが開始される書き込み手段
    であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体、前記感光体の表面に画像を書き
    込み潜像を形成するための書き込み手段、前記感光体の
    表面に形成された潜像を現像剤により現像してトナー像
    を形成するための現像手段、感光体上に形成されたトナ
    ー像を転写紙に転写するための転写手段、転写紙収納手
    段、を備えてなる画像形成装置において、前記転写手段
    により転写する転写位置の上流側に紙検知センサを設
    け、前記紙検知センサと転写位置との距離が、前記感光
    体上の書き込み位置と転写位置との距離と同じか又はよ
    り長くしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記紙検知センサは、転写紙の先端を検
    知する紙検知センサであることを特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記紙検知センサにより転写紙の先端を
    検知した信号に基づき、前記書き込み手段による書き込
    みの開始タイミングを決める書き込み制御手段を備えて
    なることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記紙検知センサの上流側に、転写紙収
    納手段から搬送されてくる転写紙を一旦停止せしめて転
    写位置へ再搬送するレジストローラを設けてなることを
    特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記書き込み手段の光源は、レーザ、ま
    たはLEDであることを特徴とする請求項3乃至5の何
    れか1項記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 感光体、前記感光体上に画像を書き込む
    ための書き込み手段、前記感光体上に形成された画像を
    転写紙に転写する転写手段、転写紙収納手段、転写紙収
    納手段から前記転写手段へ転写紙を搬送する搬送路、お
    よび前記書き込み手段を制御する書き込み制御手段を備
    えてなる画像形成装置において、 前記搬送路に紙検知センサを設け、 前記書き込み制御手段は、前記紙検知センサによる転写
    紙の先端を検知した信号に基づき書き込み開始のタイミ
    ングを決めるように制御することを特徴とする画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送路に、前記転写紙収納手段から
    搬送されてくる転写紙を停止せしめた後に転写手段へ再
    給紙するレジストローラを設け、前記紙検知センサは、
    前記レジストローラの下流に配置したことを特徴とする
    請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置に画像データを記憶す
    る記憶手段を設け、前記書き込み制御手段は、前記記憶
    手段に記憶されている画像データを読み出して書き込み
    を行うように制御することを特徴とする請求項7又は8
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 感光体、前記感光体の表面に画像を書
    き込み潜像を形成するための書き込み手段、前記感光体
    の表面に形成された潜像を現像剤により現像してトナー
    像を形成するための現像手段、感光体上に形成されたト
    ナー像を転写紙に転写するための転写手段、前記転写手
    段により転写する転写位置より上流側に配置されるレジ
    ストローラ、および転写紙収納手段、を備えてなる画像
    形成装置の書き込み方法において、 前記レジストローラより下流側、且つ転写位置の上流側
    に紙検知センサを設け、 前記転写紙収納手段から搬送されてくる転写紙を前記レ
    ジストローラに突き当てて停止せしめることにより転写
    紙の紙曲がりを修正した後に、転写手段へ再給紙し、前
    記紙曲がりが修正された転写紙の先端を前記紙検知セン
    サにより検知し、前記先端を検知した信号に基づき、前
    記書き込み手段による書き込みを開始することを特徴と
    する画像形成装置の書き込み方法。
  11. 【請求項11】 感光体、前記感光体上に画像を書き込
    むための書き込み手段、前記感光体上に形成された画像
    を転写紙に転写する転写手段、転写紙収納手段、転写紙
    収納手段から前記転写手段へ搬送路を通って転写紙を搬
    送する搬送手段、および前記書き込み手段を制御する書
    き込み制御手段を備えてなる画像形成装置の制御方法に
    おいて、 前記搬送路に紙検知センサを設け、 前記書き込み制御手段は、前記紙検知センサによる転写
    紙の先端を検知した信号に基づき書き込み開始のタイミ
    ングを決めるように制御することを特徴とする画像形成
    装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 潜像を形成する感光体、前記感光体上
    に画像を書き込む書き込み手段、前記潜像を現像剤にて
    現像する現像手段、転写紙収納手段、現像された感光体
    上の現像像を転写紙に転写する転写手段、および前記転
    写紙収納手段に収納されている転写紙を転写位置へ搬送
    する搬送路、前記搬送路に設けられるレジストローラ、
    および書き込み制御手段を備えてなる画像形成装置にお
    いて、 画像形成枚数をカウントするカウント手段と、 前記転写手段により転写紙に転写する転写位置と前記レ
    ジストローラの間に紙検知センサとを設け、 前記書き込み制御手段は、前記カウント手段による画像
    形成枚数のカウントに基づき書き込み開始のタイミング
    を変更するように制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記タイミングの変更を決めるための
    所定のテーブルを設けてなることを特徴とする請求項1
    2記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 潜像を形成する感光体、前記感光体上
    に画像を書き込む書き込み手段、前記潜像を現像剤にて
    現像する現像手段、転写紙収納手段、現像された感光体
    上の現像像を転写紙に転写する転写手段、および前記転
    写紙収納手段に収納されている転写紙を転写位置へ搬送
    路を通って搬送する搬送手段、前記搬送路に設けられる
    レジストローラ、および書き込み制御手段を備えてなる
    画像形成装置の画像形成方法において、 前記転写手段により転写紙に転写する転写位置と前記レ
    ジストローラの間に紙検知センサを設け、 前記書き込み制御手段は、前記紙検知センサから前記転
    写位置へ搬送される間の搬送時間の誤差を補正して書き
    込み開始のタイミングを決めるように制御することを特
    徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 画像形成枚数をカウントするカウント
    手段を設け、前記書き込み制御手段は、前記カウント手
    段による画像形成枚数のカウントに基づき、書き込み開
    始のタイミングを変更するように制御することを特徴と
    する請求項14記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 前記タイミングの変更を決めるための
    所定のテーブルを設けてなることを特徴とする請求項1
    5記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 感光体、前記感光体上に画像を書き込
    むための書き込み手段、前記感光体上に形成された画像
    を転写紙に転写する転写手段、転写紙収納手段、転写紙
    収納手段から前記転写手段へ転写紙を搬送する搬送路、
    前記書き込み手段を制御する書き込み制御手段、および
    余白指定手段を備えてなる画像形成装置において、 前記搬送路に紙検知センサを設け、 前記書き込み制御手段は、前記余白指定手段により指定
    された情報、および前記紙検知センサによる転写紙の先
    端を検知した信号に基づき書き込み開始のタイミングを
    決めるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 転写紙の先端検知情報に基づき書き込
    み開始のタイミングを決める画像形成方法であって、 余白指定手段を設け、 前記紙検知センサによる転写紙の先端検知情報、および
    前記余白指定手段により指定された情報に従って書き込
    み開始タイミングを変更することで、転写紙に余白を形
    成することを特徴とする画像形成方法。
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