JP2000118763A - シート給送装置及び画像処理装置 - Google Patents
シート給送装置及び画像処理装置Info
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- JP2000118763A JP2000118763A JP10298121A JP29812198A JP2000118763A JP 2000118763 A JP2000118763 A JP 2000118763A JP 10298121 A JP10298121 A JP 10298121A JP 29812198 A JP29812198 A JP 29812198A JP 2000118763 A JP2000118763 A JP 2000118763A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートの腰の強さにかかわらず給送不良を生
ずることなく確実に分離給送可能なシート給送装置及び
これを備えた画像処理装置を提供する。 【解決手段】 積載したシートを一枚ずつ分離給送する
シート給送装置において、積載されたシートSを給送す
る給送ローラ11と、前記給送ローラ11にシートSを押し
つけ、給送されるシートを一枚ずつに分離する分離パッ
ド12と、前記分離パッド12上のシート給送面に露出する
ガイドリブ13とを有することを特徴とする。
ずることなく確実に分離給送可能なシート給送装置及び
これを備えた画像処理装置を提供する。 【解決手段】 積載したシートを一枚ずつ分離給送する
シート給送装置において、積載されたシートSを給送す
る給送ローラ11と、前記給送ローラ11にシートSを押し
つけ、給送されるシートを一枚ずつに分離する分離パッ
ド12と、前記分離パッド12上のシート給送面に露出する
ガイドリブ13とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置や画
像読取装置、その他のシート使用機器において、マルチ
給送等のシート収容部からシート材を一枚ずつ分離給送
するシート給送装置及びこれを備えた画像処理装置に関
する。
像読取装置、その他のシート使用機器において、マルチ
給送等のシート収容部からシート材を一枚ずつ分離給送
するシート給送装置及びこれを備えた画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ、スキャナ等の画像処
理装置にあっては、他種類のシートを使用することが要
求されるため、マルチトレイなるシート収容部が装備さ
れていることが多い。そして近年では装置の小型化が求
められているために、シート給送経路が制限され、例え
ばシートを立てた状態で収容し、これを給送する際に大
きく屈曲させて給送する場合がある。
理装置にあっては、他種類のシートを使用することが要
求されるため、マルチトレイなるシート収容部が装備さ
れていることが多い。そして近年では装置の小型化が求
められているために、シート給送経路が制限され、例え
ばシートを立てた状態で収容し、これを給送する際に大
きく屈曲させて給送する場合がある。
【0003】マルチトレイからのシートの分離給送とし
ては、給送ローラと分離パッドの間でシートを一枚ずつ
に分離して給送する、いわゆるデュプロ方式を用いたも
のがある。その中でも図6に示すように、円筒体の円周
方向の一部が切り欠かれた(半月状の)給送ローラ50と
分離部材である分離パッド51を用いたものがコストが安
価で耐久性に優れるという点で用いられることが多い。
ては、給送ローラと分離パッドの間でシートを一枚ずつ
に分離して給送する、いわゆるデュプロ方式を用いたも
のがある。その中でも図6に示すように、円筒体の円周
方向の一部が切り欠かれた(半月状の)給送ローラ50と
分離部材である分離パッド51を用いたものがコストが安
価で耐久性に優れるという点で用いられることが多い。
【0004】図6(a)(b)に示すシート給送装置は、シー
トSを給送ローラ50に押圧するための圧板52と押圧バネ
53、送り出された複数枚のシートSの先端をクサビ型に
形成するためのサブパッド54、複数枚のシートSの最上
位の一枚だけを分離して画像形成手段へ給送するための
分離パッド51と、それを給送ローラ50に押圧するための
パッドバネ55、分離パッド51の位置を保持し、且つ給送
されるシートSを分離パッド51との間で挟持するサイド
コロ56で構成される。
トSを給送ローラ50に押圧するための圧板52と押圧バネ
53、送り出された複数枚のシートSの先端をクサビ型に
形成するためのサブパッド54、複数枚のシートSの最上
位の一枚だけを分離して画像形成手段へ給送するための
分離パッド51と、それを給送ローラ50に押圧するための
パッドバネ55、分離パッド51の位置を保持し、且つ給送
されるシートSを分離パッド51との間で挟持するサイド
コロ56で構成される。
【0005】圧板52及び押圧バネ53により給送ローラ50
に圧接した記録シートSは給送ローラ50の回転により生
ずる両者間の摩擦力によって搬送され、サイドコロ56と
サブパッド54の間に導かれる。このとき、最上位の記録
シートS1 が搬送されると記録シート間の摩擦力によっ
て二枚目以下の記録シートも搬送される場合もあるが、
最初に二枚目以下の記録シートSの先端がサブパッド54
に突き当てられ、記録シートSとサブパッド54の摩擦力
によって二枚目以下の記録シートSの先端がずらされ、
クサビ型に形成される。そして、クサビ型に形成された
数牧の記録シートSは、給送ローラ50と分離パッド51の
間へと進む。
に圧接した記録シートSは給送ローラ50の回転により生
ずる両者間の摩擦力によって搬送され、サイドコロ56と
サブパッド54の間に導かれる。このとき、最上位の記録
シートS1 が搬送されると記録シート間の摩擦力によっ
て二枚目以下の記録シートも搬送される場合もあるが、
最初に二枚目以下の記録シートSの先端がサブパッド54
に突き当てられ、記録シートSとサブパッド54の摩擦力
によって二枚目以下の記録シートSの先端がずらされ、
クサビ型に形成される。そして、クサビ型に形成された
数牧の記録シートSは、給送ローラ50と分離パッド51の
間へと進む。
【0006】給送ローラ50と分離パッド51の間で最上位
以外の記録シートSは記録シートSと分離パッド51との
摩擦力によって止められ、最上位の記録シートS1 のみ
が給送され、これより下流にある搬送ローラ57と搬送コ
ロ58に受け渡される。
以外の記録シートSは記録シートSと分離パッド51との
摩擦力によって止められ、最上位の記録シートS1 のみ
が給送され、これより下流にある搬送ローラ57と搬送コ
ロ58に受け渡される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のシート給送装置
において、記録シートSを大きく屈曲させて給送する場
合、記録シートSを当接させて分離させるための分離パ
ッド51が、同時に下流の搬送部へのガイドの役割を果た
すことが要求される。
において、記録シートSを大きく屈曲させて給送する場
合、記録シートSを当接させて分離させるための分離パ
ッド51が、同時に下流の搬送部へのガイドの役割を果た
すことが要求される。
【0008】しかしながら、シートの腰が強く硬い記録
シートでは分離パッド51へ当接する角度が大きいと、分
離パッドベース59が押し下げられ、ガイドに沿わず給送
不良となる場合がある。
シートでは分離パッド51へ当接する角度が大きいと、分
離パッドベース59が押し下げられ、ガイドに沿わず給送
不良となる場合がある。
【0009】そこで、分離パッド51のガイドとしての機
能を高めるために、分離パッド51が給送ローラ50に当接
する圧力を高める手段が考えられる。しかし、その負荷
のために給送されない種類の記録シートがあったり、給
送ローラ50と分離パッド51への負荷が増すため、磨耗に
よる耐久性の低下や過剰な紙粉等の発生による性能が低
下するという課題が生じてしまう。
能を高めるために、分離パッド51が給送ローラ50に当接
する圧力を高める手段が考えられる。しかし、その負荷
のために給送されない種類の記録シートがあったり、給
送ローラ50と分離パッド51への負荷が増すため、磨耗に
よる耐久性の低下や過剰な紙粉等の発生による性能が低
下するという課題が生じてしまう。
【0010】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、シートの腰の強さにかかわらず給送不良を
生ずることなく確実に分離給送可能なシート給送装置及
びこれを備えた画像処理装置を提供するものである。
その目的は、シートの腰の強さにかかわらず給送不良を
生ずることなく確実に分離給送可能なシート給送装置及
びこれを備えた画像処理装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、積載したシートを一枚
ずつ分離給送するシート給送装置において、積載された
シートを給送する給送手段と、前記給送手段にシートを
押しつけ、給送されるシートを一枚ずつに分離する分離
部材と、前記分離部材上のシート給送面に露出するガイ
ド手段とを有することを特徴とする。
の本発明に係る代表的な構成は、積載したシートを一枚
ずつ分離給送するシート給送装置において、積載された
シートを給送する給送手段と、前記給送手段にシートを
押しつけ、給送されるシートを一枚ずつに分離する分離
部材と、前記分離部材上のシート給送面に露出するガイ
ド手段とを有することを特徴とする。
【0012】上記構成にあっては、例えば腰の強いシー
トを屈曲させて給送する場合でも、該シートはガイド手
段によってガイドされ、このガイド手段に沿って給送不
良を生ずることなく搬送される。従って、分離部材を給
送手段に付勢する力を強める必要がなく、耐久性を低下
させることなく分離給送することが可能となる。
トを屈曲させて給送する場合でも、該シートはガイド手
段によってガイドされ、このガイド手段に沿って給送不
良を生ずることなく搬送される。従って、分離部材を給
送手段に付勢する力を強める必要がなく、耐久性を低下
させることなく分離給送することが可能となる。
【0013】また、前記分離部材を揺動可能とし、分離
部材の揺動により前記ガイド手段が分離部材上のシート
給送面に露出するようにすると、腰の弱いシートに対し
てはガイド手段を設けない場合と同様の摩擦分離を行う
ことが可能となる。
部材の揺動により前記ガイド手段が分離部材上のシート
給送面に露出するようにすると、腰の弱いシートに対し
てはガイド手段を設けない場合と同様の摩擦分離を行う
ことが可能となる。
【0014】更に、給送手段を円筒体の円周方向の一部
が切り欠くとともに、前記ガイド手段と対向する部分が
該ガイド手段を避けるように切り欠いて構成することに
より、給送するシートにシワが発生することを防止する
ことが可能となる。
が切り欠くとともに、前記ガイド手段と対向する部分が
該ガイド手段を避けるように切り欠いて構成することに
より、給送するシートにシワが発生することを防止する
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1乃至図4を
参照して本発明の第1実施形態に係るシート給送装置及
びこれを備えた画像処理装置を説明する。尚、図1はシ
ート給送装置を示すものであり、(a) は側断面図、(b)
はシート給送方向下流側からみた説明図である。また、
図2は腰の強いシートを給送した場合の状態を示し、
(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下流側からみた
説明図である。図3は腰の弱いシートを給送した場合の
状態を示し、(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下
流側からみた説明図である。更に、図4は画像処理装置
としてのプリンタの構成模式説明図である。
参照して本発明の第1実施形態に係るシート給送装置及
びこれを備えた画像処理装置を説明する。尚、図1はシ
ート給送装置を示すものであり、(a) は側断面図、(b)
はシート給送方向下流側からみた説明図である。また、
図2は腰の強いシートを給送した場合の状態を示し、
(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下流側からみた
説明図である。図3は腰の弱いシートを給送した場合の
状態を示し、(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下
流側からみた説明図である。更に、図4は画像処理装置
としてのプリンタの構成模式説明図である。
【0016】まず、シート給送装置Aを備えたプリンタ
Bの全体構成を概略説明する。本実施形態に係るプリン
タは、図4に示すように、シート給送装置Aから給送さ
れたシートSをレジストローラ1で画像処理手段2へ搬
送する。
Bの全体構成を概略説明する。本実施形態に係るプリン
タは、図4に示すように、シート給送装置Aから給送さ
れたシートSをレジストローラ1で画像処理手段2へ搬
送する。
【0017】本実施形態の画像処理手段2は画像形成処
理を行うものであり、矢印方向へ回転する像担持体であ
る感光体ドラム3の表面に接触する帯電ローラ4にバイ
アス印加して感光体ドラム3の表面を一様に帯電し、帯
電したドラム表面に画像情報に応じてレーザー光を照射
する光学系5で露光して潜像を形成し、その潜像を現像
手段6でトナー現像して可視像化する。そして、転写ロ
ーラ7にバイアス印加することで前記トナー像を前記搬
送されるシートSに転写し、そのシートSを定着手段8
へ搬送して加熱定着した後、排出ローラ9で装置外へと
排出するものである。
理を行うものであり、矢印方向へ回転する像担持体であ
る感光体ドラム3の表面に接触する帯電ローラ4にバイ
アス印加して感光体ドラム3の表面を一様に帯電し、帯
電したドラム表面に画像情報に応じてレーザー光を照射
する光学系5で露光して潜像を形成し、その潜像を現像
手段6でトナー現像して可視像化する。そして、転写ロ
ーラ7にバイアス印加することで前記トナー像を前記搬
送されるシートSに転写し、そのシートSを定着手段8
へ搬送して加熱定着した後、排出ローラ9で装置外へと
排出するものである。
【0018】次に前記画像処理手段2へシートSを給送
するシート給送装置Aについて、図1乃至図3を参照し
て具体的に説明する。
するシート給送装置Aについて、図1乃至図3を参照し
て具体的に説明する。
【0019】本実施形態に係るシート給送装置Aは積載
トレイ10(図4参照)にシートSを立てた状態で積載す
るものであり、これを給送手段としての給送ローラ11と
分離部材としての分離パッド12との協働作用によって一
枚ずつ分離給送するものである。
トレイ10(図4参照)にシートSを立てた状態で積載す
るものであり、これを給送手段としての給送ローラ11と
分離部材としての分離パッド12との協働作用によって一
枚ずつ分離給送するものである。
【0020】給送ローラ11は円周上にゴム等の摩擦係数
の大きいローラ部材が取り付けられ、円周方向に一部切
り欠き部を有する半月型であり、分離パッド12上に設け
られた後述するガイドリブ13と対向する部分に、該ガイ
ドリブ13を避けるように切り欠かれた切欠部11aが形成
されている。また、給送ローラ11の軸方向両端には給送
ローラ11のローラ径よりもわずかに小さい径を有する円
形状で給送ローラ11の軸に対して回動自在にサイドコロ
14が設けられている。
の大きいローラ部材が取り付けられ、円周方向に一部切
り欠き部を有する半月型であり、分離パッド12上に設け
られた後述するガイドリブ13と対向する部分に、該ガイ
ドリブ13を避けるように切り欠かれた切欠部11aが形成
されている。また、給送ローラ11の軸方向両端には給送
ローラ11のローラ径よりもわずかに小さい径を有する円
形状で給送ローラ11の軸に対して回動自在にサイドコロ
14が設けられている。
【0021】前記給送ローラ11に押圧バネ15で付勢され
た圧板16によって積載トレイ10に積載されたシートSを
押圧し、給送ローラ11の回転によって送り出す。この送
り出されたシートSを分離パッド12によって一枚ずつに
分離するものであるが、この分離を容易にするために、
給送されるシート先端をクサビ状に整形する分離補助手
段としてのサブパッド17が設けられている。このサブパ
ッド17はゴム等の摩擦部材シートで、前記サイドコロ14
よりも軸方向外側であって、給送装置本体に直接あるい
はベース部材を介して固定されている。
た圧板16によって積載トレイ10に積載されたシートSを
押圧し、給送ローラ11の回転によって送り出す。この送
り出されたシートSを分離パッド12によって一枚ずつに
分離するものであるが、この分離を容易にするために、
給送されるシート先端をクサビ状に整形する分離補助手
段としてのサブパッド17が設けられている。このサブパ
ッド17はゴム等の摩擦部材シートで、前記サイドコロ14
よりも軸方向外側であって、給送装置本体に直接あるい
はベース部材を介して固定されている。
【0022】分離パッド12は摩擦部材によって構成され
ており、これが断面略L字状の分離パッドベース18に固
定されている。このベース18は軸19を中心に回動可能で
あり、パッドバネ20によって回動側端部が給送ローラ11
へ付勢されており、この回動側端部であって、給送ロー
ラ11と対向する面に分離パッド12が固定されている。
ており、これが断面略L字状の分離パッドベース18に固
定されている。このベース18は軸19を中心に回動可能で
あり、パッドバネ20によって回動側端部が給送ローラ11
へ付勢されており、この回動側端部であって、給送ロー
ラ11と対向する面に分離パッド12が固定されている。
【0023】また、前記分離パッド12の所定位置(給送
ローラ軸方向中央部)には切欠部12aが形成されてお
り、この切欠部12aからシート給送方向上流側に向かっ
て、即ち、シート給送方向において給送ローラ11と分離
パッド12とによる分離部とサブパッド17との間に分離パ
ッド12の摩擦面(上面)よりも給送ローラ側に凸になり
(露出する)、且つサブパッド17よりも低い位置になる
ようにガイド手段としてのガイドリブ13が設けられてい
る。
ローラ軸方向中央部)には切欠部12aが形成されてお
り、この切欠部12aからシート給送方向上流側に向かっ
て、即ち、シート給送方向において給送ローラ11と分離
パッド12とによる分離部とサブパッド17との間に分離パ
ッド12の摩擦面(上面)よりも給送ローラ側に凸になり
(露出する)、且つサブパッド17よりも低い位置になる
ようにガイド手段としてのガイドリブ13が設けられてい
る。
【0024】上記構成のシート給送装置Aにおいては、
腰が強く硬い厚紙や封筒等のシートを給送する場合、図
2に示すように、給送ローラ11によりピックされたシー
トSは、まずサブパッド17に当接して先端が捌かれ、そ
れとほぼ同時にシート先端が軸方向に弧を描き(図2
(b) 参照)、シート中央部が突出する形で分離パッド12
を押し下げる力が働く。しかし、本実施形態にあっては
シートSは分離パッド12上のガイドリブ13に当接し、給
送力はガイドリブ13にそって逃がされるのでガイドリブ
13上を滑り、分離パッド12に引っ掛かることなく給送さ
れ、搬送ローラ21及び搬送コロ22によって下流側へ搬送
される。
腰が強く硬い厚紙や封筒等のシートを給送する場合、図
2に示すように、給送ローラ11によりピックされたシー
トSは、まずサブパッド17に当接して先端が捌かれ、そ
れとほぼ同時にシート先端が軸方向に弧を描き(図2
(b) 参照)、シート中央部が突出する形で分離パッド12
を押し下げる力が働く。しかし、本実施形態にあっては
シートSは分離パッド12上のガイドリブ13に当接し、給
送力はガイドリブ13にそって逃がされるのでガイドリブ
13上を滑り、分離パッド12に引っ掛かることなく給送さ
れ、搬送ローラ21及び搬送コロ22によって下流側へ搬送
される。
【0025】また腰の弱い薄いシートを給送する場合に
は、図3に示すように、シートSはサブパッド17で先端
をクサビ形状に捌かれて分離パッド12の先端部へと向か
う、このときシートSの先端は軸方向にサブパッド17、
分離パッド12、ガイドリブ13に沿ってわずかに波型を描
き(図3(b) 参照)、分離パッド12の摩擦面に充分接し
ながら通過する。このため、重送することなく分離され
給送される。
は、図3に示すように、シートSはサブパッド17で先端
をクサビ形状に捌かれて分離パッド12の先端部へと向か
う、このときシートSの先端は軸方向にサブパッド17、
分離パッド12、ガイドリブ13に沿ってわずかに波型を描
き(図3(b) 参照)、分離パッド12の摩擦面に充分接し
ながら通過する。このため、重送することなく分離され
給送される。
【0026】このとき、本実施形態のように給送ローラ
11にガイドリブ13に対向する位置で幅方向に切欠部12a
が設けられていると、複数枚のシートSが給送ローラ11
とガイドリブ13の間に挟まれたときに、シートがガイド
リブ13で折られてシワになるのを防ぐことができる。
11にガイドリブ13に対向する位置で幅方向に切欠部12a
が設けられていると、複数枚のシートSが給送ローラ11
とガイドリブ13の間に挟まれたときに、シートがガイド
リブ13で折られてシワになるのを防ぐことができる。
【0027】このようにガイドリブ13を設けることによ
り、腰の強いシート及び腰の弱いシートのいずれであっ
ても、シートを大きく屈曲させて給送する場合でも重送
や搬送不良を生ずることなく給送することができ、装置
の小型化を図ることができるようになる。
り、腰の強いシート及び腰の弱いシートのいずれであっ
ても、シートを大きく屈曲させて給送する場合でも重送
や搬送不良を生ずることなく給送することができ、装置
の小型化を図ることができるようになる。
【0028】〔他の実施形態〕前述した実施形態ではガ
イドリブ13を分離パッド12の切欠部12aに固定した例を
示したが、図5(a) に示すように、分離パッドベース18
及び分離パッド12を貫通する孔23を形成し、装置本体に
はガイド手段となるガイドリブ24を取り付け固定しても
よい。
イドリブ13を分離パッド12の切欠部12aに固定した例を
示したが、図5(a) に示すように、分離パッドベース18
及び分離パッド12を貫通する孔23を形成し、装置本体に
はガイド手段となるガイドリブ24を取り付け固定しても
よい。
【0029】前記ガイドリブ24は分離パッド12が給送ロ
ーラ11と圧接した状態では分離パッド12の上面から露出
しないが、腰の強いシートSを給送した場合等で分離パ
ッド12に過大な力が加わり、分離パッドベース18が図5
(a) の反時計回り方向へ回転するように押し下げられる
と、前記ガイドリブ24が露出するように設けられてい
る。これにより、腰の強いシートが給送されるときは前
述のようにして孔23から露出したガイドリブ24によって
シートがガイドされる。
ーラ11と圧接した状態では分離パッド12の上面から露出
しないが、腰の強いシートSを給送した場合等で分離パ
ッド12に過大な力が加わり、分離パッドベース18が図5
(a) の反時計回り方向へ回転するように押し下げられる
と、前記ガイドリブ24が露出するように設けられてい
る。これにより、腰の強いシートが給送されるときは前
述のようにして孔23から露出したガイドリブ24によって
シートがガイドされる。
【0030】一方、腰の弱いシートSが給送される場合
には分離パッドベース18が押し下げられないためにガイ
ドリブ24は露出せず、シートは分離パッド12と給送ロー
ラ11とによって分離される。従って、腰の弱いシートを
給送した場合に、第1実施形態の場合に比べてシートが
分離パッド面に接触する面積が増えるため、重送防止効
果が高くなる。
には分離パッドベース18が押し下げられないためにガイ
ドリブ24は露出せず、シートは分離パッド12と給送ロー
ラ11とによって分離される。従って、腰の弱いシートを
給送した場合に、第1実施形態の場合に比べてシートが
分離パッド面に接触する面積が増えるため、重送防止効
果が高くなる。
【0031】また、前述した第1実施形態では分離パッ
ド12に切欠部12aを設け、この切欠部12aにガイドリブ
13を設けるようにしたが、図5(b) に示すように、分離
パッド12を2分割してベース18に固定し、この分割位置
にガイドリブ13を設けるようにしてもよい。このように
すると、シートのガイドリブ13面から分離パッド12への
受け渡しが滑らかになり、給送されるシートへの負荷を
軽減することができる。
ド12に切欠部12aを設け、この切欠部12aにガイドリブ
13を設けるようにしたが、図5(b) に示すように、分離
パッド12を2分割してベース18に固定し、この分割位置
にガイドリブ13を設けるようにしてもよい。このように
すると、シートのガイドリブ13面から分離パッド12への
受け渡しが滑らかになり、給送されるシートへの負荷を
軽減することができる。
【0032】また、ガイドリブ13を設ける場合に第1実
施形態のように分離パッド12に必ずしも切欠部12aを設
ける必要はなく、図5(c) に示すように、分離パッド12
と別部材のガイド手段であるガイドリブ25を分離パッド
面上に取り付けるようにしてもよい。
施形態のように分離パッド12に必ずしも切欠部12aを設
ける必要はなく、図5(c) に示すように、分離パッド12
と別部材のガイド手段であるガイドリブ25を分離パッド
面上に取り付けるようにしてもよい。
【0033】更に前述した第1実施形態ではシートSを
給送して画像を形成する画像形成装置を例示したが、本
発明に係るシート給送装置は画像形成装置に限定する必
要はなく、積載したシートを一枚ずつ分離給送して処理
するものであれば好適に用いることができる。例えば、
画像処理手段としてスキャナのように画像読取手段を備
え、この画像読取手段に原稿シートを一枚ずつ分離給送
する画像読取装置等にも好適に用いることができる。
給送して画像を形成する画像形成装置を例示したが、本
発明に係るシート給送装置は画像形成装置に限定する必
要はなく、積載したシートを一枚ずつ分離給送して処理
するものであれば好適に用いることができる。例えば、
画像処理手段としてスキャナのように画像読取手段を備
え、この画像読取手段に原稿シートを一枚ずつ分離給送
する画像読取装置等にも好適に用いることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
例えば腰の強いシートを屈曲させて給送する場合でも、
該シートはガイド手段によってガイドされ、このガイド
手段に沿って給送不良を生ずることなく搬送される。従
って、分離部材を給送手段に付勢する力を強める必要が
なく、耐久性を低下させることなく分離給送することが
可能となる。
例えば腰の強いシートを屈曲させて給送する場合でも、
該シートはガイド手段によってガイドされ、このガイド
手段に沿って給送不良を生ずることなく搬送される。従
って、分離部材を給送手段に付勢する力を強める必要が
なく、耐久性を低下させることなく分離給送することが
可能となる。
【0035】また、前記分離部材を揺動可能とし、分離
部材の揺動により前記ガイド手段が分離部材上のシート
給送面に露出するようにすると、腰の弱いシートに対し
てはガイド手段を設けない場合と同様の摩擦分離を行う
ことが可能となる。
部材の揺動により前記ガイド手段が分離部材上のシート
給送面に露出するようにすると、腰の弱いシートに対し
てはガイド手段を設けない場合と同様の摩擦分離を行う
ことが可能となる。
【0036】更に、給送手段を円筒体の円周方向の一部
が切り欠くとともに、前記ガイド手段と対向する部分が
該ガイド手段を避けるように切り欠いて構成することに
より、給送するシートにシワが発生することを防止する
ことが可能となる。
が切り欠くとともに、前記ガイド手段と対向する部分が
該ガイド手段を避けるように切り欠いて構成することに
より、給送するシートにシワが発生することを防止する
ことが可能となる。
【図1】シート給送装置を示すものであり、(a) は側断
面図、(b) はシート給送方向下流側からみた説明図であ
る。
面図、(b) はシート給送方向下流側からみた説明図であ
る。
【図2】腰の強いシートを給送した場合の状態を示し、
(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下流側からみた
説明図である。
(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下流側からみた
説明図である。
【図3】腰の弱いシートを給送した場合の状態を示し、
(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下流側からみた
説明図である。
(a) は側断面図、(b) はシート給送方向下流側からみた
説明図である。
【図4】画像処理装置としてのプリンタの構成模式説明
図である。
図である。
【図5】ガイドリブを取り付ける他例を示すものであ
り、(a) はガイドリブを装置本体に固定した実施形態の
説明図、(b) は分離パッドを分割した実施形態の説明
図、(c) は分離パッドの面上にガイドリブを設けた実施
形態の説明図である。
り、(a) はガイドリブを装置本体に固定した実施形態の
説明図、(b) は分離パッドを分割した実施形態の説明
図、(c) は分離パッドの面上にガイドリブを設けた実施
形態の説明図である。
【図6】従来技術に係るシート給送装置の構成説明図で
ある。
ある。
A …シート給送装置 B …プリンタ S …シート 1 …レジストローラ 2 …画像処理手段 3 …感光体ドラム 4 …帯電ローラ 5 …光学系 6 …現像手段 7 …転写ローラ 8 …定着手段 9 …排出ローラ 10 …積載トレイ 11 …給送ローラ 11a …切欠部 12 …分離パッド 12a …切欠部 13 …ガイドリブ 14 …サイドコロ 15 …押圧バネ 16 …圧板 17 …サブパッド 18 …ベース 19 …軸 20 …パッドバネ 21 …搬送ローラ 22 …搬送コロ 23 …孔 24 …ガイドリブ 25 …ガイドリブ
Claims (5)
- 【請求項1】 積載したシートを一枚ずつ分離給送する
シート給送装置において、 積載されたシートを給送する給送手段と、 前記給送手段にシートを押しつけ、給送されるシートを
一枚ずつに分離する分離部材と、 前記分離部材上のシート給送面に露出するガイド手段
と、 を有することを特徴とするシート給送装置。 - 【請求項2】 前記給送手段で給送されるシートを前記
分離部材が分離容易になる形状にシート先端を整形する
分離補助手段を有し、前記ガイド手段をシート給送経路
上における前記分離補助手段と前記給送手段及び分離部
材によるシート分離部の間に設けたことを特徴とする請
求項1記載のシート給送装置。 - 【請求項3】 前記分離部材は揺動可能であり、前記分
離部材の揺動により前記ガイド手段が前記分離部材上の
シート給送面に露出するよう構成したことを特徴とする
請求項1記載のシート給送装置。 - 【請求項4】 前記給送手段は円筒体の円周方向の一部
が切り欠かれ、且つ前記ガイド手段と対向する部分が前
記ガイド手段を避けるように切り欠かれていることを特
徴とする請求項1記載のシート給送装置。 - 【請求項5】 シートを給送して画像を処理する画像処
理装置において、 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート給
送装置と、 前記シート給送装置によって給送されたシートに画像形
成処理し、あるいは前記給送されたシートに記載された
画像を読み取り処理する画像処理手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10298121A JP2000118763A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | シート給送装置及び画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10298121A JP2000118763A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | シート給送装置及び画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000118763A true JP2000118763A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17855454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10298121A Pending JP2000118763A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | シート給送装置及び画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000118763A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106853A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Kyocera Mita Corp | シート材給送装置及び画像形成装置 |
-
1998
- 1998-10-20 JP JP10298121A patent/JP2000118763A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106853A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Kyocera Mita Corp | シート材給送装置及び画像形成装置 |
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