JP2002193491A - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2002193491A
JP2002193491A JP2000394528A JP2000394528A JP2002193491A JP 2002193491 A JP2002193491 A JP 2002193491A JP 2000394528 A JP2000394528 A JP 2000394528A JP 2000394528 A JP2000394528 A JP 2000394528A JP 2002193491 A JP2002193491 A JP 2002193491A
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sheet
conveying
roller
central
force
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Yoshiyuki Miyazaki
宮▲崎▼  芳行
Yuzuru Tsurumi
譲 鶴見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜行補正機能の向上を図ることのできるシー
ト搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シートSのシート搬送方向と直交する方
向の中心に位置する中央搬送手段6aと、中央搬送手段
6aの両側に設けられた側部搬送手段6b,6bとを有
したシート搬送手段により、シートSの剛性によりシー
トSの斜行を補正するように構成された斜行補正手段8
にシートを搬送する。そして、中央搬送手段6aの搬送
力の方が側部搬送手段6b,6bの搬送力よりも大きく
なるように設定することにより、斜行補正の際、シート
Sの方向変換が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート搬送装置及
びこれを備えた画像形成装置に関し、特に搬送中のシー
トの斜行を補正する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置においては、シートを画像形成部に搬
送するシート搬送装置を備えており、このようなシート
搬送装置としては画像形成部にシートを搬送する前にシ
ートの斜行を補正するようにしたものがある。
【0003】図8は、このような従来のシート搬送装置
の構成を示す斜視図であり、同図において、61はゴム
等で形成され、不図示の給紙手段により搬送されてきた
シートSを不図示の画像形成部に搬送する中間搬送ロー
ラ、62はこの中間搬送ローラ61に圧接する搬送コロ
である。なお、この中間搬送ローラ61は、画像形成装
置が対応するシートSの幅サイズに応じてローラ軸63
に複数、同図においては2個設けられている。
【0004】また、64は軸64aに固着されたレジス
トローラ、65は軸68に固着され、レジストローラ6
4に圧接するレジストコロ、66はレジシャッタであ
り、中間搬送ローラ61により搬送されてきたシートS
に当接する当接部67を有している。なお、このレジシ
ャッタ66は、軸68に回動自在に取り付けられると共
に、ばね69によりシート搬送方向と逆向きの力Fで付
勢されている。
【0005】これにより、レジシャッタ66は中間搬送
ローラ61により搬送されてきたシートSが当接部67
に突き当たっても最初はこのばね69の付勢力により回
動することはないが、この後、さらにシートSが中間搬
送ローラ61により搬送されてシート3に加えられる搬
送力F’が所定の搬送力Fを超えると、即ちF’>Fと
なると、シートSの搬送力によって当接部67を搬送路
から退避させながら回動するようになる。
【0006】ここで、レジシャッタ66の当接部67は
搬送方向に対し直交する方向に位置するようになってお
り、この当接部67にシートSを突き当てた後、シート
Sの搬送力F’が所定の搬送力Fを超えるまでシートS
を当接部67に突き当てるようにすることにより、シー
ト先端を当接部67に倣わせることができる。これによ
り、シートSが斜行していた場合でも、シート先端を搬
送方向に対して直交するように補正することができる。
【0007】なお、このように記録紙Sの搬送力F’が
F’>Fとなり、レジシャッタ66の当接部67を搬送
路から退避させながらシートSが搬送されると、このシ
ートSはレジシャッタ66の直後に設けられたレジスト
コロ65とレジストローラ64とのニップに達し、この
レジストローラ64により画像形成部へと送られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシート搬送装置において、複数設けられた中間搬
送ローラ61の同図のαで示す配置間隔及び個数は、画
像形成装置が対応する通紙メディアの横幅等によって定
められている。そして、レジシャッタ66へは、これら
複数の中間搬送ローラ61と搬送コロ62とのニップに
挟まれながら搬送される。
【0009】ところが、このように複数の中間搬送ロー
ラ61と搬送コロ62とのニップにシートSが挟まれて
いると、レジシャッタ66の当接部67にシートSの先
端が突き当たってもシートSの方向変換が規制されるよ
うになるため、シートSの姿勢を修正できる自由度が少
なくなる。そして、このように修正できる自由度が少な
くなると、斜行補正できる量が限られるようになり、適
切な斜行補正を行うことができなくなる。
【0010】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、斜行補正機能の向上を図ること
のできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを搬送
するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送
されたシートと当接して該シートの剛性により該シート
の斜行を補正するように構成された斜行補正手段とを備
えたシート搬送装置において、前記シート搬送手段は、
前記シートの、シート搬送方向と直交する方向の中心に
位置する中央搬送手段と、該中央搬送手段の両側に設け
られた側部搬送手段とを有し、さらに前記中央搬送手段
の搬送力の方が前記側部搬送手段の搬送力よりも大きく
なるように設定されていることを特徴とするものであ
る。
【0012】また本発明は、前記中央搬送手段に圧接す
る中央搬送コロと、前記側部搬送手段に圧接する側部搬
送コロとを備え、前記中央搬送手段の搬送力の方が前記
側部搬送手段の搬送力よりも大きくなるよう前記中央搬
送コロ及び側部搬送コロの圧接力が設定されていること
を特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記中央搬送手段の搬送力
の方が前記側部搬送手段の搬送力よりも大きくなるよう
前記中央搬送手段の摩擦係数を前記側部搬送手段の摩擦
係数よりも大きくしたことを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記斜行補正手段は斜行補
正後のシートを搬送する下流側シート搬送手段と、該下
流側シート搬送手段に圧接する下流側搬送コロとを備
え、前記中央搬送手段と中央搬送コロとのニップ及び前
記側部搬送手段と側部搬送コロとのニップが、前記下流
側シート搬送手段と下流側搬送コロとのニップに対して
平行に、かつ略水平となるよう構成されていることを特
徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記中央搬送手段に当接し
ている中央搬送コロの形状が、中央部の径の方が両端部
の径よりも大きな太鼓形状を有していることを特徴とす
るものである。
【0016】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部にシートを搬送するシート搬送装置とを備えた画像
形成装置において、前記シート搬送装置は上記のいずれ
かに記載のものであることを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記シートの斜行補正時、
前記シート搬送手段の上流側で発生する搬送抵抗を軽減
するための圧解除機構を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0018】また本発明のように、シートのシート搬送
方向と直交する方向の中心に位置する中央搬送手段と、
中央搬送手段の両側に設けられた側部搬送手段とを有し
たシート搬送手段により、シートの剛性によりシートの
斜行を補正するように構成された斜行補正手段にシート
を搬送する。そして、中央搬送手段の搬送力の方が側部
搬送手段の搬送力よりも大きくなるように設定すること
により、斜行補正の際、シートの方向変換が容易にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるレー
ザビームプリンタの概略構成を示す図である。
【0021】同図において、1はレーザビームプリンタ
であり、このレーザビームプリンタ1は、シートである
記録紙3を積載する給紙カセット2、記録紙3を給送す
る給紙ローラ4及び記録紙3を1枚づつ分離させる分離
パッド5を備えた給紙ユニットと、感光ドラム9a、現
像手段9bを含むプロセスカートリッジ9及び転写ロー
ラ10を備えた画像形成部と、定着加圧ローラ13、定
着フィルム12及び手着フィルム12内に配置される定
着ヒータ12a等で構成される定着ユニットとを備えて
いる。
【0022】さらに、このレーザビームプリンタ1は、
中間搬送ローラ6、この中間搬送ローラ6に圧接する搬
送コロ11、レジストローラ7、レジストローラ7に圧
接するレジストコロ7a及び記録紙Sの斜行を、記録紙
Sの剛性により補正するように構成された斜行補正手段
であるレジシャッタ8等で構成され、記録紙3を画像形
成部に搬送するシート搬送装置と、レーザスキャナーユ
ニット17と、シート排出積載台15及び排紙ローラ1
4を含むシート排出部と、コントローラボード16とを
備えている。
【0023】次に、このように構成されたレーザビーム
プリンタ1の画像形成動作について説明する。
【0024】例えば、不図示のパソコン等からプリント
信号と共に画像情報が送られてくると、コントローラボ
ード16はレーザスキャナーユニット17を制御して画
像情報をビットイメージにしたもの(レーザ光)を感光
ドラム9a上に照射する。これにより、そのビットイメ
ージに従って感光ドラム9a上に静電潜像が形成され、
さらにこの静電潜像を現像手段9bにより現像すること
により感光ドラム9a上にトナー画像が形成される。
【0025】一方、コントローラボード16はプリント
信号に基づき給紙ローラ4及び中間搬送ローラ6を回転
させる。これにより、まず給紙カセット2に積載された
記録紙3が給紙ローラ4と分離パッド5によって1枚ず
つ分離給送されて中間搬送ローラ6と搬送コロ11との
ニップに送られる。
【0026】次に、このように中間搬送ローラ6と搬送
コロ11とのニップに送られた記録紙3は、中間搬送ロ
ーラ6により図2に示す紙パスA内を通り、レジシャッ
タ8の当接部8aに突き当てられる。
【0027】そして、このレジシャッタ8により斜行が
補正された後、記録紙3は当接部8aを押しながらレジ
シャッタ8を図中時計回りに回動させ、レジストローラ
7とレジコロ7aとのニップヘ搬送される。なお、レジ
ストローラ7で搬送された記録紙3は、搬送上ガイド2
5及び搬送下ガイド26で形成される紙パス内を搬送さ
れ、転写ローラ10と感光ドラム9aのニップに搬送さ
れる。
【0028】次に、このようにして転写ローラ10と感
光ドラム9aとのニップに搬送されると、この記録紙3
に感光ドラム9a上に形成されたトナー画像が転写され
る。そして、このトナー画像が転写された記録紙3は、
定着ユニットに送られて加熱加圧され、これによってト
ナー画像が半永久的に定着される。なお、トナー画像が
定着された記録紙3は、排出ガイドに沿って搬送され、
排紙コロ14によりシート排出積載台15上に排出され
る。
【0029】ところで、シート搬送手段である中間搬送
ローラ6は、図3に示すように下流側シート搬送手段で
あるレジストローラ7の上流側に設けられると共に、記
録紙Sのシート搬送方向と直交する方向の中心である中
心基準に位置する中央の中間搬送手段(以下、中央搬送
ローラという)6aと、この中央搬送ローラ6aの、両
側にそれぞれ紙中心基準に対し対称に設けられた複数、
同図においては2つの端部搬送手段(以下、端部搬送ロ
ーラという)6bとから構成されている。
【0030】なお、同図において、24はレジコロ7a
が固着されている軸23に設けられているバネであり、
このバネ24により軸23に回動自在に保持されている
レジシャッタ8は記録紙Sの搬送方向とは逆向きの力が
付勢されている。また、7bはレジストローラ7が固着
されている軸、21は記録紙通過検知センサである。
【0031】一方、同図に示すように中央搬送ローラ6
aには中央搬送コロ11aが、また端部搬送ローラ6b
には端部搬送コロ11bが、不図示の圧縮バネ等の弾性
部材によってそれぞれ圧接している。
【0032】ここで、左右の端部搬送ローラ6bの搬送
力はレジシャッタ8までの記録紙搬送中に記録紙Sを斜
行させない程度に中央搬送ローラ6aの搬送力よりも低
く設定されており、これにより主として中央搬送ローラ
6aの搬送力によって記録紙3はレジシャッタ8まで搬
送されるようになっている。
【0033】なお、本実施の形態においては、このよう
に中央搬送ローラ6aの搬送力の方が側部搬送ローラ6
bの搬送力よりも大きくなるよう、不図示の圧縮バネ等
の弾性部材による中央搬送ローラ6aに対する中央搬送
コロ11aの圧接力及び端部搬送ローラ6bに対する端
部搬送コロ11bの圧接力を設定するようにしている。
【0034】そして、このように搬送力を設定すること
により、給紙カセット2から搬送され、この中間搬送ロ
ーラ6(6a,6b)に到達するまでに斜行した記録紙
Sは、主として中央搬送ローラ6aにより斜行した状態
のまま搬送され、例えば図4に示すようにレジシャッタ
8の一端部に位置する当接部8a1に先端が突き当た
る。なお、このように先端が突き当たった後も記録紙3
は搬送され続けるため、記録紙Sはレジシャッタ8を時
計回りに回動させようとする。
【0035】しかし、レジシャッタ8は、バネ24によ
り記録紙Sの搬送方向とは逆向きの力が付勢されている
ので、記録紙Sがレジシャッタ8を時計回りに回動させ
ようとしてもシートSの搬送力が所定の搬送力Fを超え
るまではレジシャッタ8は回動しない。これにより、記
録紙Sは、その剛性により紙パスA(図2参照)内でルー
プを作る。
【0036】ここで、このようにループを形成する間、
記録紙Sの剛性により記録紙Sの先端部は、同図に示す
ように当接部8a1に当接した後、順次当接部8a2,
8a3,・・・8a6に当接しながら、その向きを紙搬
送方向に対して直交する方向に向きを変えていく。
【0037】そして、この後、記録紙Sを突き当てた状
態で記録紙Sの搬送力F’が所定の搬送力Fを超える
と、レジシャッタ8の当接部8aを搬送路から退避させ
ながら記録紙Sが搬送されるようになる。
【0038】ところで、このようにレジシャッタ8を回
動させながら記録紙Sが搬送される頃には、端部搬送ロ
ーラ6bと端部搬送コロ11bとのニップによる規制力
が弱いため、記録紙3は中央搬送ローラ6aと中央搬送
コロ11aとのニップを支点にして回転するようにな
る。これにより、斜行していた記録紙Sの先端は当接部
8aに倣うようになり、記録紙3全体が搬送方向に対し
て直交するように補正されるようになる。
【0039】このように、中央搬送ローラ6aの搬送力
を端部搬送ローラ6bの搬送力よりも大きく設定するこ
とにより、レジシャッタ8の当接部8aに記録紙Sの先
端が突き当たった際、端部搬送ローラ6bと端部搬送コ
ロ11bとのニップにおいて発生する記録紙規制力を弱
くすることができる。これにより、記録紙中心にある中
央搬送ローラ6aと中央搬送コロ11aとのニップ中心
での記録紙Sの回頭性が向上し、この結果記録紙Sの方
向変換が容易となり、斜行補正機能の向上を図ることが
できる。
【0040】なお、これまでの説明においては、中央搬
送ローラ6aと端部搬送ローラ6bとの規制力(搬送
力)の差をつけるため不図示の弾性部材による搬送コロ
11a,11bの圧接力を設定するようにした場合につ
いて述べてきたが、本発明はこれに限らず、例えば中央
搬送ローラ6aの摩擦係数を、両端搬送ローラ6bの摩
擦係数よりも大きくすることにより規制力(搬送力)の
差をつけるようにしても良い。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0042】図5は本実施の形態に係るシート搬送装置
の斜視図である。なお、同図において、図3と同一符号
は、同一又は相当部分を示している。
【0043】本実施の形態においては、中央搬送ローラ
6a及び端部搬送ローラ6bは、それぞれ中央搬送コロ
11a及び端部搬送コロ11bとにより形成される、そ
れぞれのニップが下流側に配置されているレジストロー
ラ7とレジストコロ7aのニップに対して平行で、かつ
略水平になるように配置されている。
【0044】ここで、このように中央搬送ローラ6a及
び端部搬送ローラ6bと中央搬送コロ11a及び端部搬
送コロ11bとのニップが、レジストローラ7とレジス
トコロ7aのニップに対して平行で、かつ略水平になる
ように配置することにより、給紙カセット(図1参照)
から給紙された後、記録紙Sは同図に示すように中央搬
送ローラ6a及び端部搬送ローラ6bを支点として大き
く下方に撓むことなく、言い換えれば中央搬送ローラ6
a及び端部搬送ローラ6bに巻きつ付くような状態にな
ることなくレジシャッタ8に当接するようになる。
【0045】そして、このように記録紙Sが大きく下方
に撓むことなくレジシャッタ8に当接するようになるこ
とにより、記録紙3はレジシャッタ8に当接した後、よ
り回動しやすくなり、方向変換が容易となる。これによ
り、より斜行補正機能の向上を図ることができる。ま
た、アウトプットされる画像の印字精度を向上させるこ
とができる。
【0046】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0047】図6は本実施の形態に係るシート搬送装置
の中央搬送ローラ及び中央搬送コロの構成を示す図であ
り、同図に示すように本実施の形態において、中央搬送
ローラ6aに圧接する中央搬送コロ11aの形状は、中
央部の径の方が両端部の径よりも大きい、所謂太鼓型の
形状となっている。
【0048】ここで、このように中央搬送コロ11aの
形状を太鼓型の形状とすることにより、中央搬送ローラ
6aと中央搬送コロ11aとのニップ圧は、図7に示す
ようにローラ中心がもっとも強く、両側に行くほどニッ
プ圧が低くなる。
【0049】そして、このように中央搬送ローラ6aと
中央搬送コロ11aとのニップ圧に分布を生じさせるこ
とにより、記録紙Sが中央搬送ローラ6aと中央搬送コ
ロ11aで搬送され、レジシャッタ8の当接部8aに先
端が当たったとき、中央搬送ローラ6aと中央搬送コロ
11aとのニップ圧の分布により記録紙Sは中央搬送ロ
ーラ6aの中央で回転し易くなる。これにより、記録紙
Sの回頭性が更に上がり、この結果、記録紙Sの方向変
換が容易となり、斜行補正能力が向上する。
【0050】ところで、これまでの説明においては、レ
ジシャッタ8により記録紙Sの斜行を補正する場合につ
いて述べてきたが、本発明はこれに限らず、例えばレジ
ストローラ7を電磁クラッチ等のクラッチ機構で一時的
に回転を止めた状態で記録紙先端を突き当て、レジスト
ローラ7と中間搬送ローラとの間の紙パス部でループを
作りつつ、記録紙先端位置を修正する構成のものにも当
てはまる。
【0051】また、給紙部としてシートの斜行補正時、
中間搬送ローラの上流で発生する搬送抵抗を軽減させる
ための圧解除機構、例えばデュプロ方式で給紙後に分離
パッドと給紙ローラの両サイドにあるコロとの圧を解除
できる機構を備えたものや、給紙部の構成を斜面分離機
構としたものを用いるようにすると、搬送抵抗を小さく
することができ、これにより中間搬送ローラの搬送力を
低減することができる。
【0052】そして、このように中間搬送ローラの搬送
力を低減することことにより、斜行補正時における紙へ
の規制力を軽減することができると共に中間搬送ローラ
の幅及び対向するコロの圧を小さくすることができるた
め、記録紙の回頭性をさらに大きくでき、斜行補正機能
を向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、斜
行補正手段にシートを搬送するシート搬送手段の、中央
搬送手段の搬送力の方が側部搬送手段の搬送力よりも大
きくなるように設定することにより、斜行補正の際、シ
ートの方向変換が容易になり、斜行補正機能の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装
置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリ
ンタの概略構成を示す図。
【図2】上記シート搬送装置の構成を示す側面断面図。
【図3】上記シート搬送装置のシート搬送時の状態を示
す斜視図。
【図4】上記シート搬送装置のシート斜行補正動作を示
す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装
置の斜視図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るシート搬送装
置の搬送ローラ及び搬送コロを示す図。
【図7】上記搬送ローラ及び搬送コロのニップ圧の分布
を示す図。
【図8】従来の画像形成装置のシート搬送装置の斜視
図。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ 6 中間搬送ローラ 6a 中央搬送ローラ 6b 端部搬送ローラ 7 レジストローラ 7a レジストコロ 8 レジシャッタ 8a 当接部 11a 中央搬送コロ 11b 端部搬送コロ
フロントページの続き Fターム(参考) 3F049 AA02 CA04 CA05 CA32 DA12 DA19 DB02 LA02 LA05 LA07 LB03 3F102 AA02 AA10 AA11 AB01 BA02 BA03 BB02 BB08 EA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送するシート搬送手段と、前
    記シート搬送手段により搬送されたシートと当接して該
    シートの剛性により該シートの斜行を補正するように構
    成された斜行補正手段とを備えたシート搬送装置におい
    て、 前記シート搬送手段は、前記シートの、シート搬送方向
    と直交する方向の中心に位置する中央搬送手段と、該中
    央搬送手段の両側に設けられた側部搬送手段とを有し、
    さらに前記中央搬送手段の搬送力の方が前記側部搬送手
    段の搬送力よりも大きくなるように設定されていること
    を特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記中央搬送手段に圧接する中央搬送コ
    ロと、前記側部搬送手段に圧接する側部搬送コロとを備
    え、 前記中央搬送手段の搬送力の方が前記側部搬送手段の搬
    送力よりも大きくなるよう前記中央搬送コロ及び側部搬
    送コロの圧接力が設定されていることを特徴とする請求
    項1記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記中央搬送手段の搬送力の方が前記側
    部搬送手段の搬送力よりも大きくなるよう前記中央搬送
    手段の摩擦係数を前記側部搬送手段の摩擦係数よりも大
    きくしたことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記斜行補正手段は斜行補正後のシート
    を搬送する下流側シート搬送手段と、該下流側シート搬
    送手段に圧接する下流側搬送コロとを備え、前記中央搬
    送手段と中央搬送コロとのニップ及び前記側部搬送手段
    と側部搬送コロとのニップが、前記下流側シート搬送手
    段と下流側搬送コロとのニップに対して平行に、かつ略
    水平となるよう構成されていることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記中央搬送手段に当接している中央搬
    送コロの形状が、中央部の径の方が両端部の径よりも大
    きな太鼓形状を有していることを特徴とする請求項2乃
    至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 画像形成部と、前記画像形成部にシート
    を搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記シート搬送装置は前記請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記シートの斜行補正時、前記シート搬
    送手段の上流側で発生する搬送抵抗を軽減するための圧
    解除機構を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像
    形成装置。
JP2000394528A 2000-12-26 2000-12-26 シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 Pending JP2002193491A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008069010A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Xerox Corp シート位置合わせ装置、複写デバイス、及びシート位置合わせ方法
US8789827B2 (en) 2012-06-22 2014-07-29 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveying device, image reading device, and image forming apparatus

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