JP2000118466A - 自動二輪車におけるオーディオ装置 - Google Patents

自動二輪車におけるオーディオ装置

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JP2000118466A
JP2000118466A JP10288489A JP28848998A JP2000118466A JP 2000118466 A JP2000118466 A JP 2000118466A JP 10288489 A JP10288489 A JP 10288489A JP 28848998 A JP28848998 A JP 28848998A JP 2000118466 A JP2000118466 A JP 2000118466A
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audio
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motorcycle
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JP10288489A
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English (en)
Inventor
Yasuhito Suzuki
康仁 鈴木
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ機器の内部にソフトカセット用の
出し入れ口を通して雨水が入り込まないようにする。 【解決手段】 車体の前上部にオーディオ機器25を取
り付ける。このオーディオ機器25がその外殻を構成す
るオーディオケース50を備える。このオーディオケー
ス50の後面を車幅方向かつほぼ鉛直方向に延びるよう
形成する。このオーディオ機器25の後面にソフトカセ
ット51用の出し入れ口52を形成する。上記出し入れ
口52を開閉自在に閉じる蓋体54を設ける。上記出し
入れ口52の下方に位置させた枢支軸56により、上記
蓋体54を後方に向って往復回動(A,B)自在に枢支
させる。上記出し入れ口52をその上方から覆う庇60
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に取り付けら
れてソフトカセットを挿抜自在とさせるオーディオ機器
を備えた自動二輪車におけるオーディオ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記自動二輪車におけるオーディオ装置
には、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】即ち、車体の前上部にオーディオ機器が取
り付けられ、このオーディオ機器がその外殻を構成する
オーディオケースを備えている。このオーディオケース
の後面が車幅方向かつほぼ鉛直方向に延びるよう形成さ
れ、このオーディオ機器の後面に音楽等のソフトカセッ
ト用の出し入れ口が形成され、上記出し入れ口を開閉自
在に閉じる蓋体が設けられている。
【0004】そして、上記オーディオケースにソフトカ
セットを挿入させて、オーディオ機器をオンさせれば、
音楽等を聴くことが可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動二輪車
では、上記オーディオ機器は車外に配設されるものであ
り、このため、雨水が上記出し入れ口を通して上記オー
ディオ機器の内部に容易に入り込むおそれがある。
【0006】また、上記オーディオ機器に加えて、車体
の前上部に速度などの表示をする表示体が設けられる場
合があるが、自動二輪車の車体空間は限られた狭いもの
であるため、この場合には、上記オーディオ機器と表示
体とはコンパクトに配設される。このため、上記出し入
れ口を開けるように蓋体を作動させると、この蓋体が、
上記表示体の表示面を覆うおそれがあって、上記表示体
による表示の読み取りがし難くなるおそれがある。
【0007】また、上記のようにオーディオ機器と表示
体とを設ける場合、これらの車体への取り付け構成が複
雑になるおそれもある。
【0008】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、オーディオ機器の内部にソフトカセット
用の出し入れ口を通して雨水が入り込まないようにし、
かつ、上記オーディオ機器に加えてこれの近傍に表示体
が設けられた場合でも、この表示体による表示の読み取
りが上記オーディオ機器に邪魔されずに容易にできるよ
うにし、更に、上記オーディオ機器と表示体の車体の前
上部に対する取り付けが簡単な構成でできるようにする
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動二輪車におけるオーディオ装置は、次の
如くである。
【0010】請求項1の発明は、車体2の前上部にオー
ディオ機器25を取り付け、このオーディオ機器25が
その外殻を構成するオーディオケース50を備え、この
オーディオケース50の後面を車幅方向かつほぼ鉛直方
向に延びるよう形成し、このオーディオ機器25の後面
にソフトカセット51用の出し入れ口52を形成し、上
記出し入れ口52を開閉自在に閉じる蓋体54を設けた
自動二輪車1において、
【0011】上記出し入れ口52の下方に位置させた枢
支軸56により、上記蓋体54を後方に向って往復回動
(A,B)自在に枢支させ、上記出し入れ口52をその
上方から覆う庇60を設けたものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記枢支軸56を、上記出し入れ口52の開口に沿
うように延びる仮想延長面65よりも前側に位置させた
ものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、車体2の前上部に速度などの表示をす
る表示体24を取り付けた自動二輪車において、
【0014】上記表示体24の下方近傍に上記オーディ
オ機器25を配設したものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、車体2の前後方向に沿った視線でみて、上記表示体
24を門型形状とし、この表示体24の内側の空間38
に上記オーディオ機器25を配設したものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明に加え
て、上記表示体24に上記オーディオ機器25を支持さ
せたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】図2〜5において、符号1は鞍乗型車両で
ある自動二輪車で、矢印Frはこの自動二輪車1の前方
を示し、下記する左右とは上記前方に向っての車幅方向
をいうものとする。
【0019】上記自動二輪車1の車体2は、車体フレー
ム3と、この車体フレーム3の前上端部のヘッドパイプ
4に操向自在に支承されるフロントフォーク5とを備え
ている。このフロントフォーク5は、上記ヘッドパイプ
4にその軸心6回りに回動自在に支承される不図示の操
向軸と、この操向軸の上、下端部に固着される上、下ブ
ラケット7,8と、これら上、下ブラケット7,8にそ
れぞれ固着された左右フォークパイプ9,9とを備えて
いる。
【0020】上記左右フォークパイプ9,9の前下方へ
の突出端部に前車輪10が支承され、上記フロントフォ
ーク5の上端部である上ブラケット7にハンドル11が
固着され、また、上記前車輪10をその上方から覆うフ
ロントフェンダ12が上記フロントフォーク5に支持さ
れている。
【0021】平面視で、上記車体2の車幅方向の車体中
央14に上記フロントフォーク5の軸心6、および前車
輪10等が位置して、上記車体中央14を基準として、
上記車体2はほぼ左右対称形とされている。
【0022】上記車体フレーム3には内燃機関16と、
この内燃機関16に供給するための燃料を溜める燃料タ
ンク17と、この燃料タンク17の後方に位置してライ
ダーを鞍乗式に着座可能とさせるシートとが支持されて
いる。上記内燃機関16の動力が不図示の後車輪に伝達
されて、自動二輪車1が走行路面18上を走行可能とさ
れ、この際、上記自動二輪車1に乗車したライダーによ
るハンドル11への操作で、上記フロントフォーク5を
介し前車輪10が操向され、もって、自動二輪車1が操
向可能とされる。
【0023】上記車体2は、上記フロントフォーク5の
上、下ブラケット7,8に締結具21により着脱自在に
締結されるステー22を備え、このステー22は上記車
体2の前上部を構成して、後述の車両構成部品23を着
脱自在に支持している。
【0024】上記車両構成部品23は、計器等を一体化
して速度表示などの表示をする表示体24と、オーディ
オ機器25とを備え、上記表示体24は上記ステー22
に締結具26により着脱自在に締結されて取り付けら
れ、また、上記オーディオ機器25は上記表示体24に
他の締結具26により着脱自在に締結されて支持されて
いる。この場合、上記ステー22、表示体24、および
オーディオ機器25の各間にそれぞれ弾性でゴム製の緩
衝体27が介設されている。これら緩衝体27によっ
て、上記内燃機関16や走行路面18からの衝撃力に基
づく振動が上記車体2側から上記車両構成部品23に伝
達されることが緩和され、もって、上記車両構成部品2
3が振動することが抑制されている。
【0025】上記ステー22には樹脂製のフロントカウ
ル29が支持されている。このフロントカウル29は、
上記車体2をその前方から覆うと共に、上記表示体24
とオーディオ機器25とをその外方から全体的に覆って
いる。
【0026】上記フロントカウル29は、前後方向で対
面するアウタパネル30とインナパネル31とを備えて
いる。これら両パネル30,31の外縁部同士が互いに
結合され、これら両パネル30,31で囲まれた上記フ
ロントカウル29の内部空間32に、上記ステー22、
表示体24、およびオーディオ機器25が収納されてい
る。上記インナパネル31の後面には上記車体中央14
を中心として左右一対のスピーカー33,33が取り付
けられ、これら各スピーカー33は上記オーディオ機器
25に電気的に接続されている。
【0027】また、上記車体2に乗車したライダーをそ
の前方から覆う樹脂製の透明板であるスクリーン34が
設けられ、このスクリーン34はその下端部が上記フロ
ントカウル29の上端部に支持され、このフロントカウ
ル29から後上方に向って突出させられている。
【0028】図1,5,6において、上記表示体24は
その外殻を構成する樹脂製のユニットケース35を備え
ている。このユニットケース35はその上部を構成して
車幅方向に長く延びる上部ケース36と、この上部ケー
ス36の左右各側部から下方に向けて一体的に延びる左
右一対の側部ケース37,37とを備えている。これに
より、上記表示体24は、上記車体2の前後方向に沿っ
た視線でみて門型形状をなし、上記上部ケース36と、
左右側部ケース37,37で囲まれた上記表示体24の
内側の空間38に上記オーディオ機器25が配設され、
このオーディオ機器25は上記各側部ケース37に前記
したように締結具26と緩衝体27により締結されて支
持されている。
【0029】上記ユニットケース35の上部ケース36
に速度計39が設けられ、上記各側部ケース37には方
向指示灯や警告灯などの表示灯40が設けられている。
【0030】上記速度計39はその外殻を構成するケー
スを備え、このケースは上記ユニットケース35の上部
ケース36により構成されている。この上部ケース36
の後面は後下方の傾斜方向、かつ、車幅方向に長く延び
る平坦面とされ、上記速度計39は、上記上部ケース3
6の後面に設けられてこの後面に沿って上下方向に延
び、かつ、車幅方向に長く延びる横長の速度表示面42
と、この速度表示面42の上部に表示されて車幅方向に
並設される速度表示用の数値43と、上記数値43に沿
って上記速度表示面42の下部に設置され信号(電圧、
電流)の入力により視覚的に反応可能な多数の指示体4
4とを備えている。上記数値43は左側から右側に向う
に従い値が大きくなるよう配設されている。また、上記
指示体44はエレクトロルミネッセンス素子、発光ダイ
オード(LED)、液晶ディスプレイなどで構成されて
おり、この指示体44が上記信号を入力したとき、この
信号に反応して、この指示体44が発光したり、色合い
が変化するなどされる。
【0031】上記速度計39はその後方から上記インナ
パネル31で覆われているが、このインナパネル31に
は、上記速度表示面42に対向するところに開口45が
形成されている。
【0032】上記各指示体44には、自動二輪車1の車
速を検出する速度検出センサーが、上記した信号を出力
する電子的な制御装置を介して接続されており、上記各
指示体44のうち、車速に相当した上記数値43に上下
方向で対応する上記指示体44の単数もしくは複数が上
記制御装置により選択されて、その選択された指示体4
4に上記信号が入力され反応させられるようになってい
る。
【0033】このため、ライダーは、反応させられた指
示体44に対応する数値43を上記開口45を通して読
み取ることにより、そのときの車速を知覚できるように
なっている。
【0034】図1,5,6において、上記オーディオ機
器25は、その外殻を構成して、上記ユニットケース3
5の左右側部ケース37,37に上記締結具26と緩衝
体27とにより着脱自在に支持される直方体形状で樹脂
製のオーディオケース50を備えている。このオーディ
オケース50は側面視で後上がり姿勢とされ、その後面
は車幅方向に延び、かつ、ほぼ鉛直方向である後下がり
方向に延びるよう形成されている。
【0035】上記オーディオケース50の後面にはソフ
トカセット51用の出し入れ口52が形成され、この出
し入れ口52は車幅方向に長い長方形状とされている。
この出し入れ口52に前後方向で対向した上記フロント
カウル29のインナパネル31の部分に、前後方向に貫
通する開口53が形成されている。この開口53も車幅
方向に長く、かつ、上記出し入れ口52よりも少し大き
い長方形状とされ、上記開口53の開口縁は上記オーデ
ィオケース50の後面に当接させられている。上記オー
ディオ機器25の後方から上記開口53を通して出し入
れ口52に対しソフトカセット51が挿抜自在とされて
いる。このソフトカセット51はテープ式のものや、デ
ィスク式のものである。そして、上記オーディオケース
50にソフトカセット51を挿入させて、オーディオ機
器25をオンさせれば、上記各スピーカー33を介して
音楽等を聴くことが可能とされている。
【0036】上記出し入れ口52をその後方から開閉自
在に閉じる樹脂製の蓋体54が設けられている。この蓋
体54の左右各端部から前方に向って左右一対の回動ア
ーム55,55が一体的に突出し、これら各回動アーム
55の突出端は、上記出し入れ口52の下方に配設され
た枢支軸56により上記オーディオケース50の後下部
に枢支され、上記枢支軸56を中心として、上記蓋体5
4は上記各回動アーム55と共に後下方に向って往復回
動(A,B)自在とされている。
【0037】図1,5,6中実線で示すように、上記蓋
体54が出し入れ口52を全閉とした状態で、上記オー
ディオケース50の後面と、上記蓋体54の前面との間
にシール体59が弾性的に圧縮された状態で介設され、
上記シール体59は上記蓋体54の内面側に取り付けら
れている。上記シール体59は上記出し入れ口52を通
してのオーディオケース50内への水入りを防止する。
【0038】上記蓋体54は、往回動Aする方向に不図
示のばねで付勢されており、このばねに抗して上記出し
入れ口52を全閉としたとき、不図示の係止手段により
上記オーディオケース50に係脱自在に係止され、上記
出し入れ口52を全閉とする姿勢に保持されるようにな
っている。
【0039】上記出し入れ口52と蓋体54のそれぞれ
上方近傍の上記オーディオケース50の後面の部分から
後方に向って庇60が一体的に突設され、この庇60は
上記出し入れ口52と、この出し入れ口52を全閉とし
ている蓋体54とをその上方から覆い、上記出し入れ口
52を通してのオーディオケース50内への水入りを防
止する。また、上記インナパネル31の開口53の上部
開口縁53aも、上記庇60と同様に他の庇として機能
する。
【0040】上記オーディオ機器25と、その周囲のイ
ンナパネル31との組み付け精度の向上のため、上記出
し入れ口52の下方近傍で、上記フロントカウル29の
インナパネル31の開口53の開口縁を上記オーディオ
ケース50の後面に締結させる締結具61が設けられて
いる。この締結具61をその後方から覆うスカート63
が設けられ、このスカート63は上記蓋体54から下方
に向って一体的に突出させられている。上記スカート6
3は、上記締結具61が外観上見えることを防止して、
オーディオ機器25周りの見栄えを向上させている。
【0041】上記蓋体54をその後方から軽く押すと、
上記係止手段による係止が解除され、上記ばねによっ
て、上記蓋体54は往回動Aさせられる(図1中一点、
二点鎖線)。
【0042】上記蓋体54が出し入れ口52を全開にさ
せたとき、それ以上の往回動Aが阻止されるようになっ
ており、上記出し入れ口52にソフトカセット51が挿
抜自在とされる。また、上記蓋体54の往回動Aで上記
出し入れ口52を全開とさせたとき、上記蓋体54と共
に往回動Aしたスカート63が上記締結具61の周りを
後方に向って開放させるようになっており、これによ
り、上記締結具61に対する着脱操作が可能とされてい
る。
【0043】上記出し入れ口52を全開にさせた状態か
ら、上記ばねに抗して上記蓋体54を復回動Bさせれ
ば、再び上記した出し入れ口52を全閉とする状態に戻
る。
【0044】上記構成によれば、出し入れ口52を開け
ようとして、上記枢支軸56を中心として蓋体54を往
回動Aさせたとき、上記枢支軸56は上記出し入れ口5
2の下方に位置させられているため、上記蓋体54はそ
の往回動Aの当初に後上方に向って回動することが抑制
され、後下方に向って往回動Aすることとなる。
【0045】よって、上記蓋体54の回動軌跡が低く抑
えられ、その分、この蓋体54との干渉を避けて、上記
庇60、およびインナパネル31の上部開口縁53aを
より低くさせて出し入れ口52に十分に接近させること
ができ、このため、上記庇60、およびインナパネル3
1の上部開口縁53aによって、出し入れ口52への水
入りの防止がより効果的となる。
【0046】また、上記枢支軸56は、上記オーディオ
ケース50の後面における出し入れ口52の開口を通
り、かつ、この開口に沿うようにほぼ平行に延びる仮想
延長面65よりも前側に位置させられている。
【0047】このため、上記蓋体54はその往回動Aの
当初に後上方に回動することがより確実に防止されて、
上記往回動Aの当初から直ちに後下方に向って往回動A
する。
【0048】よって、上記蓋体54の回動軌跡が更に低
く抑えられ、その分、この蓋体54との干渉をより確実
に避けて、上記庇60、およびインナパネル31の上部
開口縁53aを更に低くさせて出し入れ口52に十分に
接近させることができ、このため、上記庇60、および
インナパネル31の上部開口縁53aによって、出し入
れ口52への水入りの防止が更に効果的になされる。
【0049】また、前記したように、車体2の前上部に
速度などの表示をする表示体24が取り付けられてお
り、この表示体24の下方近傍に上記オーディオ機器2
5が配設されている。
【0050】このため、上記出し入れ口52を開けよう
として、蓋体54を往回動Aさせても、この往回動Aは
上記したように後下方に向うことから、上記表示体24
から離れる方向になされる。
【0051】よって、上記出し入れ口52を開けるよう
に作動した蓋体54が、上記表示体24の速度表示面4
2を覆うということは防止され、このため、上記オーデ
ィオ機器25と表示体24とをコンパクトに設けたとし
ても、上記表示体24による表示の読み取りは上記蓋体
54に邪魔されずに容易にできる。
【0052】また、車体2の前後方向に沿った視線でみ
て、上記表示体24は門型形状とされており、この表示
体24の内側の空間38に上記オーディオ機器25が配
設されている。
【0053】このため、上記オーディオ機器25を小形
のままに保つ一方、表示体24の車幅方向での寸法を大
きくして、その表示の読み取りをし易くさせた場合で
も、上記オーディオ機器25と表示体24とは一つのま
とまりのあるユニットにできて、これらオーディオ機器
25と表示体24とはコンパクトに配設させることがで
きる。
【0054】また、上記したように、表示体24を車幅
方向で大きくさせたとすると、上下方向の寸法をある程
度小さくさせても、その表示の読み取りが阻害されるこ
とは回避される。
【0055】よって、上記表示体24の上下寸法を小さ
くさせることにより、この表示体24や、この表示体2
4を支持している車体2の前上部の上端を低くさせるこ
とができ、このため、自動二輪車1に乗車したライダー
が前屈みの乗車姿勢をとったときでも、広い前方視界が
確保される。
【0056】また、前記したように、表示体24に上記
オーディオ機器25が支持されている。
【0057】ここで、前記したように、オーディオ機器
25は門型形状の表示体24の内側の空間38に配設さ
れているため、上記オーディオ機器25を表示体24に
支持させることは、締結具26や緩衝体27により容易
にできる。
【0058】そして、上記オーディオ機器25を表示体
24に支持させ、つまり、表示体24を介してオーディ
オ機器25を車体2の前上部に取り付けたのであり、こ
のため、車体2の前上部にオーディオ機器25を直接的
に取り付けさせるための構成は不要となる。また、上記
表示体24とオーディオ機器25とがユニットとなって
合計の重量が増すので、これに振動が生じることが低減
させられる。
【0059】よって、上記オーディオ機器25と表示体
24の車体2の前上部に対する取り付けは簡単な構成で
達成される。
【0060】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0061】請求項1の発明は、車体の前上部にオーデ
ィオ機器を取り付け、このオーディオ機器がその外殻を
構成するオーディオケースを備え、このオーディオケー
スの後面を車幅方向かつほぼ鉛直方向に延びるよう形成
し、このオーディオ機器の後面にソフトカセット用の出
し入れ口を形成し、上記出し入れ口を開閉自在に閉じる
蓋体を設けた自動二輪車において、
【0062】上記出し入れ口の下方に位置させた枢支軸
により、上記蓋体を後方に向って往復回動自在に枢支さ
せ、上記出し入れ口をその上方から覆う庇を設けてあ
る。
【0063】このため、上記ソフトカセット用の出し入
れ口を通して上記オーディオ機器の内部に雨水が入り込
もうとすることは、上記庇によって防止される。
【0064】また、上記の場合、出し入れ口を開けよう
として、上記枢支軸を中心として蓋体を往回動させたと
き、上記枢支軸は上記出し入れ口の下方に位置させられ
ているため、上記蓋体はその往回動の当初に後上方に向
って回動することが抑制され、後下方に向って往回動す
ることとなる。
【0065】よって、上記蓋体の回動軌跡が低く抑えら
れ、その分、この蓋体との干渉を避けて、上記庇をより
低くさせて出し入れ口に十分に接近させることができ、
このため、上記庇によって、出し入れ口への水入りの防
止がより効果的となる。
【0066】請求項2の発明は、上記枢支軸を、上記出
し入れ口の開口に沿うように延びる仮想延長面よりも前
側に位置させてある。
【0067】このため、上記蓋体はその往回動の当初に
後上方に回動することがより確実に防止されて、上記往
回動の当初から直ちに後下方に向って往回動する。
【0068】よって、上記蓋体の回動軌跡が更に低く抑
えられ、その分、この蓋体との干渉をより確実に避け
て、上記庇を更に低くさせて出し入れ口に十分に接近さ
せることができ、このため、上記庇によって、出し入れ
口への水入りの防止が更に効果的になされる。
【0069】請求項3の発明は、車体の前上部に速度な
どの表示をする表示体を取り付けた自動二輪車におい
て、
【0070】上記表示体の下方近傍に上記オーディオ機
器を配設してある。
【0071】このため、上記出し入れ口を開けようとし
て、蓋体を往回動させても、この往回動は上記したよう
に後下方に向うことから、上記表示体から離れる方向に
なされる。
【0072】よって、上記出し入れ口を開けるように作
動した蓋体が、上記表示体の速度表示面を覆うというこ
とは防止され、このため、上記オーディオ機器と表示体
とをコンパクトに設けたとしても、上記表示体による表
示の読み取りは上記蓋体に邪魔されずに容易にできる。
【0073】請求項4の発明は、車体の前後方向に沿っ
た視線でみて、上記表示体を門型形状とし、この表示体
の内側の空間に上記オーディオ機器を配設してある。
【0074】このため、上記オーディオ機器を小形のま
まに保つ一方、表示体の車幅方向での寸法を大きくし
て、その表示の読み取りをし易くさせた場合でも、上記
オーディオ機器と表示体とは一つのまとまりのあるユニ
ットにできて、これらオーディオ機器と表示体とはコン
パクトに配設させることができる。
【0075】また、上記したように、表示体を車幅方向
で大きくさせたとすると、上下方向の寸法をある程度小
さくさせても、その表示の読み取りが阻害されることは
回避される。
【0076】よって、上記表示体の上下寸法を小さくさ
せることにより、この表示体や、この表示体を支持して
いる車体の前上部の上端を低くさせることができ、この
ため、自動二輪車に乗車したライダーが前屈みの乗車姿
勢をとったときでも、広い前方視界が確保される。
【0077】請求項5の発明は、上記表示体に上記オー
ディオ機器を支持させてある。
【0078】ここで、前記したように、オーディオ機器
は門型形状の表示体の内側の空間に配設されているた
め、上記オーディオ機器を表示体に支持させることは容
易にできる。
【0079】そして、上記オーディオ機器を表示体に支
持させ、つまり、表示体を介してオーディオ機器を車体
の前上部に取り付けたのであり、このため、車体の前上
部にオーディオ機器直接的に取り付けさせるための構成
は不要となる。
【0080】よって、上記オーディオ機器と表示体の車
体の前上部に対する取り付けは簡単な構成で達成され
る。
【0081】また、上記表示体とオーディオ機器とがユ
ニットとされて合計重量が増すので、これに振動が生じ
ることが低減させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5の部分拡大作用説明図である。
【図2】自動二輪車の前部側面図である。
【図3】自動二輪車の正面図である。
【図4】自動二輪車の前部平面図である。
【図5】図2の部分拡大断面図である。
【図6】図5の6‐6線矢視部分断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体 24 表示体 25 オーディオ機器 50 オーディオケース 51 ソフトカセット 52 出し入れ口 53 開口 54 蓋体 56 枢支軸 59 シール体 60 庇 65 仮想延長面 A 往回動 B 復回動

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前上部にオーディオ機器を取り付
    け、このオーディオ機器がその外殻を構成するオーディ
    オケースを備え、このオーディオケースの後面を車幅方
    向かつほぼ鉛直方向に延びるよう形成し、このオーディ
    オ機器の後面にソフトカセット用の出し入れ口を形成
    し、上記出し入れ口を開閉自在に閉じる蓋体を設けた自
    動二輪車において、 上記出し入れ口の下方に位置させた枢支軸により、上記
    蓋体を後方に向って往復回動自在に枢支させ、上記出し
    入れ口をその上方から覆う庇を設けた自動二輪車におけ
    るオーディオ装置。
  2. 【請求項2】 上記枢支軸を、上記出し入れ口の開口に
    沿うように延びる仮想延長面よりも前側に位置させた請
    求項1に記載の自動二輪車におけるオーディオ装置。
  3. 【請求項3】 車体の前上部に速度などの表示をする表
    示体を取り付けた自動二輪車において、 上記表示体の下方近傍に上記オーディオ機器を配設した
    請求項1、もしくは2に記載の自動二輪車におけるオー
    ディオ装置。
  4. 【請求項4】 車体の前後方向に沿った視線でみて、上
    記表示体を門型形状とし、この表示体の内側の空間に上
    記オーディオ機器を配設した請求項3に記載の自動二輪
    車におけるオーディオ装置。
  5. 【請求項5】 上記表示体に上記オーディオ機器を支持
    させた請求項4に記載の自動二輪車におけるオーディオ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8139810B2 (en) 2010-07-27 2012-03-20 Harley-Davidson Motor Company Group, LLC Motorcycle speaker system

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