JP2000118363A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP2000118363A
JP2000118363A JP10287443A JP28744398A JP2000118363A JP 2000118363 A JP2000118363 A JP 2000118363A JP 10287443 A JP10287443 A JP 10287443A JP 28744398 A JP28744398 A JP 28744398A JP 2000118363 A JP2000118363 A JP 2000118363A
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vehicle
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brush
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雅彦 小池
Masanaga Yoshikawa
正永 吉川
Takeshi Denda
健 伝田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車形を検出するための検出手段が始めから自
動車を検出し、自動車の前端部の車形が検出できないよ
うな場合でも、車形に合わせて洗浄手段を制御する。 【構成】 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが
相対移動して洗車を行う洗車機において、洗車機本体前
部に備えられ、自動車の車形を検出する車形検出手段
と、自動車の車形に合わせて移動可能に備えられる洗浄
手段と、所定の待機位置に洗車機本体が待機し、自動車
が洗車を行うべく略所定の停止位置に停止した状態で、
自動車が車形検出手段で検出されているとき、この位置
での車形検出手段で検出された自動車の最高車高位置に
基づいて、この位置での車形検出手段の位置より洗車機
本体後方側になる自動車の車体形状を推定して、洗浄手
段を作動させるよう制御する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、自動車に対して洗車作業を施す洗車処理装
置を備え、洗車機本体と自動車とを相対移動させて洗車
を行う洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗車機では、洗車機本体が、洗
車を開始する位置にあたる所定の待機位置に停止して待
機し、洗車を行う自動車が、洗車のための所定の停止位
置に停止して、その位置より洗車を開始する。洗車機本
体は、洗車機本体と自動車の相対移動にともなって、自
動車の車形を検出し、検出した車形に合わせて洗浄ブラ
シや乾燥ノズル等の洗車処理装置を制御して車体に作用
させ、洗車を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような洗車機で
は、相対移動する自動車の車形に合わせて洗車処理装置
を制御するために、洗車処理装置よりも先に自動車に達
する洗車機本体の前部に、車形を検出するための検出手
段を配置する。自動車は、洗車を開始するための所定の
位置に停止するように、例えば所定の位置に配設された
輪止めに前輪を当接させるなどして停止する。このと
き、自動車の前輪から前端までの長さが通常想定される
よりも長い自動車の場合や、自動車が輪止めを乗り越え
て所定の停止位置よりも洗車機本体に接近して停止した
場合などでは、洗車機本体の前部に備えられる、車形を
検出するための検出手段が、洗車の開始前から既に自動
車を検出しているという場合が生じる。洗車機は、車形
を検出するための検出手段による検出結果を、洗車機本
体と自動車の相対移動位置と対応づけて車形を検出する
ので、始めから車形を検出するための検出手段が自動車
を検出している状態では、自動車の前端部の車形が検出
できず、従って、自動車の前端部では、洗車処理装置を
車形に合わせて制御することができなくなる場合が生じ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自
動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記
洗車機本体前部に備えられ、前記自動車の車形を検出す
る車形検出手段と、前記自動車の車形に合わせて移動可
能に備えられる洗浄手段と、所定の待機位置に前記洗車
機本体が待機し、前記自動車が洗車を行うべく略所定の
停止位置に停止した状態で、前記自動車が前記車形検出
手段で検出されているとき、この位置での前記車形検出
手段で検出された前記自動車の最高車高位置に基づい
て、この位置での前記車形検出手段の位置より前記洗車
機本体後方側になる前記自動車の車体形状を推定して、
前記洗浄手段を作動させるよう制御する手段を備える。
【0005】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機にお
いて、前記洗車機本体前部に備えられ、前記自動車の車
高を検出する車高検出手段と、前記洗車機本体と前記自
動車との相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記
車高検出手段と前記相対位置検出手段の検出結果に基づ
き車形を検出する車形検出手段と、前記自動車の上面に
沿って昇降可能に備えられるトップブラシと、所定の待
機位置に前記洗車機本体が待機し、前記自動車が洗車を
行うべく略所定の停止位置に停止した状態で、前記自動
車が前記車高検出手段で検出されているとき、この相対
位置での前記車高検出手段で検出された前記自動車の最
高車高位置を基準点とし、前記基準点の高さに前記トッ
プブラシを保持して前記洗車機本体と前記自動車の相対
移動を開始し、前記トップブラシが略前記基準点の位置
に達した後、前記トップブラシを前記車形検出手段で検
出された車形に合わせて昇降させるよう制御する手段を
備える。
【0006】また、本発明は、この洗車機において、前
記トップブラシの回転数を制御するトップブラシ回転数
制御手段を備え、前記洗車機本体と前記自動車が相対移
動を開始してから、前記トップブラシが前記基準点の位
置に達するまでの間、前記トップブラシ回転数制御手段
により、前記トップブラシの回転数を通常洗車で用いら
れる回転数よりも減速して回転制御する手段を備える。
【0007】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機にお
いて、前記洗車機本体前部に備えられ、前記自動車の車
高を検出する車高検出手段と、前記洗車機本体と前記自
動車との相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記
車高検出手段と前記相対位置検出手段の検出結果に基づ
き車形を検出する車形検出手段と、前記自動車の前面及
び側面に沿って開閉可能に備えられるサイドブラシと、
所定の待機位置に前記洗車機本体が待機し、前記自動車
が洗車を行うべく略所定の停止位置に停止した状態で、
前記自動車が前記車高検出手段で検出されているとき、
この相対位置での前記車高検出手段の位置を基準点と
し、前記サイドブラシを開いて前記自動車に接触させな
いようにして前記洗車機本体と前記自動車の相対移動を
開始し、前記サイドブラシが略前記基準点の位置に達し
た後、前記サイドブラシを閉じ、前記自動車車体に沿わ
せて開閉するよう制御する手段を備える。
【0008】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機にお
いて、前記洗車機本体前部に備えられ、前記自動車の車
高を検出する車高検出手段と、前記洗車機本体と前記自
動車との相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記
車高検出手段と前記相対位置検出手段の検出結果に基づ
き車形を検出する車形検出手段と、前記自動車の前面及
び側面に沿って開閉可能に備えられるサイドブラシと、
前記サイドブラシの回転速度を制御するサイドブラシ回
転速度制御手段と、所定の待機位置に前記洗車機本体が
待機し、前記自動車が洗車を行うべく略所定の停止位置
に停止した状態で、前記自動車が前記車高検出手段で検
出されているとき、この相対位置での前記車高検出手段
の位置を基準点とし、前記サイドブラシを前記自動車の
前面及び側面に接触させるようにして前記洗車機本体と
前記自動車の相対移動を開始し、前記サイドブラシが略
前記基準点の位置に達するまでの間、前記サイドブラシ
の回転数を通常洗車で用いられる回転数よりも減速して
回転制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
【0009】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機にお
いて、前記洗車機本体前部に備えられ、前記自動車の車
高を検出する車高検出手段と、前記洗車機本体と前記自
動車との相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記
車高検出手段と前記相対位置検出手段の検出結果に基づ
き車形を検出する車形検出手段と、前記自動車の下部側
面に沿って開閉可能に備えられるロッカーブラシと、所
定の待機位置に前記洗車機本体が待機し、前記自動車が
洗車を行うべく略所定の停止位置に停止した状態で、前
記自動車が前記車高検出手段で検出されているとき、こ
の相対位置での前記車高検出手段の位置を基準点とし、
前記ロッカーブラシを開いて前記自動車に接触させない
ようにして前記洗車機本体と前記自動車の相対移動を開
始し、前記ロッカーブラシが略前記基準点の位置に達し
た後、前記ロッカーブラシを閉じ、前記自動車車体に沿
わせて開閉するよう制御する手段を備える。
【0010】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機にお
いて、前記洗車機本体前部に備えられ、前記自動車の車
高を検出する車高検出手段と、前記洗車機本体と前記自
動車との相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記
車高検出手段と前記相対位置検出手段の検出結果に基づ
き車形を検出する車形検出手段と、前記自動車の下部側
面に沿って開閉可能に備えられるロッカーブラシと、前
記ロッカーブラシの回転速度を制御するロッカーブラシ
回転速度制御手段と、所定の待機位置に前記洗車機本体
が待機し、前記自動車が洗車を行うべく略所定の停止位
置に停止した状態で、前記自動車が前記車高検出手段で
検出されているとき、この相対位置での前記車高検出手
段の位置を基準点とし、前記ロッカーブラシを前記自動
車の下部側面に接触させるようにして前記洗車機本体と
前記自動車の相対移動を開始し、前記ロッカーブラシが
略前記基準点の位置に達するまでの間、前記ロッカーブ
ラシの回転数を通常洗車で用いられる回転数よりも減速
して回転制御する手段を備える。
【0011】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機にお
いて、前記洗車機本体前部に備えられ、前記自動車の車
体を検出する車体検出手段と、所定の待機位置に前記洗
車機本体が待機し、前記自動車が洗車を行うべく略所定
の停止位置に停止した状態で、前記自動車が前記車体検
出手段で検出されているとき、前記車体検出手段が前記
自動車を検出しない状態になるまで、前記洗車機本体と
前記自動車とが離れる方向に相対移動させるよう制御す
る手段を持つことを特徴とする洗車機。
【0012】また、本発明は、この洗車機において、前
記車体検出手段を、前記自動車の車高を検出する車高検
出手段とし、前記洗車機本体と前記自動車の相対位置を
検出する相対位置検出手段と、前記車高検出手段と前記
相対位置検出手段の検出結果に基づき車形を検出する車
形検出手段を備える。
【0013】
【作用】これにより、車形を検出し、検出した車形に合
わせて洗浄手段を制御する洗車機で、車形を検出するた
めの検出手段が始めから自動車を検出し、自動車の前端
部の車形が検出できないような場合でも、検出している
部分の車形を基にして、自動車の前端部分の車形を概ね
推測することができるので、推定した前端部の車形に合
わせて洗浄手段を制御することができる。
【0014】また、車形を検出するための検出手段によ
る検出結果を、洗車機本体と自動車の相対移動位置に対
応づけて車形を検出する洗車機で、始めから車形を検出
するための検出手段が自動車を検出し、自動車の前端部
の車形が検出できないような場合でも、トップブラシ
を、始めに車体が検出された位置までは、始めに車体が
検出された高さに保持したり、サイドブラシやロッカー
ブラシを、始めに車体が検出された位置までは回避させ
るなどして、車形が検出できなかった自動車の前端部分
に対して、安全な洗車を行うことができる。
【0015】また、トップブラシやサイドブラシ,ロッ
カーブラシの回転数を落として車体に接触させることに
より、自動車の前端部の車形が検出できないような場合
で、自動車の前部にグリルガードやサインポールのよう
な突起物が備えられていたとしても、回転するブラシと
車体の接触を軽くして、突起物等を破損させることなく
ブラッシング洗浄し、安全な洗車を行うことができる。
【0016】また、始めから車形を検出するための検出
手段が自動車を検出している場合でも、車形を検出する
ための検出手段が自動車を検出しなくなるまで、洗車機
本体と自動車を離れる方向に相対移動させ、その後に洗
車を開始し、車形を検出しながら相対移動することによ
り、自動車の前端部分の車形を確実に検出し、洗車処理
装置を車形に合わせて制御することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の上面図、図2は本発
明の実施例の側面図である。図において、1は門型に形
成された洗車機本体で、洗浄ブラシ,散水ノズル,乾燥
ノズル等の洗車処理装置を備え、レール2,2上を自動
車Aを跨ぐように往復走行して洗浄,乾燥等の処理を施
し、洗車を行う。なお、レール2,2により洗車機本体
1が走行可能な範囲を、以後洗車スペースと表記する。
洗車機本体1は、通常洗車スペースの後部に、後方に洗
車機本体1が1台入るほどのスペースを確保した位置を
待機位置として停止し、この位置から洗車を開始する。
レール2,2は、自動車が乗り越えて走行するのに障害
にならないように、洗車機の接地面に堀り込まれる形で
敷設される。
【0018】90は、洗車機本体1と別体に設けられる
固定ユニットで、その内部にはポンプ,貯水漕からなる
給水ユニット、コンプレッサー及び圧力タンクからなる
空圧ユニット、及び電源へ接続する配電ユニットをそれ
ぞれ有し、洗車機本体1へは可倒式スタンド91に保持
されたホース,ケーブル92を介して接続し、給水,給
圧,給電を行っている。固定ユニット90は、待機位置
にある洗車機本体1の後側に、レール2,2の間に配置
され、洗車機本体1が固定ユニット90を跨ぐようにし
て走行できるようになっている。
【0019】93は、自動車Aが偏ることなくレール
2,2の中間位置に入場できるようタイヤをガイドする
進入ガイドで、運転者にはタイヤとの接触が感じとれる
ように、かつ、タイヤが容易に乗り越えられるように、
適宜の段差を持つよう設定される。94は、進入する自
動車を洗車のための所定位置へ停止させる洗車位置タイ
ヤ止めで、エアシリンダ等を内蔵し、通常は地面より突
出してタイヤ止めとして機能し、自動車Aの退出時には
倒れて自動車Aが退場できるように動作する。95は洗
車位置タイヤ止め94と隣接して設けられる洗車位置停
車センサーで、バネ圧により地面に突出した板材がタイ
ヤに踏まれて倒れるのをリミットスイッチ等で検出する
もので、自動車が洗車位置タイヤ止め94の位置で停止
したことを検知する。
【0020】96は退車位置タイヤ止めで、エアシリン
ダ等を内蔵し、通常は倒れて自動車Aが洗車スペースに
進入できるようにし、自動車Aの退出時には地面より突
出してタイヤ止めとして機能し、自動車Aが退出するた
め所定位置まで後進するときの目安となる。89は退車
位置タイヤ止め96と隣接して設けられる退車位置停車
センサーで、バネ圧により地面に突出した板材がタイヤ
に踏まれて倒れるのをリミットスイッチ等で検出するも
ので、自動車が退車位置タイヤ止め96の位置で停止し
たことを検知する。
【0021】97は、固定ユニット90の洗車機本体1
側に設けられた電光表示器で、マトリクス状に配置され
たLEDを点灯,消灯して文字や絵を表示させるもの
で、「停止してください」,「後進してください」とい
った文章を表示させ、自動車の運転者に対し、洗車を行
うための所定の停車位置に自動車を停止させるよう案内
したり、洗車終了後に自動車を退出させるための案内を
行う。
【0022】98は洗車スペース手前の自動車進入口に
設置される洗車受付ユニットで、前面に操作パネル99
を備え、洗車を希望する客が自動車Aの運転席に座った
まま、洗車料金の投入や洗車内容の選択入力等を行える
ように構成される。100は洗車受付ユニット98と洗
車スペースの間に設置されるゲートで、駐車場などで公
知のポールを回動して昇降させるタイプのもので、洗車
スペースに対する自動車の進入を禁止または許可する。
101はゲート100に付設される進入誘導灯で、矢印
や「入場してください」といった表示を点灯させ自動車
の進入を促す。
【0023】図3,図4,図5,図6,図7,図8は、
本発明の実施例の、洗車機本体1の構成を示す説明図
で、図3は側面図、図4は走行系および車形検出手段を
示す正面図、図5はトップブラシの構成を示す正面図、
図6はサイドブラシの構成を示す正面図、図7は乾燥装
置であるトップノズルおよびサイドノズルの構成を示す
正面図、図8はロッカーブラシの構成を示す斜視図であ
る。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型状に
形成した洗車機本体で、正転逆転可能なモータ4,4に
より、車輪3,3を回転駆動して、レール2,2に沿っ
て往復走行する。
【0024】5は、洗車機走行位置を検出するロータリ
ーエンコーダーで、モータ4の出力軸に連結し、モータ
4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信
号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0025】6は、洗車機位置を検出する位置センサー
で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固
定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチング
し、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車
機本体の待機位置である走行開始位置を与える。
【0026】8は車体上面に沿って上下するトップブラ
シ、9,9は車体側面に沿って開閉するサイドブラシ、
10,11は散水ノズル、12は車体上面に沿って上下
するトップノズル、13は車体側面に向けて備えられる
サイドノズルで、洗車機本体1の往復走行に伴って、車
体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車処理装置を構成す
る。
【0027】投光器群14,受光器群15は車体検出手
段であるビームセンサーで、洗車機本体1の内側面に、
上下方向に多数、左右一対に並べられ、自動車の車形を
検出するために用いられる。投光器群14は、一つずつ
順次点灯,消灯制御され、受光器群15に向けて水平方
向に光を照射する。投光器群14の投光器より発光され
る光が自動車車体により遮られているときは、受光器群
15の対応する受光器は受光せず、自動車車体に遮られ
ていないときは受光するので、結果として自動車車体の
有無を検出することが可能となる。また、遮られるビー
ムセンサーの最高の位置が、自動車車体の最高の位置を
示すので、車体検出手段であるビームセンサーは、車高
検出手段でもある。
【0028】23,23は車体検出手段である車幅検出
用超音波センサーで、洗車機本体1の左右両側に、洗車
を行う自動車の左右を挟むように設けられ、自動車車体
に向けて超音波信号を発信し、その反射波を受信するま
での時間を検出することにより、超音波センサーと自動
車車体との距離を測定して、車幅を検出する。
【0029】トップブラシ8は、回転軸24の両端を台
車25,25に回転自在に保持され、正転逆転可能なモ
ータ26により回転駆動される。台車25,25は、洗
車機本体1両側に立設したガイドレール27,27上を
昇降移動できるように形成される。28は正転逆転可能
なモータで、チェーン29を介して回転軸30を回転駆
動する。回転軸30の回転により、台車25,25、お
よびトップブラシ8と荷重の平衡するウエイト31,3
1に固着されたチェーン32,32が回転駆動されて、
台車25,25が昇降移動される。33はロータリーエ
ンコーダーで、回転軸30に連結され、回転軸の回転方
向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力し
て、台車25,25の位置を与える。
【0030】サイドブラシ9,9は、自動車車体の車幅
方向に移動できるように台車34,34によって保持さ
れ、サイドブラシ回転用モータ35,35により回転駆
動される。台車34には、スプロケット36,36に懸
介されたチェーン37が固着される。38は台車34を
移動するモータで、モータ38の回転軸には、一方のス
プロケット36が固着され、台車34はモータ38の回
転によって、ガイドレール39に案内されて左右方向に
移動する。40はロータリーエンコーダで、モータ38
の出力軸に固着され、単位角度回転毎にパルス信号を出
力し、台車34の位置を与える。
【0031】トップノズル12はその両側面より外方に
向けて延出したアーム41,41の両端に台車42,4
2を備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール4
3,43上を昇降移動できるように形成している。44
は正転逆転可能なモータで、チェーン45を介して回転
軸46を回転駆動する。回転軸46の回転により、台車
42,42、および上面乾燥ノズル12の荷重と平衡す
るウエイト47,47に固着されたチェーン48,48
が回転駆動されて、台車42,42が昇降移動される。
49はロータリーエンコーダーで、回転軸46に連結さ
れ、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎に
パルス信号を出力して、台車42,42の位置を与えて
いる。
【0032】50,50は高圧風を生成する送風機、1
3,13は洗車機本体1両側に配設したサイドノズル、
51,51,52,52は送風機50,50と各ノズル
12,13,13を連通するダクトで、トップノズル1
2およびサイドノズル13,13は送風機50,50よ
り供給された高圧風を車体上面および側面に向けて吹き
付けて車体面に付着した水滴を除去している。
【0033】16,16は洗車機本体1両側下部に設け
られる左右一対のロッカーブラシで、スイングアーム1
7,17に支持され、主に車のタイヤ及び側面下部の洗
浄を行うもので、正逆回転可能なモータ18,18によ
り回転駆動される。スイングアーム17,17に一体に
設けられた支軸19,19は、洗車機本体1の内方両側
に固定される軸受20,20により支持されている。支
軸19,19の一方には、エアシリンダ21,21とス
プリング22,22が連結されている。ロッカーブラシ
16,16は、通常エアシリンダ21,21を作動させ
てスプリング22,22の付勢に抗して開かれ、洗車時
エアシリンダ21,21の作動を解いてスプリング2
2,22の付勢により自動車車体に向けて閉じられる。
【0034】53,54はエアシリンダ21のピストン
位置を検出するリードスイッチで、前記ピストンに内蔵
されたマグネットに応動しロッカーブラシが所定の開位
置および閉位置に達したのを検出するもので、左右のエ
アシリンダ21,21の両方に備えられている。リード
スイッチ53はロッカーブラシが閉じられた位置を、リ
ードスイッチ54はロッカーブラシが開かれた位置を検
出する。
【0035】図9は洗車受付ユニット98の説明図であ
る。洗車受付ユニット98に備えられる操作パネル99
は、洗車料金を受け付ける料金受付部56と、選択入力
等を受け付けるキー入力部57と、受付状態をLEDで
点灯表示する状態表示部58とからなっている。料金受
付部56には、公知のプリペイカードを受け付けるカー
ドリーダライタ59と、コインを受け付けるコイン投入
部60と、投入されたカードの残点数またはコインの投
入金額を表示する金額表示部61とを備え、洗車料金を
カードもしくはコインで受け付ける。カードリーダライ
ター59は、カードの受付を許可および禁止する機能を
持ち、また、コイン投入部60は、コインの投入を禁止
するブロック機能を持つ。キー入力部57には、「普通
車」,「ジープタイプ」,「ワゴン」といった車種毎
に、「洗剤洗車」,「ワックス洗車」といった洗車コー
スが設定されたコース選択キー62と、「サイドポー
ル」,「ルーフキャリア」,「ルーフスポイラ」,「リ
アスポイラ」といった突起物の有無を指定する突起物指
定キー63と、コース選択キー62と突起物指定キー6
3とで入力した内容を確定する予約キー64と、同入力
内容を取り消す取消キー65とを備えている。
【0036】料金受付部56およびキー入力部57に
は、操作手順に沿って点灯されて操作指示を表示する操
作ガイド灯66が図示のように適所に配置され、慣れな
い利用者でも容易に操作できるよう案内する。すなわ
ち、まず料金受付部56へカードまたはコインを投入
し、続いてコース選択キー62で車種の指定と洗車コー
スの選択とを行い、更に突起物指定キーで突起物の有無
を指定した後に予約キー64を押せば洗車受付が完了す
る。なお、カードにより洗車料金を受け付けた場合は、
予約キー64が押されると、カードデータが選択された
車種および洗車コースの金額に応じて減算処理されてカ
ードが返却される。また、キー入力にミス等があれば予
約キー64を押す前に取消キー65を押せばそれまでの
キー入力による指定がキャンセルされるので、再度キー
入力すればよい。
【0037】状態表示部58には、それぞれ「受付可」
「予約中」「休止中」といった各状態を示すランプ67
〜69が備えられ、洗車の受付が可能な状態であれば
「受付可」、既に予約入力が完了していれば「予約
中」、営業時間外などで洗車ができない状態にあれば
「休止中」がそれぞれ点灯する。
【0038】図10,図11は、実施例の制御系を示す
ブロック図である。70はマイクロコンピュータで、演
算処理を行うCPU71、プログラム及び各種データを
記憶するメモリ72、及び入出力インターフェース7
3,73より成り、入出力インターフェース73,73
には、走行位置検出用ロータリーエンコーダー5,位置
センサー6、散水ノズル10,11、車形を検出するた
めのビームセンサーである投光器群14、受光器群1
5、車幅検出用超音波センサー23,23、トップブラ
シ位置検出用ロータリーエンコーダー33、サイドブラ
シ位置検出用ロータリーエンコーダー40,40、トッ
プノズル位置検出用ロータリーエンコーダー49、ロッ
カーブラシ開閉用エアシリンダ21,21、ロッカーブ
ラシ開閉位置検出用リードスイッチ53,54、洗車位
置タイや止め94、洗車位置停車センサー95、退車位
置タイヤ止め96、退車位置停車センサー89、電光表
示器97、操作パネル99、ゲート100、進入誘導灯
101が接続されている。
【0039】74は洗車機走行用モータ4,4の回転数
を制御するインバーターで、入出力インターフェース7
3に接続され、洗車機走行用モータ4,4に供給する電
源の周波数を変更して、モータ4,4の回転数を変え、
洗車機の走行速度を適宜変更する。
【0040】75はトップブラシの回転数を制御するイ
ンバーターで、入出力インターフェース73に接続さ
れ、トップブラシ回転用モータ26に供給する電源の周
波数を変更してモータ26の回転数を変え、トップブラ
シ8の回転数を適宜変更する。76はトップブラシの昇
降速度を制御するインバーターで、入出力インターフェ
ース73に接続され、トップブラシ昇降用モータ28に
供給する電源の周波数を変更してモータ28の回転数を
変え、トップブラシ8の昇降速度を適宜変更する。
【0041】77,77はサイドブラシの回転数を制御
するインバーターで、入出力インターフェース73に接
続され、サイドブラシ回転用モータ35,35に供給す
る電源の周波数を変更してモータ35,35回転数を変
え、サイドブラシ9,9の回転数を適宜変更する。7
8,78はサイドブラシの開閉速度を制御するインバー
ターで、入出力インターフェース73に接続され、サイ
ドブラシ開閉用モータ38,38に供給する電源の周波
数を変更してモータ38,38の回転数を変え、サイド
ブラシ9,9の開閉速度を適宜変更する。
【0042】79はトップノズルの昇降速度を制御する
インバーターで、入出力インターフェース73に接続さ
れ、トップノズル昇降用モータ44に供給する電源の周
波数を変更してモータ44の回転数を変え、トップノズ
ル12の昇降速度を適宜変更する。80,80は送風機
の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフ
ェース73に接続され、送風機50,50に供給する電
源の周波数を変更して送風機50,50の回転数を変
え、送風機から送られる高圧風の強さを変える。
【0043】81はロッカーブラシの回転数を制御する
インバーターで、入出力インターフェース73に接続さ
れ、ロッカーブラシ回転用モータ18に供給する電源の
周波数を変更してモータ18の回転数を変え、ロッカー
ブラシ16の回転数を適宜変更する。
【0044】82は画像処理部で、受光器群15で受光
される車体を検出するための投光器群14の一つ一つの
投光器の検出,非検出の状態を、走行位置検出用ロータ
リーエンコーダ5の入力で示される洗車機本体1の走行
位置に対応づけて記憶し、画像データを作成するととも
に画像処理を行う。
【0045】車体検出手段であり、車高検出手段でもあ
る、投光器群14,受光器群15からなるビームセンサ
ーは、その検出結果を、相対位置検出手段である走行位
置検出用ロータリーエンコーダ5の検出結果と対応づけ
ることにより、車高方向の車形を検出する車形検出手段
を構成する。また、車体検出手段であり、車幅検出手段
でもある、車幅検出用超音波センサー23,23は、そ
の検出結果を、相対位置検出手段である走行位置検出用
ロータリーエンコーダ5の検出結果と対応づけることに
より、車幅方向の車形を検出する車形検出手段を構成す
る。制御手段であるマイクロコンピュータ70は、車形
検出手段により検出された車形に合わせて、相対移動手
段である洗車機走行用モータ4,4、トップブラシ回転
数制御手段であるインバーター75、トップブラシ昇降
手段であるトップブラシ昇降用モータ28、サイドブラ
シ回転数制御手段であるインバーター77,77、サイ
ドブラシ開閉手段であるサイドブラシ開閉用モータ3
8,38、ロッカーブラシ回転数制御手段であるインバ
ーター81、ロッカーブラシ開閉手段であるエアシリン
ダ21,21を制御する。また、制御手段であるマイク
ロコンピュータ70は、車体検出手段の検出結果に応じ
て、相対移動手段を制御する。
【0046】洗車機本体と自動車の相対移動位置は、走
行位置検出用ロータリーエンコーダー5により検出さ
れ、制御手段はこの相対移動位置を、相対移動手段の制
御に用いる。トップブラシの昇降位置は、トップブラシ
位置検出用ロータリーエンコーダー33により検出さ
れ、制御手段はこのトップブラシの位置を、トップブラ
シ昇降手段の制御に用いる。サイドブラシの開閉位置
は、サイドブラシ位置検出用ロータリーエンコーダー4
0,40により検出され、制御手段はこのサイドブラシ
開閉位置を、サイドブラシ開閉手段の制御に用いる。ロ
ッカーブラシの開閉位置は、ロッカーブラシ開閉位置検
出用リードスイッチ53,53,54,54により検出
され、制御手段はこの開閉位置を、ロッカーブラシ開閉
手段の制御に用いる。
【0047】次に、図12,図13,図14を基に、実
施例の車形を検出する動作について説明する。図12
(a)に示すように、洗車機本体1が洗車開始位置にあ
るとき、自動車Aが所定の停止位置に停止する。洗車を
開始し、洗車機は投光器群の投光器を順次点滅させると
ともに、受光器群15で受光の有無を検出し、自動車A
車体を検出する。洗車機本体1が図12(b)に示す位
置に達したとき、投光器群14の投光器のうち、Laよ
り下の投光器の光は、自動車Aの車体によって遮光さ
れ、受光器群15で受光されない。この受光器群15で
の投光器からの受光の有無は、この位置における車体の
検出状態として画像処理部82に記憶される。洗車を続
行し、洗車機本体1が図12(c)に示す位置に達した
とき、投光器群14の投光器のうち、Lbより下の投光
器の光は、自動車Aの車体によって遮光され、受光器群
15で受光されない。この受光器群15での投光器から
の受光の有無も、この位置における車体の検出状態とし
て画像処理部82に記憶される。このようにして、洗車
機本体1の走行に伴い投光器群14からの光が自動車に
よって遮られるか否かを順次画像処理部82に記憶し
て、自動車の車体を2値化画像データとして検出する。
【0048】このような方法によって、図13(a)に
示すような車体画像データが検出される。この検出され
た車体画像データは、図13(a)に示すように、横軸
を単位距離毎に区切り、縦軸を上下方向に並べたLED
単位に区切った画素で構成される画面に、投光器から照
射される光が投光したら0、遮光したら1という2値デ
ータから構成される画像データとして表されている。こ
の画像データを解析処理することにより、自動車車体の
形状が検出される。
【0049】自動車車体の輪郭は、画像データに論理フ
ィルターをかけて検出し、これによりフロント位置,ボ
ンネット部とフロントガラスの境界といった基準点が検
出される。画像データに論理フィルターをかけること
は、図14(b)に示すように、検出の対象となる画素
とそれに隣接する8個の画素を一組とした9画素のパタ
ーンを検出することにより行われる。すなわち、検出す
る対象の画素をD4に合わせ、隣接するD0,D1,D
2,D3,D5,D6,D7,D8の画素が0であるか
1であるかを検出する8近傍処理により行われる。自動
車車体の輪郭画像データは、車体画像データに論理フィ
ルターをかけ、画素の値が1となる画素と、画素の値が
0となる画素の境界を検出することにより行われる。す
なわち画素の値が1となる画素D4に対し、画素D0,
D1,D2,D3,D5,D6,D7のいずれの方向に
画素が連結しているかを検出し、輪郭線を検出する。こ
のようにして輪郭線を追っていき、図14(b)のよう
な輪郭画像を得る。この輪郭画像データを基に、自動車
車体の車長方向ΔLの距離の間の高さ方向の変化ΔHを
計算して、その傾斜の変化から、フロント位置a,ボン
ネット部とフロントガラスの境界b,フロントガラスと
屋根部の境界c,屋根部とリアガラスの境界d,リアガ
ラスとトランク部の境界e,リア位置fといったポイン
トを検出する。ワゴン車のようにボンネットのない自動
車の場合は、ボンネット部とフロントガラスの境界は検
出できないので、所定高さを越えた時点でボンネット部
とフロントガラスの境界が検出されなかった場合は、ワ
ゴン車と判断し、ボンネット部とフロントガラスの境界
の検出は放棄し、フロントガラスと屋根部の境界の検出
に移るようにする。
【0050】図15に、検出された車形を基に、トップ
ブラシを制御する例を示す。図15(a)に示すよう
に、洗車機は、洗車を開始し車体検出用投光器群14の
投光器を順次点滅させるとともに受光器群15で受光の
有無を検出して自動車A車体を検出し、ロータリーエン
コーダーで検出される洗車機の走行位置に対応させて車
体の有無を2値化された車体画像データとして画像処理
部82に記憶する。画像処理部82では、同時に論理フ
ィルターをかけて作成された輪郭画像データを解析する
ことにより、車体の前端面、ボンネットとフロントガラ
スの境界点、フロントガラスと屋根部の境界点、といっ
た基準点を順次抽出する。
【0051】トップブラシ8は、車体検出用投光器群1
4より距離Z離れた位置にあるので、洗車機はトップブ
ラシ8を、画像処理部82で順次解析した自動車A車体
の車形に合わせて昇降制御する。このようにして、図1
5(b),(c)のように、洗車機の走行にともない車
体を検出して記憶した車形の画像データを順次解析しな
がら、トップブラシ8の制御を行う。
【0052】次に、図16,図17,図18,図19を
基に、実施例の洗車について説明する。まず、図16
(a)に示すように、洗車を行う自動車Aが、洗車受付
ユニット98の前に停止する。このとき、ゲート100
のポールは降ろされていて、洗車の受付が済んでいない
自動車が洗車スペースに進入するのを防いでいる。自動
車Aの運転者は、運転席に座ったまま、洗車受付ユニッ
ト98に備えられた操作パネル99を操作して、洗車料
金を支払い、例として普通車の洗剤洗車コースを選択
し、予約キーを押して洗車の受付を行う。洗車の受付が
終了し、洗車が予約されると、図16(b)に示すよう
に、ゲート100のポールが回動して開き、進入誘導灯
101には、「入場してください」というように、進入
を促す旨が表示される。次いで、自動車Aは、洗車を行
うための所定の停止位置に停車するために、洗車スペー
スに進入する。このとき、図19(a)に示すように、
洗車位置タイヤ止め94は地面より突出してタイヤ止め
として機能し、退車位置タイヤ止め96は倒れて、自動
車Aが洗車を行うための所定の停車位置に進入できるよ
うにしている。
【0053】自動車Aが、洗車位置タイヤ止め94で示
される、洗車のための所定の停止位置に停車したのを洗
車位置停車センサー95が検出すると、洗車が開始され
る。図17(a)に示すように、洗車機本体1が所定の
待機位置から走行を開始し、自動車Aを跨ぐようにして
前進しながら、散水ノズル10,11から洗剤水を散布
し、トップブラシ8、サイドブラシ9,9、ロッカーブ
ラシ16,16を回転させて自動車Aの車体に接触さ
せ、ブラッシングする。図17(b)に示すように、洗
車機本体1が自動車Aの後端までブラッシングした後、
散水を停止し、各ブラシを所定の待機位置に戻し、送風
機50,50を起動して、トップノズル12、サイドノ
ズル13,13から自動車Aに向けて高圧風を吹き付け
ながら、図17(c)に示すように、洗車を開始した位
置である所定の待機位置まで後進して、洗車を終了す
る。
【0054】洗車が終了した後、自動車Aが洗車スペー
スより退出する。まず、図18(a)に示すように、洗
車機本体1は、洗車を開始した所定の待機位置の後方
に、固定ユニット90を跨ぐようにして後進し、レール
2,2の端部で停止する。次いで、電光表示器97に、
「ゆっくりとバックし、タイヤ止めに当たるまで下がっ
てください」と表示する。この指示により、図18
(b)に示すように、自動車Aが後進する。このとき、
図19(b)に示すように、退車位置タイヤ止め96は
地面より突出してタイヤ止めとして機能し、洗車位置タ
イヤ止め94は倒れて自動車Aがタイヤ止め94を乗り
越えて退出できるようにする。自動車Aが、退車位置タ
イヤ止め96で示される所定の退車位置に停止したの
を、退車位置停車センサー89が検出すると、電光表示
器97に、「前進して、左側に退出してください」と表
示され、図18(c)に示すように、自動車Aは、進入
ガイド93を乗り越え、接地面に掘り込まれて敷設され
たレール2を乗り越えて、洗車スペースより退出する。
【0055】洗車スペースからの自動車の退出をこのよ
うに行えば、自動車を後進させて後ろに向かって退出す
るよりも、前進して前の方向に退出できるので、自動車
の運転者にとって、退出するための運転が容易となる。
また、自動車が前進して前の方向に退出することによ
り、次の自動車が洗車受付装置の前に停止し、洗車の受
け付け操作が行われている場合でも、自動車が洗車スペ
ースから退出することができる。さらに、洗車機本体を
後進させ、自動車を若干後進させるので、洗車機本体と
自動車の間隔を空けることができ、自動車が前進して側
方に退出するためのスペースが確保され、退出のための
スペースを少なくすることができる。また、洗車機本体
の後方に壁があるなど、洗車機の設置条件により、自動
車が洗車機本体をくぐり抜けて退出できないような場所
でも、自動車の退出スペースを確保し、洗車機を設置す
ることが可能となる。
【0056】次に、実施例の動作について説明する。図
20に示すように、洗車を行う自動車Aが、洗車位置タ
イヤ止め94で示される、洗車を開始するための所定の
停止位置に停止したとき、自動車Aの前輪から前端まで
の距離が長く、車形を検出するためのビームセンサー
が、始めから自動車Aの車体を検出しているとき、受光
器群15のうちの、この位置で遮光している受光器の1
番高い点をPとし、この点Pの、洗車機本体1と自動車
Aの相対移動方向に対する位置をLP、洗車機本体1お
よび自動車Aの高さ方向に対する位置をHPとする。
【0057】車形を検出するためのビームセンサーが始
めから遮光しているときの洗車を、まず、トップブラシ
の制御について説明する。図21に示すように、洗車機
は、前述の点Pの高さLPから、ブラシ径や接触圧等を
考慮してT1高い位置に回転軸が位置するようにトップ
ブラシ8を保持し、ブラシの回転数を、通常洗車で用い
る回転数よりも低速として回転させ、洗車機本体と自動
車の相対移動を開始する。洗車機本体と自動車の相対移
動にともない、トップブラシ8の回転軸が、点Pの位置
LPから、ブラシ径等を考慮した距離T2離れた位置ま
できたら、トップブラシ8の保持を解除し、ブラシの回
転数を洗車に用いる標準の回転数とし、この後はトップ
ブラシ8を、検出した車形に合わせて昇降制御する。
【0058】次に、車形を検出するためのビームセンサ
ーが始めから遮光しているときの洗車を、サイドブラシ
の制御について説明する。図22に示すように、洗車機
は、サイドブラシ9,9を開き、ブラシの回転を停止さ
せて走行を開始し、サイドブラシ9,9の回転軸が、ブ
ラシ径等を考慮して点Pの位置LPからS2離れた位置
まできたら、サイドブラシ9,9を回転させるととも
に、車幅検出用超音波センサー23,23で検出した自
動車Aの側面位置から、ブラシ径等を考慮した距離S1
離れた位置まで閉じて自動車Aの車体に接触させ、ブラ
ッシングする。
【0059】また、別の制御として、図23に示すよう
に、洗車機は、まず、サイドブラシ9,9を閉じ、ブラ
シを通常洗車で用いる回転数よりも低い回転数で回転さ
せる。洗車機本体1の走行に伴って、サイドブラシ9,
9が自動車Aの前面に接触したら、洗車機本体1の走行
を停止し、サイドブラシ9,9を開いて自動車Aの前面
のブラッシングを行う。次いで、洗車機本体1の走行を
再開し、サイドブラシ9,9が自動車Aの前面に閉じな
い位置で、車幅検出用超音波センサー23,23で検出
した自動車Aの側面位置から、ブラシ径等を考慮した距
離S1離れた位置まで閉じて自動車Aの車体に接触さ
せ、ブラッシングする。洗車機本体1の走行に伴い、サ
イドブラシ9,9の回転軸が、ブラシ径等を考慮して点
Pの位置LPからS2離れた位置まできたら、サイドブ
ラシ9,9の回転数を、通常洗車で用いる回転数まで戻
して、自動車Aの側面のブラッシング洗浄を継続する。
【0060】次に、車形を検出するためのビームセンサ
ーが始めから遮光しているときの洗車を、ロッカーブラ
シの制御について説明する。図24に示すように、洗車
機は、ロッカーブラシ16,16を開き、ブラシの回転
を停止させて走行を開始し、ロッカーブラシ16,16
の回転軸が、ブラシ径等を考慮して点Pの位置LPから
R2離れた位置まできたら、ロッカーブラシ16,16
を回転させるとともに、ブラシを閉じて自動車Aの車体
に接触させ、ブラッシングする。
【0061】また、別の制御として、図25に示すよう
に、洗車機は、まず、ロッカーブラシ16,16を閉
じ、ブラシを通常洗車で用いる回転数よりも低い回転数
で回転させる。洗車機本体1の走行に伴って、自動車A
の側面をブラッシングし、ブラシの回転軸が、ブラシ径
等を考慮して点Pの位置LPからR2離れた位置までき
たら、ロッカーブラシ16,16の回転数を、通常洗車
で用いる回転数まで戻して、自動車Aの側面のブラッシ
ング洗浄を継続する。
【0062】次に、車形を検出するためのビームセンサ
ーが始めから遮光しているとき、ビームセンサーが透光
するまで、洗車機本体と自動車を離れる方向に相対移動
させる例を説明する。図26(a)に示すように、洗車
を行う自動車Aが、洗車位置タイヤ止め94で示され
る、洗車を開始するための所定の停止位置に停止したと
き、自動車Aの前輪から前端までの距離が長く、車形を
検出するためのビームセンサーが、始めから自動車Aの
車体を検出しているとき、洗車機は、洗車機本体1の後
方に予め確保されているスペースを利用し、図26
(b)に示すように、すべてのビームセンサー14,1
5が透光するまで後進する。この後、洗車機本体1は前
進し、ビームセンサー14,15を用いて自動車Aの前
端から車形を検出しながら走行し、検出した車形に合わ
せてブラシやノズルを制御して洗車を行う。
【0063】ところで、前述の実施例では、トップブラ
シの回転数を、通常洗車で用いるよりも低い回転数とし
て、ブラシと自動車車体の接触を軽くしたが、トップブ
ラシと自動車車体の間隔を、通常の洗車時よりも多めに
取ることにより、ブラシと車体の接触を軽くすることも
できる。また、サイドブラシの制御についても、同様
に、サイドブラシと自動車車体の間隔を、通常の洗車時
よりも多めに取ることにより、ブラシと車体の接触を軽
くすることができる。また、ロッカーブラシについて
も、その開閉位置を任意の位置に制御できるように構成
し、同様にしてブラシと車体の接触を軽くすることがで
きる。
【0064】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ことなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の
設計変更が可能である。例えば、洗車位置タイヤ止め
は、エアシリンダー等で突出可能に構成したものを用い
るのでなく、図27に示すように、リング状の輪止め8
7を用いてもよい。また、洗車の受付を済ませた自動車
が、洗車を開始するための所定の停止位置まで移動する
時間は自ずと定まるので、洗車位置停車センサーを用い
ずに、洗車受付ユニットで洗車の受付が行われてから、
適宜の時間をおいて洗車を開始することもできる。
【0065】また、退車位置タイヤ止めは、実施例のよ
うに、エアシリンダー等により突出するような構造のも
のを用いるのでなく、図27に示すように、板金を側面
略直角三角形状に折り曲げて構成した輪止め88を用
い、自動車は、洗車スペースへの進入時には、スロープ
状の傾斜面を通って進入し、洗車の終了後に一旦後進す
るときには、垂直状の面がタイヤ止めとして機能するよ
うにすることもできる。また、退車位置停車センサーを
用いずに、洗車の終了から適宜の時間をおいた後に、
「前進して、左側に退出してください」といった案内を
行うこともできる。
【0066】また、実施例では、洗車のための所定の停
車位置に停止した自動車を、洗車機本体が跨ぐように走
行して洗車を行う洗車機について説明したが、走行可能
な台車に自動車を乗せて停止させ、洗車機本体と台車を
相対移動させて洗車を行う洗車機でも同様の制御が可能
である。図28(a)に示すように、洗車機本体1が所
定の待機位置に停止し、台車86が洗車を開始するため
の所定の位置に停止している状態で、自動車Aが台車8
6に乗り込んだとき、自動車Aの前端がビームセンサー
15を遮光した状態であれば、洗車機は、台車86を洗
車機本体1から離れる方向に、自動車Aの前端がビーム
センサー15を遮光しない状態になるまで移動させて、
その位置から洗車を開始し、車形を検出しながら洗浄手
段を制御して洗車を行う。この洗車機の場合では、待機
位置にある洗車機本体1の後方に、洗車機本体1が移動
するためのスペースをとる必要がないので、洗車機本体
1の後方に壁Wが接近してあるような場所でも、洗車機
を設置することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ビームセ
ンサーのような検出手段を用いて車形を検出する洗車機
で、始めからビームセンサーが自動車を検出し、自動車
の前端部の車形が検出できないような場合でも、このと
き検出している部分の車形を基にして、自動車の前端部
分の車形を概ね推測し、推定した前端部の車形に合わせ
て洗浄手段を制御することができる。
【0068】また、ビームセンサーのような検出手段を
用いて車形を検出する洗車機で、始めからビームセンサ
ーが自動車を検出し、自動車の前端部の車形が検出でき
ないような場合でも、トップブラシを、始めに車体が検
出された位置までは、始めに車体が検出された高さに保
持したり、サイドブラシやロッカーブラシを、始めに車
体が検出された位置までは回避させるなどして、車形が
検出できなかった自動車の前端部分に対して、安全な洗
車を行うことができる。
【0069】また、車形が検出できない自動車の前端部
分に対して、トップブラシやサイドブラシ,ロッカーブ
ラシの回転数を落として車体に接触させることにより、
回転するブラシと車体の接触を軽くして、自動車の前部
にグリルガードやサインポールのような突起物が備えら
れていたとしても、突起物等を破損させることなくブラ
ッシング洗浄し、安全な洗車を行うことができる。
【0070】また、始めからビームセンサーが自動車を
検出している場合でも、ビームセンサーが自動車を検出
しなくなるまで、洗車機本体と自動車を離れる方向に相
対移動させ、自動車の前端部分の車形まで確実に検出で
きるようにし、車形に合わせた洗車を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の上面図である。
【図2】本発明の実施例の側面図である。
【図3】本発明の実施例の洗車機本体の側面図である。
【図4】本発明の実施例の洗車機本体の走行系および車
形検出手段を示す正面図である。
【図5】本発明の実施例の洗車機本体のトップブラシの
構成を示す正面図である。
【図6】本発明の実施例の洗車機本体のサイドブラシの
構成を示す正面図である。
【図7】本発明の実施例の洗車機本体のトップノズルお
よびサイドノズルの構成を示す正面図である。
【図8】本発明の実施例の洗車機本体のロッカーブラシ
の構成を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例の操作パネルの説明図である。
【図10】本発明の実施例の制御系を示す説明図であ
る。
【図11】本発明の実施例の制御系を示す説明図であ
る。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の実施例の動作説明図である。
【図14】本発明の実施例の動作説明図である。
【図15】本発明の実施例の動作説明図である。
【図16】本発明の実施例の動作説明図である。
【図17】本発明の実施例の動作説明図である。
【図18】本発明の実施例の動作説明図である。
【図19】本発明の実施例の動作説明図である。
【図20】本発明の実施例の動作説明図である。
【図21】本発明の実施例の動作説明図である。
【図22】本発明の実施例の動作説明図である。
【図23】本発明の実施例の動作説明図である。
【図24】本発明の実施例の動作説明図である。
【図25】本発明の実施例の動作説明図である。
【図26】本発明の実施例の動作説明図である。
【図27】本発明の他の実施例の説明図である。
【図28】本発明の他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2 レール 4 洗車機走行用モータ 5 洗車機走行位置検出用ロータリーエンコーダ 6 洗車機位置センサー 7 ドッグ 8 トップブラシ 9 サイドブラシ 12 トップノズル 13 サイドノズル 14 車形検出用投光器群 15 車形検出用受光器群 16 ロッカーブラシ 21 ロッカーブラシ開閉用エアシリンダ 23 車形検出用超音波センサー 28 トップブラシ昇降用モータ 33 トップブラシ昇降位置検出用ロータリーエンコー
ダ 38 サイドブラシ移動用モータ 40 サイドブラシ移動位置検出用ロータリーエンコー
ダ 44 トップノズル昇降用モータ 49 トップノズル昇降位置検出用ロータリーエンコー
ダ 53 ロッカーブラシ位置検出用リードスイッチ 54 ロッカーブラシ位置検出用リードスイッチ 70 マイクロコンピュータ 71 CPU 72 メモリ 74 洗車機本体走行用モータに電源を供給するインバ
ーター 75 トップブラシ回転用モータに電源を供給するイン
バーター 76 トップブラシ昇降用モータに電源を供給するイン
バーター 77 サイドブラシ回転用モータに電源を供給するイン
バーター 78 サイドブラシ開閉用モータに電源を供給するイン
バーター 81 ロッカーブラシ回転用モータに電源を供給するイ
ンバーター 82 画像処理部 90 固定ユニット 93 進入ガイド 94 洗車位置タイヤ止め 96 退車位置タイヤ止め 98 洗車受付ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体前部に備えられ、前記自動車の車形を検出する車
    形検出手段と、前記自動車の車形に合わせて移動可能に
    備えられる洗浄手段と、所定の待機位置に前記洗車機本
    体が待機し、前記自動車が洗車を行うべく略所定の停止
    位置に停止した状態で、前記自動車が前記車形検出手段
    で検出されているとき、この位置での前記車形検出手段
    で検出された前記自動車の最高車高位置に基づいて、こ
    の位置での前記車形検出手段の位置より前記洗車機本体
    後方側になる前記自動車の車体形状を推定して、前記洗
    浄手段を作動させるよう制御する手段を備えたことを特
    徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体前部に備えられ、前記自動車の車高を検出する車
    高検出手段と、前記洗車機本体と前記自動車との相対位
    置を検出する相対位置検出手段と、前記車高検出手段と
    前記相対位置検出手段の検出結果に基づき車形を検出す
    る車形検出手段と、前記自動車の上面に沿って昇降可能
    に備えられるトップブラシと、所定の待機位置に前記洗
    車機本体が待機し、前記自動車が洗車を行うべく略所定
    の停止位置に停止した状態で、前記自動車が前記車高検
    出手段で検出されているとき、この相対位置での前記車
    高検出手段で検出された前記自動車の最高車高位置を基
    準点とし、前記基準点の高さに前記トップブラシを保持
    して前記洗車機本体と前記自動車の相対移動を開始し、
    前記トップブラシが略前記基準点の位置に達した後、前
    記トップブラシを前記車形検出手段で検出された車形に
    合わせて昇降させるよう制御する手段を備えたことを特
    徴とする洗車機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の洗車機において、前記
    トップブラシの回転数を制御するトップブラシ回転数制
    御手段を備え、前記洗車機本体と前記自動車が相対移動
    を開始してから、前記トップブラシが前記基準点の位置
    に達するまでの間、前記トップブラシ回転数制御手段に
    より、前記トップブラシの回転数を通常洗車で用いられ
    る回転数よりも減速して回転制御する手段を備えたこと
    を特徴とする洗車機。
  4. 【請求項4】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体前部に備えられ、前記自動車の車高を検出する車
    高検出手段と、前記洗車機本体と前記自動車との相対位
    置を検出する相対位置検出手段と、前記車高検出手段と
    前記相対位置検出手段の検出結果に基づき車形を検出す
    る車形検出手段と、前記自動車の前面及び側面に沿って
    開閉可能に備えられるサイドブラシと、所定の待機位置
    に前記洗車機本体が待機し、前記自動車が洗車を行うべ
    く略所定の停止位置に停止した状態で、前記自動車が前
    記車高検出手段で検出されているとき、この相対位置で
    の前記車高検出手段の位置を基準点とし、前記サイドブ
    ラシを開いて前記自動車に接触させないようにして前記
    洗車機本体と前記自動車の相対移動を開始し、前記サイ
    ドブラシが略前記基準点の位置に達した後、前記サイド
    ブラシを閉じ、前記自動車車体に沿わせて開閉するよう
    制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  5. 【請求項5】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体前部に備えられ、前記自動車の車高を検出する車
    高検出手段と、前記洗車機本体と前記自動車との相対位
    置を検出する相対位置検出手段と、前記車高検出手段と
    前記相対位置検出手段の検出結果に基づき車形を検出す
    る車形検出手段と、前記自動車の前面及び側面に沿って
    開閉可能に備えられるサイドブラシと、前記サイドブラ
    シの回転速度を制御するサイドブラシ回転速度制御手段
    と、所定の待機位置に前記洗車機本体が待機し、前記自
    動車が洗車を行うべく略所定の停止位置に停止した状態
    で、前記自動車が前記車高検出手段で検出されていると
    き、この相対位置での前記車高検出手段の位置を基準点
    とし、前記サイドブラシを前記自動車の前面及び側面に
    接触させるようにして前記洗車機本体と前記自動車の相
    対移動を開始し、前記サイドブラシが略前記基準点の位
    置に達するまでの間、前記サイドブラシの回転数を通常
    洗車で用いられる回転数よりも減速して回転制御する手
    段を備えたことを特徴とする洗車機。
  6. 【請求項6】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体前部に備えられ、前記自動車の車高を検出する車
    高検出手段と、前記洗車機本体と前記自動車との相対位
    置を検出する相対位置検出手段と、前記車高検出手段と
    前記相対位置検出手段の検出結果に基づき車形を検出す
    る車形検出手段と、前記自動車の下部側面に沿って開閉
    可能に備えられるロッカーブラシと、所定の待機位置に
    前記洗車機本体が待機し、前記自動車が洗車を行うべく
    略所定の停止位置に停止した状態で、前記自動車が前記
    車高検出手段で検出されているとき、この相対位置での
    前記車高検出手段の位置を基準点とし、前記ロッカーブ
    ラシを開いて前記自動車に接触させないようにして前記
    洗車機本体と前記自動車の相対移動を開始し、前記ロッ
    カーブラシが略前記基準点の位置に達した後、前記ロッ
    カーブラシを閉じ、前記自動車車体に沿わせて開閉する
    よう制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  7. 【請求項7】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体前部に備えられ、前記自動車の車高を検出する車
    高検出手段と、前記洗車機本体と前記自動車との相対位
    置を検出する相対位置検出手段と、前記車高検出手段と
    前記相対位置検出手段の検出結果に基づき車形を検出す
    る車形検出手段と、前記自動車の下部側面に沿って開閉
    可能に備えられるロッカーブラシと、前記ロッカーブラ
    シの回転速度を制御するロッカーブラシ回転速度制御手
    段と、所定の待機位置に前記洗車機本体が待機し、前記
    自動車が洗車を行うべく略所定の停止位置に停止した状
    態で、前記自動車が前記車高検出手段で検出されている
    とき、この相対位置での前記車高検出手段の位置を基準
    点とし、前記ロッカーブラシを前記自動車の下部側面に
    接触させるようにして前記洗車機本体と前記自動車の相
    対移動を開始し、前記ロッカーブラシが略前記基準点の
    位置に達するまでの間、前記ロッカーブラシの回転数を
    通常洗車で用いられる回転数よりも減速して回転制御す
    る手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  8. 【請求項8】 門型状に形成された洗車機本体と自動車
    とが相対移動して洗車を行う洗車機において、前記洗車
    機本体前部に備えられ、前記自動車の車体を検出する車
    体検出手段と、所定の待機位置に前記洗車機本体が待機
    し、前記自動車が洗車を行うべく略所定の停止位置に停
    止した状態で、前記自動車が前記車体検出手段で検出さ
    れているとき、前記車体検出手段が前記自動車を検出し
    ない状態になるまで、前記洗車機本体と前記自動車とが
    離れる方向に相対移動させるよう制御する手段を持つこ
    とを特徴とする洗車機。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の洗車機において、前記
    車体検出手段は、前記自動車の車高を検出する車高検出
    手段であり、前記洗車機本体と前記自動車の相対位置を
    検出する相対位置検出手段と、前記車高検出手段と前記
    相対位置検出手段の検出結果に基づき車形を検出する車
    形検出手段を備えたことを特徴とする洗車機。
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JP2002356146A (ja) * 2001-05-30 2002-12-10 Yasui:Kk 洗車装置
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KR102309263B1 (ko) * 2021-02-24 2021-10-05 석용희 하이루프 설치를 위한 차량의 천장부 커팅장치와 커팅방법

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