JP2000118340A - ヘッドガードの取付構造及び産業車両 - Google Patents

ヘッドガードの取付構造及び産業車両

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JP2000118340A
JP2000118340A JP10292055A JP29205598A JP2000118340A JP 2000118340 A JP2000118340 A JP 2000118340A JP 10292055 A JP10292055 A JP 10292055A JP 29205598 A JP29205598 A JP 29205598A JP 2000118340 A JP2000118340 A JP 2000118340A
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Japan
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head guard
rear pillar
vehicle body
mast
mounting structure
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English (en)
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Katsuo Kajino
勝夫 梶野
Yoshio Akita
佳穂 秋田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくともリヤピラーを車体フレームから容
易に着脱できるようにしてエンジンフードの開閉を制限
しないようにすることでサービス性を向上でき、さらに
エンジンフードの形状を自由に設計できるヘッドガード
の取付構造及び産業車両を提供する。 【解決手段】 ヘッドガード4の連結部14をUボルト
18によってマスト2のビーム材16に取り付け固定
し、ヘッドガード4と一体形成されたリヤピラー5の先
端部の連結板20をボルト24によって車体フレーム3
の延出部22に取り付け固定する。Uボルト18及びボ
ルト24によって、ヘッドガード4は着脱可能となって
いる。エンジン等のメンテナンスの際は、ヘッドガード
4を取り外してリヤピラー5を取り除くことで、エンジ
ンフード10がメンテナンスし易い角度まで開閉可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マストが車体本体
に固定されてフロントピラーを兼ねている産業車両に適
用されるヘッドガードの取付構造及び産業車両に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に産業車両としてのフォークリフト
では、車体フレームに立設されたフロントピラーと、リ
ヤピラーとによってヘッドガードが支持されている。両
ピラーはフォークリフトの上方からヘッドガードへの落
下物に対して強度を確保するために太く形成され、溶接
等で車体フレームに強固に取り付け固定されている。
【0003】また、特開平10−218590号公報に
は、図7に示すように、マスト51が所定の角度で後方
に傾斜した状態で車体フレーム52に固定されたフォー
クリフト53が開示されている。この構成ではティルト
機構が無く、マスト51の上部にヘッドガード54が取
り付け固定され、マスト51がフロントピラーを兼用し
ている。そして、ヘッドガード54の後部を支持するリ
ヤピラー55の基端部が車体フレーム52の後部に支持
固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のフォ
ークリフトでは図7に示すものを含め、リヤピラー55
がエンジンフード56の開閉に干渉し易い位置で車体フ
レーム53に支持固定されていたため、エンジンフード
56の開閉角度が制限され、エンジン等のメンテナンス
がし難いという問題が生じていた。また、この問題を解
消しようとすると、エンジンフード56を開閉する際
に、リヤピラー55に干渉しない形状にエンジンフード
56を作製しなければならず、エンジンフード56のデ
ザインが制限されてしまうという問題が生じていた。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は少なくともリヤピラーを車体フ
レームから容易に着脱できるようにしてエンジンフード
の開閉を制限しないようにすることでサービス性を向上
でき、さらにエンジンフードの形状を自由に設計できる
ヘッドガードの取付構造及び産業車両を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、マストが車体本体に固定
されてフロントピラーを兼ねるとともに、前記マストに
ヘッドガードの前部が連結され、ヘッドガードの後部を
支持するリヤピラーが車体本体に支持固定されている産
業車両において、前記マストと車体本体に対して、ヘッ
ドガード及びリヤピラーのうち少なくともリヤピラーを
着脱可能とする取付手段を備えている。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、ヘッドガードとリヤピラーとは一体
のまま着脱可能に連結されている。請求項3に記載の発
明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記取付手段は、該取付手段によって着脱される部材の
一端部が仮止めされた状態において、該部材を、その仮
止めされた連結点を中心に該部材の他端部を位置決め可
能な方向に回動可能にする連結具を備えている。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記連結具は前記部材を挟み込むU
字ボルトである。請求項5に記載の発明では、産業車両
には請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のヘ
ッドガードの取付構造が備えられている。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、ヘッドガード
とリヤピラーとのうち少なくともリヤピラーが取付手段
によって車体から着脱可能とされる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、前記取付手段によってヘ
ッドガードとリヤピラーが一体に着脱される。請求項3
に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の
発明の作用に加えて、一端部が連結具によって仮止めさ
れた部材は、その連結点を中心に回動可能となり、部材
を回動させることによってその他端部と固定先との位置
合わせが容易となる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、前記部材は、U字ボルト
に挟み込まれた状態で仮止めの際に連結点を中心に回動
する。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、産業車両
には請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載され
たヘッドガードの支持構造が装備されるため、請求項1
〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明と同様の作
用が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をフォークリフトに
具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0013】本実施形態における産業車両としてのフォ
ークリフト1は小型であり、主に農作業時において収穫
物等の入った箱をトラック等の荷台に積み込む作業など
に使用される。
【0014】図1に示すように、このフォークリフト1
ではマスト2が車体本体としての車体フレーム3に固定
されている。マスト2は左右一対設けられ、所定の角度
で後方(図1では右方向)に傾斜している。本実施形態
では部材としてのヘッドガード4とリヤピラー5は一体
形成されており、ヘッドガード4の前端部が両マスト2
の上端部に固定されるとともに、リヤピラー5の先端部
(図1では下端部)が車体フレーム3の後部に支持固定
されている。そして、両マスト2、ヘッドガード4及び
リヤピラー5によって運転室6が形成され、運転室6の
前部にはステアリングホイール7、リフトレバー8等が
設けられている。運転室6内のシート9の下にはエンジ
ンフード10が前側から開閉可能に設けられ、そのエン
ジンフード10を開けることによって、エンジン等のメ
ンテナンスが行われる。また、マスト2の内側にはリフ
トブラケット11が、マスト2に沿って上下動可能に装
備されている。リフトブラケット11には、その前側に
支持部材12が支持され、支持部材12の前面にフォー
ク13が取り付け固定されている。
【0015】図2に示すように、左右一対のリヤピラー
5はヘッドガード4の前端部まで延び、その前端部で連
結部14を形成するように屈曲形成された1本のパイプ
材からなる。このパイプ材に複数本の保護部材15が連
結部14と平行な格子状に溶接されることでヘッドガー
ド4が形成されている。また、ヘッドガード4及びリヤ
ピラー5を構成するパイプ材は断面円形状に形成され、
手でつかみ易い所定の太さとなっている。十分に強度の
あるマスト2がフロントピラーを兼ねるため、ヘッドガ
ード4の後端部を支持するリヤピラー5は従来と比較し
て必要強度を相対的に低くでき、ヘッドガード4及びリ
ヤピラー5は比較的軽くて細いものとなっている。
【0016】各マスト2の上端部を連結するビーム材1
6には、その左右にそれぞれ上下2つの挿通孔17が形
成されている。図2及び図3に示すように、ヘッドガー
ド4の連結部14を挟み込む状態で連結具としてのU字
ボルト18を各挿通孔17に後方から挿通し、ビーム材
16の前方へ突出したU字ボルト18の軸部にナット1
9を締結することで、ヘッドガード4の連結部14はマ
スト2に固定されている。U字ボルト18は連結部14
の左右2箇所に取り付けられている。ヘッドガード4は
U字ボルト18によって前端部のみがマスト2に仮止め
された状態ならば、連結部14を中心として上下方向に
回動可能となっている。
【0017】図4に示すように、両リヤピラー5の先端
部には、前方に突出する連結板20が形成されており、
その連結板20には挿通孔21が穿孔されている。車体
フレーム3の後部には上方に突出する延出部22が形成
され、その延出部22にはネジ孔23が穿孔されてい
る。連結板20の挿通孔21にボルト24を挿通し、ボ
ルト24の軸部を延出部22のネジ孔23に螺着するこ
とでリヤピラー5は車体フレーム3に取り付け固定され
ている。そして、U字ボルト18とボルト24を着脱す
ることで、ヘッドガード4が車体に対して着脱可能とな
っている。なお、U字ボルト18及びボルト24等によ
って取付手段が構成されている。
【0018】次に、前記のように構成されたヘッドガー
ド4の取付構造の作用を説明する。エンジンフード10
内に装備されたエンジン等のメンテナンスをする際は、
ヘッドガード4及びリヤピラー5を車体から取り外す。
この場合、車体フレーム3の延出部22のネジ孔23に
螺着されたボルト24を取り外し、ヘッドガード4の連
結部14に取り付けられたU字ボルト18を取り外すこ
とで、ヘッドガード4及びリヤピラー5は車体から取り
外される。このようにして取り外されたヘッドガード4
は、連結部14を図示しない壁等に設けられた掛止部材
に引っかけるなどされる。
【0019】ヘッドガード4を取り外したため、エンジ
ンフード10の開閉時に干渉するリヤピラー5が取り除
かれる。よって、エンジンフード10をメンテナンスし
易い角度まで全開させることが可能となる。そして、エ
ンジンフード10を開けて、その内部に装備されている
エンジン等のメンテナンスが行われる。
【0020】メンテナンス終了後、エンジンフード10
を閉じると、次にヘッドガード4を車体に取り付ける。
この場合、まずヘッドガード4の連結部14をU字ボル
ト18に挟み込む状態で、ビーム材16に設けられた挿
通孔17にU字ボルト18の先端を挿通させる。U字ボ
ルト18は連結部14の左右2箇所を挟み込む状態で、
ビーム材16に取り付けられる。そして、ビーム材16
の前面に突出したU字ボルト18の軸部にナット19を
螺合してヘッドガード4の前部はマスト2に対して仮止
めされる。この仮止め状態では、ヘッドガード4及びリ
ヤピラー5は、2つのU字ボルト18に挟み込まれた断
面円形状の連結部14を中心として上下方向に回動可能
となる。
【0021】そして、連結部14を中心としてヘッドガ
ード4及びリヤピラー5を、図5(b)に示す矢印方向
に回動させて、リヤピラー5の先端部に設けられた連結
板20の挿通孔21と車体フレーム3側の延出部22の
ネジ孔23とを位置合わせする。そして、図5(a)に
示すように挿通孔21とネジ孔23とを位置合わせした
後、車体の内側から挿通孔21に挿通したボルト24を
ネジ孔23に螺着させてリヤピラー5を車体フレーム3
に取り付け固定する。そして、U字ボルト18に仮止め
されていたナット19を完全に締結する。以上のように
してヘッドガード4及びリヤピラー5は車体に取り付け
固定される。
【0022】従って、この実施の形態では以下のような
効果を得ることができる。 (1) ヘッドガード4の連結部14がU字ボルト18
及びナット19によってマスト2のビーム材16に連結
され、リヤピラー5の先端部の連結板20が車体フレー
ム3の後部の延出部22にボルト24によって連結され
ている。従って、U字ボルト18及びボルト24を用い
てヘッドガード4は車体に取り付けられているのでその
取付構造が簡単であり、またヘッドガード4及びリヤピ
ラー5を車体から容易に着脱できる。
【0023】(2) エンジン等のメンテナンスの際に
は、ヘッドガード4を取り外せば一緒にリヤピラー5が
取り除かれるので、エンジンフード10をメンテナンス
がし易い角度まで開けることができる。さらにリヤピラ
ー5がないので、メンテナンス作業がし易い。
【0024】(3) リヤピラー5がエンジンフード1
0に干渉する心配がないので、エンジンフード10のデ
ザインを自由に設計できる。 (4) ヘッドガード4を車体に取り付ける場合には、
先ず前部の連結部14をU字ボルト18によってマスト
2のビーム材16に仮止めすることにより、ヘッドガー
ド4及びリヤピラー5が連結部14を中心として上下方
向に回動可能となる。よって、リヤピラー5の先端部の
連結板20と車体フレーム3の延出部22との位置決め
をし易くすることができる。
【0025】(5) ヘッドガード4をマスト2に固定
したため、リヤピラー5の必要強度を従来と比較して相
対的に低くすることができる。従って、ヘッドガード4
及びリヤピラー5を軽くしかも細く形成することができ
るので、ヘッドガード4の取り外しがより楽になる。ま
た、リヤピラー5の傾き角を強度確保の点から制限する
必要がさほどなくなるので、リヤピラー5の傾き角など
そのデザインの幅が広がる。
【0026】(6) ヘッドガード4を車体に固定する
際には、ヘッドガード4の上下2つの連結箇所のうち上
側の連結部14をU字ボルト18によって先に仮止めす
る。従って、リヤピラー5の先端部を固定先に対して位
置決めする作業の際には、ヘッドガード4が間違っても
回動して倒れる虞が全くなくなる。
【0027】なお、実施形態は前記に限定されるもので
はなく、例えば、次のように変更して具体化してもよ
い。 ○ 図6に示すように、ヘッドガード4とリヤピラー5
とを別体とし、ヘッドガード4の後端部とリヤピラー5
の上端部とをボルト31によって着脱可能に連結固定す
るものであってもよい。この場合、ヘッドガード4の前
端部14はマスト2の後面に溶接で強固に固定され、ヘ
ッドガード4の後端部には車幅方向にネジ穴32が形成
され、リヤピラー5には車幅方向に貫通孔33が形成さ
れている。そして、ボルト31の軸部を貫通孔33に挿
通し、ネジ穴32に螺合することでヘッドガード4とリ
ヤピラー5とは連結され、このボルト31が仮止め状態
にあればボルト31を中心にリヤピラー5は回動可能と
なる。このようにすると、エンジン等のメンテナンスの
際にリヤピラー5のみ取り外せばよく、取り外しの作業
が楽になる。また、リヤピラー5を取り付ける際には、
リヤピラー5の上端部をボルト31によって仮止めし、
リヤピラー5をボルト31を中心に回動させられるの
で、連結板20と延出部22との位置決めがし易い。
【0028】○ リヤピラー5の先端部を車幅方向に屈
曲して延設させ、その延設した部分にU字ボルト18を
挟み込んだ状態で車体フレーム3に連結固定したもので
あってもよい。このようにすると、リヤピラー5が先端
部を中心に回動可能となり、マスト2のビーム材16に
対するヘッドガード4の連結部14の位置決めを容易に
できる。
【0029】○ 延出部22にはネジ孔23が形成され
たが、挿通孔であってもよい。この場合、連結板20の
挿通孔21と延出部22の挿通孔にボルト24の軸部を
挿通し、ナットを螺合締結することでリヤピラー5の先
端部は車体フレーム3に取り付けられる。
【0030】○ 本実施形態では、U字ボルト18は2
箇所に取り付けられたが、U字ボルト18の個数は2個
より多くてもよい。このようにすると、ヘッドガード4
をより強固にマスト2のビーム材16に固定することが
できる。
【0031】○ ヘッドガード4の連結部14の取り付
けはU字ボルト18に限らず、連結部14に挿し込んだ
ボルトをビーム材16のネジ孔に螺着する構成であって
もよい。このようにすると、リヤピラー5の先端部を車
体フレーム3に取り付ける際にヘッドガード4の連結部
14を中心として回動させることはできないが、ヘッド
ガード4及びリヤピラー5を簡単に着脱することはでき
る。また、U字ボルト18より安価な一般のボルトを使
用できるので、材料コストを低減できる。また、ビーム
材16にはネジ孔に限らず、挿通孔を形成して前記挿通
孔にボルトを挿通してナットを螺着するものであっても
よい。
【0032】○ 本実施形態では、産業車両としてフォ
ークリフト1にヘッドガード4の取付構造を適用した
が、マスト2を備えた他の産業車両等に適用してもよ
い。前記各実施形態から把握できる請求項以外の技術的
思想について、以下にその効果とともに記載する。
【0033】(1)請求項3又は請求項4に記載の発明
において、前記連結具によってヘッドガードの前部とマ
ストとが連結固定されている。この場合、マストと車体
本体に対する部材の各連結箇所のうち上側に位置するヘ
ッドガードの前部が連結具によってマストに仮止めされ
るので、ヘッドガード及びリヤピラーが間違っても回動
して倒れる虞がなくなる。
【0034】(2)請求項1に記載の発明において、一
体形成されたヘッドガード及びリヤピラーは片手でつか
み易い程度の太さで形成されている。この場合、ヘッド
ガード及びリヤピラーは手でつかみ易い太さなので、ヘ
ッドガードを着脱する際にヘッドガード及びリヤピラー
は持ち易い。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項5
に記載の発明によれば、取付手段によって、ヘッドガー
ド及びリヤピラーのうち少なくともリヤピラーを車体本
体から着脱できる。従って、エンジン等のメンテナンス
の際にはリヤピラーを取り外して、エンジンフードの開
閉が制限されずサービス性を向上でき、エンジンフード
のデザインも自由に設計できる。さらにヘッドガードが
マストに固定されてマストがフロントピラーを兼ねるた
め、リヤピラーの必要強度が相対的に低減し、従来と比
較してリヤピラーを相対的に軽くでき、その取り外しが
容易になる。
【0036】請求項2及び請求項5に記載の発明よれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、エンジン等
のメンテナンス作業の際に、リヤピラーをヘッドガード
とともに取り外しできる。
【0037】請求項3及び請求項5に記載の発明よれ
ば、部材は連結具によって一端を仮止めされた状態にお
いて、連結点を中心に回動可能となっている。従って、
請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、部
材の他端と固定先との位置決めを容易にできる。
【0038】請求項4及び請求項5に記載の発明よれ
ば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、U字ボルト
による仮止めによって部材を回動可能とし得るので、構
造が簡単で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態におけるフォークリフトの側面
図。
【図2】 マストのビーム材に対するヘッドガードの前
端部の取付構造を示す部分斜視図。
【図3】 U字ボルトによる固定状態を示す一部破断断
面図。
【図4】 リヤピラーがボルトによって車体フレームに
連結固定された状態を示す正断面図。
【図5】 (a)は、リヤピラーの先端部における摸式
側面図。(b)は、ヘッドガードが回動した際のリヤピ
ラーの先端を示す摸式側面図。
【図6】 (a)は、別例におけるヘッドガード及びリ
ヤピラーを示す側面図、(b)は、同じく部分正断面
図。
【図7】 従来のフォークリフトの側面図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、2…マスト、3
…車体本体としての車体フレーム、4…部材を構成する
ヘッドガード、5…部材を構成するリヤピラー、14…
連結部、18…取付手段を構成するとともに連結具とし
てのU字ボルト、19…取付手段を構成するナット、2
4…取付手段を構成するボルト、31…連結具としての
ボルト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マストが車体本体に固定されてフロント
    ピラーを兼ねるとともに、前記マストにヘッドガードの
    前部が連結され、ヘッドガードの後部を支持するリヤピ
    ラーが車体本体に支持固定されている産業車両におい
    て、 前記マストと車体本体に対して、ヘッドガード及びリヤ
    ピラーのうち少なくともリヤピラーを着脱可能とする取
    付手段を備えているヘッドガードの取付構造。
  2. 【請求項2】 ヘッドガードとリヤピラーとは一体のま
    ま着脱可能に連結されている請求項1に記載のヘッドガ
    ードの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記取付手段は、該取付手段によって着
    脱される部材の一端部が仮止めされた状態において、該
    部材を、その仮止めされた連結点を中心に該部材の他端
    部を位置決め可能な方向に回動可能にする連結具を備え
    ている請求項1又は請求項2に記載のヘッドガードの取
    付構造。
  4. 【請求項4】 前記連結具は前記部材を挟み込むU字ボ
    ルトである請求項3に記載のヘッドガードの取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のうちいずれか一項
    に記載のヘッドガードの取付構造が備えられている産業
    車両。
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