JP2000118213A - 導電性ステ―プルを含むトレッドを有するタイヤ - Google Patents

導電性ステ―プルを含むトレッドを有するタイヤ

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JP2000118213A
JP2000118213A JP11296647A JP29664799A JP2000118213A JP 2000118213 A JP2000118213 A JP 2000118213A JP 11296647 A JP11296647 A JP 11296647A JP 29664799 A JP29664799 A JP 29664799A JP 2000118213 A JP2000118213 A JP 2000118213A
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tread
tire
filament
carbon black
cap
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JP11296647A
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Francois Rueter Rene
ルネ・フランソワ・リューター
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Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/52Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0016Compositions of the tread
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
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    • B29D2030/526Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading the tread comprising means for discharging the electrostatic charge, e.g. conductive elements or portions having conductivity higher than the tread rubber

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生する静電気を散逸させる導電性通路を有
する空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 本発明は、カーボンブラック強化ゴムカ
ーカスと、比較的高い電気抵抗率を有するゴム組成物の
外部円周方向配置ゴムトレッド構造物とからなるゴムタ
イヤに関する。タイヤトレッド構造物は、トレッド構造
物を貫いて縫い込まれ、そしてトレッドの内側表面と外
側表面との間に延在している導電性フィラメントを有す
る。その導電性フィラメントにより導電性通路がトレッ
ドを貫いて作られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボンブラック
強化ゴムカーカスと、比較的高い電気抵抗率を有するゴ
ム組成物の外側・円周方向配置ゴムトレッド構造物とか
らなるゴムタイヤに関する。タイヤトレッド構造物は、
そのトレッド構造物を貫いて縫い込まれ(stapled)、
そしてトレッドの内側表面と外側表面の間に延在してい
る導電性フィラメントを有する。それによって、導電性
通路はトレッドの外側表面からタイヤカーカスに至るま
で作られている。
【0002】トレッド構造物の底面は、タイヤカーカス
の少なくとも1つの他のカーボンブラック強化ゴム構成
部材と接続して、タイヤトレッドの外側表面からタイヤ
のビード部分、従ってタイヤが取り付けられるように設
計されている金属リムまで比較的導電性の通路を提供し
ている。
【0003】
【従来の技術】空気入りタイヤは、通常、典型的には、
硫黄加硫性、または、場合によって硫黄硬化されたジエ
ン系エラストマーである各種ゴムのブレンドでありうる
ゴムトレッドで製造される。
【0004】ゴムタイヤのトレッドは、時には、トレッ
ドの外側部分がキャップであり、そしてトレッドキャッ
プと支持タイヤカーカスとの間のトレッドの下にある部
分がそのベースであるキャップ/ベース構造物から製造
される。キャップ部分は通常接地するように設計されて
おり、従ってそれに関連した性質を有し、またベース部
分は一般にタイヤカーカスに重なり、そしてキャップを
支持するように、従って接地しないように通常設計され
ている。このようなキャップ/ベース構造物は当業者に
は周知である。
【0005】タイヤの、大部分の構成部材のゴム組成物
は、一般に、相当量の強化用カーボンブラック充填材で
強化されており、それによってそのようなタイヤを利用
する移動乗り物から道路へ静電気を散逸させるための比
較的低い電気抵抗率を有する。そのような現象は当業者
には周知であると考える。
【0006】しかし、相当量の比較的非導電性の強化用
充填材、例えば沈降シリカを含有し、その結果カーボン
ブラック強化材の含有量はほんの少量であるゴム組成物
のトレッドを提供することが時には望ましい。そのよう
なトレッドは比較的高い電気抵抗率を有し、従って乗り
物が発生する静電気をタイヤを通して道路に散逸させる
ことに対して抵抗を有する。実際に、比較的高い電気抵
抗率を有するゴム組成物は、単一トレッド、トレッドキ
ャップおよび/またはトレッドベースを構成することが
できる。そのような現象は当業者には周知であると考え
る。
【0007】トレッドキャップの外側表面に電気抵抗の
少ない通路を提供する様々な方法が提案されてきた。例
えば、米国特許第1,797,545号、同第2,26
7,503号および同第2,641,294号明細書;
並びに下記の特許公開明細書、即ちフランス特許第1,
198,271号、同第1,251,273号、同第
1,279,913号および同第1,546,488号
明細書;ドイツ特許DE第44 17914号明細書;
スイス特許第597,008号明細書;並びに特開昭5
7−194,109号および特開平1−293,208
号公報を参照されたい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、単一トレッド
組成物、またはトレッドキャップおよび/またはトレッ
ドベースゴム組成物が比較的高い電気抵抗率を有するタ
イヤトレッド構造物の場合、タイヤトレッドの外側表面
からタイヤトレッドの内側表面まで、あるいは、場合に
よっては、キャップ/ベース構造物のタイヤの場合、ト
レッドキャップまたはトレッドベースの内側表面まで、
電気抵抗が比較的小さい適当な通路を提供するのが望ま
しい。
【0009】本明細書で用いられる、「比較的非導電性
の強化用充填材、例えばシリカで実質的にまたは定量的
に強化された」等の用語は、約30〜約100phr、
時には、好ましくは約30〜約90phrの非導電性充
填材、および、カーボンブラックが存在する場合は、ほ
んの少量のカーボンブラック(カーボンブラックは約2
0phr以下で存在する)を含有するタイヤトレッド、
あるいは、キャップ/ベース構造物の場合は、トレッド
キャップおよび/またはトレッドベースに関連して一般
に用いられる。時には、カーボンブラックに対する非導
電性充填材の比率は少なくとも2/1であることができ
るが、少なくとも10/1でもよい場合もある。
【0010】「カーボンブラック」強化という用語は、
カーボンブラックで強化されるタイヤカーカスゴムのゴ
ム成分が、カーボンブラック強化材を定量的な量で、通
常は少なくとも25phrの量で含有し、そして比較的
非導電性の強化用充填材、例えばシリカが存在する場合
は、そのような充填材を最低限の量で含有していること
を意味する。そのような非導電性充填材に対するカーボ
ンブラックの重量比は、例えば少なくとも5/1であ
る。
【0011】タイヤトレッドのフットプリント(footpr
int)とは、使用時に地面に接触することになるトレッ
ドのその部分のことである。そのようなフットプリント
は、本発明の説明に関する限りは、タイヤが荷重条件下
で、リムまたは車のいずれの上に取り付けられていよう
といまいとも、タイヤトレッドに関するものである。
【0012】本明細書で用いられる「phr」は通常の
用い方によるもので、「ゴム100重量部当たりの各材
料の重量部数」を意味する。本明細書の説明において、
ゴムおよびエラストマーは置き換えて用いられる。
【0013】本明細書の説明において、「加硫した」ま
たは「加硫性」という用語は、時として、「硬化した」
および「硬化性」という用語と置き換えて用いられるこ
とがある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気抵
抗率が高いゴム組成物の円周方向配置ゴムトレッドを有
する空気入りタイヤが提供される。この空気入りタイヤ
において、トレッドの外側表面は接地するように設計さ
れており、そして、トレッドのゴム組成物は、テストW
DK110により少なくとも20,000メガオームの
タイヤ電気抵抗率を有することによって証明されるよう
に、高い電気抵抗率を有し;そのトレッドは、縫い込ま
れた(stapled)フィラメントの末端がトレッドの外側
表面で終わっている、トレッドを貫いて縫い込まれた多
数の導電性フィラメントを有して、トレッドの外側表面
から内側表面まで導電性通路を形成し;その縫い込まれ
たフィラメントを含むトレッドを有するタイヤは、テス
トWDK110により約1オーム〜約10,000メガ
オームの範囲内の電気抵抗率を有することを特徴とす
る。
【0015】従って、上記の記載は、トレッドを貫いて
施された導電性のステープル、即ち縫い糸をもたない、
すなわち、電気抵抗率の高いトレッドを有するタイヤに
ついての第1の特徴、並びにトレッドを貫いて縫い込ま
れた導電性ステープルを有する同じタイヤ、すなわち実
質的により低い電気抵抗を有するタイヤについての第2
の特徴に関するものである。
【0016】本発明によれば、さらに、2つの個々の側
壁および2つの離間して配置されているビード部分を有
するカーボンブラック強化ゴムカーカス、および(a)
20phr未満のカーボンブラックを含有するゴム組成
物の単一構成構造物の、または(b)キャップ/ベース
構造物、好ましくは同時押出キャップ/ベース構造物
の、該カーカスに並置された円周方向配置ゴムトレッド
からなるタイヤが提供される。ここで、そのトレッドキ
ャップおよび/またはトレッドベースのゴム組成物は2
0phr未満のカーボンブラックを含有し;単一トレッ
ドの外側表面、または、場合によっては、トレッドキャ
ップは、接地するように設計されており、そしてそのゴ
ム組成物は、タイヤがテストWDK110により少なく
とも20,000メガオームの電気抵抗率を有すること
によって証明されるように、高い電気抵抗率を有し;そ
のトレッドは、トレッドを貫き、タイヤの周囲(periph
ery)に延在している、縫い込まれ、離間して配置され
ているフィラメントの多数の個々の導電性非接続開放ル
ープを有し、コードの個々の上記ループはトレッドの内
側表面部分を越えて延在しているセグメントを有し、か
つそれらの末端はトレッドの外側表面で終わって、タイ
ヤおよびタイヤカーカスの内側表面から、接地するよう
になっているトレッドの外側表面まで導電性通路を形成
し;縫い込まれたトレッドを有するそのタイヤは、テス
トWDK110により約1オーム〜約10,000メガ
オームの範囲内の電気抵抗率を有することを特徴とす
る。
【0017】縫い込まれたフィラメントは、フィラメン
トの一連の個々、別々の非接続開放ループとして説明す
ることができ、これらはタイヤトレッドの周囲、円周方
向に延在しており、そしてこれらは、例えば、多数のフ
ィラメントを、未加硫トレッドストックの内側表面から
トレッドの外側表面まで縫い込むことによって形成する
ことができ;フィラメントループの開放端は、道路に接
するようになっている成形および加硫されたタイヤトレ
ッドのフットプリントで終わっている。
【0018】フィラメントのそのような縫い込み(stap
ling)は、例えば、縫い込みガン、または当業者に周知
の他の適切な装置で行いうる。本発明によれば、さら
に、(A)導電性フィラメントを単一構成物またはキャ
ップ/ベース構造物のゴムトレッドストックを貫いて縫
い込んで、多数の離間して配置されているフィラメント
の非接続開放ループを形成する工程、ここで、そのルー
プは、ループのフィラメントのセグメントが上記トレッ
ドストックの内側表面部分を越えて延在しており;ルー
プの縫い込まれたフィラメントの末端はそのトレッドス
トックの外側表面で終わっており;(B)縫い込まれた
トレッドストックをカーボンブラック強化ゴムタイヤカ
ーカスに施してそれらのアセンブリーを形成する工程;
(C)得られたアセンブリーを適当な型内で約150〜
約185℃の温度において成形および硬化して、タイヤ
の周囲のトレッド部分に、そのトレッドの外側表面から
その下にあるカーカスに至るまで延在している、多数の
離間して配置されている非接続ステープルを有するタイ
ヤを形成する工程を含むタイヤの製造法が提供される。
【0019】未加硫トレッドストックを貫くフィラメン
トの縫い込み法の1つの重要な側面は、縫い込みを、最
終的には、接地するように設計されているトレッドリブ
またはトレッドラグとなる、トレッドストックの所望位
置に具体的に配置、即ち位置決め、配置しうることであ
る。
【0020】従って、タイヤカーカス/トレッドストッ
クアセンブリーが成形および硬化されるとき、接地する
ように設計されたタイヤトレッドリブまたはタイヤトレ
ッドラグが形成されるはずの所定位置に、ステープルの
配置を割り出す(index)ことによって、フィラメント
の縫い込みがトレッドストックに位置づけられる方法が
提供される。
【0021】本発明の1つの態様では、トレッドの比較
的絶縁性(高抵抗率)のゴム組成物部分は、約30〜約
100phrの非導電性強化用充填材、例えば沈降シリ
カ、および0または約5〜約20phrのカーボンブラ
ックを含有していてもよい。
【0022】1つの態様では、タイヤトレッドの比較的
絶縁性(高抵抗率)のゴム組成物では、カーボンブラッ
クを用いるならば、カーボンブラックに対するシリカの
重量比は少なくとも約1.2/1、好ましくは少なくと
も2/1であるのが好ましく、時には少なくとも10/
1であることが好ましいときもある。
【0023】導電性であるかぎり、様々な材料を本発明
のフィラメントに用いることができる。例えば、そのよ
うなフィラメントは各種金属(またはそれらの合金)、
例えば銅、鋼、黄銅被覆鋼および銅被覆鋼、並びに炭素
繊維複合材を含んでなることができる。それはまたその
ような金属を含にでなる線材の形をしていてもよい。
【0024】フィラメントはモノフィラメントでも、ケ
ーブル状となっている多数の(撚られた)フィラメント
であってもよい。そのようなフィラメントは少なくとも
1種の金属成分を含んでいることができる。
【0025】例えば、モノフィラメントとしての、また
は多数のケーブル状金属フィラメントの導電性金属線材
であることができる。WDK110テストは、導電性金
属リム(すなわち、鋼リム)に取り付けられたタイヤの
電気抵抗を測定する方法である。このテストにおいて、
タイヤトレッドのフットプリントは導電性金属プレート
(すなわち、鋼プレート)に対して押し付けられる。そ
のプレートおよびリムを銅線により装置に接続する。電
圧をかけ、プレートとリムとの間の電気抵抗をその装置
の抵抗計から読み取る。WDK110テストについて
は、WDK Leitlinien Index(1998年5月)に記載が
ある。
【0026】上記で指摘したように、フィラメント(す
なわち、線材)は、これを様々な方法によりトレッド構
造物を貫いて縫い込むことができが、フィラメントは、
適当な自動機械によって、通常は、トレッド構造物の内
側表面から機械的に縫い込まれるのが望ましい。
【0027】限定する訳ではないが、各種のジエン系エ
ラストマーおよびそれらの組み合わせが、タイヤトレッ
ド構造部材(すなわち、単一タイヤトレッド、トレッド
キャップおよびトレッドベース)に用いることができ
る。
【0028】そのようなジエン系エラストマーには、共
役ジエン炭化水素のホモポリマーおよびコポリマー、並
びに共役ジエンと、例えばスチレンおよびα−メチルス
チレンのような芳香族ビニル化合物とのコポリマーがあ
る。各種ジエンの代表例は、例えばイソプレンおよびブ
タジエンである。各種エラストマーの代表例は、例えば
シス−1,4−ポリイソプレン(天然および合成)、シ
ス−1,4−ポリブタジエン、エマルジョン重合で製造
されたコポリマーとしての、および有機溶液重合で製造
されたコポリマーとしてのスチレン/ブタジエンコポリ
マー、イソプレン/ブタジエンコポリマー、スチレン/
イソプレンコポリマー、3,4−ポリイソプレン、ビニ
ル含有率が約30〜約85%である比較的高ビニルのポ
リブタジエン、並びにスチレン/イソプレン/ブタジエ
ンターポリマーである。
【0029】タイヤは、一部、押出トレッドストックを
ゴムタイヤカーカス上に積み重ねることによって組み立
てることができる。そのような組み立ておよび積み重ね
法は当業者には周知である。
【0030】タイヤアセンブリーは、例えば140〜1
80℃の範囲内の昇温条件下で適当な型内で加硫され
る。少なくとも1つのタイヤトレッド部材を貫いて縫い
込まれた導電性フィラメント(すなわち、導電性金属線
材)は、比較的高い電気抵抗を有するタイヤトレッドと
比較して、比較的低い電気抵抗の通路、すなわち、地面
と、タイヤビード部分、従ってタイヤが取り付けられて
いる車両の金属リムとの間で、静電気を放散するための
通路となる。
【0031】タイヤトレッドの外側表面は使用されるに
つれて摩滅して、導電性フィラメントの一部分が少なく
とも部分的に摩滅してしまっても、静電気散逸通路はト
レッドの外側表面の残留フィラメントの露出部分によっ
て維持されると考えられ、そのためフィラメント末端の
少なくとも一部は、タイヤの回転中、タイヤトレッドが
地面と接触している間は地面と接触していることができ
る。
【0032】添付図面は本発明をさらに説明するための
ものであるが、但し本発明を図が示すものに限定しよう
とするものではない。図1は、キャップおよびトレッド
ベース部材と、トレッドストックを貫いて縫い込まれた
導電性フィラメント(この例の場合は銅線)とのタイヤ
トレッドストック複合材の透視断面図である。トレッド
ストックは、キャップ/ベース構造物の代わりに、単一
ゴム組成物のものであってもよいことは無論である。
【0033】図2は、キャップ/ベース構造物のリブお
よび溝のデザインと、トレッドストックを貫いて縫い込
まれたフィラメント(線材)とを有するトレッドをもつ
成形および加硫されたタイヤの透視断面図である。トレ
ッドストックは、キャップ/ベース構造物の代わりに、
単一ゴム組成物のものであってもよいことは無論であ
る。
【0034】図3は、図1の3A−3Aで取ったトレッ
ドストックの断面を表し、トレッドストックを貫いて縫
い込まれているフィラメント(線材)を示している。図
を参照して説明すると、図には未加硫ゴムトレッドスト
ック(1)の断面が示される。このトレッドストック
(1)は、タイヤを組み立てた後、タイヤを適当な型内
で整形および加硫すると、この例の図の場合、高電気抵
抗を有し、かつ通常接地するように設計されているトレ
ッドキャップ(2)、(タイヤトレッドストックが単一
ゴム組成物のものでなければ)トレッドの下にあるトレ
ッドベース(3)、およびトレッドキャップ(2)とト
レッドベース(3)との外側張出部分(outboard)で、
かつサイドウォール(5)の一部分と重なっている、時
には「ミニウイング(miniwing)」と呼ばれるトレッド
ウイング(4)となる部分、部分を有する。ここで理解
すべきは、サイドウォール(5)はミニウイング(4)
の外側表面と重なっていてもよいが、本発明の場合その
ような構造は好ましくない。
【0035】線材(6)は、トレッドストック(1)の
本体を貫いて、従ってトレッドベース(3)およびトレ
ッドキャップ(2)の両者を貫いて縫い込まれているよ
うに示され、ここでステープルの末端はタイヤトレッド
の外側表面で終わっている(図3)。
【0036】トレッドストックを貫く線材の縫い込みに
関し、線材(6)はトレッド構造物の内側表面(10)
から縫い込まれ、その結果、線材(11)の末端はトレ
ッドキャップ(2)の外側表面(8)に露出して、線材
(6)の一連の非接続開放ループを形成するように示さ
れている。そのため、線材(6)は上記外側表面(8)
の一部分を越えて延在してはいないが、線材の末端だけ
はトレッドストック(2)の外側表面(8)まで延在し
ている個々の非接続開放ループが形成されるものであ
る。
【0037】このようにして、この例の場合は、縫い込
まれた線材は、比較的高い電気抵抗率のトレッドキャッ
プ(2)の外側表面(8)から、トレッドベース(1
0)の内側表面に至る、比較的低い電気抵抗率の導電性
通路を提供することが示されている。
【0038】図1のミニウイング(4)はトレッドスト
ック(1)の個別のゴム部材として表されているが、こ
のミニウイング(4)は、実際は、トレッドベース
(2)の単一延長部として同じゴム組成物から成ってい
てもよいことは無論である。
【0039】図1のトレッドキャップ(2)は、例えば
シリカ(これに限定されない)のような、比較的非導電
性の強化用充填材で、すなわち、この図の場合、約20
〜約90phrの非導電性強化用充填材と、極く少量
(すなわち、約20phr以下)のカーボンブラックと
で実質的に強化されていることを理解すべきである。
【0040】従って、トレッドキャップ(2)は比較的
高い電気抵抗率を有し、それによって縫い込まれた線材
(6)はトレッドストック(1)を貫く低い電気抵抗率
の通路となる。
【0041】この例のトレッド構造物の場合、全てのト
レッド部材、すなわちトレッドベース(2)、トレッド
キャップ(1)およびミニウイング(4)は、一般的な
やり方では、例えば多重押出機で一緒に同時に押し出し
て、トレッドストリップ複合材(1)を形成するように
することができる。
【0042】タイヤ構造物を適当な型内で整形および加
硫し、縫い込まれた線材(6)の末端がトレッドキャッ
プ(2)のリブ(13)の外側表面で終わっているタイ
ヤ(12)を形成する。縫い込まれた別のタイヤの一例
を図2に示す。
【0043】車輪に取り付けられた適当な導電性硬質金
属リム上に設置してふくらませたタイヤが地面を転がる
につれて、タイヤが道路と接触したとき、上記の縫い込
まれた線材(6)によって、トレッドキャップ(2)の
リブ(13)の外側表面(8)のリムと地面との間に電
気散逸通路が形成される。
【0044】トレッドリブ(13)の地面と接している
外側表面上のトレッドキャップ(2)の外側表面は摩滅
するので、線材(6)の一部分も摩滅するが、それにも
かかわらず道路表面に接する線材(6)の一部分は残る
と考えられる。
【0045】導電性フィラメントの縫い込みによる、比
較的非導電性のトレッドの外側表面からの導電性通路の
形成には、新規性および進歩性があると考えられる。こ
こで、フィラメントは、その直径を変更し、また各種金
属、様々な柔軟度、およびゴム組成物との適合性、並び
に様々な電気抵抗率を適切に選択することによって、多
少はゴム組成物自体およびタイヤトレッド自体の使用目
的に応じて、特別に製造することができる。
【0046】1つの新規な点は、トレッドストックを貫
いて導電性フィラメントを縫い込むと言う着想は、タイ
ヤトレッドストックの押出能にそう大きな不利をもたら
さず、それがあったとしても極くわずかで、タイヤトレ
ッドゴム組成物を損なったり、複雑な追加のタイヤ組立
工程(タイヤカーカス上へのトレッドの組み立て)を伴
わないことにあると考えられる。
【0047】本発明の新規性のさらに別の側面は、縫い
込まれたフィラメントのトレッドの幅横断方向およびト
レッドの周囲、円周方向の規定された位置における配置
を柔軟に行うことができると言うことである。
【0048】タイヤトレッド部材(1つまたは2つ以
上)には様々な非導電性強化用充填材が用いることがで
き、その典型例はシリカであるが、本発明の実施はシリ
カに、唯一の適した非導電性強化用充填材として限定さ
れるものではない。
【0049】シリカ充填材の代表例は、例えば沈降シリ
カ類であるが、これらに限定しようとするものではな
い。そのようなシリカをゴム組成物の強化に用いること
は当業者に周知である。
【0050】各種沈降シリカの代表例は、PPGインダ
ストリーズ社から表示210、243等を持つHi-Silの
商標名で商業的に入手しうるシリカ;ローン−プーラン
社から入手しうるZeosil 1165MP等のシリカ;デグサ社
から入手しうる、例えば表示VN2、VN3およびBV
3370GRのシリカ;並びにZeopol 8746としてJ.
M.フーバー社から入手しうるシリカであるが、これら
は例にすぎず、これらに限定されない。
【0051】シリカ強化材、特に定量的シリカ強化材が
ゴムタイヤトレッドに望まれるときは、粒状沈降シリカ
が、通常、時には「シリカカップラー」と呼ばれるカッ
プリング剤と共に用いられる。
【0052】シリカにゴムへの強化作用をもたせるよう
に、シリカ表面およびゴムエラストマー分子の双方と反
応することができる化合物がカップリング剤すなわちカ
ップラーとしてしばしば使用されることは、当業者に一
般に知られている。
【0053】多くのカップリング剤がシリカおよびゴム
の反応に用いられることが教示されている。その例は、
ポリスルフィド成分または構造を含むシランカップリン
グ剤で、例えば、アルコキシ基のアルキル基がメチルお
よびエチル基から好ましくは選択され、シリルアルキル
成分のアルキル基がエチル、n−プロピルおよびブチル
基から好ましくは選択されるビス−(3−トリアルコキ
シシリルアルキル)ポリスルフィドがある。
【0054】タイヤは、これを当業者に明らかな様々な
方法で組み立て、整形し、成形し、そして硬化すること
ができる。
【0055】
【実施例】本発明は次の実施例を参照することによって
さらによく理解されるであろう。それらの実施例におい
て、部および百分率は、特に断らなければ、重量に基づ
く。実施例I この実施例は,本発明の着想を説明するために示すもの
である。
【0056】試料A(対照)およびBはキャップ/ベー
ス構造物の同時押出トレッドストック、およびそのよう
なトレッドストックを有する265/35R18タイプ
およびサイズの対応する空気入りゴムタイヤ(Aおよび
B)である。タイヤは、全て、関連のビードおよびサイ
ドウォールを伴った同一のカーボンブラック強化ゴムカ
ーカスを有する。
【0057】トレッドは、全て、ラグおよび溝の同じ加
硫トレッドデザイン、すなわち表面形状を有する。この
実施例の場合、特に、タイヤAおよびBは、(i)トレ
ッドキャップおよび(ii)トレッドベースの同時押出
物からなるトレッド構造物を有する;ここで、トレッド
キャップゴムはシリカで定量的に強化され、かつカーボ
ンブラックを最低限の量で含有しており、そしてトレッ
ドベースはカーボンブラックで定量的に強化されてい
る。
【0058】図3のように、多数の導電性モノフィラメ
ントのステープルを、試料Bを貫いてその内側表面から
縫い込み、フィラメントの末端は試料Bの外側表面で終
わらせ、露出させ、その後に試料Bをタイヤカーカス上
に積み重ねる。
【0059】フィラメントの直径は約0.1〜約0.5
mmである。適当な型の中で加硫した後のタイヤは、全
て、リブおよび溝形状のトレッドを有し、ステープルは
トレッドリブに配置されている。
【0060】このように、電気抵抗の少ない通路は、ト
レッドの外側表面(すなわち、トレッドリブ)からトレ
ッドの内側表面まで、そしてそれによってトレッドを支
持するカーボンブラック強化タイヤカーカスまでステー
プルにより設けられる。
【0061】トレッドキャップ用の組成物は、次表1に
示す物質を含有する。トレッドベースは、天然ゴム、シ
ス−1,4−ポリブタジエンからなり、カーボンブラッ
クで強化されている。
【0062】上記同時押出トレッドをタイヤカーカス上
に適切に積み重ね、そのアセンブリーをタイヤ用型内で
約160℃で約15分間加硫して、リブおよび溝のトレ
ッド形状を有する硬化した空気入りタイヤを形成する。
【0063】
【表1】
【0064】1)グッドイヤータイヤ&ラバー社の、ス
チレン含有率が約40%であるエマルジョン重合で製造
されたSBR。 2)Tgが約−45℃、イソプレン含有率が約50%で
あるイソプレン/ブタジエンコポリマーエラストマー;
グッドイヤータイヤ&ラバー社の製品。
【0065】3)グッドイヤータイヤ&ラバー社からBU
DENE(登録商標)1207として得られるシス−1,4
−ポリブタジエンゴム。 4)天然ゴム(シス−1,4−ポリイソプレン)。
【0066】5)E−SBR中約9.4部としてのゴム
プロセスオイル;E−SBRの量は乾燥重量(油は含ま
ない)に基づき、そしてさらに約15部の追加のゴムプ
ロセスオイル、可塑剤、樹脂およびワックスが加えられ
ている。
【0067】6)ジ−アリールパラフェニレンジアミン
およびジヒドロ−トリメチルキノリンタイプのもの。 7)ローン−プーラン社からZeosil 1165MPとして得ら
れるシリカ。
【0068】8)テトラスルフィドとN330カーボン
ブラックとの50/50ブレンド(従って、50%活性
と考えられる)としてデグサ社からX50Sとして商業
的に入手しうるビス−(3−トリエトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィド(活性50%)。
【0069】電気抵抗の小さい通路が、導電性フィラメ
ントのステープルを用いることにより、タイヤトレッド
を貫いて提供し得ることが証明されたと考える。以上、
特定の代表的な態様および細部を本発明の説明のために
示したが、本発明の精神または範囲を逸脱することな
く、様々な変更および修正が可能なことは、当業者には
明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、キャップおよびトレッドベース部材
と、トレッドストックを貫いて縫い込まれた導電性フィ
ラメント(この例の場合は銅線)との、タイヤトレッド
ストック複合材の透視断面図である。
【図2】図2は、キャップ/ベース構造物のリブおよび
溝のデザインと、トレッドストックを貫いて縫い込まれ
たフィラメント(線材)とを有するトレッドをもつ成形
および加硫されたタイヤの透視断面図である。
【図3】図3は、図1の3A−3Aで取ったトレッドス
トックの断面を表し、トレッドストックを貫いて縫い込
まれているフィラメント(線材)を示している。
【符号の説明】
1 トレッドストック 2 トレッドキャップ 3 トレッドベース 6 線材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 21/00 C08L 21/00 (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A.

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの個別のサイドウォールおよび2つ
    の離間して配置されているビード部分を有するカーボン
    ブラック強化ゴムカーカス、および(a)20phr未
    満のカーボンブラックを含有する単一ゴム組成物の、ま
    たは(b)キャップ/ベース構造物の、該カーカスに対
    して並置された円周方向配置ゴムトレッドからなること
    を特徴とする空気入りタイヤであって;該トレッドキャ
    ップおよび/またはトレッドベースのゴム組成物は20
    phr未満のカーボンブラックを含有し;該単一トレッ
    ドの外側表面、または、場合によっては、トレッドキャ
    ップは接地するように設計されており;該ゴム組成物
    (1種または複数種)は、タイヤがテストWDK110
    により少なくとも20,000メガオームの電気抵抗率
    を有することによって証明されるとおりの高い電気抵抗
    率を有し;該トレッドは、そのトレッドを貫き、タイヤ
    の周囲に延在している縫い込まれたフィラメントの離間
    して配置されている多数の個々の導電性非接続開放ルー
    プを有し、ここでコードの個々の該ループはトレッドの
    内側表面部分を越えて延在しているセグメントを有し、
    かつそれらの末端は該トレッドの外側表面で終わって、
    タイヤおよびタイヤカーカスの内側表面から、接地する
    はずのトレッドの外側表面まで導電性通路を形成してお
    り;縫い込まれたトレッドを有する該タイヤは、テスト
    WDK110により約1オーム〜約10,000メガオ
    ームの範囲内の電気抵抗率を有することを特徴とする、
    上記の空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 (A)導電性フィラメントを単一組成物
    のまたはキャップ/ベース構造物のゴムトレッドストッ
    クを貫いて縫い込んで、フィラメントの離間して配置さ
    れている多数の非接続開放ループを形成する工程、ここ
    で該ループは、ループの該フィラメントのセグメントが
    該トレッドストックの内側表面部分を越えて延在してお
    り;ループの縫い込まれたフィラメントの末端は該トレ
    ッドストックの外側表面で終わっており;(B)縫い込
    まれた該トレッドストックをカーボンブラック強化ゴム
    タイヤカーカスに施してそれらのアセンブリーを形成す
    る工程;(C)得られたアセンブリーを適当な型内で約
    150〜約185℃において成形および硬化して、タイ
    ヤ周囲のトレッド部分に、そのトレッドの外側表面から
    その下にあるカーカスまで延在している、離間して配置
    された多数の非接続ステープルを有するタイヤを形成す
    る工程を含むことを特徴とする、タイヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 タイヤカーカス/トレッドストックアセ
    ンブリーが成形および硬化されるとき、接地するように
    設計されたタイヤトレッドリブまたはタイヤトレッドラ
    グが形成されるようになっている該トレッドストックの
    所定位置に、ステープルの配置を割り出すことによっ
    て、フィラメントの縫い込み位置が決められることを特
    徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 縫い込まれたフィラメントがフィラメン
    トの一連の別個の非接続開放ループであり、これらはタ
    イヤトレッドの円周方向に延在しており、そしてこれら
    は、多数のフィラメントを、未加硫トレッドストックの
    内側表面を通して、トレッドストックの外側表面まで縫
    い込むことによって形成されており、そしてフィラメン
    トループの開放端は、接地するはずの成形および加硫さ
    れたタイヤトレッドのフットプリントで終わっているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】 縫い込まれたフィラメントがフィラメン
    トの一連の別個の非接続開放ループであり、これらはタ
    イヤトレッドの円周方向に延在しており、そしてこれら
    は、多数のフィラメントを、未加硫トレッドストックの
    内側表面を通して、該トレッドストックの外側表面まで
    縫い込むことによって形成されており、そしてフィラメ
    ントループの開放端は、接地するはずの成形および加硫
    されたタイヤトレッドのフットプリントで終わっている
    ことを特徴とするタイヤ。
  6. 【請求項6】 フィラメントがモノフィラメントである
    ことを特徴とする、請求項1または4に記載のタイヤ。
  7. 【請求項7】 フィラメントがモノフィラメントである
    ことを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
  8. 【請求項8】 フィラメントがモノフィラメントであ
    る、請求項2、3または7に記載の方法により製造され
    ていることを特徴とするタイヤ。
  9. 【請求項9】 フィラメントが少なくとも1種の導電性
    金属成分を含むモノフィラメントであることを特徴とす
    る、請求項1、4、5または6に記載のタイヤ。
  10. 【請求項10】 フィラメントが多数の撚られたフィラ
    メントであることを特徴とする、請求項1、4、5また
    は6に記載のタイヤ。
  11. 【請求項11】 フィラメントが多数の撚られたフィラ
    メントであることを特徴とする、請求項2、3または7
    に記載の方法により製造されたタイヤ。
  12. 【請求項12】 フィラメントがケーブルとしての多数
    の撚られたフィラメントであることを特徴とする、請求
    項2、3または7に記載の方法により製造されたタイ
    ヤ。
  13. 【請求項13】 フィラメントが、少なくとも1種の導
    電性金属成分を含む多数の撚られたフィラメントである
    ことを特徴とする、請求項4または5に記載のタイヤ。
  14. 【請求項14】 フィラメントが、銅、鋼、黄銅被覆
    鋼、銅被覆鋼線材またはカーボンブラック複合材のうち
    の少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項1、
    4、5、6、9、10、11または12に記載のタイ
    ヤ。
  15. 【請求項15】 フィラメントが、銅、鋼、黄銅被覆
    鋼、銅被覆鋼線材またはカーボンブラック複合材のうち
    の少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項2、
    3または7に記載の方法。
  16. 【請求項16】 トレッドが20phr未満のカーボン
    ブラックを含有する単一ゴム組成物のものであることを
    特徴とする、請求項2、3または7に記載のタイヤ。
  17. 【請求項17】 トレッドが20phr未満のカーボン
    ブラックを含有する単一ゴム組成物のものであることを
    特徴とする、請求項2、3または7に記載の方法。
  18. 【請求項18】 トレッドが20phr未満のカーボン
    ブラックを含有する単一ゴム組成物のものであり、フィ
    ラメントが少なくとも1種の金属成分を含むモノフィラ
    メントまたは多数の撚られたフィラメントであることを
    特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
  19. 【請求項19】 トレッドが20phr未満のカーボン
    ブラックを含有する単一ゴム組成物のものであり、フィ
    ラメントが少なくとも1種の金属成分を含むモノフィラ
    メントまたは多数の撚られたフィラメントであることを
    特徴とする、請求項2に記載の方法。
  20. 【請求項20】 トレッドが、トレッドキャップのゴム
    組成物が20phr未満のカーボンブラックを含有する
    キャップ/ベース構造物のものであることを特徴とす
    る、請求項1、4、5、6、9、10、11または12
    に記載のタイヤ。
  21. 【請求項21】 トレッドが、トレッドキャップのゴム
    組成物が20phr未満のカーボンブラックを含有する
    キャップ/ベース構造物のものであることを特徴とす
    る、請求項2、3または7に記載の方法。
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