JP2000118094A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2000118094A
JP2000118094A JP10296457A JP29645798A JP2000118094A JP 2000118094 A JP2000118094 A JP 2000118094A JP 10296457 A JP10296457 A JP 10296457A JP 29645798 A JP29645798 A JP 29645798A JP 2000118094 A JP2000118094 A JP 2000118094A
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JP10296457A
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Inventor
Yoshihiro Hara
吉宏 原
Katsuyuki Nanba
克行 難波
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが要望する仕上がりのプリントを得る
ための印刷手段を選択するための情報をユーザへ与え
る。 【解決手段】 ステップS533では内蔵プリンタ7/
カラー複写機11を使用した場合のプリント価格、画
質、プリント時間などの諸条件を操作表示部に表示す
る。操作者はこれらを根拠として内蔵プリンタ7/カラ
ー複写機11のいずれかを選択することができる。これ
らの諸条件に鑑みて、操作者はステップS534におい
てプリンタを選択する。次いで操作者はステップS53
5においてプリントデータを選択し、ステップS536
ではステップS534で電子プリント(カラー複写機1
1によるプリント)が選択されたか否かが判断され、
「YES」であればステップS537へ進んで電子プリ
ント処理が行われ、「NO」であればステップS538
へ進んで内蔵プリンタ7でのプリント処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像データに基づ
いた画像を出力する画像出力装置に関し、特に画像デー
タを印刷する手段が複数である画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラで撮影された画像は画像
データとして記憶装置に格納され、この画像データに基
づいて、現像所(ラボ)にて印刷された画像が得られ
る。一般的なプリントサイズであるLサイズ等で印刷す
る場合には画像データを入手した現像所で画像を得て、
大きく引き延ばして印刷を行いたい、あるいは所望のプ
リント方式で印刷を行いたい場合には、そのような印刷
が行える他の現像所へ画像データを通信にて転送してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的なユー
ザが自分自身でデジタルカメラの画像の印刷を行うこと
への要望がある。プリントサイズや枚数に適合して、複
数の印刷手段から一つを選択することになるが、必要な
プリントサイズ、枚数、仕上がり状態についての要求に
対してはどの印刷手段を選択すべきかについての情報が
必要となる。
【0004】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたもので、ユーザが印刷手段の特性を了知して、
要望される仕上がりのプリントを得るためにユーザが印
刷手段を選択できる技術を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の画像出力手段
は、画像データを記録した画像データ記憶媒体を読み込
むための画像データ読み込み手段と、いずれか一方が選
択されて、前記画像データ読み込み手段から得られる前
記画像データに基づく画像を印刷する第1及び第2の印
刷手段と、前記第1及び第2の印刷手段の特性を表示す
る印刷特性表示手段と、前記画像データを前記第1及び
第2の印刷手段のいずれにおいて印刷させるかを選択す
る印刷選択手段とを備える。
【0006】望ましくは、前記特性は印刷のサイズ、印
刷枚数、印刷単価、印刷画質、印刷時間に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態. A)全体構成及び全体動作:図1は本画像出力装置10
0の構成の概略を示す外観図である。画像出力装置10
0はコインベンダー方式の本体1と、カラー複写機11
と、両者を接続する接続ケーブル10とを備えている。
【0008】本体1の表面には、操作表示部2a、スマ
ートメディア(SSFDC)装填口3a、コンパクトフ
ラッシュ(CF)装填口4a、フロッピーディスク装填
口5a、CD−ROM装填口6a、プリント排出口7
a、料金投入口9aが露出している。
【0009】カラー複写機11はカラー複写機11の動
作状態を表示する表示部12と、カラー複写機11で印
刷された印刷紙を排出する排出部13とを備えている。
【0010】図2は本画像出力装置100の構成の概略
を示すブロック図である。本体1はスマートメディア装
填口3aを有するスマートメディアドライブ3、コンパ
クトフラッシュ装填口4aを有するコンパクトフラッシ
ュドライブ4、フロッピーディスク装填口5aを有する
フロッピーディスクドライブ5、CD−ROM装填口6
aを有するCD−ROMドライブ6、プリント排出口7
aへと印刷された印刷紙を供給する内蔵プリンタ7、料
金投入口9aを有するコインベンダー部9とを備えてい
る。また、メモリ21,22、画像信号処理部23、イ
ンターフェース24〜28、表示制御部2、タッチパネ
ル制御部8を備えており、更に上記の本体1の構成要素
の動作を全体的に制御する全体制御部20をも備えてい
る。
【0011】カラー複写機11は、通常のコピー動作に
おいて原画が入力されるコピーデータ入力部31と、接
続ケーブル10に接続されたインターフェース32と、
コピーデータ入力部31から得られる画像データとイン
ターフェース32から得られる画像データとのいずれか
をプリントし、排出部13へ印刷済みの印刷紙を供給す
るプリント部33とを備える。プリント部33がの動作
が表示されるプリント表示部12、カラー複写機11の
構成要素の動作を全体的に制御するプリンタ制御部34
をも備えている。
【0012】図3は画像出力装置100の基本的なプリ
ント動作を示すフローチャートであり、全体制御部20
の制御の下で実行される。まずステップS0においてプ
リント動作が開始する。ステップS0では、料金投入口
9aに紙幣あるいは硬貨が与えられれば、その状況がコ
インベンダー部9によって確認され、インタフェース2
8を介して全体制御部20へと伝達される。
【0013】次にステップS1へと進み、メニュー選択
表示が行われる。ステップS1では表示制御部2が操作
表示部2aに対し、選択し得るプリント動作のメニュー
を表示する。図4はステップS1が行われた際の操作表
示部2aの表示を示す概念図である。本実施の形態で
は、後述するステップS2で入力される画像データをプ
リントする動作について、3つの選択肢がある。第1の
選択肢は通常プリントであり、後述するように内蔵プリ
ンタ7によってプリントされた印刷紙が得られる。第2
の選択肢は拡大プリントであり、後述するようにカラー
複写機11のプリント部33によってプリントされた印
刷紙が得られる。第3の選択肢はインデックスプリント
であり、後述するように内蔵プリンタ7によって複数の
画像が一枚の印刷紙において印刷される。
【0014】操作表示部2aにおける表示のためのデー
タは、例えば全体制御部20が第2のメモリ22に与
え、更にインターフェース24を介して表示制御部2に
与えることができる。
【0015】ステップS2に進み、データ入力処理が行
われる。具体的には例えばスマートメディア装填口3a
を介して挿入されたスマートメディアからスマートメデ
ィアドライブ3が画像データをメモリ21へと記憶させ
る。かかるスマートメディアドライブ3及びメモリ21
の動作は全体制御部20によって制御される。勿論、全
体制御部20による制御の下、コンパクトフラッシュ装
填口4aを介して挿入されたコンパクトフラッシュから
コンパクトフラッシュドライブ4が、フロッピーディス
ク装填口5aを介して挿入されたフロッピーディスクか
らフロッピーディスクドライブ5が、CD−ROM装填
口6aを介して挿入されたCD−ROMからCD−RO
Mドライブ6が、それぞれ画像データをメモリ21へと
記憶させてもよい。即ち、スマートメディアドライブ
3、コンパクトフラッシュドライブ4、フロッピーディ
スクドライブ5、CD−ROMドライブ6はいずれも画
像データ読み込み手段として機能する。
【0016】なお、CD−ROMドライブ6はCD−R
から画像データを読み出してもよい。また、フロッピー
ディスクドライブ5は、他の画像記録媒体、例えば光磁
気記録媒体(MO)、ミニディスク(MD)、Zipド
ライブ用媒体、相変化型記録メディア(PD)を読み出
す装置に置換することもできる。
【0017】更にステップS2では第1乃至第3の選択
肢の選択も入力される。操作表示部2aにはタッチパネ
ル方式の操作部が装着されており、操作された入力に基
づいた信号をタッチパネル制御部8へ与える。そして第
1乃至第3の選択肢のいずれが選択されたかについての
情報は、インターフェース25を介して全体制御部20
へと与えられる。例えば図4に示された「通常プリン
ト」の位置において操作者が操作表示部2aに指を触れ
ることにより、第1の選択肢が選択された旨の情報が全
体制御部20へと伝達される。
【0018】全体制御部20はステップS3,S4の判
断に基づき、第1乃至第3の選択肢にそれぞれ応じたス
テップS5,S6,S7の処理を行う。具体的にはステ
ップS3において通常プリントが選択されたか否かが判
断され、「YES」であれば通常プリントの処理である
ステップS5が実行される。「NO」であればステップ
S4へ移行して拡大プリントが選択されたか否かが判断
され、「YES」であれば拡大プリントの処理であるス
テップS6が実行される。「NO」であればステップS
7へ移行してインデックスプリントの処理が実行され
る。ステップS5,S6,S7の処理が実行された後
は、ステップS10へと移行し、終了処理、例えば本体
1及びカラー複写機11の状態の確認や、イニシャライ
ズが行われて、ステップS1へと戻る。つまり、内蔵プ
リンタ7及びカラー複写機11はそれぞれ、画像データ
読み込み手段から得られる画像データを印刷する第1及
び第2の印刷手段として機能する。
【0019】通常プリント及びインデックスプリントが
実行される場合には、プリント部33は本体1から接続
ケーブル10を介して得られる画像データをプリントし
ないので、カラー複写機11はコピーデータ入力部31
から得られる画像データに基づくプリント動作、即ち通
常の複写機としてのコピー動作を、本体1とは独立して
行うことができる。一方、拡大プリントが実行される場
合にはカラー複写機11の通常の複写機としての機能は
禁止される。カラー複写機11は必ずしもカラー複写機
能を有しなくても、単なる複写機能、例えばモノクロー
ムの複写機能を備えていても良い。その場合には拡大プ
リントが実行されて得られる印刷画像も当然モノクロー
ムとなる。
【0020】B)通常プリントの動作:図5及び図6は
通常プリント動作が選択された際の画像出力装置100
の動作、とりわけ本体1の動作を示すフローチャートで
ある。前節の最後に述べたように、通常プリント及びイ
ンデックスプリントが実行される場合には、カラー複写
機11は独立して通常の複写機としての動作を行うこと
ができるので、カラー複写機11の動作は次々節で別途
に説明する。
【0021】図5はステップS5の詳細を示している。
先ずステップS501において、内蔵プリンタ7を採用
してプリントを行うための設定が行われる。例えばイン
ターフェース26によるデータ転送は許可する一方で、
インターフェース27によるデータ転送を禁止する処理
が行われる。図6は内蔵プリンタ7の動作を示してい
る。ステップS501に対応して、ステップS511に
おいて初期設定が行われる。
【0022】内蔵プリンタ7としては例えば昇華型、イ
ンクジェット型、染料が積層された印刷紙を加熱して発
色させる型、銀塩写真方式のいずれを採用する事もでき
る。図7は内蔵プリンタ7として銀塩写真方式を採用し
た場合、例えばPLZTを用いた電子シャッター方式の
プリンタヘッド72と現像ユニット71とを有する場合
の本体1の構造の概略を示す断面図である。印刷用紙7
3は全体制御部20の制御の下でプリンタヘッド72に
よって露光され、現像ユニット71にて現像、定着後に
プリント排出口7aから排出される。一般に銀塩写真方
式では処理が高速で、かつ画質も高品位となる。
【0023】ステップS502に進み、プリントすべき
画像(以下「プリント画像」という)に対応する画像デ
ータ(以下「プリントデータ」という)の選択が行われ
る。具体的には、例えばステップS2においてメモリ2
1へ記憶された複数の画像データについて画像信号処理
部23が画像縮小処理を行い、メモリ22、インターフ
ェース24を介して表示制御部2に与える。表示制御部
2は縮小された画像データの複数(以下「インデックス
データ」という)からなるインデックス表示を操作表示
部2aに行わせ、その中から操作者がプリント画像を選
択することにより、タッチパネル制御部8及びインター
フェース25を介してプリント画像の選択についての情
報(例えば何コマ目の画像であるか)が全体制御部20
へと伝達される。
【0024】図8はインデックス表示91を例示する概
念図である。縮小された画像91mの複数が集合してイ
ンデックス表示91を構成し、操作表示部2aに表示さ
れている。操作者はいずれかの(複数でも可)画像91
mが表示された位置において操作表示部2aに指を触れ
ることにより、当該画像91mをプリント画像として選
択することができる。
【0025】次にステップS503において、プリント
データに対して第1の画像処理を行う。この処理は、内
蔵プリンタ7の印刷特性に適合するように画像データを
補正する。例えばγ補正や、解像度、コントラスト、色
状態の補正を、内蔵プリンタ7の印刷特性に対応して行
う。一般に昇華型のプリンタではシアン、イエローに比
較してマゼンタが発色し易く、インクジェット型のプリ
ンタではシアン、イエロー、マゼンタの間では発色し易
さに大きな差はない。また銀塩写真方式では銀塩印画紙
の露光量に対する発色特性もシアン、イエロー、マゼン
タの間で大差はないが、これを露光するのに採用される
光源はレッドやグリーンがブルーに比較して発光し易
い。このような各種の特性に応じたγ補正がステップS
503で行われる。
【0026】更にステップS504において第1の画像
データ変換を行う。この処理は内蔵プリンタ7のデータ
形式に適合するように画像データを補正する。例えばス
マートメディアに記憶されたデータをRGB形式、ある
いはCMYK形式に変換する。内蔵プリンタ7に昇華型
プリンタを採用した場合にはその昇華型プリンタが画像
データを正しくプリントできるようにCMYK形式に変
換する。勿論、その昇華型プリンタが自身でデータ変換
を行うのであれば、第1の画像データ変換でRGB形式
の画像データを得て、これを昇華型プリンタがCMYK
形式に変換してプリントを行ってもよい。内蔵プリンタ
7に銀塩写真方式を採用するのであれば、電子シャッタ
ーを介して露光する光源に適したRGB形式に画像デー
タを変換する。あるいはまた、画像データはPostScript
型のデータに変換してもよいが、変換する処理が複雑に
なる可能性がある。
【0027】ステップS503,S504の処理は全体
制御部20の制御の下、画像信号処理部23が行ってメ
モリ22に結果を格納することで実行される。全体制御
部20においてソフトウエアによる処理も可能である
が、高速の処理を得るために、ハードウエアとして画像
信号処理部23を設けることが望ましい。
【0028】次にステップS505においてメモリ22
から内蔵プリンタ7へとインタフェース26を介してプ
リントデータが出力される。この際、インタフェース2
6の通信方式としてセントロニクス方式を採用する事に
より、安価で汎用性の高いプリンタを内蔵プリンタ7と
して採用することが容易となる。ステップS505に対
応して、図6においてステップS512が実行され、内
蔵プリンタ7はプリントデータをインタフェース26か
ら受信する。そしてステップS513において当該プリ
ントデータに対応したプリント画像をプリントする。
【0029】図5に戻り、ステップS505において、
あるプリントデータを出力した後、当該プリントデータ
に対応するプリント画像をプリント中である事を操作表
示部2aに表示する。これは例えばメモリ22が記憶し
ていた画像データをインターフェース24を介して表示
制御部2に与える事により実現できる。図9はステップ
S506が実行された際の操作表示部2aの表示を示す
概念図である。このように画像のみならず、選択された
画像の何コマ目をプリント中であるかをも表示してもよ
い。
【0030】ステップS506で指令された操作表示部
2aの表示が実行されつつ、ステップS507に進み、
プリントデータが全て内蔵プリンタ7に出力されたか否
かが判断され、プリントデータが全て出力されるまで
(終了するまで)ステップS503〜ステップS506
が繰り返される。これに対応して図6においてステップ
S512〜S513が繰り返される。より詳細には、例
えばステップS512において所定の期間内にプリント
データを受信しなかった場合にはステップS513を飛
び越してステップS514へと進むフローを採用するこ
とができる。
【0031】ステップS514では内蔵プリンタ7がプ
リント動作を終了した旨の情報を発信する。この情報は
インターフェース26を介して全体制御部20に与えら
れる。一方、図5に戻り、ステップS507においてプ
リントデータが終了したと判断された場合にはステップ
S508において内蔵プリンタ7の状態確認、具体的に
はプリント動作が終了したか否かを確認している。そし
てステップS509においてプリント動作が終了したと
判断されるまでステップS508が繰り返し実行され
る。よってステップS514の実行によりプリント動作
が終了した旨の情報が全体制御部20に伝達されると、
ステップS5、即ち通常プリントの処理は終了し、図3
に示されたメインのフローチャートへとリターンするこ
とになる。
【0032】C)インデックスプリントの動作:図10
はインデックスプリント動作が選択された際の画像出力
装置100の動作、とりわけ本体1の動作を示すフロー
チャートであり、ステップS7の詳細を示している。ス
テップS701においてはステップS501と同様にし
て内蔵プリンタ7を使用するための設定が行われる。内
蔵プリンタ7は図6に示されたフローチャートにおいて
ステップS511を実行する。
【0033】次にステップS702においてインデック
スデータが作成される。次にステップS703において
インデックスデータに基づく画像を操作表示部2aに表
示させる。例えば図8において示されたようにインデッ
クス表示91を表示することにより、操作者はプリント
される画像を確認できる。従って、ステップS502は
これらのステップS702,S703を含んでいたと言
うこともできる。
【0034】その後、ステップS704において内蔵プ
リンタ7へとインデックスデータがインターフェース2
6を介して出力される。内蔵プリンタ7は図6に示され
たフローチャートにおいてステップS512,S513
を実行する。
【0035】ステップS705に進み、ステップS50
8と同様にして内蔵プリンタ7の状態を確認し、ステッ
プS706に進んでステップS509と同様にして内蔵
プリンタ7のプリント終了を待つ。プリント終了後は図
3に示されたメインルーチンへとリターンする。
【0036】D)コピー動作:上述のように通常プリン
トあるいはインデックスプリントが実行される場合に
は、カラー複写機11は通常の複写機としてのコピー動
作を行うことができる。図11はカラー複写機11の基
本的な動作を示すフローチャートであり、プリンタ制御
部34の制御の下で実行される。先ずステップS521
において、通常の複写機としての操作スイッチ(図示さ
れない)の状態を確認する。操作者が通常のコピー動作
を行いたい場合には、この操作スイッチを操作すること
により、カラー複写機11にコピー動作を要求すること
になる。
【0037】次にステップS522へ進み、本体1から
接続ケーブル10を介して拡大プリントの要求がなされ
ているか確認する。この要求は本体1の全体制御部20
からインターフェース27、接続ケーブル10、そして
カラー複写機11のインターフェース32を介してプリ
ンタ制御部34へと伝達される。そしてステップS52
3へ進み、ステップS521においてコピー動作が要求
されているか否かを判断し、されていればコピー動作を
行うステップS8へ進む。一方、コピー動作が要求され
ていなければステップS524へ進み、ステップS52
2において拡大プリント動作が要求されていれば、拡大
プリント動作を行うステップS9へ進む。一方、拡大プ
リントが要求されていなければ、ステップS527へと
進む。ステップS8,S9が終了した後も、ステップS
527へと進む。
【0038】なおステップS9は、正確にはカラー複写
機11に対して本体1が取り込んだ画像データをプリン
トする処理であり、拡大されるか否かを問わない。従っ
てステップS9における処理は、本体1から画像が電子
的に情報がカラー複写機11に伝達されてカラー複写機
11にてプリントされるという意味で「電子プリント処
理」と呼ぶ。本実施の形態では次節において拡大プリン
トの場合について詳述し、拡大されない場合の電子プリ
ント処理については第2の実施の形態において詳述す
る。
【0039】ステップS527ではカラー複写機11が
使用可能である旨の表示を行う。図12はステップS5
27が行われた際のプリンタ表示部12の表示を示す概
念図である。この表示によって、カラー複写機11に対
して直接にコピー動作を行わせること、あるいは本体1
を介して間接的に拡大プリントを行わせることが可能で
あることを、操作者が視認することができる。
【0040】このようにして、カラー複写機11では通
常のコピー動作の要求と、拡大プリント動作の要求とを
振り分けて処理を行う。カラー複写機11は複写機能が
本来的な機能なので、コピー動作の要求を拡大プリント
動作の要求に優先して受け付けるべく、ステップS52
3をステップS524よりも先に設けている。
【0041】図13はステップS8の詳細を示すフロー
チャートであり、コピー処理のサブルーチンである。こ
のサブルーチンが図11に示されたメインルーチンから
コールされると、まずステップS801でカラー複写機
11においてコピー状態フラグFをセットする。
【0042】このコピー状態フラグFは、カラー複写機
11がコピー処理のサブルーチンを実行していることを
本体1に了知させるものである。ステップS8を実行中
であれば、図3に示されたステップS6における拡大プ
リントの動作に基づく本体1からの要求、即ち本体1か
らインターフェース32を介して得られる画像データを
プリントする要求は受け付けないことを本体1に知らせ
るためのものである。図11に示されたフローチャート
においてコピーの要求を拡大プリントの要求に優先して
いるので、このようにコピー処理中における拡大プリン
トの要求の拒否を行うためのステップを設けて置くこと
は有効である。
【0043】このような拡大プリントに対する要求の許
諾/拒否の判断は、例えば本体1の全体制御部20がイ
ンターフェース27、接続ケーブル10及びインターフ
ェース32を介してカラー複写機11のプリンタ制御部
34の中に設定されたコピー状態フラグFを参照するこ
とで実現できる。
【0044】次にステップS802において、現在カラ
ー複写機11がコピー処理を行っていることを操作者に
視認させるべく、コピー中であることを表示部12にお
いて表示する。図14はステップS802が実行された
際の表示部12の表示を示す概念図である。この表示を
行ったまま、ステップS803,S804が実行され
る。ステップS803ではコピーデータ入力部31にお
いてコピー原稿をCCDラインセンサ(図示せず)でス
キャンし、原稿の情報を例えばRGB信号であるコピー
データに変換する。ステップS804ではステップS8
03で得られたRGB信号に基づいて、プリント部33
がプリントを行う。
【0045】ステップS804が終了すればステップS
805において例えば100ミリ秒の待機時間を設け
る。そしてステップS806において操作スイッチがO
Nしているか否かを判断する。ONしていれば再度ステ
ップS803,S804,S805が繰り返し実行され
る。ONしていなければステップS807へ進み、ステ
ップS801(あるいはステップS802)を実行後か
ら、所定時間、例えば10秒が経過したか否かが判断さ
れる。所定の時間が経過していなければステップS80
5,S806の処理が繰り返され、経過していればコピ
ー動作はコピー要求に対する処理が完了したものとして
ステップS808へと進む。
【0046】ステップS808ではコピー状態フラグF
をリセットして拡大プリント動作の要求を受付可能とす
る。そして図11に示されたメインルーチンへとリター
ンし、ステップS527へと進む。図14に示されるよ
うなステップS802における表示部12の表示は、ス
テップS527において図12で示される表示に変更さ
れる。
【0047】E)拡大プリントの動作:図15は拡大プ
リントを行う場合の、特に本体1側の動作を示すフロー
チャートであり、ステップS6の詳細を示している。ス
テップS6は全体制御部20の制御の下で実行される。
また図16は電子プリントを行う場合の、特にカラー複
写機11の動作を示すフローチャートであり、ステップ
S9の詳細を示している。ステップS9はプリンタ制御
部34の制御の下で実行される。ステップS6で実行さ
れる拡大プリントを行う場合には、ステップS9で実行
される電子プリント処理が採用される。
【0048】まず図15において、ステップS601に
進み、電子プリントを行いたい旨が本体1から接続ケー
ブル10を介してカラー複写機11へと伝達される。ス
テップS601の実行直前において、図11に示された
カラー複写機11のメインルーチンではコピー処理が行
われておらず、ステップS521,S522,S52
3,S524,S527が繰り返して実行されている状
態であれば、ステップS601の実行によりステップS
522,S523,S524を介してステップS9へと
カラー複写機11の動作が移行する。一方、ステップS
601の実行直前において、カラー複写機11がステッ
プS8を実行中であれば、図13に示されるステップS
801で実行されたコピー状態フラグFがセットされて
おり、ステップS8の実行が継続される。
【0049】このようなカラー複写機11の状態はステ
ップS602において確認される。そしてコピー状態フ
ラグFがセットされていれば、ステップS603でカラ
ー複写機11がコピー中であると判断され、コピー状態
フラグFがリセットされるまでステップS602を繰り
返す。コピー状態フラグFがセットされていなければス
テップS603からステップS604へと進む。ステッ
プS601の実行直前において、カラー複写機11がス
テップS8を実行中であれば、ステップS808(図1
3)が実行され、ステップS527,S521を経由し
てステップS522に至った際(図11)にステップS
601(図15)の要求が受け付けられる事になる。そ
してステップS523,S524(図11)を経由して
ステップS9に到る。
【0050】図16において、ステップS9が開始され
るとステップS901においてプリント中フラグGがセ
ットされる。例えばプリンタ制御部34においてプリン
ト中フラグGを設定することができる。この際、プリン
タ制御部34はプリント部33がコピーデータ入力部3
1からの画像データを無視し、インターフェース32か
ら得られる画像データを入力する状態に設定するなど、
カラー複写機11内での各部の状態設定を行う。そして
ステップS902において、カラー複写機11に通常の
コピー動作をさせることができない旨の表示、即ちコピ
ー禁止表示を表示部12に行わせる。それまでステップ
S527によって表示されていたカラー複写機11が使
用可能である旨(図12)を変更するためである。図1
7はステップS902が実行された際の表示部12の表
示を示す概念図である。かかる表示により、操作者はコ
ピー動作が不可であることを視認することができる。
【0051】図15に戻り、ステップS604では電子
プリントの為の本体1内での種々の設定が行われる。例
えば内蔵プリンタ7に画像データが伝達されないよう
に、インターフェース26のデータ転送が禁止される一
方、カラー複写機11へ画像データを伝達するためにイ
ンターフェース27の動作を許可する。そしてステップ
S605に進み、通常プリントの動作におけるステップ
S502(図5)と同様にしてプリントデータの選択を
行う。
【0052】その後ステップS606において、カラー
複写機11が画像データをプリントする用紙のサイズを
選択する。図18はステップS606が実行される際の
操作表示部2aの表示を示す概念図である。ステップS
502(図5)と同様に、表示制御部2がサイズを表す
マークを操作表示部2aに表示させ、その中から操作者
がサイズに対応するマークの位置に指を触れる事によ
り、タッチパネル制御部8及びインターフェース25を
介して用紙のサイズについての情報(例えば2Lサイズ
であるとか、6つ切りであるとか、A3あるいはA4サ
イズであるとか)が全体制御部20へと伝達される。用
紙サイズで選択する方が選択しやすいが、画像の拡大率
で選択するようにしてもよい。
【0053】その後、操作表示部2aの表示がステップ
S607によって「コピー機へのプリント中」であるこ
とに変更される。本体1からではなく、カラー複写機1
1から画像がプリントされた印刷紙が得られることを示
すためである。
【0054】次にステップS608に進み、プリントデ
ータに対する第2の画像処理を行う。ステップS608
はステップS503(図5)における第1の画像処理と
類似して、プリント部33の印刷特性に適合するように
画像信号処理部23においてプリントデータを補正す
る。例えばγ補正や、解像度、コントラスト、色状態の
補正を、プリント部33の印刷特性に対応して行う。一
般にコピーではイエローが最も発色し易く、次いでマゼ
ンタ、シアンの順に発色し易い。従って、第1の画像処
理とは異なったγ補正を行う必要がある。勿論、解像度
等に関しても内蔵プリンタ7とは独立した画像処理を行
う必要がある。
【0055】更にステップS608ではステップS60
6で選択された用紙サイズに適合する拡大率でプリント
データの拡大処理をも行う。この拡大処理に伴い、上述
の解像度変換は拡大率を考慮したものとすることが望ま
しい。
【0056】次にステップS609に進み、プリントデ
ータに対する第2のデータ変換を行う。ステップS60
9はステップS504(図5)における第1の画像デー
タ変換と類似して、プリント部33のデータ形式に適合
するように、画像データを補正する。例えばスマートメ
ディアに記憶されたデータを画像信号処理部23におい
てPostScript型のデータに変換する。
【0057】そしてステップS610に進み、メモリ2
2からカラー複写機11へとインタフェース27を介し
てプリントデータが出力される。このプリントデータは
接続ケーブル10を介してカラー複写機11のインタフ
ェース32が受け取る。インタフェース27,32とし
てイーサネット方式を採用する事により、カラー複写機
11のみならず、他にもプリントデータをプリントする
プリンタを複数接続することが容易となる。またイーサ
ネット方式を採用する方が広域への対応という点で有利
であるが、増設が比較的容易である点ではUSBやIE
EE1394等を採用する方が有利である。また高速転
送という点ではUSBよりもIEEE1394を採用す
る方が望ましい。
【0058】なお、既述のように、コピー状態フラグF
の確認等を行う必要もあるので、インタフェース27,
32は入力及び出力のいずれにも使用できる回路が採用
される。
【0059】ステップS610に対応して、図16にお
いてステップS903が実行され、プリント部33はプ
リントデータをインタフェース32から受信する。そし
てステップS904において当該プリントデータに対応
したプリント画像をプリントする。
【0060】ステップS611においてプリントデータ
が終了したと判断されるまでステップS608,S60
9,S610が繰り返して実行され、これに対応してス
テップS905においてプリントデータが終了したと判
断されるまでステップS903,S904が繰り返して
実行される。
【0061】そしてステップS611,S905におい
てそれぞれプリントデータが終了したと判断されれば、
それぞれステップS612,S906に進む。一般的
に、ステップS610において実行されるデータの転送
よりもステップS904で実行されるプリント処理の方
が多くの時間を要するので、ステップS612はステッ
プS613と相俟って、カラー複写機11がプリントを
終了した状態に移行するのを待つ。具体的にはステップ
S906でプリントが終了した旨の信号がカラー複写機
11から本体1へと送信されるので、ステップS612
において全体制御部20がインターフェース27,32
及び接続ケーブル10を介してこの信号を受ければステ
ップS613において「YES」と判断されることにな
る。その後ステップS6は終了し、本体1では図3のス
テップS10を経由してステップS1が実行される。ま
たカラー複写機11ではステップS907が実行され、
プリント中フラグGをリセットし、図11のステップS
527へと進む。
【0062】ステップS527の実行により、表示部1
2の表示は図17に示されていた内容から図12に示さ
れた内容へと移行する。ステップS1の実行により、操
作表示部2aの表示は図18に示された内容から図4に
示された内容へと移行する。
【0063】なお、本体1がカラー複写機11のプリン
ト中フラグGの値を取り込むことによってカラー複写機
11がプリントを終了したか否かを検知してもよい。プ
リントが終了していなければプリント中フラグGはステ
ップS901でセットされたままであり、終了していれ
ばステップS907によってリセットされるからであ
る。その場合にはステップS906を省略することがで
きる。
【0064】本実施の形態によれば、以上のようにして
画像出力装置100が構成され、動作するので、以下の
効果を得ることができる。
【0065】先ず第1に、ベンダーラボ、即ち自動販売
機としてプリント画像が印刷された印刷紙を販売するこ
とができる。しかも、プリンタとして内蔵プリンタ7と
カラー複写機11のプリント部33とを選択することが
できる。例えば通常の写真のプリントサイズであるLサ
イズが要求されれば内蔵プリンタ7によって高速にプリ
ントを行うことができる。内蔵プリンタ7として銀塩写
真方式を採用すれば、更に処理は高速であり、かつ画質
も高品位となる。一方、通常の写真プリントよりも大き
く拡大してプリントしたい場合には、カラー複写機11
が即座に対応できる。
【0066】そしてカラー複写機11は本体1と別に設
けており、D節で示したようにカラー複写機11は通常
の複写機としても機能する。よってコンビニエンススト
アにおいても多く設置される複写機を画像出力装置10
0と置換して設置しても、新たに必要となる設置場所は
本体1の分のみである。つまりベンダーラボとして拡大
プリントを行うための装置を別途に設ける必要がない。
その一方、拡大プリントを行う場合のカラー複写機11
の動作は本体1に設けられた全体制御部20によって
も、例えばステップS601,S610等で制御される
ので、拡大プリントに際しても操作者は本体1に対する
操作のみで足り、カラー複写機11に対して別個に操作
を行う必要がない。
【0067】第2に、カラー複写機11は本体1と別に
設けており、両者の間でデータ通信を行う必要がある
が、その通信形式は、内蔵プリンタ7が受ける通信形式
とは別個に設定できる。本実施の形態では内蔵プリンタ
7が受ける画像データの通信形式をセントロニクス形式
として安価で汎用性が高いプリンタを内蔵プリンタ7と
して採用する事ができる一方、本体1と外部との接続ケ
ーブル10を介した通信形式をイーサネット形式として
プリンタの増設を容易にしている。
【0068】第3に、画像データはそれぞれ第1及び第
2のデータ変換を受けて、本体1の内蔵プリンタ7、カ
ラー複写機11のプリント部33に適合する。例えば第
1のデータ変換では銀塩写真方式では露光を行う光源を
駆動するためにRGB形式で、昇華型プリンタでは染料
の発色を行うためにCMYK方式で、第2のデータ変換
では本体1の外部に接続されるプリンタに対する汎用性
を高めるためにPostScript型で、それぞれ変換される。
【0069】第4に、画像データは本体1の内蔵プリン
タ7、カラー複写機11のプリント部33にそれぞれ適
合する第1及び第2のデータ処理を受ける。これによ
り、各種プリンタのγ補正や、解像度を補正することが
できる。特に、拡大プリントを行う場合にはその拡大の
為の処理も第2のデータ処理で行われる。
【0070】第5に、本体1からの電子プリントの要求
を受け付ければ、ステップS901,S902(図1
6)の実行によって、カラー複写機11はコピー動作を
行わない。その一方、カラー複写機11のコピー動作中
にはステップS801(図13)、ステップS602,
S603(図15)の実行によって、電子プリントが行
われない。このようにコピー動作と電子プリントとを明
確に分離しているので、カラー複写機11における処理
が繁雑となることを回避できる。
【0071】第2の実施の形態.拡大プリントではな
く、通常の大きさ(例えばLサイズ)のプリントを行い
たい場合であっても、電子プリントによるプリントを行
うこともできる。
【0072】図19はステップS5(図3、図5)と置
換される、通常プリントの処理を行うステップS5Aの
詳細を示すフローチャートである。まずステップS53
1において、内蔵プリンタ7の状態が確認される。具体
的にはプリンタの用紙が正常にセットされているか等を
チェックしてプリント可能な状態であることを確認す
る。次にステップS532においてカラー複写機11の
状態を確認する。具体的にはステップS602(図1
5)と同様にしてカラー複写機11と交信することにな
る。勿論、ステップS532,S602において用紙が
正常にセットされているかをも確認することが望まし
い。
【0073】ステップS531,S532で確認された
内蔵プリンタ7やカラー複写機11の状態にもとづき、
ステップS533によって操作表示部2aにはプリンタ
の選択の可否が表示され、これらが使用可能であるか否
かが操作者に視認される。例えばカラー複写機11がコ
ピー中であれば、内蔵プリンタ7のみが使用可能となる
ので、プリンタの選択は不可能となる。ステップS53
3では更に、これらのプリンタを使用した場合のプリン
ト価格、画質、プリント時間などの諸条件を操作表示部
2aに表示する事により、操作者はこれらを根拠として
内蔵プリンタ7によるプリントか、カラー複写機11に
よるプリントかを選択することができる。つまり、操作
表示部2aは第1及び第2の印刷手段たる内蔵プリンタ
7及びカラー複写機11の印刷特性を表示する印刷特性
表示手段として機能する。
【0074】図20及び図21はステップS533が実
行された際の操作表示部2aの表示を示す概念図であ
る。図20は内蔵プリンタ7として昇華型プリンタを採
用した場合であり、図21は内蔵プリンタとして銀塩写
真方式を採用した場合である。これらの図に示されるよ
うに、各プリンタのイメージ図を表示する事もできる。
第1の実施の形態のB節で言及したように、一般に銀塩
写真方式は昇華型プリンタと比較して処理が高速で、か
つ画質も高品位となり、しかも安価となる。しかし、処
理速度は電子プリントの方が早い。
【0075】これらの諸条件に鑑みて、操作者はステッ
プS534において操作表示部2aにタッチしてプリン
タを選択する。次いで操作者は、ステップS535にお
いてステップS502(図5)と同様にしてプリントデ
ータを選択する。そしてステップS536ではステップ
S534で電子プリント(カラー複写機11によるプリ
ント)が選択されたか否かが判断され、「YES」であ
ればステップS537へ進んで電子プリント処理が行わ
れ、「NO」であればステップS538へ進んで内蔵プ
リンタ7でのプリント処理が行われる。つまり、全体制
御部20は画像データを第1及び第2の印刷手段たる内
蔵プリンタ7及びカラー複写機11のいずれにおいて印
刷させるかを選択する印刷選択手段として機能する。
【0076】ステップS537,S538のいずれかが
終了すればステップS5Aが終了し、ステップS10
(図3)へと進む。
【0077】ステップS538ではほぼステップS5と
同様の処理が行われるが、既にステップS535におい
てステップS502に相当する処理が行われているの
で、実際にはステップS501,S503〜S509の
処理を行うことになる。またステップS537ではほぼ
ステップS6と同様の処理が行われるが、既にステップ
S532においてステップS602に相当する処理が行
われ、ステップS533において選択不可能であること
を表示するので、ステップS603に相当する処理が不
要となり、実際にはステップS601,S604,S6
07〜S613の処理が行われることになる。但しステ
ップS5Aの性質上、ステップS608について説明さ
れていた処理の内、プリントデータの拡大処理は行われ
ない。
【0078】本実施の形態によれば、以上のようにして
動作するので、第1の実施の形態で得られた効果に加
え、以下の効果を得ることができる。即ち、内蔵プリン
タ7とカラー複写機11の特性を操作表示部2aにおい
て表示するので、操作者はその特性に基づいて、プリン
トデータを内蔵プリンタ7とカラー複写機11のいずれ
において印刷させるかを選択することができる。つま
り、自分の好みのプリンタを容易に選択することができ
る。
【0079】第3の実施の形態.第2の実施の形態にお
いては、複数のプリンタの条件、特性に鑑みて、操作者
がプリンタの選択を行っていたが、この選択を自動的に
行わせることもできる。
【0080】図22はステップS5(図3、図5)と置
換される、通常プリントの処理を行うステップS5Bの
詳細を示すフローチャートである。まずステップS54
1において、ステップS502と同様にしてプリントデ
ータの選択が行われる。次に、ステップS542におい
て選択されたプリントデータの合計枚数(以下「総プリ
ント枚数」)が算出される。次に、ステップS543に
おいて総プリント枚数が所定の枚数、例えば12枚以上
であるか否かを判断し、「YES」であればステップS
544へ進んでステップS604と同様にして電子プリ
ントを行う設定を行う。「NO」であればステップS5
48へ進んでステップS501,S701と同様にして
内蔵プリンタ7を使用する設定を行う。枚数が多い場合
には単価の安い電子プリントを選択するためである。
【0081】ステップS544,S548の実行後に
は、それぞれステップS545,S549において、設
定されたプリンタを操作表示部2aに表示する。図23
及び図24は、それぞれステップS544,S548が
実行された際の操作表示部2aの表示を示す概念図であ
る。そしてステップS544,S548の実行後には、
それぞれステップS546,S550において、設定さ
れたプリンタによるプリントを行うか否かが操作者に尋
ねられる。
【0082】そしてステップS550において「YE
S」と判断されるか、ステップS546において「N
O」と判断されれば、プリンタとして内蔵プリンタ7を
使用するのであるから、ステップS551へと進んで内
蔵プリンタ7でのプリント処理が、ステップS538
(図19)と同様にして行われる。また、ステップS5
50において「NO」と判断されるか、ステップS54
6において「YES」と判断されれば、プリンタとして
カラー複写機11を使用するのであるから、ステップS
557へと進んで電子プリント処理が、ステップS53
7(図19)と同様にして行われる。この実施の形態で
は、「No」を選択された場合に、標準設定とは異なる
プリンタを選択するようにしているが、プリンタの特性
を表示して使用者に選択してもらうようにしてもよい。
【0083】そして、ステップS551,S557のい
ずれの処理が終了しても、ステップS5Bは終了し、ス
テップS10へと進む(図3)。
【0084】本実施の形態によれば、以上のようにして
画像出力装置100が動作するので、プリントデータの
枚数に応じて自動的にプリンタを選択することで、プリ
ンタの差異がわかりにくい初心者への便宜を図ると共
に、プリンタの変更を可能としてプリンタに対する好み
を持った操作者の便宜をも図ることができる。
【0085】なお、上述の実施の形態において全体制御
部20、プリンタ制御部34の動作は主としてフローチ
ャートにおいて示されているが、これらのフローチャー
トの動作をハードウエアの手段として備えている場合も
実質的に等価な動作を得る事ができるのは当然であり、
本発明はかかるハードウエアの手段をも含む思想である
ことはいうまでもない。
【0086】
【発明の効果】この発明にかかる画像出力装置によれ
ば、要求するプリントサイズ、枚数、仕上がり状態につ
いて、第1及び第2の印刷手段の特性を視認して、印刷
手段を適切に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の構成の概略を示す外観図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の構成の概略を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の動作を示す概念図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の構成を示す断面図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の動作を示す概念図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出力
装置の動作を示す概念図である。
【図10】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【図13】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【図15】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【図18】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【図19】 本発明の第2の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示すフローチャートである。
【図20】 本発明の第2の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【図21】 本発明の第2の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【図22】 本発明の第3の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示すフローチャートである。
【図23】 本発明の第3の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【図24】 本発明の第3の実施の形態にかかる画像出
力装置の動作を示す概念図である。
【符号の説明】
1 本体、2a 表示部、3 スマートメディアドライ
ブ、4 コンパクトフラッシュドライブ、5 フレキシ
ブルディスクドライブ、6 CD−ROMドライブ、1
1 カラー複写機、20 全体制御部、33 プリント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ03 AQ04 AQ05 AR01 HJ07 HK15 HL01 HM01 HM03 HN02 HN15 HN19 HN20 HQ02 HQ03 HQ20 5B021 AA19 AA30 KK01 KK02 LL05 PP04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記録した画像データ記憶媒
    体を読み込むための画像データ読み込み手段と、 いずれか一方が選択されて、前記画像データ読み込み手
    段から得られる前記画像データに基づく画像を印刷する
    第1及び第2の印刷手段と、 前記第1及び第2の印刷手段の特性を表示する印刷特性
    表示手段と、 前記画像データを前記第1及び第2の印刷手段のいずれ
    において印刷させるかを選択する印刷選択手段とを備え
    る画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記特性は印刷のサイズに関する、請求
    項1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記特性は印刷枚数に関する、請求項1
    記載の画像出力装置。
  4. 【請求項4】 前記特性は印刷単価に関する、請求項1
    記載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 前記特性は印刷画質に関する、請求項1
    記載の画像出力装置。
  6. 【請求項6】 前記特性は印刷時間に関する、請求項1
    記載の画像出力装置。
JP10296457A 1998-10-19 1998-10-19 画像出力装置 Pending JP2000118094A (ja)

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