JP2000117206A - ドーナツ型基板洗浄装置 - Google Patents

ドーナツ型基板洗浄装置

Info

Publication number
JP2000117206A
JP2000117206A JP10289056A JP28905698A JP2000117206A JP 2000117206 A JP2000117206 A JP 2000117206A JP 10289056 A JP10289056 A JP 10289056A JP 28905698 A JP28905698 A JP 28905698A JP 2000117206 A JP2000117206 A JP 2000117206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
donut
type substrate
cleaning
holding arm
cleaning apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10289056A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Abe
裕介 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SPC Electronics Corp filed Critical SPC Electronics Corp
Priority to JP10289056A priority Critical patent/JP2000117206A/ja
Publication of JP2000117206A publication Critical patent/JP2000117206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パーティクルなどの汚染物質によりドーナツ型
基板を汚染する恐れを低減させたドーナツ型基板洗浄装
置を提供する。 【解決手段】貫通孔を形成されたドーナツ型基板を洗浄
するためのドーナツ型基板洗浄装置において、柱状のド
ーナツ型基板保持部材10を有し、ドーナツ型基板保持
部材10は、軸線方向に沿って複数に分割されて保持腕
部10a、10b、10c、10dが形成され、これら
保持腕部はそれぞれ、軸線方向に対して直交しかつ互い
に離隔する放射方向に拡開可能に形成され、ドーナツ型
基板100の貫通孔100a内にこれら保持腕部を挿通
してこれら保持腕部を軸線方向に対して直交しかつ互い
に離隔する放射方向に拡開したときに、これら保持腕部
の外周面とドーナツ型基板100の貫通孔100aの縁
部とが当接し、これら保持腕部によりドーナツ型基板1
00を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドーナツ型基板洗
浄装置に関し、さらに詳細には、ハードディスクなどの
ように貫通孔を形成されたドーナツ型基板を洗浄するた
めのドーナツ型基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ハードディスクなどのように
中心部に貫通孔を形成されたドーナツ型基板を洗浄する
ためのドーナツ型基板洗浄装置として、例えば、図1乃
至図2に示すようなドーナツ型基板洗浄装置が知られて
いる。
【0003】即ち、図1には従来のドーナツ型基板洗浄
装置の概略構成斜視図が示されており、図2には洗浄槽
内にトレイを配置した状態における図1のA矢視断面図
が示されている。
【0004】この図1乃至図2に示す従来のドーナツ型
基板洗浄装置は、中心部に円形の貫通孔100aを穿設
された円盤状のドーナツ型基板100を垂直に複数枚配
列させて収納するトレイ102と、トレイ102内に配
列されたドーナツ型基板100を洗浄するための洗浄剤
として洗浄液を満たした洗浄槽104と、洗浄槽104
の底部104aの下面側に配設された超音波発振器10
6とを有して構成されている。
【0005】ここで、トレイ102は、その上部に上部
開口部102aが形成されているとともに、その底部に
底部開口部102bが形成されている。
【0006】そして、上記した従来のドーナツ型基板洗
浄装置を用いてドーナツ型基板100を洗浄するには、
ドーナツ型基板100の洗浄が必要な所定の工程におい
て、トレイ102の上部開口部102aからトレイ10
2内にドーナツ型基板100を垂直に複数枚配列させて
収納し、こうしてドーナツ型基板100を収納したトレ
イ102を搬送ロボット(図示せず)などにより洗浄槽
104まで搬送し、トレイ102を洗浄槽104の底部
104a上に設置する。
【0007】こうして洗浄槽104の底部104a上に
トレイ102を設置した後に、洗浄槽104内に洗浄液
流出口(図示せず)から洗浄液を流出させ、この洗浄液
の流出と同時に超音波発生器106により超音波を洗浄
槽104に照射し、洗浄液の水流ならびに超音波振動に
よりドーナツ型基板100を洗浄するものである。
【0008】しかしながら、上記したような従来のドー
ナツ型基板洗浄装置は、ドーナツ型基板の外周部位がト
レイの内周面と当接することにより、トレイ内にドーナ
ツ型基板が保持されているものであるが、トレイの内周
面におけるドーナツ型基板との当接部位には、パーティ
クルなどの汚染物質が溜まり易いとともに溜まったパー
ティクルなどの汚染物質を除去することが困難であるた
めに、パーティクルなどの汚染物質によりドーナツ型基
板を汚染する恐れがあるという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、パーティクルなどの汚
染物質によりドーナツ型基板を汚染する恐れを低減させ
たドーナツ型基板洗浄装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるドーナツ型基板洗浄装置は、ドーナツ
型基板に形成された貫通孔側からドーナツ型基板を保持
するようにして、当該貫通孔側から保持されたドーナツ
型基板に対して洗浄を行うようにしたものである。
【0011】即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明
は、貫通孔を形成されたドーナツ型基板を洗浄するため
のドーナツ型基板洗浄装置において、柱状のドーナツ型
基板保持部材を有し、上記ドーナツ型基板保持部材は、
軸線方向に沿って複数に分割されて保持腕部が形成さ
れ、上記保持腕部はそれぞれ、軸線方向に対して直交し
かつ互いに離隔する放射方向に拡開可能に形成され、ド
ーナツ型基板の貫通孔内に上記保持腕部を挿通して上記
保持腕部を軸線方向に対して直交しかつ互いに離隔する
放射方向に拡開したときに、上記保持腕部の外周面と上
記ドーナツ型基板の上記貫通孔の縁部とが当接し、上記
保持腕部により上記ドーナツ型基板を保持するようにし
たものである。
【0012】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、保持腕部の外周面とドーナツ型基板の貫通
孔の縁部とが接触することになるものであり、即ち、ド
ーナツ型基板保持部材のドーナツ型基板との当接部位が
外周面であるために、当該当接部位にはパーティクルな
どの汚染物質が溜まり難く、また、パーティクルなどの
汚染物質が溜まった場合でも容易に除去することができ
るので、パーティクルなどの汚染物質によりドーナツ型
基板を汚染する恐れを著しく低減させることができる。
【0013】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、さら
に、上記ドーナツ型基板に洗浄剤を噴射する洗浄剤噴射
手段を有するようにしたものである。
【0014】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明によれば、従来のドーナツ型基板洗浄装置において必
要とされた洗浄槽を設けることなしに、ドーナツ型基板
の洗浄を行うことができる。
【0015】ここで、洗浄剤噴射手段は、本発明のうち
請求項3に記載の発明のように、洗浄剤を噴射する噴射
口としてノズルを有するようにしてもよい。
【0016】また、ノズルとしては、本発明のうち請求
項4に記載の発明のように、噴射口側の開口部の先端に
向かって先細になるラバールノズル形状を有するように
してもよい。
【0017】さらに、洗浄剤噴射手段は、本発明のうち
請求項5に記載の発明のように、洗浄剤として洗浄液に
圧縮空気を混合させて噴射するようにしてもよい。
【0018】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、本発明のうち請求項1、2、3、4または5のいず
れか1項に記載の発明において、さらに、上記ドーナツ
型基板保持部材を軸周りに回転する回転手段を有するよ
うにしたものである。
【0019】従って、本発明のうち請求項6に記載の発
明によれば、回転手段によりドーナツ型基板を回転させ
た状態で洗浄を行うことができるので、ドーナツ型基板
により均一に洗浄剤を供給することができることにな
り、ドーナツ型基板の洗浄効果を向上させることができ
る。
【0020】さらに、本発明のうち請求項6に記載の発
明によれば、回転手段によりドーナツ型基板の洗浄後に
ドーナツ型基板保持部材を回転させることにより、ドー
ナツ型基板保持部材に保持されたドーナツ型基板を回転
させてドーナツ型基板から洗浄液を飛ばし、ドーナツ型
基板を強制的に乾燥させることができるものであるの
で、ドーナツ型基板の洗浄後にドーナツ型基板を短時間
で乾燥させることができる。
【0021】また、本発明のうち請求項7に記載の発明
は、本発明のうち請求項1、2、3、4、5または6の
いずれか1項に記載の発明において、上記保持腕部の外
周面に、上記ドーナツ型基板保持部材の軸線方向と直交
する方向に延長する保持溝を形成するようにしたもので
ある。
【0022】従って、本発明のうち請求項7に記載の発
明によれば、保持腕部の外周面に形成された保持溝に、
ドーナツ型基板の貫通孔の縁部を係合させることができ
るので、保持腕部にドーナツ型基板を保持した際に位置
ズレを抑止することができる。
【0023】また、本発明のうち請求項8に記載の発明
は、本発明のうち請求項7に記載の発明において、上記
保持溝を上記保持腕部の外周面に所定間隔を開けて複数
箇所形成するようにしたもである。
【0024】従って、本発明のうち請求項8に記載の発
明によれば、保持腕部によって複数のドーナツ型基板を
同時に保持することができ、しかも保持されたドーナツ
型基板の位置ズレを抑止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
よるドーナツ基板型洗浄装置の実施の形態の一例を詳細
に説明するものとする。
【0026】即ち、図3乃至図6には本発明によるドー
ナツ基板型洗浄装置の実施の形態の一例が示されてお
り、図3はドーナツ型基板を保持する前の状態における
概略構成斜視図であり、図4は図3の要部B矢視図であ
り、図5はドーナツ型基板を保持した状態における概略
構成斜視図であり、図6は図5の要部C矢視図である。
【0027】こうした図3乃至図6に示すドーナツ型基
板洗浄装置は、ドーナツ型基板100を保持する円柱状
のドーナツ型基板保持部材10と、ドーナツ型基板保持
部材10を支持する支持部材12と、支持部材12を回
転する回転手段としてのモーター14と、洗浄剤として
液体の洗浄液と圧縮空気などの気体(ガス)とを混合さ
せた混合物をドーナツ型基板100に対して噴射する洗
浄剤噴射手段の噴射口としてのノズルたる洗浄剤噴射ノ
ズル16とを有して構成されている。
【0028】なお、この実施の形態においては、洗浄剤
噴射ノズル16には、洗浄液を充填したタンク(図示せ
ず)からパイプなどを介して洗浄液が供給されるととも
に、圧縮空気を充填したタンク(図示せず)からパイプ
などを介して圧縮空気が供給されるものである。
【0029】ここで、ドーナツ型基板保持部材10は、
軸心を中心として軸線方向に沿って4分割されていて、
4分割されたそれぞれの部材により保持腕部10a、1
0b、10c、10dが構成されている。
【0030】そして、ドーナツ型基板保持部材10を構
成する保持腕部10a、10b、10c、10dは、支
持部材12に内蔵されたモーター(図示せず)の作動に
よって、軸心を中心として一体的に集合した閉状態(図
3および図4に示す状態)と軸線方向に対して直交しか
つ互いに離隔する放射方向(図6における矢印E方向)
にそれぞれ拡開した開状態(図5および図6に示す状
態)とに開閉自在に任意に設定することができるように
なされている。
【0031】さらに、保持腕部10a、10b、10
c、10dの外周面には、保持腕部10a、10b、1
0c、10dの外周面がドーナツ型基板100の中心に
位置する貫通孔100aと当接した際に、貫通孔100
aの縁部と係合してドーナツ型基板100が保持腕部1
0a、10b、10c、10dの外周面上を軸方向に沿
って位置ズレするのを防止するための保持溝18が、所
定の間隔を開けて複数箇所形成されている。
【0032】なお、モーター14は、支持部材12をド
ーナツ型基板保持部材10の軸周りに回転するものであ
り、回転速度は任意に可変できるようになされている。
【0033】以上の構成において、ドーナツ型基板10
0の洗浄が必要な所定の工程において、上記したドーナ
ツ型基板洗浄装置を用いてドーナツ型基板100の洗浄
を行うには、まず図3および図4に示すように、ドーナ
ツ型基板保持部材10の軸方向に対して貫通孔100a
が垂直に位置するように、ドーナツ型基板100を配置
する。この際に、ドーナツ型基板保持部材10の保持腕
部10a、10b、10c、10dに形成された各保持
溝18に対応する位置に、ドーナツ型基板100の貫通
孔100aの縁部がそれぞれ配置されるようにする。
【0034】上記のようにして配置されたドーナツ型基
板100の貫通孔100a内に、支持部材12に内蔵さ
れたモーター(図示せず)の作動によって、保持腕部1
0a、10b、10c、10dが軸心を中心として一体
的に集合した閉状態のドーナツ型基板保持部材10を挿
通する(図3および図4参照)。
【0035】その後に、支持部材12に内蔵されたモー
ター(図示せず)の作動によって、保持腕部10a、1
0b、10c、10dを軸線方向に対して直交しかつ互
いに離隔する放射方向(図6における矢印E方向)にそ
れぞれ拡開した開状態とし(図5および図6参照)、ド
ーナツ型基板100の貫通孔100aの縁部と保持溝1
8とを当接して係合させ、保持腕部10a、10b、1
0c、10dにドーナツ型基板100を保持させる。
【0036】これにより、ドーナツ型基板100は、保
持腕部10a、10b、10c、10dの外周面、即
ち、ドーナツ型基板保持部材10の外周面に位置ズレを
起こすことなく固定されるものである。
【0037】こうしてドーナツ型基板保持部材10の外
周面にドーナツ型基板100を固定させた後に、モータ
ー14の作動によって支持部材12を矢印D方向に適宜
の回転速度で回転する(図5および図6参照)。この支
持部材12の矢印D方向への回転により、ドーナツ型基
板保持部材10ならびにドーナツ型基板保持部材10に
固定されたドーナツ型基板100も矢印D方向に回転す
る。
【0038】ドーナツ型基板100が矢印D方向への回
転を始めると、それと同時に洗浄剤噴射ノズル16から
ドーナツ型基板100に対して洗浄液と圧縮空気との混
合物たる洗浄剤を噴射して、ドーナツ型基板100の洗
浄を行うものである。
【0039】そして、ドーナツ型基板100の洗浄が完
了すると、洗浄剤噴射ノズル16からドーナツ型基板1
00への洗浄液と圧縮空気との混合物たる洗浄剤の噴射
を停止し、モーター14の回転速度を適宜に設定して支
持部材12を矢印D方向に回転する。
【0040】この支持部材12の矢印D方向への回転に
より、ドーナツ型基板保持部材10ならびにドーナツ型
基板保持部材10に固定されたドーナツ型基板100も
矢印D方向に回転されることになり、こうしたドーナツ
型基板100の回転によりドーナツ型基板100から洗
浄剤を飛ばし、ドーナツ型基板100を強制的に乾燥さ
せることができるものである。従って、ドーナツ型基板
100の洗浄後の乾燥を、短時間でムラなく容易に行う
ことができる。
【0041】ドーナツ型基板100を乾燥させた後は、
支持部材12に内蔵されたモーター(図示せず)の作動
によって、保持腕部10a、10b、10c、10dを
拡開した開状態(図5および図6参照)から軸心を中心
として一体的に集合した閉状態(図3および図4参照)
に復帰させ、ドーナツ型基板100の貫通孔100aか
らドーナツ型基板保持部材10を引き抜くものである。
【0042】従って、このドーナツ型基板洗浄装置にお
いては、柱状のドーナツ型基板保持部材10の外周面、
具体的には、保持腕部10a、10b、10c、10d
の外周面に形成された保持溝18とドーナツ型基板10
0の貫通孔100aの縁部とが接触することになるもの
であり、即ち、ドーナツ型基板保持部材10のドーナツ
型基板100との当接部位が外周面であるために、当該
当接部位にはパーティクルなどの汚染物質が溜まり難
く、また、パーティクルなどの汚染物質が溜まった場合
でも容易に除去することができる。
【0043】このため、上記したドーナツ型基板洗浄装
置によれば、パーティクルなどの汚染物質によりドーナ
ツ型基板を汚染する恐れを著しく低減させることができ
る。
【0044】また、上記したドーナツ型基板洗浄装置に
よれば、図3ならびに図5に示すように、複数枚のドー
ナツ型基板100を同時かつ個別的に洗浄することが可
能である。従って、汚れがひどいドーナツ型基板100
に対しては、他のドーナツ型基板100よりも洗浄剤噴
射ノズル16からの洗浄液の噴射時間を長くなるように
設定することができるなど、ドーナツ型基板100の汚
れの度合いに合わせて洗浄効果の高い洗浄を行うことが
できるようになる。
【0045】さらに、上記したドーナツ型基板洗浄装置
によれば、ドーナツ型基板100を貫通孔100aの内
側から保持しているために、ドーナツ型基板100の外
周まで均一な洗浄ならびに乾燥を行うことができる。
【0046】なお、上記した実施の形態においては、複
数枚のドーナツ型基板100を同時に洗浄する場合の例
を示したが、同時に洗浄するドーナツ型基板の枚数は複
数枚に限定されることなく、1枚のドーナツ型基板を洗
浄するようにしてもよい。この場合には、保持腕部10
a、10b、10c、10dに形成する保持溝は1箇所
のみでよい。
【0047】また、上記した実施の形態においては、円
柱状のドーナツ型基板保持部材10を4分割して保持腕
部10a、10b、10c、10dを形成したが、ドー
ナツ型基板保持部材10の分割数は「4」に限られるこ
となしに、ドーナツ型基板保持部材10を「2」以上の
任意の数に分割して保持腕部を形成するようにしてもよ
い。
【0048】さらに、ドーナツ型基板保持部材10の形
状も円柱状に限られることなしに、三角柱状や四角柱状
などのように任意の多角柱状の形状を適宜選択すること
ができる。
【0049】なお、上記した実施の形態においては、ド
ーナツ型基板100の中心部位に貫通孔100aを穿設
したものについて説明したが、貫通孔100aの穿設位
置は中心部位に限られるものではなく、その他の部位に
形成されたものの場合にも本発明によるドーナツ型基板
洗浄装置を適用することができるものである。
【0050】また、上記した実施の形態においては、洗
浄剤噴射ノズル16から洗浄剤として洗浄液と圧縮空気
との混合物を噴射するようにしたが、洗浄剤としてはこ
れに限られるものではなく、洗浄剤噴射ノズル16から
洗浄剤として洗浄液のみを噴射するようにしてもよい
し、あるいは、洗浄剤噴射ノズル16から洗浄剤として
気体(ガス)のみを噴射するようにしてもよい。
【0051】さらに、上記した実施の形態においては、
洗浄剤噴射ノズル16から洗浄剤として洗浄液と圧縮空
気との混合物を噴射してドーナツ型基板100を洗浄す
るようにしたが、これに限られることなしに、ドーナツ
型基板100を保持腕部10a、10b、10c、10
dに保持させた状態で従来の洗浄槽104内に配置し、
洗浄槽104内に満たされた洗浄液内でモーター104
を回転させて、ドーナツ型基板100を洗浄するように
してもよい。その際に、従来と同様に、洗浄槽104内
に洗浄液流出口(図示せず)から洗浄液を流出させ、こ
の洗浄液の流出と同時に超音波発生器106により超音
波を洗浄槽104に照射し、洗浄液の水流ならびに超音
波振動によりドーナツ型基板100の洗浄効果を向上さ
せてもよい。
【0052】さらにまた、洗浄剤噴射ノズル16のノズ
ル形状については特に限定されるものではなく、ノズル
形状としては任意のものを用いることができるものであ
り、例えば、図7に示すように、開口部の先端に向かっ
て先細になるラバールノズル形状を有するものを用いて
もよい。なお、図7に示す洗浄剤噴射ノズルは、洗浄剤
として、洗浄液などの液体と気体(ガス)との混合物を
用いるものである。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、パーティクルなどの汚染物質によりドーナ
ツ型基板を汚染する恐れを低減させたドーナツ型基板洗
浄装置を提供することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドーナツ型基板洗浄装置の概略構成斜視
図である。
【図2】洗浄槽内にトレイを配置した状態における図1
のA矢視断面図である。
【図3】ドーナツ型基板を保持する前の状態における本
発明によるドーナツ基板型洗浄装置の実施の形態の一例
の概略構成斜視図である。
【図4】図3の要部B矢視図である。
【図5】ドーナツ型基板を保持した状態における本発明
によるドーナツ基板型洗浄装置の実施の形態の一例の概
略構成斜視図である。
【図6】図5の要部C矢視図である。
【図7】ノズル形状としてラバールノズル形状を備えた
洗浄剤噴射ノズルの概略断面構成図である。
【符号の説明】
10 ドーナツ型基板保持部材 10a、10b、10c、10d 保持腕部 12 支持部材 14 モーター 16 洗浄剤噴射ノズル 18 保持溝 100 ドーナツ型基板 100a 貫通孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を形成されたドーナツ型基板を洗
    浄するためのドーナツ型基板洗浄装置において、 柱状のドーナツ型基板保持部材を有し、 前記ドーナツ型基板保持部材は、軸線方向に沿って複数
    に分割されて保持腕部が形成され、 前記保持腕部はそれぞれ、軸線方向に対して直交しかつ
    互いに離隔する放射方向に拡開可能に形成され、 ドーナツ型基板の貫通孔内に前記保持腕部を挿通して前
    記保持腕部を軸線方向に対して直交しかつ互いに離隔す
    る放射方向に拡開したときに、前記保持腕部の外周面と
    前記ドーナツ型基板の前記貫通孔の縁部とが当接し、前
    記保持腕部により前記ドーナツ型基板を保持するもので
    あるドーナツ型基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドーナツ型基板洗浄装
    置において、さらに、 前記ドーナツ型基板に洗浄剤を噴射する洗浄剤噴射手段
    を有するものであるドーナツ型基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のドーナツ型基板洗浄装
    置において、 前記洗浄剤噴射手段は、洗浄剤を噴射する噴射口として
    ノズルを有するものであるドーナツ型基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のドーナツ型基板洗浄装
    置において、 前記ノズルは、前記噴射口側の開口部の先端に向かって
    先細になるラバールノズル形状を有するものであるドー
    ナツ型基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3または4のいずれか1項に
    記載のドーナツ型基板洗浄装置において、 前記洗浄剤噴射手段は、洗浄剤として洗浄液に圧縮空気
    を混合させて噴射するものであるドーナツ型基板洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5のいずれ
    か1項に記載のドーナツ型基板洗浄装置において、さら
    に、 前記ドーナツ型基板保持部材を軸周りに回転する回転手
    段を有するものであるドーナツ型基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6のい
    ずれか1項に記載のドーナツ型基板洗浄装置において、 前記保持腕部の外周面に、前記ドーナツ型基板保持部材
    の軸線方向と直交する方向に延長する保持溝を形成した
    ものであるドーナツ型基板洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のドーナツ型基板洗浄装
    置において、 前記保持溝は、前記保持腕部の外周面に所定間隔を開け
    て複数箇所形成されたものであるドーナツ型基板洗浄装
    置。
JP10289056A 1998-10-12 1998-10-12 ドーナツ型基板洗浄装置 Pending JP2000117206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10289056A JP2000117206A (ja) 1998-10-12 1998-10-12 ドーナツ型基板洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10289056A JP2000117206A (ja) 1998-10-12 1998-10-12 ドーナツ型基板洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000117206A true JP2000117206A (ja) 2000-04-25

Family

ID=17738259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10289056A Pending JP2000117206A (ja) 1998-10-12 1998-10-12 ドーナツ型基板洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000117206A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022866A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Asahi Glass Co Ltd 円盤状ガラス基板の洗浄方法および磁気ディスク
KR100946687B1 (ko) * 2006-05-16 2010-03-12 세이코 엡슨 가부시키가이샤 디스크 그립핑 장치
JP2011008876A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
US7878565B2 (en) 2006-05-16 2011-02-01 Seiko Epson Corporation Disc picking device and disc processing apparatus having the same

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022866A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Asahi Glass Co Ltd 円盤状ガラス基板の洗浄方法および磁気ディスク
JP4586660B2 (ja) * 2005-07-19 2010-11-24 旭硝子株式会社 円盤状ガラス基板の洗浄方法
KR100946687B1 (ko) * 2006-05-16 2010-03-12 세이코 엡슨 가부시키가이샤 디스크 그립핑 장치
US7789442B2 (en) 2006-05-16 2010-09-07 Seiko Epson Corporation Disc gripping device
US7878565B2 (en) 2006-05-16 2011-02-01 Seiko Epson Corporation Disc picking device and disc processing apparatus having the same
US8104812B2 (en) 2006-05-16 2012-01-31 Seiko Epson Corporation Disc picking device and disc processing apparatus having the same
JP2011008876A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8821681B2 (en) Apparatus and method for wet treatment of disc-like articles
JP6887912B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
US7926439B2 (en) Substrate processing apparatus
KR20050035318A (ko) 기판 세정 건조 장치 및 방법
US20200144081A1 (en) Substrate processing method and substrate processing device
JP5063138B2 (ja) 基板現像方法および現像装置
JP2000117206A (ja) ドーナツ型基板洗浄装置
KR100766343B1 (ko) 기판 세정 건조 방법
JP2000070874A (ja) スピン処理装置及びその方法
JP2002143749A (ja) 回転塗布装置
JP2001129495A (ja) 基板の処理方法及びその装置
JP2001156032A (ja) 洗浄装置および洗浄方法
JPH11207271A (ja) 洗浄処理装置
JP2004267871A (ja) 処理液供給ノズル及び処理液供給装置、並びにノズルの洗浄方法
JP2000167495A (ja) 丸型基板洗浄装置
JP2004119854A (ja) スピン処理装置
JP2007059664A (ja) 基板の洗浄装置
JP2916409B2 (ja) スピン洗浄処理方法およびその装置
JP2002329773A (ja) スピン処理装置
KR100871476B1 (ko) 기판 세정장치
JP2001068443A (ja) スピン処理方法
JP2005217138A (ja) スピン処理装置及びスピン処理方法
JP2000105076A (ja) スピン処理装置
JP2005244196A (ja) スピン処理装置及びスピン処理方法
JP2001334219A (ja) スピン処理装置及びスピン処理方法