JP2000116804A - 衛生マスク - Google Patents

衛生マスク

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Publication number
JP2000116804A
JP2000116804A JP10292256A JP29225698A JP2000116804A JP 2000116804 A JP2000116804 A JP 2000116804A JP 10292256 A JP10292256 A JP 10292256A JP 29225698 A JP29225698 A JP 29225698A JP 2000116804 A JP2000116804 A JP 2000116804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
embroidery
silk
shrink
texture
Prior art date
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Pending
Application number
JP10292256A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Yano
良治 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AQUA Corp KK
AQUA CORPRATION KK
Original Assignee
AQUA Corp KK
AQUA CORPRATION KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸湿性がよく、肌ざわりが良好で、収縮性の
小さい衛生マスクを提供することである。 【解決手段】 放縮処理を施した絹織物より成る多重生
地の表面区画1aに収縮性の小さい刺繍糸で刺繍1bを
施し、両端部に引掛け紐5a、5bを取り付けたのであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、生糸を用いた衛生マス
クに関する。
【0002】
【従来の技術】鼻から口周辺を被う通常の衛生マスクに
は、綿糸が多く用いられ絹糸を用いたものは少ない。絹
糸は吸湿性が高く収縮し易いこと、高価であることなど
のためである。
【0003】
【発明の課題】一方、吸湿性が高いということは、汗や
空気中の水分を吸収し易いことであり、使用方法によっ
て適度に湿度を制御でき、熱気がこもりにくく、眼鏡の
くもりを防止できるなどの利点がある。また、肌触りが
非常によく、使い心地がよい利点もある。
【0004】そこで、この発明の課題は、上記のような
利点を生かしつつ、収縮性の小さいマスクを提供するこ
とである。
【0005】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この発
明においては、放縮処理を施した生糸から成る絹織物を
多重に重ね合せ、その表面に収縮性の小さい刺繍糸で刺
繍を施し、両端部に引掛け紐を取り付けた構成を採用し
たのである。
【0006】前記絹織物は平織組織と斜文織組織の混合
組織としておくのがよい。また前記刺繍は格子縞模様に
しておくのが好ましい。さらに、前記絹織物に、抗菌、
消臭、抗アレルギー効果のある天然植物エキスを含浸さ
せておくのが好ましい。
【0007】絹織物は吸湿性に優れている一方、収縮し
易いが放縮処理を施し、かつ特殊な織組織にしてあるた
め、ほとんど収縮せず、また刺繍を施すことによってさ
らに収縮を防止することができ、表面にしわなどが生じ
ない。この刺繍を格子縞模様にすると、収縮し難い刺繍
糸が均一に分布するため、収縮防止により効果的であ
る。
【0008】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。この発明のマスクに用いる絹織物の
組織を図1に示す。図示のように平織組織と斜文織組織
の混合組織であって、防縮性と柔軟性をあわせもつよう
にされ、経糸、緯糸共に柔軟加工、平滑加工を行ない放
縮処理を施しておくのが好ましく、繊度は20デニール
程度、21/3M(800右撚り)程度の撚りをかけて
おくのがよい。経密度は173本/cm程度、緯密度は
110本/cm程度が好ましい。
【0009】上記のような絹織物を、マスクの大きさ
(例えば10×13cm)の巾で約3倍、長さで約4
倍、即ち約30×52cmの大きさに裁断し、図2及び
図3に示すように、巾方向に3重になるよう折り畳んで
アイロン等で形付けを行ない細長い3重生地1を形成
し、側縁に裁断側縁1c、1dが現れないようにし、さ
らに、長さ方向にほぼ4等分折り目線2、3、4を設け
る。但し、マスクの前面となる区画1aは、マスクの中
芯となる区画2a、3a及び裏面となる区画4aよりも
やや大きなサイズにしておく。このマスク前面となる区
画1aの表面には、図4に示すような刺繍がほどこされ
ている。刺繍模様は種々選択可能であるが図示のような
格子縞模様が好ましい。刺繍糸にはできるだけ収縮性の
小さいものを選択する。こうすることによって、洗濯等
による表面の収縮を防止し、しわ等が発生して外見を損
なうことがない。勿論、マスクの装飾にもなって商品価
値を高めることができる。
【0010】図3に示す折り目線2、3、4を設けた3
重生地1に、リング状引掛け紐5a、5bを折り目線
2、3に合せて挿入し、次に折り目線2と4から矢印の
ように折り返して、区画3aを区画4aの上に重ね合
せ、区画2aを区画1aの上に重ね合せると、図5に示
すように折り畳まれる。さらに重ね合された区画4aと
3aを折り目線3に沿って矢印のように折り返し、区画
2aの上に重ね合せる。これによって表面に区画1a、
裏面に区画4a、中芯として区画2a、3aがそれぞれ
重ね合され両端の裁断端縁1e、1f(図3)が内部に
隠れた4重のマスク地が形成され、そして両端には引掛
け紐5a、5bが挾持されている。この両端部よりやや
内側に、縦に表裏を貫通するミシン縫いを施して縫い目
線6a、6bを形成すると図7及び図8に示すようなマ
スクが完成する。
【0011】なお、図1に示すような絹織物を形成した
後、抗菌、消臭、抗花粉症(抗アレルギー)効果のある
キトチン、カテキン、シオネール、フラボノイド、ヒノ
キチオール、α−ピネン等を含有する天然植物エキスを
生地に含浸させておくのが好ましい。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、放縮
処理を施し、かつ特殊な織組織の生糸生地を用いてマス
クを形成したので、吸湿性に優れているにも拘らず収縮
し難く、洗濯も可能であり、肌ざわりも良い。
【0013】また、表面に収縮性の小さい繊維で刺繍を
施してあるので、表面にしわ等が生じることがなく外観
的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のマスクに用いる絹織物の組織図
【図2】この発明のマスクに用いる重ね生地の断面図
【図3】重ね生地の平面図
【図4】刺繍模様を示す平面図
【図5】重ね生地を折り畳む過程を示す平面図
【図6】重ね生地の折り畳みが完了した平面図
【図7】マスクの正面図
【図8】マスクの縦断面図
【符号の説明】
1 重ね生地 1a、2a、3a、4a 区画 1b 刺繍 1c、1d 裁断側縁 1e、1f 裁断端縁 2、3、4 折り目線 5a、5b 引掛け紐 6a、6b 縫い目線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放縮処理を施した生糸から成る絹織物を
    多重に重ね合せ、その表面に収縮性の小さい刺繍糸で刺
    繍を施し、両端部に引掛け紐を設けた衛生マスク。
  2. 【請求項2】 前記絹織物が平織組織と斜文織組織の混
    合組織より成る請求項1に記載の衛生マスク。
  3. 【請求項3】 前記刺繍が格子縞模様である請求項1に
    記載の衛生マスク。
  4. 【請求項4】 前記絹織物に抗菌、消臭、抗アレルギー
    のいずれか1以上の効果を有する天然植物エキスが含浸
    されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の衛生マスク。
JP10292256A 1998-10-14 1998-10-14 衛生マスク Pending JP2000116804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009273910A (ja) * 2009-08-11 2009-11-26 Nippon Suisan Kaisha Ltd 織布製マスク
JP2011004991A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Nippon Kenko Kagaku Kenkyu Center:Kk マスクや眼鏡及びゴーグル用の花粉及びウイルス対策外用製剤

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