JP2000116544A - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JP2000116544A
JP2000116544A JP29699298A JP29699298A JP2000116544A JP 2000116544 A JP2000116544 A JP 2000116544A JP 29699298 A JP29699298 A JP 29699298A JP 29699298 A JP29699298 A JP 29699298A JP 2000116544 A JP2000116544 A JP 2000116544A
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Junji Morimoto
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 栓の外周面にパッキンを取付け、そのパッキ
ンを容器本体の口部内周面に押圧してシールを図るよう
にした液体容器において、上記のパッキンが不注意によ
り上下逆付けされたときに、そのことを使用者に気付か
せるようにして誤った使用を無くすることである。 【解決手段】 栓3の外周面にパッキン4が正常状態で
取付けられたときは、そのリップ部12が自由に撓み、
逆付けされたときはその撓みを阻止してリップ部12の
肉厚ΔXが、栓3の外径Xに加わるように構成し、かつ
容器本体1の口部2の最小内径Yとの関係がX<Y<X
+2ΔXの関係があるように形成することにより、パッ
キン4を逆付けしたときは栓3を口部2に挿入できない
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水筒、魔法びん
等の液体容器に関し、特にその栓の取付け構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】水筒、魔法びん等の液体容器は、図3
(a)に示すように、容器本体1の口部2の内部に栓3
を着脱自在に嵌合し、その栓3の外周面下部に装着した
パッキン4を上記口部2の内周面下部のシール段部5に
押圧してシールを図る構造がとられる。
【0003】上記の栓3の外周面下部には、図3(b)
に示すように上部が大径部6、下部が小径部7となる段
差部8が設けられる。その小径部7下端に嵌合リブ9が
設けられ、パッキン4の基部11が段差部8と嵌合リブ
9の間に装着される。パッキン4はその取付け基部11
から下向きに突出すると共に側方に湾曲したリップ部1
2が形成され、そのリップ部12が前記のシール段部5
に押圧される。
【0004】なお、上記の栓3は容器本体1の口部2の
上部にねじ結合等により取付けられる。
【0005】容器本体1は、ステンレス製の真空二重容
器13の上端に肩部材14を一体に設けたものであり、
その肩部材14の上部と真空二重容器13の上部とによ
り、前述の口部2が形成される。但し、肩部材14を設
けず真空二重容器13の上部のみにより口部2を形成す
ることもある。
【0006】なお、上記口部2に栓3を覆うコップ兼用
の蓋15が嵌着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような液体容器
において、使用者が栓3の手入れを行う際に、パッキン
4を取外すことがあるが、そのパッキン4を再び取付け
る際に、不注意によって上下逆付けすることがある。図
3(c)はその逆付け状態を示す。この状態ではリップ
部12が上向きとなって大径部6の外周面を覆うので、
リップ部12を大径部6に押し付けた状態でのリップ部
12の肉厚をΔX、大径部6の外径をX、口部2の最小
内径をYとすると、上記の逆付け状態においてY>X+
2ΔXの関係にあり栓3を自由に口部2に嵌合させるこ
とができる。
【0008】しかし、栓3を口部2に嵌合してもリップ
部12がシール段部5に当たらないためシールが不完全
となり、内部の液体が漏出するおそれがある。
【0009】そこで、この発明は上記のようにパッキン
4が逆付けされた場合に、これを事前に使用者に気付か
せ、正常な取付け姿勢に変更することを促すことを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は容器本体の口部に栓を着脱自在に嵌合
し、上記栓の外周面に装着したパッキンを上記口部の下
部に設けたシール段部に押圧せしめてシールを図るよう
にした液体容器において、上記パッキンを上下逆付けし
た場合に該パッキンを含む上記栓の外径が上記口部の内
径より大となって、該栓の取付けが不可能となる構成と
したものである。
【0011】上記栓の外周面に上部が大径部、下部が小
径部となる段差部を設け、該段差部の小径部側に上記の
パッキンを装着した構成とすることができる。
【0012】また、上記パッキンは、これを上下逆付け
したときその取付け基部より下方に突出したシール用の
リップ部が上記大径部の外周面上に重なる形状をなし、
該大径部に該リップ部の肉厚を加えた全体の外径が上記
口部の内径より大となって該栓の取付けが不可能となる
構成をとることができる。
【0013】さらに、上記パッキンのリップ部は、側方
に湾曲し、かつ内径方向に変形可能な板状であり、該パ
ッキンを上記栓に正常な取付け姿勢で取付けたときのリ
ップ部の最大径が上記口部の内径とほぼ同一かそれより
大である構成をとることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
及び図2に基づいて説明する。
【0015】図1(a)、(b)に示すように、実施形
態の液体容器は魔法びんであり、従来の場合と基本的に
同一構造であるので、同一部分には同一符号を付けて示
すにとどめ、その説明を省略する。以下相違する部分に
ついて説明する。
【0016】この実施形態の場合のパッキン4の取付け
部分は、嵌合リブ9の下端に弁座16が形成されてお
り、パッキン4の基部11の内径面に形成された嵌合溝
17が上記の嵌合リブ9に嵌合するようになっている。
上記パッキン4の基部11の下部にリップ部12が形成
され、該リップ部12は下方に突出すると共に側方に湾
曲している。
【0017】また、栓3の上端に閉塞部18が設けら
れ、その閉塞部18の外周壁19の内面に形成されたね
じ部21が肩部材14の外周のねじ部22にねじ結合さ
れる。
【0018】栓3の開閉機構は任意のものを採用できる
が、図示の場合は、特開平7−204108号公報に開
示されているものを採用している。即ち、操作ボタン2
3を押下げることにより、弁棒24が押下げられて弁体
25が弁座16から離れる。また、栓3の閉塞部18に
スライド自在に取付けた開閉表示部材26が操作ボタン
23から外れ、付勢ばね27の弾力で後退し、またその
開閉表示部材26の前端部が吐出口28を開放する。こ
の状態で容器本体1を傾けると、内部の液体が吐出され
るようになっている。
【0019】ところで、上記の栓3の大径部6の外径X
は、前記のシール段部5より上方の口部2の内径Y(図
2参照)より小さく形成される(X<Y)が、パッキン
4を装着することにより、上記の外径Xにリップ部12
の側方への湾曲による突き出し量X1 が加わるため、全
体としてX+2X1 となる。このX+2X1 と内径Yと
の関係は、X+2X1 ≧Yの関係に設定することができ
る。
【0020】このような関係に設定しても、栓3を口部
2に挿入する際は、リップ部12は内径方向へ自由に弾
性変形する余裕があるので、その突き出し量X1 の影響
を無視することができる。即ち、栓3を支障無く挿入で
きる。
【0021】また、栓3の挿入に支障を生じさせない範
囲で突出し量X1 の大きいパッキン4を使用すると、シ
ール段部5の内径を大きく形成することができるので、
真空二重容器13の内部に氷塊等を投入したり、内部を
洗浄したりすることが容易になる。
【0022】一方、パッキン4を逆付けしたときは、図
2に示すようにリップ部12は大径部6に当たるため、
内方へ自由に撓むことができず、そのリップ部12の肉
厚ΔXがそのまま栓3の外径に上載せされ、全体の外径
はX+2ΔXとなる。この外径X+2ΔXが口部2の内
径Yより大であるように設定される。
【0023】以上の関係をまとめると、この発明におい
ては、実質的にX<Y<X+2ΔXの関係に設定され
る。このように設定することにより、パッキン4の取付
け姿勢が正常であると、栓3を口部2に無理無く挿入で
きるが、逆付けされていると栓3を口部2に挿入できな
いので、使用者にパッキン4が逆付けであることを気付
かせることができる。
【0024】なお、上記の実施形態では、内径Yの最小
部分が肩部材14にあるように形成しているが、真空二
重容器13に最小部分があるように形成してもよい。さ
らに、上記肩部材14の機能の一部又は全部を真空二重
容器13に持たせ、肩部材14が口部2を構成しないタ
イプのものや、肩部材14がないタイプにもこの発明を
適用できることは云うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば手入れ
の際等に不注意によりパッキンを逆付けしたとしても、
栓を容器本体の口部に挿入できないことにより、使用者
にパッキンが逆付けであることを気付かせ、正常な取付
け姿勢に変更させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施形態の断面図 (b)(a)図の一部拡大断面図
【図2】実施形態のパッキン逆付け状態の分解断面図
【図3】(a)従来例の断面図 (b)同じく一部拡大断面図 (c)同じくパッキン逆付け状態の一部拡大断面図
【符号の説明】
1 容器本体 2 口部 3 栓 4 パッキン 5 シール段部 6 大径部 7 小径部 8 段差部 9 嵌合リブ 11 基部 12 リップ部 13 真空二重容器 14 肩部材 15 蓋 16 弁座 17 嵌合溝 18 閉塞部 19 外周壁 21 ねじ部 22 ねじ部 23 操作ボタン 24 弁棒 25 弁体 26 開閉表示部材 27 付勢ばね 28 吐出口
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月23日(1998.10.
23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ところで、上記の栓3の大径部6の外径X
は、前記のシール段部5より上方の口部2の内径Y(図
2参照)より小さく形成される(X<Y)が、パッキン
4を装着することにより、上記の外径Xにリップ部12
の側方への湾曲による突き出し量X1 が加わるため、全
体としてX+2X1 となる。このX+2X1 と内径Yと
の関係は、通常X+2X1 <Yの関係に設定されるが、
X+2X1 ≧Yの関係に設定することできる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】X+2X1 ≧Yの関係に設定しても、栓3
を口部2に挿入する際は、リップ部12は内径方向へ自
由に弾性変形する余裕があるので、その突き出し量X1
の影響を無視することができる。即ち、栓3を支障無く
挿入できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の口部に栓を着脱自在に嵌合
    し、上記栓の外周面に装着したパッキンを上記口部の下
    部に設けたシール段部に押圧せしめてシールを図るよう
    にした液体容器において、上記パッキンを上下逆付けし
    た場合に該パッキンを含む上記栓の外径が上記口部の内
    径より大となって、該栓の取付けが不可能となることを
    特徴とする液体容器の栓。
  2. 【請求項2】 上記栓の外周面に上部が大径部、下部が
    小径部となる段差部を設け、該段差部の小径部側に上記
    のパッキンを装着したことを特徴とする請求項1に記載
    の液体容器。
  3. 【請求項3】 上記パッキンは、これを上下逆付けした
    ときその取付け基部より下方に突出したシール用のリッ
    プ部が上記大径部の外周面上に重なる形状をなし、該大
    径部に該リップ部の肉厚を加えた全体の外径が上記口部
    の内径より大となって該栓の取付けが不可能となること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の液体容器。
  4. 【請求項4】 上記パッキンのリップ部は、側方に湾曲
    し、かつ内径方向に変形可能な板状であり、該パッキン
    を上記栓に正常な取付け姿勢で取付けたときのリップ部
    の最大径が上記口部の内径とほぼ同一かそれより大であ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    液体容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104055300A (zh) * 2014-06-03 2014-09-24 申翰明 一种密封式饭盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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