JP2534999Y2 - キヤツプ - Google Patents

キヤツプ

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JP2534999Y2
JP2534999Y2 JP1990111234U JP11123490U JP2534999Y2 JP 2534999 Y2 JP2534999 Y2 JP 2534999Y2 JP 1990111234 U JP1990111234 U JP 1990111234U JP 11123490 U JP11123490 U JP 11123490U JP 2534999 Y2 JP2534999 Y2 JP 2534999Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、液体収容用の容器に取り付けられるキヤ
ツプに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、シヤンプー等の液体を収容する容器は、首部
が小径で肩部が張り出した形状をしており、この容器の
首部にその開口を蓋するキヤツプが取り付けられてい
る。この容器を蓋するキヤツプとして、例えば、第4図
および第5図に示すようなものがある。すなわち、この
キヤツプ30は、有天筒状のキヤツプ本体31と、蓋体33と
で構成され、それぞれの後端部は連結片32aと剛性を有
するL字状片32bとからなる反転ヒンジ32によつて連結
されている。上記キヤツプ本体31の頂板34には、注出口
35が穿設されており、この注出口35を閉塞する閉塞凸部
36が上記蓋体33の内面に設けられている。そして、上記
キヤツプ本体31は、その内周面のねじ37と、容器38の首
部の外周面のねじ39とをら合することにより、容器38の
首部開口に取り付けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記キヤツプ30が取り付けられた上記
容器38を、例えば夏季の倉庫のような、昼間の高温雰囲
気と夜間の低温雰囲気とが交互に現れるところに保管す
ると、キヤツプ30の熱膨張と熱収縮の繰り返しによりね
じ37,39との間に隙間ができ、このため、容器38を誤つ
て倒すと、その隙間から液体が漏れたり、場合によつて
はキヤツプ30が外れたりするという不都合を生じる。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、
保管場所の温度が急激に変化しても容器に対する適正な
取り付け状態を保持しうるキヤツプの提供をその目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のキヤツプは、
首部が小径で肩部が大径の容器に取り付けられるキヤツ
プであつて、合成樹脂製のキヤツプ本体と、このキヤツ
プ本体に反転ヒンジを介して開閉自在に連結された蓋体
とを備え、上記キヤツプ本体の頂板に注出口を穿設し、
上記蓋体の内面に上記注出口を閉塞する閉塞部を設ける
とともに、この閉塞部を囲いかつ上記キヤツプ本体の頂
板に当接する第1の環状部を垂設し、上記注出口を囲い
かつ上記容器の首部に外嵌状に嵌着する内筒を上記頂板
の裏面に垂設し、上記容器の肩部に当接する嵌着筒部を
上記内筒を囲つた状態で上記頂板の裏面に設け、上記注
出口を囲いかつ上記容器の首部の内周面に当接する第2
の環状部を上記頂板の裏面に垂設し、上記第2の環状部
の内側であつて、その内周面部に近接する位置に上記注
出口を位置させたという構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この考案のキヤツプは、首部が小径で肩部
が大径の容器に取り付けられるもので、キヤツプ本体の
頂板に穿設された注出口を囲う内筒と、この内筒を囲つ
た状態で嵌着筒部とが頂板に設けられた二重構造になつ
ている。このような二重構造では、夏季倉庫等の、昼間
の高温雰囲気と夜間の低温雰囲気とが交互に現れるとこ
ろに容器を保管しても、上記嵌着筒部と上記内筒の間に
空気層が介在し、それによつて熱変化の急激な伝達が阻
止されるようになる。したがつて、内筒と容器の首部と
の間に隙間が生じにくくなり、内部の液体の漏れやキヤ
ツプの外れが防止されるようになる。また、上記内筒を
上記容器の首部に嵌着させることにより、上記嵌着筒部
が容器の肩部に当接した状態になる。したがつて、キヤ
ツプを上記内筒と、上記嵌着筒部によつて二重に容器に
位置決め固定した状態で取り付けることができ、大きな
衝撃が加わつてもキヤツプの外れの防止がなされるよう
になる。
しかも、蓋体の内面に、閉塞部を囲いかつキヤツプ本
体の頂板に当接する第1の環状部を垂設しているため、
この第1の環状部とキヤツプ本体の頂板との当接部分
で、注出口から漏れた液体の液漏れを防止することがで
きる。さらに、蓋体内の空間を上記第1の環状部で仕切
つているため、夏季倉庫等の、昼間の高温雰囲気と夜間
の低温雰囲気とが交互に現れるところに容器を保管した
場合にも、上記第1の環状部によつて熱変化の急激な伝
達を阻止することができる。したがつて、注出口と閉塞
部の間に隙間が生じにくくなり、この部分での液漏れを
防止することができる。さらに、注出口を囲いかつ容器
の首部の内周面に当接する第2の環状部をキヤツプ本体
の頂板の裏面に垂設したため、この第2の環状部により
液漏れを防止することができる。そのうえ、上記第2の
環状部の内側であつて、その内周面部に近接する位置に
上記注出口を位置させているため、容器にキャップを取
り付けたまま、注出口を利用して、第2の環状部の内周
面,上記頂板の裏面および注出口の内周面(注出口の内
周面や、これに近い第2の環状部の内周面,上記頂板の
裏面に塵芥や汚れた液体が最も付着しやすい)に付着し
た塵芥や汚れた液体を外部に取り出すことができる。す
なわち、容器を少し下向きに傾けて(容器内の液体が注
出口から流出しない程度に)注出口を最も下側に位置さ
せると、上記第2の環状部の内周面や上記頂板の裏面に
付着した塵芥や液体はそれぞれ注出口に向かつて流下
し、注出口に集中的に集まるため、この注出口から全て
外部に取り出すことができる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの考案のキヤツプの一実施例
を示している。すなわち、このキヤツプ1は、首部が小
径で肩部が張り出した液体容器2に取り付けられるもの
である。このキヤツプ1は、合成樹脂製で頂板3aが楕円
状の有天筒状のキヤツプ本体3と、同じく合成樹脂製の
蓋体5とで構成されている。この蓋体5は、上記キヤツ
プ本体3の後端部に、連結片4aと剛性を有するL字状片
4bとからなる従来公知の反転ヒンジ4を介して連結さ
れ、ワンタツチで開閉できるように構成されている。
上記キヤツプ本体3の頂板3aには、注出口6が穿設さ
れ、この注出口6を閉塞する閉塞部7が上記蓋体5の内
面に突設され、この閉塞部7を囲うように環状部7aが設
けられている。上記環状部7aはその先端部が上記頂板3a
に当接し注出口6からの液漏れを防止する。上記キヤツ
プ本体3の頂板3aの裏面には、内筒8が垂設されてお
り、この内筒8の内周面に、上記液体容器2の首部の外
周面のねじ9とら合するねじ10が形成されている(第3
図参照)。また、内筒8の内周側には環状部11が設けら
れ、上記液体容器2の首部に内筒8を取り付けた際に、
首部の周壁を上記内筒8とで挟んで首部からの液漏れを
防止する。12は嵌着筒部で、上記内筒8を囲うように上
記頂板3aの周縁部を下方に延ばして形成されている。こ
の嵌着筒部12の外周面には、合成樹脂製で、上記キヤツ
プ本体3と色の異なる筒状の外装体13が外嵌固着されて
おり、上記キヤツプ1の補強および意匠的な効果を付与
している。なお、上記キヤツプ本体3の頂板3aの側縁が
段落としされて段差部3bが形成されており、この段差部
3bに上記蓋体5の内周面が圧接して閉蓋状態を保持する
ようになつている。また、第1図において、14は凹み部
で、上記蓋体5が開蓋しやすいように、上記外装体13の
外周面の前側に設けられている。
このように構成されたキヤツプ1は、内筒8のねじ10
を、液体容器2の首部のねじ9にら合することにより、
液体容器2に取り付けられる。そして、この状態では、
第3図に示すように、キヤツプ本体3の嵌着筒部12の下
端が、液体容器2の肩部に当接し嵌着筒部12の外周面
と、液体容器2の外周面が面一な状態になる。そのた
め、美観がよくなるとともに、外力等が加えられても、
キヤツプ1を液体容器2に取り付けた状態が適正に保持
されるようになる。また、このキヤツプ1は、嵌着筒部
12と内筒8との間Aの空気層が熱伝達の緩衝作用を奏す
ることから、内筒8に熱が伝達されにくくなる。このた
め、昼間の高温雰囲気と夜間の低温雰囲気とが交互に現
れるところにこのキヤツプ1を取り付けた液体容器2を
保管しても、内筒8が熱膨張,熱収縮せず、ねじ9,10と
の間に隙間ができない。したがつて、液体容器2を誤つ
て倒したりしても液体が外部に漏れることがなく、また
キヤツプ1が外れたりすることがない。
なお、上記実施例では、キヤツプ本体3の形状が楕円
状の有天筒状であるが、これに限定されるものではな
く、四角状あるいは円形状等いかなる有天筒状でも差し
支えない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のキヤツプは、首部が小径で
肩部が大径の容器に取り付けられるもので、上記容器の
首部に嵌着する内筒が上記キヤツプ本体の頂板裏面に注
出口を囲うように垂設され、上記容器の肩部に当接する
嵌着筒部が上記内筒を囲つた状態で上記頂板裏面に設け
られている。このように内筒と嵌着筒部の二重構造に構
成されていると、上記嵌着筒部と上記内筒の間の空気層
が熱伝達の緩衝作用を奏する。したがつて、倉庫等の昼
間の高温雰囲気と夜間の低温雰囲気とが交互に現れると
ころに容器を保管しても、内筒の熱膨張,熱収縮が防止
されるため、容器の首部との間に隙間が生じることが防
止され、キヤツプが外れたり、誤つて容器を倒したりし
ても液体が外部に漏れることがない。また、上記内筒が
上記容器の首部に嵌着されるとともに、上記嵌着筒部が
容器の肩部に当接してキヤツプが容器に二重に位置決め
固定される。したがつて、大きな衝撃が加わつても、キ
ヤツプの外れ防止がなされ、内筒の嵌着状態が適正に保
持される。
しかも、蓋体の内面に、閉塞部を囲いかつキヤツプ本
体の頂板に当接する第1の環状部を垂設しているため、
この第1の環状部とキヤツプ本体の頂板との当接部分
で、注出口から漏れた液体の液漏れを防止することがで
きる。さらに、蓋体内の空間を上記第1の環状部で仕切
つているため、夏季倉庫等の、昼間の高温雰囲気と夜間
の低温雰囲気とが交互に現れるところに容器を保管した
場合にも、上記第1の環状部によつて熱変化の急激な伝
達を阻止することができる。したがつて、注出口と閉塞
部の間に隙間が生じにくくなり、この部分での液漏れを
防止することができる。さらに、注出口を囲いかつ容器
の首部の内周面に当接する第2の環状部をキヤツプ本体
の頂板の裏面に垂設したため、この第2の環状部により
液漏れを防止することができる。そのうえ、上記第2の
環状部の内側であつて、その内周面部に近接する位置に
上記注出口を位置させているため、容器にキヤツプを取
り付けたまま、注出口を利用して、第2の環状部の内周
面,上記頂板の裏面および注出口の内周面(注出口の内
周面や、これに近い第2の環状部の内周面,上記頂板の
裏面に塵芥や汚れた液体が最も付着しやすい)に付着し
た塵芥や汚れた液体を外部に取り出すことができる。す
なわち、容器を少し下向きに傾けて(容器内の液体が注
出口から流出しない程度に)注出口を最も下側に位置さ
せると、上記第2の環状部の内周面や上記頂板の裏面に
付着した塵芥や液体はそれぞれ注出口に向かつて流下
し、注出口に集中的に集まるため、この注出口から全て
外部に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図は上
記実施例の縦断面図、第3図は第1図の縦断面図、第4
図は従来例を示す斜視図、第5図は上記従来例の縦断面
図である。 1……キヤツプ、2……液体容器、3a……頂板、3……
キヤツプ本体、4……反転ヒンジ、5……蓋体、6……
注出口、7……閉塞部、8……内筒、12……嵌着筒部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】首部が小径で肩部が大径の容器2に取り付
    けられるキヤツプ1であつて、合成樹脂製のキヤツプ本
    体3と、このキヤツプ本体3に反転ヒンジ4を介して開
    閉自在に連結された蓋体5とを備え、上記キヤツプ本体
    3の頂板3aに注出口6を穿設し、上記蓋体5の内面に上
    記注出口6を閉塞する閉塞部7を設けるとともに、この
    閉塞部7を囲いかつ上記キヤツプ本体3の頂板3aに当接
    する第1の環状部7aを垂設し、上記注出口6を囲いかつ
    上記容器2の首部に外嵌状に嵌着する内筒8を上記頂板
    3aの裏面に垂設し、上記容器2の肩部に当接する嵌着筒
    部12を上記内筒8を囲つた状態で上記頂板3aの裏面に設
    け、上記注出口6を囲いかつ上記容器2の首部の内周面
    に当接する第2の環状部11を上記頂板3aの裏面に垂設
    し、上記第2の環状部11の内側であつて、その内周面部
    に近接する位置に上記注出口6を位置させたことを特徴
    とするキヤツプ。
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