JP3126238B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3126238B2
JP3126238B2 JP04274010A JP27401092A JP3126238B2 JP 3126238 B2 JP3126238 B2 JP 3126238B2 JP 04274010 A JP04274010 A JP 04274010A JP 27401092 A JP27401092 A JP 27401092A JP 3126238 B2 JP3126238 B2 JP 3126238B2
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JP
Japan
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lid
container
lip
packing
water heater
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JP04274010A
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JPH06121740A (ja
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満興 前田
馨 前川
英明 小林
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯を沸かして保温する
一般家庭用の電気湯沸かし器、特にその容器と蓋体との
間のシール構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気湯沸かし器における容器と蓋
体との間のシール構成は、図6に示す通り、枠体1に支
持された容器2の上方開口部に外周方向へのびるフラン
ジ3を形成し、蓋体4に取付けたパッキング5の下方リ
ップ部をこのフランジ3に圧接させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、蓋体4を閉動する際、パッキング5が外
側へはみ出すように湾曲変形し、時として枠体1の内面
に接することがあった。したがって、蓋体4の開閉操作
に支障が出たり、シールそのものが不確実となることが
あった。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解消し
たもので、パッキングによるシール効果を優れたものと
なすとともに、蓋体の開閉操作性の向上を図ったもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、液体収容用の容器を内設した本体と、上記
容器内の液体を加熱する加熱手段と、容器の上方開口を
開閉する蓋体と、この蓋体側に取り付けられ、容器の開
口縁フランジに弾接する弾性材からなる略円筒状のパッ
キングとを備え、上記パッキングには上部に蓋体の外周
部に固定される取付部と、下方遊端側に斜め内下方への
びるリップ部を有し、前記取付部とリップ部の間を接続
部で一体的に連結形成するとともに、前記接続部には薄
肉の連結点を有し、かつ前記連結点はリップ部の変位基
点よりも外周に位置する電気湯沸かし器とする。
【0006】またリップ部の下面にリブを形成したもの
である。
【0007】
【作用】上記本発明の手段において、蓋体を閉動した
際、パッキングの、特に接続部とリップ部は、容器のフ
ランジと蓋体との間に挟まれるようになって圧縮力を受
ける。しかるに、取付部と接続部の連結点が、リップ部
の変位基点よりも外周に位置設定されているため、上記
接続部はどちらかと言えば内側に変位するような応力が
発生する。
【0008】またリップ部における下面の変位基点側に
リブを形成しておけば、蓋体を開いた際、その内側に付
いた結露水の流下案内を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下その実施例を添付図面を参照しつつ説明
する。
【0010】図1〜図3において、本体11には電気ヒ
ータなどの加熱手段12で内部の液体13を加熱するよ
うにした容器14が内設してある。上記容器14はその
上方開口縁より外周方向に延設したフランジ15が本体
11の上端に設けた枠体16に吊持されている。また容
器14の底部からは途中に逆止弁17を介して出湯路1
8が導出されている。
【0011】ヒンジ19を介して枠体16に連結され、
上記容器14を開閉する蓋体20は、外蓋21,中蓋2
2,内蓋23より構成され、操作体24で操作されるエ
アーポンプ25を内蔵している。
【0012】操作体24によってエアーポンプ25を動
作すると、容器14の内圧が高められて、その中の液体
13が出湯路18を介して吐出される。
【0013】そして、26が蓋体20に取着されたシリ
コンゴムなどの耐熱弾性材からなるパッキングで、全体
として略円筒状をなしており、その上部に取付部27
を、下方遊端側に斜め内下方へのびるリップ部28をそ
れぞれ有するとともに、これら取付部27とリップ部2
8の間を接続部29で一体的に連結した構成となってい
る。
【0014】上記取付部27は、内周方向に突出したフ
ランジ状に形成されており、その内周端には上方への突
起30が、また内周の高さ方向途中で、しかも段付状と
なした部分には溝31がそれぞれ設けてある。
【0015】蓋体20への取付は、内蓋23の外周縁に
取付部27の溝31を嵌め、次いで、同内蓋23の外周
縁と中蓋22の外周縁との間に取付部27を挟み込む。
蓋体20の中蓋22,内蓋23はビス32で固定されて
おり、したがって、パッキング26はその取付部27が
中蓋22,内蓋23で挟持されて取着される。
【0016】なお、取付部27の突起30は、中蓋22
に形成した凹部33に係合されていて、パッキング26
の外周方向への抜止めを行っている。
【0017】ところで、接続部29の上部内周には凹条
部34が形成してあって、取付部27との連結点Paが
上記リップ部28の変位基点Pbよりも外周に位置する
ように設定している。パッキングに取付部とリップ部の
間に凹条部34に相当する薄肉の連結点を有しているた
め、パッキンのたわみが大きくなり、蓋の荷重を小さく
でき、かつ、耐久性のよいパッキンを構成する。
【0018】上記の構成において、今、蓋体20を閉動
する際、パッキング26のリップ部28は容器14のフ
ランジ15に当たって水平方向に変位する。このリップ
部28のフランジ15への弾接によって、容器14と蓋
体20の間のシールが確実になされる。
【0019】図2は上記シール状態を示すもので、この
とき、接続部29には圧縮応力が作用している。ここ
で、接続部29の取付部27との連結点Paはリップ部
28の変位基点Pbよりも外周に位置するように設定し
てあるため、接続部29に上記圧縮応力が作用した場
合、同接続部29はどちらかといえば内側に湾曲しよう
とする。
【0020】以上から、パッキング26の外周方向への
膨らみがなくなって枠体16の内周に当たるといったこ
とがなくなり、これにより、蓋体20の開閉操作を容易
に行うことができるものである。
【0021】なお、接続部29の外周に段差35を形成
すれば、連結点Paと変位基点Pbとの位置的差異をよ
り一層明確にできる。
【0022】図4はリップ部28における下面の変位基
点Pb側にリブ36を形成した例で、この構成によれ
ば、図5のように蓋体20を開いた時、内蓋23に付着
した結露水が流下してもこのリブ36で受け、容器14
に戻すことができる。
【0023】
【発明の効果】このように本発明は、パッキングには上
部に蓋体の外周部に固定される取付部と、下方遊端側に
斜め内下方へのびるリップ部を有し、前記取付部とリッ
プ部の間を接続部で一体的に連結形成するとともに、前
記接続部には薄肉の連結点を有し、かつ前記連結点はリ
ップ部の変位基点よりも外周に位置する構成としている
ので、パッキング、特に、接続部の外周方向への膨らみ
変形がなくなり、したがって、蓋体の開閉操作を容易
に、しかも確実に行うことができるとともに、パッキン
グそのものの保護を図り、その耐久性を高め得るもので
ある。また、パッキングに取付部とリップ部の間に薄肉
の連結点を有しているため、パッキンのたわみが大きく
なり、蓋の荷重を小さくでき、かつ、耐久性のよいパッ
キンを構成する。
【0024】またリップ部における下面の変位基点側に
リブを形成したことによって、蓋体を開いた際の結露水
が容器に戻されるようになり、これによって、テーブル
面とか、床面を濡らしたり、汚したりすることもなくな
るなど、すぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部断面図で、開蓋状態
を示す
【図2】蓋体を閉じた状態での要部断面図
【図3】電気湯沸かし器の全体断面図
【図4】本発明の他の実施例を示す要部断面図
【図5】同実施例の作用説明図
【図6】従来例を示す要部断面図
【符号の説明】
11 本体 14 容器 15 フランジ 20 蓋体 26 パッキング 27 取付部 28 リップ部 29 接続部 36 リブ Pa 連結点 Pb 変位基点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 英明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−189137(JP,U) 実開 昭60−73439(JP,U) 実公 平3−938(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体収容用の容器を内設した本体と、上
    記容器内の液体を加熱する加熱手段と、容器の上方開口
    を開閉する蓋体と、この蓋体側に取り付けられ、容器の
    開口縁フランジに弾接する弾性材からなる略円筒状のパ
    ッキングとを備え、上記パッキングには上部に蓋体の外
    周部に固定される取付部と、下方遊端側に斜め内下方へ
    のびるリップ部を有し、前記取付部とリップ部の間を接
    続部で一体的に連結形成するとともに、前記接続部には
    薄肉の連結点を有し、かつ前記連結点はリップ部の変位
    基点よりも外周に位置する電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 リップ部の下面にリブを形成した請求項
    1記載の電気湯沸かし器。
JP04274010A 1992-10-13 1992-10-13 電気湯沸かし器 Expired - Lifetime JP3126238B2 (ja)

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JPH06121740A JPH06121740A (ja) 1994-05-06
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