JP3662428B2 - 液体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水筒、魔法びん等の液体容器に関し、特にその栓の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水筒、魔法びん等の液体容器は、図3(a)に示すように、容器本体1の口部2の内部に栓3を着脱自在に嵌合し、その栓3の外周面下部に装着したパッキン4を上記口部2の内周面下部のシール段部5に押圧してシールを図る構造がとられる。
【0003】
上記の栓3の外周面下部には、図3(b)に示すように上部が大径部6、下部が小径部7となる段差部8が設けられる。その小径部7下端に嵌合リブ9が設けられ、パッキン4の基部11が段差部8と嵌合リブ9の間に装着される。パッキン4はその取付け基部11から下向きに突出すると共に側方に湾曲したリップ部12が形成され、そのリップ部12が前記のシール段部5に押圧される。
【0004】
なお、上記の栓3は容器本体1の口部2の上部にねじ結合等により取付けられる。
【0005】
容器本体1は、ステンレス製の真空二重容器13の上端に肩部材14を一体に設けたものであり、その肩部材14の上部と真空二重容器13の上部とにより、前述の口部2が形成される。但し、肩部材14を設けず真空二重容器13の上部のみにより口部2を形成することもある。
【0006】
なお、上記口部2に栓3を覆うコップ兼用の蓋15が嵌着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような液体容器において、使用者が栓3の手入れを行う際に、パッキン4を取外すことがあるが、そのパッキン4を再び取付ける際に、不注意によって上下逆付けすることがある。図3(c)はその逆付け状態を示す。この状態ではリップ部12が上向きとなって大径部6の外周面を覆うので、リップ部12を大径部6に押し付けた状態でのリップ部12の肉厚をΔX、大径部6の外径をX、口部2の最小内径をYとすると、上記の逆付け状態においてY>X+2ΔXの関係にあり栓3を自由に口部2に嵌合させることができる。
【0008】
しかし、栓3を口部2に嵌合してもリップ部12がシール段部5に当たらないためシールが不完全となり、内部の液体が漏出するおそれがある。
【0009】
そこで、この発明は上記のようにパッキン4が逆付けされた場合に、これを事前に使用者に気付かせ、正常な取付け姿勢に変更することを促すことを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は容器本体の口部に栓を着脱自在に嵌合し、上記栓の外周面に装着したパッキンを上記口部の下部に設けたシール段部に押圧せしめてシールを図るようにした液体容器において、上記パッキンを上下逆付けした場合に該パッキンを含む上記栓の外径が上記口部の内径より大となって、該栓の取付けが不可能となる構成としたものである。
【0011】
上記栓の外周面に上部が大径部、下部が小径部となる段差部を設け、該段差部の小径部側に上記のパッキンを装着した構成とすることができる。
【0012】
また、上記パッキンは、これを上下逆付けしたときその取付け基部より下方に突出したシール用のリップ部が上記大径部の外周面上に重なる形状をなし、該大径部に該リップ部の肉厚を加えた全体の外径が上記口部の内径より大となって該栓の取付けが不可能となる構成をとることができる。
【0013】
さらに、上記パッキンのリップ部は、側方に湾曲し、かつ内径方向に変形可能な板状であり、該パッキンを上記栓に正常な取付け姿勢で取付けたときのリップ部の最大径が上記口部の内径とほぼ同一かそれより大である構成をとることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
【0015】
図1(a)、(b)に示すように、実施形態の液体容器は魔法びんであり、従来の場合と基本的に同一構造であるので、同一部分には同一符号を付けて示すにとどめ、その説明を省略する。以下相違する部分について説明する。
【0016】
この実施形態の場合のパッキン4の取付け部分は、嵌合リブ9の下端に弁座16が形成されており、パッキン4の基部11の内径面に形成された嵌合溝17が上記の嵌合リブ9に嵌合するようになっている。上記パッキン4の基部11の下部にリップ部12が形成され、該リップ部12は下方に突出すると共に側方に湾曲している。
【0017】
また、栓3の上端に閉塞部18が設けられ、その閉塞部18の外周壁19の内面に形成されたねじ部21が肩部材14の外周のねじ部22にねじ結合される。
【0018】
栓3の開閉機構は任意のものを採用できるが、図示の場合は、特開平7−204108号公報に開示されているものを採用している。即ち、操作ボタン23を押下げることにより、弁棒24が押下げられて弁体25が弁座16から離れる。また、栓3の閉塞部18にスライド自在に取付けた開閉表示部材26が操作ボタン23から外れ、付勢ばね27の弾力で後退し、またその開閉表示部材26の前端部が吐出口28を開放する。この状態で容器本体1を傾けると、内部の液体が吐出されるようになっている。
【0019】
ところで、上記の栓3の大径部6の外径Xは、前記のシール段部5より上方の口部2の内径Y(図2参照)より小さく形成される(X<Y)が、パッキン4を装着することにより、上記の外径Xにリップ部12の側方への湾曲による突き出し量X1 が加わるため、全体としてX+2X1 となる。このX+2X1 と内径Yとの関係は、通常X+2X 1 <Yの関係に設定されるが、X+2X1 ≧Yの関係に設定することできる。
【0020】
X+2X 1 ≧Yの関係に設定しても、栓3を口部2に挿入する際は、リップ部12は内径方向へ自由に弾性変形する余裕があるので、その突き出し量X1 の影響を無視することができる。即ち、栓3を支障無く挿入できる。
【0021】
また、栓3の挿入に支障を生じさせない範囲で突出し量X1 の大きいパッキン4を使用すると、シール段部5の内径を大きく形成することができるので、真空二重容器13の内部に氷塊等を投入したり、内部を洗浄したりすることが容易になる。
【0022】
一方、パッキン4を逆付けしたときは、図2に示すようにリップ部12は大径部6に当たるため、内方へ自由に撓むことができず、そのリップ部12の肉厚ΔXがそのまま栓3の外径に上載せされ、全体の外径はX+2ΔXとなる。この外径X+2ΔXが口部2の内径Yより大であるように設定される。
【0023】
以上の関係をまとめると、この発明においては、実質的にX<Y<X+2ΔXの関係に設定される。このように設定することにより、パッキン4の取付け姿勢が正常であると、栓3を口部2に無理無く挿入できるが、逆付けされていると栓3を口部2に挿入できないので、使用者にパッキン4が逆付けであることを気付かせることができる。
【0024】
なお、上記の実施形態では、内径Yの最小部分が肩部材14にあるように形成しているが、真空二重容器13に最小部分があるように形成してもよい。さらに、上記肩部材14の機能の一部又は全部を真空二重容器13に持たせ、肩部材14が口部2を構成しないタイプのものや、肩部材14がないタイプにもこの発明を適用できることは云うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば手入れの際等に不注意によりパッキンを逆付けしたとしても、栓を容器本体の口部に挿入できないことにより、使用者にパッキンが逆付けであることを気付かせ、正常な取付け姿勢に変更させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施形態の断面図
(b)(a)図の一部拡大断面図
【図2】実施形態のパッキン逆付け状態の分解断面図
【図3】(a)従来例の断面図
(b)同じく一部拡大断面図
(c)同じくパッキン逆付け状態の一部拡大断面図
【符号の説明】
1 容器本体
2 口部
3 栓
4 パッキン
5 シール段部
6 大径部
7 小径部
8 段差部
9 嵌合リブ
11 基部
12 リップ部
13 真空二重容器
14 肩部材
15 蓋
16 弁座
17 嵌合溝
18 閉塞部
19 外周壁
21 ねじ部
22 ねじ部
23 操作ボタン
24 弁棒
25 弁体
26 開閉表示部材
27 付勢ばね
28 吐出口

Claims (1)

  1. 容器本体の口部(内径Y)に栓を着脱自在に嵌合し、上記栓の外周面に装着したパッキンを上記口部の下部に設けたシール段部に押圧せしめてシールを図るようにした液体容器において、上記栓の外周面下部に上部が大径部(外径X、但しX<Y)、下部が小径部となる段差部を設け、該段差部の小径部側に上記のパッキンの基部を装着し、その基部の下方に形成されたリップ部が下方に突出するとともに側方に一定の突き出し量(X )をもって湾曲し、かつ上記リップ部は内径方向へ自由に弾性変形する余裕をもち、上記パッキンを正常な取付け姿勢で取付けたときのリップ部を含む栓の最大径(X+2X )が上記口部の内径(Y)とほぼ同一かそれより大に設定され、上記パッキンを上下逆付けしたとき上記リップ部が上記大径部の外周面上に重なる形状をなし、その逆付け状態におけるリップ部の肉厚(ΔX)を大径部の外径(X)に加えた栓の外径(X+2ΔX)が上記口部の内径(Y)より大に形成されたことを特徴とする液体容器の栓。
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