JP2000116451A - 収納棚の床固定装置 - Google Patents
収納棚の床固定装置Info
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- JP2000116451A JP2000116451A JP10294817A JP29481798A JP2000116451A JP 2000116451 A JP2000116451 A JP 2000116451A JP 10294817 A JP10294817 A JP 10294817A JP 29481798 A JP29481798 A JP 29481798A JP 2000116451 A JP2000116451 A JP 2000116451A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 支柱の脚部構造によらず、またベース棚板に
何ら加工することなく、収納棚を固定具にて床面に固定
することが可能であり、その固定具の取付位置の自由度
が高く、施工性にも優れた収納棚の床固定装置を提供す
る。 【解決手段】 前後左右に立設した支柱に上下多段に棚
板を取付けた収納棚Ａを床面に固定具Ｂにて固定してな
る床固定装置であって、少なくとも最下段のベース棚板
２Ａは、周囲に下方へ折曲した縁板４を有し且つ床面Ｃ
に対して間隔を設けて支柱１に固定し、固定具Ｂは、ベ
ース棚板の縁板の内面に沿わせて床面に固定する本体部
７と、上端にベース棚板の上面板３に係止する係止片９
を設け、ベース棚板の縁板の外面に沿わせて本体部にネ
ジ止め固定する押え板８とよりなる。
何ら加工することなく、収納棚を固定具にて床面に固定
することが可能であり、その固定具の取付位置の自由度
が高く、施工性にも優れた収納棚の床固定装置を提供す
る。 【解決手段】 前後左右に立設した支柱に上下多段に棚
板を取付けた収納棚Ａを床面に固定具Ｂにて固定してな
る床固定装置であって、少なくとも最下段のベース棚板
２Ａは、周囲に下方へ折曲した縁板４を有し且つ床面Ｃ
に対して間隔を設けて支柱１に固定し、固定具Ｂは、ベ
ース棚板の縁板の内面に沿わせて床面に固定する本体部
７と、上端にベース棚板の上面板３に係止する係止片９
を設け、ベース棚板の縁板の外面に沿わせて本体部にネ
ジ止め固定する押え板８とよりなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納棚の床固定装
置に係わり、更に詳しくはスチール製の収納棚を固定具
を用いて床面に固定し、地震等によって揺れても倒れな
いようにするための収納棚の床固定装置に関する。
置に係わり、更に詳しくはスチール製の収納棚を固定具
を用いて床面に固定し、地震等によって揺れても倒れな
いようにするための収納棚の床固定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、前後左右に立設した支柱に上下多
段に棚板を取付けたスチール製収納棚が、地震等によっ
て揺れても倒れないようにするため、該収納棚を壁面や
床面に固定することは公知である。
段に棚板を取付けたスチール製収納棚が、地震等によっ
て揺れても倒れないようにするため、該収納棚を壁面や
床面に固定することは公知である。
【０００３】通常、支柱の下端に金属製の接地用脚部を
一体的に設けた構造のものでは、該脚部を直接床面にア
ンカーボルトを用いて固定することが可能であるが、合
成樹脂製の接地用脚部を支柱の下端に嵌着した構造のも
のでは、該脚部を直接床面に固定することができないの
で、各支柱の側面又は前方支柱の前面及び後方支柱の後
面に固定具を取付けて床面に固定するようになってい
る。
一体的に設けた構造のものでは、該脚部を直接床面にア
ンカーボルトを用いて固定することが可能であるが、合
成樹脂製の接地用脚部を支柱の下端に嵌着した構造のも
のでは、該脚部を直接床面に固定することができないの
で、各支柱の側面又は前方支柱の前面及び後方支柱の後
面に固定具を取付けて床面に固定するようになってい
る。
【０００４】しかし、支柱の側面に固定具を取付ける
と、複数の収納棚を横に並べて設置することができず、
また支柱の前後面に固定具を取付けると、前側の固定具
が収納棚よりも前方に位置するので外観性が悪くなるば
かりでなく、通行の邪魔になり、また後側の固定具の存
在により収納棚を壁面に近接して設置できないといった
不都合がある。
と、複数の収納棚を横に並べて設置することができず、
また支柱の前後面に固定具を取付けると、前側の固定具
が収納棚よりも前方に位置するので外観性が悪くなるば
かりでなく、通行の邪魔になり、また後側の固定具の存
在により収納棚を壁面に近接して設置できないといった
不都合がある。
【０００５】尚、収納棚の最下段のベース棚板の側面に
取付孔を設け、該取付孔を利用して固定具を取付けると
ともに、該固定具を床面にアンカーボルトを用いて固定
することもなされているが、固定具の取付位置が限定さ
れるので施工性が悪く、また取付孔を形成することによ
ってベース棚板の強度が低下する。
取付孔を設け、該取付孔を利用して固定具を取付けると
ともに、該固定具を床面にアンカーボルトを用いて固定
することもなされているが、固定具の取付位置が限定さ
れるので施工性が悪く、また取付孔を形成することによ
ってベース棚板の強度が低下する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、支柱の脚部
構造によらず、またベース棚板に何ら加工することな
く、収納棚を固定具にて床面に固定することが可能であ
り、その固定具の取付位置の自由度が高く、施工性にも
優れた収納棚の床固定装置を提供する点にある。
の状況に鑑み、解決しようとするところは、支柱の脚部
構造によらず、またベース棚板に何ら加工することな
く、収納棚を固定具にて床面に固定することが可能であ
り、その固定具の取付位置の自由度が高く、施工性にも
優れた収納棚の床固定装置を提供する点にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、前後左右に立設した支柱に上下多段に棚板
を取付けた収納棚を床面に固定具にて固定してなる床固
定装置であって、少なくとも最下段のベース棚板は、周
囲に下方へ折曲した縁板を有し且つ床面に対して間隔を
設けて支柱に固定し、前記固定具は、前記ベース棚板の
縁板の内面に沿わせて床面に固定する本体部と、上端に
前記ベース棚板の上面板に係止する係止片を設け、前記
ベース棚板の縁板の外面に沿わせて本体部にネジ止め固
定する押え板とよりなる収納棚の床固定装置を構成し
た。
決のために、前後左右に立設した支柱に上下多段に棚板
を取付けた収納棚を床面に固定具にて固定してなる床固
定装置であって、少なくとも最下段のベース棚板は、周
囲に下方へ折曲した縁板を有し且つ床面に対して間隔を
設けて支柱に固定し、前記固定具は、前記ベース棚板の
縁板の内面に沿わせて床面に固定する本体部と、上端に
前記ベース棚板の上面板に係止する係止片を設け、前記
ベース棚板の縁板の外面に沿わせて本体部にネジ止め固
定する押え板とよりなる収納棚の床固定装置を構成し
た。
【０００８】具体的には、前記固定具は、本体部が垂直
柱と該垂直柱の下端に折曲形成した水平板とよりなり、
前記水平板を床面に埋設したアンカーボルトで固定し、
前記垂直柱の側面に形成した縦長孔と前記押え板の通孔
とに挿通したボルトとナットで前記ベース棚板の縁板を
挾持状態で締付け固定してなるものである。
柱と該垂直柱の下端に折曲形成した水平板とよりなり、
前記水平板を床面に埋設したアンカーボルトで固定し、
前記垂直柱の側面に形成した縦長孔と前記押え板の通孔
とに挿通したボルトとナットで前記ベース棚板の縁板を
挾持状態で締付け固定してなるものである。
【０００９】また、前記ベース棚板の縁板の下端に内向
きの補強片を折曲形成し、前記固定具の本体部に該補強
片を受け入れる切欠凹部を形成してなることが好まし
い。
きの補強片を折曲形成し、前記固定具の本体部に該補強
片を受け入れる切欠凹部を形成してなることが好まし
い。
【００１０】更に、前記固定具は金属製で形成し、前記
本体部の垂直柱が垂直板の両側縁に内向きに側片を折曲
形成した断面略コ字形であり、前記水平板を前記垂直板
の下端から外向きに折曲形成し、前記垂直板に縦長孔を
形成するとともに、該垂直板と両側片の一部にわたって
前記補強片を受け入れる切欠凹部を形成したものであ
る。
本体部の垂直柱が垂直板の両側縁に内向きに側片を折曲
形成した断面略コ字形であり、前記水平板を前記垂直板
の下端から外向きに折曲形成し、前記垂直板に縦長孔を
形成するとともに、該垂直板と両側片の一部にわたって
前記補強片を受け入れる切欠凹部を形成したものであ
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき更に詳細に説明する。図１は本発明に係る収納
棚Ａを示し、該収納棚Ａを固定具Ｂを用いて床面Ｃに固
定した状態を示している。図２〜図４は本発明の要部を
示し、図中符号１は支柱、２は棚板をそれぞれ示してい
る。
に基づき更に詳細に説明する。図１は本発明に係る収納
棚Ａを示し、該収納棚Ａを固定具Ｂを用いて床面Ｃに固
定した状態を示している。図２〜図４は本発明の要部を
示し、図中符号１は支柱、２は棚板をそれぞれ示してい
る。
【００１２】前記収納棚Ａは、前後左右にアングル部材
からなる支柱１を立設し、該支柱１，…を四隅に配した
状態で上下多段に棚板２を取付けた構造を有し、特に最
下段の棚板２をベース棚板２Ａとし、最上段の棚板２を
天板２Ｂとしている。そして、前記ベース棚板２Ａは、
上面板３の周囲に下方へ折曲した縁板４を有し且つ床面
Ｃに対して間隔を設けて前記支柱１，…に固定されてい
る。また、前記ベース棚板２Ａの縁板４の下端に内向き
の補強片５を折曲形成している。更に、前記各支柱１の
下端には、合成樹脂製の接地用脚部６を取付けている。
その他の収納棚Ａの構成は、従来と同様であるので特に
説明は要しない。
からなる支柱１を立設し、該支柱１，…を四隅に配した
状態で上下多段に棚板２を取付けた構造を有し、特に最
下段の棚板２をベース棚板２Ａとし、最上段の棚板２を
天板２Ｂとしている。そして、前記ベース棚板２Ａは、
上面板３の周囲に下方へ折曲した縁板４を有し且つ床面
Ｃに対して間隔を設けて前記支柱１，…に固定されてい
る。また、前記ベース棚板２Ａの縁板４の下端に内向き
の補強片５を折曲形成している。更に、前記各支柱１の
下端には、合成樹脂製の接地用脚部６を取付けている。
その他の収納棚Ａの構成は、従来と同様であるので特に
説明は要しない。
【００１３】前記固定具Ｂは、前記ベース棚板２Ａの縁
板４の内面に沿わせて床面Ｃに固定する本体部７と、上
端に前記ベース棚板２Ａの上面板３に係止する係止片９
を設け、前記ベース棚板２Ａの縁板４の外面に沿わせて
本体部７にネジ止め固定する押え板８とより構成されて
いる。
板４の内面に沿わせて床面Ｃに固定する本体部７と、上
端に前記ベース棚板２Ａの上面板３に係止する係止片９
を設け、前記ベース棚板２Ａの縁板４の外面に沿わせて
本体部７にネジ止め固定する押え板８とより構成されて
いる。
【００１４】更に具体的には、前記固定具Ｂは、図２〜
図４に示すように、本体部７が垂直柱１０と該垂直柱１
０の下端に折曲形成した水平板１１とよりなり、前記水
平板１１を床面Ｃに埋設したアンカーボルト１２で固定
し、前記垂直柱１０の側面に形成した縦長孔１３と前記
押え板８の通孔１４とに挿通したボルト１５とナット１
６で前記ベース棚板２Ａの縁板４を挾持状態で締付け固
定するようになっている。
図４に示すように、本体部７が垂直柱１０と該垂直柱１
０の下端に折曲形成した水平板１１とよりなり、前記水
平板１１を床面Ｃに埋設したアンカーボルト１２で固定
し、前記垂直柱１０の側面に形成した縦長孔１３と前記
押え板８の通孔１４とに挿通したボルト１５とナット１
６で前記ベース棚板２Ａの縁板４を挾持状態で締付け固
定するようになっている。
【００１５】また、前記ベース棚板２Ａの縁板４の下端
に折曲形成した内向きの補強片５を受け入れる切欠凹部
１７を、前記固定具Ｂの本体部７に形成している。更
に、前記固定具Ｂは金属製で形成し、前記本体部７の垂
直柱１０が垂直板１８の両側縁に内向きに側片１９，１
９を折曲形成した断面略コ字形であり、前記水平板１１
を前記垂直板１８の下端から外向きに折曲形成し、前記
垂直板１８に縦長孔１３を形成するとともに、該垂直板
１８と両側片１９，１９の一部にわたって前記補強片５
を受け入れる切欠凹部１７を形成している。このよう
に、本体部７の垂直柱１０を断面略コ字形とすることに
より、強度を増している。また、前記水平板１１にはア
ンカーボルト１２で床面Ｃに固定するための固定孔２０
を形成しているが、床面Ｃに本体部７を固定する構造
は、アンカーボルト１２の使用を含め特に限定されるも
のではない。
に折曲形成した内向きの補強片５を受け入れる切欠凹部
１７を、前記固定具Ｂの本体部７に形成している。更
に、前記固定具Ｂは金属製で形成し、前記本体部７の垂
直柱１０が垂直板１８の両側縁に内向きに側片１９，１
９を折曲形成した断面略コ字形であり、前記水平板１１
を前記垂直板１８の下端から外向きに折曲形成し、前記
垂直板１８に縦長孔１３を形成するとともに、該垂直板
１８と両側片１９，１９の一部にわたって前記補強片５
を受け入れる切欠凹部１７を形成している。このよう
に、本体部７の垂直柱１０を断面略コ字形とすることに
より、強度を増している。また、前記水平板１１にはア
ンカーボルト１２で床面Ｃに固定するための固定孔２０
を形成しているが、床面Ｃに本体部７を固定する構造
は、アンカーボルト１２の使用を含め特に限定されるも
のではない。
【００１６】そして、前記固定具Ｂを用いて収納棚Ａを
床面Ｃに固定するには、先ず収納棚Ａを所定の位置に設
置し、それから前記ベース棚板２Ａの周囲の任意の位
置、図例のものでは両側縁の前後支柱１，１間で該支柱
１に近接した位置に固定具Ｂを取付ける位置を設定し、
それに応じて床面Ｃにアンカーボルト１２，…を公知の
手段にて埋設する。次に、固定具Ｂの本体部７を傾斜さ
せた状態で、垂直柱１０を先端から収納棚Ａの縁板４の
下方を通過させて縁板４の内面側に位置させるととも
に、水平板１１の固定孔２０にアンカーボルト１２を挿
通して床面Ｃに当接させ、前記垂直柱１０の垂直板１８
を縁板４の内面に当接させる。この状態で、ベース棚板
２Ａの補強片５は本体部７の切欠凹部１７に受け入れら
れている。そして、前記ベース棚板２Ａの縁板４の外面
に押え板８を沿わせ、その上端の係止片９をベース棚板
２Ａの上面板３に係止した状態で、押え板８の通孔１４
と本体部７の縦長孔１３にボルト１５を挿通し、ナット
１６で本体部７と押え板８を締付けて前記縁板４を挾持
し、前記水平板１１をアンカーボルト１２にナット２１
を螺合して床面Ｃに固定する。
床面Ｃに固定するには、先ず収納棚Ａを所定の位置に設
置し、それから前記ベース棚板２Ａの周囲の任意の位
置、図例のものでは両側縁の前後支柱１，１間で該支柱
１に近接した位置に固定具Ｂを取付ける位置を設定し、
それに応じて床面Ｃにアンカーボルト１２，…を公知の
手段にて埋設する。次に、固定具Ｂの本体部７を傾斜さ
せた状態で、垂直柱１０を先端から収納棚Ａの縁板４の
下方を通過させて縁板４の内面側に位置させるととも
に、水平板１１の固定孔２０にアンカーボルト１２を挿
通して床面Ｃに当接させ、前記垂直柱１０の垂直板１８
を縁板４の内面に当接させる。この状態で、ベース棚板
２Ａの補強片５は本体部７の切欠凹部１７に受け入れら
れている。そして、前記ベース棚板２Ａの縁板４の外面
に押え板８を沿わせ、その上端の係止片９をベース棚板
２Ａの上面板３に係止した状態で、押え板８の通孔１４
と本体部７の縦長孔１３にボルト１５を挿通し、ナット
１６で本体部７と押え板８を締付けて前記縁板４を挾持
し、前記水平板１１をアンカーボルト１２にナット２１
を螺合して床面Ｃに固定する。
【００１７】本発明の固定具Ｂは、ベース棚板２Ａを床
面Ｃに固定するものであり、またベース棚板２Ａに何ら
穿孔等の加工を施す必要がないので、ベース棚板２Ａの
周囲のどの位置においても固定することが可能である。
また、前記補強片５は、縁板４に対して直角に折曲した
もの以外にも、縁板４に沿って折り返したものでも前記
切欠凹部１７に受け入れ可能であれば、前記固定具Ｂを
用いて床面Ｃに固定することが可能である。
面Ｃに固定するものであり、またベース棚板２Ａに何ら
穿孔等の加工を施す必要がないので、ベース棚板２Ａの
周囲のどの位置においても固定することが可能である。
また、前記補強片５は、縁板４に対して直角に折曲した
もの以外にも、縁板４に沿って折り返したものでも前記
切欠凹部１７に受け入れ可能であれば、前記固定具Ｂを
用いて床面Ｃに固定することが可能である。
【００１８】前記収納棚Ａのベース棚板２Ａの縁板４を
固定具Ｂの本体部７と押え板８とで挾持するとともに、
押え板８の係止片９で上面板３を係止していることか
ら、収納棚Ａが地震等の振動によって揺れても倒れるこ
とを防止できる。また、仮に本体部７と押え板８を締付
けているボルト１５とナット１６が緩み、収納棚Ａが傾
いて縦長孔１３に沿ってボルト１５が移動し、本体部７
と押え板８とが上下にずれ、更に最悪の状態では押え板
８の係止片９がベース棚板２Ａの上面板３から外れて
も、前記切欠凹部１７内にベース棚板２Ａの補強片５を
受け入れていることから、該補強片５が切欠凹部１７の
上端に当止して、それ以上の収納棚Ａの傾斜を規制する
ので、収納棚Ａが倒れるには至らないのである。また、
固定具Ｂの本体部７の垂直柱１０がベース棚板２Ａの縁
板４の内面に位置しているので、収納棚Ａの横方向の移
動が規制され、更に前後の支柱１，１に当接させて垂直
柱１０を配設した場合には、収納棚Ａの前後方向の移動
も規制される。
固定具Ｂの本体部７と押え板８とで挾持するとともに、
押え板８の係止片９で上面板３を係止していることか
ら、収納棚Ａが地震等の振動によって揺れても倒れるこ
とを防止できる。また、仮に本体部７と押え板８を締付
けているボルト１５とナット１６が緩み、収納棚Ａが傾
いて縦長孔１３に沿ってボルト１５が移動し、本体部７
と押え板８とが上下にずれ、更に最悪の状態では押え板
８の係止片９がベース棚板２Ａの上面板３から外れて
も、前記切欠凹部１７内にベース棚板２Ａの補強片５を
受け入れていることから、該補強片５が切欠凹部１７の
上端に当止して、それ以上の収納棚Ａの傾斜を規制する
ので、収納棚Ａが倒れるには至らないのである。また、
固定具Ｂの本体部７の垂直柱１０がベース棚板２Ａの縁
板４の内面に位置しているので、収納棚Ａの横方向の移
動が規制され、更に前後の支柱１，１に当接させて垂直
柱１０を配設した場合には、収納棚Ａの前後方向の移動
も規制される。
【００１９】以上のように本発明では収納棚Ａの最下段
のベース棚板２Ａを固定具Ｂにて床面Ｃに固定するが、
図５に示すように、従来のようなアングル状の壁面固定
具２２を用いて天板２Ｂを壁面に固定する手段を併用し
ても良い。
のベース棚板２Ａを固定具Ｂにて床面Ｃに固定するが、
図５に示すように、従来のようなアングル状の壁面固定
具２２を用いて天板２Ｂを壁面に固定する手段を併用し
ても良い。
【００２０】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の収納棚の床固定
装置は、前後左右に立設した支柱に上下多段に棚板を取
付けた収納棚を床面に固定具にて固定してなる床固定装
置であって、少なくとも最下段のベース棚板は、周囲に
下方へ折曲した縁板を有し且つ床面に対して間隔を設け
て支柱に固定し、前記固定具は、前記ベース棚板の縁板
の内面に沿わせて床面に固定する本体部と、上端に前記
ベース棚板の上面板に係止する係止片を設け、前記ベー
ス棚板の縁板の外面に沿わせて本体部にネジ止め固定す
る押え板とよりなるので、支柱の脚部構造によらず、ま
たベース棚板に何ら加工を施すことなく、収納棚を床面
に固定することができ、その固定位置の自由度が高く、
施工性にも優れている。そして、収納棚のベース棚板の
縁板を固定具の本体部と押え板とで挾持するとともに、
押え板の係止片で上面板を係止していることから、収納
棚が地震等の振動によって揺れても倒れることを確実に
防止できる。更に、固定具の本体部がベース棚板の縁板
の内面に位置しているので、収納棚の水平方向の移動を
確実に規制することができる。
装置は、前後左右に立設した支柱に上下多段に棚板を取
付けた収納棚を床面に固定具にて固定してなる床固定装
置であって、少なくとも最下段のベース棚板は、周囲に
下方へ折曲した縁板を有し且つ床面に対して間隔を設け
て支柱に固定し、前記固定具は、前記ベース棚板の縁板
の内面に沿わせて床面に固定する本体部と、上端に前記
ベース棚板の上面板に係止する係止片を設け、前記ベー
ス棚板の縁板の外面に沿わせて本体部にネジ止め固定す
る押え板とよりなるので、支柱の脚部構造によらず、ま
たベース棚板に何ら加工を施すことなく、収納棚を床面
に固定することができ、その固定位置の自由度が高く、
施工性にも優れている。そして、収納棚のベース棚板の
縁板を固定具の本体部と押え板とで挾持するとともに、
押え板の係止片で上面板を係止していることから、収納
棚が地震等の振動によって揺れても倒れることを確実に
防止できる。更に、固定具の本体部がベース棚板の縁板
の内面に位置しているので、収納棚の水平方向の移動を
確実に規制することができる。
【００２１】また、ベース棚板の縁板の下端に内向きの
補強片を折曲形成し、前記固定具の本体部に該補強片を
受け入れる切欠凹部を形成したことにより、仮に本体部
と押え板を締付けているボルトとナットが緩んでも、補
強片が切欠凹部の上端に当止して、それ以上の収納棚の
傾斜を規制するので、収納棚が倒れるには至らないので
ある。
補強片を折曲形成し、前記固定具の本体部に該補強片を
受け入れる切欠凹部を形成したことにより、仮に本体部
と押え板を締付けているボルトとナットが緩んでも、補
強片が切欠凹部の上端に当止して、それ以上の収納棚の
傾斜を規制するので、収納棚が倒れるには至らないので
ある。
【図１】本発明に係る収納棚の全体簡略斜視図である。
【図２】本発明の要部を示す部分断面図である。
【図３】同じく固定前の状態を示す斜視図である。
【図４】同じく固定後の状態を示す斜視図である。
【図５】天板を壁面に固定する場合を示す部分斜視図で
ある。
ある。
Ａ 収納棚 Ｂ 固定具 Ｃ 床面 １ 支柱 ２ 棚板 ２Ａ ベース棚板 ２Ｂ 天板 ３ 上面板 ４ 縁板 ５ 補強片 ６ 接地用脚部 ７ 本体部 ８ 押え板 ９ 係止片 １０ 垂直柱 １１ 水平板 １２ アンカーボルト １３ 縦長孔 １４ 通孔 １５ ボルト １６ ナット １７ 切欠凹部 １８ 垂直板 １９ 側片 ２０ 固定孔 ２１ ナット ２２ 壁面固定具
Claims (4)
- 【請求項１】 前後左右に立設した支柱に上下多段に棚
板を取付けた収納棚を床面に固定具にて固定してなる床
固定装置であって、少なくとも最下段のベース棚板は、
周囲に下方へ折曲した縁板を有し且つ床面に対して間隔
を設けて支柱に固定し、前記固定具は、前記ベース棚板
の縁板の内面に沿わせて床面に固定する本体部と、上端
に前記ベース棚板の上面板に係止する係止片を設け、前
記ベース棚板の縁板の外面に沿わせて本体部にネジ止め
固定する押え板とよりなることを特徴とする収納棚の床
固定装置。 - 【請求項２】 前記固定具は、本体部が垂直柱と該垂直
柱の下端に折曲形成した水平板とよりなり、前記水平板
を床面に埋設したアンカーボルトで固定し、前記垂直柱
の側面に形成した縦長孔と前記押え板の通孔とに挿通し
たボルトとナットで前記ベース棚板の縁板を挾持状態で
締付け固定してなる請求項１記載の収納棚の床固定装
置。 - 【請求項３】 前記ベース棚板の縁板の下端に内向きの
補強片を折曲形成し、前記固定具の本体部に該補強片を
受け入れる切欠凹部を形成してなる請求項１又は２記載
の収納棚の床固定装置。 - 【請求項４】 前記固定具は金属製で形成し、前記本体
部の垂直柱が垂直板の両側縁に内向きに側片を折曲形成
した断面略コ字形であり、前記水平板を前記垂直板の下
端から外向きに折曲形成し、前記垂直板に縦長孔を形成
するとともに、該垂直板と両側片の一部にわたって前記
補強片を受け入れる切欠凹部を形成してなる請求項２又
は３記載の収納棚の床固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10294817A JP2000116451A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 収納棚の床固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10294817A JP2000116451A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 収納棚の床固定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000116451A true JP2000116451A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17812649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10294817A Withdrawn JP2000116451A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 収納棚の床固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000116451A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007151749A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Kozo Nomura | 遊戯設備及び遊戯設備施工方法 |
| JP2008228933A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Kokuyo Co Ltd | ベース及び家具 |
| KR20150103623A (ko) * | 2014-03-03 | 2015-09-11 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 고정 장치, 기기의 고정 구조, 기기의 고정 방법 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP10294817A patent/JP2000116451A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007151749A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Kozo Nomura | 遊戯設備及び遊戯設備施工方法 |
| JP2008228933A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Kokuyo Co Ltd | ベース及び家具 |
| KR20150103623A (ko) * | 2014-03-03 | 2015-09-11 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 고정 장치, 기기의 고정 구조, 기기의 고정 방법 |
| KR101948591B1 (ko) | 2014-03-03 | 2019-02-15 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 고정 장치, 기기의 고정 구조, 기기의 고정 방법 |
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