JP2000116248A - 法面等への雑草制御マット固定用ブロック - Google Patents

法面等への雑草制御マット固定用ブロック

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JP2000116248A
JP2000116248A JP10289190A JP28919098A JP2000116248A JP 2000116248 A JP2000116248 A JP 2000116248A JP 10289190 A JP10289190 A JP 10289190A JP 28919098 A JP28919098 A JP 28919098A JP 2000116248 A JP2000116248 A JP 2000116248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 法面等に雑草制御マットを耐久性及び耐候性
を確保しながら簡易に敷設すること。 【解決手段】 薄板状のゴムマットの周辺に固定金具連
結用の連結部を設けた雑草制御マットを法面等に敷設す
るに際し、敷設の開始地点となる路肩や終了地点となる
法尻においては、マットの連結部に連結した固定金具
を、地中に埋設したブロックに固定するようにし、敷設
の中間地点となる法面中間や小段部と法面上段の接続箇
所においては、上下方向に位置するそれぞれのマットの
連結部に連結した固定金具を、埋設したブロックの両側
にそれぞれ固定するようにし、法肩や小段部と法面下段
の接続箇所においては、上下方向に相隣接するマットの
連結部を連結金具で隙間ができないように連結するとと
もに、敷設するマットが法面や路肩等に密着するように
連結箇所において角度を調節するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は法面等の外的条件
による浸食や風化を防止するために敷設する雑草制御マ
ットの敷設方法に関するものであり、雑草制御マットを
耐久性及び耐候性を確保しながら簡易に敷設することが
できるようにしたものである。また雑草制御マットの敷
設に特に適する機能を有する形状とした雑草制御マット
固定用ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】舗装道路では、その機能及び路盤等への
保全を考慮して、路面高が定められている。農道の場
合、基幹農道および幹線農道のように直接ほ場への出
入り機能を必要としない農道では、近接する水面の最高
位より50cm程度以上、支線農道以下の農道のよう
に農作業機械の出入りを考慮する場合には、水田地域で
は水田より30cm以上とされている。また、一般道路
では1m〜1.5m程度とされている。
【0003】法面は、この路面高の設定及び軟弱な地盤
上に道路を設置する場合に行われる盛土、あるいは地山
等の切土によって形成される斜面部分をさすが、外的条
件による法面の浸食や風化を防止するため、植生や構造
物で法面を被覆したり土留め構造物により安定を図る法
面保護工が適用されている。なお、本発明で言うところ
の法面等は、後述するようにこのような本来的な箇所に
限定されるものではない。
【0004】従来行われている法面保護工としては、
芝等による植生工、ブロック張工、モルタル・コン
クリート吹付工などがある。また、適当な大きさのビニ
ールシートを法面に敷いて端部に適当な重し等を載せて
簡易に固定したような方法も行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各種保護工のう
ち、の芝等による植生工は定期的に雑草を取ったり芝
を刈ったりする必要があり、維持管理が面倒である。ま
た、のブロック張工やのモルタル・コンクリート吹
付工は永久的な対策工としては有効であるが、工事が大
規模となり農道や一般道路の法面のような小さい場所に
は不向きである。
【0006】ビニールシートでもって法面を覆う方法は
工事も簡単であり、また雑草の生育を防ぐ効果や法面の
浸食・風化防止についても短期的には効果があるが、工
事が簡単な反面耐久性に欠け、また強度的にも弱いので
大雨や強風等によりビニールシートが破損したり飛散す
る欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、農道や一般道
路のような大規模工事が困難、あるいは工事費用に限度
があるような法面を保護するためには、ゴムマットのよ
うにビニールシートに比べ耐久性を有する資材により法
面を被覆して雑草の生育を制御して保護することが有効
である。そして、敷設工事を簡易化するとともに敷設面
が十分な耐久性や耐候性を確保できるようにするために
は、それに適したゴムマットやブロック等の資材を使用
する必要がある。
【0008】そこで、この発明に係る法面等への雑草制
御マットの敷設方法は、遮光性を有するゴム製やビニー
ル製等の高分子化合物製の正方形又は長方形の薄板状の
マットの周辺に固定金具連結用の連結部を所望間隔で設
けた雑草制御マットを法面等に敷設するに際し、雑草制
御マット敷設の開始地点となる路肩や終了地点となる法
尻においては、雑草制御マットの連結部に連結した固定
金具を、地中に埋設したコンクリート製等のブロックに
固定するようにし(請求項1)、また雑草制御マット敷
設の中間地点となる法面中間や小段部と法面上段の接続
箇所においては、法面の上下方向に位置するそれぞれの
雑草制御マットの対向する連結部に連結した固定金具
を、地中に埋設したコンクリート製等のブロックに雑草
制御マットがブロックを挟んで両側に位置するようにし
て固定し(請求項2)、あるいは雑草制御マット敷設の
中間地点となる法肩や小段部と法面下段の接続箇所にお
いては、上下方向に相隣接する雑草制御マットの連結部
を連結金具で隙間ができないように連結するとともに、
敷設する雑草制御マットが法面や路肩等に密着するよう
に連結箇所において連結角度を調節するようにし(請求
項3)、また雑草制御マット敷設の左右方向の接続箇所
においては、左右方向に相隣接する雑草制御マットの連
結部を連結金具で隙間ができないように連結した(請求
項5)ものである。
【0009】一方、この発明に係る雑草制御マット固定
用ブロックは、直方体形状ブロックの対向する二面のう
ち、一方の面は両側に雑草制御マットの周辺部が係止さ
れる段付部を形成し、他方の面は片側に雑草制御マット
の周辺部が係止される段付部を形成するとともに、この
対向する二面を連通するように固定金具固定用のボルト
を通すためのボルト孔を所望間隔で形成した(請求項
7)ものである。
【0010】
【作用】雑草制御マットの敷設の開始地点と終了地点に
おいては、地中に埋設したブロックにマットの一端を固
定する。また、中間地点において雑草制御マットを継ぎ
足す場合には、地中に埋設したブロックに対向する雑草
制御マットをそれぞれ固定する。そして、法肩等の角度
を有するところや、左右方向へは連結金具により相隣接
する雑草制御マットに隙間が生じないように連結する。
このように敷設することにより、敷設した雑草制御マッ
ト全体として法面に対し隙間が生じないで且つしっかり
固定された状態となる。
【0011】一方、地中に埋設するブロックは一方の面
は両側に雑草制御マットの周辺部が係止される段付部を
形成し、他方の面は片側に雑草制御マットの周辺部が係
止される段付部を形成することにより、各種地点におい
て一種類のブロックを用意するだけでブロックを上下に
ひっくり返して使用することにより、雑草制御マットを
容易に且つ確実に固定することができる。
【0012】
【発明の実施の態様】次に、この発明に係る法面等への
雑草制御マットの敷設方法及び雑草制御マット固定用ブ
ロック一実施例を図面に基づいて説明する。まず、本発
明で使用する雑草制御マットを図1〜図8に基づいて説
明し、次いで本発明に係る雑草制御マット固定用ブロッ
クを図9〜図12に基づいて説明する。そして最後にこ
れらを使用して本発明に係る雑草制御マットの敷設方法
を図13〜図26に基づいて説明する。
【0013】まず、1は薄板状の雑草制御マットであ
り、雑草の生育を防止するために遮光性を有していると
ともに必要な耐久性を有していればゴム製やビニール製
等の各種高分子化合物製のものが使用できる。なお、必
要な強度をもたせるために例えばゴム製であれば厚さを
3mm〜10mm程度として繊維や金属線等の補強材を
入れて成形しておくことが望ましい。また、法面の形状
に合わして敷設できるようにするためにある程度の柔軟
性を有していることが望ましい。雑草制御マット1は敷
設の容易化を図るために正方形や長方形とし、一辺を5
0cm〜1mにしておくと取扱が容易になる。また、敷
設場所に合わして予め適当な大きさや形状としてもよ
い。
【0014】雑草制御マット1の周辺部2には後述する
固定金具3連結用の連結部4を所望間隔で設ける。連結
部4は例えば、図1〜図3に示すように周辺部2を内径
1cmの袋状に形成して金属棒挿通部5とするととも
に、所望間隔(例えば一辺が1mであれば25cm間
隔)で幅5cmの凹部6を形成し、金属棒挿通部5に後
述するように直径1cmの金属棒7等(例えばステンレ
スパイプやステンレス棒)を挿通してこの凹部6と金属
棒7により連結部4を形成するようにする。
【0015】あるいは、連結部4は図4〜図6に示すよ
うに、雑草制御マット1の周辺部2の近傍に所望間隔で
小さな長方形の透孔8を形成して連結部4としてもよ
い。このような構造にした場合には、連結部4等に必要
な強度をもたせるために周辺部2等を適当に補強してお
く。
【0016】また、雑草制御マット1は図7に示すよう
に、美観やその他の機能のために表面に凹凸9等を形成
してもよく、また雑草制御の機能を損なわない範囲で適
当な色彩や模様等を付してもよい。図8は散策快適マッ
トとも称される歩行に適するように二重構造にした例を
示すものであり、上面は厚さ3mm程度の排水性マット
10とし、下面は通常のゴム製マット11とするが、必
要により排水孔12を形成しておいてもよい。このよう
なものも本発明で言うところの雑草制御マットに含まれ
る。
【0017】次に本発明に係る雑草制御マット固定用ブ
ロックを図9〜図12に基づいて説明すると、雑草制御
マット固定用ブロック13は図示したように上面には両
側に、下面には一方側に雑草制御マット1の周辺部2が
係止される断面L字形の段付部14が形成してある。な
お、以下の説明において上面をA面、下面をB面と称す
ることがある。また、両面にはそれぞれ雑草制御マット
1の連結部4の間隔に合わして固定金具3の係合用溝1
5が形成してあるとともに、この係合用溝15の中央部
にはこのA面とB面の両面を連通するように、後述する
固定金具3固定用のボルト16を通すためのボルト孔1
7が形成してあり、ボルト孔17の中間位置にはボルト
16と螺合するナット18が配設してある。
【0018】雑草制御マット固定用ブロック13の左右
方向には図10に示すように相隣接するブロックが相互
にしっかり固定されるように、係合凸部19と係合凹部
20がそれぞれ形成してある。なお、使用するボルト1
6の長さによってはナット18はなくてもよく、ボルト
16の代わりに木ネジのようなものを使用して固定金具
3を雑草制御マット固定用ブロック13に固定する場合
には、ボルト孔17を形成しなくてもよい。
【0019】なお、雑草制御マット固定用ブロック13
は通常のコンクリート製でもよいが、設置場所での人力
による作業を容易にするためには、軽量ブロックとする
ことが望ましく、そのためには例えば骨材として焼却灰
や廃プラスチックを利用したり発泡コンクリートとして
もよい。ちなみに図示した例で雑草制御マット固定用ブ
ロック13の大きさを50cm×24cm×10cmと
すると、通常のコンクリートブロックでは約28kgで
あるが、これを汚泥焼却灰を利用して製造すると約13
kgと半分以下の重量とすることができる。なお、この
ように軽量化した場合には、雑草制御マット固定用ブロ
ック13の地中での安定を高めるために、図12(a)
に示すように側面に凹凸部21を形成してもよい。ま
た、廃プラスチックを利用を利用する場合には、原材料
の節約及び地中での安定を高めるために図12(b)に
示すようにブロック中央部を空洞とし、上下の面と左右
の面のそれぞれとこの空洞を連通するボルト孔17を形
成してもよい。
【0020】次に、上記した雑草制御マット及び雑草制
御マット固定用ブロックを利用して本発明に係る雑草制
御マットの敷設方法を説明する。まず、法面には大別し
て図14に示すような一段だけのものと図15に示すよ
うに途中に小段部を有する形式のものがあるが、本発明
で言うところの法面等とはこのような典型的な法面だけ
を指すのではなく、図16や図17に示すように各種傾
斜面を有するところを総称している。なお、説明の便宜
のために図14と図15の法面について以下説明する
が、他の形式の法面でも同様である。
【0021】まず、雑草制御マット1敷設の開始地点と
なる道路の路肩22や終了地点となる法尻23には、雑
草制御マット固定用ブロック13をB面側を上にして、
段付部14が法面24側を向くようにしてB面が丁度地
表面と一致する位の深さに地中に埋設する。
【0022】また、図15に示すように雑草制御マット
1敷設の中間地点となる法面24中間や小段部25と法
面上段26の接続箇所には、雑草制御マット固定用ブロ
ック13をA面側を上にして、両側の段付部14がそれ
ぞれの側を向くようにしてA面が丁度地表面と一致する
位の深さに地表面に対して垂直となるように地中に埋設
する。
【0023】一方、図1に示す雑草制御マット1の周辺
部2の金属棒挿通部5に金属棒7を通しながら、連結部
4となる凹部6において図18及び図21に示すように
一方にのみリング状の挿通部27を形成してあるシング
ル固定金具28を順次通す。そして、路肩22や法尻2
3に埋設した雑草制御マット固定用ブロック13の段付
部14に雑草制御マット1の周辺部2が当接するように
し、シングル固定金具28を係合用溝15に入れ込み、
シングル固定金具28に形成してあるボルト孔からボル
ト16を雑草制御マット固定用ブロック13に形成して
あるボルト孔17に挿通し、ナット18と螺合させてシ
ングル固定金具28を雑草制御マット固定用ブロック1
3に固定する。
【0024】また、雑草制御マット固定用ブロック13
をA面を上にして両側に段付部14があるようにした位
置では、図19及び図22に示すように雑草制御マット
固定用ブロック13を挟んでその両側に位置することに
なる雑草制御マット1を、連結部4において両側にリン
グ状の挿通部27を形成してあるダブル固定金具29の
それぞれの挿通部27に金属棒7を通して連結し、それ
ぞれの雑草制御マット1の周辺部2がそれぞれ雑草制御
マット固定用ブロック13の段付部14に当接するよう
にし、ダブル固定金具29を係合用溝15に入れ込み、
ダブル固定金具29に形成してあるボルト孔からボルト
16を雑草制御マット固定用ブロック13に形成してあ
るボルト孔17に挿通し、ナット18と螺合させてダブ
ル固定金具29を雑草制御マット固定用ブロック13に
固定する。なお、ブロックにナット18がない場合に
は、ボルト16が対向面から突き出る長さのものを使用
して反対面においてナットでボルト16を締めるように
すればよい。
【0025】一方、雑草制御マット1敷設の中間地点と
なる法肩30や小段部25と法面下段31の接続箇所に
おいては、図20及び図23に示すように上下方向に相
隣接する雑草制御マット1の連結部4において、挿通し
た金属棒7を上下に二つ割れの連結金具32で隙間がで
きないように連結する。そして、敷設する雑草制御マッ
ト1が法面24や路肩22等に密着するように連結箇所
において雑草制御マット1の連結角度を調節する。
【0026】また、雑草制御マット1敷設の左右方向の
接続箇所においては、図13に示すように左右方向に相
隣接する雑草制御マット1の連結部4において、上記と
同様に挿通した金属棒7を上下に二つ割れの連結金具3
2で隙間ができないように連結する。
【0027】なお、連結金具32により相隣接する雑草
制御マット1を連結する場合には、法面24等の起伏に
沿って雑草制御マット1が敷設されるようにするため、
金属棒7を短いものを使用して、連結部4ごとに独立し
た金属棒7を使用してもよい。いずれにしても使用する
金属棒7の長さや材質等は、使用箇所に応じて適当に選
択すればよい。
【0028】また、連結金具32を上下二つ割れにして
おくと金属棒7を金属棒挿通部5に挿通した後に連結金
具32により雑草制御マット1を連結でき便利な場合が
ある。但し、上記したダブル固定金具29のように挿通
部27をリング状に形成しておいてもよい。一方、ダブ
ル固定金具29やシングル固定金具28を上下二つ割れ
となるようにしてもよい。
【0029】あるいは、図24や図25に示すように、
シングル固定金具28やダブル固定金具29の挿通部2
7をリング状とせずに、金属棒7に上から嵌合させて係
止するようなものとしてもよい。また、連結金具32も
図26に示すように二つ割れのうちの片一方だけで金属
棒に嵌合して係止されるようにしてもよい。図3に示す
ような雑草制御マット1を使用する場合には金属棒7を
使用せず予め連結部4となる透孔8が形成してあるの
で、リング状の挿通部27になっていては使用できない
ので、このような嵌め込むだけの形式の金具を使用する
必要がある。
【0030】散策快適マットとも称される歩行に適する
ように二重構造にしたものの敷設の場合も図17に示す
ように原理的には上記したものと同じである。なお、図
16及び図17において黒丸と白丸がマットを挟むよう
に表示されている箇所は固定用ブロックを使用する箇所
であり、白丸のみが表示されている箇所はマットを連結
金具で連結する箇所を示している。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明にかかる法
面等への雑草制御マットの敷設方法によれば、雑草制御
マットの周辺に連結部を設けるとともに固定金具と連結
金具及び固定用ブロックを利用することにより、法面に
対して雑草制御マットを隙間なく敷設することができる
ので雑草の生育を確実に防止できる。また敷設工事も極
めて容易に実施できるとともに、適切な固定方法とブロ
ックを地中に埋設することにより耐久性及び耐候性に優
れたものとなる。
【0032】また、この発明に係る雑草制御マット固定
用ブロックによれば、一つのブロックの上面と下面を設
置場所により使い分けることにより雑草制御マットを適
切に固定することができる。また、ブロックを軽量材料
により製造すれば、人力でも容易に取り扱うことができ
るので特に小規模の工事に適するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る法面等への雑草制御マットの敷
設方法で使用する雑草制御マットを示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】この発明に係る法面等への雑草制御マットの敷
設方法で使用する雑草制御マットの他例を示す平面図で
ある。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
【図7】この発明に係る法面等への雑草制御マットの敷
設方法で使用する雑草制御マットの他例を示す断面図で
ある。
【図8】この発明に係る法面等への雑草制御マットの敷
設方法で使用する散策快適マットを示す断面図である。
【図9】この発明に係る雑草制御マット固定用ブロック
の一実施例を示す斜視図である。
【図10】図9に示すブロックの正面図である。
【図11】図9に示すブロックの側面図である。
【図12】(a)はこの発明に係る雑草制御マット固定
用ブロックの他例を示す側面図であり、(b)はこの発
明に係る雑草制御マット固定用ブロックの他例を示す正
面図である。
【図13】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法の一実施例を示す平面図である。
【図14】図13の断面説明図である。
【図15】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法の小段部がある場合の例を示す断面説明図であ
る。
【図16】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法の他例を示す断面説明図である。
【図17】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法の散策快適マットの敷設例を示す断面説明図で
ある。
【図18】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法のブロックへの雑草制御マットの固定例を示す
平面拡大図である。
【図19】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法のブロックへの雑草制御マットの他の固定例を
示す平面拡大図である。
【図20】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法の相隣接する雑草制御マットの連結例を示す平
面拡大図である。
【図21】図18のE−E線断面図である。
【図22】図19のF−F線断面図である。
【図23】図20のG−G線断面図であり、(a)は平
らに連結した例を、(b)は角度を付けて連結した例を
示したものである。
【図24】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法で使用する固定金具の他例を示す側面図であ
る。
【図25】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法で使用する固定金具の他例を示す側面図であ
る。
【図26】この発明に係る法面等への雑草制御マットの
敷設方法で使用する連結金具の他例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】 1 雑草制御マット 2 周辺部 3 固定金具 4 連結部 5 金属棒挿通部 6 凹部 7 金属棒 8 透孔 9 凹凸 10 排水性マット 11 ゴム製マット 12 排水孔 13 雑草制御マット固定用ブロック 14 段付部 15 係合用溝 16 ボルト 17 ボルト孔 18 ナット 19 係合凸部 20 係合凹部 21 凹凸部 22 路肩 23 法尻 24 法面 25 小段部 26 法面上段 27 挿通部 28 シングル固定金具 29 ダブル固定金具 30 法肩 31 法面下段 32 連結金具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月2日(1999.9.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 法面等への雑草制御マット固定用ブ
ロック
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は法面等の外的条件
による浸食や風化を防止するために敷設する雑草制御マ
ットの敷設に特に適する機能を有する形状とした法面等
への雑草制御ット固定用ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】舗装道路では、その機能及び路盤等への
保全を考慮して、路面高が定められている。農道の場
合、基幹農道および幹線農道のように直接ほ場への出
入り機能を必要としない農道では、近接する水面の最高
位より50cm程度以上とされ、支線農道以下の農道
のように農作業機械の出入りを考慮する場合には、水田
地域では水田より30cm以上とされている。また、一
般道路では1m〜1.5m程度とされている。
【0003】法面は、この路面高の設定及び軟弱な地盤
上に道路を設置する場合に行われる盛土、あるいは地山
等の切土によって形成される斜面部分をさすが、外的条
件による法面の浸食や風化を防止するため、植生や構造
物で法面を被覆したり土留め構造物により安定を図る法
面保護工が適用されている。なお、本発明で言うところ
の法面等は、後述するようにこのような本来的な箇所に
限定されるものではない。
【0004】従来行われている法面保護工としては、
芝等による植生工、ブロック張工、モルタル・コン
クリート吹付工などがある。また、適当な大きさのビニ
ールシートを法面に敷いて端部に適当な重し等を載せて
簡易に固定したような方法も行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各種保護工のう
ち、の芝等による植生工は定期的に雑草を取ったり芝
を刈ったりする必要があり、維持管理が面倒である。ま
た、のブロック張工やのモルタル・コンクリート吹
付工は永久的な対策工としては有効であるが、工事が大
規模となり農道や一般道路の法面のような小さい場所に
は不向きである。
【0006】ビニールシートで法面を覆う方法は工事も
簡単であり、また雑草の生育を防ぐ効果や法面の浸食・
風化防止についても短期的には効果があるが、工事が簡
単な反面耐久性に欠け、また強度的にも弱いので大雨や
強風等によりビニールシートが破損したり飛散する欠点
がある。
【0007】したがって農道や一般道路のような大規模
工事が困難、あるいは工事費用に限度があるような法面
を保護するためには、ゴムマットのように、ビニールシ
ートに比べ耐久性を有する資材により法面を被覆して雑
草の生育を制御して保護することが有効である。そし
て、敷設工事を簡易化するとともに敷設面が十分な耐久
性や耐候性を確保できるようにするためには、それに適
したゴムマットやブロック等の資材を使用する必要があ
る。
【0008】前記マットとしては、例えば遮光性を有す
るゴム製やビニール製等の高分子化合物製の正方形又は
長方形の薄板状のマットの周辺に固定金具連結用の連結
部を所望間隔で設けたもの(図1、図4参照)が考えら
れる。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明に係
る法面等への雑草制御マット固定用ブロックは、前記の
課題を解決するために、前記マットの法面等への固定を
考慮し、直方体形状ブロックの対向する二面のうち、一
方の面は両側に雑草制御マットの周辺部が係止される段
付部を形成し、他方の面は片側に雑草制御マットの周辺
部が係止される段付部を形成するとともに、この対向す
る二面を連通するように固定金具固定用のボルトを通す
ためのボルト孔を所望間隔で形成したものである。
【0010】
【発明の実施の態様】次に、この発明に係る法面等への
雑草制御マット固定用ブロック一実施例を図面に基づい
説明するが、説明の便宜上、まず、本発明で使用する
雑草制御マットを図1〜図8に基づいて説明し、次いで
本発明に係る雑草制御マット固定用ブロックを図9〜図
12に基づいて説明し、最後にこれらを使用して本発明
に係る雑草制御マットの敷設方法を図13〜図26に基
づいて説明する。
【0011】まず、1は薄板状の雑草制御マットであ
り、雑草の生育を防止するために遮光性を有していると
ともに必要な耐久性を有していればゴム製やビニール製
等の各種高分子化合物製のものが使用できる。なお、必
要な強度をもたせるために例えばゴム製であれば厚さを
3mm〜10mm程度として繊維や金属線等の補強材を
入れて成形しておくことが望ましい。また、法面の形状
に合わして敷設できるようにするためにある程度の柔軟
性を有していることが望ましい。雑草制御マット1は敷
設の容易化を図るために正方形や長方形とし、一辺を5
0cm〜1mにしておくと取扱が容易になる。また、敷
設場所に合わして予め適当な大きさや形状としてもよ
い。
【0012】雑草制御マット1の周辺部2には後述する
固定金具3(シングル固定金具28,ダブル固定金具2
9)連結用の連結部4を所望間隔で設ける。連結部4は
例えば、図1〜図3に示すように周辺部2を内径1cm
の袋状に形成して金属棒挿通部5とするとともに、所望
間隔(例えば一辺が1mであれば25cm間隔)で幅5
cmの凹部6を形成し、金属棒挿通部5に後述するよう
に直径1cmの金属棒7等(例えばステンレスパイプや
ステンレス棒)を挿通してこの凹部6と金属棒7により
連結部4を形成するようにする。
【0013】あるいは、連結部4は図4〜図6に示すよ
うに、雑草制御マット1の周辺部2の近傍に所望間隔で
小さな長方形の透孔8を形成して連結部4としてもよ
い。このような構造にした場合には、連結部4等に必要
な強度をもたせるために周辺部2等を適当に補強してお
く。
【0014】また、雑草制御マット1は図7に示すよう
に、美観やその他の機能のために表面に凹凸9等を形成
してもよく、また雑草制御の機能を損なわない範囲で適
当な色彩や模様等を付してもよい。図8は散策快適マッ
トとも称される歩行に適するように二重構造にした例を
示すものであり、上面は厚さ3mm程度の排水性マット
10とし、下面は通常のゴム製マット11とするが、必
要により排水孔12を形成しておいてもよい。このよう
なものも本発明で言うところの雑草制御マットに含まれ
る。
【0015】次に本発明に係る雑草制御マット固定用ブ
ロックを図9〜図12に基づいて説明すると、雑草制御
マット固定用ブロック13は図示したように一方の面A
には両側に、他方の面Bには一方側に雑草制御マット1
の周辺部2が係止される断面L字形の段付部14が形成
してある。また、前記両面にはそれぞれ雑草制御マット
1の連結部4の間隔に合わして前記固定金具3の係合用
溝15が形成してあるとともに、この係合用溝15の中
央部にはこのA面とB面の両面を連通するように、固定
金具3固定用のボルトを通すためのボルト孔17が形成
してあり、ボルト孔17の中間位置にはボルトと螺合す
るナット18が配設してある。
【0016】雑草制御マット固定用ブロック13の左右
方向には図10に示すように相隣接するブロックが相互
にしっかり固定されるように、係合凸部19と係合凹部
20がそれぞれ形成してある。なお、使用するボルトの
長さによってはナット18はなくてもよく、ボルトの代
わりに木ネジのようなものを使用して固定金具3を雑草
制御マット固定用ブロック13に固定する場合には、ボ
ルト孔17を形成しなくてもよい。
【0017】なお、雑草制御マット固定用ブロック13
は通常のコンクリート製でもよいが、設置場所での人力
による作業を容易にするためには、軽量ブロックとする
ことが望ましく、そのためには例えば骨材として焼却灰
や廃プラスチックを利用したり発泡コンクリートとして
もよい。ちなみに図示した例で雑草制御マット固定用ブ
ロック13の大きさを50cm×24cm×10cmと
すると、通常のコンクリートブロックでは約28kgで
あるが、これを汚泥焼却灰を利用して製造すると約13
kgと半分以下の重量とすることができる。なお、この
ように軽量化した場合には、雑草制御マット固定用ブロ
ック13の地中での安定を高めるために、図12(a)
に示すように側面に凹凸部21を形成してもよい。ま
た、廃プラスチックを利用を利用する場合には、原材料
の節約及び地中での安定を高めるために図12(b)に
示すようにブロック中央部を空洞とし、上下の面と左右
の面のそれぞれとこの空洞を連通するボルト孔17を形
成してもよい。
【0018】次に、上記した雑草制御マット及び雑草制
御マット固定用ブロックを利用して雑草制御マットの敷
設方法を説明する。まず、法面には大別して図14に示
すような一段だけのものと図15に示すように途中に小
段部を有する形式のものがあるが、本発明で言うところ
の法面等とはこのような典型的な法面だけを指すのでは
なく、図16や図17に示すように各種傾斜面を有する
ところを総称している。なお、説明の便宜のために図1
4と図15の法面について以下説明するが、他の形式の
法面でも同様である。
【0019】まず、雑草制御マット1敷設の開始地点と
なる道路の路肩22や終了地点となる法尻23には、雑
草制御マット固定用ブロック13をB面を上にして、段
付部14が法面24側を向くようにしてB面が地表面と
一致する深さに地中に埋設する。
【0020】また、図15に示すように雑草制御マット
1敷設の中間地点となる法面24中間や小段部25と法
面上段26の接続箇所には、雑草制御マット固定用ブロ
ック13をA面を上にして、両側の段付部14がそれぞ
れの側を向くようにしてA面が地表面と一致する深さに
地表面に対して垂直となるように地中に埋設する。
【0021】一方、図1に示す雑草制御マット1の周辺
部2の金属棒挿通部5に金属棒7を通しながら、連結部
4となる凹部6において図18及び図21に示すように
一方にのみリング状の挿通部27を形成してあるシング
ル固定金具28を順次通す。そして、路肩22や法尻2
3に埋設した雑草制御マット固定用ブロック13の段付
部14に雑草制御マット1の周辺部2が当接するように
し、シングル固定金具28を係合用溝15に入れ込み、
シングル固定金具28に形成してあるボルト孔からボル
トを雑草制御マット固定用ブロック13に形成してある
ボルト孔17に挿通し、ナット18と螺合させてシング
ル固定金具28を雑草制御マット固定用ブロック13に
固定する。
【0022】また、雑草制御マット固定用ブロック13
をA面を上にして両側に段付部14があるようにした位
置では、図19及び図22に示すように雑草制御マット
固定用ブロック13を挟んでその両側に位置することに
なる雑草制御マット1を、連結部4において両側にリン
グ状の挿通部27を形成してあるダブル固定金具29の
それぞれの挿通部27に金属棒7を通して連結し、それ
ぞれの雑草制御マット1の周辺部2がそれぞれ雑草制御
マット固定用ブロック13の段付部14に当接するよう
にし、ダブル固定金具29を係合用溝15に入れ込み、
ダブル固定金具29に形成してあるボルト孔からボルト
を雑草制御マット固定用ブロック13に形成してあるボ
ルト孔17に挿通し、ナット18と螺合させてダブル固
定金具29を雑草制御マット固定用ブロック13に固定
する。なお、ブロックにナット18がない場合には、ボ
ルトが対向面から突き出る長さのものを使用して反対面
においてナットでボルトを締めるようにすればよい。
【0023】一方、雑草制御マット1敷設の中間地点と
なる法肩30や小段部25と法面下段31の接続箇所に
おいては、図20及び図23に示すように上下方向に相
隣接する雑草制御マット1の連結部4において、挿通し
た金属棒7を上下に二つ割れの連結金具32で隙間がで
きないように連結する。そして、敷設する雑草制御マッ
ト1が法面24や路肩22等に密着するように連結箇所
において雑草制御マット1の連結角度を調節する。
【0024】また、雑草制御マット1敷設の左右方向の
接続箇所においては、図13に示すように左右方向に相
隣接する雑草制御マット1の連結部4において、上記と
同様に挿通した金属棒7を上下に二つ割れの連結金具3
2で隙間ができないように連結する。
【0025】なお、連結金具32により相隣接する雑草
制御マット1を連結する場合には、法面24等の起伏に
沿って雑草制御マット1が敷設されるようにするため、
金属棒7を短いものを使用して、連結部4ごとに独立し
た金属棒7を使用してもよい。いずれにしても使用する
金属棒7の長さや材質等は、使用箇所に応じて適当に選
択すればよい。
【0026】また、連結金具32を上下二つ割れにして
おくと金属棒7を金属棒挿通部5に挿通した後に連結金
具32により雑草制御マット1を連結でき便利な場合が
ある。但し、上記したダブル固定金具29のように挿通
部27をリング状に形成しておいてもよい。一方、ダブ
ル固定金具29やシングル固定金具28を上下二つ割れ
となるようにしてもよい。
【0027】あるいは、図24や図25に示すように、
シングル固定金具28やダブル固定金具29の挿通部2
7をリング状とせずに、金属棒7に上から嵌合させて係
止するようなものとしてもよい。また、連結金具32も
図26に示すように二つ割れのうちの片一方だけで金属
棒に嵌合して係止されるようにしてもよい。図4に示す
ような雑草制御マット1を使用する場合には金属棒7を
使用せず予め連結部4となる透孔8が形成してあるの
で、リング状の挿通部27になっていては使用できない
ので、このような嵌め込むだけの形式の金具を使用する
必要がある。
【0028】散策快適マットとも称される歩行に適する
ように二重構造にしたものの敷設の場合も図17に示す
ように原理的には上記したものと同じである。なお、図
16及び図17において黒丸と白丸がマットを挟むよう
に表示されている箇所は固定用ブロックを使用する箇所
であり、白丸のみが表示されている箇所はマットを連結
金具で連結する箇所を示している。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明にかかる法
面等への雑草制御マット固定用ブロックによれば、直方
体形状ブロックの対向する二面のうち、一方の面は両側
に雑草制御マットの周辺部が係止される段付部を形成
し、他方の面は片側に雑草制御マットの周辺部が係止さ
れる段付部を形成するとともに、この対向する二面を連
通するように固定金具固定用のボルトを通すためのボル
ト孔を所望間隔で形成してあるので、一つのブロックの
上面と下面を設置場所により使い分けることにより雑草
制御マットを適切に固定することができる。また、ブロ
ックを軽量材料により製造すれば、人力でも容易に取り
扱うことができるので特に小規模の工事に適するものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る法面等への雑草制御マット固定
用ブロックにより固定する雑草制御マットを示す平面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】この発明に係る法面等への雑草制御マット固定
用ブロックにより固定する雑草制御マットの他例を示す
平面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
【図7】雑草制御マットの他例を示す断面図である。
【図8】散策快適マットの断面図である。
【図9】この発明に係る法面等への雑草制御マット固定
用ブロックの一実施例を示す斜視図である。
【図10】図9に示すブロックの正面図である。
【図11】図9に示すブロックの側面図である。
【図12】(a)はこの発明に係る法面等への雑草制御
マット固定用ブロックの他例を示す側面図であり、
(b)はこの発明に係る法面等への雑草制御マット固定
用ブロックの他例を示す正面図である。
【図13】法面等への雑草制御マットの敷設方法の一例
を示す平面図である。
【図14】図13の断面説明図である。
【図15】法面等への雑草制御マットの敷設方法の小段
部がある場合の例を示す断面説明図である。
【図16】法面等への雑草制御マットの敷設方法の他例
を示す断面説明図である。
【図17】法面等への雑草制御マットが散策快適マット
である場合の敷設例を示す断面説明図である。
【図18】法面等への雑草制御マットのブロックへの固
定例を示す平面拡大図である。
【図19】法面等への雑草制御マットのブロックへの他
の固定例を示す平面拡大図である。
【図20】法面等への雑草制御マットと相隣設する他の
雑草制御マットの連結例を示す平面拡大図である。
【図21】図18のE−E線断面図である。
【図22】図19のF−F線断面図である。
【図23】図20のG−G線断面図であり、(a)は平
らに連結した例を、(b)は角度を付けて連結した例を
示したものである。
【図24】法面等への雑草制御マットの敷設に使用する
固定金具の他例を示す側面図である。
【図25】法面等への雑草制御マットの敷設に使用する
固定金具の他例を示す側面図である。
【図26】法面等への雑草制御マットの敷設に使用する
連結金具の他例を示す側面図である。
【符号の説明】 1 雑草制御マット 2 周辺部 3 固定金具 4 連結部 5 金属棒挿通部 6 凹部 7 金属棒 8 透孔 9 凹凸 10 排水性マット 11 ゴム製マット 12 排水孔 13 雑草制御マット固定用ブロック 14 段付部 15 係合用溝 17 ボルト孔 18 ナット 19 係合凸部 20 係合凹部 21 凹凸部 22 路肩 23 法尻 24 法面 25 小段部 26 法面上段 27 挿通部 28 シングル固定金具 29 ダブル固定金具 30 法肩 31 法面下段 32 連結金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 茂 福岡県古賀市天神4丁目13番5号 (72)発明者 井 倫孝 福岡県福岡市東区水谷3丁目28−15 (72)発明者 前田 直子 福岡県古賀市天神4丁目13番5号 Fターム(参考) 2B024 DB10 DC05 2D044 DA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光性を有するゴム製やビニール製等の
    高分子化合物製の正方形又は長方形の薄板状のマットの
    周辺に固定金具連結用の連結部を所望間隔で設けた雑草
    制御マットを法面等に敷設するに際し、雑草制御マット
    敷設の開始地点となる路肩や終了地点となる法尻におい
    ては、雑草制御マットの連結部に連結した固定金具を、
    地中に埋設したコンクリート製等のブロックに固定する
    ようにしたことを特徴とする法面等への雑草制御マット
    の敷設方法。
  2. 【請求項2】 遮光性を有するゴム製やビニール製等の
    高分子化合物製の正方形又は長方形の薄板状のマットの
    周辺に固定金具連結用の連結部を所望間隔で設けた雑草
    制御マットを法面等に敷設するに際し、雑草制御マット
    敷設の中間地点となる法面中間や小段部と法面上段の接
    続箇所においては、法面の上下方向に位置するそれぞれ
    の雑草制御マットの対向する連結部に連結した固定金具
    を、地中に埋設したコンクリート製等のブロックに雑草
    制御マットがブロックを挟んで両側に位置するようにし
    て固定したことを特徴とする法面等への雑草制御マット
    の敷設方法。
  3. 【請求項3】 遮光性を有するゴム製やビニール製等の
    高分子化合物製の正方形又は長方形の薄板状のマットの
    周辺に固定金具連結用の連結部を所望間隔で設けた雑草
    制御マットを法面等に敷設するに際し、雑草制御マット
    敷設の中間地点となる法肩や小段部と法面下段の接続箇
    所においては、上下方向に相隣接する雑草制御マットの
    連結部を連結金具で隙間ができないように連結するとと
    もに、敷設する雑草制御マットが法面や路肩等に密着す
    るように連結箇所において連結角度を調節するようにし
    たことを特徴とする法面等への雑草制御マットの敷設方
    法。
  4. 【請求項4】 遮光性を有するゴム製やビニール製等の
    高分子化合物製の正方形又は長方形の薄板状のマットの
    周辺に固定金具連結用の連結部を所望間隔で設けた雑草
    制御マットを法面等に敷設するに際し、雑草制御マット
    敷設の開始地点となる路肩や終了地点となる法尻におい
    ては、雑草制御マットの連結部に連結した固定金具を、
    地中に埋設したコンクリート製等のブロックに固定する
    ようにし、雑草制御マット敷設の中間地点となる法面中
    間や小段部と法面上段の接続箇所においては、法面の上
    下方向に位置するそれぞれの雑草制御マットの対向する
    連結部に連結した固定金具を、地中に埋設したコンクリ
    ート製等のブロックに雑草制御マットがブロックを挟ん
    で両側に位置するようにして固定し、雑草制御マット敷
    設の中間地点となる法肩や小段部と法面下段の接続箇所
    においては、上下方向に相隣接する雑草制御マットの連
    結部を連結金具で隙間ができないように連結するととも
    に、敷設する雑草制御マットが法面や路肩等に密着する
    ように連結箇所において連結角度を調節するようにした
    ことを特徴とする法面等への雑草制御マットの敷設方
    法。
  5. 【請求項5】 遮光性を有するゴム製やビニール製等の
    高分子化合物製の正方形又は長方形の薄板状のマットの
    周辺に固定金具連結用の連結部を所望間隔で設けた雑草
    制御マットを法面等に敷設するに際し、雑草制御マット
    敷設の左右方向の接続箇所においては、左右方向に相隣
    接する雑草制御マットの連結部を連結金具で隙間ができ
    ないように連結したことを特徴とする法面等への雑草制
    御マットの敷設方法。
  6. 【請求項6】 雑草制御マットが歩行に適するように二
    重構造となっている請求項1,請求項2,請求項3,請
    求項4又は請求項5記載の雑草制御マットの敷設方法。
  7. 【請求項7】 直方体形状ブロックの対向する二面のう
    ち、一方の面は両側に雑草制御マットの周辺部が係止さ
    れる段付部を形成し、他方の面は片側に雑草制御マット
    の周辺部が係止される段付部を形成するとともに、この
    対向する二面を連通するように固定金具固定用のボルト
    を通すためのボルト孔を所望間隔で形成したことを特徴
    とする雑草制御マット固定用ブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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