JP2000115974A - 活線ケーブルのアース接続工法 - Google Patents
活線ケーブルのアース接続工法Info
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- JP2000115974A JP2000115974A JP10299148A JP29914898A JP2000115974A JP 2000115974 A JP2000115974 A JP 2000115974A JP 10299148 A JP10299148 A JP 10299148A JP 29914898 A JP29914898 A JP 29914898A JP 2000115974 A JP2000115974 A JP 2000115974A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】通電中の活線ケーブルへのアース接続を容易に
かつ安全に行う。 【解決手段】第1のステップで、通電中の活線ケーブル
2の端部間の所望の位置Aで外側被覆層7を工具により
皮むきし、シールド層6を露出させる。次に、第2のス
テップで、露出されたシールド層6にアース線8の導体
9を添え、線材10をシールド層6に巻き付けてアース
線8の導体9をシールド層6と接続する。接続後、導電
性接着材20を線材10およびアース線8の導体9を包
み込むようにシールド層6上に塗布し、アース線8の導
体9をシールド層6に接着する。導電性接着材20の塗
布後、第3のステップでは、第2のステップで接着され
た部位とその周辺を絶縁テープ11で被覆してアース接
続を完了する。
かつ安全に行う。 【解決手段】第1のステップで、通電中の活線ケーブル
2の端部間の所望の位置Aで外側被覆層7を工具により
皮むきし、シールド層6を露出させる。次に、第2のス
テップで、露出されたシールド層6にアース線8の導体
9を添え、線材10をシールド層6に巻き付けてアース
線8の導体9をシールド層6と接続する。接続後、導電
性接着材20を線材10およびアース線8の導体9を包
み込むようにシールド層6上に塗布し、アース線8の導
体9をシールド層6に接着する。導電性接着材20の塗
布後、第3のステップでは、第2のステップで接着され
た部位とその周辺を絶縁テープ11で被覆してアース接
続を完了する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電中の活線ケー
ブルにアース線を接続する活線ケーブルのアース接続工
法に関するものである。
ブルにアース線を接続する活線ケーブルのアース接続工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、変電所、発電所、工場等で使用
される制御用ケーブルや信号用ケーブル、あるいは、電
源用ケーブルは、アース線の接続等の作業の際、いった
ん通電を停止して作業を行うようにしているが、近年で
は、通電停止による影響を避けるため、通電したままケ
ーブル作業をする活線作業がよく行われる。活線作業で
は、例えば、末端処理が困難で通電されたケーブルの途
中にアース線を接続する場合、ナイフ等の工具で、ケー
ブルの外被層を皮むきして、シールド層を露出させ、こ
のシールド層にアース線端部の導体を接触させて素早く
はんだ付けするようにしている。そして、はんだ付けさ
れた部位とその周囲に絶縁性のビニールテープを巻いて
アース接続作業が完了するようになっている。
される制御用ケーブルや信号用ケーブル、あるいは、電
源用ケーブルは、アース線の接続等の作業の際、いった
ん通電を停止して作業を行うようにしているが、近年で
は、通電停止による影響を避けるため、通電したままケ
ーブル作業をする活線作業がよく行われる。活線作業で
は、例えば、末端処理が困難で通電されたケーブルの途
中にアース線を接続する場合、ナイフ等の工具で、ケー
ブルの外被層を皮むきして、シールド層を露出させ、こ
のシールド層にアース線端部の導体を接触させて素早く
はんだ付けするようにしている。そして、はんだ付けさ
れた部位とその周囲に絶縁性のビニールテープを巻いて
アース接続作業が完了するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、ケーブルのアー
ス接続方法は、上述のごとく行われていたので、はんだ
による接着時、高温のはんだごての熱がケーブル側に伝
わり、内部の芯線同士が溶け絶縁不良を起こす恐れがあ
る。このため、接続作業はケーブル側への熱の影響を最
小限に抑えるよう素早く行う熟練度が要求されるので、
作業効率が悪いという問題がある。また、ケーブルのシ
ールド層がアルミニウム製の場合、はんだでは材質上接
続しにくく、他の金属を介在させるなどの手段を採らざ
るを得ず、接続に難渋するという問題がある。
ス接続方法は、上述のごとく行われていたので、はんだ
による接着時、高温のはんだごての熱がケーブル側に伝
わり、内部の芯線同士が溶け絶縁不良を起こす恐れがあ
る。このため、接続作業はケーブル側への熱の影響を最
小限に抑えるよう素早く行う熟練度が要求されるので、
作業効率が悪いという問題がある。また、ケーブルのシ
ールド層がアルミニウム製の場合、はんだでは材質上接
続しにくく、他の金属を介在させるなどの手段を採らざ
るを得ず、接続に難渋するという問題がある。
【0004】本発明は、上記欠点を除くためになされた
もので、通電中の活線ケーブルへのアース接続が容易
で、しかも、安全に作業することができる活線ケーブル
のアース接続工法を提供することを目的とするものであ
る。
もので、通電中の活線ケーブルへのアース接続が容易
で、しかも、安全に作業することができる活線ケーブル
のアース接続工法を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る活線ケーブ
ルのアース接続工法は、絶縁体に被覆された導体の外側
にシールド層を備えたケーブルを通電時にアース接続す
る活線ケーブルのアース接続工法において、通電中の活
線ケーブルの端部間の所望の位置で外側被覆層を工具に
より皮むきし、シールド層を露出させる第1のステップ
と、この露出されたシールド層にアース線の導体を常温
で金属同士を接着させる導電性接着材により接着する第
2のステップと、この第2のステップで接着された部位
とその周辺を絶縁材で被覆する第3のステップとを有す
るようにしたものである。
ルのアース接続工法は、絶縁体に被覆された導体の外側
にシールド層を備えたケーブルを通電時にアース接続す
る活線ケーブルのアース接続工法において、通電中の活
線ケーブルの端部間の所望の位置で外側被覆層を工具に
より皮むきし、シールド層を露出させる第1のステップ
と、この露出されたシールド層にアース線の導体を常温
で金属同士を接着させる導電性接着材により接着する第
2のステップと、この第2のステップで接着された部位
とその周辺を絶縁材で被覆する第3のステップとを有す
るようにしたものである。
【0006】本発明に係る活線ケーブルのアース接続工
法では、通電中の活線ケーブルにアース線を接続する
際、第1のステップで活線ケーブルの端部間の所望の位
置で外側被覆層を工具により皮むきし、シールド層を露
出させると、第2のステップでこの露出されたシールド
層にアース線の導体を常温で金属同士を接着させる導電
性接着材により接着する。そして、第3のステップでこ
の接着された部位とその周辺を絶縁材で被覆して作業を
完了するようにしている。このため、高度な熟練度を必
要とすることなくアース線の接続を容易に行うことがで
きるので作業効率が向上する。また、芯線は従来のよう
に熱で溶着してショートする等の悪影響を受けることが
なく、安全に作業を行うことができる。
法では、通電中の活線ケーブルにアース線を接続する
際、第1のステップで活線ケーブルの端部間の所望の位
置で外側被覆層を工具により皮むきし、シールド層を露
出させると、第2のステップでこの露出されたシールド
層にアース線の導体を常温で金属同士を接着させる導電
性接着材により接着する。そして、第3のステップでこ
の接着された部位とその周辺を絶縁材で被覆して作業を
完了するようにしている。このため、高度な熟練度を必
要とすることなくアース線の接続を容易に行うことがで
きるので作業効率が向上する。また、芯線は従来のよう
に熱で溶着してショートする等の悪影響を受けることが
なく、安全に作業を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る活線ケーブルのアース接続工法によるアース接続を行
う前のケーブルの状態を示す説明図、図2ないし図6は
上記実施の形態に係る活線ケーブルのアース接続工法に
よるアース接続の状態を示す斜視図である。本発明の一
実施の形態に係る活線ケーブルのアース接続工法は、図
1に示すように、通電中の活線ケーブルであるケーブル
2の末端部を除く所望の部位Aにアース接続を行うもの
である。
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る活線ケーブルのアース接続工法によるアース接続を行
う前のケーブルの状態を示す説明図、図2ないし図6は
上記実施の形態に係る活線ケーブルのアース接続工法に
よるアース接続の状態を示す斜視図である。本発明の一
実施の形態に係る活線ケーブルのアース接続工法は、図
1に示すように、通電中の活線ケーブルであるケーブル
2の末端部を除く所望の部位Aにアース接続を行うもの
である。
【0008】ケーブル2は多芯制御用ケーブル(信号用
ケーブル)で、このケーブル2は、図2に示すように、
それぞれ絶縁体4に被覆された複数本の導体3と、これ
ら被覆された導体3をまとめて巻回するテープ5と、こ
のテープ5の外周に巻回された導電性材からなるシール
ド層(導電性を有する遮蔽体)6と、このシールド層6
の外側に設けられた防食保護層(外側皮膜層)7とから
なっている。
ケーブル)で、このケーブル2は、図2に示すように、
それぞれ絶縁体4に被覆された複数本の導体3と、これ
ら被覆された導体3をまとめて巻回するテープ5と、こ
のテープ5の外周に巻回された導電性材からなるシール
ド層(導電性を有する遮蔽体)6と、このシールド層6
の外側に設けられた防食保護層(外側皮膜層)7とから
なっている。
【0009】本発明の一実施の形態に係る活線ケーブル
のアース接続工法では、まず初めに、活線ケーブル2の
アース接続位置Aを決定すると、図示しないナイフまた
はカッタにより、図2に示すように、ケーブル2の防食
保護層7を所定の長さ皮むきし、シールド層6を露出さ
せる(第1のステップ)。次に、図3に示すように、こ
の露出されたシールド層6にアース線8の導体9を添
え、図4に示すように、線材10をシールド層6に巻き
付けてアース線8の導体9をシールド層6と接続する。
接続後、図5に示すように、常温で金属同士を接着させ
る導電性接着材20を線材10、アース線8の導体9を
包み込むようにシールド層6上に塗布し、導体9をシー
ルド層6に確実に接着する(第2のステップ)。この導
電性接着材20は、導電性を有する金属と合成樹脂から
構成される。次に、図6に示すように、第2のステップ
で接着された部位とその周辺を絶縁テープ(絶縁材)1
1で被覆してアース接続を完了する(第3のステッ
プ)。
のアース接続工法では、まず初めに、活線ケーブル2の
アース接続位置Aを決定すると、図示しないナイフまた
はカッタにより、図2に示すように、ケーブル2の防食
保護層7を所定の長さ皮むきし、シールド層6を露出さ
せる(第1のステップ)。次に、図3に示すように、こ
の露出されたシールド層6にアース線8の導体9を添
え、図4に示すように、線材10をシールド層6に巻き
付けてアース線8の導体9をシールド層6と接続する。
接続後、図5に示すように、常温で金属同士を接着させ
る導電性接着材20を線材10、アース線8の導体9を
包み込むようにシールド層6上に塗布し、導体9をシー
ルド層6に確実に接着する(第2のステップ)。この導
電性接着材20は、導電性を有する金属と合成樹脂から
構成される。次に、図6に示すように、第2のステップ
で接着された部位とその周辺を絶縁テープ(絶縁材)1
1で被覆してアース接続を完了する(第3のステッ
プ)。
【0010】次に上記実施の形態に係る活線ケーブルの
アース接続工法によるアース接続の作用について説明す
る。上記実施の形態に係る活線ケーブルのアース接続工
法では、通電中の活線ケーブル2のアース接続位置Aを
決定すると、第1のステップで、ケーブル2の防食保護
層7を所定の長さ皮むきしてシールド層6を露出させ
る。次に、第2のステップで、露出されたシールド層6
にアース線8の導体9を添え、線材10をシールド層6
に巻き付けてアース線8の導体9をシールド層6と接続
する。接続後、導電性接着材20を線材10およびアー
ス線8の導体9を包み込むようにシールド層6上に塗布
すると、アース線8の導体9はシールド層6に接着され
る。導電性接着材20の塗布後、第3のステップでは、
第2のステップで接着された部位とその周辺を絶縁テー
プ11で被覆してアース接続を完了するようになってい
る。このため、末端処理のできない通電中の活線ケーブ
ルであっても、通電を停止することなくアース接続作業
することができる。しかも、アース接続時、芯線側とア
ース線側とが常温で接続されるので、従来のようにはん
だ接続による熱の影響を考慮することなく作業すること
ができ、作業効率が向上するとともに、熱によるケーブ
ル事故の危険性を排除し安全性も向上させることができ
る。アース接続時、合成樹脂製の導電性接着材によりシ
ールド層とアース線の導体とを接続するようにしている
ので、シールド層がアルミニウムのようなはんだ付けし
にくい材質で構成されていても、容易に電気的に接続す
ることができる。
アース接続工法によるアース接続の作用について説明す
る。上記実施の形態に係る活線ケーブルのアース接続工
法では、通電中の活線ケーブル2のアース接続位置Aを
決定すると、第1のステップで、ケーブル2の防食保護
層7を所定の長さ皮むきしてシールド層6を露出させ
る。次に、第2のステップで、露出されたシールド層6
にアース線8の導体9を添え、線材10をシールド層6
に巻き付けてアース線8の導体9をシールド層6と接続
する。接続後、導電性接着材20を線材10およびアー
ス線8の導体9を包み込むようにシールド層6上に塗布
すると、アース線8の導体9はシールド層6に接着され
る。導電性接着材20の塗布後、第3のステップでは、
第2のステップで接着された部位とその周辺を絶縁テー
プ11で被覆してアース接続を完了するようになってい
る。このため、末端処理のできない通電中の活線ケーブ
ルであっても、通電を停止することなくアース接続作業
することができる。しかも、アース接続時、芯線側とア
ース線側とが常温で接続されるので、従来のようにはん
だ接続による熱の影響を考慮することなく作業すること
ができ、作業効率が向上するとともに、熱によるケーブ
ル事故の危険性を排除し安全性も向上させることができ
る。アース接続時、合成樹脂製の導電性接着材によりシ
ールド層とアース線の導体とを接続するようにしている
ので、シールド層がアルミニウムのようなはんだ付けし
にくい材質で構成されていても、容易に電気的に接続す
ることができる。
【0011】図7は、上記実施の形態の一変形例に係る
もので、シールド層16は一面にアルミニウム箔等の導
電性部材16aが、他方の面に絶縁性部材16bがそれ
ぞれ互いに張りつけられた強度の高い帯状部材からな
る。このシールド層16は、テープ5の外周に絶縁性部
材16b側の面を外側にして巻き付けられる。この変形
例に係るシールド層16では、上記第1のステップで、
シールド層16を露出させると、シールド層16の絶縁
性部材16b側の面が露出されることになる。このた
め、シールド層16の絶縁性部材16bの面が露出され
た後、シールド層16の一部を裏返して内側の導電性部
材16aを外側に露出させ、この露出された導電性部材
16aの部位にアース線8の導体9を接続するようにし
ている。この接続については、上記第2のステップおよ
び第3のステップと同様である。
もので、シールド層16は一面にアルミニウム箔等の導
電性部材16aが、他方の面に絶縁性部材16bがそれ
ぞれ互いに張りつけられた強度の高い帯状部材からな
る。このシールド層16は、テープ5の外周に絶縁性部
材16b側の面を外側にして巻き付けられる。この変形
例に係るシールド層16では、上記第1のステップで、
シールド層16を露出させると、シールド層16の絶縁
性部材16b側の面が露出されることになる。このた
め、シールド層16の絶縁性部材16bの面が露出され
た後、シールド層16の一部を裏返して内側の導電性部
材16aを外側に露出させ、この露出された導電性部材
16aの部位にアース線8の導体9を接続するようにし
ている。この接続については、上記第2のステップおよ
び第3のステップと同様である。
【0012】なお、上記実施の形態では、ケーブル2を
多芯制御用ケーブル(信号ケーブル)として説明した
が、これに限られるものではなく、図8に示すような多
芯遮蔽付き制御用ケーブルや、図示しない電源用ケーブ
ルにも適用できることは言うまでもない。図8の制御用
ケーブルは、導体33、絶縁体34、テープ35、この
テープ35の外周に設けられた遮蔽38、その外側に巻
回された導電性材からなるシールド層36、防食保護層
37とからなっている。また、上記実施例では、第2の
ステップで線材を巻き付けてシールド層6にアース線8
の導体9を接続した後、導電性接着材20を塗布するよ
うにしているがこれに限られるものではなく、ケーブル
やアース線に応じて線材を巻き付けることなく、導電性
接着材20によりシールド層に直接アース線の導体を接
続するようにしてもよい。また、アース線の導体をシー
ルド層に直接接続するようにしているが、これに限られ
るものではなく、シールド層と電気的に接続される別体
の導電性部材を介してシールド層に接続するようにして
もよい。
多芯制御用ケーブル(信号ケーブル)として説明した
が、これに限られるものではなく、図8に示すような多
芯遮蔽付き制御用ケーブルや、図示しない電源用ケーブ
ルにも適用できることは言うまでもない。図8の制御用
ケーブルは、導体33、絶縁体34、テープ35、この
テープ35の外周に設けられた遮蔽38、その外側に巻
回された導電性材からなるシールド層36、防食保護層
37とからなっている。また、上記実施例では、第2の
ステップで線材を巻き付けてシールド層6にアース線8
の導体9を接続した後、導電性接着材20を塗布するよ
うにしているがこれに限られるものではなく、ケーブル
やアース線に応じて線材を巻き付けることなく、導電性
接着材20によりシールド層に直接アース線の導体を接
続するようにしてもよい。また、アース線の導体をシー
ルド層に直接接続するようにしているが、これに限られ
るものではなく、シールド層と電気的に接続される別体
の導電性部材を介してシールド層に接続するようにして
もよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る活線ケー
ブルのアース接続工法によれば、通電中の活線ケーブル
の端部間の所望の位置で外側被覆層を工具により皮むき
し、シールド層を露出させる第1のステップと、この露
出されたシールド層にアース線の導体を常温で金属同士
を接着させる導電性接着材により接着する第2のステッ
プと、この第2のステップで接着された部位とその周辺
を絶縁材で被覆する第3のステップとを有するようにし
たことにより、高度な熟練度を必要とすることなくアー
ス線の接続を容易に行うことができるので作業効率が向
上する。また、芯線側に熱が加えられることがないの
で、安全に作業を行うことができる。
ブルのアース接続工法によれば、通電中の活線ケーブル
の端部間の所望の位置で外側被覆層を工具により皮むき
し、シールド層を露出させる第1のステップと、この露
出されたシールド層にアース線の導体を常温で金属同士
を接着させる導電性接着材により接着する第2のステッ
プと、この第2のステップで接着された部位とその周辺
を絶縁材で被覆する第3のステップとを有するようにし
たことにより、高度な熟練度を必要とすることなくアー
ス線の接続を容易に行うことができるので作業効率が向
上する。また、芯線側に熱が加えられることがないの
で、安全に作業を行うことができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る活線ケーブルのア
ース接続工法の作業前の状態を示す説明図である。
ース接続工法の作業前の状態を示す説明図である。
【図2】本発明の上記実施の形態に係る活線ケーブルの
アース接続工法の第1のステップのケーブルの状態を示
す一部破断斜視図である。
アース接続工法の第1のステップのケーブルの状態を示
す一部破断斜視図である。
【図3】本発明の上記実施の形態に係る活線ケーブルの
アース接続工法の第2のステップのケーブルとアース線
との状態を示す斜視図である。
アース接続工法の第2のステップのケーブルとアース線
との状態を示す斜視図である。
【図4】第2のステップの線材を巻き付けた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】第2のステップの導電性接着材を塗布した状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】第3のステップの絶縁テープを巻き付けた状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】本発明の一変形例に係るケーブルのシールド層
を露出した状態を示す説明図である。
を露出した状態を示す説明図である。
【図8】本発明に適用される制御用ケーブルの変形例を
示す断面図である。
示す断面図である。
2 ケーブル 3 導体 4 絶縁体 6 シールド層 7 外側被覆層 8 アース線 9 アース線の導体 11 絶縁テープ(絶縁材) 20 導電性接着材 A 接続位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 俊司 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 日 本フィールド・エンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 入江 善久 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 日 本フィールド・エンジニアリング株式会社 内 Fターム(参考) 5G375 AA12 BA03 BB55 CA03 CA15 CB04 DB11 EA17
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁体に被覆された導体の外側にシール
ド層を備えたケーブルを通電時にアース接続する活線ケ
ーブルのアース接続工法において、通電中の活線ケーブ
ルの端部間の所望の位置で外側被覆層を工具により皮む
きし、シールド層を露出させる第1のステップと、この
露出されたシールド層にアース線の導体を常温で金属同
士を接着させる導電性接着材により接着する第2のステ
ップと、この第2のステップで接着された部位とその周
辺を絶縁材で被覆する第3のステップとを有することを
特徴とする活線ケーブルのアース接続工法。 - 【請求項2】 第2のステップにおいて、露出されたシ
ールド層にアース線の導体を接着する際、線材をシール
ド層に巻き付けてアース線の導体をシールド層に接続し
た後、導電性接着材を塗布することを特徴とする請求項
1に記載の活線ケーブルのアース接続工法。 - 【請求項3】 シールド層を、導電性部材の外側面に絶
縁性部材が被覆された帯状部材を芯線側に巻き付けて構
成するとともに、第1のステップにおいて、シールド層
を露出させる際、シールド層内側の導電部を裏返して外
側に露出させることを特徴とする請求項1または2に記
載の活線ケーブルのアース接続工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299148A JP2000115974A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 活線ケーブルのアース接続工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299148A JP2000115974A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 活線ケーブルのアース接続工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115974A true JP2000115974A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17868756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10299148A Pending JP2000115974A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 活線ケーブルのアース接続工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000115974A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109193470A (zh) * | 2018-08-29 | 2019-01-11 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种成组敷设的电缆的接地方法 |
CN113241217A (zh) * | 2021-05-12 | 2021-08-10 | 三门核电有限公司 | 一种电缆屏蔽全周接地方法 |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP10299148A patent/JP2000115974A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109193470A (zh) * | 2018-08-29 | 2019-01-11 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种成组敷设的电缆的接地方法 |
CN113241217A (zh) * | 2021-05-12 | 2021-08-10 | 三门核电有限公司 | 一种电缆屏蔽全周接地方法 |
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