JP2000115117A - 直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置 - Google Patents
直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置Info
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Abstract
択する直交周波数分割多重信号伝送方法では、それに対
応するビタビ復号回路が、符号化率の数だけ必要とな全
体の回路規模が非常に大きくなってしまう。 【解決手段】 入力回路41は、入力データに対して単
一の符号化率のトレリス符号化回路にて符号化を行い、
更に指定された符号化レートにてパンクチャー符号化を
行った後、指定された変調マッピング方式にてマッピン
グを行ったディジタルデータと、パンクチャー同期信号
とをフレーム合成してR信号とI信号を生成する。出力
回路45は、受信信号をフレームデコードした後、フレ
ームデコードしたパンクチャー同期信号を使用して指定
された変換レートでデータのデパンクチャー変換を行
う。しかる後に、変調側と同じ単一の符号化率に対応す
るビタビ復号器に追加回路を加えたビタビ復号回路にて
ビタビ復号を行う。
Description
信号伝送方法、送信装置及び受信装置に係り、特に符号
化されたディジタル映像信号などの情報信号を限られた
周波数帯域の直交周波数分割多重信号(OFDM:Orth
ogonal Frequency Division Multiplex)として伝送す
る伝送方法、そのOFDM信号を送信する送信装置及び
OFDM信号を受信する受信装置に関する。
信装置の一例のブロック図を示す。この送信装置は本出
願人が特開平9−153882号公報にて開示した送信
装置の主要部分を示す。同図において、入力端子1を介
して入力されたディジタルデータは、入力回路2に供給
されて必要に応じて誤り訂正符号の付与がクロック分周
器3よりのクロックに基づいて行われる。クロック分周
器3は中間周波数発振器5よりの中間周波数を分周し
て、この中間周波数に同期したクロックを発生する。
タは、入力回路2からIFFT演算部4に供給される。
このIFFT演算部4は、入力回路2よりのディジタル
データを逆高速フーリエ変換(IFFT)演算して同相
信号(I信号)及び直交信号(Q信号)を生成する。ク
ロック分周器3からのクロックに基づいて、IFFT演
算部4より連続的に読み出されたIFFT演算結果であ
るI信号とQ信号は、ディジタル直交変調器6に供給さ
れ、ここで中間周波数発振器5よりの中間周波数を第1
の搬送波とし、かつ、この中間周波数の位相を90度シ
フトした中間周波数を第2の搬送波として直交振幅変調
(QAM)して、例えば257波(正負128組の搬送
波と中心搬送波一つ)の情報搬送波からなるOFDM信
号を生成する。
に対して対称な周波数位置にある2つの搬送波を指し、
中心搬送波より高域側の搬送波を正側の搬送波、中心搬
送波より低域側の搬送波を負側の搬送波というものとす
る。ディジタル直交変調器6よりシンボル単位で取り出
されたOFDM信号は、D/A変換器7に供給され、こ
こでクロック分周器3からのクロックをサンプリングク
ロックとしてアナログ信号に変換された後、周波数変換
器8により所定の送信周波数帯のRF信号に周波数変換
された後、送信部9で電力増幅等の送信処理を受けて図
示しないアンテナより空中へ放射される。
装置の一例のブロック図を示す。この受信装置は上記の
特開平9−153882号公報に開示された受信装置の
主要部分を示す。同図において、空間伝送路を介して入
力されたOFDM信号は、受信部11により受信アンテ
ナを介して受信された後、高周波増幅され、更に周波数
変換器12により中間周波数に周波数変換され、中間周
波増幅器13により増幅された後、キャリア抽出及び直
交復調器14に供給される。
ア抽出回路部分は、入力OFDM信号の中心搬送波(キ
ャリア)を位相誤差少なくできるだけ正確に抽出する回
路である。キャリア抽出及び直交復調器14により抽出
された中心搬送波F0は、中間周波数発振器15に供給
され、ここで中心搬送波F0に位相同期した中間周波数
を発生させる。中間周波数発振器15の出力中間周波数
はキャリア抽出及び直交復調器14に直接に供給される
一方、90度シフタ16により位相が90度シフトされ
てからキャリア抽出及び直交復調器14に供給される。
14の直交復調部からは送信装置のD/A変換器7から
出力されたアナログ信号と同等のアナログ信号(周波数
分割多重信号)が復調されて取り出され、同期信号発生
回路17に供給される一方、低域フィルタ(LPF)1
8によりOFDM信号情報として伝送された必要な周波
数帯域の信号が通過されてA/D変換器19に供給され
てディジタル信号に変換される。
号が入力され、ガードインターバル期間を含む各シンボ
ル期間で連続信号として伝送されるパイロット信号に位
相同期するPLL回路によりサンプル同期信号を発生す
るサンプル同期信号発生回路部と、サンプル同期信号発
生回路部の一部より取り出した信号によりパイロット信
号の位相状態を調べ、シンボル期間を検出してシンボル
同期信号を発生するシンボル同期信号発生回路部と、こ
れらサンプル同期信号及びシンボル同期信号よりガード
インターバル期間除去のための区間信号などのシステム
クロックを発生するシステムクロック発生回路部とより
なる。
タル信号は、FFT演算部20に供給される。FFT演
算部20は、同期信号発生回路17よりのシステムクロ
ックにより高速フーリエ変換(FFT)演算を行い、入
力信号の各周波数毎の実数部信号(R信号)と虚数部信
号(I信号)を算出する。これにより得られた各周波数
毎の各R信号及びI信号のレベルに基づき、ディジタル
情報が復号される。この復号ディジタル情報信号は、出
力回路21により誤り訂正や並直列変換などの出力処理
が行われて出力端子22へ出力される。
変調方式が選択可能な直交周波数分割多重信号伝送方法
として、本発明者により特願平9−325047号が提
案されている。図6、図7はこの提案方法における入力
回路・出力回路の主要部分のブロック図を示す。図6に
示す入力回路は図4に示した直交周波数分割多重信号送
信装置の入力回路2として用い得る回路である。図4の
入力回路2は単一の誤り訂正符号化回路及び変調マッピ
ング回路にて構成されているのに対して、図6の入力回
路は複数の誤り訂正符号化レート、トレリス符号化レー
ト及び変調マッピング方式の中から、レート指定信号に
より各レートを指定される誤り訂正符号化回路25、ト
レリス符号化回路26及び変調マッピング回路27と、
フレーム合成回路28にて構成されている。
K、16QAM、64QAM及び256QAMなどの変
調方式による変調マッピング回路から構成されており、
上記のレート指定信号に基づき、いずれか1種類の変調
マッピング回路が選択使用されて、変調マッピングされ
たディジタルデータをレートを示すID信号と共に生成
出力する。また、フレーム合成回路28は、変調マッピ
ングされたディジテルデータ及びID信号を、フレーム
合成してR信号、I信号として出力する。
交周波数分割多重信号受信装置の出力回路21として用
い得る回路である。図5の出力回路21は単一の復調デ
マッピング回路及び誤り訂正回路にて構成されているの
に対して、図7の出力回路は複数の復調デマッピング方
式、ビタビ復号の復号レート及び誤り訂正方式の復号レ
ートの中から、レート指定信号により各レートを指定さ
れる復調デマッピング回路31、ビタビ復号回路32及
び誤り訂正回路33と、フレームデコーダ30にて構成
されている。
デコードして変調マッピングされたディジタル信号を復
調デマッピング回路31に供給する。ID信号を復調し
たレート指定信号に基づき、変調マッピング27で選択
された変調方式に対応した復調方式のデマッピング回路
が選択されている復調デマッピング回路31は、入力デ
ィジタルデータを復調する。このディジタルデータは、
レート指定信号により指定された復号レートのビタビ復
号回路32で復号された後、誤り訂正回路においてレー
ト指定信号により指定された復号レートで誤り訂正され
た後復号データとして出力される。
9−325047号にて提案した直交周波数分割多重信
号伝送方法において、トレリス符号化回路26に通常の
畳み込み符号による符号器を使用した場合、それに対応
するビタビ復号回路32は、符号化率(トレリス符号化
レート)が変わったときに共通する回路部分が殆どない
ため、必要となる符号化率の数だけ復号器が必要とな
る。ビタビ復号回路32は変調装置・復調装置の中でも
最も回路規模の大きな部分であるので、符号化率を変え
る度に専用の復号器が必要となると、全体の回路規模が
非常に大きくなってしまうという問題がある。
レリス符号化回路26に畳み込み符号の一種であるパン
クチャー符号を使用する方法がある。パンクチャー符号
は、単一の符号化率(例えば符号化率1/2)の畳み込
み符号から一定の法則に従ってデータを消去(パンクチ
ャー)することによって、任意の符号化率の符号を生成
するものである。この符号に対するビタビ復号回路は、
パンクチャーする前の元の符号(例えば符号化率1/
2)に対応するビタビ復号器に僅かの追加回路を加える
だけで任意の符号化率の符号に対応することができる。
用した場合、ビタビ復号の動作の前に、パンクチャーし
たデータの部分に何らか(例えば0データ)のダミーデ
ータを加えるというデパンクチャー変換の操作の必要が
あり、そのダミーデータを加える場所に関する情報が符
号自身には無いため、このままではデパンクチャー変換
もビタビ復号も行えない。そこで、何らかの同期情報が
必要になるが、符号の中に同期情報を加えることは、情
報効率が落ちることになるので避けたい。
パンクチャー符号を使用することによって、受信状況に
応じて多数の符号化及び変調方式が選択可能な直交周波
数分割多重信号送信装置、受信装置の回路規模を削減す
るとともに、パンクチャー符号を使用したときにもビタ
ビ復号が良好に行える直交周波数分割多重信号伝送方
法、送信装置及び受信装置を提供することを目的とす
る。
め、本発明方法は、送信側では、互いに周波数の異なる
複数の搬送波のそれぞれを、各搬送波に割り当てられた
伝送すべき情報信号からそれぞれ得た同相信号と直交信
号で別々に変調し、かつ、周波数分割多重した直交周波
数分割多重信号を生成してシンボル単位で送信し、受信
側では直交周波数分割多重信号を受信してそれぞれの変
調された搬送波をそれぞれの同相信号と直交信号に復調
した後、情報信号を復号する直交周波数分割多重信号伝
送方法において、送信側では、入力ディジタルデータに
対して複数の誤り訂正符号化レートの中からレート指定
信号により指定された一の誤り訂正符号化レートにて誤
り訂正符号を付加した後、単一の符号化率のトレリス符
号化を行い、更に複数のパンクチャー符号化レートの中
からレート指定信号により指定された一のパンクチャー
符号化レートにてパンクチャー符号化を行った後、複数
の変調マッピング方式の中からレート指定信号により指
定された一の変調方式にてマッピングを行って生成した
ディジタルデータと、パンクチャー符号化の際に生成し
たデパンクチャー同期信号とをフレーム合成して実数部
信号と虚数部信号を生成した後、これらの実数部信号と
虚数部信号に基づいて直交周波数分割多重信号を生成し
て空間伝送路へ送信する。
された直交周波数分割多重信号を直交復調しFFT演算
した後、フレームデコードして変調マッピングされたデ
ータとデパンクチャー同期信号とを取り出し、変調マッ
ピングされたデータに対しては複数の復調デマッピング
方式の中からレート指定信号により指定された変調側に
対応した一の復調デマッピング方式にてデマッピングを
行い、更に複数のデパンクチャー変換レートの中からレ
ート指定信号により指定された一のデパンクチャー変換
レートにて、デパンクチャー同期信号を使用してデパン
クチャー変換を行った後、変調側と同じ単一の符号化率
に対応するビタビ復号回路に追加回路を加えた復号回路
にてビタビ復号を行い、更に複数の誤り訂正復号レート
の中からレート指定信号により指定された一の誤り訂正
復号レートにて誤り訂正を行って復号データ出力を得
る。
の送信装置は、伝送すべき情報信号が入力される入力回
路により実数部信号と虚数部信号を生成した後IFFT
演算して同相信号と直交信号を生成し、更に直交変調し
て、互いに周波数の異なる複数の搬送波のそれぞれを、
各搬送波に割り当てられた同相信号と直交信号で別々に
変調し、かつ、周波数分割多重した直交周波数分割多重
信号を生成してシンボル単位で送信する送信装置におい
て、入力ディジタルデータに対して複数の誤り訂正符号
化レートの中からレート指定信号により指定された一の
誤り訂正符号化レートにて誤り訂正符号を付加して出力
する誤り訂正符号化回路と、誤り訂正符号化回路の出力
信号に対して単一の符号化率のトレリス符号化を行うト
レリス符号化回路と、トレリス符号化回路の出力信号に
対して複数のパンクチャー符号化レートの中からレート
指定信号により指定された一のパンクチャー符号化レー
トにてパンクチャー符号化を行って任意の符号化率のパ
ンクチャー符号化データを生成すると共に、デパンクチ
ャー同期信号を出力するパンクチャー符号化回路と、パ
ンクチャー符号化回路から取り出されたパンクチャー符
号化データに対して、複数の変調マッピング方式の中か
らレート指定信号により指定された一の変調方式にて変
調マッピングを行ってディジタルデータを出力する変調
マッピング回路と、変調マッピング回路の出力ディジタ
ルデータとデパンクチャー同期信号とをフレーム合成し
て実数部信号と虚数部信号を生成出力するフレーム合成
回路とにより入力回路を構成したものである。
の受信装置は、誤り訂正符号化レートとパンクチャー符
号化レートと変調マッピング方式とをそれぞれ選択して
得られた伝送すべきディジタルデータと、パンクチャー
符号化の際に生成したデパンクチャー同期信号とをフレ
ーム合成して実数部信号と虚数部信号を生成した後、こ
れらの実数部信号と虚数部信号に基づいて生成された直
交周波数分割多重信号を受信し、直交復調後FFT演算
して実数部信号と虚数部信号を復調出力する受信部から
取り出された実数部信号と虚数部信号を受け、出力回路
により復号データを得る受信装置において、受信部から
取り出された実数部信号と虚数部信号をフレームデコー
ドして、変調マッピングされたデータとデパンクチャー
同期信号とを出力するフレームデコーダと、フレームデ
コーダから出力された変調マッピングされたデータに対
して複数の復調デマッピング方式の中からレート指定信
号により指定された変調側に対応した一の復調デマッピ
ング方式にてデマッピングを行う復調デマッピング回路
と、複数のデパンクチャー変換レートの中からレート指
定信号により指定された一のデパンクチャー変換レート
にて、復調デマッピング回路の出力信号に対して、フレ
ームデコーダから出力されたデパンクチャー同期信号を
使用してダミーデータを付加するデパンクチャー変換を
行うデパンクチャー変換回路と、デパンクチャー変換回
路の出力信号を、送信側と同じ単一の符号化率に対応す
る復号レートによりビタビ復号を行うビタビ復号回路
と、ビタビ復号回路の出力信号を、複数の誤り訂正復号
レートの中からレート指定信号により指定された一の誤
り訂正復号レートにて誤り訂正を行って復号データを出
力する誤り訂正回路とにより出力回路を構成することを
特徴とする。
ート、パンクチャー符号化レート(符号化率)及び変調
マッピング方式をそれぞれレート指定信号により選択
し、受信側では復調デマッピング方式、デパンクチャー
変換レート(符号化率)及び誤り訂正復号レートを送信
側に対応して選択することで受信状況に応じた直交周波
数分割多重信号伝送を行うと共に、送信側(送信装置
側)でパンクチャー符号化を行うことで、受信側(受信
装置側)のビタビ復号回路の構成を簡略化させることが
できる。しかも、本発明では、デパンクチャー同期信号
を変調マッピングされたデータにフレーム合成して送受
信するようにしたため、ビタビ復号する前に、パンクチ
ャーしたデータの部分にダミーデータを加えるデパンク
チャー変換を正確に行える。
て図面と共に説明する。図1は本発明の直交周波数分割
多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置の一実施の形
態のブロック図、図2は図1中の入力回路41の一実施
の形態のブロック図、図3は図1中の出力回路45の一
実施の形態のブロック図を示す。
周波数分割多重信号伝送方法における送信装置は、入力
回路41とOFDM送信部42とからなり、受信装置
は、OFDM受信部44と出力回路45とからなる。入
力回路41は、後述の図2のブロック図の構成により、
まず、複数の誤り訂正符号化レートの中からレート指定
信号により符号化レートを指定された誤り訂正符号化回
路51にて、入力データに対して誤り訂正符号を付加し
た後、単一の符号化率のトレリス符号化回路52にて符
号化を行う。
(符号化率)の中から上記のレート指定信号により符号
化レートを指定されたパンクチャー符号化回路53にて
パンクチャー符号化を行い、更に複数の変調マッピング
方式の中から上記のレート(変調方式)指定信号により
変調方式を指定された変調マッピング回路54にてマッ
ピングを行ったディジタルデータと、パンクチャー同期
信号とをフレーム合成回路55にて合成してR信号(実
数部信号)とI信号(虚数部信号)を生成する。
ック図の送信装置から入力回路2を除いた回路部であ
り、入力回路41からのR信号(実数部信号)とI信号
(虚数部信号)に基づいて、前記直交周波数分割多重信
号を生成して空間伝送路43へ送信する。
ック図の受信装置から出力回路21を除いた回路部であ
り、空間伝送路43を経て入力された直交周波数分割多
重信号を直交復調し、FFT演算してR信号(実数部信
号)とI信号(虚数部信号)を生成し、出力回路45に
出力する。
の構成により、複数の復調デマッピング方式の中から変
調側に対応したレート(復調方式)指定信号により復調
方式を指定された復調デマッピング回路62にてデマッ
ピングを行い、更に複数のデパンクチャー変換レート
(符号化率)の中から上記のレート指定信号により変換
レートを指定されたデパンクチャー変換回路63にて、
フレームデコードした前記パンクチャー同期信号を使用
してデパンクチャー変換を行う。しかる後に、変調側と
同じ単一の符号化率に対応するビタビ復号回路に追加回
路を加えたビタビ復号回路64にてビタビ復号を行い、
更に複数の誤り訂正復号レートの中から上記のレート指
定信号により復号レートを指定された誤り訂正回路65
にて誤り訂正を行って復号データ出力を得る。
て図2と共に更に詳細に説明する。図2において、伝送
すべきディジタルデータが誤り訂正符号化回路51に入
力される。この伝送すべきディジタルデータとしては、
例えばカラー動画像符号化方式であるMPEG方式など
の高能率符号化方式で圧縮されたディジタル映像信号や
ディジタル音声信号などがある。
の符号化レートの符号化回路からなり、外部から供給さ
れるか、又は内部にて生成されたレート指定信号に基づ
き、どちらか1種類の符号化レートの符号化回路を選択
使用して、ディジタルデータを誤り訂正符号(例えばリ
ード・ソロモン符号)化して、トレリス符号化回路52
に供給する。トレリス符号化回路52は、単一の符号化
率(例えば符号化率1/2)の畳み込み符号化回路を使
用する。畳み込み符号化されたディジタルデータは、パ
ンクチャー符号化回路53に供給される。
一の符号化率(例えば符号化率1/2)の畳み込み符号
から一定の法則に従ってデータを消去(パンクチャー)
することによって、任意の符号化率の符号を生成するも
のであり、例えば1/2、3/4、5/6、7/8の4
種類の符号化率のパンクチャー符号化部から構成されて
おり、上記のレート指定信号に基づき、いずれか1種類
のパンクチャー符号化部が選択使用されてパンクチャー
符号化を行うと共に、受信側のデパンクチャー変換回路
63で必要となるデパンクチャー同期信号を出力する。
パンクチャー符号化されたディジタルデータは、変調マ
ッピング回路54に供給される。
K、16QAM、64QAM及び256QAMの4種類
の変調方式による変調マッピング回路部から構成されて
おり、上記のレート指定信号に基づき、いずれか1種類
の変調マッピング回路部が選択使用されて、変調マッピ
ングしたディジタルデータを生成出力する。
回路54より取り出された変調マッピングされたディジ
タルデータと、上記のデパンクチャー同期信号とを受
け、これらの信号をフレーム合成する。必要に応じてフ
レーム同期信号やID信号などを合成することもでき
る。この実施の形態では、全体で32(=2×4×4)
通りの符号化及び変調方式が選択可能とされている。
されたR信号とI信号は、図1のOFDM送信部42に
供給され、ここで図4と共に説明したように、IFFT
演算部に入力されてIFFT演算され、同相信号(I信
号)と直交信号(Q信号)に変換される。これらのI信
号とQ信号はディジタル直交変調器で中間周波数(I
F)信号帯に直交変調され、D/A変換された後、周波
数変換器でRF信号帯に周波数変換され、送信部で電力
増幅されて送信アンテナより空間伝送路43に発信され
る。
されたRF信号は、図1のOFDM受信部44に供給さ
れ、図5と共に説明した受信動作が行われる。すなわ
ち、OFDM受信部44は、RF信号を高周波増幅した
後、周波数変換器にて中間周波数へ周波数変換し、続い
て増幅器で中間周波数増幅を行った後、直交復調器によ
りI信号とQ信号に分離する。分離されたI信号とQ信
号は、OFDM受信部44内のLPFにて不要周波数成
分が除去され、更にA/D変換器を通してI信号とQ信
号として高速離散フーリエ変換(FFT)演算部に入力
され、ここでFFT演算によりR信号とI信号が得られ
る。これらのR信号とI信号が図1の出力回路45に供
給される。
て図3と共に詳細に説明する。図1のOFDM受信部4
4から供給されたR信号とI信号は、それぞれ図3のフ
レームデコーダ61に供給されてフレームデコードさ
れ、変調マッピングされたデータとデパンクチャー同期
信号とにデコードされる。このうち、変調マッピングさ
れたデータは復調デマッピング回路62に供給され、デ
パンクチャー同期信号はデパンクチャー変換回路63に
供給される。
グ回路54の変調方式に対応して、4PSK、16QA
M、64QAM及び256QAMの4種類の変調方式に
対応した4つの復調デマッピング回路部から構成されて
おり、外部から供給されるか、又は内部にて生成された
レート指定信号(変調側に対応したレート)に基づき、
いずれか1種類の復調デマッピング回路部が選択使用さ
れて、復調デマッピングしたデータを生成出力する。
ャー符号化回路53にてパンクチャー(消去)したデー
タの部分に何らか(例えば0データ)のダミーデータを
加えて、パンクチャー符号化する前の単一の符号化率
(例えば符号化率1/2)の畳み込み符号と同じ形の符
号を生成する回路であり、ダミーデータの部分は後述の
ビタビ復号回路64にて正しいデータに復元される。
チャー符号化回路53に対応して、例えば1/2、3/
4、5/6及び7/8の4種類の符号化率に対応した4
つのデパンクチャー変換回路部から構成されており、上
記のレート指定信号に基づき、いずれか1種類のデパン
クチャー変換回路部が選択使用されてデパンクチャー変
換を行う。このデパンクチャー変換動作は、フレームデ
コーダ61からのデパンクチャー同期信号に従って行わ
れる。
の符号化率(例えば符号化率1/2)に対応するビタビ
復号器に追加回路を加えた回路である。その追加回路と
は、上記のデパンクチャー変換回路63でダミーデータ
にしたデータが、ビタビ復号器内部のメトリック計算回
路に入力されたとき、メトリック計算において0データ
に対応するメトリックと1データに対応するメトリック
の中間値のメトリックを使用する操作を行うための回路
である。このビタビ復号回路64にて前記のデパンクチ
ャー変換されたデータのビタビ復号を行う。
51の2種類の符号化レートに対応して2種類の復号レ
ートの誤り訂正回路部で構成されており、上記のレート
指定信号に基づき、誤り訂正符号化回路51で選択され
た符号化レートに対応した復号レートで誤り訂正を行っ
て復号ディジタルデータを出力する。
況に応じて多数の符号化及び変調方式が選択可能な直交
周波数分割多重信号送信装置・受信装置において、パン
クチャー符号化されたディジタルデータとは別にデパン
クチャー同期信号を生成出力し、それらをフレーム合成
してから送信することにより、パンクチャー符号を使用
したときにも情報効率を落すことなくビタビ復号を良好
に行うことができる。
受信状況に応じて多数の符号化及び変調方式が選択可能
な直交周波数分割多重信号送信装置・受信装置におい
て、送信側(送信装置側)でパンクチャー符号化を行う
ことで、受信側(受信装置側)のビタビ復号回路の構成
を簡略化させることができ、また、デパンクチャー同期
信号を変調マッピングされたデータにフレーム合成して
送受信するようにしたため、ビタビ復号する前に、パン
クチャーしたデータの部分にダミーデータを加えるデパ
ンクチャー変換を正確に行え、しかもデパンクチャー同
期信号は変調マッピングされたデータとは別に伝送され
るので情報効率の低下を防止できる。
である。
である。
ブロック図である。
ブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 送信側では、互いに周波数の異なる複数
の搬送波のそれぞれを、各搬送波に割り当てられた伝送
すべき情報信号からそれぞれ得た同相信号と直交信号で
別々に変調し、かつ、周波数分割多重した直交周波数分
割多重信号を生成してシンボル単位で送信し、受信側で
は前記直交周波数分割多重信号を受信してそれぞれの変
調された搬送波をそれぞれの同相信号と直交信号に復調
した後、情報信号を復号する直交周波数分割多重信号伝
送方法において、 送信側では、入力ディジタルデータに対して複数の誤り
訂正符号化レートの中からレート指定信号により指定さ
れた一の誤り訂正符号化レートにて誤り訂正符号を付加
した後、単一の符号化率のトレリス符号化を行い、更に
複数のパンクチャー符号化レートの中から前記レート指
定信号により指定された一のパンクチャー符号化レート
にてパンクチャー符号化を行った後、複数の変調マッピ
ング方式の中から前記レート指定信号により指定された
一の変調方式にてマッピングを行って生成したディジタ
ルデータと、前記パンクチャー符号化の際に生成したデ
パンクチャー同期信号とをフレーム合成して実数部信号
と虚数部信号を生成した後、これらの実数部信号と虚数
部信号に基づいて前記直交周波数分割多重信号を生成し
て空間伝送路へ送信し、 受信側では、前記空間伝送路を経て入力された前記直交
周波数分割多重信号を直交復調しFFT演算した後、フ
レームデコードして変調マッピングされたデータと前記
デパンクチャー同期信号とを取り出し、前記変調マッピ
ングされたデータに対しては複数の復調デマッピング方
式の中からレート指定信号により指定された変調側に対
応した一の復調デマッピング方式にてデマッピングを行
い、更に複数のデパンクチャー変換レートの中から前記
レート指定信号により指定された一のデパンクチャー変
換レートにて、前記デパンクチャー同期信号を使用して
デパンクチャー変換を行った後、変調側と同じ単一の符
号化率に対応するビタビ復号回路に追加回路を加えた復
号回路にてビタビ復号を行い、更に複数の誤り訂正復号
レートの中から前記レート指定信号により指定された一
の誤り訂正復号レートにて誤り訂正を行って復号データ
出力を得ることを特徴とする直交周波数分割多重信号伝
送方法。 - 【請求項2】 伝送すべき情報信号が入力される入力回
路により実数部信号と虚数部信号を生成した後IFFT
演算して同相信号と直交信号を生成し、更に直交変調し
て、互いに周波数の異なる複数の搬送波のそれぞれを、
各搬送波に割り当てられた前記同相信号と直交信号で別
々に変調し、かつ、周波数分割多重した直交周波数分割
多重信号を生成してシンボル単位で送信する送信装置に
おいて、 入力ディジタルデータに対して複数の誤り訂正符号化レ
ートの中からレート指定信号により指定された一の誤り
訂正符号化レートにて誤り訂正符号を付加して出力する
誤り訂正符号化回路と、 前記誤り訂正符号化回路の出力信号に対して単一の符号
化率のトレリス符号化を行うトレリス符号化回路と、 前記トレリス符号化回路の出力信号に対して複数のパン
クチャー符号化レートの中から前記レート指定信号によ
り指定された一のパンクチャー符号化レートにてパンク
チャー符号化を行って任意の符号化率のパンクチャー符
号化データを生成すると共に、デパンクチャー同期信号
を出力するパンクチャー符号化回路と、 前記パンクチャー符号化回路から取り出されたパンクチ
ャー符号化データに対して、複数の変調マッピング方式
の中から前記レート指定信号により指定された一の変調
方式にて変調マッピングを行ってディジタルデータを出
力する変調マッピング回路と、 前記変調マッピング回路の出力ディジタルデータと前記
デパンクチャー同期信号とをフレーム合成して前記実数
部信号と虚数部信号を生成出力するフレーム合成回路と
により前記入力回路を構成することを特徴とする送信装
置。 - 【請求項3】 誤り訂正符号化レートとパンクチャー符
号化レートと変調マッピング方式とをそれぞれ選択して
得られた伝送すべきディジタルデータと、パンクチャー
符号化の際に生成したデパンクチャー同期信号とをフレ
ーム合成して実数部信号と虚数部信号を生成した後、こ
れらの実数部信号と虚数部信号に基づいて生成された直
交周波数分割多重信号を受信し、直交復調後FFT演算
して前記実数部信号と虚数部信号を復調出力する受信部
から取り出された前記実数部信号と虚数部信号を受け、
出力回路により復号データを得る受信装置において、 前記受信部から取り出された前記実数部信号と虚数部信
号をフレームデコードして、前記変調マッピングされた
データと前記デパンクチャー同期信号とを出力するフレ
ームデコーダと、 前記フレームデコーダから出力された前記変調マッピン
グされたデータに対して複数の復調デマッピング方式の
中からレート指定信号により指定された変調側に対応し
た一の復調デマッピング方式にてデマッピングを行う復
調デマッピング回路と、 複数のデパンクチャー変換レートの中から前記レート指
定信号により指定された一のデパンクチャー変換レート
にて、前記復調デマッピング回路の出力信号に対して、
前記フレームデコーダから出力された前記デパンクチャ
ー同期信号を使用してダミーデータを付加するデパンク
チャー変換を行うデパンクチャー変換回路と、 前記デパンクチャー変換回路の出力信号を、送信側と同
じ単一の符号化率に対応する復号レートによりビタビ復
号を行うビタビ復号回路と、 前記ビタビ復号回路の出力信号を、複数の誤り訂正復号
レートの中から前記レート指定信号により指定された一
の誤り訂正復号レートにて誤り訂正を行って復号データ
を出力する誤り訂正回路とにより前記出力回路を構成す
ることを特徴とする受信装置。 - 【請求項4】 前記ビタビ復号回路は、送信側と同じ単
一の符号化率に対応する復号レートによりビタビ復号を
行うビタビ復号器に、前記デパンクチャー変換回路でダ
ミーデータにしたデータが、前記ビタビ復号器内部のメ
トリック計算回路に入力されたとき、メトリック計算に
おいて0データに対応するメトリックと1データに対応
するメトリックの中間値のメトリックを使用する操作を
行うための回路を追加した構成であることを特徴とする
請求項3記載の受信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27710198A JP3807120B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27710198A JP3807120B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115117A true JP2000115117A (ja) | 2000-04-21 |
JP3807120B2 JP3807120B2 (ja) | 2006-08-09 |
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ID=17578800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27710198A Expired - Fee Related JP3807120B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3807120B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004515102A (ja) * | 2000-11-22 | 2004-05-20 | エステーミクロエレクトロニクス ソシエテ アノニム | 同期を容易にしたターボコーダ |
US9319114B2 (en) | 2001-02-01 | 2016-04-19 | Qualcomm Incorporated | Coding scheme for a wireless communication system |
US9979580B2 (en) | 2001-02-01 | 2018-05-22 | Qualcomm Incorporated | Coding scheme for a wireless communication system |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP27710198A patent/JP3807120B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004515102A (ja) * | 2000-11-22 | 2004-05-20 | エステーミクロエレクトロニクス ソシエテ アノニム | 同期を容易にしたターボコーダ |
US9319114B2 (en) | 2001-02-01 | 2016-04-19 | Qualcomm Incorporated | Coding scheme for a wireless communication system |
US9647733B2 (en) | 2001-02-01 | 2017-05-09 | Qualcomm Incorporated | Coding scheme for a wireless communication system |
US9979580B2 (en) | 2001-02-01 | 2018-05-22 | Qualcomm Incorporated | Coding scheme for a wireless communication system |
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---|---|
JP3807120B2 (ja) | 2006-08-09 |
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