JP2001313625A - 直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置 - Google Patents

直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置

Info

Publication number
JP2001313625A
JP2001313625A JP2000125430A JP2000125430A JP2001313625A JP 2001313625 A JP2001313625 A JP 2001313625A JP 2000125430 A JP2000125430 A JP 2000125430A JP 2000125430 A JP2000125430 A JP 2000125430A JP 2001313625 A JP2001313625 A JP 2001313625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frame
transmission information
information bits
predetermined number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000125430A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kaneko
敬一 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2000125430A priority Critical patent/JP2001313625A/ja
Publication of JP2001313625A publication Critical patent/JP2001313625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法で所定数の伝送情報ビット毎に同
期した信号(フラグ)を付加して伝送出来、受信機に伝
達出来る符号化同期方法を提供する。 【解決手段】 直交周波数分割多重(OFDM)信号方
式による直交マルチキャリア信号の符号化同期方法にお
いて、符号化部は、 所定の伝送情報ビット数毎に前記
伝送情報ビットと同期した同期フラグ信号をOFDM送
信部に送り、 前記OFDM送信部は、前記同期フラグ
信号をもとに伝送情報をOFDM変調し、前記所定の伝
送情報ビット数毎に伝送番号を付して、前記伝送番号を
前記同期フラグとして特定の搬送波を用いて、夫々送信
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直交マルチキャリア
信号の伝送情報同期方法に係り、特に伝送すべき情報を
所定の帯域で伝送するためのディジタル変調方式を使用
する直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル情報を伝送する場合、単一周
波数の搬送波(キャリア)をディジタル情報に基づいて
位相変調(PSK)、あるいは直交振幅変調(QAM)
するなどしてから伝送する方法が広く知られている。
【0003】位相変調(PSK)方式は、伝送すべきデ
ィジタル情報を搬送波の位相成分に対応させて情報を伝
送する方式であり、直交振幅変調(QAM)方式は、搬
送波の位相と振幅の両方を変化させる方式である。従来
は、これらの変調方式のいずれを採用した伝送システム
でも、単一周波数の搬送波が所定の伝送帯域幅に納まる
ように変調して伝送している。
【0004】一方、最近では新たな伝送方式として、直
交周波数分割多重(OFDM)方式と呼ばれるマルチキ
ャリア伝送方式も提案されている。このOFDM方式
は、伝送帯域幅内に複数の直交する搬送波を発生させ、
それぞれの搬送波を位相変調や直交振幅変調する方式で
ある。なお、「搬送波が直交している」とは、隣接する
搬送波のスペクトラムが、当該搬送波の周波数位置で零
になることを意味する。
【0005】このOFDM方式は、各搬送波当たりの占
有帯域幅が狭くなり変調速度が遅くなる一方、複数の搬
送波に情報を分割して伝送するため、総合的な情報の伝
送速度は低下しないという特長がある。
【0006】また、変調速度(シンボルレート)が遅く
なるため、マルチパスによる遅延波の干渉領域にガード
インターバルなる緩衝時間を設けても、相対的な効率の
低下が少なくて済む。従って、このOFDM方式は、マ
ルチパス環境下での特性に優れ、地上波ディジタル放送
の伝送方式として注目されている。
【0007】このOFDM方式の送信側においては、O
FDM信号、すなわち直交マルチキャリア信号の発生に
IDFT変換(逆離散フーリエ変換)が用いられる。伝
送すべき情報を各搬送波の位相あるいは振幅成分とみな
し、周波数領域からIDFT変換を施して時間領域の信
号に変換する。
【0008】OFDM方式の受信側では、DFT変換
(離散フーリエ変換)により時間領域の信号を周波数領
域に戻す処理を行なう。近年の半導体技術の進展により
これらの信号処理が比較的高速で実現出来るようになっ
たことも、このOFDM方式が注目されている理由の一
つである。
【0009】かかるOFDM信号、すなわち直交マルチ
キャリア信号の伝送において、符号化部では、トレリス
符号化部は複数の符号化率(例えば、1/2、2/3、
3/4、5/6,7/8等)が設定出来るようになって
いる。また、キャリア変調方式でも、複数の変調方式
(例えばDQPSK、QPSK、16QAM、64QA
M等)が選択出来るようになっている。また、所定のビ
ットを間引くパンクチャー部を備えている。
【0010】図6に、従来の直交周波数分割多重信号送
信装置のブロック図の一例を、図7に、従来の送信装置
の入力回路のブロック図の一例をそれぞれ示す。図6は
従来の直交周波数分割多重信号送信装置の一例のブロッ
ク図を示す。この送信装置は本出願人が特開平9−15
3882号公報にて開示した送信装置の主要部分であ
る。
【0011】同図において、入力端子51を介して入力
されたディジタルデータは、入力回路52に供給され
て、必要に応じて誤り訂正符号の付与がクロック分周器
53よりのクロックに基づいて行われる。クロック分周
器53は中間周波数発振器55よりの中間周波数を分周
して、この中間周波数に同期したクロックを発生する。
【0012】誤り訂正符号が付加されたディジタルデー
タは、入力回路52からIFFT演算部54に供給され
る。このIFFT演算部54は、入力回路52よりのデ
ィジタルデータを逆高速フーリエ変換(IFFT)演算
して同相信号(I信号)及び直交信号(Q信号)を生成
する。
【0013】クロック分周器53からのクロックに基づ
いて、IFFT演算部54より連続的に読み出されたI
FFT演算結果であるI信号とQ信号は、ディジタル直
交変調器56に供給され、ここで中間周波数発振器55
よりの中間周波数を第1の搬送波とし、かつ、この中間
周波数の位相を90度シフトした中間周波数を第2の搬
送波として直交振幅変調(QAM)して、例えば257
波(正負128組の搬送波と中心搬送波一つ)の情報搬
送波からなるOFDM信号を生成する。
【0014】なお、正負1組の搬送波とは、中心搬送波
に対して対称な周波数位置にある2つの搬送波を指し、
中心搬送波より高域側の搬送波を正側の搬送波、中心搬
送波より低域側の搬送波を負側の搬送波というものとす
る。
【0015】ディジタル直交変調器56よりシンボル単
位で取り出されたOFDM信号は、D/A変換器57に
供給され、ここでクロック分周器53からのクロックを
サンプリングクロックとしてアナログ信号に変換された
後、周波数変換器58により所定の送信周波数帯のRF
信号に周波数変換された後、送信部59で電力増幅等の
送信処理を受けて図示しないアンテナより空中(空中伝
送路)へ放射される。
【0016】また、受信状況に応じて多数の符号化及び
変調方式が選択可能な直交周波数分割多重信号伝送方法
として、特開平11−163823号が提案されてい
る。図7はこの提案方法における入力回路の主要部分の
ブロック図を示す。図7に示す入力回路は図6に示した
直交周波数分割多重信号送信装置の入力回路52として
用い得る回路である。
【0017】図6の入力回路52は単一の誤り訂正符号
化回路及び変調マッピング回路にて構成されているのに
対して、図7の入力回路は複数の誤り訂正符号化レー
ト、トレリス符号化レート及び変調マッピング方式の中
から、レート指定信号により各レートを指定される誤り
訂正符号化回路65、トレリス符号化回路66及び変調
マッピング回路67と、フレーム合成回路68より構成
されている。
【0018】変調マッピング回路67は、例えば4PS
K、16QAM、64QAM及び256QAMなどの変
調方式による変調マッピング回路から構成されており、
上記のレート指定信号に基づき、いずれか1種類の変調
マッピング回路が選択使用されて、変調マッピングされ
たディジタルデータをレートを示すID信号と共に生成
して出力する。また、フレーム合成回路68は、前記変
調マッピング回路67により変調マッピングされたディ
ジタルデータ及びID信号を、フレーム合成してR信
号、I信号として出力する。
【0019】図10は従来の直交マルチキャリア信号復
号方法が適用されるマルチキャリア信号受信装置の一例
のブロック図を示す。
【0020】図10において、空間伝送路を介して入力
された間欠型の直交マルチキャリア信号は、画像データ
等受信用アンテナ(図示せず)を介して受信部111に
より受信されて高周波増幅される。更に周波数変換器1
12により中間周波数に周波数変換され、中間周波増幅
器113により増幅された後、キャリア抽出及び直交復
調器114に供給される。
【0021】一方、中間周波数発振器115から取り出
された中間周波数は、前記キャリア抽出及び直交復調器
114に直接に供給される一方、90°シフタ116に
より位相が90°シフトされてからキャリア抽出及び直
交復調器114に供給される。
【0022】これにより、キャリア抽出及び直交復調器
114からは送信装置の直交変調器に入力されたアナロ
グ信号と同等のアナログ信号(周波数分割多重信号)が
復調されて取り出される。この復調されて取り出された
信号は、低域フィルタ(LPF)118によりOFDM
信号情報として伝送された必要な周波数帯域の信号が通
過されてA/D変換器119に供給され、同期信号発生
回路117よりのサンプルクロックに基づいて、前述し
た例では、1シンボル期間当たりのデータ数でサンプリ
ングされたディジタル信号に変換される。
【0023】更に、同期信号発生回路117は、サンプ
ル同期信号を発生するサンプル同期信号発生回路部と、
シンボル期間を検出してシンボル同期信号を発生するシ
ンボル同期信号発生回路部と、これらサンプル同期信号
及びシンボル同期信号よりガードインターバル期間除去
のための区間信号などのシステムクロックを発生するシ
ステムクロック発生回路部を有している。
【0024】A/D変換器119より取り出されたディ
ジタル信号は、ガードインターバル期間処理回路に供給
され、ここで同期信号発生回路117よりのサンプルク
ロックとシンボル同期信号に基づいて、1シンボルを構
成するディジタルデータ列のうちガードインターバル期
間を除くDFTウィンドウの所定量のディジタルデータ
列がDFT,QAM復号回路120に出力される。
【0025】DFT,QAM復号回路120は、同期信
号発生回路117よりのサンプルクロックに基づいて、
入力ディジタルデータ列を取り込み、DFT変換演算し
て復調ディジタル情報信号(各周波数毎の実数部、虚数
部の各信号レベル)を算出する。この復号ディジタル情
報信号は、出力回路121により並直列変換などの出力
処理が行われて、出力端子122へ出力される。
【0026】図11に示される出力回路は、図10に示
した直交周波数分割多重信号受信装置の出力回路121
として用いる回路である。図11の出力回路は複数の復
調デマッピング方式、ビタビ復号の復号レート及び誤り
訂正方式の復号レートの中から、レート指定信号により
各レートを指定される復調デマッピング回路91、ビタ
ビ復号回路92及び誤り訂正回路93と、フレームデコ
ーダ90にて構成されている。
【0027】フレームデコーダ90はR信号とI信号を
デコードして変調マッピングされたディジタル信号を復
調デマッピング回路91に供給する。ID信号を復調し
たレート指定信号に基づき、変調マッピングで選択され
た変調方式に対応した復調方式のデマッピング回路が選
択されている復調デマッピング回路91は、入力ディジ
タルデータを復調する。このディジタルデータは、レー
ト指定信号により指定された復号レートのビタビ復号回
路92で復号された後、誤り訂正回路93においてレー
ト指定信号により指定された復号レートで誤り訂正され
た後復号データとして出力される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】復号部(受信装置)で
は、送信機側で間引いた情報にダミーデータを加える操
作(デパンクチャー変換)が必要である。即ち、デパン
クチャーする為のデータに同期した信号が必要である。
また、ビタビ復号器の初期化や、所定時間毎の再初期化
のためにもデータに同期した信号が必要となる。
【0029】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
簡単な方法で所定数の伝送情報ビット毎に同期した信号
(フラグ)を付加して伝送出来、受信機に伝達出来る符
号化同期方法を提供して伝送情報データに同期した信号
の送受信を可能にすることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、符号化部と直交周波数分割多重
(OFDM)送信部とを有するOFDM信号方式による
直交マルチキャリア信号の符号化同期方法において、前
記符号化部は、所定の伝送情報ビット数毎に前記伝送情
報ビットと同期した同期フラグ信号をOFDM送信部に
送り、前記OFDM送信部は、前記同期フラグ信号をも
とに伝送情報をOFDM変調し、前記所定の伝送情報ビ
ット数毎に伝送番号を付して、前記伝送番号を前記同期
フラグとして特定の搬送波を用いて送信するようにした
ことを特徴とする直交マルチキャリア信号の符号化同期
方法を提供し、請求項2の発明は、符号化部と直交周波
数分割多重(OFDM)送信部とを有し、シンボル期間
は所定の伝送情報ビット数に対応し、且つ、フレーム期
間は所定の前記シンボル数に対応し、且つ、ブロック期
間は所定の前記フレーム数に対応して構成される直交周
波数分割多重信号方式による直交マルチキャリア信号の
符号化同期方法において、前記符号化部は、シンボル同
期フラグを前記シンボル期間に対応させて所定数の伝送
情報ビット毎に、且つ,フレーム同期フラグを前記フレ
ーム期間に対応させて所定数の伝送情報ビット毎に、且
つ、ブロック同期フラグを前記ブロック期間に対応させ
て所定数の伝送情報ビット毎に夫々OFDM送信部に送
り、前記OFDM送信部は、前記シンボル期間に対応し
たシンボル番号、前記フレーム期間に対応したフレーム
番号、及び前記ブロック期間に対応したブロック番号の
内少なくとも前記フレーム番号を前記フレーム同期フラ
グとして特定の搬送波を用いて送信するようにしたこと
を特徴とする直交マルチキャリア信号の符号化同期方法
を提供し、請求項3の発明は、請求項2に記載された直
交マルチキャリア信号の符号化同期方法において、前記
符号化部は、符号化率、変調方式の設定変更と共に、シ
ンボル当りの伝送情報ビット数、フレーム当りのシンボ
ル数、ブロック当りのフレーム数を変更することを特徴
とする直交マルチキャリア信号の符号化同期方法を提供
し、請求項4の発明は、符号化部と直交周波数分割多重
(OFDM)送信部とを有するOFDM信号方式による
直交マルチキャリア信号の符号化同期装置において、前
記符号化回路は、所定の伝送情報ビット数毎に前記伝送
情報ビットと同期した同期フラグ信号をOFDM送信部
に送り、前記OFDM送信部は、前記同期フラグ信号を
もとに伝送情報をOFDM変調し、前記所定の伝送情報
ビット数毎に伝送番号を付して、前記伝送番号を前記同
期フラグとして特定の搬送波を用いて、夫々送信するよ
うにしたことを特徴とする直交マルチキャリア信号の符
号化同期装置を提供し、請求項5の発明は、符号化部と
直交周波数分割多重(OFDM)送信部とを有し、シン
ボル期間は所定の伝送情報ビット数に対応し、且つ,フ
レーム期間は所定の前記シンボル数に対応して、且つ、
ブロック期間は所定の前記フレーム数に対応して構成さ
れる直交周波数分割多重信号方式による直交マルチキャ
リア信号の符号化同期装置において、前記符号化部は、
シンボル同期フラグを前記シンボル同期信号に対応させ
て所定数の伝送情報ビット毎に、且つ,フレーム同期フ
ラグを前記フレーム期間に対応させて所定数の伝送情報
ビット毎に、且つ、ブロック同期フラグを前記ブロック
期間に対応させて所定数の伝送情報ビット毎に夫々OF
DM送信部に送り、前記OFDM送信部は、前記シンボ
ル同期フラグの指示する所定数の伝送情報ビットで1シ
ンボルを、且つ,前記フレーム同期フラグの指示する所
定数の伝送情報ビットで1フレームを、且つ、前記ブロ
ック同期フラグの指示する所定数の伝送情報ビットで1
ブロックを夫々構成し、前記シンボル期間に対応したシ
ンボル番号、前記フレーム期間に対応したフレーム番
号、及び前記ブロック期間に対応したブロック番号の内
少なくとも前記フレーム番号を前記フレーム同期フラグ
として特定の搬送波を用いて送信するようにしたことを
特徴とする直交マルチキャリア信号の符号化同期装置を
提供し、請求項6の発明は、請求項5に記載された直交
マルチキャリア信号の符号化同期装置において、前記符
号化部は、符号化率、変調方式の設定変更と共に、 シ
ンボル当りの伝送情報ビット数、フレーム当りのシンボ
ル数、ブロック当りのフレーム数を変更することを特徴
とする直交マルチキャリア信号の符号化同期装置を提供
し、請求項7の発明は、請求項1に記載された直交マル
チキャリア信号の符号化同期方法により送信される信号
を受信復号する、直交周波数分割多重(OFDM)受信
部と復号化部とを有する直交マルチキャリア信号の復号
化同期方法において、前記OFDM受信部は、特定の搬
送波を用いてフレーム番号、あるいはシンボル番号とフ
レーム番号を受信して、前記復号化部に送り、前記復号
化部は、前記シンボル同期フラグ、フレーム同期フラ
グ、ブロック同期フラグ、あるいはそれらの組合せ信号
を供給されることにより、前記復号化回路部の初期化、
伝送情報との同期を取るようにしたことを特徴とする直
交マルチキャリア信号の復号化同期方法を提供し、請求
項8の発明は、請求項2に記載された直交マルチキャリ
ア信号の符号化同期方法により送信されるようにした信
号を受信復号する、直交周波数分割多重(OFDM)受
信部と復号化部とを有する直交マルチキャリア信号の復
号化同期方法において、前記OFDM受信部は、特定の
搬送波を受信し、シンボル同期フラグを前記シンボル期
間に対応させて所定数の伝送情報ビット毎に、且つ、フ
レーム同期フラグを前記フレーム期間に対応させて所定
数の伝送情報ビット毎に、且つ、ブロック同期フラグを
前記ブロック期間に対応させて所定数の伝送情報ビット
毎に夫々前記復号化部に送り、前記復号化部は、前記シ
ンボル同期フラグの指示する所定数の伝送情報ビットで
1シンボル期間を、且つ、前記フレーム同期フラグの指
示する所定数の伝送情報ビットで1フレーム期間を、且
つ、前記ブロック同期フラグの指示する所定数の伝送情
報ビットで1ブロック期間を夫々構成し、前記シンボル
期間に対応したシンボル番号、前記フレーム期間に対応
したフレーム番号、及び前記ブロック期間に対応したブ
ロック番号の内少なくとも前記フレーム番号を前記フレ
ーム同期フラグとして同期回路に供給するようにしたこ
とを特徴とする直交マルチキャリア信号の復号化同期方
法を提供し、請求項9の発明は、請求項4に記載された
直交マルチキャリア信号の符号化同期装置により送信さ
れた信号を受信復号する、直交周波数分割多重(OFD
M)受信部と復号化部とを有する直交マルチキャリア信
号の復号化同期装置において、前記OFDM受信部は、
前記同期フラグ信号をもとに伝送情報をOFDM変調
し、前記所定の伝送情報ビット数毎に伝送番号を付し
て、前記伝送番号を前記同期フラグとして特定の搬送波
を用いて前記復号化回路に送り、前記復号化回路は、
所定の伝送情報ビット数毎に前記伝送情報ビットと同期
した同期フラグ信号を同期を必要とする回路に供給する
ようにしたことを特徴とする直交マルチキャリア信号の
復号化同期装置を提供し、請求項10の発明は、請求項
5に記載された直交マルチキャリア信号の符号化同期装
置により送信された信号を受信復号する、直交周波数分
割多重(OFDM)受信部と復号化部とを有し、シンボ
ル期間は所定の伝送情報ビット数に対応し、且つ、フレ
ーム期間は所定の前記シンボル数に対応して、且つ、ブ
ロック期間は所定の前記フレーム数に対応して構成され
る直交マルチキャリア信号の復号化同期装置において、
前記OFDM受信部は、シンボル同期フラグを前記シン
ボル同期信号に対応させて所定数の伝送情報ビット毎
に、且つ,フレーム同期フラグを前記フレーム期間に対
応させて所定数の伝送情報ビット毎に、且つ、ブロック
同期フラグを前記ブロック期間に対応させて所定数の伝
送情報ビット毎に夫々前記復号化部に送り、前記復号化
部は、前記シンボル同期フラグの指示する所定数の伝送
情報ビットで1シンボルを、且つ,前記フレーム同期フ
ラグの指示する所定数の伝送情報ビットで1フレーム
を、且つ、前記ブロック同期フラグの指示する所定数の
伝送情報ビットで1ブロックを夫々構成し、前記シンボ
ル期間に対応したシンボル番号、前記フレーム期間に対
応したフレーム番号、及び前記ブロック期間に対応した
ブロック番号の内少なくとも前記フレーム番号を前記フ
レーム同期フラグとして特定の搬送波を用いて同期回路
部に供給するようにしたことを特徴とする直交マルチキ
ャリア信号の復号化同期装置を提供するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の直交マルチキャリア信号
の符号化同期装置の一実施例について、図と共に以下に
説明する。本発明の直交マルチキャリア信号の符号化同
期装置の一実施例を図1に、本発明の入力回路の構成を
図2に、本発明が適用されるマルチキャリア信号送信装
置の一実施例のブロック構成を図3に、また、本発明の
要点であるデータ同期フラグ信号のタイミングチャート
図を図4に夫々示す。
【0032】図1において、MPEG等で符号化された
伝送情報が一定の速度で連続的に入力回路11に供給さ
れる。その入力データは、後述する図2に示されるよう
な所定の信号処理が施されて、OFDM送信部12に供
給される。
【0033】実施例のOFDM送信部12は512ポイ
ント逆FFTを行なう。ここでは、そのうち256本を
情報の伝送のために供する。変調をQPSK変調した場
合、1キャリアで2ビット(bit)の伝送が出来るた
め、全体(256本)では、512ビットがOFDM伝
送の基本期間である1シンボル期間で伝送出来る。
【0034】入力回路11は、1シンボル分の伝送情報
ビット毎にシンボル同期フラグをOFDM送信部12に
送る。従って、512ビット(64バイト(Byt
e))毎に入力回路11は、シンボルデータ同期フラグ
をOFDM送信部12に送る。
【0035】また、所定数のシンボル毎にフレーム同期
フラグをOFDM送信部12に送る。204シンボルで
1フレームを構成し、204×64バイト毎に入力回路
11は、フレーム同期フラグをOFDM送信部12に送
る。
【0036】また、所定数のフレーム毎にブロック同期
フラグをOFDM送信部12に送る。256フレームで
1ブロックを構成し、204×64×256バイト毎に
入力回路11は、ブロック同期フラグをOFDM送信部
12に送る。OFDM送信部12では、シンボル同期フ
ラグ毎のデータを1つのまとまりとしてIDFT演算を
行ない、1シンボルを生成する。
【0037】OFDM変調方式では、ある特定の搬送波
を使用して伝送パラメータ(情報)等を送受することが
一般的である。地上ディジタルテレビジョン放送方式の
技術的条件の、モードを指定するための情報であるTM
CC(Transmission and Multiplexing Configuration
Control)信号のように行なう。
【0038】1つの搬送波を使用し、DBPSK変調で
パラメータ(情報)を送る場合、1シンボルで1ビット
送信出来る。よって、図4に示されるように、1フレー
ム当り204シンボル(シンボル伝送番号0〜203)
で構成した場合、204ビットのパラメータ(情報)を
送信出来る。
【0039】図5に、本発明の直交マルチキャリア信号
の符号化同期装置の各符号ビット(B)の割当ての一実
施例を示す。図5に示される各符号ビット(B)の割当
てにおいて、B0は差動復調の基準(1ビット)、B1〜
B16 は同期信号(16ビット)、B17〜B32 はフレー
ム番号(16ビット)、B33,B34 は変調方式(2ビッ
ト)、B35〜B37は符号化率(3ビット)、B38〜Bnは
リザーブド((n‐37)ビット)、そして、Bn+1〜B20
3はパリティ((203‐n)ビット)をそれぞれ示してい
る。
【0040】ここで、フレーム同期フラグ毎に1フレー
ムを構成し、204ビットのパラメータ(情報)の最初
のパラメータから送信するようにする。前記のパラメー
タ(情報)にはフレーム伝送番号を挿入する。その際、
ブロック同期フラグを利用して、ゼロからフレーム毎に
カウントアップし、ブロック同期フラグでリセットを行
なう。
【0041】図3はこの本発明の直交マルチキャリア信
号符号化同期方法が適用されるマルチキャリア信号送信
装置の一実施例のブロック構成図を示す。このマルチキ
ャリア信号送信装置の一実施例は、データ入力端子3
1、クロック分周器(クロック分周器)33、IFFT
演算部34、中間周波数発振器35、直交変調器36、
D/A変換器37、周波数変換器38、及び送信部39
より構成されている。このマルチキャリア信号送信装置
では、IFFT演算部34において、クロック信号発生
器(クロック分周器)33からの同期信号等に基づい
て、IDFT演算を実行する。
【0042】図3に示されるマルチキャリア信号送信装
置において、入力端子31には伝送すべきディジタルデ
ータが入力される。このディジタルデータ、例えば、カ
ラー動画像符号化表示方式であるMPEG方式等の符号
化方式で圧縮された符号化画像データや符号化音声デー
タなどは、入力回路32に供給されて必要に応じて誤り
訂正符号の付与がクロック信号発生器33よりのクロッ
ク信号に基づいて行なわれる。
【0043】誤り訂正符号が付加されたディジタルデー
タは、所定の時間間隔(シンボル時間)で所定ビット単
位で入力回路32からIFFT演算部34に供給され
る。このIFFT演算部34は、信号発生器(クロック
分周器)33よりの同期信号に基づいて、入力ディジタ
ルデータをIDFT演算すると共に、ガードインターバ
ル期間を付加して、同相信号(I信号)及び直交信号
(Q信号)を生成する。
【0044】クロック分周器33からのクロック信号に
基づいて、読み出されたI信号とQ信号は、デジタル直
交変調器36で直交変調された後、D/A変換器37で
アナログ信号に変換される。前記D/A変換器37の出
力は周波数変換器38により所定の送信周波数帯のRF
信号に周波数変換され、伝送(送信)部39で電力増幅
等の送信処理を受けた後、伝送(送信)部39から取り
出され、図示しない画像データ等の送信用アンテナを介
してより空中、空間伝送路へ放射される。
【0045】つぎに、本発明の符号化同期装置の他の機
能についてさらに説明する。図3において、入力回路3
2には、外部から符号化率選択信号、変調方式選択信号
等が供給される。入力回路32は、これらの符号化率選
択、変調方式選択信号から予め設定された、フレーム当
りのシンボル数、ブロック当りのフレーム数を夫々決定
し、前記フレーム同期フラグ、ブロック同期フラグの信
号発生を変更する。
【0046】入力回路32は、変更された、1シンボル
分の伝送情報ビット毎にシンボル同期フラグを対応付け
して、所定数のシンボル毎(例えば、シンボル伝送番号
0〜204)にフレーム同期フラグを対応付けして、そ
して所定数のフレーム毎(例えば、フレーム伝送番号0
〜255)にブロック同期フラグを対応付けして、IF
FT演算部34にそれぞれ供給する。
【0047】これの目的は、入力回路32に外部から供
給される符号化率、変調方式等の信号の変更により、伝
送される伝送情報ビットが変化するため、適切な数のデ
ータを一つのまとまりとする役割を果たす。MPEGで
符号化されたデータは188バイトを1つのパケットと
して取り扱っている。
【0048】これらのデータを伝送する場合、188バ
イトの整数倍あるいは、整数分の一を伝送のまとまりに
すると、MPEGデータと同期が取れて、データの取扱
いが容易となる。誤り訂正を加えた188+16=20
4バイトの整数倍、整数分の一でもよい。
【0049】つぎに、図1に示される入力回路11の構
成及び動作について、図2と共に更に以下に説明する。
図2に示されるように、伝送すべきディジタルデータが
誤り訂正符号化回路21に入力される。この伝送すべき
ディジタルデータとしては、例えばカラー動画像符号化
方式であるMPEG方式などの高能率符号化方式で圧縮
されたディジタル映像信号やディジタル音声信号などが
ある。
【0050】前記誤り訂正符号化回路21は、例えば2
種類の符号化レートの符号化回路から構成されている。
誤り訂正符号化回路21は、外部から符号化率選択信
号、変調方式選択信号が同期フラグ発生回路26に供給
されることによって同期フラグ発生回路26より出力さ
れる同期フラグ信号に基づき、どちらか1種類の符号化
レートの符号化回路を選択使用して、ディジタルデータ
を誤り訂正符号(例えばリード・ソロモン符号)化し
て、トレリス符号化回路22に供給する。
【0051】トレリス符号化回路22は、単一の符号化
率(例えば符号化率1/2)の畳込み符号化回路を使用
する。畳込み符号化されたディジタルデータは、パンク
チャー符号化回路23に供給される。
【0052】前記パンクチャー符号化回路23は、前記
の単一の符号化率(例えば符号化率1/2)の畳込み符
号から一定の法則に従ってデータを消去(パンクチャ
ー)することによって、任意の符号化率の符号を生成す
るものであり、例えば1/2、3/4、5/6、7/8
の4種類の符号化率のパンクチャー符号化部から構成さ
れており、上記同期フラグ発生回路26より出力される
同期フラグ信号に基づき、いずれか1種類のパンクチャ
ー符号化部が選択使用されてパンクチャー符号化を行な
う。
【0053】パンクチャー符号化されたディジタルデー
タは、変調マッピング回路24に供給される。パンクチ
ャー符号化回路23に供給された同期フラグは、同時
に、同期フラグ発生回路26よりシンボル同期フラグ、
フレーム同期フラグ、ブロック同期フラグ信号として、
図1に示されるOFDM送信部12を介して受信側に出
力され、受信側のデパンクチャー変換回路等でのリセッ
ト信号として必要とされる。
【0054】変調マッピング回路24は、例えば4PS
K、16QAM、64QAM及び256QAMの4種類
の変調方式による変調マッピング回路部から構成されて
おり、上記の同期フラグ信号に基づき、いずれか1種類
の変調マッピング回路部が選択使用されて、変調マッピ
ングしたディジタルデータを生成して次のフレーム合成
回路25に出力する。
【0055】前記フレーム合成回路25は、変調マッピ
ング回路24より取り出された変調マッピングされたデ
ィジタルデータと、上記のシンボル、フレーム、ブロッ
ク同期フラグ信号とが供給されて、これらの信号をフレ
ーム合成する。必要に応じてフレーム同期信号やID信
号などを合成することも出来る。
【0056】フレーム合成回路25にて合成されて出力
されたR信号出力とI信号出力は、図1に示されるOF
DM送信部12に夫々供給される。ここで図3と共に説
明したように、IFFT演算部34に入力されてIFF
T演算され、同相信号(I信号)と直交信号(Q信号)
に変換される。
【0057】これらのI信号とQ信号はディジタル直交
変調器36で中間周波数(IF)信号帯に直交変調さ
れ、D/A変換された後、周波数変換器38でRF信号
帯に周波数変換され、伝送部39で電力増幅されて送信
アンテナ(図示せず)より空間伝送路に発信される。
【0058】つぎに、本発明の直交マルチキャリア信号
の復号化同期方法が適用される装置の一実施例について
述べる。本発明の一実施の形態を図1に、本発明の要点
であるデータ同期フラグ信号のタイミング図を図4に示
す。入力回路は、1シンボル分の伝送情報ビット毎にシ
ンボル同期フラグをOFDM送信部に送る。また、所定
数のシンボル毎にフレーム同期フラグをOFDM送信部
に送る。また、所定数のフレーム毎にブロック同期フラ
グをOFDM送信部に送る。
【0059】OFDM送信部では、シンボル同期フラグ
毎のデータを1つのまとまりとしてIDFT演算を行な
い、1シンボルを生成する。
【0060】OFDM方式では、ある特定の搬送波を使
用して伝送パラメータ等を送受信することが一般的であ
る。1つの搬送波を使用し、DQPSK変調でパラメー
タを送る場合、1シンボルで1ビット送信出来る。よっ
て、1フレーム当り204シンボルで構成した場合20
4ビットのパラメータ(情報)を送信出来る。ここで、
フレーム同期フラグ毎に1フレームを構成し、204ビ
ットのパラメータの最初のパラメータから送信するよう
にする。
【0061】更に、前記のパラメータにフレーム番号を
挿入してもよい。その際、ブロック同期フラグを利用し
て、ゼロからフレーム毎にカウントアップし、ブロック
同期フラグでリセットする。
【0062】図8はこの本発明の直交マルチキャリア信
号符号化同期方法の一実施の形態が適用されるマルチキ
ャリア信号受信装置の一例のブロック図を示す。このマ
ルチキャリア信号受信装置では、FFT演算部80が同
期信号発生回路77からの同期信号等に基づいてDFT
演算を実行する。
【0063】図8はこの本発明の直交マルチキャリア信
号復号方法の一実施の形態が適用されるマルチキャリア
信号受信装置の一例のブロック図を示す。
【0064】図8において、空間伝送路を介して入力さ
れたマルチキャリア信号は、画像データ等受信用アンテ
ナ(図示せず)を介して受信部71により受信されて高
周波増幅される。更に周波数変換器72により中間周波
数に周波数変換され、中間周波増幅器73により増幅さ
れた後、キャリア抽出及び直交復調器74に供給され
る。
【0065】一方、中間周波数発振器75から取り出さ
れた中間周波数は、前記キャリア抽出及び直交復調器7
4に直接に供給される一方、90度シフタ76により位
相が90度シフトされてからキャリア抽出及び直交復調
器74に供給される。
【0066】これにより、キャリア抽出及び直交復調器
74からは送信装置の直交変調器に入力されたアナログ
信号と同等のアナログ信号(周波数分割多重信号)が復
調されて取り出される。この復調されて取り出された信
号は、低域フィルタ(LPF)78によりOFDM信号
情報として伝送された必要な周波数帯域の信号が通過さ
れてA/D変換器79に供給され、同期信号発生回路7
7よりのサンプルクロックに基づいて、前述した例で
は、1シンボル期間当たりのデータ数でサンプリングさ
れたディジタル信号に変換される。
【0067】更に、同期信号発生回路77は、サンプル
同期信号を発生するサンプル同期信号発生回路部と、シ
ンボル期間を検出してシンボル同期信号を発生するシン
ボル同期信号発生回路部と、これらサンプル同期信号及
びシンボル同期信号よりガードインターバル期間除去の
ための区間信号などのシステムクロックを発生するシス
テムクロック発生回路部を有している。
【0068】A/D変換器79より取り出されたディジ
タル信号は、ガードインターバル期間処理回路に供給さ
れ、ここで同期信号発生回路77よりのサンプルクロッ
クとシンボル同期信号に基づいて、1シンボルを構成す
るディジタルデータ列のうちガードインターバル期間を
除くDFTウィンドウの所定量のディジタルデータ列が
DFT,QAM復号回路80に出力される。
【0069】DFT,QAM復号回路80は、同期信号
発生回路77よりのサンプルクロックに基づいて、入力
ディジタルデータ列を取り込み、DFT変換演算して復
調ディジタル情報信号(各周波数毎の実数部、虚数部の
各信号レベル)を算出する。この復号ディジタル情報信
号は、出力回路15により並直列変換などの出力処理が
行われて出力端子82へ出力される。
【0070】また、前記DFT,QAM復号回路80
は、DFT変換演算毎に生成される情報信号を、出力回
路15に送る毎に、その始まりのフラグ(シンボル同期
フラグ)を出力回路15に送る。
【0071】また、DFT,QAM復号回路80は、伝
送パラメータ等を伝送する特定の搬送波の復号を行な
う。その結果、当該搬送波に含まれている情報により、
フレーム同期フラグ、ブロック同期フラグを生成して出
力回路15に送る。
【0072】既述特定の搬送波で伝送する伝送パラメー
タ等の一例としては、その搬送波はDQPSK変調で情
報を送受し、情報の構成例は、最初に、DQPSK変調
するための基準データ、次に同期化コード、フレーム番
号、符号化率、変調方法等であり、1シンボルで1ビット
を伝送する為、フレームを構成するシンボル数のビット
数が伝送出来る。
【0073】DFT,QAM復号回路80は、同期化コ
ードを検出し、フレーム番号、符号化率、変調方法等を
知る。このことは、即ちフレームの始まりを検出出来て
いることであり、フレーム同期フラグを生成して出力回
路15に送ることは容易である。また、インクリメント
されるフレーム番号を確認することにより、ブロック同
期フラグを生成して出力回路15に送ることは容易であ
る。
【0074】図9に本発明の直交マルチキャリア信号の
復号化同期方法の出力回路15を示す。この出力回路1
5は、同期フラグ入力回路83、フレームデコーダ8
4、復調デマッピング回路85、デパンクチャー回路8
6、ビタビ復号回路87より構成されている。DFT,
QAM復号回路80からの同期フラグは同期フラグ入力
回路83に供給される。前記同期フラグ入力回路83の
出力の同期フラグが供給され、デパンクチャー回路8
6、ビタビ復号回路87等の初期化、データとの同期化
が行なわれる。MPEG2で符号化されたデータは、1
88バイトを1つのパケットとして取り扱っている。
【0075】このデータに誤り訂正の符号(16バイ
ト)を付加し、204バイト(1632ビット)をある
データのまとまりとする。このまとまりの整数倍あるい
は、整数分の一を伝送のまとまりにすると、MPEGデ
ータと同期が取れて、データの取扱いが容易となる。
【0076】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の直交マ
ルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置
によれば、所定の伝送情報ビット数毎に伝送番号を付し
て、前記伝送番号を同期フラグとして特定の搬送波を用
いて、夫々送信するようにしたので、復号化部(受信装
置)で簡単に、個々のデータに対応(同期)した、フレ
ーム同期フラグ信号を得ることが出来る。本発明による
と、このデータに同期した同期フラグ信号を使用して、
デパンクチャー同期、ビタビ復号器のリセット等が簡単
に実現させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直交マルチキャリア信号の符号化同期
装置及びその方法の一実施例のブロック構成を示した図
である。
【図2】図1の入力回路11の一実施例のブロック構成
を示した図である。
【図3】本発明の直交マルチキャリア信号の符号化同期
装置の一実施例のブロック構成を示した図である。
【図4】本発明の一実施例の同期フラグの同期タイミン
グを示したタイミングチャートを示した図である。
【図5】本発明の符号化同期装置及びその方法の符号ビ
ット割当ての一実施例(204ビットの場合)を示した
図である。
【図6】従来の直交マルチキャリア信号の符号化同期装
置の一例のブロック構成を示した図である。
【図7】従来の直交マルチキャリア信号の符号化同期装
置の入力回路の一例のブロック構成を示した図である。
【図8】本発明の直交マルチキャリア信号の受信装置の
一実施例のブロック構成を示した図である。
【図9】図1の出力回路15の一実施例のブロック構成
を示した図である。
【図10】従来の直交マルチキャリア信号の復号化装置
の一例のブロック構成を示した図である。
【図11】従来の直交マルチキャリア信号の復号化装置
の出力回路の一例のブロック構成を示した図である。
【符号の説明】
11,32 入力回路 12 OFDM送信部 13 空間伝送路 14 OFDM受信部 15 出力回路 21 誤り訂正符号化回路 22 トレリス符号化回路 23 パンクチャー符号化回路 24 変調マッピング回路 25 フレーム合成回路 26 同期フラグ発生回路 31 データ入力端子 33 クロック分周器 34 IFFT演算部 35 中間周波数発振器 36 直交変調器 37 D/A変換器 38 周波数変換器 39 送信部 71 受信部 72 周波数変換器 73 中間周波増幅器 74 キャリア抽出及び直交復調器 75 中間周波数発振器 76 90度シフタ 77 同期信号発生回路 78 LPF 79 A/D変換器 80 DFT,QAM復号回路 82 出力端子 83 同期フラグ入力回路 84 フレームデコーダ 85 復調デマッピング回路 86 デパンクチャー回路 87 ビタビ復号回路 B0 差動復調の基準(1ビット) B1 〜 B16 同期信号(16ビット) B17 〜 B32 フレーム番号(16ビット) B33,B34 変調方式(2ビット) B35,B36,B37 符号化率(3ビット) B38 〜 Bn リザーブド((n‐37)ビット) Bn+1 〜 B203 パリティ((203-n)ビット)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化部と直交周波数分割多重(OFD
    M)送信部とを有するOFDM信号方式による直交マル
    チキャリア信号の符号化同期方法において、 前記符号化部は、所定の伝送情報ビット数毎に前記伝送
    情報ビットと同期した同期フラグ信号をOFDM送信部
    に送り、 前記OFDM送信部は、前記同期フラグ信号をもとに伝
    送情報をOFDM変調し、前記所定の伝送情報ビット数
    毎に伝送番号を付して、前記伝送番号を前記同期フラグ
    として特定の搬送波を用いて送信するようにしたことを
    特徴とする直交マルチキャリア信号の符号化同期方法。
  2. 【請求項2】符号化部と直交周波数分割多重(OFD
    M)送信部とを有し、シンボル期間は所定の伝送情報ビ
    ット数に対応し、且つ、フレーム期間は所定の前記シン
    ボル数に対応し、且つ、ブロック期間は所定の前記フレ
    ーム数に対応して構成される直交周波数分割多重信号方
    式による直交マルチキャリア信号の符号化同期方法にお
    いて、 前記符号化部は、 シンボル同期フラグを前記シンボル期間に対応させて所
    定数の伝送情報ビット毎に、且つ,フレーム同期フラグ
    を前記フレーム期間に対応させて所定数の伝送情報ビッ
    ト毎に、且つ、ブロック同期フラグを前記ブロック期間
    に対応させて所定数の伝送情報ビット毎に夫々OFDM
    送信部に送り、 前記OFDM送信部は、 前記シンボル期間に対応したシンボル番号、前記フレー
    ム期間に対応したフレーム番号、及び前記ブロック期間
    に対応したブロック番号の内少なくとも前記フレーム番
    号を前記フレーム同期フラグとして特定の搬送波を用い
    て送信するようにしたことを特徴とする直交マルチキャ
    リア信号の符号化同期方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された直交マルチキャリア
    信号の符号化同期方法において、 前記符号化部は、 符号化率、変調方式の設定変更と共に、 シンボル当り
    の伝送情報ビット数、フレーム当りのシンボル数、ブロ
    ック当りのフレーム数を変更することを特徴とする直交
    マルチキャリア信号の符号化同期方法。
  4. 【請求項4】符号化部と直交周波数分割多重(OFD
    M)送信部とを有するOFDM信号方式による直交マル
    チキャリア信号の符号化同期装置において、 前記符号化回路は、 所定の伝送情報ビット数毎に前記伝送情報ビットと同期
    した同期フラグ信号をOFDM送信部に送り、 前記OFDM送信部は、 前記同期フラグ信号をもとに伝送情報をOFDM変調
    し、前記所定の伝送情報ビット数毎に伝送番号を付し
    て、前記伝送番号を前記同期フラグとして特定の搬送波
    を用いて送信するようにしたことを特徴とする直交マル
    チキャリア信号の符号化同期装置。
  5. 【請求項5】符号化部と直交周波数分割多重(OFD
    M)送信部とを有し、シンボル期間は所定の伝送情報ビ
    ット数に対応し、且つ、フレーム期間は所定の前記シン
    ボル数に対応して、且つ、ブロック期間は所定の前記フ
    レーム数に対応して構成される直交周波数分割多重信号
    方式による直交マルチキャリア信号の符号化同期装置に
    おいて、 前記符号化部は、 シンボル同期フラグを前記シンボル同期信号に対応させ
    て所定数の伝送情報ビット毎に、且つ,フレーム同期フ
    ラグを前記フレーム期間に対応させて所定数の伝送情報
    ビット毎に、且つ、ブロック同期フラグを前記ブロック
    期間に対応させて所定数の伝送情報ビット毎に夫々OF
    DM送信部に送り、 前記OFDM送信部は、 前記シンボル同期フラグの指示する所定数の伝送情報ビ
    ットで1シンボルを、且つ、前記フレーム同期フラグの
    指示する所定数の伝送情報ビットで1フレームを、且
    つ、前記ブロック同期フラグの指示する所定数の伝送情
    報ビットで1ブロックを夫々構成し、 前記シンボル期間に対応したシンボル番号、前記フレー
    ム期間に対応したフレーム番号、及び前記ブロック期間
    に対応したブロック番号の内少なくとも前記フレーム番
    号を前記フレーム同期フラグとして特定の搬送波を用い
    て送信するようにしたことを特徴とする直交マルチキャ
    リア信号の符号化同期装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載された直交マルチキャリア
    信号の符号化同期装置において、 前記符号化部は、 符号化率、変調方式の設定変更と共に、 シンボル当り
    の伝送情報ビット数、フレーム当りのシンボル数、ブロ
    ック当りのフレーム数を変更することを特徴とする直交
    マルチキャリア信号の符号化同期装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載された直交マルチキャリア
    信号の符号化同期方法により送信される信号を受信復号
    する、直交周波数分割多重(OFDM)受信部と復号化
    部とを有する直交マルチキャリア信号の復号化同期方法
    において、 前記OFDM受信部は、 特定の搬送波を用いてフレーム番号、あるいはシンボル
    番号とフレーム番号を受信して、前記復号化部に送り、 前記復号化部は、 前記シンボル同期フラグ、フレーム同期フラグ、ブロッ
    ク同期フラグ、あるいはそれらの組合せ信号を供給され
    ることにより、前記復号化回路部の初期化、伝送情報と
    の同期を取るようにしたことを特徴とする直交マルチキ
    ャリア信号の復号化同期方法。
  8. 【請求項8】請求項2に記載された直交マルチキャリア
    信号の符号化同期方法により送信されるようにした信号
    を受信復号する、直交周波数分割多重(OFDM)受信
    部と復号化部とを有する直交マルチキャリア信号の復号
    化同期方法において、 前記OFDM受信部は、特定の搬送波を受信し、シンボ
    ル同期フラグを前記シンボル期間に対応させて所定数の
    伝送情報ビット毎に、且つ、フレーム同期フラグを前記
    フレーム期間に対応させて所定数の伝送情報ビット毎
    に、且つ、ブロック同期フラグを前記ブロック期間に対
    応させて所定数の伝送情報ビット毎に夫々前記復号化部
    に送り、 前記復号化部は、 前記シンボル同期フラグの指示する所定数の伝送情報ビ
    ットで1シンボル期間を、且つ、前記フレーム同期フラ
    グの指示する所定数の伝送情報ビットで1フレーム期間
    を、且つ、前記ブロック同期フラグの指示する所定数の
    伝送情報ビットで1ブロック期間を夫々構成し、 前記シンボル期間に対応したシンボル番号、前記フレー
    ム期間に対応したフレーム番号、及び前記ブロック期間
    に対応したブロック番号の内少なくとも前記フレーム番
    号を前記フレーム同期フラグとして同期回路に供給する
    ようにしたことを特徴とする直交マルチキャリア信号の
    復号化同期方法。
  9. 【請求項9】請求項4に記載された直交マルチキャリア
    信号の符号化同期装置により送信された信号を受信復号
    する、直交周波数分割多重(OFDM)受信部と復号化
    部とを有する直交マルチキャリア信号の復号化同期装置
    において、 前記OFDM受信部は、前記同期フラグ信号をもとに伝
    送情報をOFDM変調し、前記所定の伝送情報ビット数
    毎に伝送番号を付して、前記伝送番号を前記同期フラグ
    として特定の搬送波を用いて前記復号化回路に送り、 前記復号化回路は、 所定の伝送情報ビット数毎に前記
    伝送情報ビットと同期した同期フラグ信号を同期を必要
    とする回路に供給するようにしたことを特徴とする直交
    マルチキャリア信号の復号化同期装置。
  10. 【請求項10】請求項5に記載された直交マルチキャリ
    ア信号の符号化同期装置により送信された信号を受信復
    号する、直交周波数分割多重(OFDM)受信部と復号
    化部とを有し、シンボル期間は所定の伝送情報ビット数
    に対応し、且つ、フレーム期間は所定の前記シンボル数
    に対応して、且つ、ブロック期間は所定の前記フレーム
    数に対応して構成される直交マルチキャリア信号の復号
    化同期装置において、 前記OFDM受信部は、 シンボル同期フラグを前記シンボル同期信号に対応させ
    て所定数の伝送情報ビット毎に、且つ,フレーム同期フ
    ラグを前記フレーム期間に対応させて所定数の伝送情報
    ビット毎に、且つ、ブロック同期フラグを前記ブロック
    期間に対応させて所定数の伝送情報ビット毎に夫々前記
    復号化部に送り、 前記復号化部は、 前記シンボル同期フラグの指示する所定数の伝送情報ビ
    ットで1シンボルを、且つ,前記フレーム同期フラグの
    指示する所定数の伝送情報ビットで1フレームを、且
    つ、前記ブロック同期フラグの指示する所定数の伝送情
    報ビットで1ブロックを夫々構成し、 前記シンボル期間に対応したシンボル番号、前記フレー
    ム期間に対応したフレーム番号、及び前記ブロック期間
    に対応したブロック番号の内少なくとも前記フレーム番
    号を前記フレーム同期フラグとして特定の搬送波を用い
    て同期回路部に供給するようにしたことを特徴とする直
    交マルチキャリア信号の復号化同期装置。
JP2000125430A 2000-02-24 2000-04-26 直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置 Pending JP2001313625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000125430A JP2001313625A (ja) 2000-02-24 2000-04-26 直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-47244 2000-02-24
JP2000047244 2000-02-24
JP2000125430A JP2001313625A (ja) 2000-02-24 2000-04-26 直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001313625A true JP2001313625A (ja) 2001-11-09

Family

ID=26585987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000125430A Pending JP2001313625A (ja) 2000-02-24 2000-04-26 直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001313625A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011142436A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Kyocera Corp 無線送信装置及び無線受信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011142436A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Kyocera Corp 無線送信装置及び無線受信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0732832B1 (en) Signal transmitter, signal receiver, and signal transmitting-receiving method
US6172993B1 (en) Frame synchronization method and apparatus for use in digital communication system utilizing OFDM method
CA2344117C (en) Method and system for tiered digital television terrestrial broadcasting services using multi-bit-stream frequency interleaved ofdm
CN105531975B (zh) 用于发送具有恒定包络的信号的方法和装置
US20100208832A1 (en) Frame structure for fast wireless communication system and apparatus for fast wireless communication using the frame
JP2001077789A (ja) 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法
JP2001077788A (ja) 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法及び通信方法
CN103731240A (zh) 信号发送和接收装置、以及信号发送和接收方法
JPH11163823A (ja) 直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置
US11211996B2 (en) Techniques for expanding communication range between wireless devices
JP2015511444A (ja) 改良型qamコンステレーションのための方法及び装置
KR20070014169A (ko) 다중-입력-다중-출력 ofdm 무선 근거리 네트워크를구현하기 위한 방법 및 시스템
JP2011250451A (ja) マルチキャリア通信における符号化信号を送信する情報送信方法
JPWO2018155544A1 (ja) 放送用送信システム、放送用受信システム、放送用送受信システム、放送用送信方法および放送用送信プログラム
CA2636575A1 (en) Communication system
JP2002164866A (ja) Ofdm変調方式を用いた放送装置
US8315319B2 (en) Transmitter, multicarrier transmitting method, and receiver
CN103959696A (zh) 用于执行交织的系统、方法和设备
JPH08265290A (ja) 直交周波数分割多重信号の受信方法および受信装置
WO2008147156A1 (en) Method of transmitting and receiving a signal and apparatus for transmitting and receiving a signal
JP2001313625A (ja) 直交マルチキャリア信号の符号化復号化同期方法及びその装置
JPH11331121A (ja) マルチキャリア無線伝送システム
JP3807120B2 (ja) 直交周波数分割多重信号伝送方法、送信装置及び受信装置
WO2008147157A1 (en) Method of transmitting and receiving a signal and apparatus for transmitting and receiving a signal
JP2003023411A (ja) 直交周波数分割多重信号生成装置、及び直交周波数分割多重信号復号装置