JP2000115007A - デュアルビームアンテナの方位調整方法およびこれに使用する装置 - Google Patents

デュアルビームアンテナの方位調整方法およびこれに使用する装置

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JP2000115007A JP27979498A JP27979498A JP2000115007A JP 2000115007 A JP2000115007 A JP 2000115007A JP 27979498 A JP27979498 A JP 27979498A JP 27979498 A JP27979498 A JP 27979498A JP 2000115007 A JP2000115007 A JP 2000115007A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 デュアルビームアンテナの設置調整に使用す
るのに適した信号レベル測定装置を提供する。 【解決手段】 信号レベル測定装置において、第1衛星
からの受信信号のレベルと第2衛星からの受信信号のレ
ベルに関する指示を同時に表示可能な表示部9を設け
る。また、制御部7を設けて、衛星選択制御信号SSC
を発生することにより、第1衛星の所定のチャンネルと
第2衛星の所定のチャンネルにおける受信信号レベルの
交互の測定を、高周波レベル測定部4、コンバータ給電
電源5、衛星切換信号発生部6によって行い、そしてこ
の測定した受信信号レベルに関する指示を表示部9に視
覚的に同時に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星信号のレベル
測定、特に2衛星受信用のデュアルビームアンテナの方
位調整方法およびこれに使用する信号レベル測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、JCSAT3号とJCSAT4号
の2つの衛星からの電波受信のため、1つの共用のデュ
アルビームアンテナが使用されており、このアンテナの
設置の際の方位調整のため、例えば本願出願人製造のS
ATシグナルレベルメータのような信号レベル測定装置
が使用されている。JCSAT3号とJCSAT4号の
2つの衛星は、例えばスカイパーフェクTVのような衛
星テレビ放送に使用されているが、これら衛星は、赤道
上で東経128度と124度の静止軌道上にあって、非
常に近接している。しかも、これら2つの衛星では、同
じ周波数帯域で、同じチャンネル構成が設定されてお
り、したがって、同じ周波数/同じ偏波面のチャンネル
が3号と4号に1つずつ存在している。
【0003】これら2衛星からの電波受信に用いるデュ
アルビームアンテナでは、偏波面の切換は、アンテナへ
の給電電圧の切り換えにより行い、具体的には、水平
(H)偏波面の選択には15ボルト、垂直(V)偏波面
の選択には11ボルトの電圧を給電することにより行っ
ている。一方、デュアルビームアンテナの受信衛星の切
換は、衛星切換信号の給電電圧への重畳のオン/オフに
より行う。具体的には、32KHz〜53KHzの範囲
内の例えば40KHzのパルス信号を、その給電電圧に
重畳しないときには、JCSAT3号からの電波を受信
し、そしてその重畳をしたときにはJCSAT4号を選
択するようになっている。
【0004】上記の従来のレベル測定装置においては、
通常、衛星切換信号として40KHzパルス信号の発振
器を備え、そして操作部には、周波数/偏波面の切換を
行うチャンネル選択スイッチと、衛星切換のための1つ
の手動操作のDC出力切換スイッチとを備えている。こ
のDC出力切換スイッチは、1回押す毎に、DC出力O
FF(受信なし)、DC出力ON/パルス信号なし(J
CSAT3号選択)、DC出力ON/パルス信号あり
(JCSAT4号選択)の3状態間で切り換わるように
構成されている。また、従来の測定装置は、表示部とし
て、選択された1つのチャンネルについての受信信号レ
ベル測定値をバーグラフとデジタル数値で表示する区域
と、パルス信号の重畳の有無の表示と、を備えている。
このレベル測定装置を使って実際にアンテナの設置調整
を行う際には、チャンネル選択スイッチと、DC出力切
換スイッチとを適宜手動操作し、それによって、2衛星
の一方の受信信号レベルを測定装置で確認しながらアン
テナの方位調整を行い、次に他方の衛星に切り換えてそ
の受信信号レベルを測定装置で確認しながらアンテナの
方位の再調整を行う。一方の衛星に対するアンテナ調整
により他方の衛星の受信信号レベルは影響を受けるた
め、調整完了までには、この操作を何度も繰り返すこと
が通常必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の信号レベ
ル測定装置においては、選択された1つのチャンネルの
信号レベルの表示しか提供しないため、一方の衛星の受
信信号レベルを最大にするアンテナ調整が他方の衛星の
受信信号レベルにどのような影響を与えるかを確認しな
がら行うことができない。この結果、2つのビームが互
いに4度前後しか離れていないデュアルビームアンテナ
においては、一方の衛星に対するアンテナ調整が他方の
衛星に対するアンテナ調整に対し大きく影響を与えるた
め、アンテナの調整により一層時間がかかってしまうこ
とになる。また、2つの衛星のどちらの測定を行ってい
るのかが、パルス信号の重畳の有無の表示しかないた
め、衛星間の混同を起こし易く、このため、間違った衛
星に対する測定の原因となる。このような混同は、JC
SAT3号とJCSAT4号の間では、電波の強さがほ
ぼ同じであることからより一層起こり易い。
【0006】したがって、本発明の目的は、デュアルビ
ームアンテナの設置調整を一層容易にするアンテナ調整
方法を提供することである。
【0007】本発明の別の目的は、上記デュアルビーム
アンテナ調整方法に使用するのに適した信号レベル測定
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するた
め、本発明によれば、第1と第2の2つの衛星からの信
号を受信するデュアルビームアンテナの方位調整方法
は、イ)前記第1衛星のチャンネルと前記第2衛星のチ
ャンネルを設定する設定ステップと、ロ)前記デュアル
ビームアンテナに、前記第1衛星の選択を表す第1衛星
選択信号と前記第1衛星チャンネルの選択を表す第1衛
星チャンネル選択信号とを供給して、前記デュアルビー
ムアンテナを対応する受信状態に設定し、そしてこのと
きの前記デュアルビームアンテナからの第1の信号のレ
ベルを測定する第1衛星受信信号レベル測定ステップ
と、ハ)前記デュアルビームアンテナに、前記第2衛星
の選択を表す第2衛星選択信号と前記第2衛星チャンネ
ルの選択を表す第2衛星チャンネル選択信号とを供給し
て、前記デュアルビームアンテナを対応する受信状態に
設定し、そしてこのときの前記デュアルビームアンテナ
からの第2の信号のレベルを測定する第2衛星受信信号
レベル測定ステップと、ニ)前記第1衛星受信信号レベ
ル測定ステップと前記第2衛星受信信号レベル測定ステ
ップとを交互に繰り返して、前記第1信号のレベルおよ
び前記第2信号のレベルに関する指示を同時に表示する
表示ステップと、ホ)前記第1信号のレベルおよび前記
第2信号のレベルに関する指示が同時に表示されている
間、前記前記デュアルビームアンテナの方位の調節を行
うステップと、で構成する。
【0009】また、本発明の1つの特徴によれば、前記
表示ステップには、前記第1衛星受信信号レベル測定ス
テップと前記第2衛星受信信号レベル測定ステップと一
定の周期で自動的に繰り返すステップを含ませることが
できる。
【0010】また、本発明によれば、第1と第2の2つ
の衛星からの信号を受信するコンバータを備えたデュア
ルビームアンテナの方位の調整に使用する信号レベル測
定装置は、イ)前記デュアルビームアンテナに接続する
入力端子と、ロ)該入力端子に入力が接続した高周波レ
ベル測定手段と、ハ)前記入力端子に出力が接続したコ
ンバータ給電手段であって、前記アンテナで受信する偏
波面を選択するための直流電圧を供給する、前記のコン
バータ給電手段と、ニ)前記入力端子に出力が接続した
衛星切換信号発生手段であって、前記アンテナで受信す
る前記第1と第2の衛星のいずれか一方を選択するため
の衛星切換信号を前記入力端子に供給する、前記の衛星
切換信号発生手段と、ホ)前記第1衛星からの受信信号
のレベルと前記第2衛星からの受信信号のレベルに関す
る指示を同時に表示可能な表示手段と、ヘ)前記高周波
レベル測定手段と、前記コンバータ給電手段と、前記衛
星切換信号発生手段と、前記表示手段とに接続した制御
手段であって、前記高周波レベル測定手段と、前記コン
バータ給電手段と、前記衛星切換信号発生手段と、前記
表示手段とを制御することにより、前記第1衛星の所定
のチャンネルと前記第2衛星の所定のチャンネルにおけ
る受信信号レベルを交互に測定して、測定した前記受信
信号レベルに関する指示を前記表示手段に同時に表示さ
せる、前記の制御手段と、で構成する。
【0011】本発明の1つの特徴によれば、前記制御手
段は、前記第1衛星の前記所定チャンネルの受信信号レ
ベル測定と前記第2衛星の前記所定チャンネルの受信信
号レベル測定とを、一定の周期で自動的に繰り返えさせ
る。さらに、本発明の1つの特徴によれば、前記表示手
段は、前記受信信号レベルのピーク値に関する指示を表
示するように構成できる。さらに、前記表示手段は、前
記受信信号レベルを、アナログ表示形態またはデジタル
表示形態の一方または双方で表示するように構成するこ
とができる。
【0012】さらに、本発明によれば、前記の信号レベ
ル測定装置を備えた衛星信号受信機器を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0014】図1は、本発明の1実施形態であるSAT
(衛星)シグナルレベルメータのブロック図を示してい
る。図示のように、このSATシグナルレベルメータ
は、JCSAT3号とJCSAT4号からの電波を受け
る1つのデュアルビームアンテナ1の調整に使用するた
めのものであり、このアンテナ1のコンバータ2に接続
するための入力端子3を備えている。また、このシグナ
ルレベルメータは、入力端子3に入力が接続した高周波
レベル測定部4と、入力端子3に共に出力が接続したコ
ンバータ給電電源5および衛星切換信号発生部6と、高
周波レベル測定部4の出力に入力が接続した制御部7
と、入力部8と、そして表示部9とを備えている。制御
部7は、測定部4の制御入力に接続した出力と、コンバ
ータ給電電源5の制御入力に接続した出力と、衛星切換
信号発生部6の制御入力に接続した出力とを有してい
る。また、制御部7は、1つの入力が入力部8の出力に
接続し、また1つの出力が表示部9の入力に接続してい
る。
【0015】詳しくは、入力部8は、シグナルレベルメ
ータのフロントパネル上にあるチャンネル切換キー、衛
星切換キー、コンバータへのDC出力をオン/オフする
DCOUT ON/OFFキー等のキーから成ってい
る。表示部9は、例えば液晶表示装置から構成してい
て、測定下のチャンネル情報、衛星情報、測定レベル情
報等を表示する。コンバータ給電電源5は、DC電圧源
から成っていて、制御部7からの偏波面選択制御(PS
C)信号に応答して、その出力に、水平(H)偏波面の
選択時には15ボルト、垂直(V)偏波面の選択時には
11ボルトの電圧を発生する。この電圧は、入力端子3
を介してコンバータ2に供給されると、コンバータ2
は、内部で、H偏波およびV偏波の対応する一方を出力
するように内部スイッチ(図示せず)を切り換える。衛
星切換信号発生部6は、40KHzの発振器から成って
おり、そして制御部7からの衛星選択制御(SSC)信
号に応答して、JCSAT3号選択時には40KHzパ
ルス信号を発生せず、そしてJCSAT4号選択時には
このパルス信号を発生する。このパルス信号は、コンバ
ータ給電電源5の出力電圧に重畳されて入力端子3を介
してコンバータ2に供給される。コンバータ2は、この
パルス信号を受けると、例えば、各衛星用の2つのフィ
ードホーン(図示せず)の対応する1つの出力に接続す
るように内部スイッチ(図示せず)を切り換える。尚、
本発明では、衛星選択制御信号は、図4で後述するよう
に、一定の周期Tで、JCSAT3号とJCSAT4号
を交互に選択する信号である。周期Tは、1例として
は、500ミリ秒である。
【0016】また、高周波レベル測定部4は、在来の高
周波レベル測定回路から成っていて、チャンネル周波数
同調のためのチューナ、その他の公知の回路を備えてい
る。この測定部4は、制御部からのチャンネル選択信号
に応答して、そのチャンネル信号を受信するようにチュ
ーナを同調させ、そして受信した信号のレベル測定結果
は、出力を通じて制御部7に供給する。この測定結果を
受ける制御部7は、例えばマイクロプロセッサで構成で
きるが、この測定レベルを、現行の選択したチャンネ
ル、偏波面、および衛星の情報と共に記憶し、そして、
この情報に応じて表示部に測定結果を表示する。
【0017】図2は、SATシグナルレベルメータの表
示部9における表示例を示している。ここで、上側の受
信衛星表示区域90は、この例では“JCSAT3・4
CS 11.2G"を示しており、これは、JCSA
T3号とJCSAT4号の通信衛星(CS)であり、コ
ンバータの局部発振周波数が11.2GHzであること
を指している。その下の左側の区域91は、チャンネル
番号表示区域であって、この表示例では、JCSAT3
号とJCSAT4号の共通のチャンネル番号が“JD
1"でしかも偏波面が垂直(V)であることを示してい
る。区域91の右側の2つの区域92と93は、測定対
象衛星の識別としての番号と測定レベルのアナログ指示
およびデジタル指示を表示する部分であって、上側がJ
CSAT3号(“3")の測定信号レベルのバーグラフ
とデジタル数値を表示し、下側がJCSAT4号
(“4")の測定信号レベルを表示するバーグラフとデ
ジタル数値である。バーグラフの各々は、上側の例で説
明すると、図示のように、2つの部分920および92
2から成っている。部分920は、現在の測定レベルを
表し、そして部分922は、測定を開始してから現在ま
で間のピーク値を示している。次に、これらの下の区域
94は、測定信号レベルのデジタル数値の単位を示し、
本例ではdBμVである。この左側の区域95は、コン
バータ給電電源5の出力電圧が垂直偏波を選択する11
ボルトであること、またコンバータへの給電DCがON
/OFFの内のON状態であることを示している。区域
96は、表示モードが、2衛星の信号を同時に表示する
デュアル(“DUAL")表示モードであることを示し
ている。
【0018】次に、図3のフローチャートおよび図4の
タイミング図を参照して、本発明のよるSATシグナル
レベルメータの2衛星測定動作について説明する。先ず
初めに、ステップ700と702において、JCSAT
3号とJCSAT4号の測定対象の各チャンネルを設定
する。尚、本実施形態では、3号と4号の受信チャンネ
ルは、互いに同一のチャンネルとしている。また、この
チャンネル設定には、チャンネル周波数だけでなく、偏
波面の設定も含まれている。次に、ステップ704にお
いて、先ず衛星選択制御(SSC)信号をOFFまたは
ロー(図4参照)にしてJCSAT3号を選択する。し
たがって、40KHzパルス信号はアンテナに供給され
ない。次に、ステップ706において、T1タイマをセ
ットして始動させる。ここで、例えば、T1は50ミリ
秒である。尚、図4におけるT2は250ミリ秒であ
る。ステップ708では、タイマT1が0に達するまで
ループする。このT1時間は、アンテナが衛星切換に必
要とする時間であり、個々のアンテナタイプに依存して
変化する。このタイマT1が0に達したときには、ステ
ップ710で、選択したチャンネルの受信信号のレベル
測定を測定時間B(図4)の間に行い、ステップ712
で、衛星3号のチャンネルのその測定レベルのデジタル
数値とバーグラフの表示または更新を行う(区域9
2)。ここで、ステップ710と712の実行に必要な
時間は、ほぼ(T2−T1)時間に等しいため、1回の
測定/表示にかかる時間はT2である。この時間T2
は、アンテナの設置調整の際に、一方の衛星に対する調
整の間に、この調整による他方の衛星に対する調整への
影響を、視覚的に実質上同時に知ることができる程度の
ものであれば良い。尚、視覚的に実質上同時とは、アン
テナ設置をする者にとって容認できる程度の遅れも含む
ものとする。
【0019】ステップ712の後、次の一連のステップ
714−722に進む。これらステップは、ステップ7
04−712とほぼ同じであるが、異なっている点は、
ステップ714では、衛星選択制御信号SSCをONま
たはハイにして(図4参照)、40KHzパルス信号を
アンテナに連続的にすなわちバースト状に供給して、そ
の間JCSAT4号を選択する点である。これにより、
ステップ722において、衛星4号のチャンネルのその
測定レベルのデジタル数値とバーグラフの表示を行う
(区域93)。
【0020】ステップ722の後、次のステップ724
において、キー入力の有無をチェックする。キー入力が
ない場合には、ステップ704の前に戻って、ステップ
704−724を繰り返し、これによって、測定レベル
表示の更新を続ける。一方、ステップ724において、
例えばチャンネル切換キーの操作を検出したときには、
この測定を終了することになる。
【0021】この本発明の1実施形態のSATシグナル
レベルメータを使ってデュアルビームアンテナの設置調
整をするとき、上記の測定レベル表示の更新が続行され
ている間にアンテナ設置調整を行えば、図2に示したよ
うに、2つの衛星双方からの電波の強度を、視覚的に同
時に確認できる。しかも、2つの衛星の受信信号レベル
に対しそれらの対応する衛星の識別が関連付けて表示さ
れるため、衛星相互の明確な区別が可能である。この結
果、一方の衛星信号の受信レベルを最良にするアンテナ
調整により、他方の衛星信号の受信レベルの変動を確認
でき、したがって、双方の受信レベルが最良となるアン
テナ方位を、従来と比べより迅速に決定することができ
る。
【0022】以上に説明した本発明のシグナルレベルメ
ータの1実施形態に対して、以下の変更が可能である。
第1に、上記実施形態では、図2に示したように、2衛
星信号の双方のレベルを直接表示しているが、いずれか
一方のレベルと、この一方に対する他方のレベルのレベ
ル差を表示する形式にすることもできる。あるいはま
た、2衛星信号のレベル表示ではなく、受信レベルの良
否または良否の程度のような受信状態の質の表示にする
こともできる。第2に、上記実施形態では、アナログ表
示としてバーグラフ表示を採用しているが、これをアナ
ログメータ形式にすることもできる。第3に、2衛星の
測定対象のチャンネルは、上記実施形態では同一とした
が、互いに異なったチャンネルにすることも差し支えな
い。この場合、図2の区域91に2つのチャンネルを表
示するように変更すれば良い。第4に、本発明のSAT
シグナルレベルメータは、上記実施形態のように個別の
測定機器として実現できるだけでなく、デュアルビーム
アンテナで受信する放送等を利用する受信機器、例え
ば、CSチューナ、テレビ、ビデオテープレコーダ(V
TR)等の衛星信号を受信可能なテレビ放送受信機器に
内蔵したものとして実現できる。この場合、表示部とし
て、テレビのブラウン管、あるいはVTRの表示部等を
利用することができる。このようにすれば、デュアルビ
ームアンテナを最初に設置するとき、または一旦設置さ
れたデュアルビームアンテナの向きにずれが生じたとき
に、視聴者自身でその調整をすることが可能となり、便
利である。
【0023】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、2衛星
間の受信レベルの混同の防止、並びに2衛星の受信レベ
ルの同時視認により、アンテナ設置時において、設置要
員によるアンテナ方位調整の労力、時間双方の軽減を図
ることができる。また、本発明をCSチューナやテレビ
等の受信機器内に実装すれば、アンテナの初期設置また
はアンテナ設置後に、受信機器のユーザ自身もアンテナ
方位の調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態によるSATシグナルレベ
ルメータのブロック図。
【図2】図1のSATシグナルレベルメータによる表示
の例を示す図。
【図3】図1のメータの信号レベル測定のフローを示す
フローチャート。
【図4】図1のメータにおける測定のタイミングを示す
タイミング図。
【符号の説明】
1 デュアルビームアンテナ 2 コンバータ 3 入力端子 4 高周波レベル測定部 5 コンバータ給電電源 6 衛星切換信号発生部 7 制御部 8 入力部 9 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 DA08 5J021 AA01 CA06 DA02 DB04 EA01 EA04 FA17 FA20 FA21 FA26 FA31 FA32 GA02 HA03 HA05 HA07 JA01 5K062 AA09 AB12 AC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1と第2の2つの衛星からの信号を受信
    するデュアルビームアンテナの方位調整方法であって、 イ)前記第1衛星のチャンネルと前記第2衛星のチャン
    ネルを設定する設定ステップと、 ロ)前記デュアルビームアンテナに、前記第1衛星の選
    択を表す第1衛星選択信号と前記第1衛星チャンネルの
    選択を表す第1衛星チャンネル選択信号とを供給して、
    前記デュアルビームアンテナを対応する受信状態に設定
    し、そしてこのときの前記デュアルビームアンテナから
    の第1の信号のレベルを測定する第1衛星受信信号レベ
    ル測定ステップと、 ハ)前記デュアルビームアンテナに、前記第2衛星の選
    択を表す第2衛星選択信号と前記第2衛星チャンネルの
    選択を表す第2衛星チャンネル選択信号とを供給して、
    前記デュアルビームアンテナを対応する受信状態に設定
    し、そしてこのときの前記デュアルビームアンテナから
    の第2の信号のレベルを測定する第2衛星受信信号レベ
    ル測定ステップと、 ニ)前記第1衛星受信信号レベル測定ステップと前記第
    2衛星受信信号レベル測定ステップとを交互に繰り返し
    て、前記第1信号のレベルおよび前記第2信号のレベル
    に関する指示を同時に表示する表示ステップと、 ホ)前記第1信号のレベルおよび前記第2信号のレベル
    に関する指示が同時に表示されている間、前記前記デュ
    アルビームアンテナの方位の調節を行うステップと、か
    ら成るデュアルビームアンテナ方位調整方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法であって、前記表示ス
    テップは、前記第1衛星受信信号レベル測定ステップと
    前記第2衛星受信信号レベル測定ステップとを一定の周
    期で自動的に繰り返すステップを含むこと、を特徴とす
    るデュアルビームアンテナ方位調整方法。
  3. 【請求項3】第1と第2の2つの衛星からの信号を受信
    するコンバータを備えたデュアルビームアンテナの方位
    の調整に使用する信号レベル測定装置であって、 イ)前記デュアルビームアンテナに接続する入力端子
    と、 ロ)該入力端子に入力が接続した高周波レベル測定手段
    と、 ハ)前記入力端子に出力が接続したコンバータ給電手段
    であって、前記アンテナで受信する偏波面を選択するた
    めの直流電圧を供給する、前記のコンバータ給電手段
    と、 ニ)前記入力端子に出力が接続した衛星切換信号発生手
    段であって、前記アンテナで受信する前記第1と第2の
    衛星のいずれか一方を選択するための衛星切換信号を前
    記入力端子に供給する、前記の衛星切換信号発生手段
    と、 ホ)前記第1衛星からの受信信号のレベルと前記第2衛
    星からの受信信号のレベルに関する指示を同時に表示可
    能な表示手段と、 ヘ)前記高周波レベル測定手段と、前記コンバータ給電
    手段と、前記衛星切換信号発生手段と、前記表示手段と
    に接続した制御手段であって、前記高周波レベル測定手
    段と、前記コンバータ給電手段と、前記衛星切換信号発
    生手段と、前記表示手段とを制御することにより、前記
    第1衛星の所定のチャンネルと前記第2衛星の所定のチ
    ャンネルにおける受信信号レベルを交互に測定して、測
    定した前記受信信号レベルに関する指示を前記表示手段
    に同時に表示させる、前記の制御手段と、から成る信号
    レベル測定装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装置であって、前記制御手
    段は、前記第1衛星の前記所定チャンネルの受信信号レ
    ベル測定と前記第2衛星の前記所定チャンネルの受信信
    号レベル測定とを、一定の周期で自動的に繰り返えさせ
    ること、を特徴とする信号レベル測定装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の装置であって、前記表示手
    段は、前記受信信号レベルのピーク値に関する指示を表
    示すること、を特徴とする信号レベル測定装置。
  6. 【請求項6】請求項3から5のいずれかに記載の装置で
    あって、前記表示手段は、前記受信信号レベルを、アナ
    ログ表示形態またはデジタル表示形態の一方または双方
    で表示すること、を特徴とする信号レベル測定装置。
  7. 【請求項7】請求項3から6のいずれかに記載の信号レ
    ベル測定装置を備えた衛星信号受信機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100456525B1 (ko) * 2002-03-30 2004-11-10 주식회사 휴맥스 디지털 방송수신기에서의 방송수신 상태정보 생성방법

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