JP3936477B2 - デュアルビームアンテナの方位調整装置 - Google Patents

デュアルビームアンテナの方位調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星信号のレベル測定、特に2衛星受信用のデュアルビームアンテナの方位調整方法およびこれに使用する信号レベル測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、JCSAT3号とJCSAT4号の2つの衛星からの電波受信のため、1つの共用のデュアルビームアンテナが使用されており、このアンテナの設置の際の方位調整のため、例えば本願出願人製造のSATシグナルレベルメータのような信号レベル測定装置が使用されている。JCSAT3号とJCSAT4号の2つの衛星は、例えばスカイパーフェクTVのような衛星テレビ放送に使用されているが、これら衛星は、赤道上で東経128度と124度の静止軌道上にあって、非常に近接している。しかも、これら2つの衛星では、同じ周波数帯域で、同じチャンネル構成が設定されており、したがって、同じ周波数/同じ偏波面のチャンネルが3号と4号に1つずつ存在している。
【0003】
これら2衛星からの電波受信に用いるデュアルビームアンテナでは、偏波面の切換は、アンテナへの給電電圧の切り換えにより行い、具体的には、水平(H)偏波面の選択には15ボルト、垂直(V)偏波面の選択には11ボルトの電圧を給電することにより行っている。一方、デュアルビームアンテナの受信衛星の切換は、衛星切換信号の給電電圧への重畳のオン/オフにより行う。具体的には、32KHz〜53KHzの範囲内の例えば40KHzのパルス信号を、その給電電圧に重畳しないときには、JCSAT3号からの電波を受信し、そしてその重畳をしたときにはJCSAT4号を選択するようになっている。
【0004】
上記の従来のレベル測定装置においては、通常、衛星切換信号として40KHzパルス信号の発振器を備え、そして操作部には、周波数/偏波面の切換を行うチャンネル選択スイッチと、衛星切換のための1つの手動操作のDC出力切換スイッチとを備えている。このDC出力切換スイッチは、1回押す毎に、DC出力OFF(受信なし)、DC出力ON/パルス信号なし(JCSAT3号選択)、DC出力ON/パルス信号あり(JCSAT4号選択)の3状態間で切り換わるように構成されている。また、従来の測定装置は、表示部として、選択された1つのチャンネルについての受信信号レベル測定値をバーグラフとデジタル数値で表示する区域と、パルス信号の重畳の有無の表示と、を備えている。このレベル測定装置を使って実際にアンテナの設置調整を行う際には、チャンネル選択スイッチと、DC出力切換スイッチとを適宜手動操作し、それによって、2衛星の一方の受信信号レベルを測定装置で確認しながらアンテナの方位調整を行い、次に他方の衛星に切り換えてその受信信号レベルを測定装置で確認しながらアンテナの方位の再調整を行う。一方の衛星に対するアンテナ調整により他方の衛星の受信信号レベルは影響を受けるため、調整完了までには、この操作を何度も繰り返すことが通常必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の信号レベル測定装置においては、選択された1つのチャンネルの信号レベルの表示しか提供しないため、一方の衛星の受信信号レベルを最大にするアンテナ調整が他方の衛星の受信信号レベルにどのような影響を与えるかを確認しながら行うことができない。この結果、2つのビームが互いに4度前後しか離れていないデュアルビームアンテナにおいては、一方の衛星に対するアンテナ調整が他方の衛星に対するアンテナ調整に対し大きく影響を与えるため、アンテナの調整により一層時間がかかってしまうことになる。また、2つの衛星のどちらの測定を行っているのかが、パルス信号の重畳の有無の表示しかないため、衛星間の混同を起こし易く、このため、間違った衛星に対する測定の原因となる。このような混同は、JCSAT3号とJCSAT4号の間では、電波の強さがほぼ同じであることからより一層起こり易い。
【0006】
したがって、本発明の目的は、デュアルビームアンテナの設置調整を一層容易にするアンテナ調整方法を提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、上記デュアルビームアンテナ調整方法に使用するのに適した信号レベル測定装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するため、本発明によれば、第1と第2の2つの衛星からの信号を受信するデュアルビームアンテナの方位調整方法は、イ)前記第1衛星のチャンネルと前記第2衛星のチャンネルを設定する設定ステップと、ロ)前記デュアルビームアンテナに、前記第1衛星の選択を表す第1衛星選択信号と前記第1衛星チャンネルの選択を表す第1衛星チャンネル選択信号とを供給して、前記デュアルビームアンテナを対応する受信状態に設定し、そしてこのときの前記デュアルビームアンテナからの第1の信号のレベルを測定する第1衛星受信信号レベル測定ステップと、ハ)前記デュアルビームアンテナに、前記第2衛星の選択を表す第2衛星選択信号と前記第2衛星チャンネルの選択を表す第2衛星チャンネル選択信号とを供給して、前記デュアルビームアンテナを対応する受信状態に設定し、そしてこのときの前記デュアルビームアンテナからの第2の信号のレベルを測定する第2衛星受信信号レベル測定ステップと、ニ)前記第1衛星受信信号レベル測定ステップと前記第2衛星受信信号レベル測定ステップとを交互に繰り返して、前記第1信号のレベルおよび前記第2信号のレベルに関する指示を同時に表示する表示ステップと、ホ)前記第1信号のレベルおよび前記第2信号のレベルに関する指示が同時に表示されている間、前記前記デュアルビームアンテナの方位の調節を行うステップと、で構成する。
【0009】
また、本発明の1つの特徴によれば、前記表示ステップには、前記第1衛星受信信号レベル測定ステップと前記第2衛星受信信号レベル測定ステップと一定の周期で自動的に繰り返すステップを含ませることができる。
【0010】
また、本発明によれば、第1と第2の2つの衛星からの信号を受信するコンバータを備えたデュアルビームアンテナの方位の調整に使用する信号レベル測定装置は、イ)前記デュアルビームアンテナに接続する入力端子と、ロ)該入力端子に入力が接続した高周波レベル測定手段と、ハ)前記入力端子に出力が接続したコンバータ給電手段であって、前記アンテナで受信する偏波面を選択するための直流電圧を供給する、前記のコンバータ給電手段と、ニ)前記入力端子に出力が接続した衛星切換信号発生手段であって、前記アンテナで受信する前記第1と第2の衛星のいずれか一方を選択するための衛星切換信号を前記入力端子に供給する、前記の衛星切換信号発生手段と、ホ)前記第1衛星からの受信信号のレベルと前記第2衛星からの受信信号のレベルに関する指示を同時に表示可能な表示手段と、ヘ)前記高周波レベル測定手段と、前記コンバータ給電手段と、前記衛星切換信号発生手段と、前記表示手段とに接続した制御手段であって、前記高周波レベル測定手段と、前記コンバータ給電手段と、前記衛星切換信号発生手段と、前記表示手段とを制御することにより、前記第1衛星の所定のチャンネルと前記第2衛星の所定のチャンネルにおける受信信号レベルを交互に測定して、測定した前記受信信号レベルに関する指示を前記表示手段に同時に表示させる、前記の制御手段と、で構成する。
【0011】
本発明の1つの特徴によれば、前記制御手段は、前記第1衛星の前記所定チャンネルの受信信号レベル測定と前記第2衛星の前記所定チャンネルの受信信号レベル測定とを、一定の周期で自動的に繰り返えさせる。さらに、本発明の1つの特徴によれば、前記表示手段は、前記受信信号レベルのピーク値に関する指示を表示するように構成できる。さらに、前記表示手段は、前記受信信号レベルを、アナログ表示形態またはデジタル表示形態の一方または双方で表示するように構成することができる。
【0012】
さらに、本発明によれば、前記の信号レベル測定装置を備えた衛星信号受信機器を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の1実施形態であるSAT(衛星)シグナルレベルメータのブロック図を示している。図示のように、このSATシグナルレベルメータは、JCSAT3号とJCSAT4号からの電波を受ける1つのデュアルビームアンテナ1の調整に使用するためのものであり、このアンテナ1のコンバータ2に接続するための入力端子3を備えている。また、このシグナルレベルメータは、入力端子3に入力が接続した高周波レベル測定部4と、入力端子3に共に出力が接続したコンバータ給電電源5および衛星切換信号発生部6と、高周波レベル測定部4の出力に入力が接続した制御部7と、入力部8と、そして表示部9とを備えている。制御部7は、測定部4の制御入力に接続した出力と、コンバータ給電電源5の制御入力に接続した出力と、衛星切換信号発生部6の制御入力に接続した出力とを有している。また、制御部7は、1つの入力が入力部8の出力に接続し、また1つの出力が表示部9の入力に接続している。
【0015】
詳しくは、入力部8は、シグナルレベルメータのフロントパネル上にあるチャンネル切換キー、衛星切換キー、コンバータへのDC出力をオン/オフするDCOUT ON/OFFキー等のキーから成っている。表示部9は、例えば液晶表示装置から構成していて、測定下のチャンネル情報、衛星情報、測定レベル情報等を表示する。コンバータ給電電源5は、DC電圧源から成っていて、制御部7からの偏波面選択制御(PSC)信号に応答して、その出力に、水平(H)偏波面の選択時には15ボルト、垂直(V)偏波面の選択時には11ボルトの電圧を発生する。この電圧は、入力端子3を介してコンバータ2に供給されると、コンバータ2は、内部で、H偏波およびV偏波の対応する一方を出力するように内部スイッチ(図示せず)を切り換える。衛星切換信号発生部6は、40KHzの発振器から成っており、そして制御部7からの衛星選択制御(SSC)信号に応答して、JCSAT3号選択時には40KHzパルス信号を発生せず、そしてJCSAT4号選択時にはこのパルス信号を発生する。このパルス信号は、コンバータ給電電源5の出力電圧に重畳されて入力端子3を介してコンバータ2に供給される。コンバータ2は、このパルス信号を受けると、例えば、各衛星用の2つのフィードホーン(図示せず)の対応する1つの出力に接続するように内部スイッチ(図示せず)を切り換える。尚、本発明では、衛星選択制御信号は、図4で後述するように、一定の周期Tで、JCSAT3号とJCSAT4号を交互に選択する信号である。周期Tは、1例としては、500ミリ秒である。
【0016】
また、高周波レベル測定部4は、在来の高周波レベル測定回路から成っていて、チャンネル周波数同調のためのチューナ、その他の公知の回路を備えている。この測定部4は、制御部からのチャンネル選択信号に応答して、そのチャンネル信号を受信するようにチューナを同調させ、そして受信した信号のレベル測定結果は、出力を通じて制御部7に供給する。この測定結果を受ける制御部7は、例えばマイクロプロセッサで構成できるが、この測定レベルを、現行の選択したチャンネル、偏波面、および衛星の情報と共に記憶し、そして、この情報に応じて表示部に測定結果を表示する。
【0017】
図2は、SATシグナルレベルメータの表示部9における表示例を示している。ここで、上側の受信衛星表示区域90は、この例では“JCSAT3・4 CS 11.2G"を示しており、これは、JCSAT3号とJCSAT4号の通信衛星(CS)であり、コンバータの局部発振周波数が11.2GHzであることを指している。その下の左側の区域91は、チャンネル番号表示区域であって、この表示例では、JCSAT3号とJCSAT4号の共通のチャンネル番号が“JD1"でしかも偏波面が垂直(V)であることを示している。区域91の右側の2つの区域92と93は、測定対象衛星の識別としての番号と測定レベルのアナログ指示およびデジタル指示を表示する部分であって、上側がJCSAT3号(“3")の測定信号レベルのバーグラフとデジタル数値を表示し、下側がJCSAT4号(“4")の測定信号レベルを表示するバーグラフとデジタル数値である。バーグラフの各々は、上側の例で説明すると、図示のように、2つの部分920および922から成っている。部分920は、現在の測定レベルを表し、そして部分922は、測定を開始してから現在まで間のピーク値を示している。次に、これらの下の区域94は、測定信号レベルのデジタル数値の単位を示し、本例ではdBμVである。この左側の区域95は、コンバータ給電電源5の出力電圧が垂直偏波を選択する11ボルトであること、またコンバータへの給電DCがON/OFFの内のON状態であることを示している。区域96は、表示モードが、2衛星の信号を同時に表示するデュアル(“DUAL")表示モードであることを示している。
【0018】
次に、図3のフローチャートおよび図4のタイミング図を参照して、本発明のよるSATシグナルレベルメータの2衛星測定動作について説明する。先ず初めに、ステップ700と702において、JCSAT3号とJCSAT4号の測定対象の各チャンネルを設定する。尚、本実施形態では、3号と4号の受信チャンネルは、互いに同一のチャンネルとしている。また、このチャンネル設定には、チャンネル周波数だけでなく、偏波面の設定も含まれている。次に、ステップ704において、先ず衛星選択制御(SSC)信号をOFFまたはロー(図4参照)にしてJCSAT3号を選択する。したがって、40KHzパルス信号はアンテナに供給されない。次に、ステップ706において、T1タイマをセットして始動させる。ここで、例えば、T1は50ミリ秒である。尚、図4におけるT2は250ミリ秒である。ステップ708では、タイマT1が0に達するまでループする。このT1時間は、アンテナが衛星切換に必要とする時間であり、個々のアンテナタイプに依存して変化する。このタイマT1が0に達したときには、ステップ710で、選択したチャンネルの受信信号のレベル測定を測定時間B(図4)の間に行い、ステップ712で、衛星3号のチャンネルのその測定レベルのデジタル数値とバーグラフの表示または更新を行う(区域92)。ここで、ステップ710と712の実行に必要な時間は、ほぼ(T2−T1)時間に等しいため、1回の測定/表示にかかる時間はT2である。この時間T2は、アンテナの設置調整の際に、一方の衛星に対する調整の間に、この調整による他方の衛星に対する調整への影響を、視覚的に実質上同時に知ることができる程度のものであれば良い。尚、視覚的に実質上同時とは、アンテナ設置をする者にとって容認できる程度の遅れも含むものとする。
【0019】
ステップ712の後、次の一連のステップ714−722に進む。これらステップは、ステップ704−712とほぼ同じであるが、異なっている点は、ステップ714では、衛星選択制御信号SSCをONまたはハイにして(図4参照)、40KHzパルス信号をアンテナに連続的にすなわちバースト状に供給して、その間JCSAT4号を選択する点である。これにより、ステップ722において、衛星4号のチャンネルのその測定レベルのデジタル数値とバーグラフの表示を行う(区域93)。
【0020】
ステップ722の後、次のステップ724において、キー入力の有無をチェックする。キー入力がない場合には、ステップ704の前に戻って、ステップ704−724を繰り返し、これによって、測定レベル表示の更新を続ける。一方、ステップ724において、例えばチャンネル切換キーの操作を検出したときには、この測定を終了することになる。
【0021】
この本発明の1実施形態のSATシグナルレベルメータを使ってデュアルビームアンテナの設置調整をするとき、上記の測定レベル表示の更新が続行されている間にアンテナ設置調整を行えば、図2に示したように、2つの衛星双方からの電波の強度を、視覚的に同時に確認できる。しかも、2つの衛星の受信信号レベルに対しそれらの対応する衛星の識別が関連付けて表示されるため、衛星相互の明確な区別が可能である。この結果、一方の衛星信号の受信レベルを最良にするアンテナ調整により、他方の衛星信号の受信レベルの変動を確認でき、したがって、双方の受信レベルが最良となるアンテナ方位を、従来と比べより迅速に決定することができる。
【0022】
以上に説明した本発明のシグナルレベルメータの1実施形態に対して、以下の変更が可能である。第1に、上記実施形態では、図2に示したように、2衛星信号の双方のレベルを直接表示しているが、いずれか一方のレベルと、この一方に対する他方のレベルのレベル差を表示する形式にすることもできる。あるいはまた、2衛星信号のレベル表示ではなく、受信レベルの良否または良否の程度のような受信状態の質の表示にすることもできる。第2に、上記実施形態では、アナログ表示としてバーグラフ表示を採用しているが、これをアナログメータ形式にすることもできる。第3に、2衛星の測定対象のチャンネルは、上記実施形態では同一としたが、互いに異なったチャンネルにすることも差し支えない。この場合、図2の区域91に2つのチャンネルを表示するように変更すれば良い。第4に、本発明のSATシグナルレベルメータは、上記実施形態のように個別の測定機器として実現できるだけでなく、デュアルビームアンテナで受信する放送等を利用する受信機器、例えば、CSチューナ、テレビ、ビデオテープレコーダ(VTR)等の衛星信号を受信可能なテレビ放送受信機器に内蔵したものとして実現できる。この場合、表示部として、テレビのブラウン管、あるいはVTRの表示部等を利用することができる。このようにすれば、デュアルビームアンテナを最初に設置するとき、または一旦設置されたデュアルビームアンテナの向きにずれが生じたときに、視聴者自身でその調整をすることが可能となり、便利である。
【0023】
【発明の効果】
以上に説明した本発明によれば、2衛星間の受信レベルの混同の防止、並びに2衛星の受信レベルの同時視認により、アンテナ設置時において、設置要員によるアンテナ方位調整の労力、時間双方の軽減を図ることができる。また、本発明をCSチューナやテレビ等の受信機器内に実装すれば、アンテナの初期設置またはアンテナ設置後に、受信機器のユーザ自身もアンテナ方位の調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態によるSATシグナルレベルメータのブロック図。
【図2】図1のSATシグナルレベルメータによる表示の例を示す図。
【図3】図1のメータの信号レベル測定のフローを示すフローチャート。
【図4】図1のメータにおける測定のタイミングを示すタイミング図。
【符号の説明】
1 デュアルビームアンテナ
2 コンバータ
3 入力端子
4 高周波レベル測定部
5 コンバータ給電電源
6 衛星切換信号発生部
7 制御部
8 入力部
9 表示部

Claims (4)

  1. 第1と第2の2つの衛星からの信号を受信するコンバータを備えたデュアルビームアンテナの方位の調整に使用する信号レベル測定装置であって、
    イ)前記デュアルビームアンテナに接続する入力端子と、
    ロ)該入力端子に入力が接続した高周波レベル測定手段と、
    ハ)前記入力端子に出力が接続したコンバータ給電手段であって、前記アンテナで受信する偏波面を選択するための直流電圧を供給する、前記のコンバータ給電手段と、
    ニ)前記入力端子に出力が接続した衛星切換信号発生手段であって、前記アンテナで受信する前記第1と第2の衛星のいずれか一方を選択するための衛星切換信号を前記入力端子に供給する、前記の衛星切換信号発生手段と、
    ホ)前記第1衛星からの受信信号のレベルと前記第2衛星からの受信信号のレベルに関する指示を同時に表示可能な表示手段であって、前記受信信号レベルのピーク値に関する指示も表示可能である、前記の表示手段と、
    ヘ)前記高周波レベル測定手段と、前記コンバータ給電手段と、前記衛星切換信号発生手段と、前記表示手段とに接続した制御手段であって、前記高周波レベル測定手段と、前記コンバータ給電手段と、前記衛星切換信号発生手段と、前記表示手段とを制御することにより、前記第1衛星の所定のチャンネルと前記第2衛星の所定のチャンネルにおける受信信号レベルを交互に測定して、測定した前記受信信号レベルに関する指示を前記表示手段に同時に表示させる、前記の制御手段と、
    を備えた信号レベル測定装置。
  2. 請求項記載の装置であって、前記制御手段は、前記第1衛星の前記所定チャンネルの受信信号レベル測定と前記第2衛星の前記所定チャンネルの受信信号レベル測定とを、一定の周期で自動的に繰り返えさせること、を特徴とする信号レベル測定装置。
  3. 請求項1または2に記載の装置であって、前記表示手段は、前記受信信号レベルを、アナログ表示形態またはデジタル表示形態の双方で表示すること、を特徴とする信号レベル測定装置。
  4. 請求項からのいずれかに記載の信号レベル測定装置を備えた衛星信号受信機器。
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