JP2000114828A - マイクロ波・ミリ波回路装置 - Google Patents

マイクロ波・ミリ波回路装置

Info

Publication number
JP2000114828A
JP2000114828A JP10280350A JP28035098A JP2000114828A JP 2000114828 A JP2000114828 A JP 2000114828A JP 10280350 A JP10280350 A JP 10280350A JP 28035098 A JP28035098 A JP 28035098A JP 2000114828 A JP2000114828 A JP 2000114828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric resonator
dielectric
microwave
mmic
millimeter wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10280350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3183459B2 (ja
Inventor
Keiichi Ohata
恵一 大畑
Kenichi Maruhashi
建一 丸橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP28035098A priority Critical patent/JP3183459B2/ja
Publication of JP2000114828A publication Critical patent/JP2000114828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3183459B2 publication Critical patent/JP3183459B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高設計精度および高信頼な発振器を小型、低
コストで提供する。 【解決手段】 MMIC1には、発振回路部4および誘
電体共振器と結合させるための結合線路2が備えられて
おり、このMMIC1が、誘電体共振器3を埋め込んだ
誘電体基板21上に、該誘電体共振器3がMMIC1内
の結合線路2と結合するように載置される。発振器の出
力端子5およびバイアス端子6は誘電体基板21上に形
成され、MMIC1との接続は、バンプ22により成さ
れる。誘電体共振器3は、誘電体基板21に埋め込まれ
ており、MMIC1には誘電体共振器3を接着する必要
がなくそれによるQの低下がない。また、発振回路部4
自体と誘電体共振器3とを結合する結合線路2を設ける
だけで良くMMIC1を小型にできる。更に、MMIC
1と誘電体基板21とは、バンプ22で堅牢にかつ最短
で接続されているので、高性能かつ堅牢、高信頼性を確
保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体共振器を用
いることにより発信周波数及び位相が安定化された発振
器等を有するマイクロ波・ミリ波回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波・ミリ波帯の発振器には、発
振周波数の安定化および低位相雑音化を図る一方法とし
て、誘電体共振器が装着される。これをMMIC発振器
に適用するには、図5に示すように、MMIC1内の伝
送線路2に結合するように、誘電体共振器3をMMIC
上に装着していた。
【0003】図5において、4はMMIC1内の発振回
路部、5は出力端子、6はバイアス端子、7は接地端
子、8はMMIC裏面の接地金属膜、9は表面の接地端
子7と裏面の接地膜8を連結する接地ビア、10はケー
ス等に実装して発振器として作動させるためのキャリア
である。
【0004】また他の方法として、図6に示すように、
誘電体共振器3との結合線路2をアルミナ基板等他の基
板11上に形成し、MMIC1と並べて実装し、両者を
ボンディングワイヤ12で接続することが行われてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す方法では、誘電体共振器3をMMIC1上に載置す
る分MMICチップが大きくなり、また、MMICチッ
プ上に直接載置することによる誘電体共振器の負荷Qの
低下、接着剤によるさらなる負荷Qの低下および接着強
度等の信頼性に問題があった。
【0006】また、図6に示す方法では、ボンディング
ワイヤによるインダクタンスおよびその不安定性によっ
て、発振周波数および出力が大きく変化する等、設計の
精度および再現性が悪いという問題があった。
【0007】本発明の目的は、このような従来技術にお
ける課題を解消し、高設計精度、高性能および高信頼な
発振器を小型、低コストで製作する手段を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも発
振回路および誘電体共振器との結合線路を備えた回路基
板と、誘電体共振器を埋め込んだ誘電体基板とからな
り、誘電体基板に埋め込まれた前記誘電体共振器が、回
路基板上に備えられた前記結合線路と結合するように、
前記回路基板と前記誘電体基板を対向配置したことを特
徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の平面図および正面図をそれぞれ示している。MMI
C1には、少なくとも発振回路部4および誘電体共振器
と結合させるための結合線路2が備えられており、この
MMIC1が、誘電体共振器3を埋め込んだ誘電体基板
21上に、該誘電体共振器3がMMIC1内の結合線路
2と結合するように載置されている。ここで、発振器の
出力端子5およびバイアス端子6は誘電体基板21上に
形成され、MMIC1との接続は、バンプ22により成
されている。
【0010】本発明では、このような構成を採っている
ので、MMIC1には誘電体共振器3を接着する必要が
なく、発振回路部4自体と誘電体共振器3とを結合する
結合線路2を設けるだけで良く、よって、MMIC1を
小型にできる。また、誘電体共振器3は、誘電体基板2
1に埋め込まれており、MMIC1と誘電体基板21と
は、バンプ22で堅牢にかつ最短で接続されているの
で、高性能かつ堅牢、高信頼性を確保できる。さらに誘
電体共振器3は接着する必要がないので、それによるQ
の低下がない。
【0011】本実施の形態の実施例としては、例えばM
MIC1として、GaAs基板を用い、能動素子とし
て、0.15μmゲートAlGaAs/InGaAsヘ
テロ接合FETを用いて発振回路4、結合線路2および
バイアス回路を形成し、MMICチップ1を得る。
【0012】誘電体基板21の材料としては、ガラスセ
ラミックを用いる。そして、その中に(Ba,Mg)T
iO3からなる円柱型の誘電体共振器3を埋め込み、ま
た、出力端子5、接地膜8、接地ビア9等のメタライズ
パターンを設けた後焼成して誘電体基板21を形成す
る。その後、ガラスセラミック誘電体基板21上に50
μm径のAuバンプを形成し、熱圧着によりMMIC1
をバンプ接続して、本発明の装置を得る。
【0013】なお、誘電体基板21上に形成した最初の
バンプの高さおよび圧着加重、圧着時間により実装時の
バンプ高さの調整ができる。これにより実装形態での誘
電体共振器3の共振周波数の調整すなわち発振周波数の
調整が可能である。
【0014】図2は、本発明の第2の実施の形態の平面
図および正面図をそれぞれ示している。この第2の実施
の形態では、出力端子5およびバイアス端子6は、ビア
23によってMMIC1の裏面すなわち図2では上面に
形成されている。MMIC1と誘電体共振器3を埋め込
んだ誘電体基板21は、例えば熱あるいは光硬化型の樹
脂24で対向接着され、一体化されている。
【0015】図3は、本発明の第3の実施の形態の平面
図および正面図をそれぞれ示している。この第3の実施
の形態では、図1に示した実施の形態において、さらに
誘電体基板21内に、例えば抵抗25、キャパシタ26
等から成るバイアス回路27を設けたものである。MM
IC1内のバイアス回路では、大きなキャパシタが作り
難い等の制約があるが、誘電体基板21内に設ける場
合、多層基板を用いることにより大きなキャパシタも容
易に形成でき、安定なバイアス回路を設けることができ
る。
【0016】またこの場合、MMIC1には単なるバイ
アス線路だけを設け、簡略化することも可能である。ま
た誘電体共振器は、図のように誘電体基板21内深くに
埋め込むことも可能である。この場合、誘電体共振器3
の上方は誘電体材料で覆われていても良いし空隙になっ
ていても良い。この実施の形態では、誘電体共振器3は
バンプ22の高さに加えてさらに結合線路2から離すこ
とができるので、Qを上げ、発振器の位相雑音を低減す
ることができる。
【0017】ここで、誘電体共振器3の上方の誘電体材
料の誘電率の選定により実装形態での共振周波数の調整
すなわち発振周波数の調整が可能である。さらにバンプ
接続に加えて、図2と同様にMMIC1の回りを樹脂で
固めて強度を上げることもできる。これはMMICの外
部雰囲気からの保護にもなる。
【0018】以上で述べた本発明の実施の形態では、誘
電体共振器3およびバンプ22の高さ等は厳密に調整さ
れ、所望の共振周波数を有することになる。したがって
実装後の発振周波数のチューニングは困難である。図4
は、本発明の第4の実施の形態の平面図および正面図を
それぞれ示している。
【0019】この第4の実施の形態では、実装後の発振
周波数のチューニングの手段として、誘電体共振器3の
回りにフェライト28を埋め込んでいる。このフェライ
ト28による磁化の大きさにより、誘電体共振器3の回
りの磁界の大きさを調整して、共振周波数のチューニン
グを行うことができる。ここで、このフェライトとし
て、外部磁界無しでも自己保磁力を有するハードフェラ
イトを用いれば、複数のフェライトの中で選択的に磁化
させ、誘電体共振器の回りの磁界の調整、周波数の調整
を容易に行うことができる。
【0020】以上の実施の形態の説明では、回路基板と
してMMICの場合について説明したが、これに限ら
ず、個別トランジスタを用いたハイブリッド回路にも適
用できる。また誘電体基板についてもセラミック基板だ
けでなく、カルド樹脂等有機絶縁膜等も用いることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、半導体回路基板と誘電
体共振器を埋め込んだ誘電体基板とを対向接続すること
により、超小型、低コストおよび高信頼のマイクロ波・
ミリ波発振装置が量産でき、マイクロ波・ミリ波通信装
置の量産化、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するものである。
【図2】本発明の実施の形態を説明するものである。
【図3】本発明の実施の形態を説明するものである。
【図4】本発明の実施の形態を説明するものである。
【図5】従来技術を説明するものである。
【図6】従来技術を説明するものである。
【符号の説明】
1 MMIC 2 結合線路 3 誘電体共振器 4 発振回路部 5 出力端子 6 バイアス端子 7 接地端子 8 接地膜 9 接地ビア 10 キャリア 11 アルミナ基板 12 ボンディングワイヤ 21 誘電体基板 22 バンプ 23 ビア 24 樹脂 25 抵抗 26 キャパシタ 27 バイアス回路 28 フェライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J006 HC03 HC23 LA23 NA08 PA03 PB04 5J081 AA11 BB01 BB06 CC42 EE10 JJ02 JJ06 JJ12 KK02 KK17 KK24 LL01 MM07 MM08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも発振回路および誘電体共振器
    との結合線路を備えた回路基板と、誘電体共振器を埋め
    込んだ誘電体基板とを、前記誘電体共振器が前記結合線
    路と結合するように対向配置して固定したことを特徴と
    するマイクロ波・ミリ波回路装置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体基板に前記発振回路の出力端
    子が設けられていることを特徴とする請求項1記載のマ
    イクロ波・ミリ波回路装置。
  3. 【請求項3】 前記回路基板に前記発振回路の出力端子
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載のマイ
    クロ波・ミリ波回路装置。
  4. 【請求項4】 前記誘電体基板に前記発振回路のバイア
    ス回路が設けられていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  5. 【請求項5】 前記回路基板が前記誘電体基板にバンプ
    接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  6. 【請求項6】 前記誘電体共振器と前記結合線路の間隔
    は、前記バンプの高さにより調整されており、それによ
    り前記発振回路の発振周波数が調整されていることを特
    徴とする請求項5記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  7. 【請求項7】 前記回路基板が前記誘電体基板に樹脂で
    固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  8. 【請求項8】 前記誘電体共振器と前記結合線路は、空
    間あるいは誘電体材料によって隔てられていることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマイクロ波・
    ミリ波回路装置。
  9. 【請求項9】 前記誘電体共振器と前記結合線路誘間を
    隔てる空間あるいは電体材料の誘電率により、前記発振
    回路の発振周波数が調整されていることを特徴とする請
    求項8記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  10. 【請求項10】 前記誘電体共振器の周りに、その磁化
    の調整により前記誘電体共振器の共振周波数を調整する
    フェライトが埋め込まれていることを特徴とする請求項
    1〜9のいずれかに記載のマイクロ波・ミリ波回路装
    置。
JP28035098A 1998-10-01 1998-10-01 マイクロ波・ミリ波回路装置 Expired - Fee Related JP3183459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28035098A JP3183459B2 (ja) 1998-10-01 1998-10-01 マイクロ波・ミリ波回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28035098A JP3183459B2 (ja) 1998-10-01 1998-10-01 マイクロ波・ミリ波回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000114828A true JP2000114828A (ja) 2000-04-21
JP3183459B2 JP3183459B2 (ja) 2001-07-09

Family

ID=17623787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28035098A Expired - Fee Related JP3183459B2 (ja) 1998-10-01 1998-10-01 マイクロ波・ミリ波回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3183459B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004075337A1 (ja) * 2003-02-24 2004-09-02 Nec Corporation 誘電体共振器及び誘電体共振器の周波数調整方法並びに誘電体共振器を有する集積回路
US7307581B2 (en) 2002-01-08 2007-12-11 Hitachi, Ltd. Mounting structure of high-frequency semiconductor apparatus and its production method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7307581B2 (en) 2002-01-08 2007-12-11 Hitachi, Ltd. Mounting structure of high-frequency semiconductor apparatus and its production method
WO2004075337A1 (ja) * 2003-02-24 2004-09-02 Nec Corporation 誘電体共振器及び誘電体共振器の周波数調整方法並びに誘電体共振器を有する集積回路
US7378925B2 (en) * 2003-02-24 2008-05-27 Nec Corporation Dielectric resonator, dielectric resonator frequency adjusting method, and dielectric resonator integrated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP3183459B2 (ja) 2001-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5903239A (en) Micro-patch antenna connected to circuits chips
US6646516B2 (en) Complex circuit board, nonreciprocal circuit device, resonator, filter, duplexer, communications device, circuit module, complex circuit board manufacturing method, and nonreciprocal circuit device manufacturing method
JP3378435B2 (ja) 超高周波帯無線通信装置
US6818985B1 (en) Embedded antenna and semiconductor die on a substrate in a laminate package
KR100548244B1 (ko) 저가형 능동 스마트 안테나 시스템 및 그 제조 방법
JP2000124358A (ja) 高周波集積回路
US7432781B2 (en) Monolithic duplexer and fabrication method thereof
US11152677B2 (en) Integration of self-biased magnetic circulators with microwave devices
JPH0774285A (ja) 半導体装置
JP3173596B2 (ja) マイクロ波・ミリ波回路装置
JP4015746B2 (ja) 半導体装置
JP3183459B2 (ja) マイクロ波・ミリ波回路装置
JP4646969B2 (ja) 半導体装置
US5886587A (en) Flipped lumped element circulator
US6049126A (en) Semiconductor package and amplifier employing the same
JP2991168B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2002009193A (ja) 半導体装置
JP3234666B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH11195731A (ja) 半導体装置
JPH06334137A (ja) ハイブリッド集積回路およびその製造方法
JPH1093219A (ja) 高周波集積回路およびその製造方法
JP2005057136A (ja) 半導体装置
JPH05251629A (ja) 混成半導体集積回路
JP2001326319A (ja) アンテナ素子一体型高周波回路モジュール
JPH09232825A (ja) マイクロ波・ミリ波回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080427

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees