JP2000114575A - 太陽光発電装置およびこれを備えた太陽電池屋根 - Google Patents

太陽光発電装置およびこれを備えた太陽電池屋根

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JP2000114575A
JP2000114575A JP10281686A JP28168698A JP2000114575A JP 2000114575 A JP2000114575 A JP 2000114575A JP 10281686 A JP10281686 A JP 10281686A JP 28168698 A JP28168698 A JP 28168698A JP 2000114575 A JP2000114575 A JP 2000114575A
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cell module
horizontal
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Tomohiko Shirahama
朋彦 白浜
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YKK AP Inc
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Publication date
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    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
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    • F24S40/40Preventing corrosion; Protecting against dirt or contamination
    • F24S40/44Draining rainwater or condensation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
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    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性、意匠性および施工性を損なうこと
なく、コストを削減することができる太陽光発電装置お
よびこれを備えた太陽電池屋根を提供することを目的と
する。 【解決手段】 格子状に配設された縦材3および横材4
により区画された枠状空間に、方形の太陽電池モジュー
ル5を装着して成る太陽光発電装置において、太陽電池
モジュール5は、複数の太陽電池セル22をガラス基板
21に敷設した平板状のもので構成され、両縦材3の内
周部および両横材4の内周部には、太陽電池モジュール
5の4つの周縁部が挿入される呑込み溝56,78がそ
れぞれ形成され、太陽電池モジュール5は、呑込み溝の
上下に配したシール部材51,57,82,83を介在
させた状態で呑込み溝56,78に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の太陽電池モ
ジュールを並べて構成した太陽電池屋根などにおける太
陽光発電装置およびこれを備えた太陽電池屋根に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の太陽光発電装置として、
例えば特開平9−217470号公報に記載のものが知
られている。この太陽光発電装置では、屋根面に架台に
相当する複数本の縦材を、太陽電池モジュールの横幅に
合わせて固定し、太陽電池モジュール同士の継ぎ目部分
に縦押え部材および横押え部材を格子状に配置して、太
陽電池モジュールをこれら押え部材を介して縦材に水密
に固定するようにしている。一方、太陽電池モジュール
自体は、複数の太陽電池セルをガラス基板上に敷き詰め
たモジュール本体と、モジュール本体を水密に枠組みし
た封止枠とで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、太陽電池モ
ジュールは電気的に直列に接続されると共に、1kw当
たりの使用枚数が決まっており、屋根葺き材として所定
の面積に敷設される場合には、一部にダミーのモジュー
ルまたは特殊形状の太陽電池モジュールを組み込む必要
がある。かかる場合、従来の太陽光発電装置を備えた太
陽電池屋根などでは、太陽電池モジュールを縦押え部材
および横押え部材で水密に固定するようになっているた
め、ダミーモジュールも、太陽電池モジュールと同様の
形態となる枠付きのダミーモジュールを用意する必要が
ある。また、太陽電池屋根の一部にトップライトを設け
る場合も、同様である。このため、太陽電池モジュール
自体も枠付きである分高価であり、加えて専用のダミー
モジュール(または特殊太陽電池モジュール)も高価と
なり、全体として太陽電池屋根のイニシャルコストが高
くなる問題があった。また、太陽電池モジュールと縦押
え部材および横押え部材との間のシールに加え、太陽電
池モジュール自体におけるその本体と封止枠との間のシ
ールを良好に行う必要があり、シール箇所が多い分、構
造的にシール切れが発生し易い問題があった。さらに、
縦押え部材を縦材に固定するねじの頭部が外部に露出し
ているため、意匠的性が悪化すると共に、ねじの腐食等
の問題があった。
【0004】本発明は、シール性、意匠性および施工性
を損なうことなく、コストを削減することができる太陽
光発電装置およびこれを備えた太陽電池屋根を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽光発電装置
は、格子状に配設された縦材および横材により区画され
た枠状空間に、方形の太陽電池モジュールを装着して成
る太陽光発電装置において、太陽電池モジュールは、複
数の太陽電池セルをガラス基板に敷設した平板状のもの
で構成され、両縦材の内周部および両横材の内周部に
は、太陽電池モジュールの4つの周縁部が挿入される呑
込み溝がそれぞれ形成され、太陽電池モジュールは、呑
込み溝の上下に配したシール部材を介在させた状態で呑
込み溝に装着されていることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、太陽電池モジュールと
して平板状のものを用いているため、そのダミーモジュ
ール或いはトップライトとして、市販の強化ガラスや合
せガラスなどの平板状のパネル体を互換性を持って使用
することができる。しかも、且つ太陽電池モジュール自
体のシール性が問題となることがない。また、太陽電池
モジュールは、呑込み溝の上下に配したシール部材を介
在させた状態で、縦材および横材の呑込み溝に装着され
るため、シール性を損なうことなく、太陽電池モジュー
ルの装着を簡単に行うことができる。さらに、太陽電池
モジュールの4つの端面を、呑込み溝の溝底から離して
設置することができ、太陽電池モジュールと縦材および
横材との熱膨張の差に基づく、太陽電池モジュールの歪
みなどを、有効に防止することができる。また更に、太
陽電池モジュールの四周を、比較的均一な力で且つ強固
に保持することができる。
【0007】この場合、太陽電池モジュールの4つの周
縁部が挿入される4つの呑込み溝のうち、1つの呑込み
溝は差込み形式となるように断面略「コ」字状の部材で
構成され、他の3つの呑込み溝は押圧挟持形式となるよ
うに受け部材と押圧部材とで構成されていることが、好
ましい。
【0008】この構成によれば、太陽電池モジュール
を、1つの呑込み溝に差し込むようにして設置した後、
押圧部材で他の3つの周縁部を押圧挟持するだけで、太
陽電池モジュールを正確且つ簡単に装着することができ
る。
【0009】この場合、太陽電池モジュールと差込み形
式となる呑込み溝との間に介在させた表側のシール部材
は、後付け形式のものであることが好ましい。
【0010】太陽電池モジュールを差込み形式となる呑
込み溝に差し込むときにシール部材が邪魔にならないた
め、差し込みを簡単に行うことができる。また、この部
分のシール性を損なうことがない。なお、他の部分のシ
ール部材は先付け形式とすることが、好ましい。
【0011】これらの場合、枠状空間は前記縦材の長手
方向において傾斜しており、差込み形式となる呑込み溝
は、傾斜の下流側に位置する横材の内周部に形成されて
いることが、好ましい。
【0012】この構成によれば、太陽電池モジュールを
傾斜させて設置する場合であって、押圧部材でこれを押
圧挟持する前に、傾斜の下流側に位置する横材の呑込み
溝により、太陽電池モジュールを滑り落ちないように保
持しておくことができる。
【0013】また、枠状空間は前記縦材の長手方向にお
いて傾斜しており、傾斜の下流側に位置する横材と太陽
電池モジュールとの間の表面上側に介在させたシール部
材の露出部分には、太陽電池モジュール上を流下する雨
水を太陽電池モジュールの表面から横材の上面に導く、
緩傾斜の傾斜部が形成されていることが、好ましい。
【0014】この構成によれば、横材と太陽電池モジュ
ールとの間に生ずる段差部に、雨水やゴミなどが溜まる
のを防止することができ、シール部材の劣化や太陽電池
モジュールの汚れを極力少なくすることができる。
【0015】本発明の他の太陽光発電装置は、格子状に
配設された縦材および横材により区画された枠状空間
に、方形の太陽電池モジュールを装着して成る太陽光発
電装置において、各縦材は、隣接する太陽電池モジュー
ルの周縁部をそれぞれ受ける一対の縦モジュール受け部
を、上部両側に形成した縦材本体と、縦モジュール受け
部に対峙し隣接する太陽電池モジュールの周縁部をそれ
ぞれ押さえる一対の縦モジュール押え部を、両側に形成
した縦押え部材とを備え、縦押え部材は、一対の縦モジ
ュール押え部間に縦押え部材を縦材本体に固定するねじ
用の収容溝部と、収容溝部を閉蓋するキャップ部材とを
有していることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、縦押え部材が、縦押え
部材を縦材本体に固定するねじ用の収容溝部と、収容溝
部を閉蓋するキャップ部材とを有しているため、縦押え
部材用のねじを、縦材の内部に隠ぺいすることができ
る。このため、意匠性を向上させることができると共
に、ねじの腐食等を極力少なくすることができる。
【0017】この場合、各縦モジュール受け部には、こ
れに装着される太陽電池モジュールの端面位置の目安と
なる目安線が形成されていることが、好ましい。
【0018】この構成によれば、縦押え部材を取り付け
る前に、太陽電池モジュールを目安線に従って設置調整
することで、太陽電池モジュールを、枠状空間において
偏ることなく適切に装着することができる。
【0019】これらの場合、各横材は、隣接する一方の
太陽電池モジュールの周縁部が装着される呑込み溝部お
よび隣接する他方の太陽電池モジュールの周縁部を受け
る横モジュール受け部を上部両側に形成した横材本体
と、横モジュール受け部に対応して、隣接する他方の太
陽電池モジュールの周縁部を押さえる横モジュール押え
部を形成した横押え部材とを備え、横押え部材は、その
表面を呑込み溝部の表面と面一に配設されると共に、皿
ねじにより横材本体に固定されていることが、好まし
い。
【0020】この構成によれば、横押え部材を横材本体
に固定するねじが、横押え部材の上面から突出すること
がなく、横材をすっきりした意匠とすることができる。
また、太陽電池モジュールの1つの辺(周縁部)を差込
み形式とし、他の3つの辺を押圧挟持形式として、これ
を縦材および横材に装着することができ、太陽電池モジ
ュールを簡単に取り付けることができる。
【0021】この場合、枠状空間は前記縦材の長手方向
において傾斜しており、各横材の呑込み溝部は、傾斜の
上流側に向かって開口し、且つ各横材の横モジュール受
け部と横押え部材の横モジュール押え部とで構成される
溝部分は、傾斜の下流側に向かって開口していること
が、好ましい。
【0022】この構成によれば、太陽電池モジュール
を、横材の呑込み溝部に差し込むと共に、縦材および横
材の各モジュール受け部に載置したときに、太陽電池モ
ジュールが呑込み溝部に支持されて、滑り落ちることが
ない。
【0023】本発明の他の太陽光発電装置は、格子状に
配設された縦材および横材により区画された枠状空間
に、方形の太陽電池モジュールを装着して成る太陽光発
電装置において、縦材は、太陽電池モジュールを受ける
モジュール受け、および太陽電池モジュールを押さえる
モジュール押えから成るモジュール装着部と、モジュー
ル装着部を支持すると共に、モジュール押えにより閉蓋
される上部開口を形成した中空部を有する縦材本体とを
備え、中空部には、太陽電池モジュールのケーブルが配
線されていることを特徴とする。
【0024】この構成によれば、縦材本体の中空部によ
り、太陽電池モジュールのケーブルの保護および取回し
が容易になる。また、モジュール押えを外すことでケー
ブルを簡単に取り出すことができ、メンテナス等も容易
に行うことができる。
【0025】本発明の太陽電池屋根は、請求項1ないし
9のいずれかに記載の太陽光発電装置を備えたことを特
徴とする。
【0026】この構成によれば、太陽電池屋根を低コス
トで施工することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係る太陽光発電装置を適用した太陽
電池屋根について説明する。図1は太陽電池パネルを屋
根葺き材として使用した切妻屋根の斜視図である。この
太陽電池屋根1Aは、屋根1の南面(南東面)側の全域
の構成する場合と、その一部に構成する場合とがあり、
同図(a)は全域に構成した場合を、同図(b)は一部
に構成した場合を示している。同図(a)では、南面
(南東面)側が太陽電池屋根1Aで構成され、北面(北
西面)側がスレート瓦などの屋根葺き材bを用いた通常
屋根1Bで構成されている。また、同図(b)では、南
面(南東面)側が太陽電池屋根1Aと通常屋根1Bの複
合屋根で構成され、北面(北西面)側が通常屋根1Bで
構成されている。そして、これら太陽電池屋根1Aは、
垂木2a、野地板2b、およびアスファルトルーフィン
グなどの葺き下地2cなどから成る屋根本体2の上に設
置されている。(図3および図4参照)。なお、防火上
必要な場合には、葺き下地2c上にステンレス板などを
敷設することが、好ましい。
【0028】太陽電池屋根1Aは、屋根本体2の上面に
格子状に配設したアルミニウム合金の押出形材で形成し
て成る複数本の縦材3および横材4と、これら複数本の
縦材3および横材4で区画された枠状空間に水密に装着
した太陽電池モジュール5とを備えており、各縦材3の
部分で複数個の取付金具(図3および図4参照)6を介
して、屋根本体2に取り付けられている。また、同図
(a)の太陽電池屋根1Aでは、棟側に設けた棟包1
1、軒側に設けた軒包12および両けらば側に設けた一
対のけらば包13,13により、その四辺が雨仕舞いさ
れている。同様に、同図(b)の太陽電池屋根1Aで
は、棟側に設けた棟包11、軒側に設けた軒先水切り1
4および両けらば側に設けた一対のけらば水切り15,
15により、その四辺が雨仕舞いされている。なお、棟
包11、軒包12およびけらば包13も、アルミニウム
合金の押出形材で構成することが、好ましい。
【0029】図2に示すように、太陽電池モジュール5
は、強化ガラスから成る方形のガラス基板21と、ガラ
ス基板21に裏側からマトリクス状に敷設した多数の太
陽電池セル22と、太陽電池セル22を保護するバック
カバー23などで構成されている。すなわち、本実施形
態の太陽電池モジュール6は、四周に枠材の無い平板状
の構造になっている。太陽電池セル22は、インターコ
ネクタ(図示省略)でそれぞれ接続され、その出力端子
は裏面側に突設した端子ボックス24を介してプラスお
よびマイナスの一対のケーブル25,25に接続されて
いる。また、各ケーブル25の先端にはコネクタ26が
接続され、このコネクタ26により全太陽電池モジュー
ル5が直列に接続されている。
【0030】図3および図4に示すように、取付金具6
は短尺に形成され、縦材3と横材4の各交差部分に配設
されている。取付金具6は、断面「U」字状の金具本体
31と、金具本体31の上端に連なる左右の段部32,
32と、各段部32に連なる左右一対のフランジ部3
3,33とで一体に形成されている。そして、取付金具
6は、金具本体31の内側から金具本体31、葺き下地
2cおよび野地板2bを貫通して垂木2aにねじ込んだ
2本のコーチねじ34,34により、屋根本体2に固定
されている。また、取付金具6の両段部32,32間に
は、これらに跨るように縦材3が着座し、且つその各フ
ランジ部33には、横材4の外端部がねじ止めされてい
る。
【0031】縦材3は、取付金具6に着座する縦材本体
41と、縦材本体41の上端にねじ止めした縦押え部材
42と、縦押え部材42の上面に装着したキャップ43
とで構成されている。縦材本体41は、上部開口45a
を有する中空部45と、中空部45の下端から両側方に
延びる左右一対の着座部46,46と、上部開口45a
を挟んで中空部45の上端に形成した左右一対の縦モジ
ュール受け部47,47とで一体に形成されている。
【0032】各着座部46には、上記取付金具6の段部
32の形状に合致させるべく立上げ片48が形成され、
またこの立上げ片48により中空部45との間に、横材
4からの排水を受ける樋部49が形成されている。すな
わち、取付金具6にねじ止めされた横材4の小口端は樋
部49の直上に臨んでおり、後述する横材4からの排水
は、この樋部49で受けられた後、樋部49を流下して
軒側に排水される。またこの状態で、横材4の小口端
は、立上げ片48を上側から抜止め状態となるように押
さえている。
【0033】実施形態の縦材3は、その両着座部46,
46で取付金具6の両段部32,32に単純に嵌合して
おり、長手方向において取付金具6から拘束を受けない
ようになっている。すなわち、縦材3は、取付金具6に
より左右の移動が規制され、且つ取付金具6および横材
4により上下の移動が規制されているが、長手方向の移
動は許容されており、縦材3と取付金具6とは非固定構
造となっている。これにより、外部環境(熱)による縦
材3の熱膨張および熱収縮に対し、応力集中が発生する
のを防止している。また、縦材3を固定するねじなどが
不用となるため、縦材3を簡単に組み込むことができる
と共に、ねじ部分からの漏水が一切無い構造とすること
ができる。なお、縦材3は、ずれないようにその棟側の
端部で、小ねじ50により取付金具6に掛け止めされて
いる(図5参照)。
【0034】各縦モジュール受け部47には、先付け形
式の下シール部材51が上向きに装着されており、この
下シール部材51の上に太陽電池モジュール5の周縁部
が載置されている。また、縦モジュール受け部47に
は、下シール部材51に隣接して、太陽電池モジュール
5の端面位置の目安となるけがき溝(目安線)52が形
成されており、このけがき溝52に位置合わせして、太
陽電池モジュール5が設置される。そして、この状態で
は、太陽電池モジュール5の端面と後述する呑込み溝5
6の溝底との間には一定の間隙が生じ、太陽電池モジュ
ール5の熱膨張などを吸収できるようになっている。
【0035】縦押え部材42は、断面「U」字状の収容
溝部54と、収容溝部54の上端から両側方に延びる左
右一対の縦モジュール押え部55,55とで、一体に形
成されている。縦モジュール押え部55は、縦材本体4
1の縦モジュール受け部47に対峙しており、縦モジュ
ール受け部47との間に、太陽電池モジュール5を装着
するための呑込み溝(モジュール装着部)56を構成し
ている。縦モジュール押え部55の下面には、縦モジュ
ール受け部47の下シール部材51に対向して、先付け
形式の上シール部材57が装着されており、太陽電池モ
ジュール5の周縁部は、その表裏に上下両シール部材5
1,57を介在させた状態で、呑込み溝56に水密に装
着されている。
【0036】収容溝部54は、両縦モジュール押え部5
5,55を連結する部分であると共に、縦押え部材42
を縦材本体41に締結する固定ねじ58を収容する部分
であり、且つ縦材本体41の上部開口45aを閉塞する
蓋体も兼ねている。縦押え部材42は、固定ねじ58が
収容溝部54を貫通して縦材本体41の中空部45内に
収容した裏板59に螺合することで、縦材本体41に固
定されている。そして、固定ねじ58の頭部は、収容溝
部54の上端に装着したキャップ43により、収容溝部
54内に隠ぺいされる。なお、キャップ54は、収容溝
部54の上端にスナップイン形式で装着されており、収
容溝部54に装着された状態で、その上面が両縦モジュ
ール押え部55,55の上面と面一となる。
【0037】なお、シール切れなどで上記の呑込み溝5
6に雨水が浸入しても、この雨水は上部開口45aと収
容溝部54との隙間から中空部45内に流下し、中空部
45から軒側に排水される。同様に、キャップ54の隙
間から収容溝部54に雨水が浸入しても、この雨水は固
定ねじ58の隙間から中空部45内に流下し、中空部4
5から軒側に排水される。したがって、シール切れなど
が生じても、屋根本体2の上面に雨水が漏れることがな
い。
【0038】一方、縦材本体41の中空部45の内部に
は、上述した太陽電池モジュール5のケーブル25が配
線されている。中空部45の側面には、太陽電池モジュ
ール5に対応して丸孔60が形成され(図4参照)、こ
の丸孔60を介して、ケーブル25が中空部45の内部
に導かれている。したがって、太陽電池モジュール5を
組み込むときには、縦押え部材42を取り付ける前、す
なわち縦モジュール受け部47に太陽電池モジュール5
を載置した段階で、丸孔60を介してケーブル25を中
空部45内に導くと共に、いったん中空部45の上部開
口45aからこれを引き出して、隣接する太陽電池モジ
ュール5のケーブル25とコネクタ接続する。また、メ
ンテナンス等においては、縦押え部材42を外してケー
ブル35を中空部45から引き出すようにする。なお、
個々に直列に接続されたケーブル25は、棟側でさらに
縦の並び単位で直列に接続され、最終的に纏められた2
本のケーブル25,25は、棟部分から建物の屋内に導
かれる。
【0039】一方、横材4は、取付金具6にねじ止めし
た横材本体71と、横材本体71の上端にねじ止めした
横押え部材72とで構成されている。横材本体71は、
上部に凸状部位74aを形成した中空部74と、中空部
74の下端から両側方に延びる左右一対の固定部75,
75と、上記の凸状部位74aを挟んで傾斜の上流側に
形成された呑込み溝部76および下流側に形成された横
モジュール受け部77とで、一体に形成されている。そ
して、呑込み溝部76の内側に、屋根勾配に沿って斜め
上向きに開口した呑込み溝78が構成され、横押え部材
72と横モジュール受け部77との間に、屋根勾配に沿
って斜め下向きに開口した呑込み溝78が構成されてい
る。
【0040】各固定部75は板状に形成され、それぞれ
取付金具6にねじ止めされている。また、中空部74を
挟んで傾斜の上流側に位置する固定部75には立上げ片
79が形成され、この立上げ片79により中空部74と
の間には、太陽電池モジュール5の結露水を受ける集水
溝部80が形成されている。すなわち、内外の温度差等
により太陽電池モジュール5の裏面側が結露すると、そ
の結露水が太陽電池モジュール5の裏面を伝わって中空
部74から集水溝部80に流下する。集水溝部80に流
下した結露水は、両側に流れてその小口端から縦材3の
樋部49に受けられる。なお、両呑込み溝78,78と
中空部74とは、それぞれ水抜き孔81,81を介して
連通しており、シール切れなどにより呑込み溝78に雨
水が浸入しても、雨水は呑込み溝78から中空部74内
に流下し、その小口端から縦材3に導かれる。
【0041】呑込み溝部76の内側には、受け側を構成
する先付け形式の下シール部材82と、押え側を構成す
る後付け形式のガスケット(シール部材)83が装着さ
れている。また、呑込み溝78の溝底には、太陽電池モ
ジュール5を受けるスペーサブロック84が配設されて
いる。そして、太陽電池モジュール5の周縁部は、その
表裏に下シール部材82およびガスケット83を介在さ
せた状態で、この呑込み溝78に水密に装着されてい
る。ガスケット83はいわゆるJ字ガスケットであり、
外部に露出する頭部(傾斜部)83aは、傾斜している
太陽電池モジュール5の表面および呑込み溝部76の上
面を、緩傾斜で連続させる形状に形成されている。これ
により、太陽電池モジュール5の表面を流れて来る雨水
を、呑込み溝部76の上面に円滑に導くことができ、太
陽電池モジュール5と呑込み溝部76との段差部分に雨
水やゴミなどが溜まるのを防止している。
【0042】横モジュール受け部77には、上記の縦モ
ジュール受け部47と同様に、先付け形式の下シール部
材85が上向きに装着されており、この下シール部材8
5の上に太陽電池モジュール5の周縁部が載置されてい
る。この場合、呑込み溝78の溝底は、横モジュール受
け部77に連なる上記中空部74の凸状部位74aの側
面で構成されている。
【0043】横押え部材72は、横モジュール受け部7
7に対向する横モジュール押え部87と、横モジュール
押え部87に連なる取付部88とで一体に形成され、取
付部88で皿ねじ89により、中空部74の凸状部位7
4aの上面にねじ止めされている。横押え部材72が凸
状部位74aにねじ止めされた状態では、横押え部材7
2の上面と呑込み溝部76の上面とが面一となり、且つ
皿ねじ89と相まって、横材4の上面が平坦に仕上げら
れている。横モジュール押え部87には、上記の縦モジ
ュール押え部55と同様に、先付け形式の上シール部材
90が装着されており、太陽電池モジュール5の周縁部
は、その表裏に上下両シール部材85,90を介在させ
た状態で、呑込み溝78に水密に装着されている。
【0044】ここで、太陽電池屋根1Aの主要部の組立
手順を簡単に説明する。先ず、屋根本体2の縦材3と横
材4とが交差部分に、取付金具6を固定する。次に、こ
の取付金具6に縦材3を装着すると共に、縦材3を押さ
えるように横材4を取付金具6を固定する。次に、太陽
電池モジュール5を、横材4の呑込み溝部76に深く差
し込みながら、これを縦・横モジュール受け部47,7
7に載置すると共に、けがき溝52を目安に左右の位置
を調整する。太陽電池モジュール5を設置したら、ケー
ブル25を接続した後、縦押え部材42および横押え部
材72を取り付ける。そして最後に、ガスケット83を
装着すると共にキャップ43を装着する。
【0045】このような構成では、太陽電池モジュール
5を水密に且つ強固に取り付けることができると共に、
簡単に取り付けることができる。また、ケーブル25の
接続を含め、太陽電池モジュール5の交換などを簡単に
行うことができる。さらに、枠無しの太陽電池モジュー
ル5を用いているため、そのダミーモジュールを含め、
コストを低減することができる。同時に、太陽電池モジ
ュール5のシール構造および取付構造を単純化すること
ができるため、施工性を向上させることができる。
【0046】一方、縦材3を取付金具6に対し非固定構
造としているため、縦材3の熱膨張および熱収縮による
影響を回避することができる。加えて、横材4を取付金
具6に固定しているため、太陽電池モジュール(シール
部材)5を介して縦材3の大きな位置ずれを防止するこ
とができると共に、太陽電池モジュール5を安定かつ強
固に支持することができる。また、シール切れなどで漏
水が生じても、横材4および縦材3を利用して、これを
外部に円滑に排水することができる。
【0047】次に、図5を参照して、棟部分の雨仕舞い
構造について説明する。上述したように屋根1の一方の
面には太陽電池屋根1Aが構成され、他方の面には通常
屋根1Bが構成されており、棟部分には、太陽電池屋根
1Aと通常屋根1Bとに掛け渡すように棟包11が配設
されている。この場合、棟包11の太陽電池屋根1A側
は、太陽電池屋根1Aの横材4に係止され、通常屋根1
B側は、通常屋根1Bの笠上げ下地102上に設けた棟
包支持材101に固定されている。
【0048】棟包11は、形材などで断面略山形に形成
されている。棟包11の横材4側の端部には、横材4の
呑込み溝部76とオーバーラップする水切り部104
と、水切り部104の基部下側に突出した係止部105
とが形成されている。水切り部104の下面と呑込み溝
部76の上面との間には、ゴムなどで構成されたシール
部材106が介設され、この部分のシールを良好なもの
としている。係止部105は断面略半円状に形成され、
呑込み溝部76の上片76aに回動可能に係止されてい
る。これにより、太陽電池屋根1Aの傾斜角度と棟包1
1の傾斜角度が、幾分異なる場合であっても、棟包11
を太陽電池屋根1Aに適切かつ水密に取り付けることが
できる。このことはまた、傾斜角度の異なる太陽電池屋
根(屋根本体2)1Aに対し、棟包11の汎用的な部材
とすることができる。一方、棟包11の棟包支持材10
1側の端部には、棟包支持材101を越えた位置で下側
に折曲げた水切り片部107が形成され、水切り片部1
07の下端は、笠上げ下地102の位置まで延びてい
る。
【0049】笠上げ下地102は、角材を2段積みした
下地ベース108と、下地ベース108の表面に貼着し
たステンレス板などから成る水返し板109とで構成さ
れており、屋根葺き材bを挟み込んで垂木2aに釘打ち
されている。そして、この水返し板109と上記の水切
り片部107とは、通気間隙を存して上下にオーバーラ
ップし、棟部分の内部に対し、通気性を保持しつつ雨水
の浸入を防止している。
【0050】棟包支持材101は、方形中空の断面を有
する形材などで構成されており、笠上げ下地102の上
面にねじ止めされている。棟包支持材101の両側板に
は、それぞれ複数の内換気孔110aおよび外換気孔1
10bが形成され、太陽電池屋根1Aの内側空間を換気
できるようになっている。これにより、太陽電池モジュ
ール5の温度上昇が抑制される。棟側となる内側の側板
に形成された内換気孔110aは側板の上部に形成さ
れ、外側の側板に形成された外換気孔110bは側板の
下部に形成されており、雨水が外換気孔110bから浸
入することがあっても、これを自然流下させることがで
きる。なお、棟部分おいて、屋根本体2の野地板(葺き
下地2c)2bには、垂木2aを逃げた位置に適宜、貫
通開口2dが形成され、上記の内外両換気孔110a,
110bを介して、屋根裏空間の換気も可能となってい
る。また、上記の太陽電池モジュール5のケーブル25
は、この貫通開口2dを介して屋内に導かれる。
【0051】次に、図6を参照して、図1(a)の太陽
電池屋根1Aの軒部分の雨仕舞い構造について説明す
る。太陽電池屋根1Aの軒部分には、形材などで構成さ
れた軒包12と軒包支持板121とが設けられている。
軒包12は、基部で上記の横押え部材72と同様に横材
4の凸状部位74aにねじ止めされ、2箇所で屈曲し
て、下向きの先端部で軒包支持板121にねじ止めされ
ている。軒包支持板121は、野地板2bの軒側端に固
定されたベース部122および垂設部123と、ベース
部122の先端から上方に延びる支持部124とで一体
に形成されており、支持部124の上半部が軒包12の
先端部と重なった状態で、軒包12を支持している。ま
た、ベース部122には、複数の排水孔125が形成さ
れており、縦材3の小口端から流下した排水は、この排
水孔125から外部に排水される。なお、複数の排水孔
125は、虫や小動物の浸入を防止できるものとするこ
とが、好ましい。
【0052】次に、図7を参照して、図1(a)の太陽
電池屋根1Aのけらば部分の雨仕舞い構造について説明
する。太陽電池屋根1Aのけらば部分には、形材などで
構成されたけらば包13とけらば包支持板131とけら
ば唐草132とが設けられている。けらば包13は、基
部を縦材4の呑込み溝56に水密に係止され、中間で直
角に折曲げられ、先端側をけらば包支持板131にねじ
止めされている。けらば包支持板131は、基部を縦材
3のフランジ部33にねじ止めされ、先端部でけらば包
13を支持している。けらば唐草132は、基部で野地
板2bに固定されており、その先端部には、けらば包1
3と上下方向にオーバーラップする水返し部133を有
している。そして、この部分でも、太陽電池屋根1Aの
下側空間の換気が行えるようになっている。
【0053】次に、図8を参照して、図1(b)の太陽
電池屋根1Aの軒側端部の雨仕舞い構造について説明す
る。太陽電池屋根1Aの軒側端部には、形材などで構成
された軒先水切り14と水切り支持板141とが設けら
れている。軒先水切り14および水切り支持板141
は、上記の軒包12および軒包支持板121と同様の形
態および取付構造を有しているが、軒包支持板121
は、屋根葺き材b上に固定した枕木142に固定されて
いる。したがって、縦材3の小口端から流下した排水
は、水切り支持板141の排水孔143から屋根葺き材
b上に流下する。
【0054】次に、図9を参照して、図1(b)の太陽
電池屋根1Aのけらば側端部の雨仕舞い構造について説
明する。太陽電池屋根1Aのけらば側端部には、形材な
どで構成されたけらば水切り15と水切り支持板151
と防水鰭片152とが設けられている。けらば水切り1
5および水切り支持板151は、上記のけらば包13お
よびけらば包支持板131と同様の形態および取付構造
を有している。軟質合成ゴム等で構成された防水鰭片1
52は、けらば水切り15の先端部内側に装着されてお
り、その下部が屋根葺き材bに水密に接触している。
【0055】なお、実施形態の太陽電池モジュールは、
1つの辺を差込み形式とし他の3つの辺を押圧挟持形式
で縦材および横材に装着されているが、全ての辺を押圧
挟持形式としてもよいし、全ての辺を差込み形式として
もよく、装着形態を問うものではない。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の太陽電池屋根によ
れば、太陽電池モジュールに枠無しのものを用いている
ため、取付構造およびシール構造を単純化することがで
き、シール性、意匠性および施工性を向上させることが
できる。また、太陽電池モジュール自体およびそのダミ
ーモジュールなどのコストダウンを図ることができる。
さらに、呑込み溝と表裏のシール部材との組合わせによ
り、太陽電池モジュールを水密且つ安定に保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る太陽電池屋根の棟構
造を適用した屋根の斜視図である。
【図2】太陽電池モジュールの外観図である。
【図3】実施形態に係る太陽電池屋根の部分拡大横断面
図である。
【図4】実施形態に係る太陽電池屋根の部分拡大縦断面
図である。
【図5】太陽電池屋根の棟部分の部分拡大縦断面図であ
る。
【図6】図1(a)に対応する太陽電池屋根の軒部分の
部分拡大縦断面図である。
【図7】図1(a)に対応する太陽電池屋根のけらば部
分の部分拡大横断面図である。
【図8】図1(b)に対応する太陽電池屋根の軒側端部
の部分拡大縦断面図である。
【図9】図1(b)に対応する太陽電池屋根のけらば側
端部の部分拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 屋根、1A 太陽電池屋根、2 屋根本体、3 縦
材、4 横材、5 太陽電池モジュール、6 取付金
具、21 ガラス基板、22 太陽電池セル、25 ケ
ーブル、41 縦材本体、42 縦押え部材、43 キ
ャップ、45 中空部、45a 上部開口、47 縦モ
ジュール受け部、51 下シール部材、52 けがき
溝、54 収容溝部、55 縦モジュール押え部、56
呑込み溝、57 上シール部材、58 固定ねじ、7
1 横材本体、72 横押え部材、74 中空部、76
呑込み溝部、77 横モジュール受け部、78 呑込
み溝、82 下シール部材、83 ガケット、83a
頭部、85 下シール部材、87 横モジュール押え
部、89 皿ねじ、90 上シール部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に配設された縦材および横材によ
    り区画された枠状空間に、方形の太陽電池モジュールを
    装着して成る太陽光発電装置において、 前記太陽電池モジュールは、複数の太陽電池セルをガラ
    ス基板に敷設した平板状のもので構成され、 前記両縦材の内周部および前記両横材の内周部には、前
    記太陽電池モジュールの4つの周縁部が挿入される呑込
    み溝がそれぞれ形成され、 前記太陽電池モジュールは、前記呑込み溝の上下に配し
    たシール部材を介在させた状態で当該呑込み溝に装着さ
    れていることを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 【請求項2】 前記太陽電池モジュールの4つの周縁部
    が挿入される4つの前記呑込み溝のうち、1つの呑込み
    溝は差込み形式となるように断面略「コ」字状の部材で
    構成され、他の3つの呑込み溝は押圧挟持形式となるよ
    うに受け部材と押圧部材とで構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 【請求項3】 前記太陽電池モジュールと前記差込み形
    式となる呑込み溝との間に介在させた表側の前記シール
    部材は、後付け形式のものであることを特徴とする請求
    項2に記載の太陽光発電装置。
  4. 【請求項4】 前記枠状空間は前記縦材の長手方向にお
    いて傾斜しており、前記差込み形式となる呑込み溝は、
    傾斜の下流側に位置する前記横材の内周部に形成されて
    いることを特徴とする請求項2または3に記載の太陽光
    発電装置。
  5. 【請求項5】 前記枠状空間は前記縦材の長手方向にお
    いて傾斜しており、 傾斜の下流側に位置する前記横材と前記太陽電池モジュ
    ールとの間の表面上側に介在させたシール部材の露出部
    分には、前記太陽電池モジュール上を流下する雨水を当
    該太陽電池モジュールの表面から前記横材の上面に導
    く、緩傾斜の傾斜部が形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の太陽光発電装置。
  6. 【請求項6】 格子状に配設された縦材および横材によ
    り区画された枠状空間に、方形の太陽電池モジュールを
    装着して成る太陽光発電装置において、 前記各縦材は、隣接する前記太陽電池モジュールの周縁
    部をそれぞれ受ける一対の縦モジュール受け部を、上部
    両側に形成した縦材本体と、前記縦モジュール受け部に
    対峙し隣接する前記太陽電池モジュールの周縁部をそれ
    ぞれ押さえる一対の縦モジュール押え部を、両側に形成
    した縦押え部材とを備え、 前記縦押え部材は、前記一対の縦モジュール押え部間に
    当該縦押え部材を前記縦材本体に固定するねじ用の収容
    溝部と、当該収容溝部を閉蓋するキャップ部材とを有し
    ていることを特徴とする太陽光発電装置。
  7. 【請求項7】 前記各縦モジュール受け部には、これに
    装着される前記太陽電池モジュールの端面位置の目安と
    なる目安線が形成されていることを特徴とする請求項6
    に記載の太陽光発電装置。
  8. 【請求項8】 前記各横材は、隣接する一方の前記太陽
    電池モジュールの周縁部が装着される呑込み溝部および
    隣接する他方の前記太陽電池モジュールの周縁部を受け
    る横モジュール受け部を上部両側に形成した横材本体
    と、 前記横モジュール受け部に対応して、隣接する他方の前
    記太陽電池モジュールの周縁部を押さえる横モジュール
    押え部を形成した横押え部材とを備え、 当該横押え部材は、その表面を前記呑込み溝部の表面と
    面一に配設されると共に、皿ねじにより前記横材本体に
    固定されていることを特徴とする請求項6または7に記
    載の太陽光発電装置。
  9. 【請求項9】 前記枠状空間は前記縦材の長手方向にお
    いて傾斜しており、 前記各横材の前記呑込み溝部は、傾斜の上流側に向かっ
    て開口し、且つ前記各横材の横モジュール受け部と前記
    横押え部材の前記横モジュール押え部とで構成される溝
    部分は、傾斜の下流側に向かって開口していることを特
    徴とする請求項8に記載の太陽光発電装置。
  10. 【請求項10】 格子状に配設された縦材および横材に
    より区画された枠状空間に、方形の太陽電池モジュール
    を装着して成る太陽光発電装置において、 前記縦材は、前記太陽電池モジュールを受けるモジュー
    ル受け、および当該太陽電池モジュールを押さえるモジ
    ュール押えから成るモジュール装着部と、 前記モジュール装着部を支持すると共に、前記モジュー
    ル押えにより閉蓋される上部開口を形成した中空部を有
    する縦材本体とを備え、 前記中空部には、前記太陽電池モジュールのケーブルが
    配線されていることを特徴とする太陽光発電装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の太陽光発電装置を備えたことを特徴とする太陽電池屋
    根。
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