JP5004911B2 - 屋根材型太陽電池パネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平盤状の太陽電池パネルが棟側端部に棟側に隣接する太陽電池パネルの軒側端部を重ねるようにして屋根勾配方向に階段状に複数段敷設されて成る屋根材型太陽電池パネル装置に関するものであり、特に装置への雨水浸入防止機能と太陽電池パネル裏面の通風機能及び屋根面への防火機能に関するものである。
太陽電池パネルが棟側端部に他の太陽電池パネルの一部を重ねるようにして、屋根勾配方向に階段状に複数段敷設される屋根材型太陽電池パネル装置においては、従来、軒先あるいは最下段の太陽電池パネルの軒側に通気口を設ける一方で、棟部あるいは最上段の太陽電池パネルの棟側に排出口を設け、通風路を形成していた。そのため、1段目の太陽電池パネルを冷却することにより空気の温度が上昇し、さらに2段、3段の太陽電池パネルを冷却していくと最上段に至っては空気の温度が大幅に上昇してしまい冷却効果が充分でなかった。また、従来、太陽電池パネルの連結部にレールや樋などを設け雨水が屋根面へ漏水することを防止していた。さらにまた、板金上に太陽電池パネルを設ける等して防火対策を施していた。つまり、防水、通風冷却、防火について個々に対応していた。
例えば、下記特許文献1に提案された太陽電池付き屋根板は、表面に太陽電池モジュールを被着し、裏面に断熱性裏打材を接着した金属屋根板であって、断熱性裏打材の接着面に屋根勾配方向の通気凹溝を列設してなる。このような構成の太陽電池付き屋根板においては、熱伝導性の良い金属屋根板の裏面に軒から棟への通気流路が形成される。この通気流は基本的には、建物屋根の軒から棟への恒常的な大きな自然対流もしくは風に基づいており、太陽電池モジュールを被着した金属屋根板からの熱放散を把え棟部から外部へ排気する。これによって太陽電池モジュールの高温化を防止する。
また、下記特許文献2に提案された太陽電池付き屋根パネルは、屋根パネルとその上面側に取り付けた太陽電池モジュールとの間や、屋根パネルを介して太陽電池モジュールに近接する位置に、通気空間を形成し、この通気空間を、屋根パネルの軒側の係合部に開口した気流口、および、棟側の係止部近傍に開口した開放口に空気流通可能に連通させている。このような構成の太陽電池付き屋根パネルにおいては、屋根パネル単位で、軒側から棟側への気流を形成して、太陽電池モジュールの太陽電池セルを効率良く冷却することができ、同一の屋根に設けられている他の屋根パネルとの間に冷却用の気流を形成しなくても、太陽電池セルに高い太陽光発電効率を確保できる。
さらにまた、下記特許文献3に提案された太陽電池パネルの取付構造は、パネルは、ほぼ長方形状の枠体としての外枠と、この外枠に収容される太陽電池モジュールを取付けた内枠とで構成され、外枠の左竪框が、内枠をスライドして取付け、且つ、取外し可能に構成されている。通常は、外枠に内枠を挿入して、ビス等で左竪框の側壁と框本体とが固着されている。太陽電池モジュールの点検、修理及び交換の場合には、ビス等の緊締を解除し、外枠から、その側壁を引き離すようにスライドさせることにより、太陽電池モジュールを取出すことができるので、太陽電池モジュールの点検、修理及び交換を迅速に行うことができる。
特許第3322812号公報 特開2000−17803号公報 特開2000−27395号公報
太陽電池パネル装置では、太陽光を太陽電池パネルが受けることにより、発電すると同時に温度上昇して裏面の空気が暖められて温度が上昇する。結晶系の太陽電池パネルは温度が上昇すると発電効率が低下する特性をもっており、裏面の空気を通風することにより温度上昇を抑制している。
従来の温度抑制方法は、最も軒側の太陽電池パネル部の軒側に通風口を設け、太陽電池パネルの裏面を通風し、棟側まで複数段の太陽電池パネルの通風を連通して最上段の太陽電池パネルの棟側から放出可能に通風通路を設けるものであり、熱的には1段目の太陽電池パネルの入口温度は低いが2段目以降の入口温度は高くなり、効果的な太陽電池パネルの冷却効果は得られ難かった。
また、従来、防水手段として太陽電池パネル間のカバーや内部に樋やレール等を設けて雨水が入り難い構成にしたり、内部に漏れた雨水を樋やレール内に案内して排水する方法が取られていたが、風を伴った雨水については圧力と空気流により雨水が飛び跳ねたり逆流する場合があり、このような雨水に対してはあまり有効なものではなかったので、より効果的な漏水対策が望まれていた。
さらに、従来、防火機能を持たせるには、上記構造とは別に新たに板金や耐火部材で太陽電池パネル下部を覆う必要があった。そして、上記冷却、防水及び防火の各々課題を解決するには多くの部品が必要であり構造も複雑となり、コストが向上するので改善が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、太陽電池パネル各々に対して、通風による冷却と雨水の排出が良好に行われ、暖められた空気が上昇にともない加熱されて高温となってしまうことがなく、各々太陽電池パネルの部分に侵入した雨水が下段に流れる際に累積して大量となってしまうことがない屋根材型太陽電池パネル装置を得ることを目的とする。さらに、本発明は、上記に加えて部品点数を多くすることなく、効果的な防火機能を有する屋根材型太陽電池パネル装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の屋根材型太陽電池パネル装置は、平盤状の太陽電池パネルと、太陽電池パネル毎に設けられ、太陽電池パネルの裏面側に広がり、太陽電池パネルを載置するとともに太陽電池パネルの裏面に沿った第一の通風路を形成する底部、及び底部の棟側に太陽電池パネルの棟側端辺を囲むように断面コ字形に折り曲げられて設けられ、太陽電池パネルの棟側端辺の周囲に第一の通風路に続く第二の通風路を形成する折返し部を有する案内板と、案内板を屋根面から支持する案内板固定具とを備え、案内板は、断面コ字形の折返し部の上面と、棟側に隣接する案内板の底部の軒側端部とを重ねて合わせて、載置した太陽電池パネルとともに屋根勾配方向に複数段に敷設され、案内板と棟側に隣接する案内板とが重なり合う重合部において、案内板の底部の軒側端部に第一の凹凸が形成され、この第一の凹凸が太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と第一の通風路とを連通する軒側開口部が設けられ、案内板の折返し部の上面の軒側端部に第二の凹凸が形成され、この第二の凹凸が太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と第二の通風路とを連通する棟側開口部が設けられていることを特徴とする。
この発明の屋根材型太陽電池パネル装置によれば、案内板が、太陽電池パネル毎に設けられ、太陽電池パネルの裏面側に全面にわたって広がり、太陽電池パネルを載置して、光発電機能体及び枠体との間に第一の通風路を形成する底部、及び底部の棟側に太陽電池パネルの棟側端辺を囲むように断面コ字形に折り曲げられて設けられ、太陽電池パネルの棟側端辺の周囲に第二の通風路を形成する折返し部を有しており、案内板と棟側に隣接する案内板とが重なり合う重合部において、案内板の底部の軒側端部に第一の凹凸が形成され、この第一の凹凸が太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と第一の通風路とを連通する軒側開口部が設けられ、案内板の折返し部の上面の軒側端部に第二の凹凸が形成され、この第二の凹凸が太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と第二の通風路とを連通する棟側開口部が設けられているので、太陽光を太陽電池パネルが受けることにより発電すると、太陽電池パネルの温度が上昇し、裏面の空気が暖められて高温となり、軽くなった空気は棟側開口部から屋外に排出され、これにともない軒側開口部から冷えた空気が引き込まれるので、太陽電池パネル1枚毎に独立した冷却風通路が形成され、暖められた空気が上昇するにともない累積して加熱されて高温となってしまうことがなく、太陽電池パネルの良好な冷却が行われ温度上昇が抑制される。
また、雨水が強風を伴うものである場合、雨水は空気圧力に沿って案内板と太陽電池パネルの間に侵入して上記空気流と同様な経路を進もうとする。逆に案内板の棟側の棟側開口部からも雨水が浸入する場合もある。しかしながら、この発明の屋根材型太陽電池パネル装置によれば、第一の凹凸が太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と第一の通風路とを連通する軒側開口部が設けられ、第二の凹凸が太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と第二の通風路とを連通する棟側開口部が設けられているので、軒側開口部から雨水が入り込んだ場合も、棟側開口部から雨水が入り込んだ場合も、いずれも雨水は装置内に滞ることなく速やかに外部に排出される。これにより、雨水の屋根面への浸水を防止することができる。
さらにまた、案内板が太陽電池パネル裏面全体を覆っているため、案内板を表面処理鋼板やステンレス鋼板あるいは耐火性材料等の不燃材で作製することにより、近隣火災での飛び火により太陽電池パネルが破壊しても、屋根面への延焼が防止することができる。
以下に、本発明にかかる屋根材型太陽電池パネル装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は本発明に係る屋根材型太陽電池パネル装置の屋根勾配方向に階段状に複数段敷設された太陽電池パネルの様子を示す断面図である。図2は図1のA部分を拡大して太陽電池パネルの屋根勾配方向に重なる重合部の詳細な構造を示す拡大断面図である。
はじめに概略の構造と動作を説明し、次いで詳細な構造と動作を説明する。図1および図2に示すように、平盤状の太陽電池パネル1が屋根勾配方向に階段状に複数段敷設されている。なお、太陽電池パネル1は、屋根勾配と直交する方向には、面位置を合わせて複数敷設されている。屋根は勾配方向に沿って延びる垂木18の上に野地板17が取り付けられ、さらに野地板17の上に防水シート16が葺かれて構成されている。このように構成された屋根は、図1および図2では水平に記載されているが、実際には軒側(図の左側)を低く反対に棟側(図の右側)を高くするように例えば約30度傾いている。本実施の形態のような屋根材型太陽電池パネル装置においては、平盤状の太陽電池パネル1は、屋根瓦のように上下端の一部を隣接する他の太陽電池パネル1と一部重ねるようにして屋根勾配方向に階段状に複数段敷設される。すなわち、太陽電池パネル1は、自らの棟側端部に、棟側に隣接する他の太陽電池パネル1の軒側端部を重ねるようにして複数段敷設されている。
太陽電池パネル1は、太陽電池パネル1の裏面を覆う案内板12及びこの案内板12を支持する案内板固定具14により屋根面19(防水シート16)から支持されている。案内板固定具14は、押さえ金具15及び固定ネジ15aにより屋根面19に固定されている。固定ネジ15aは、防水シート16及び野地板17を貫通して垂木18に締結されている。
本実施の形態の特徴として、太陽電池パネル1毎に案内板12が設けられている。案内板12は、その上面に太陽電池パネル1を載置するとともに太陽電池パネル1の裏面を全面的に覆い、太陽電池パネル1との間に第一の通風路F1を形成する。さらに案内板12は、太陽電池パネル1の軒側端部を囲むようにして覆い、太陽電池パネル1の軒側端部の周囲に第二の通風路F2を形成する。
そして、太陽電池パネル1の軒側端部において、太陽電池パネル1と案内板12との間に第一の通風路F1に連通する軒側開口部(案内板12に形成された第一の傾斜部12aと太陽電池パネル1との間に形成される隙間)が設けられており、一方、太陽電池パネル1の棟側端部において、案内板12の太陽電池パネル1の軒側端部を覆う部分の上部にて、太陽電池パネル1と案内板12との間に第二の通風路F2に連通する棟側開口部(案内板12の第二の平面部12dと太陽電池パネル1との間に形成される隙間)が設けられている。つまり、太陽電池パネル1毎に軒側開口部と棟側開口部とが設けられている。
概略の動作を説明する。図中、一点鎖線矢印は空気の流れを示す。図2においては、太陽電池パネル1回りの空気の循環を軒側と棟側とに分割して図示している。ここで、空気の循環は各太陽電池パネル1の周囲に同じように発生するものであり、図2中2箇所のBで示す位置を同じ位置として1つの太陽電池パネル1回りの循環動作と考えてもよい。
太陽電池パネル1が太陽光を受光すると太陽電池パネル1の温度が上昇する。これにより、太陽電池パネル1の裏面(図2中B)の空気が暖められて高温となる。高温となり軽くなった空気は棟側開口部から屋外(図2中C)に排出される。このとき、太陽電池パネル1の裏面(図2中B)の空気が気圧を保持しようと動作するため、軒側開口部から屋外(図2中D)の空気が太陽電池パネル1の裏面(図2中B)に吸い込まれる。このようにして太陽電池パネル1の1枚毎に裏面を流通する空気の循環が形成される。この空気の循環により太陽電池パネル1の温度上昇が抑制される。
次ぎに、詳細な構造を説明する。図3は太陽電池パネル1の平面図である。図4は太陽電池パネル1の正面図である。太陽電池パネル1は、方形の平盤形態に作製された光発電機能体である基盤2と、基盤2の外周縁部に枠状に装着された枠体3とから構成されている。
基盤2は、充填材層を形成する透明加熱融着材シートにダブ線により電気的に直列接続された複数の太陽電池セル2aを挟んだものを、表面保護基板と耐候性フィルム等からなる裏面保護材との間に挟持し、その後真空引きしながら加熱して、太陽電池セル2a、表面保護基板および裏面保護材を透明加熱融着材シートにより融着一体化して、方形の平盤形態に構成されている。枠体3は、それぞれ表面処理されたアルミ材押し出し成型により作製された軒側枠4、棟側枠5および一対の左右枠6により方形の枠状に構成されている。
図4において、軒側枠4は、ソリッド型(押出し成形の開放形)とされ、軒側の面(被固定面)に全長にわたって固定ネジ通し穴4dが設けられた断面矩形の盗み部を有する棒状に形成され、盗み部内に5枚の固定用駒(ネジ取付け部材)8を収納している。固定用駒8は、軒側枠4に沿って移動可能とされており、雌ネジが形成され後述する第一の固定爪12eおよび第二の固定爪12h(図5参照)に固定ネジ13によって締結される(図2、図6参照)。
図5は案内板12の斜視図である。案内板12は、表面処理鋼板やステンレス鋼板あるいは耐火性材料等の不燃材でなる金属平板を折り曲げ加工して作製されている。この案内板12は、図示しない太陽電池パネル1の裏面を全面的に覆う底部12Aと、底部12Aの棟側に太陽電池パネル1の棟側端部を囲むように断面コ字形に折り曲げられた折返し部12Bとから構成されている。本実施の形態においては、底部12Aの折返し部12Bよりの端部の2箇所に、上方(太陽電池パネル1側)に凸の膨らみ部12kが設けられている。膨らみ部12kは、プレス加工により形成され、断面台形の長尺の山状に形成され、折返し部12Bに沿って延びている(図5参照)。
底部12Aは、太陽電池パネル1の裏面側に前面にわたって広がり、上面に太陽電池パネル1を載置して、太陽電池パネル1の裏面に第一の通風路F1を形成する。詳細には、底部12Aは、平盤状の太陽電池パネル1を膨らみ部12k及び第一の傾斜部12aの上に架け渡して載置することにより、太陽電池パネル1との間に空間を形成して第一の通風路F1とする。一方、折返し部12Bは、太陽電池パネル1の棟側端辺の周囲に、太陽電池パネル1から所定距離離れて囲むように存在して、太陽電池パネル1の棟側端辺を折り返す第二の通風路F2を形成する。太陽電池パネル1は膨らみ部12kにて持ち上げられているので、第一の通風路F1と第二の通風路F2とは連通している。
案内板12は、太陽電池パネル1を載置した状態で、折返し部12Bの断面コ字形の上面に、棟側に隣接する他の案内板12の底部12Aの軒側端部を重ねて屋根勾配方向に複数段に敷設されている(図1及び図2)。このとき相互に重なる部分である折返し部12Bの上面と底部12Aの軒側端部とは重合部を構成している。
底部12Aの軒側端部(重合部)に複数の第一の傾斜部12aが設けられている。複数の第一の傾斜部12aは、案内板12の軒側端から所定幅部分が上方に折り曲げられて形成されている。第一の傾斜部12aは、辺に沿って所定の間隔を空けながら断続的に設けられている。つまり、上方に折り曲げられて形成された第一の傾斜部12aと折り曲げられない平坦部とが辺に沿って交互に形成されている。第一の傾斜部12aは、プレス加工により形成され、軒側に向かって高くなる斜面とされている。このように、案内板12は端部に辺に沿って凹凸を形成することにより、太陽電池パネル1との間に隙間を形成する。この案内板12の軒側端部に断続的に設けられた複数の第一の傾斜部12aは、太陽電池パネル1と案内板12との間に形成された第一の通風路F1と外部とを連通する軒側開口部を形成している。
折返し部12Bの断面コ字形の上部支持部の軒側端部(重合部)に、複数の第二の傾斜部12bが設けられている。複数の第二の傾斜部12bは、折返し部12Bの軒側端から所定幅部分が下方に折り曲げられて形成されている。第二の傾斜部12bは、第一の傾斜部12aと同様に辺に沿って所定の間隔を空けながら断続的に設けられている。第二の傾斜部12bもまた、プレス加工により形成され、軒側に向かって低くなる斜面として形成されている。このように、案内板12は、折返し部12Bにも端部に辺に沿って凹凸を形成することにより、太陽電池パネル1との間に隙間を形成する。この折返し部12Bの軒側端部に断続的に設けられた複数の第二の傾斜部12bは、太陽電池パネル1の棟側端辺の周囲に形成された第二の通風路F2と外部とを連通する棟側開口部を形成している。
第二の傾斜部12bと第一の傾斜部12aとが同様の形状を成しており、第二の傾斜部12bと棟側に隣接する他の太陽電池パネル1の第一の傾斜部12aとは、上記重合部にて周囲の平面部とともに密着して重なっている。この重合部の作用により、重なり合った合わせ面からの浸水を抑制する効果が期待でき、不測の水漏れを抑制することができる。また、第二の傾斜部12bと棟側に隣接する他の太陽電池パネル1の第一の傾斜部12aとが重なることにより、棟側開口部と棟側に隣接する他の案内板12の軒側開口部とが隣り合う位置に設けられる。このように、開口部が集中して1箇所に形成されることにより、構造を簡素化され部品点数を削減することができる。
第一の平面部12cからL字形の第一の固定爪12eが延設されている。第一の固定爪12eは、第一の平面部12cの軒側端辺から所定長さ軒側に延び、そこから上方に折れ曲がって形成され、L字形を成している。第一の固定爪12eにはネジ穴が穿孔されており、このネジ穴に挿入された固定ネジ13を上記固定用駒8に締結することにより、太陽電池パネル1の下端を固定する。
折返し部12Bの上面の第二の平面部12dにL字形の第二の固定爪12hが設けられている。第二の固定爪12hは、中央部の第二の平面部12dと両端部の第二の平面部12dの3箇所に設けられている。第二の固定爪12hは、第二の平面部12dの軒側端辺から所定長さ軒側に延び、そこから上方に折れ曲がって形成され、L字形を成している。第二の固定爪12hにも、第一の固定爪12eと同様にネジ穴が穿孔されており、このネジ穴に挿入された固定ネジ13を上記固定用駒8に締結することにより、棟側に隣接する太陽電池パネル1の下端を固定する。
尚、第一の平面部12cと第二の平面部12dとは、上記重合部にて重なっており、この重なり合った第一の平面部12cと第二の平面部12dから延びる第一の固定爪12eと第二の固定爪12hは、ネジ穴が穿孔された固定面を同一平面上に存在させている。これにより、第一の固定爪12eと第二の固定爪12hは、軒側枠4に設けられた同一の盗み部内に収納された固定用駒8に締結される。すなわち、軒側枠4に設けられた固定用駒8により、載置される太陽電池パネル1の案内板12の固定と、軒側に隣接して重なる他の案内板12の固定とが行われる。
太陽電池パネル1の案内板12への固定は、まず太陽電池パネル1の棟側端部が案内板12の折返し部12Bに挿入され、次に軒側端部が上記固定ネジ13により第一の固定爪12eに締結されて行われる。このとき、太陽電池パネル1の棟側端部は、折返し部12B内で膨らみ部12kと第二の平面部12dとの間に狭持されることにより支持される。そして、このように結合された太陽電池パネル1と案内板12の組立体が、その軒側端部を第二の固定爪12hに連結されて階段状に複数段敷設される。
また、案内板12の屋根勾配方向と直交する方向の左右両端辺が上方に折り曲げられて立ち上がり部12gが設けられている。立ち上がり部12gは、案内板12上に滴下した雨水の防水堤を形成し、屋根面19への浸水を抑制する。
さらに、折返し部12Bの棟側端に案内板固定具14が設けられている。案内板固定具14は、表面処理鋼板やステンレス鋼板あるいは耐火性材料等の不燃材でなる金属平板を折り曲げ加工して作製されたL字形の固定金具であり、一端を折返し部12Bの棟側端に固着されて、他端を押さえ金具15及び固定ネジ15aにより垂木18に締結されている(図2参照)。案内板固定具14は、太陽電池パネル1が重なり最も荷重のかかる折返し部12Bを屋根面19から支持することにより、効率よく且つ安定して太陽電池パネル1を支持する。
図6は案内板12に太陽電池パネル1を載置した状態を示す正面図である。図7は図6のH−H線に沿う矢視断面図である。図6中矢印は、空気の流れを示している。矢印の点線で示す部分は、太陽電池パネル1及び案内板12により隠れた部分を示している。図6及び図7に沿って、詳細な動作を説明する。
上記のように構成された屋根材型太陽電池パネル装置において、太陽電池パネル1が日中の太陽を浴び発電を始めると太陽電池パネル1の温度が上昇するので、太陽電池パネル1の裏面の第一の通風路F1内の空気の温度も上昇する。軽くなった空気は上昇しようとするので、第二の通風路F2を通って棟側開口部(第二の傾斜部12b)から屋外に放出される。これにともない外部の冷えた空気が、軒側開口部(第一の平面部12cと太陽電池パネル1との間に形成される隙間)から太陽電池パネル1の裏面の第一の通風路F1に吸い込まれる。この空気の流れは太陽電池パネル1を効果的に冷却する。
また、雨水の浸入やその排水については、一般的に水は高いところから低いところに流れるため棟側から軒側に向けて流れる。風を伴った雨水や強雨の場合は低いところから高いところへ登ることがあり、太陽電池パネル1の下段側から侵入しようとする雨水は、軒側開口部(第一の平面部12cと太陽電池パネル1との間に形成される隙間)から太陽電池パネル1の裏面の第一の通風路F1に入り、その圧力に相当した位置まで上昇する。雨水が上昇しようとする圧力よりも雨水の重さ(圧力)が大きいとき、雨水は逆流して軒側開口部より屋外に流れ出る。このとき、案内板12の底部12Aから軒側開口部までは平坦で水が滞る場所がないので、雨水はスムーズに流れ出る。一方、雨水の重さ(圧力)よりも、大雨水が上昇しようとする圧力が大きい場合、雨水は折返し部12Bを登り棟側開口部(第二の傾斜部12b)から屋外に流れ出る。
また、上記とは逆に、棟側開口部から雨水が入り込んだ場合、雨水は、折返し部12Aの第二の通風路F2に侵入する。この雨水は、太陽電池パネル1を持ち上げている膨らみ部12kの側部を通って太陽電池パネル1の裏面の第一の通風路F1に至り、その後、軒側開口部から屋外に流れ出る。すなわち、軒側開口部から雨水が入り込んだ場合も、棟側開口部から雨水が入り込んだ場合も、いずれも雨水は装置内に滞ることなく速やかに外部に排出される。
尚、図7に示すように、第一の傾斜部12aの先端は、屋根面19と平行となるように曲げ返されて傾斜先端曲げ部12jとされている。第二の傾斜部12bの先端部も同様である。これは、案内板12の内外に形成される鋭利な部分を無くし、案内板12内に太陽電池パネル1を着脱する際、抵抗を少なくして、枠体3に傷が付くことを防止するためにされている。なお、先端の曲げ返しは、屋根面19と平行でなく、傾斜部に対して逆勾配とされてもよい。
このように、本実施の形態の屋根材型太陽電池パネル装置においては、1枚1枚の太陽電池パネル1に対して、通風による冷却と雨水の排出が効果的に行われることとなり、暖められた空気が上昇して各太陽電池パネル1で順次加算されて高温となってしまうことがなくなるとともに、各太陽電池パネル1の部分に侵入した雨水が下段に流れる際に相互に加算されて大量となってしまうことがなくなる。これにより、高い冷却性能と防水品質を得ることができる。
さらには、案内板12は表面処理鋼板やステンレス鋼板あるいは耐火性材料等の不燃材にて作製されているため、例えば、近隣の火災で飛び火が太陽電池パネル1上に落下した時などは、太陽電池パネル1の硝子が割れて内部の樹脂が溶けて屋根面19へ火の粉が落下することが想定されるが、案内板12によりそれ以上の火災の進行は防止される。
太陽電池パネル1と案内板12との組み立ては、工場出荷前に行われても、現地での施工時に行われても良いが、予め、軒側枠4にスライド可能な固定用駒8を組入れておくことにより、いずれの場所にて組立工程を行っても容易とすることができる。また、太陽電池パネル1と案内板12との固定と、棟側に連結する他の太陽電池パネル1との連結とが、いずれも軒側枠4に収納された固定用駒8により行われるので、構造を単純にして部品点数を削減するとともに作業性を向上させることができる。
尚、上記実施の形態の軒側開口部は、案内板12の軒側端部に断続的に設けられた複数の第一の傾斜部12aによって構成されている。軒側開口部を傾斜面にて構成することでプレス加工等により容易に作製可能なものとすることができる。しかしながら、通風路に連通する軒側開口部は、必ずしも傾斜面である必要はなく、例えば単に案内板12の軒側端部に断続的に凹凸を設け、この凹凸が太陽電池パネル1との間に形成する隙間により構成されてもよい。ただし、通風路に連通する軒側開口部を傾斜面にて構成することで、空気の流れをスムーズとし、これにより圧力損失を減らすことで、流通する空気の量を多くしてより効率的な冷却をすることができる。棟側開口部も同様である。
図8は案内板の他の例を示す斜視図である。図9は図8に示す案内板に太陽電池パネルを載置した状態を示す断面図である。図8及び図9に示す案内板22は、図5に示す案内板12の膨らみ部12kに替えて膨らみ部22mが設けられている。膨らみ部22mは、膨らみ部12kと同じようにプレス加工により形成され、断面台形の長尺の山状に形成され、屋根勾配方向と直交する方向の左右両端部に、立ち上がり部12gと平行に設けられている。
膨らみ部22mは、その上面に左右枠6を載置することにより、太陽電池パネル1との間に第一の通風路F1を形成する。その他の構成は図5に示すものと同様である。このような構成の案内板22においては、膨らみ部22mが空気の流通方向及び雨水の排水方向に平行に延びるので、空気及び雨水の移動が妨害されることがなく、より効率的に冷却や排水が行われる。
尚、上記実施の形態においては、膨らみ部12k或いは膨らみ部22m上に太陽電池パネル1を載置して太陽電池パネル1の裏面に第一の通風路F1を形成しているが、第一の通風路F1の形成に関しては、これに限定されるものではなく、例えば、太陽電池パネル1側に凸部を設けたり、太陽電池パネル1と案内板12との間にスペーサを挟み込んだりして形成してもよい。また、平盤状の光発電機能体と枠体3の段差を利用して、光発電機能体である基盤2、枠体3、及び案内板12で囲まれた空間を第一の通風路F1として形成してもよい。この場合、枠体3に穴を開けたり一部切り欠く等して通風路を形成することができる。
以上のように、本発明にかかる屋根材型太陽電池パネル装置は、平盤状の太陽電池パネルが棟側端部に棟側に隣接する太陽電池パネルの軒側端部を重ねるようにして屋根勾配方向に階段状に複数段敷設されて成る屋根材型太陽電池パネル装置に適している。
本発明に係る屋根材型太陽電池パネル装置の屋根勾配方向に階段状に複数段敷設された太陽電池パネルの様子を示す断面図である。 図1のA部分を拡大して示す太陽電池パネルの屋根勾配方向に重なる重合部の詳細な拡大断面図である。 太陽電池パネルの平面図である。 太陽電池パネルの正面図である。 案内板の斜視図である。 案内板に太陽電池パネルを載置した状態を示す正面図である。 図6のH−H線に沿う矢視断面図である。 案内板の他の例を示す斜視図である。 図8に示す案内板に太陽電池パネルを載置した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 太陽電池パネル
2 基盤
2a 太陽電池セル
3 枠体
4 軒側枠
4d 固定ネジ通し穴
5 棟側枠
6 左右枠
8 固定用駒(ネジ取付け部材)
12,22 案内板
12A 底部
12B 折返し部
12a 第一の傾斜部(軒側)
12b 第二の傾斜部(棟側)
12c 第一の平面部(軒側)
12d 第二の平面部(棟側)
12e 第一の固定爪
12g 立ち上がり部
12h 第二の固定爪
12j 傾斜先端曲げ部
12k,22m 膨らみ部
13 固定ネジ
14 案内板固定具
15 押さえ金具
15a 固定ネジ
16 防水シート
17 野地板
18 垂木
19 屋根面

Claims (10)

  1. 平盤状の太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネル毎に設けられ、前記太陽電池パネルの裏面側に広がり、前記太陽電池パネルを載置するとともに前記太陽電池パネルの裏面に沿った第一の通風路を形成する底部、及び前記底部の棟側に前記太陽電池パネルの棟側端辺を囲むように断面コ字形に折り曲げられて設けられ、前記太陽電池パネルの棟側端辺の周囲に前記第一の通風路に続く第二の通風路を形成する折返し部を有する案内板と、
    前記案内板を屋根面から支持する案内板固定具とを備え、
    前記案内板は、前記断面コ字形の前記折返し部の上面に、棟側に隣接する前記案内板の前記底部の軒側端部とを重ねて、載置した前記太陽電池パネルとともに屋根勾配方向に複数段に敷設され、
    前記案内板と棟側に隣接する前記案内板とが重なり合う重合部において、
    前記案内板の前記底部の軒側端部に第一の凹凸が形成され、該第一の凹凸が前記太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と前記第一の通風路とを連通する軒側開口部が設けられ、
    前記案内板の前記折返し部の上面の軒側端部に第二の凹凸が形成され、該第二の凹凸が前記太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、外部と前記第二の通風路とを連通する棟側開口部が設けられている
    ことを特徴とする屋根材型太陽電池パネル装置。
  2. 前記第二の凹凸と前記第一の凹凸とが同様の形状を成し、前記第二の凹凸と棟側に隣接する他の前記案内板の前記第一の凹凸とが、前記重合部にて密着して重なり、前記棟側開口部と棟側に隣接する他の前記案内板の前記軒側開口部とが隣り合う位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  3. 前記第一の凹凸は、前記案内板の前記底部の軒側端辺に沿う所定幅部分が、辺に沿って断続的に上方に折り曲げられて形成された第一の傾斜部と、隣り合う前記第一の傾斜部間に形成された第一の平面部とから成り、前記第一の傾斜部の端が前記太陽電池パネルを上方に支持して前記第一の平面部と前記太陽電池パネルとの間に隙間が形成されることにより、前記軒側開口部が設けられ、
    前記第二の凹凸は、前記折返し部上面の軒側端辺に沿う所定幅部分が、辺に沿って断続的に上方に折り曲げられて形成された第二の傾斜部と、隣り合う前記第二の傾斜部間に形成された第二の平面部とから成り、前記第二の傾斜部が前記太陽電池パネルとの間に形成する隙間により、前記棟側開口部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  4. 前記案内板は、前記底部の上面に前記太陽電池パネル側に突出する凸部を有し、該凸部上に前記太陽電池パネルを載置して前記第一の通風路を形成する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  5. 前記案内板が不燃材にて作製されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  6. 前記第一の平面部からL字形に延設され前記太陽電池パネルの軒側端が締結される第一の固定爪と、前記第二の平面部からL字形に延設され、棟側に隣接する他の前記太陽電池パネルの軒側端が締結される第二の固定爪とをさらに備え、前記第一の固定爪と前記第二の固定爪とが同一平面上に存在する
    ことを特徴とする請求項2に記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  7. 前記案内板の屋根勾配方向と直交する方向の左右両端辺が上方に折り曲げられて立ち上がり部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  8. 前記案内板固定具は、前記案内板の前記折返し部を屋根面から支持する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  9. 前記第一の傾斜部及び前記第二の傾斜部の先端部が、水平又は逆勾配に傾斜している
    ことを特徴とする請求項3から8のいずれか1つに記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
  10. 前記太陽電池パネルの軒側枠は、全長にわたって中空の盗み部を有するとともに、軒側に形成された被固定面に前記盗み部に連通する固定ネジ通し穴が全長にわたって形成され、前記盗み部内に固定ネジと螺合する雌ネジが形成されたネジ取付け部材がスライド可能に収納されている
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の屋根材型太陽電池パネル装置。
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