JP2000110317A - 太陽電池屋根 - Google Patents
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
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- Y02B10/20—Solar thermal
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱膨張や熱収縮に基づく悪影響を排除すると
共に、防水性および排水性を向上させ、且つ施工の容易
性およびコストダウンを達成することができる太陽電池
屋根を提供することを目的とする。 【解決手段】 屋根本体2上に格子状に配設した複数本
の縦材3および複数本の横材4と、これら複数本の縦材
3および複数本の横材4で区画された枠状空間に水密に
装着した複数枚の太陽電池モジュール5とを備えた太陽
電池屋根1Aにおいて、各縦材3は、屋根本体2の傾斜
方向に延在すると共に、取付金具6を介して屋根本体2
に支持され、取付金具6は、縦材3の長手方向の移動を
許容した状態でこれを保持している。
共に、防水性および排水性を向上させ、且つ施工の容易
性およびコストダウンを達成することができる太陽電池
屋根を提供することを目的とする。 【解決手段】 屋根本体2上に格子状に配設した複数本
の縦材3および複数本の横材4と、これら複数本の縦材
3および複数本の横材4で区画された枠状空間に水密に
装着した複数枚の太陽電池モジュール5とを備えた太陽
電池屋根1Aにおいて、各縦材3は、屋根本体2の傾斜
方向に延在すると共に、取付金具6を介して屋根本体2
に支持され、取付金具6は、縦材3の長手方向の移動を
許容した状態でこれを保持している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の太陽電池モ
ジュールをマトリクス状に並べて構成した太陽電池屋根
に関する。
ジュールをマトリクス状に並べて構成した太陽電池屋根
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の太陽電池屋根として、例
えば特開平9−324513号公報に記載のものが知ら
れている。この太陽電池屋根は、太陽電池モジュールを
屋根葺き材として用いたものであり、屋根本体の上面に
縦材および横材を格子状に配設し、隣接する縦材と隣接
する横材とで構成される枠状空間に太陽電池モジュール
を水密に装着して、構成されている。この場合、縦材は
屋根の傾斜に沿って棟側から軒側に通しで配設され、こ
の縦材間に横材が掛け渡されている。そして、太陽電池
屋根は、その縦材のベース部分で屋根本体に強固にねじ
止めされている。
えば特開平9−324513号公報に記載のものが知ら
れている。この太陽電池屋根は、太陽電池モジュールを
屋根葺き材として用いたものであり、屋根本体の上面に
縦材および横材を格子状に配設し、隣接する縦材と隣接
する横材とで構成される枠状空間に太陽電池モジュール
を水密に装着して、構成されている。この場合、縦材は
屋根の傾斜に沿って棟側から軒側に通しで配設され、こ
の縦材間に横材が掛け渡されている。そして、太陽電池
屋根は、その縦材のベース部分で屋根本体に強固にねじ
止めされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の太陽
電池屋根では、直接外気に晒される縦材と常に日陰とな
る屋根本体との間(材質も異なる)では、熱による膨張
および収縮の差により、縦材が変形したり、固定用のね
じが抜け落ちたり、応力集中部分に金属疲労など発生す
るなどの不具合があった。また、これに付随して、縦材
や横材と太陽電池モジュールとの間でシール切れや位置
ずるが生ずるなどの問題があった。
電池屋根では、直接外気に晒される縦材と常に日陰とな
る屋根本体との間(材質も異なる)では、熱による膨張
および収縮の差により、縦材が変形したり、固定用のね
じが抜け落ちたり、応力集中部分に金属疲労など発生す
るなどの不具合があった。また、これに付随して、縦材
や横材と太陽電池モジュールとの間でシール切れや位置
ずるが生ずるなどの問題があった。
【0004】本発明は、熱膨張や熱収縮に基づく悪影響
を排除すると共に、防水性および排水性を向上させ、且
つ施工の容易性およびコストダウンを達成することがで
きる太陽電池屋根を提供することを目的とする。
を排除すると共に、防水性および排水性を向上させ、且
つ施工の容易性およびコストダウンを達成することがで
きる太陽電池屋根を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池屋根
は、屋根本体上に格子状に配設した複数本の縦材および
複数本の横材と、これら複数本の縦材および複数本の横
材で区画された枠状空間に水密に装着した複数枚の太陽
電池モジュールとを備えた太陽電池屋根において、各縦
材は、屋根本体の傾斜方向に延在すると共に、取付金具
を介して屋根本体に支持され、取付金具は、縦材の長手
方向の移動を許容した状態でこれを保持していることを
特徴とする。
は、屋根本体上に格子状に配設した複数本の縦材および
複数本の横材と、これら複数本の縦材および複数本の横
材で区画された枠状空間に水密に装着した複数枚の太陽
電池モジュールとを備えた太陽電池屋根において、各縦
材は、屋根本体の傾斜方向に延在すると共に、取付金具
を介して屋根本体に支持され、取付金具は、縦材の長手
方向の移動を許容した状態でこれを保持していることを
特徴とする。
【0006】この構成によれば、縦材が取付金具を介し
て屋根本体に支持され、かつ取付金具が縦材の長手方向
の移動を許容した状態でこれを保持しているため、屋根
本体に固定される取付金具に対し、これに保持される縦
材がその長手方向において拘束されることがない。この
ため、縦材が熱膨張や熱収縮しても、取付金具に対し自
由に移動し、弱い部分に応力が集中することがなく、太
陽電池モジュールを安定に保持することができる。ま
た、縦材を取付金具に固定するための部材を省略するこ
とができると共に、縦材を取付金具に極めて簡単に組み
込むことができる。
て屋根本体に支持され、かつ取付金具が縦材の長手方向
の移動を許容した状態でこれを保持しているため、屋根
本体に固定される取付金具に対し、これに保持される縦
材がその長手方向において拘束されることがない。この
ため、縦材が熱膨張や熱収縮しても、取付金具に対し自
由に移動し、弱い部分に応力が集中することがなく、太
陽電池モジュールを安定に保持することができる。ま
た、縦材を取付金具に固定するための部材を省略するこ
とができると共に、縦材を取付金具に極めて簡単に組み
込むことができる。
【0007】この場合、取付金具は、縦材を左右方向に
不動に保持する溝部を有し、縦材は、下部で溝部に嵌合
していることが、好ましい。
不動に保持する溝部を有し、縦材は、下部で溝部に嵌合
していることが、好ましい。
【0008】この構成によれば、縦材の下部を取付金具
の溝部に嵌合するだけで、縦材を取付金具に簡単に組み
込むことができる。
の溝部に嵌合するだけで、縦材を取付金具に簡単に組み
込むことができる。
【0009】これらの場合、縦材は、長手方向の1箇所
で取付金具に掛け止めされていることが、好ましい。
で取付金具に掛け止めされていることが、好ましい。
【0010】この構成によれば、振動や熱による伸縮の
影響で、縦材が斜面の下流側に徐々にずれてゆくのを防
止することができる。
影響で、縦材が斜面の下流側に徐々にずれてゆくのを防
止することができる。
【0011】これらの場合、取付金具は、縦材と横材の
交差部に配設された複数個のもので構成されており、横
材は、その両外端部を隣接する取付金具にそれぞれ固定
されていることが、好ましい。
交差部に配設された複数個のもので構成されており、横
材は、その両外端部を隣接する取付金具にそれぞれ固定
されていることが、好ましい。
【0012】この構成によれば、横材および太陽電池モ
ジュールを介して、縦材が斜面の下流側にずれるのを防
止することができる。また、横材は、縦材に比して熱の
影響を受け難い個々の取付金具に固定されているため、
その相互間の離間寸法が安定し、太陽電池モジュールを
安定に保持することができる。したがって、熱の影響
で、太陽電池モジュールが横材間に強く挟まれたり、横
材からずれたりするのを防止することができる。
ジュールを介して、縦材が斜面の下流側にずれるのを防
止することができる。また、横材は、縦材に比して熱の
影響を受け難い個々の取付金具に固定されているため、
その相互間の離間寸法が安定し、太陽電池モジュールを
安定に保持することができる。したがって、熱の影響
で、太陽電池モジュールが横材間に強く挟まれたり、横
材からずれたりするのを防止することができる。
【0013】この場合、横材の各外端部は、取付金具に
固定した状態で取付金具に保持された縦材の一部を、取
付金具に対し上方に抜止めとなるように押さえているこ
とが、好ましい。
固定した状態で取付金具に保持された縦材の一部を、取
付金具に対し上方に抜止めとなるように押さえているこ
とが、好ましい。
【0014】この構成によれば、横材の各外端部を利用
して、縦材を取付金具に対し抜止め状態で設置すること
ができる。したがって、縦材を取付金具に上側から装着
する組込み構造とすることができ、例えば縦材を取付金
具に対し長手方向から挿入して組み込むなどの、組み込
み難い構造とする必要がなくなる。
して、縦材を取付金具に対し抜止め状態で設置すること
ができる。したがって、縦材を取付金具に上側から装着
する組込み構造とすることができ、例えば縦材を取付金
具に対し長手方向から挿入して組み込むなどの、組み込
み難い構造とする必要がなくなる。
【0015】この場合、縦材は、中空部本体と、中空部
本体の上部に配設され隣接する太陽電池モジュールが装
着される一対の呑込み溝部と、中空部本体の下部から両
側に延び取付金具に着座する一対の着座部とを有し、各
着座部には、中空部本体の両側に樋部を形成すべく上方
に延びる立上げ片が形成され、取付金具に固定した横材
は、その外端部で立上げ片を上側から押さえると共に、
その小口端で樋部の直上に臨んでいることが、好まし
い。
本体の上部に配設され隣接する太陽電池モジュールが装
着される一対の呑込み溝部と、中空部本体の下部から両
側に延び取付金具に着座する一対の着座部とを有し、各
着座部には、中空部本体の両側に樋部を形成すべく上方
に延びる立上げ片が形成され、取付金具に固定した横材
は、その外端部で立上げ片を上側から押さえると共に、
その小口端で樋部の直上に臨んでいることが、好まし
い。
【0016】この構成によれば、シール切れなどにより
横材に受けられた雨水を、横材の小口端から中空部本体
の両側に形成した樋部で受け、これを軒側から排水する
ことができる。また、樋部を構成する立上げ片を利用
し、これを横材の外端部で押さえることにより、縦材を
取付金具に対し抜止め状態で設置することができる。
横材に受けられた雨水を、横材の小口端から中空部本体
の両側に形成した樋部で受け、これを軒側から排水する
ことができる。また、樋部を構成する立上げ片を利用
し、これを横材の外端部で押さえることにより、縦材を
取付金具に対し抜止め状態で設置することができる。
【0017】この場合、各呑込み溝部の内部と中空部本
体の内部とが、連通していることが好ましい。
体の内部とが、連通していることが好ましい。
【0018】この構成によれば、シール切れなどにより
呑込み溝部に雨水が浸入しても、この雨水を縦材の中空
部本体で受け、これを軒側から排水することができる。
呑込み溝部に雨水が浸入しても、この雨水を縦材の中空
部本体で受け、これを軒側から排水することができる。
【0019】これらの場合、横材は、中空部本体と、中
空部本体の上部に配設され隣接する太陽電池モジュール
が装着される一対の呑込み溝部と、中空部本体の下部か
ら両側に延び取付金具に固定される一対の固定部とを有
し、傾斜の上流側に位置する一方の固定部には、中空部
本体の片側に集水溝部を形成すべく上方に延びる立上げ
片が形成されていることが、好ましい。
空部本体の上部に配設され隣接する太陽電池モジュール
が装着される一対の呑込み溝部と、中空部本体の下部か
ら両側に延び取付金具に固定される一対の固定部とを有
し、傾斜の上流側に位置する一方の固定部には、中空部
本体の片側に集水溝部を形成すべく上方に延びる立上げ
片が形成されていることが、好ましい。
【0020】この構成によれば、太陽電池モジュールの
裏面が結露しても、結露水は太陽電池モジュールの裏面
を伝わって、横材の側面から集水溝部に導かれる。した
がって、結露水が屋根本体に流下するのを有効に防止す
ることができる。
裏面が結露しても、結露水は太陽電池モジュールの裏面
を伝わって、横材の側面から集水溝部に導かれる。した
がって、結露水が屋根本体に流下するのを有効に防止す
ることができる。
【0021】この場合、少なくとも傾斜の下流側に位置
する一方の呑込み溝部の内部と中空部本体の内部とが、
連通していることが好ましい。
する一方の呑込み溝部の内部と中空部本体の内部とが、
連通していることが好ましい。
【0022】この構成によれば、縦材と同様に、シール
切れなどにより呑込み溝部に雨水が浸入しても、この雨
水を横材の中空部本体で受け、その小口端から縦材の樋
部に排水することができる。
切れなどにより呑込み溝部に雨水が浸入しても、この雨
水を横材の中空部本体で受け、その小口端から縦材の樋
部に排水することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係る太陽電池屋根について説明す
る。図1は太陽電池パネルを屋根葺き材として使用した
切妻屋根の斜視図である。この太陽電池屋根1Aは、屋
根1の南面(南東面)側の全域の構成する場合と、その
一部に構成する場合とがあり、同図(a)は全域に構成
した場合を、同図(b)は一部に構成した場合を示して
いる。同図(a)では、南面(南東面)側が太陽電池屋
根1Aで構成され、北面(北西面)側がスレート瓦など
の屋根葺き材bを用いた通常屋根1Bで構成されてい
る。また、同図(b)では、南面(南東面)側が太陽電
池屋根1Aと通常屋根1Bの複合屋根で構成され、北面
(北西面)側が通常屋根1Bで構成されている。そし
て、これら太陽電池屋根1Aは、垂木2a、野地板2
b、およびアスファルトルーフィングなどの葺き下地2
cなどから成る屋根本体2の上に設置されている。(図
3および図4参照)。なお、防火上必要な場合には、葺
き下地2c上にステンレス板などを敷設することが、好
ましい。
発明の一実施形態に係る太陽電池屋根について説明す
る。図1は太陽電池パネルを屋根葺き材として使用した
切妻屋根の斜視図である。この太陽電池屋根1Aは、屋
根1の南面(南東面)側の全域の構成する場合と、その
一部に構成する場合とがあり、同図(a)は全域に構成
した場合を、同図(b)は一部に構成した場合を示して
いる。同図(a)では、南面(南東面)側が太陽電池屋
根1Aで構成され、北面(北西面)側がスレート瓦など
の屋根葺き材bを用いた通常屋根1Bで構成されてい
る。また、同図(b)では、南面(南東面)側が太陽電
池屋根1Aと通常屋根1Bの複合屋根で構成され、北面
(北西面)側が通常屋根1Bで構成されている。そし
て、これら太陽電池屋根1Aは、垂木2a、野地板2
b、およびアスファルトルーフィングなどの葺き下地2
cなどから成る屋根本体2の上に設置されている。(図
3および図4参照)。なお、防火上必要な場合には、葺
き下地2c上にステンレス板などを敷設することが、好
ましい。
【0024】太陽電池屋根1Aは、屋根本体2の上面に
格子状に配設したアルミニウム合金等の押出形材で形成
して成る複数本の縦材3および横材4と、これら複数本
の縦材3および横材4で区画された枠状空間に水密に装
着した太陽電池モジュール5とを備えており、各縦材3
の部分で複数個の取付金具(図3および図4参照)6を
介して、屋根本体2に取り付けられている。また、同図
(a)の太陽電池屋根1Aでは、棟側に設けた棟包1
1、軒側に設けた軒包12および両けらば側に設けた一
対のけらば包13,13により、その四辺が雨仕舞いさ
れている。同様に、同図(b)の太陽電池屋根1Aで
は、棟側に設けた棟包11、軒側に設けた軒先水切り1
4および両けらば側に設けた一対のけらば水切り15,
15により、その四辺が雨仕舞いされている。なお、棟
包11、軒包12およびけらば包13も、アルミニウム
合金等の押出形材で構成することが、好ましい。
格子状に配設したアルミニウム合金等の押出形材で形成
して成る複数本の縦材3および横材4と、これら複数本
の縦材3および横材4で区画された枠状空間に水密に装
着した太陽電池モジュール5とを備えており、各縦材3
の部分で複数個の取付金具(図3および図4参照)6を
介して、屋根本体2に取り付けられている。また、同図
(a)の太陽電池屋根1Aでは、棟側に設けた棟包1
1、軒側に設けた軒包12および両けらば側に設けた一
対のけらば包13,13により、その四辺が雨仕舞いさ
れている。同様に、同図(b)の太陽電池屋根1Aで
は、棟側に設けた棟包11、軒側に設けた軒先水切り1
4および両けらば側に設けた一対のけらば水切り15,
15により、その四辺が雨仕舞いされている。なお、棟
包11、軒包12およびけらば包13も、アルミニウム
合金等の押出形材で構成することが、好ましい。
【0025】図2に示すように、太陽電池モジュール5
は、強化ガラスから成る方形のガラス基板21と、ガラ
ス基板21に裏側からマトリクス状に敷設した多数の太
陽電池セル22と、太陽電池セル22を保護するバック
カバー23などで構成されている。すなわち、本実施形
態の太陽電池モジュール6は、四周に枠材の無い平板状
の構造になっている。太陽電池セル22は、インターコ
ネクタ(図示省略)でそれぞれ接続され、その出力端子
は裏面側に突設した端子ボックス24を介してプラスお
よびマイナスの一対のケーブル25,25に接続されて
いる。また、各ケーブル25の先端にはコネクタ26が
接続され、このコネクタ26により全太陽電池モジュー
ル5が直列に接続されている。
は、強化ガラスから成る方形のガラス基板21と、ガラ
ス基板21に裏側からマトリクス状に敷設した多数の太
陽電池セル22と、太陽電池セル22を保護するバック
カバー23などで構成されている。すなわち、本実施形
態の太陽電池モジュール6は、四周に枠材の無い平板状
の構造になっている。太陽電池セル22は、インターコ
ネクタ(図示省略)でそれぞれ接続され、その出力端子
は裏面側に突設した端子ボックス24を介してプラスお
よびマイナスの一対のケーブル25,25に接続されて
いる。また、各ケーブル25の先端にはコネクタ26が
接続され、このコネクタ26により全太陽電池モジュー
ル5が直列に接続されている。
【0026】図3および図4に示すように、取付金具6
は短尺に形成され、縦材3と横材4の各交差部分に配設
されている。取付金具6は、断面「U」字状の金具本体
31と、金具本体31の上端に連なる左右の段部32,
32と、各段部32に連なる左右一対のフランジ部3
3,33とで一体に形成されている。そして、取付金具
6は、金具本体31の内側から金具本体31、葺き下地
2cおよび野地板2bを貫通して垂木2aにねじ込んだ
2本のコーチねじ34,34により、屋根本体2に固定
されている。また、取付金具6の両段部32,32間に
は、これらに跨るように縦材3が着座し、且つその各フ
ランジ部33には、横材4の外端部がねじ止めされてい
る。
は短尺に形成され、縦材3と横材4の各交差部分に配設
されている。取付金具6は、断面「U」字状の金具本体
31と、金具本体31の上端に連なる左右の段部32,
32と、各段部32に連なる左右一対のフランジ部3
3,33とで一体に形成されている。そして、取付金具
6は、金具本体31の内側から金具本体31、葺き下地
2cおよび野地板2bを貫通して垂木2aにねじ込んだ
2本のコーチねじ34,34により、屋根本体2に固定
されている。また、取付金具6の両段部32,32間に
は、これらに跨るように縦材3が着座し、且つその各フ
ランジ部33には、横材4の外端部がねじ止めされてい
る。
【0027】縦材3は、取付金具6に着座する縦材本体
41と、縦材本体41の上端にねじ止めした縦押え部材
42と、縦押え部材42の上面に装着したキャップ43
とで構成されている。縦材本体41は、上部開口45a
を有する中空部45と、中空部45の下端から両側方に
延びる左右一対の着座部46,46と、上部開口45a
を挟んで中空部45の上端に形成した左右一対の縦モジ
ュール受け部47,47とで一体に形成されている。
41と、縦材本体41の上端にねじ止めした縦押え部材
42と、縦押え部材42の上面に装着したキャップ43
とで構成されている。縦材本体41は、上部開口45a
を有する中空部45と、中空部45の下端から両側方に
延びる左右一対の着座部46,46と、上部開口45a
を挟んで中空部45の上端に形成した左右一対の縦モジ
ュール受け部47,47とで一体に形成されている。
【0028】各着座部46には、上記取付金具6の段部
32の形状に合致させるべく立上げ片48が形成され、
またこの立上げ片48により中空部45との間に、横材
4からの排水を受ける樋部49が形成されている。すな
わち、取付金具6にねじ止めされた横材4の小口端は樋
部49の直上に臨んでおり、後述する横材4からの排水
は、この樋部49で受けられた後、樋部49を流下して
軒側に排水される。またこの状態で、横材4の小口端
は、立上げ片48を上側から抜止め状態となるように押
さえている。
32の形状に合致させるべく立上げ片48が形成され、
またこの立上げ片48により中空部45との間に、横材
4からの排水を受ける樋部49が形成されている。すな
わち、取付金具6にねじ止めされた横材4の小口端は樋
部49の直上に臨んでおり、後述する横材4からの排水
は、この樋部49で受けられた後、樋部49を流下して
軒側に排水される。またこの状態で、横材4の小口端
は、立上げ片48を上側から抜止め状態となるように押
さえている。
【0029】実施形態の縦材3は、その両着座部46,
46で取付金具6の両段部32,32に単純に嵌合して
おり、長手方向において取付金具6から拘束を受けない
ようになっている。すなわち、縦材3は、取付金具6に
より左右の移動が規制され、且つ取付金具6および横材
4により上下の移動が規制されているが、長手方向の移
動は許容されており、縦材3と取付金具6とは非固定構
造となっている。これにより、外部環境(熱)による縦
材3の熱膨張および熱収縮に対し、応力集中が発生する
のを防止している。また、縦材3を固定するねじなどが
不用となるため、縦材3を簡単に組み込むことができる
と共に、ねじ部分からの漏水が一切無い構造とすること
ができる。なお、縦材3は、ずれないようにその棟側の
端部で、小ねじ50により取付金具6に掛け止めされて
いる(図5参照)。
46で取付金具6の両段部32,32に単純に嵌合して
おり、長手方向において取付金具6から拘束を受けない
ようになっている。すなわち、縦材3は、取付金具6に
より左右の移動が規制され、且つ取付金具6および横材
4により上下の移動が規制されているが、長手方向の移
動は許容されており、縦材3と取付金具6とは非固定構
造となっている。これにより、外部環境(熱)による縦
材3の熱膨張および熱収縮に対し、応力集中が発生する
のを防止している。また、縦材3を固定するねじなどが
不用となるため、縦材3を簡単に組み込むことができる
と共に、ねじ部分からの漏水が一切無い構造とすること
ができる。なお、縦材3は、ずれないようにその棟側の
端部で、小ねじ50により取付金具6に掛け止めされて
いる(図5参照)。
【0030】各縦モジュール受け部47には、先付け形
式の下シール部材51が上向きに装着されており、この
下シール部材51の上に太陽電池モジュール5の周縁部
が載置されている。また、縦モジュール受け部47に
は、下シール部材51に隣接して、太陽電池モジュール
5の端面位置の目安となるけがき溝(目安線)52が形
成されており、このけがき溝52に位置合わせして、太
陽電池モジュール5が設置される。そして、この状態で
は、太陽電池モジュール5の端面と後述する呑込み溝5
6の溝底との間には一定の間隙が生じ、太陽電池モジュ
ール5の熱膨張などを吸収できるようになっている。
式の下シール部材51が上向きに装着されており、この
下シール部材51の上に太陽電池モジュール5の周縁部
が載置されている。また、縦モジュール受け部47に
は、下シール部材51に隣接して、太陽電池モジュール
5の端面位置の目安となるけがき溝(目安線)52が形
成されており、このけがき溝52に位置合わせして、太
陽電池モジュール5が設置される。そして、この状態で
は、太陽電池モジュール5の端面と後述する呑込み溝5
6の溝底との間には一定の間隙が生じ、太陽電池モジュ
ール5の熱膨張などを吸収できるようになっている。
【0031】縦押え部材42は、断面「U」字状の収容
溝部54と、収容溝部54の上端から両側方に延びる左
右一対の縦モジュール押え部55,55とで、一体に形
成されている。縦モジュール押え部55は、縦材本体4
1の縦モジュール受け部47に対峙しており、縦モジュ
ール受け部47との間に、太陽電池モジュール5を装着
するための呑込み溝(モジュール装着部)56を構成し
ている。縦モジュール押え部55の下面には、縦モジュ
ール受け部47の下シール部材51に対向して、先付け
形式の上シール部材57が装着されており、太陽電池モ
ジュール5の周縁部は、その表裏に上下両シール部材5
1,57を介在させた状態で、呑込み溝56に水密に装
着されている。
溝部54と、収容溝部54の上端から両側方に延びる左
右一対の縦モジュール押え部55,55とで、一体に形
成されている。縦モジュール押え部55は、縦材本体4
1の縦モジュール受け部47に対峙しており、縦モジュ
ール受け部47との間に、太陽電池モジュール5を装着
するための呑込み溝(モジュール装着部)56を構成し
ている。縦モジュール押え部55の下面には、縦モジュ
ール受け部47の下シール部材51に対向して、先付け
形式の上シール部材57が装着されており、太陽電池モ
ジュール5の周縁部は、その表裏に上下両シール部材5
1,57を介在させた状態で、呑込み溝56に水密に装
着されている。
【0032】収容溝部54は、両縦モジュール押え部5
5,55を連結する部分であると共に、縦押え部材42
を縦材本体41に締結する固定ねじ58を収容する部分
であり、且つ縦材本体41の上部開口45aを閉塞する
蓋体も兼ねている。縦押え部材42は、固定ねじ58が
収容溝部54を貫通して縦材本体41の中空部45内に
収容した裏板59に螺合することで、縦材本体41に固
定されている。そして、固定ねじ58の頭部は、収容溝
部54の上端に装着したキャップ43により、収容溝部
54内に隠ぺいされる。なお、キャップ54は、収容溝
部54の上端にスナップイン形式で装着されており、収
容溝部54に装着された状態で、その上面が両縦モジュ
ール押え部55,55の上面と面一となる。
5,55を連結する部分であると共に、縦押え部材42
を縦材本体41に締結する固定ねじ58を収容する部分
であり、且つ縦材本体41の上部開口45aを閉塞する
蓋体も兼ねている。縦押え部材42は、固定ねじ58が
収容溝部54を貫通して縦材本体41の中空部45内に
収容した裏板59に螺合することで、縦材本体41に固
定されている。そして、固定ねじ58の頭部は、収容溝
部54の上端に装着したキャップ43により、収容溝部
54内に隠ぺいされる。なお、キャップ54は、収容溝
部54の上端にスナップイン形式で装着されており、収
容溝部54に装着された状態で、その上面が両縦モジュ
ール押え部55,55の上面と面一となる。
【0033】なお、シール切れなどで上記の呑込み溝5
6に雨水が浸入しても、この雨水は上部開口45aと収
容溝部54との隙間から中空部45内に流下し、中空部
45から軒側に排水される。同様に、キャップ54の隙
間から収容溝部54に雨水が浸入しても、この雨水は固
定ねじ58の隙間から中空部45内に流下し、中空部4
5から軒側に排水される。したがって、シール切れなど
が生じても、屋根本体2の上面に雨水が漏れることがな
い。
6に雨水が浸入しても、この雨水は上部開口45aと収
容溝部54との隙間から中空部45内に流下し、中空部
45から軒側に排水される。同様に、キャップ54の隙
間から収容溝部54に雨水が浸入しても、この雨水は固
定ねじ58の隙間から中空部45内に流下し、中空部4
5から軒側に排水される。したがって、シール切れなど
が生じても、屋根本体2の上面に雨水が漏れることがな
い。
【0034】一方、縦材本体41の中空部45の内部に
は、上述した太陽電池モジュール5のケーブル25が配
線されている。中空部45の側面には、太陽電池モジュ
ール5に対応して丸孔60が形成され(図4参照)、こ
の丸孔60を介して、ケーブル25が中空部45の内部
に導かれている。したがって、太陽電池モジュール5を
組み込むときには、縦押え部材42を取り付ける前、す
なわち縦モジュール受け部47に太陽電池モジュール5
を載置した段階で、丸孔60を介してケーブル25を中
空部45内に導くと共に、いったん中空部45の上部開
口45aからこれを引き出して、隣接する太陽電池モジ
ュール5のケーブル25とコネクタ接続する。また、メ
ンテナンス等においては、縦押え部材42を外してケー
ブル35を中空部45から引き出すようにする。なお、
個々に直列に接続されたケーブル25は、棟側でさらに
縦の並び単位で直列に接続され、最終的に纏められた2
本のケーブル25,25は、棟部分から建物の屋内に導
かれる。
は、上述した太陽電池モジュール5のケーブル25が配
線されている。中空部45の側面には、太陽電池モジュ
ール5に対応して丸孔60が形成され(図4参照)、こ
の丸孔60を介して、ケーブル25が中空部45の内部
に導かれている。したがって、太陽電池モジュール5を
組み込むときには、縦押え部材42を取り付ける前、す
なわち縦モジュール受け部47に太陽電池モジュール5
を載置した段階で、丸孔60を介してケーブル25を中
空部45内に導くと共に、いったん中空部45の上部開
口45aからこれを引き出して、隣接する太陽電池モジ
ュール5のケーブル25とコネクタ接続する。また、メ
ンテナンス等においては、縦押え部材42を外してケー
ブル35を中空部45から引き出すようにする。なお、
個々に直列に接続されたケーブル25は、棟側でさらに
縦の並び単位で直列に接続され、最終的に纏められた2
本のケーブル25,25は、棟部分から建物の屋内に導
かれる。
【0035】一方、横材4は、取付金具6にねじ止めし
た横材本体71と、横材本体71の上端にねじ止めした
横押え部材72とで構成されている。横材本体71は、
上部に凸状部位74aを形成した中空部74と、中空部
74の下端から両側方に延びる左右一対の固定部75,
75と、上記の凸状部位74aを挟んで傾斜の上流側に
形成された呑込み溝部76および下流側に形成された横
モジュール受け部77とで、一体に形成されている。そ
して、呑込み溝部76の内側に、屋根勾配に沿って斜め
上向きに開口した呑込み溝78が構成され、横押え部材
72と横モジュール受け部77との間に、屋根勾配に沿
って斜め下向きに開口した呑込み溝78が構成されてい
る。
た横材本体71と、横材本体71の上端にねじ止めした
横押え部材72とで構成されている。横材本体71は、
上部に凸状部位74aを形成した中空部74と、中空部
74の下端から両側方に延びる左右一対の固定部75,
75と、上記の凸状部位74aを挟んで傾斜の上流側に
形成された呑込み溝部76および下流側に形成された横
モジュール受け部77とで、一体に形成されている。そ
して、呑込み溝部76の内側に、屋根勾配に沿って斜め
上向きに開口した呑込み溝78が構成され、横押え部材
72と横モジュール受け部77との間に、屋根勾配に沿
って斜め下向きに開口した呑込み溝78が構成されてい
る。
【0036】各固定部75は板状に形成され、それぞれ
取付金具6にねじ止めされている。また、中空部74を
挟んで傾斜の上流側に位置する固定部75には立上げ片
79が形成され、この立上げ片79により中空部74と
の間には、太陽電池モジュール5の結露水を受ける集水
溝部80が形成されている。すなわち、内外の温度差等
により太陽電池モジュール5の裏面側が結露すると、そ
の結露水が太陽電池モジュール5の裏面を伝わって中空
部74から集水溝部80に流下する。集水溝部80に流
下した結露水は、両側に流れてその小口端から縦材3の
樋部49に受けられる。なお、両呑込み溝78,78と
中空部74とは、それぞれ水抜き孔81,81を介して
連通しており、シール切れなどにより呑込み溝78に雨
水が浸入しても、雨水は呑込み溝78から中空部74内
に流下し、その小口端から縦材3に導かれる。
取付金具6にねじ止めされている。また、中空部74を
挟んで傾斜の上流側に位置する固定部75には立上げ片
79が形成され、この立上げ片79により中空部74と
の間には、太陽電池モジュール5の結露水を受ける集水
溝部80が形成されている。すなわち、内外の温度差等
により太陽電池モジュール5の裏面側が結露すると、そ
の結露水が太陽電池モジュール5の裏面を伝わって中空
部74から集水溝部80に流下する。集水溝部80に流
下した結露水は、両側に流れてその小口端から縦材3の
樋部49に受けられる。なお、両呑込み溝78,78と
中空部74とは、それぞれ水抜き孔81,81を介して
連通しており、シール切れなどにより呑込み溝78に雨
水が浸入しても、雨水は呑込み溝78から中空部74内
に流下し、その小口端から縦材3に導かれる。
【0037】呑込み溝部76の内側には、受け側を構成
する先付け形式の下シール部材82と、押え側を構成す
る後付け形式のガスケット(シール部材)83が装着さ
れている。また、呑込み溝78の溝底には、太陽電池モ
ジュール5を受けるスペーサブロック84が配設されて
いる。そして、太陽電池モジュール5の周縁部は、その
表裏に下シール部材82およびガスケット83を介在さ
せた状態で、この呑込み溝78に水密に装着されてい
る。ガスケット83はいわゆるJ字ガスケットであり、
外部に露出する頭部(傾斜部)83aは、傾斜している
太陽電池モジュール5の表面および呑込み溝部76の上
面を、緩傾斜で連続させる形状に形成されている。これ
により、太陽電池モジュール5の表面を流れて来る雨水
を、呑込み溝部76の上面に円滑に導くことができ、太
陽電池モジュール5と呑込み溝部76との段差部分に雨
水やゴミなどが溜まるのを防止している。
する先付け形式の下シール部材82と、押え側を構成す
る後付け形式のガスケット(シール部材)83が装着さ
れている。また、呑込み溝78の溝底には、太陽電池モ
ジュール5を受けるスペーサブロック84が配設されて
いる。そして、太陽電池モジュール5の周縁部は、その
表裏に下シール部材82およびガスケット83を介在さ
せた状態で、この呑込み溝78に水密に装着されてい
る。ガスケット83はいわゆるJ字ガスケットであり、
外部に露出する頭部(傾斜部)83aは、傾斜している
太陽電池モジュール5の表面および呑込み溝部76の上
面を、緩傾斜で連続させる形状に形成されている。これ
により、太陽電池モジュール5の表面を流れて来る雨水
を、呑込み溝部76の上面に円滑に導くことができ、太
陽電池モジュール5と呑込み溝部76との段差部分に雨
水やゴミなどが溜まるのを防止している。
【0038】横モジュール受け部77には、上記の縦モ
ジュール受け部47と同様に、先付け形式の下シール部
材85が上向きに装着されており、この下シール部材8
5の上に太陽電池モジュール5の周縁部が載置されてい
る。この場合、呑込み溝78の溝底は、横モジュール受
け部77に連なる上記中空部74の凸状部位74aの側
面で構成されている。
ジュール受け部47と同様に、先付け形式の下シール部
材85が上向きに装着されており、この下シール部材8
5の上に太陽電池モジュール5の周縁部が載置されてい
る。この場合、呑込み溝78の溝底は、横モジュール受
け部77に連なる上記中空部74の凸状部位74aの側
面で構成されている。
【0039】横押え部材72は、横モジュール受け部7
7に対向する横モジュール押え部87と、横モジュール
押え部87に連なる取付部88とで一体に形成され、取
付部88で皿ねじ89により、中空部74の凸状部位7
4aの上面にねじ止めされている。横押え部材72が凸
状部位74aにねじ止めされた状態では、横押え部材7
2の上面と呑込み溝部76の上面とが面一となり、且つ
皿ねじ89と相まって、横材4の上面が平坦に仕上げら
れている。横モジュール押え部87には、上記の縦モジ
ュール押え部55と同様に、先付け形式の上シール部材
90が装着されており、太陽電池モジュール5の周縁部
は、その表裏に上下両シール部材85,90を介在させ
た状態で、呑込み溝78に水密に装着されている。
7に対向する横モジュール押え部87と、横モジュール
押え部87に連なる取付部88とで一体に形成され、取
付部88で皿ねじ89により、中空部74の凸状部位7
4aの上面にねじ止めされている。横押え部材72が凸
状部位74aにねじ止めされた状態では、横押え部材7
2の上面と呑込み溝部76の上面とが面一となり、且つ
皿ねじ89と相まって、横材4の上面が平坦に仕上げら
れている。横モジュール押え部87には、上記の縦モジ
ュール押え部55と同様に、先付け形式の上シール部材
90が装着されており、太陽電池モジュール5の周縁部
は、その表裏に上下両シール部材85,90を介在させ
た状態で、呑込み溝78に水密に装着されている。
【0040】ここで、太陽電池屋根1Aの主要部の組立
手順を簡単に説明する。先ず、屋根本体2の縦材3と横
材4とが交差部分に、取付金具6を固定する。次に、こ
の取付金具6に縦材3を装着すると共に、縦材3を押さ
えるように横材4を取付金具6を固定する。次に、太陽
電池モジュール5を、横材4の呑込み溝部76に深く差
し込みながら、これを縦・横モジュール受け部47,7
7に載置すると共に、けがき溝52を目安に左右の位置
を調整する。太陽電池モジュール5を設置したら、ケー
ブル25を接続した後、縦押え部材42および横押え部
材72を取り付ける。そして最後に、ガスケット83を
装着すると共にキャップ43を装着する。
手順を簡単に説明する。先ず、屋根本体2の縦材3と横
材4とが交差部分に、取付金具6を固定する。次に、こ
の取付金具6に縦材3を装着すると共に、縦材3を押さ
えるように横材4を取付金具6を固定する。次に、太陽
電池モジュール5を、横材4の呑込み溝部76に深く差
し込みながら、これを縦・横モジュール受け部47,7
7に載置すると共に、けがき溝52を目安に左右の位置
を調整する。太陽電池モジュール5を設置したら、ケー
ブル25を接続した後、縦押え部材42および横押え部
材72を取り付ける。そして最後に、ガスケット83を
装着すると共にキャップ43を装着する。
【0041】このような構成では、太陽電池モジュール
5を水密に且つ強固に取り付けることができると共に、
簡単に取り付けることができる。また、ケーブル25の
接続を含め、太陽電池モジュール5の交換などを簡単に
行うことができる。さらに、枠無しの太陽電池モジュー
ル5を用いているため、そのダミーモジュールを含め、
コストを低減することができる。同時に、太陽電池モジ
ュール5のシール構造および取付構造を単純化すること
ができるため、施工性を向上させることができる。
5を水密に且つ強固に取り付けることができると共に、
簡単に取り付けることができる。また、ケーブル25の
接続を含め、太陽電池モジュール5の交換などを簡単に
行うことができる。さらに、枠無しの太陽電池モジュー
ル5を用いているため、そのダミーモジュールを含め、
コストを低減することができる。同時に、太陽電池モジ
ュール5のシール構造および取付構造を単純化すること
ができるため、施工性を向上させることができる。
【0042】一方、縦材3を取付金具6に対し非固定構
造としているため、縦材3の熱膨張および熱収縮による
影響を回避することができる。加えて、横材4を取付金
具6に固定しているため、太陽電池モジュール(シール
部材)5を介して縦材3の大きな位置ずれを防止するこ
とができると共に、太陽電池モジュール5を安定かつ強
固に支持することができる。また、シール切れなどで漏
水が生じても、横材4および縦材3を利用して、これを
外部に円滑に排水することができる。
造としているため、縦材3の熱膨張および熱収縮による
影響を回避することができる。加えて、横材4を取付金
具6に固定しているため、太陽電池モジュール(シール
部材)5を介して縦材3の大きな位置ずれを防止するこ
とができると共に、太陽電池モジュール5を安定かつ強
固に支持することができる。また、シール切れなどで漏
水が生じても、横材4および縦材3を利用して、これを
外部に円滑に排水することができる。
【0043】次に、図5を参照して、棟部分の雨仕舞い
構造について説明する。上述したように屋根1の一方の
面には太陽電池屋根1Aが構成され、他方の面には通常
屋根1Bが構成されており、棟部分には、太陽電池屋根
1Aと通常屋根1Bとに掛け渡すように棟包11が配設
されている。この場合、棟包11の太陽電池屋根1A側
は、太陽電池屋根1Aの横材4に係止され、通常屋根1
B側は、通常屋根1Bの笠上げ下地102上に設けた棟
包支持材101に固定されている。
構造について説明する。上述したように屋根1の一方の
面には太陽電池屋根1Aが構成され、他方の面には通常
屋根1Bが構成されており、棟部分には、太陽電池屋根
1Aと通常屋根1Bとに掛け渡すように棟包11が配設
されている。この場合、棟包11の太陽電池屋根1A側
は、太陽電池屋根1Aの横材4に係止され、通常屋根1
B側は、通常屋根1Bの笠上げ下地102上に設けた棟
包支持材101に固定されている。
【0044】棟包11は、形材などで断面略山形に形成
されている。棟包11の横材4側の端部には、横材4の
呑込み溝部76とオーバーラップする水切り部104
と、水切り部104の基部下側に突出した係止部105
とが形成されている。水切り部104の下面と呑込み溝
部76の上面との間には、ゴムなどで構成されたシール
部材106が介設され、この部分のシールを良好なもの
としている。係止部105は断面略半円状に形成され、
呑込み溝部76の上片76aに回動可能に係止されてい
る。これにより、太陽電池屋根1Aの傾斜角度と棟包1
1の傾斜角度が、幾分異なる場合であっても、棟包11
を太陽電池屋根1Aに適切かつ水密に取り付けることが
できる。このことはまた、傾斜角度の異なる太陽電池屋
根(屋根本体2)1Aに対し、棟包11の汎用的な部材
とすることができる。一方、棟包11の棟包支持材10
1側の端部には、棟包支持材101を越えた位置で下側
に折曲げた水切り片部107が形成され、水切り片部1
07の下端は、笠上げ下地102の位置まで延びてい
る。
されている。棟包11の横材4側の端部には、横材4の
呑込み溝部76とオーバーラップする水切り部104
と、水切り部104の基部下側に突出した係止部105
とが形成されている。水切り部104の下面と呑込み溝
部76の上面との間には、ゴムなどで構成されたシール
部材106が介設され、この部分のシールを良好なもの
としている。係止部105は断面略半円状に形成され、
呑込み溝部76の上片76aに回動可能に係止されてい
る。これにより、太陽電池屋根1Aの傾斜角度と棟包1
1の傾斜角度が、幾分異なる場合であっても、棟包11
を太陽電池屋根1Aに適切かつ水密に取り付けることが
できる。このことはまた、傾斜角度の異なる太陽電池屋
根(屋根本体2)1Aに対し、棟包11の汎用的な部材
とすることができる。一方、棟包11の棟包支持材10
1側の端部には、棟包支持材101を越えた位置で下側
に折曲げた水切り片部107が形成され、水切り片部1
07の下端は、笠上げ下地102の位置まで延びてい
る。
【0045】笠上げ下地102は、角材を2段積みした
下地ベース108と、下地ベース108の表面に貼着し
たステンレス板などから成る水返し板109とで構成さ
れており、屋根葺き材bを挟み込んで垂木2aに釘打ち
されている。そして、この水返し板109と上記の水切
り片部107とは、通気間隙を存して上下にオーバーラ
ップし、棟部分の内部に対し、通気性を保持しつつ雨水
の浸入を防止している。
下地ベース108と、下地ベース108の表面に貼着し
たステンレス板などから成る水返し板109とで構成さ
れており、屋根葺き材bを挟み込んで垂木2aに釘打ち
されている。そして、この水返し板109と上記の水切
り片部107とは、通気間隙を存して上下にオーバーラ
ップし、棟部分の内部に対し、通気性を保持しつつ雨水
の浸入を防止している。
【0046】棟包支持材101は、方形中空の断面を有
する形材などで構成されており、笠上げ下地102の上
面にねじ止めされている。棟包支持材101の両側板に
は、それぞれ複数の内換気孔110aおよび外換気孔1
10bが形成され、太陽電池屋根1Aの内側空間を換気
できるようになっている。これにより、太陽電池モジュ
ール5の温度上昇が抑制される。棟側となる内側の側板
に形成された内換気孔110aは側板の上部に形成さ
れ、外側の側板に形成された外換気孔110bは側板の
下部に形成されており、雨水が外換気孔110bから浸
入することがあっても、これを自然流下させることがで
きる。なお、棟部分おいて、屋根本体2の野地板(葺き
下地2c)2bには、垂木2aを逃げた位置に適宜、貫
通開口2dが形成され、上記の内外両換気孔110a,
110bを介して、屋根裏空間の換気も可能となってい
る。また、上記の太陽電池モジュール5のケーブル25
は、この貫通開口2dを介して屋内に導かれる。
する形材などで構成されており、笠上げ下地102の上
面にねじ止めされている。棟包支持材101の両側板に
は、それぞれ複数の内換気孔110aおよび外換気孔1
10bが形成され、太陽電池屋根1Aの内側空間を換気
できるようになっている。これにより、太陽電池モジュ
ール5の温度上昇が抑制される。棟側となる内側の側板
に形成された内換気孔110aは側板の上部に形成さ
れ、外側の側板に形成された外換気孔110bは側板の
下部に形成されており、雨水が外換気孔110bから浸
入することがあっても、これを自然流下させることがで
きる。なお、棟部分おいて、屋根本体2の野地板(葺き
下地2c)2bには、垂木2aを逃げた位置に適宜、貫
通開口2dが形成され、上記の内外両換気孔110a,
110bを介して、屋根裏空間の換気も可能となってい
る。また、上記の太陽電池モジュール5のケーブル25
は、この貫通開口2dを介して屋内に導かれる。
【0047】次に、図6を参照して、図1(a)の太陽
電池屋根1Aの軒部分の雨仕舞い構造について説明す
る。太陽電池屋根1Aの軒部分には、形材などで構成さ
れた軒包12と軒包支持板121とが設けられている。
軒包12は、基部で上記の横押え部材72と同様に横材
4の凸状部位74aにねじ止めされ、2箇所で屈曲し
て、下向きの先端部で軒包支持板121にねじ止めされ
ている。軒包支持板121は、野地板2bの軒側端に固
定されたベース部122および垂設部123と、ベース
部122の先端から上方に延びる支持部124とで一体
に形成されており、支持部124の上半部が軒包12の
先端部と重なった状態で、軒包12を支持している。ま
た、ベース部122には、複数の排水孔125が形成さ
れており、縦材3の小口端から流下した排水は、この排
水孔125から外部に排水される。なお、複数の排水孔
125は、虫や小動物の浸入を防止できるものとするこ
とが、好ましい。
電池屋根1Aの軒部分の雨仕舞い構造について説明す
る。太陽電池屋根1Aの軒部分には、形材などで構成さ
れた軒包12と軒包支持板121とが設けられている。
軒包12は、基部で上記の横押え部材72と同様に横材
4の凸状部位74aにねじ止めされ、2箇所で屈曲し
て、下向きの先端部で軒包支持板121にねじ止めされ
ている。軒包支持板121は、野地板2bの軒側端に固
定されたベース部122および垂設部123と、ベース
部122の先端から上方に延びる支持部124とで一体
に形成されており、支持部124の上半部が軒包12の
先端部と重なった状態で、軒包12を支持している。ま
た、ベース部122には、複数の排水孔125が形成さ
れており、縦材3の小口端から流下した排水は、この排
水孔125から外部に排水される。なお、複数の排水孔
125は、虫や小動物の浸入を防止できるものとするこ
とが、好ましい。
【0048】次に、図7を参照して、図1(a)の太陽
電池屋根1Aのけらば部分の雨仕舞い構造について説明
する。太陽電池屋根1Aのけらば部分には、形材などで
構成されたけらば包13とけらば包支持板131とけら
ば唐草132とが設けられている。けらば包13は、基
部を縦材4の呑込み溝56に水密に係止され、中間で直
角に折曲げられ、先端側をけらば包支持板131にねじ
止めされている。けらば包支持板131は、基部を縦材
3のフランジ部33にねじ止めされ、先端部でけらば包
13を支持している。けらば唐草132は、基部で野地
板2bに固定されており、その先端部には、けらば包1
3と上下方向にオーバーラップする水返し部133を有
している。そして、この部分でも、太陽電池屋根1Aの
下側空間の換気が行えるようになっている。
電池屋根1Aのけらば部分の雨仕舞い構造について説明
する。太陽電池屋根1Aのけらば部分には、形材などで
構成されたけらば包13とけらば包支持板131とけら
ば唐草132とが設けられている。けらば包13は、基
部を縦材4の呑込み溝56に水密に係止され、中間で直
角に折曲げられ、先端側をけらば包支持板131にねじ
止めされている。けらば包支持板131は、基部を縦材
3のフランジ部33にねじ止めされ、先端部でけらば包
13を支持している。けらば唐草132は、基部で野地
板2bに固定されており、その先端部には、けらば包1
3と上下方向にオーバーラップする水返し部133を有
している。そして、この部分でも、太陽電池屋根1Aの
下側空間の換気が行えるようになっている。
【0049】次に、図8を参照して、図1(b)の太陽
電池屋根1Aの軒側端部の雨仕舞い構造について説明す
る。太陽電池屋根1Aの軒側端部には、形材などで構成
された軒先水切り14と水切り支持板141とが設けら
れている。軒先水切り14および水切り支持板141
は、上記の軒包12および軒包支持板121と同様の形
態および取付構造を有しているが、軒包支持板121
は、屋根葺き材b上に固定した枕木142に固定されて
いる。したがって、縦材3の小口端から流下した排水
は、水切り支持板141の排水孔143から屋根葺き材
b上に流下する。
電池屋根1Aの軒側端部の雨仕舞い構造について説明す
る。太陽電池屋根1Aの軒側端部には、形材などで構成
された軒先水切り14と水切り支持板141とが設けら
れている。軒先水切り14および水切り支持板141
は、上記の軒包12および軒包支持板121と同様の形
態および取付構造を有しているが、軒包支持板121
は、屋根葺き材b上に固定した枕木142に固定されて
いる。したがって、縦材3の小口端から流下した排水
は、水切り支持板141の排水孔143から屋根葺き材
b上に流下する。
【0050】次に、図9を参照して、図1(b)の太陽
電池屋根1Aのけらば側端部の雨仕舞い構造について説
明する。太陽電池屋根1Aのけらば側端部には、形材な
どで構成されたけらば水切り15と水切り支持板151
と防水鰭片152とが設けられている。けらば水切り1
5および水切り支持板151は、上記のけらば包13お
よびけらば包支持板131と同様の形態および取付構造
を有している。防水鰭片152は、けらば水切り15の
先端部内側に装着されており、その下部が屋根葺き材b
に水密に接触している。
電池屋根1Aのけらば側端部の雨仕舞い構造について説
明する。太陽電池屋根1Aのけらば側端部には、形材な
どで構成されたけらば水切り15と水切り支持板151
と防水鰭片152とが設けられている。けらば水切り1
5および水切り支持板151は、上記のけらば包13お
よびけらば包支持板131と同様の形態および取付構造
を有している。防水鰭片152は、けらば水切り15の
先端部内側に装着されており、その下部が屋根葺き材b
に水密に接触している。
【0051】なお、実施形態の縦材は取付金具の内側に
嵌り込んでいるが、縦材の内側に取付金具が嵌り込む嵌
合形態であってもよい。
嵌り込んでいるが、縦材の内側に取付金具が嵌り込む嵌
合形態であってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の太陽電池屋根によ
れば、縦材が取付金具に非固定状態で保持されているた
め、縦材が熱膨張や熱収縮しても、弱い部分に応力が集
中することがなく、熱膨張や熱収縮に基づく悪影響を排
除することができる。また、縦材を取付金具に固定する
ための部材を省略することができるため、縦材自体の防
水性を向上させることができると共に、縦材の施工性を
向上させることができる。
れば、縦材が取付金具に非固定状態で保持されているた
め、縦材が熱膨張や熱収縮しても、弱い部分に応力が集
中することがなく、熱膨張や熱収縮に基づく悪影響を排
除することができる。また、縦材を取付金具に固定する
ための部材を省略することができるため、縦材自体の防
水性を向上させることができると共に、縦材の施工性を
向上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る太陽電池屋根の棟構
造を適用した屋根の斜視図である。
造を適用した屋根の斜視図である。
【図2】太陽電池モジュールの外観図である。
【図3】実施形態に係る太陽電池屋根の部分拡大横断面
図である。
図である。
【図4】実施形態に係る太陽電池屋根の部分拡大縦断面
図である。
図である。
【図5】太陽電池屋根の棟部分の部分拡大縦断面図であ
る。
る。
【図6】図1(a)に対応する太陽電池屋根の軒部分の
部分拡大縦断面図である。
部分拡大縦断面図である。
【図7】図1(a)に対応する太陽電池屋根のけらば部
分の部分拡大横断面図である。
分の部分拡大横断面図である。
【図8】図1(b)に対応する太陽電池屋根の軒側端部
の部分拡大縦断面図である。
の部分拡大縦断面図である。
【図9】図1(b)に対応する太陽電池屋根のけらば側
端部の部分拡大横断面図である。
端部の部分拡大横断面図である。
1 屋根、1A 太陽電池屋根、2 屋根本体、3 縦
材、4 横材、5 太陽電池モジュール、6 取付金
具、31 金具本体、32 段部、33 フランジ部、
41 縦材本体、42 縦押え部材、45 中空部、4
6 着座部、48立上げ片、49 樋部、50 小ね
じ、56 呑込み溝、71 横材本体、72 横押え部
材、74 中空部、75 固定部、76 呑込み溝部、
78 呑込み溝、79 立上げ片、80 集水溝部、8
1 水抜き孔
材、4 横材、5 太陽電池モジュール、6 取付金
具、31 金具本体、32 段部、33 フランジ部、
41 縦材本体、42 縦押え部材、45 中空部、4
6 着座部、48立上げ片、49 樋部、50 小ね
じ、56 呑込み溝、71 横材本体、72 横押え部
材、74 中空部、75 固定部、76 呑込み溝部、
78 呑込み溝、79 立上げ片、80 集水溝部、8
1 水抜き孔
Claims (9)
- 【請求項1】 屋根本体上に格子状に配設した複数本の
縦材および複数本の横材と、これら複数本の縦材および
複数本の横材で区画された枠状空間に水密に装着した複
数枚の太陽電池モジュールとを備えた太陽電池屋根にお
いて、 前記各縦材は、前記屋根本体の傾斜方向に延在すると共
に、取付金具を介して前記屋根本体に支持され、 前記取付金具は、前記縦材の長手方向の移動を許容した
状態でこれを保持していることを特徴とする太陽電池屋
根。 - 【請求項2】 前記取付金具は、前記縦材を左右方向に
不動に保持する溝部を有し、 前記縦材は、下部で前記溝部に嵌合していることを特徴
とする請求項1に記載の太陽電池屋根。 - 【請求項3】 前記縦材は、長手方向の1箇所で前記取
付金具に掛け止めされていることを特徴とする請求項1
または2に記載の太陽電池屋根。 - 【請求項4】 前記取付金具は、前記縦材と前記横材の
交差部に配設された複数個のもので構成されており、 前記横材は、その両外端部を隣接する前記取付金具にそ
れぞれ固定されていることを特徴とする請求項1、2ま
たは3に記載の太陽電池屋根。 - 【請求項5】 前記横材の各外端部は、前記取付金具に
固定した状態で当該取付金具に保持された前記縦材の一
部を、当該取付金具に対し上方に抜止めとなるように押
さえていることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池
屋根。 - 【請求項6】 前記縦材は、中空部本体と、当該中空部
本体の上部に配設され隣接する前記太陽電池モジュール
が装着される一対の呑込み溝部と、当該中空部本体の下
部から両側に延び前記取付金具に着座する一対の着座部
とを有し、 前記各着座部には、前記中空部本体の両側に樋部を形成
すべく上方に延びる立上げ片が形成され、 前記取付金具に固定した前記横材は、その外端部で前記
立上げ片を上側から押さえると共に、その小口端で前記
樋部の直方に臨んでいることを特徴とする請求項5に記
載の太陽電池屋根。 - 【請求項7】 前記各呑込み溝部の内部と前記中空部本
体の内部とが、連通していることを特徴とする請求項6
に記載の太陽電池屋根。 - 【請求項8】 前記横材は、中空部本体と、当該中空部
本体の上部に配設され隣接する前記太陽電池モジュール
が装着される一対の呑込み溝部と、当該中空部本体の下
部から両側に延び前記取付金具に固定される一対の固定
部とを有し、 傾斜の上流側に位置する一方の前記固定部には、前記中
空部本体の片側に集水溝部を形成すべく上方に延びる立
上げ片が形成されていることを特徴とする請求項6また
は7に記載の太陽電池屋根。 - 【請求項9】 少なくとも傾斜の下流側に位置する一方
の前記呑込み溝部の内部と前記中空部本体の内部とが、
連通していることを特徴とする請求項8に記載の太陽電
池屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10281687A JP2000110317A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 太陽電池屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10281687A JP2000110317A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 太陽電池屋根 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000110317A true JP2000110317A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17642594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10281687A Pending JP2000110317A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 太陽電池屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000110317A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014005707A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Daiwa House Industry Co Ltd | 勾配屋根の多機能型頂部構造 |
-
1998
- 1998-10-02 JP JP10281687A patent/JP2000110317A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014005707A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Daiwa House Industry Co Ltd | 勾配屋根の多機能型頂部構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050506 |