JP2000114196A - 光照射式加熱装置の冷却構造 - Google Patents

光照射式加熱装置の冷却構造

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JP2000114196A
JP2000114196A JP11191041A JP19104199A JP2000114196A JP 2000114196 A JP2000114196 A JP 2000114196A JP 11191041 A JP11191041 A JP 11191041A JP 19104199 A JP19104199 A JP 19104199A JP 2000114196 A JP2000114196 A JP 2000114196A
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cooling air
light
mirror
cover
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Shinji Suzuki
信二 鈴木
Takeshi Minobe
猛 美濃部
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウエハを800〜1200℃の高温に加熱しても、
ランプの発光管部、導入管部、シール部等を適切な温度
に容易に制御できる、光照射式加熱装置を提供する。 【解決手段】 発光管部とその端部に設けられた導入管
部とシール部とからなる複数のランプ4を光照射室に配
置した光照射式加熱装置で発光管部の背後に発光管部か
らの光を反射しかつ導入管部とシール部11が通る貫通
孔6を有するミラー5と、同様な貫通孔を有するプレー
ト10と冷却風取入れ口17または排出口を有するカバ
ーとからなるカバー室15と、カバー室のプレートとミ
ラーとの間に設けられ、ダクト20を介して排気装置ま
たは送風装置に接続された風箱13とを設け、排気装置
によってカバーの冷却風取入れ口からプレートの貫通
孔、風箱、ダクトを介して、および光照射室1の冷却風
取入れ口から、光照射室、ミラーの貫通孔、風箱、ダク
トを介して排風し、ランプ等を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ(以
下ウエハ)を、成膜、拡散、アニール等のために、光を
用いて加熱処理する、光照射式加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程における光照射式加熱処
理は、成膜、拡散、アニールなどの広い範囲にわたって
行われている。
【0003】いずれの処理も、ウエハを高温に加熱処理
するものである。光照射式加熱装置を使用すれば、ウエ
ハを急速に加熱することができ、1000℃以上の温度まで
十数秒から数十秒間で昇温させることができる。そし
て、光照射を停止すれば急速に冷却することができる。
【0004】光照射式加熱装置として、例えば特開平8
‐45863があげられる。これを図1に示す。石英窓9によ
って仕切られた光照射室1内にはウエハ保持台2の上に
加熱照射されるウエハ3が載置されている。石英窓9は
ウエハ3近傍とランプ近傍との雰囲気を異なるものとす
る時に用いられる。このウエハ3を加熱する光源部は、
各々直径の異なる複数の環状の赤外線ランプ4が同心円
状に配置されるような構造になっている。5はミラーで
あり、アルミ等の金属により、同心円状の溝と、ランプ
4の導入管部8を通す貫通孔6が設けられている。ラン
プ4の形状は、その溝にはまり込むように設計されてい
る。ミラー5の反射面は、ランプ4点灯時、ランプ4か
ら放射される赤外線を反射するような金属、例えば金が
メッキされている。
【0005】また、ミラー5はランプ4からの光により
高温になるので、ミラー5の材質や、表面のメッキの耐
熱温度に合わせて、冷却機構が設けられる。空冷のみで
不足であれば、水冷等の冷却機構が設けられる。例え
ば、ミラーをアルミで製作した場合には、600℃以上に
なるとアルミは溶解してしまうのでその際には水冷が行
われる。
【0006】光源に使用するランプ4の例を図2に示
す。ランプ4内に設けられたフィラメント12が発光す
る発光管部7と、発光管部7の端部に設けられた導入管
部8と、導入管部8の端部を封止しフィラメント12と
リード線19とを接続するシール箔を設けたシール部1
1とに分けられる。
【0007】図3に示すミラー5の反射面とランプ4のよ
うに、ランプ4は、シール部11と導入管部8とをミラ
ー5の貫通孔6に通し、発光管部7をミラー5の同心円
状の溝に収め、図示しない固定部材でランプ4を固定す
る。図1のように、シール部11はミラー5の上部に出
て、シール部11からの配線(リード線19)がコネク
タや端子台等を介してランプ点灯電源に接続される。
【0008】ランプ4が取りつけられた光源部を、図1
のウエハ側から見た図を図4に示す。斜線部分は、ラン
プ4の導入管部8を通すミラー5の貫通孔6である。7
は発光管部であり、12は発光管内のフィラメントを示
す。
【0009】このような従来の装置においてはランプ4
各部の温度が適正な温度になるように冷却する必要があ
るが、その点について十分に考慮されていなかった。
【0010】すなわち、ランプは、点灯時、各部分を適
切な温度に保つ必要がある。
【0011】1、フィラメント12が発光している発光
管部7の封体の表面温度は、800℃以下にしなければな
らない。すなわち、ウエハ3処理のためにランプ4の入
力電力を大きくすると、フィラメント12から放射され
る光量が大きくなるので、ランプ4の封体温度が上昇す
る。しかし封体の温度が800℃以上になると、封体の材
料である石英が再結晶化を起こし白濁する(これを失透
という)。失透すると光の透過率が低くなり、ランプ4
からウエハ3に対して所定の光エネルギーを与えられな
くなる。
【0012】2、シール部11は300℃以下にしなけれ
ばならない。すなわち、この温度以上になるとシール箔
(モリブデン箔)が酸化し膨張するので、シール部11
に割れが生じ破損する。
【0013】3、導入管部8は250℃以上にしなければ
ならない。すなわち、この温度以下では、ランプ4内部
に封入されたハロゲンガスと、フィラメント12から蒸
発したタングステンとの化合物であるタングステン‐ハ
ロゲン化合物が温度の低い導入管部8の内壁に凝縮・堆
積する。したがって、蒸発したタングステンがタングス
テン‐ハロゲン化合物となり再びフィラメント12に戻
るというハロゲンサイクルが成り立たなくなり、フィラ
メント12が細り断線にいたる。したがってフィラメン
ト12が短寿命になる。また、気化しているハロゲンガ
スが減少するので、蒸発したタングステンがハロゲンと
反応することなく発光管部7の内壁に付着する現象、す
なわちランプ4の黒化が起きる。黒化が生じると、フィ
ラメント12からの光エネルギーが黒化した部分で吸収
されてしまうので、ウエハ3に所定のエネルギーを照射
できなくなる。このように導入管部8はその温度を250
℃以上にしなければならないが、導入管部8はウエハ3
への光照射に寄与しない部分であり、フィラメント12
の発光部が設けられないので、この部分の温度が低くな
りやすい。よって、導入管部8が適切な温度になるよう
に制御することが必要である。
【0014】4、ウエハ3の加熱処理装置は、ウエハを
800〜1200℃に加熱する必要がある。すなわち、最近で
は、1150℃で酸化膜を作ることが一般的に行なわれる。
ところが、図1のような装置でランプ4を点灯した場
合、ランプ4の冷却が行われていないので、ランプ4の
発光管部7の封体温度を800℃以下に保つためには、ラ
ンプ4に入力できる最大のフィラメント単位長さ当たり
の電力は60W/cmであり、これではウエハ3を800〜120
0℃に加熱するには電力不足であった。
【0015】上記した状況を解決するために、ランプ入
力を上げてかつランプ冷却のためにランプ4に冷却風を
吹き付ける事も考えられる。しかしながら、ランプ4の
冷却風のあたる部分(ミラー5の反対側)の温度のみは
低くなるが、ミラー5とランプ4との隙間には冷却風が
入りにくくその部分(ミラー5側に対向した部分)の冷
却が難しい。また、発光管部7の温度制御とは別に、シ
ール部11と導入管部8とを上記のような温度範囲に保
つ必要がある。このために各部に温度調整機構を複数設
ける必要があり、装置の構造が複雑になるという問題が
ある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような状況にかん
がみ、本願発明は、ウエハを800〜1200℃程度の高温に
加熱しても、ランプの発光管部、導入管部、シール部等
の各部を適切な温度に容易に制御することができる、光
照射式加熱装置の冷却構造を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するために、発光管部と、発光管部の端部に設けら
れた導入管部とシール部からなる複数のランプを光照射
室に配置した光照射式加熱装置において、ランプの発光
管部の背後に発光管部からの光を反射しかつ導入管部と
シール部が通る貫通孔を有するミラーと、ランプのシー
ル部が通る貫通孔を有するプレートと冷却風取り入れ口
を有するカバーとからなるカバー室と、カバー室のプレ
ートとミラーとの間に設けられ、ダクトを介して排気装
置に接続された風箱とを設け、排気装置によって、カバ
ーの冷却風取り入れ口から、プレートの貫通孔、風箱、
ダクトを介して、および光照射室の冷却風取り入れ口か
ら、光照射室、ミラーの貫通孔、風箱、ダクトを介し
て、排風することによってランプ等を冷却するように構
成したものである。また、上記カバーを、開口の大きさ
を変えられる冷却風取り入れ口を有するカバーとしたも
のである。
【0018】さらに、発光管部と、発光管部の端部に設
けられた導入管部とシール部からなる複数のランプを光
照射室に配置した光照射式加熱装置において、ランプの
発光管部の背後に発光管部からの光を反射しかつ導入管
部とシール部が通る貫通孔を有するミラーと、ランプの
シール部が通る貫通孔を有するプレートと冷却風排出口
を有するカバーとからなるカバー室と、カバー室のプレ
ートとミラーとの間に設けられ、ダクトを介して送風装
置に接続された風箱とを設け、該送風装置によって、ダ
クト、風箱、プレートの貫通孔を介して、カバーの冷却
風排出口へ、およびダクト、風箱、ミラーの貫通孔、光
照射室を介して、光照射室の冷却風排出口へ、送風する
ことによってランプ等を冷却するように構成したもので
ある。また、上記カバーを、開口の大きさを変えられる
冷却風排出口を有するカバーとしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面5、
6、7に基づいて説明する。
【0020】ミラー5の背面をプレート10で仕切って
冷却風の通路である風箱13を設け、プレート10の背
面をカバー14で仕切ってカバー室15を設ける。カバ
ー14にはシール部11を冷却する冷却風の取り入れ口
17を設ける。
【0021】カバー室15下部のプレート10には、ラ
ンプ4のシール部11と導入管部8の一部を通す貫通孔
16を設ける。ランプ4の導入管部8は、ミラー5、風
箱13を貫通し、シール部11がカバー室15にまで達
している。
【0022】カバー室15のプレート10には、ランプ
の導入管部8を保持し、ランプ4を固定するランプ保持
部材18や、ランプのリード線19とランプ点灯電源か
らの配線とを接続する端子台23等が設けられる。
【0023】風箱13は、ミラー5上部とプレート10
に挟まれた空洞であり、風箱13の一方にはダクト20
が接続され、ダクト20は排気装置(ブロア)21に接
続される。 風箱13の冷却風の流れに垂直な断面積
(図5でカバー室側から光照射室側に切断した、冷却風
が通過する面)はミラー5とプレート10とに設けられ
た孔の面積の合計より十分に大きく取る。そうすると、
冷却風量は上記孔の面積により律束されるので、ミラー
5の複数の貫通孔6どうし、及びプレート10の複数の
貫通孔16どうし内でほぼ等しい風量が通過する。
【0024】光照射室1にはウエハ保持台2の上に光加
熱処理を行なうウエハ3が載置される。光照射室1には
ランプ4を冷却する冷却風の取り入れ口22を設ける。
冷却風取り入れ口22の開口の大きさは変更できるよう
にしておくと、ランプ4の発光部7、導入管部8の温度
を制御することが出来る。
【0025】ランプ4点灯時、ブロア21を動作し、風
箱13を排風する。
【0026】エアーが外部から、冷却風として光照射室
1の冷却風取り入れ口22から取り入れられる。冷却風
は、ランプ4の表面からランプ4とミラー5との隙間に
回りこみながら、ミラー4の導入管部8を通す貫通孔6
を通過して風箱13に入る。風箱13からブロア21に
よって引かれダクト20を通って排気される。
【0027】一方、カバー室15のカバー14の冷却風
取り入れ口17からも外部から冷却風が取り入れられ、
ランプ4のシール部11を冷却しつつプレート10の貫
通孔16を通し、風箱13に入る。ブロア21によって
引かれ風箱13からダクト20を通って排気される。
【0028】カバー室15のカバー14の冷却風取り入
れ口17の開口の大きさを調整できるようにすれば、シ
ール部11の冷却風量を調整することができる。開口の
大きさを変える例としては例えば図7のようにして行う
ことが出来る。すなわち、カバー14の冷却風取り入れ
口17の前面に、調整板開口24を有する調整板25を
スライド自在に設けてあり、この調整板25をスライド
させて冷却風量を調整することができる。なお、この構
成は冷却風取り入れ口22にも採用することができる。
しかし、カバー室15のカバー14がない場合にはプレ
ート10の貫通孔16の開口の大きさを変えることによ
っても、シール部11の冷却風量を調整することができ
る。
【0029】石英窓9をランプ4とウエハ3との間に設
けることにより、ランプ冷却風による風の流れがウエハ
3近傍の雰囲気に対して影響を及ぼさないようにするこ
とができる。そのときは、ランプ冷却風の取り入れ口2
2は石英窓9とランプ4との間に設けることになる。
【0030】装置の光源部の構造をこのようにすること
で、ランプにフィラメント単位長さ当たり80〜120W/c
mの電力を入れてウエハを800〜1200℃に加熱しても、ラ
ンプ4の各部の温度を所望の温度とすることが出来た。
【0031】すなわち、冷却風取り入れ口22からの冷却
風が、ランプ4の表面からランプ4とミラー5との隙間
に回りこんでランプ4の発光管部7全体を冷却するの
で、ランプ表面温度を800℃以下に冷却することができ
る。
【0032】この冷却風はランプ4の熱を奪うことによ
り高温になっており、その後貫通孔6を経て風箱13の
ランプ導入管部8近傍を通過することで、導入管部8近
傍の温度を250℃以上に保持することができる。したが
って、導入管部8が低温になることによるフィラメント
12の短寿命化及びランプ4の黒化を防ぐことができ
る。冷却風取り入れ口22の開口の大きさを調節できる
ようにすれば、冷却風量を適切な風量にでき、ランプ4
の発光管部7、導入管部8の温度制御も容易に行える。
【0033】カバー14の冷却風取り入れ口17から、
室温の冷却風が入りシール部11を冷却するので、シー
ル部11を350℃以下に冷却することができる。このシ
ール部11を冷却した冷却風はプレート10の貫通孔1
6を通って風箱13に入る。カバー14の冷却風取り入
れ口17の開口の大きさを調節できるようにすれば、冷
却風量を適切な風量にでき、ランプ4のシール部11、
導入管部8の温度制御も容易に行える。
【0034】次に、本発明の別の実施例を図面8に基づ
いて説明する。上記図面5,6,7の実施例では、風箱
13に接続されたダクト20に排気装置(ブロア)21
を接続し、排気することにより冷却を行なったが、この
図8に示す実施例では、排気装置(ブロア)21の換わ
りに送風装置(圧縮エアー供給装置)30を接続し、送
風することにより冷却を行なっている。なお、この場合
その他の構成は、上記図面5,6,7に示す実施例の構
成とほぼ同様である。
【0035】ランプ4点灯時、圧縮エアー供給装置30
を動作し、風箱13に送風する。
【0036】圧縮エアー供給装置30から送風されたエ
アーは、ダクト20を通り、風箱13から冷却風として
ミラー4の導入管部8を通す貫通孔6を通過する。冷却
風は、ランプ4とミラー5との隙間に回りこみながら、
ランプ4を冷却し、光照射室1の冷却風排出口34から
外部に排気(放出)される。
【0037】なお、図8に示すように、ミラー5の、ラ
ンプ4の発光管部7の近傍に、複数の小径の孔、もしく
はスリット状の貫通孔である通風路31を設け、通風路
31に冷却風が流れるようにしても良い。風箱13に送
風されたエアーは、冷却風として通風路31を通り、ラ
ンプ4の発光管部7に吹き付けられ、ランプ4を冷却す
る。
【0038】一方、圧縮エアー供給装置30から送風さ
れたエアーは、風箱13からプレート10の貫通孔16
を通り、ランプ4のシール部11を冷却し、カバー室1
5のカバー14の冷却風排出口33からも外部へ排気
(放出)される。
【0039】前記実施例の場合と同様に、カバー室15
のカバー14の冷却風排出口33を図7のようにして、
その開口の大きさを調整して、シール部11の冷却風量
を調整する。
【0040】送風による冷却を行なっても、排風による
冷却の場合と同様に、ランプ4の各部の温度を所望の温
度とすることが出来た。
【0041】すなわち、貫通孔6からの冷却風が、ラン
プ4の表面からランプ4とミラー5との隙間に回りこん
でランプ4の発光管部7全体を冷却し、また、通風路3
1からの冷却風がランプ4の発光管部7に吹き付けられ
て冷却するので、ランプ表面温度を800℃以下に冷却す
ることができる。
【0042】導入管部8近傍の温度は、発光管部7から
の熱伝導による熱と冷却風による冷却のバランスを考慮
して送風量を調節することによって調節される。冷却風
が排気される冷却風排出口34の開口の大きさを調節で
きるようにして、冷却風量を適切な風量にしてもよい。
さらに、導入管部8が冷え過ぎてハロゲンサイクルを維
持できない時には、図8に示すように、導入管部8に直
接冷却風があたらないようにカバー32を設けても良
い。このようにして導入管部8近傍の温度を250℃以上
に保持することができる。
【0043】風箱13からプレート10の貫通孔16を
通り、シール部11を冷却するので、シール部11を35
0℃以下に冷却することができる。このシール部11を
冷却した冷却風はカバー室15のカバー14の冷却風排
出口33から外部へ排気(放出)される。カバー14の
冷却風排出口33の開口の大きさを調節できるようにす
れば、冷却風量を適切な風量にでき、ランプ4のシール
部11、および導入管部8の温度制御も容易に行える。
【0044】なお、本実施例では発光管部が環状のラン
プを用いた場合について記したが、発光管部の形状によ
らず同様の冷却構造を取ることができる。例えば、発光
管部が半円状のランプを組み合わせて環状にした場合で
あっても、また発光管部が直管状、四角形状のランプの
場合であっても、同様の冷却構造を採用することができ
る。シール部が1ヶ所のシングルエンドと呼ばれる型の
ランプであっても、図3に対応して図9に示すように、
ミラー5の反射面をお椀状にしそこにミラーの貫通孔6
を設けてランプ7の導入管部8、シール部11を通すこ
とで、同様の冷却構造を適用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、以
下の効果を得ることができる。1、ランプに大きな入力
を入れても、ランプの発光管部の温度を失透が生じない
温度に押さえることが出来る。2、ランプに大きな入力
を入れても、ランプのシール部の温度を箔酸化が起きな
い温度とすることが出来る。3、上記2点のために冷却
を行っても、ランプの導入管部の温度をハロゲンサイク
ルが起きる温度を維持することが出来る。これらのこと
を同時に満足することの出来る光照射式加熱装置の冷却
構造を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光照射式加熱装置の断面図である。
【図2】光源に使用するランプの斜視図である。
【図3】ミラーの反射面とランプの関係を示す斜視図で
ある。
【図4】ウエハ側から見た光源部の図である。
【図5】本発明の光照射式加熱装置の冷却構造の断面図
である。
【図6】本発明の冷却構造における冷却風の流れを示す
図である。
【図7】本発明の冷却構造における冷却風量を調整する
機構を示す図である。
【図8】本発明の光照射式加熱装置の他の冷却構造の断
面図である。
【図9】シングルエンド型のランプにおけるミラーの反
射面とランプの関係を示す斜視図である
【符号の説明】
1 光照射室 2 ウエハ保持台 3 ウエハ 4 ランプ 5 ミラー 6 ミラーの貫通孔 7 発光管部 8 導入管部 9 石英窓 10 プレート 11 シール部 12 フィラメント 13 風箱 14 カバー 15 カバー室 16 プレートの貫通孔 17 冷却風取り入れ口 18 ランプ保持部材 19 リード線 20 ダクト 21 ブロア 22 冷却風取り入れ口 23 端子台 24 調整板開口 25 調整板 30 圧縮エアー供給装置 31 通風路 32 カバー 33 冷却風排出口 34 冷却風排出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光管部と、発光管部の端部に設けられ
    た導入管部とシール部とからなる複数のランプを光照射
    室に配置した光照射式加熱装置において、 ランプの発光管部の背後に発光管部からの光を反射しか
    つランプの導入管部とシール部が通る貫通孔を有するミ
    ラーと、ランプのシール部が通る貫通孔を有するプレー
    トと冷却風取り入れ口を有するカバーとからなるカバー
    室と、カバー室のプレートとミラーとの間に設けられ、
    ダクトを介して排気装置に接続された風箱とを設け、排
    気装置によって、カバーの冷却風取り入れ口から、プレ
    ートの貫通孔、風箱、ダクトを介して、および光照射室
    の冷却風取り入れ口から、光照射室、ミラーの貫通孔、
    風箱、ダクトを介して、排風することによってランプ等
    を冷却することを特徴とする光照射式加熱装置の冷却構
    造。
  2. 【請求項2】 上記冷却風取り入れ口のうち少なくとも
    一方の取り入れ口は、開口の大きさを変えられる冷却風
    取り入れ口であることを特徴とする請求項1記載の冷却
    構造。
  3. 【請求項3】 発光管部と、発光管部の端部に設けられ
    た導入管部とシール部とからなる複数のランプを光照射
    室に配置した光照射式加熱装置において、 ランプの発光管部の背後に発光管部からの光を反射しか
    つランプの導入管部とシール部が通る貫通孔を有するミ
    ラーと、ランプのシール部が通る貫通孔を有するプレー
    トと冷却風排出口を有するカバーとからなるカバー室
    と、カバー室のプレートとミラーとの間に設けられ、ダ
    クトを介して送風装置に接続された風箱とを設け、該送
    風装置によって、ダクト、風箱、プレートの貫通孔を介
    して、カバーの冷却風排出口へ、およびダクト、風箱、
    ミラーの貫通孔、光照射室を介して、光照射室の冷却風
    排出口へ、送風することによってランプ等を冷却するこ
    とを特徴とする光照射式加熱装置の冷却構造。
  4. 【請求項4】 上記冷却風排出口のうち少なくとも一方
    の排出口は、開口の大きさを変えられる冷却風排出口で
    あることを特徴とする請求項3記載の冷却構造。
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