JP2000114084A - コイル巻線方法 - Google Patents
コイル巻線方法Info
- Publication number
- JP2000114084A JP2000114084A JP10279792A JP27979298A JP2000114084A JP 2000114084 A JP2000114084 A JP 2000114084A JP 10279792 A JP10279792 A JP 10279792A JP 27979298 A JP27979298 A JP 27979298A JP 2000114084 A JP2000114084 A JP 2000114084A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- winding
- thin film
- wound
- wound body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のコイル巻線方法においては、巻線面が
直線状であるため、被巻線体と巻線ノズル間の距離及び
コイル外径と巻線ノズルの内径とのガタにより、巻線面
に巻回されたコイルの配置に乱れが生じていた。 【解決手段】 本発明によるコイル巻線方法は、巻線面
(1a)上に傾斜して設けられた薄膜(10)をガイドとしてこ
の薄膜(10)上にコイル(3)を巻回することにより、コイ
ル(3)が薄膜(10)の傾斜で常に下方にガイドされ、乱れ
を生ずることなく互いに密着して整列巻きができる方法
である。
直線状であるため、被巻線体と巻線ノズル間の距離及び
コイル外径と巻線ノズルの内径とのガタにより、巻線面
に巻回されたコイルの配置に乱れが生じていた。 【解決手段】 本発明によるコイル巻線方法は、巻線面
(1a)上に傾斜して設けられた薄膜(10)をガイドとしてこ
の薄膜(10)上にコイル(3)を巻回することにより、コイ
ル(3)が薄膜(10)の傾斜で常に下方にガイドされ、乱れ
を生ずることなく互いに密着して整列巻きができる方法
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル巻線方法に
関し、特に、ステータ又はボビン等の被巻線体の巻線面
にフィルム等の薄膜を傾斜させて設け、この傾斜した薄
膜をガイドとしてコイルを巻付けることにより、コイル
を密着させて整列巻きするための新規な改良に関する。
関し、特に、ステータ又はボビン等の被巻線体の巻線面
にフィルム等の薄膜を傾斜させて設け、この傾斜した薄
膜をガイドとしてコイルを巻付けることにより、コイル
を密着させて整列巻きするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のコイル巻
線方法としては、例えば、図2に示される方法が採用さ
れていた。すなわち、図2において符号1で示されるも
のは、モータ等のステータ又はボビン等からなる被巻線
体であり、この被巻線体1の巻線面1aには、巻線機の
巻線ノズル2を介して供給されるマグネットワイヤ等の
コイル3が巻付けられる。
線方法としては、例えば、図2に示される方法が採用さ
れていた。すなわち、図2において符号1で示されるも
のは、モータ等のステータ又はボビン等からなる被巻線
体であり、この被巻線体1の巻線面1aには、巻線機の
巻線ノズル2を介して供給されるマグネットワイヤ等の
コイル3が巻付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコイル巻線方法
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、被巻線体と巻線ノズル間の
距離及びコイル外径と巻線ノズルの内径とのガタによ
り、巻回されたコイルの配置に乱れが生じ、例えば、図
2に示されるように巻回されたコイルが互いに密着せず
にスペース4が形成されていた。この状態で、二層目の
コイルを巻回すると、このスペース4内に二層目のコイ
ルが入り込むことになり、あるいは、このスペースが残
されたままでコイルの巻回がなされ、コイル占積率を向
上させて、トルク等の向上を計ることが困難であった。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、被巻線体と巻線ノズル間の
距離及びコイル外径と巻線ノズルの内径とのガタによ
り、巻回されたコイルの配置に乱れが生じ、例えば、図
2に示されるように巻回されたコイルが互いに密着せず
にスペース4が形成されていた。この状態で、二層目の
コイルを巻回すると、このスペース4内に二層目のコイ
ルが入り込むことになり、あるいは、このスペースが残
されたままでコイルの巻回がなされ、コイル占積率を向
上させて、トルク等の向上を計ることが困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ステータ又はボビン等の被
巻線体の巻線面にフィルム等の薄膜を傾斜させて設け、
この傾斜した薄膜をガイドとしてコイルを巻付けること
により、コイルを密着させて整列巻きするようにしたコ
イル巻線方法を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、ステータ又はボビン等の被
巻線体の巻線面にフィルム等の薄膜を傾斜させて設け、
この傾斜した薄膜をガイドとしてコイルを巻付けること
により、コイルを密着させて整列巻きするようにしたコ
イル巻線方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるコイル巻線
方法は、被巻線体の巻線面に巻線機の巻線ノズルを経て
供給されるコイルを巻回するようにしたコイル巻線方法
において、前記巻線面上に傾斜して設けられた薄膜をガ
イドとしてこの薄膜上に前記コイルを巻回する方法であ
り、また、前記被巻線体は、ステータである方法であ
り、さらに、前記被巻線体は、ボビンである方法であ
る。
方法は、被巻線体の巻線面に巻線機の巻線ノズルを経て
供給されるコイルを巻回するようにしたコイル巻線方法
において、前記巻線面上に傾斜して設けられた薄膜をガ
イドとしてこの薄膜上に前記コイルを巻回する方法であ
り、また、前記被巻線体は、ステータである方法であ
り、さらに、前記被巻線体は、ボビンである方法であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるコ
イル巻線方法の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用
いて説明する。図1において符号1で示されるものは、
モータ等のステータ又はボビン等からなる被巻線体であ
り、この被巻線体1の巻線面1aの上方すなわち外周位
置にはフィルム等からなる筒状の薄膜10が配設されて
いる。
イル巻線方法の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用
いて説明する。図1において符号1で示されるものは、
モータ等のステータ又はボビン等からなる被巻線体であ
り、この被巻線体1の巻線面1aの上方すなわち外周位
置にはフィルム等からなる筒状の薄膜10が配設されて
いる。
【0007】前述の状態で、この薄膜10の外側に巻線
ノズル2を配置してこの巻線ノズル2を回転させると、
この巻線ノズル2により繰り出されて供給されるコイル
3は、図1の(B)で示されるように、薄膜10の一端
10aを係止しておくことにより、この薄膜10はV字
形に傾斜し、この傾斜した傾斜面10bに沿ってコイル
3を巻回することで、コイル3はこの傾斜面10bをガ
イドとして下方に寄せられる。従って、図1の(C)に
示されるように、コイル3は互いに密着して従来のスペ
ース等を伴うことなく巻回されて整列巻きが行われる。
前述のように、一層目が整列して巻回されると、二層目
は点線で示されるように、各コイル3間の谷部3a上に
位置決めして巻回されることにより、二層目も整列巻き
が達成される。
ノズル2を配置してこの巻線ノズル2を回転させると、
この巻線ノズル2により繰り出されて供給されるコイル
3は、図1の(B)で示されるように、薄膜10の一端
10aを係止しておくことにより、この薄膜10はV字
形に傾斜し、この傾斜した傾斜面10bに沿ってコイル
3を巻回することで、コイル3はこの傾斜面10bをガ
イドとして下方に寄せられる。従って、図1の(C)に
示されるように、コイル3は互いに密着して従来のスペ
ース等を伴うことなく巻回されて整列巻きが行われる。
前述のように、一層目が整列して巻回されると、二層目
は点線で示されるように、各コイル3間の谷部3a上に
位置決めして巻回されることにより、二層目も整列巻き
が達成される。
【0008】
【発明の効果】本発明によるコイル巻線方法は、以上の
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、巻線面の外側に傾斜して設けた薄
膜をガイドとしてこの薄膜上にコイルを巻付けることに
より、コイルがこの薄膜の傾斜面に沿って整列し、互い
に密着した整列巻きを達成することができる。
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、巻線面の外側に傾斜して設けた薄
膜をガイドとしてこの薄膜上にコイルを巻付けることに
より、コイルがこの薄膜の傾斜面に沿って整列し、互い
に密着した整列巻きを達成することができる。
【図1】本発明によるコイル巻線方法を示す工程図であ
る。
る。
【図2】従来のコイル巻線方法を示す構成図である。
1 被巻線体 1a 巻線面 2 巻線ノズル 3 コイル 10 薄膜
Claims (3)
- 【請求項1】 被巻線体(1)の巻線面(1a)に巻線機の巻
線ノズル(2)を経て供給されるコイル(3)を巻回するよう
にしたコイル巻線方法において、前記巻線面(1a)上に傾
斜して設けられた薄膜(10)をガイドとしてこの薄膜(10)
上に前記コイル(3)を巻回することを特徴とするコイル
巻線方法。 - 【請求項2】 前記被巻線体(1)は、ステータであるこ
とを特徴とする請求項1記載のコイル巻線方法。 - 【請求項3】 前記被巻線体(1)は、ボビンであること
を特徴とする請求項1記載のコイル巻線方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279792A JP2000114084A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | コイル巻線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279792A JP2000114084A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | コイル巻線方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000114084A true JP2000114084A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17615983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10279792A Pending JP2000114084A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | コイル巻線方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000114084A (ja) |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP10279792A patent/JP2000114084A/ja active Pending
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