JP2000113855A - 高圧放電ランプ装置 - Google Patents
高圧放電ランプ装置Info
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Abstract
灯回路の温度上昇を抑制した高圧放電ランプ装置を提供
する。 【解決手段】高圧放電ランプを収容した発光部と、点灯
回路を収容するとともに受電手段を備えたケース部とを
具備し、発光部の容積VLとケース部の容積VCとの比
VL/VCを1.0未満、好適には0.6未満に構成す
る。さらに好適には、加えて発光部の単位容積当たりの
定格消費電力P/VL(W/cc)を0.35以上に構
成する。または高圧放電ランプ装置の全長Lと発光部の
長さL1との比L/L1を2.5以上に構成する。また
は発光部の長さL1とケース部の長さL2との比L1/
L2を0.85以下に構成する。そうして、相対的に発
光部を小さくすると、熱源の大きさが小さくなることに
より、対流および伝導により発光部からケース部への熱
の移動が著しく低減して、点灯回路の温度上昇が少なく
なるために、回路部品の熱破壊を防止することができ
る。
Description
灯回路および受電手段を備えた高圧放電ランプ装置に関
する。
口金を一体的に組み合わせた蛍光ランプ装置すなわち電
球形蛍光ランプが広く用いられている。この電球形蛍光
ランプは、その定格消費電力が13〜23W程度のもの
が多い。
た光源が求められている。
の増加に伴い点灯回路が熱的に問題となる。すなわち、
蛍光ランプは、発熱部が大きくなるために、対流および
伝導による熱の点灯回路への移動が多くなり、これに伴
い点灯回路の温度上昇が激しくなる。このため、点灯回
路を大きくしなければならず、必然的に電球形蛍光ラン
プ全体が大形化し、実用性が失われてしまう。しかも、
蛍光ランプは、発光体部分すなわち発光管の表面積が大
きいので、反射鏡と組み合わせても指向性を付与するこ
とが困難であるとともに、発生熱の移動のうち対流が占
める割合が本質的に多い。
ンプに比較して小形で発光効率が高いので、これを用い
ることによって、小形で高い発光効率を備えた光源に対
する要求に応えることができるものと期待できる。ま
た、高圧放電ランプは、発光体部分すなわち発光管が小
さく高輝度なので、反射鏡と組み合わせて用いることに
より、指向性を備えた装置を得る場合に好都合であると
ともに、発生熱の移動に占める放射の割合が多い。
にセットしてなる発光部と、その点灯回路を収納し、さ
らに口金を備えてなるケース部とを一体化した高圧放電
ランプ装置いわゆる電球形高圧放電ランプが出現したこ
とがある。
形高圧放電ランプは、点灯回路の温度上昇が大きくて、
半導体デバイスが熱破壊するために、実用性に問題があ
り、解決されるに至らなかった。
形高圧放電ランプは、その発光部およびケース部の大き
さに問題のあることが分かった。すなわち、発光部の容
積は、電球形蛍光ランプのそれに比較すると、明らかに
小さいもののまだ大きく、またケース部の容積の約1.
3倍であった。
熱する熱源であり、最も実用的ないわゆるベースアップ
点灯状態では、発光部が大きいと対流および伝導による
熱の移動が著しく増加し、その結果ケース部の受熱量が
多くなる。
温度上昇が大きくなる。
述のように発光部の容積がケース部の容積より大きいた
め、ケース部の発光部からの受熱量が多くなり、これに
伴う温度上昇が大きくなるのである。
研究の結果、本発明をなすに至った。
を熱的に最適化して点灯回路の温度上昇を抑制した高圧
放電ランプ装置を提供することを目的とする。
電ランプ装置は、高圧放電ランプと;高圧放電ランプを
収容するとともに容積がVLの発光部と;高圧放電ラン
プを点灯させる点灯回路と;点灯回路を収容するととも
に受電部を備え、容積がVCのケース部と;を具備し、
容積比VL/VCが下記数式を満足することを特徴とし
ている。
り用語の定義および技術的意味は次による。
て、高圧放電ランプは、透光性放電容器、給電導体、電
極およびイオン化媒体を具備している。
器は、石英ガラスまたは透光性セラミックスなどからな
り、内部に放電空間が形成されている。なお、ここで
「透光性」とは、放電による発光を透過して外部に導出
できる程度に透過すればよく、透明ばかりでなく、光拡
散性を備えているものであってもよい。
属酸化物たとえばサファイヤと、多結晶の金属酸化物た
とえば半透明の気密性アルミニウム酸化物、イットリウ
ム−アルミニウム−ガーネット(YAG)、イットリウ
ム酸化物(YOX)と、多結晶非酸化物たとえばアルミ
ニウム窒化物(AlN)のような光透過性および耐熱性
を備えた材料を意味する。
電源から限流インピーダンスを介して透光性セラミック
ス放電容器を気密に貫通して内部の電極間に電圧を印加
して、高圧放電ランプを始動し、電流を導入して点灯
し、さらには場合により電極を支持するために機能する
ものである。
および透光性セラミックスのいずれを用いる場合であっ
ても、少なくとも封着性部分を備えている。
封着されることにより、透光性放電容器を封止し、要す
れば併せて給電導体を固定する。
を備えているか、または電極軸を直接接続して用いる。
ブデンまたはこれらの金属を主成分とする合金からな
り、その基端を封着性部分の先端に接続する。そして、
耐熱性部材の先端に電極を配設する。
容器を封止するには、透光性放電容器の構成材料に応じ
て異なる手段によるのが一般的である。たとえば、透光
性放電容器が石英ガラスからなる場合には、封着性部分
をモリブデンなどの金属箔によって構成し、透光性放電
容器の端部に封着性部分を挟み、かつ当該端部を加熱軟
化させてからピンチシールすることにより封止する。
する場合には、封着性部分を、一般に透光性セラミック
スおよびセラミックス封止用コンパウンドのシールと熱
膨張係数が近いニオブなどの封着性金属の無空棒または
中空パイプなどを用いて構成し、透光性セラミックス放
電容器の小径筒部内にセラミックス封止用コンパウンド
のシールを形成することにより気密に封止する。
に配設されて透光性放電容器の内部に位置するが、電極
を給電導体と別体に形成して、給電導体の先端に固着す
ることができる。しかし、給電導体と一体に形成しても
よい。
適例は、給電導体の耐熱性部材をタングステンまたはタ
ングステンを主成分とする合金を中空パイプにして透光
性セラミックス放電容器の膨出部内に突出させる構造で
ある。そうすれば、給電導体の先端がそのまま筒状に湾
曲された板を主体とする電極を構成することになる。
り、電極の表面積が増大し、グロー・アーク転移におい
てグロー放電モードでスパッタリングの割合を決定する
要因の一つである電極表面電流密度(A/cm2)が低
下し、これに伴い陰極降下電圧が低下するので、スパッ
タリングが軽減する。また、電極の熱容量を小さくでき
るので、グロー・アーク転移時間が短縮する。さらに、
電極が板を主体として構成されていることによる板の端
面のエッジ効果で電子放射性能が著しく向上し、始動電
圧が低下する。
の好適例は、給電導体の耐熱性部材を0.2mm程度以
下の直径に形成することである。前述したように耐熱性
部材の封着性部分に隣接する領域にシールが付着しても
クラックが生じなくなるのに加えて、電極としての機能
にも問題がない。
端をそのまま、またはさらにコイルを巻回して付加する
だけで、電極として作用させることができるので、構造
が簡単になり、小形の高圧放電ランプに甚だ好都合であ
る。
極を給電導体の先端部側と一体に形成することができる
が、直流点灯形においては陰極は一体に形成してもよい
が、陽極は別に形成することができる。
は、イオン化媒体の放電により発光する物質であれば、
特に制限されない。たとえば、イオン化媒体としてナト
リウムアマルガムを用いることにより、高圧ナトリウム
ランプとして作動させることができる。また、発光金属
のハロゲン化物を用いることにより、メタルハライドラ
ンプとして作動させるのでもよい。さらに、水銀を発光
金属として用いることにより、水銀ランプとして作動さ
せるのでもよい。
ガスまたはおよび水銀を必要に応じて添加することがで
きる。
から外部に露出する外部リード線を耐酸化性導電体で構
成することにより、高圧放電ランプを大気中で点灯させ
ることができる。
ンプをその内部に収容して、配光を制御したり高圧放電
ランプを保護するとともに、熱的には熱源を構成してい
る。
反射鏡や光拡散形グローブなどが該当する。
しては、たとえばグローブや反射鏡および前面保護板の
組合せ体などが該当する。この場合、グローブは、透明
性、光拡散性および集光性などであることを許容する。
積との対比において相対的にその容積を小さく設定する
ことが本発明における特徴的構成である。そして、この
容積は、熱的関係において意義があるので、発光部の外
周を基準にして計測するものとする。また、後述するケ
ース部との境界については、次によるものとする。すな
わち、発光部とケース部とが分離した部品として構成さ
れている場合には、当該部品の外周で計測する。発光部
とケース部とがたとえば一体に形成されている場合に
は、発光部とケース部との間の仕切り壁の部分を発光部
に含めて計測するものとする。
て気密にすることもできるが、特に気密にしなくてもよ
い。
る場合について説明する。
ることが好ましい。たとえば、アルミニウム蒸着面、赤
外線透過・可視光反射性能を備えた多層干渉膜などを用
いた高反射率面が実際的である。
ス、セラミックスなどを用いることができる。
転楕円面などの回転2次曲面またはこれらの補正曲面な
どであることを許容する。
プの配設は、反射鏡の光軸に対する高圧放電ランプの軸
の向きについて基本的に二つの態様があり得る。すなわ
ち、反射鏡の光軸と高圧放電ランプの軸を一致させる態
様と、ほぼ直角に配置する態様とに分かれる。しかし、
いずれの態様においても反射鏡の焦点に高圧放電ランプ
の電極間を配置する。
どの耐熱性透光部材によって閉塞することが万一の高圧
放電ランプの破裂の際の破片の飛散に対して保護できる
ので、好ましいが本質的には開放していてもよい。
する場合について説明する。
などの材料にて形成することができる。
ていてもよい。
電ランプを点灯することができれば、回路方式は問わな
い。したがって、低周波点灯回路および高周波点灯回路
のいずれであってもよい。
量性および抵抗性のいずれであってもよいが、誘導性イ
ンピーダンスが総合的に有利である。誘導性インピーダ
ンスは動作周波数が高いほど小形化できるので、高周波
点灯回路が好適である。
タを用いることにより、小形、軽量化することができ
る。
路をその内部に収納するケースと、受電手段とを備えて
いる。
を導入するための手段であれば、どのような構成であっ
てもよい。たとえば、口金、引掛シーリングキャップ構
造および筒状部や電源導入孔の中から導電線が導出され
るか、反対に外部から中へ導電線が導入されるような構
成などであることを許容する。
形、GX形、GZ形など既知の各種口金構造を適宜採用
することができる。
井などに設置された引掛シーリングボディに着脱自在に
装着されて、機械的支持と電気的接続とを同時に行う。
線が導出されるか、反対に外部から中へ導電線が導入さ
れるような構成は、筒状部や電源導入孔を形成している
部材によって機械的に支持され、導電線によって電気的
に接続される受電手段である。この態様は、高圧放電ラ
ンプ装置をコードペンダントやパイプペンダント構造、
天井直付け構造などにより支持する場合に好適である。
ともに、受電手段を支持ないし形成するために寄与する
ので、機械的に所要の強度を備えているものとする。
部からの熱の移動もあり、比較的高温になるので、これ
らの温度に対する耐熱性があるとともに、熱伝導係数の
なるべく大きい材料で構成されていることが好ましい。
たとえば、セラミックス、耐熱性合成樹脂(PBTな
ど)およびガラスなどの材料を用いることができる。
収納できるならば、どのような形状であってもよい。意
匠的外観および使い勝手を考慮して適当な形状に設定す
ることができる。なお、点灯回路の一部は、受電手段の
内部に延在して収納されていてもよい。
の容積に比較して相対的に大きく設定されていることが
本発明においては、特徴的構成である。なお、ケース部
の容積は、発光部と同様にケース部の外周で計測するも
のとし、さらに受電手段をも含める。
ス部の容積をVCとしたとき、容積比VL/VCが1.
0未満に設定されていなければならない。
を内部に収容する発光部の容積VLと、点灯回路を内部
に収容するケース部の容積VCとの容積比VL/VCが
小さくなるにしたがって発光部内で発生して発光部から
外部に移動する熱の移動形態のうち放射の割合が増加す
るのに対して、対流および伝導の割合が逆に低下する。
を上にした状態での点灯時にケース部を温度上昇させる
要因になるので、これらの熱移動が少なくなれば、ケー
ス部に収容されている点灯回路を構成する回路部品の温
度上昇を少なくすることができる。
表面に沿って生じ、多量の熱を移動させ得るので、対流
が点灯回路の温度上昇に与える影響は大きい。
いるケース部の構成部材を熱が伝わって移動する形態で
あるので、発光部とケース部との間の熱抵抗を大きくす
ることにより、伝導による熱の移動を少なくすることが
できる。熱抵抗を大きくするには、発光部のケース部側
に熱反射体を配設したり、発光部とケース部との間に断
熱層たとえば空気層を配設するなどにより、実現するこ
とができる。
未満であれば、点灯回路の温度上昇が許容範囲内に納ま
り、半導体デバイスを始め回路部品の熱破壊を実用的範
囲内で回避できる。しかし、容積比VL/VCが1.0
以上になると、熱破壊が発生する確率が実用性の範囲を
逸脱して大きくなるので、不可である。
請求項1記載の高圧放電ランプ装置において、容積比V
L/VCが下記数式を満足することを特徴としている。
規定している。本発明においては、受電手段を上にした
状態での点灯時に、発光部からケース部に移動する熱量
を一層少なくして、点灯回路の温度上昇をさらに低減す
る最適な構成を規定している。
るように相対的に一層小形化すると、高圧放電ランプの
点灯時の発生熱のうち発光部から外部へ移動する熱量に
占める放射の割合が顕著に増加し、反対に対流および伝
導の割合が顕著に減少する。これに伴いケース部に移動
する熱量が激減することになり、したがって点灯回路の
受熱量が著しく減少するので、温度上昇が少なくなる。
ンプ装置の全体を小形化することができる。
請求項1または2記載の高圧放電ランプ装置において、
発光部の単位容積当たりの定格消費電力P/VL(W/
cc)が下記数式を満足することを特徴としている。
部の単位容積当たり0.35W以上に規定したことで、
小形でありながら高出力の高圧放電ランプ装置を構成し
て、しかも点灯回路の温度上昇を抑制して回路部品の熱
破壊を防止しているものである。
高圧放電ランプと;高圧放電ランプを収容するとともに
長さがL1の発光部と;高圧放電ランプを点灯させる点
灯回路と;点灯回路を収容するとともに受電部を備える
ケース部と;を具備し、全長をLとしたときに長さ比L
/L1が下記数式を満足することを特徴としている。
できるが、発光部の境界は請求項1と同様である。ま
た、高圧放電ランプの全長は、発光部およびケース部の
位置関係およびそれらの長さに関係するが、発光部の先
端から高圧放電ランプ装置の後端までとする。一般的に
は、発光部の先端から受電手段の端部までによって全長
が規定される。
ぼ前後関係に位置している場合に適用される。
部の容積比に代えて、発光部および高圧放電ランプ装置
の長さを規定することで、発光部からケース部への発生
熱の移動による点灯回路の温度上昇を許容範囲内に規制
するものである。
小さくすることで高圧放電ランプ装置の全長を小さくす
ることができる。
ス部側の部分に熱反射体を備えている場合に、熱反射体
の熱反射効果が有効に作用して、点灯回路の温度上昇防
止に寄与する。
高圧放電ランプと;高圧放電ランプを収容するとともに
長さがL1の発光部と;高圧放電ランプを点灯させる点
灯回路と;点灯回路を収容するとともに受電部を備え、
長さがL2のケース部と;を具備し、全長をLとしたと
きに長さ比L1/L2が下記数式下式を満足することを
特徴としている。
に関係なく規定されるものであり、したがって発光部お
よびケース部がたとえば軸に沿って平行関係に位置して
いる態様であってもよい。
部の容積比を規定するのに代えて発光部およびケース部
の長さを規定することにより、点灯回路の温度上昇を抑
制するものである。
請求項1ないし5のいずれか一記載の高圧放電ランプ装
置において、発光部は、高圧放電ランプと点灯回路との
間に位置する熱反射体を備えていることを特徴としてい
る。
が点灯回路側へ向かう熱放射を反射する部材である。高
圧放電ランプの発光を集光して配光に指向性を付与する
ために反射鏡を用いる場合、当該反射鏡は本発明におけ
る熱反射体を兼ねることができる。すなわち、アルミニ
ウム蒸着膜により反射膜が形成されている反射鏡におい
ては、可視光を反射するのみでなく、結果として赤外線
を含む熱線を反射する作用があるからである。
反射する赤外線反射多層干渉膜を用いることができる。
部の点灯回路側の部分に放射されると、当該部分が熱を
吸収して温度上昇する。当該部分と点灯回路との間の温
度差が高くなるほど、その間に熱の移動が多く生じる。
そして、熱の移動は伝導または2次輻射により行われ
る。
が熱反射体を上記の位置に備えていることにより、発光
部の点灯回路側の部分の温度上昇が抑制されるので、点
灯回路側への熱移動が少なくなり、それに伴い点灯回路
の発光部の発生熱による温度上昇が低減する。
請求項1ないし6のいずれか一記載の高圧放電ランプ装
置において、発光部は、反射鏡および反射鏡の投光開口
に配設された前面保護板を備えていることを特徴として
いる。
ていることにより、高圧放電ランプが万一破裂した際に
破片が飛散するのを前面保護板によって防止することが
できる。
設するには、前面保護板を耐熱性接着剤により接着する
ことができる。この場合には、反射鏡の内部を気密にす
る必要がない。しかし、要すれば前面保護板を反射鏡の
投光開口に溶着などにより気密に封着し、内部を排気し
て真空または不活性雰囲気にすることもできる。
請求項1ないし7のいずれか一記載の高圧放電ランプ装
置において、発光部は、グローブおよびグローブの開口
端側に配設された熱反射体を備えていることを特徴とし
ている。
において、グローブは、透明性および光拡散性のいずれ
であってもよい。
リヤーのまま、またはプリズム状の凹凸やレンズを形成
することもできる。
白質の透光性材料を用いるか、透明性のガラスなどの外
面または内面に光拡散性の塗膜を形成するか、サンドブ
ラスト処理などを施すかにより、光拡散性に形成するこ
とができる。
反射膜を形成することもできる。
通して高圧放電ランプが大気中で点灯するように構成し
てもよいし、気密に構成して、さらに内部を排気して真
空にするか、不活性ガスを封入することもできる。
灯回路への伝導による移動を抑制して温度上昇をなるべ
く少なくするために用いる。すなわち、高圧放電ランプ
の点灯時に発生する熱のグローブ開口端側への放射を反
射して吸収しないように作用するものである。
または金属反射面により形成することができる。金属反
射面の場合は、可視光に対する反射作用もあるので、可
視光反射が所望の配光に与える影響を考慮する必要があ
る。金属反射面において、所望の可視光反射を行わせる
ために、必要に応じて熱反射体を所望の曲面形状に成形
したものを用いることができる。
スまたはセラミックスなどの耐熱性材料を用いることが
できる。要すれば、発光部とケース部との仕切り壁に赤
外線反射多層干渉膜または反射性金属膜を蒸着などによ
り形成して熱反射体を構成することもできる。
間に空隙を形成して断熱するように構成することができ
る。
グローブの開口端側に配設したことにより、発光部から
点灯回路側への伝導や2次輻射による熱移動を抑制する
ことができ、これに伴って回路部品の温度上昇を低減す
ることができる。
い配光や指向性を有する配光など所望の配光特性を得る
ことができる。
請求項1ないし3および5ないし7のいずれか一記載の
高圧放電ランプ装置において、発光部は、凹形の反射鏡
を備えており;ケース部は、環状をなして反射鏡を包囲
するように配設されている;ことを特徴としている。
および位置を改良して、薄形で天井などに直付けするの
に好適な高圧放電ランプ装置を規定している。しかし、
本発明においては、天井直付けだけでなく、ペンダント
など種々の取り付けに対応させることができる。また、
受電手段として、口金や引掛シーリングキャップ構造を
用いることにより、薄形の高圧放電ランプ装置でありな
がら、着脱が容易にすることもできる。
して所望の指向性を有する配光になるように制御する
が、これと同時に凹形の熱反射体を構成している。した
がって、反射鏡の背面側への高圧放電ランプの発生熱の
移動は、反射鏡により抑制されるので、反射鏡を包囲す
るようにケース部を配設することが熱的に問題なく可能
になる。
在にすることにより、高圧放電ランプが寿命になった際
に、発光部のみを交換することができ、交換部品を安価
にすることができる。
ンプ装置の径がそれなりに大きくなるものの、光軸方向
への長さを反射鏡のそれより若干大きくなる程度まで大
幅に短縮することができる。したがって、薄形のスポッ
トライトを得ることができる。
は、請求項1ないし9のいずれか一記載の高圧放電ラン
プ装置において、高圧放電ランプは、放電空間を包囲す
る膨出部および膨出部の両端に連通して配置され膨出部
より内径が小さい小径筒部を備えた透光性セラミックス
放電容器、封着性部分を備え、透光性セラミックス放電
容器の小径筒部内に挿入されて小径筒部の内面との間に
わずかな隙間を形成しながら延在する給電導体、給電導
体の先端に配設されて透光性セラミックス放電容器の膨
出部内に位置している電極、透光性セラミックス放電容
器の小径筒部および給電導体の主として封着性部分の間
を封止しているセラミックス封止用コンパウンドのシー
ル、ならびに透光性放電容器内に封入されたイオン化媒
体を備えていることを特徴としている。
ックス放電容器を備えている構成を規定している。透光
性セラミックス放電容器は、石英ガラスに較べて耐熱性
および耐食性に優れていることから、点灯時の動作温度
を高めて高発光効率および高演色性を実現できるととも
に、優れた寿命特性を有する。
透光性セラミックス放電容器を製作するには、中央の膨
出部と膨出部の両端の小径筒部とを最初から一体に成形
することができる。
と、円筒の両端面に嵌合して閉鎖する一対の端板と、端
板の中央孔に嵌合して小径筒部を画成する小径筒体と
を、それぞれ仮焼結してから所要に組み立てて、さらに
全体を焼結することにより、一体の透光性セラミックス
放電容器を形成することもできる。
に中心に貫通孔を備えたセラミックスの一対の小径円筒
体を嵌合して、透光性セラミックスの円筒体の中央部に
膨出部を、また両端の小径円筒体により小径筒部を、そ
れぞれ形成し、膨出部によって放電空間を包囲する透光
性放電容器を形成することもできる。この場合、透光性
セラミックスの円筒体と、小径円筒体との間は、焼結に
よって気密に一体化してもよいし、セラミックス封止用
コンパウンドのシールによって給電導体と小径円筒体と
の間を封止するのと同時に上記シールを透光性セラミッ
クス円筒体および小径円筒体の間を封止してもよい。
部分を備えるが、封着性部分の先端に耐熱性部分を接続
するか、電極軸を直接接続するように構成されている。
耐熱性部分には、モリブデン、タングステンまたはこれ
らを主成分とする合金を用いることができる。
封着性部分よりさらに小さいにもかかわらず、セラミッ
クス封止用コンパウンドのシールによって封止する際
に、封着性部分の全体をシールで包囲する関係で、耐熱
性部分や電極軸の封着性部分に隣接する領域にもシール
が付着する。シールが付着したことにより、その界面で
のクラックを生じないようにするための配慮が要求され
る。たとえば、耐熱性部分や電極軸を肉厚10ないし0
0μmの薄肉の中空パイプにするか、直径0.2mm程
度以下の無空棒を用いる。これらの配慮は、セラミック
ス放電容器の内容積が0.04cc以下、全長30mm
以下または定格ランプ電力20W以下の小形の高圧放電
ランプにおいて特に効果的である。
ス放電容器およびセラミックス封止用コンパウンドのシ
ールとの熱膨張差により生じる応力を中空部材が吸収す
るので、クラックは生じない。
軸の断面積が著しく小さくなるために、熱伝導抵抗が大
きくなり、発熱源の電極からの伝熱量が少なくて封着性
部分に隣接する領域の温度上昇が少なくなるので、熱応
力の発生量も少なくなる。
ルについて)セラミックス封止用コンパウンドのシール
は、透光性セラミックス放電容器の小径筒部の端部領域
において、封着性部分および小径筒部の内面の間を封着
性部分を包囲して形成される。これにより透光性セラミ
ックス放電容器は封止されるとともに、給電導体が所定
の位置に固定される。
μmの薄肉のモリブデン製の中空パイプによって構成す
ることが許容されるが、本発明の高圧放電ランプ装置を
構成するには、装置の小形化を図るために、高圧放電ラ
ンプを大気中に暴露して用いるのが一般的であるから、
封着性部分はたとえ当該部分が薄肉のモリブデンによっ
て構成されていたしても、外部に露出しないようにシー
ルで被覆する。この場合、封着性部分に耐酸化性導電体
たとえば白金からなる外部リード線を接続して、外部リ
ード線をシールを貫通して外部に導出することができ
る。
ドのシールを所定の位置に形成するには、封止予定部を
上にして透光性セラミックス放電容器を固定し、封止予
定部の外側に固形のセラミックス封止用コンパウンドを
施与して加熱する。すると、セラミックス封止用コンパ
ウンドは、加熱により溶融して小径筒部と封着性部分と
の間に進入し、さらに溶融したセラミックス封止用コン
パウンドの先端が耐熱性部材の中間部の所定位置まで進
入したところで冷却する。
ドのシールが形成される。
の小径筒部の内面と給電導体との間に形成されるわずか
な隙間の幅寸法は、本発明において特段制限されない
が、比較的小形の高圧放電ランプにおいては、0.21
mm以上であることが好ましい。
電ランプにおいては、従来技術を比例的に縮小して適用
しても、良好なものを得ることができないことが分かっ
た。すなわち、ランプ電力が小さくなった場合、発光効
率を確保するためには、適正な最冷部温度を確保する必
要があり、これには透光性放電容器全体の熱容量の減少
が不可欠である。この際、ランプ電力が比較的大きい場
合の考え方で、透光性放電容器の形状および電極寸法な
どを単純に比例的に減少させると、点灯後短時間で封止
部分にリークが発生する。これは、透光性放電容器を小
さくすると、放電プラズマを始めとする発熱体からの封
止部分への熱伝達形態、すなわち熱伝導、対流、輻射の
バランスが崩れるからであると考えられる。
は、発光金属の金属ハロゲン化物を含んで構成すること
ができる。
ては、よう素、臭素、塩素またはフッ素のいずれか一種
または複数種を用いることができる。
平均演色評価数Raおよび発光効率などについて所望の
発光特性を備えた放射を得るため、さらには透光性セラ
ミックス放電容器のサイズおよび入力電力に応じて、既
知の金属ハロゲン化物の中から任意所望に選択すること
ができる。たとえば、ナトリウムNa、リチウムLi、
スカンジウムSc、および希土類金属からなるグループ
の中から選択された一種または複数種のハロゲン化物を
用いることができる。
ることができる。水銀に代えて蒸気圧が比較的高くて可
視光領域における発光が少ないか、発光しない金属たと
えばアルミニウムなどのハロゲン化物を封入することも
できる。
オンなどを用いることができる。
体に発光金属のハロゲン化物を含んでいるので、高圧放
電ランプはいわゆるメタルハライドランプとして作動す
る。
は、請求項1ないし10のいずれか一記載の高圧放電ラ
ンプ装置において、高圧放電ランプは、定格消費電力が
70W以下であることを特徴としている。
物を封入した高圧放電ランプは、高演色性であるととも
に、高い発光効率が得られるから、高圧放電ランプ装置
を屋内照明特に店舗照明に用いる場合には、70W以下
の定格消費電力が好適である。
置を用いる場合、スポットライトやダウンライトとして
用いることが中心になるので、本発明によれば、配光が
シャープで、高演色性であるから、これらの照明に最適
である。
ては、たとえば定格消費電力25Wで120W白熱電球
相当の光束が得られる。同様に20Wで85W相当、1
7Wで75W相当、さらに7Wで20W相当の光束を得
ることが可能である。
を参照して説明する。
1の実施形態を示す正面図である。
示す拡大正面図である。
を示す要部拡大縦断面図である。
す拡大斜視図である。
Pは発光部、OCは点灯回路、CPはケース部である。
ンプHDは、透光性セラミックス放電容器1、給電導体
2、外部リード線3、電極4およびシール5を備えてい
る。
1aおよび小径筒部1b、1bを備えている。
て絞られている中空のほぼ楕円球状をなしている。
面によってつながり一体成形によって透光性セラミック
ス放電容器2を形成している。
ロゲン化物部分2bからなる。
1bとの間で透光性セラミックス放電容器1を封止する
際に機能する。そして、封着性部分2aは、図3および
図4に示すように、封着金属製の中空パイプからなり、
その先端部近傍において側面に開口2a1、2a1を備
えている。
筒状に湾曲させて合わせ目にわずかな隙間があるととも
に、軸と平行な接合線2a2を備えている。
物性の金属製のパイプからなり、封着性部分2aの先端
に挿入されて接続するとともに、先端が透光性セラミッ
クス放電容器1の膨出部1a内に延在して電極を構成し
ている。
ゲン化物性の金属の薄板を筒状に湾曲させて合わせ目に
わずかな隙間があるとともに、軸と平行な接合線2b1
を備えている。
なり、封着性部分2aの基端に先端が挿入されて接続し
ていて、後述するセラミックス封止用コンパウンドのシ
ール5から外部に突出している。
部分2bの先端部によって構成されているので、円筒状
をなしている。
クス放電容器1の小径筒部1bの内面と、耐ハロゲン化
物部分2bの外面との間にわずかな隙間gを形成するよ
うに透光性セラミックス放電容器1の小径筒部1bから
内部に挿入される。
1の小径筒部1bおよび封着性部分2aおよび耐ハロゲ
ン化物部分2bの間に形成されたわずかな隙間gにおい
て、先端が耐ハロゲン化物部分2bの基端部まで達して
いて封着性部分2aの全体を包囲している。 また、セ
ラミックス封止用コンパウンドは、溶融状態のときに封
着性部分2aの一対の開口2a1、2a1からパイプの
中に流入して、耐ハロゲン化物部分2bの封着性部分2
aとの接続部分をも包囲しているシールの膜5aを形成
する。これにより、シールの膜5aのある位置の横断面
において透光性セラミックス放電容器1、封着性部分2
aおよびシール5による気密断面を形成している。
ガス雰囲気中で封止の前工程で発光金属の金属ハロゲン
化物を導入している。
射鏡11、前面保護板12、支持台13、外側保護手段
14、接続導体15を備えている。
b、挿通孔11cおよび支持部11dからなる。
をなし、内面に回転放物面を形成している。
放物面状に形成されている。
おいて光軸と直角な直線を中心として反射鏡11の両側
面に形成されており、高圧放電ランプHDの透光性セラ
ミックス放電容器1の小径筒部1bの端部近傍が挿通す
るためのものである。
焦点が電極間に位置するように配設される。この状態で
高圧放電ランプHDの両端の小径筒部1b、1bおよび
外部リード線3が挿通孔11cを貫通して反射鏡11の
外側に露出する。
形されていて、反射鏡11を支持する際に用いられる。
り、反射鏡11の投光開口に耐熱性接着剤によって接着
されて、投光開口を閉塞している。
なしているとともに、前面中央に反射鏡11の支持部1
1dを受け入れる支持溝13aおよび一対の導体挿通孔
13b、13bを備えている。そして、支持溝13aに
嵌合された反射鏡11の支持部11dは、無機接着剤B
によって固着される。
支持台13の外周から一体に起立して筒状に形成されて
いる。そして、外側保護手段14は、反射鏡11および
高圧放電ランプHDの外側への露出部を包囲する。
Dの外部リード線3に接続し、支持台13の導体挿通孔
13bを貫通して支持台13の裏面側へ導出されてい
る。
は、発光部LPの背面側に配設され、その入力端は後述
する受電手段に接続し、出力端は発光部LPの接続導体
15に接続している。
装された高周波インバータを主体として構成されてい
る。
は、ケース31、受電手段32からなる。
形成され、下端に支持台13により閉塞される開口31
a、上端に受電手段装着部31bを備えている。また、
ケース31の内部には、点灯回路OCを収納するととも
に、これを定置している。
1の受電手段装着部31bに装着されている。
示す高圧放電ランプであって、以下の仕様である。
酸化アルミニウムからなり、膨出部1aの最大外径約
5.5mm、小径筒部1bの外径1.7mm、全長30
mm、内容積は0.03ccである。
8mm、肉厚0.18mm、全長3.5mmのニオブ製
の中空パイプからなる。耐ハロゲン化物部分2bが内径
0.29mm、肉厚約50μm、全長8mmのタングス
テン製の中空パイプからなる。封着性部分2a、耐ハロ
ゲン化物部分2bは、いずれも平均約2μmのわずかな
隙間のある接合線2a2、2b1を備えている。
0.29mmである。
って構成されている。
の小径筒部1bの内面と、耐ハロゲン化物部分2bの外
面との間に形成されるわずかな隙間gは0.21mmで
ある。
系の固形のセラミックス封止用コンパウンドを用いてい
る。
DyI3および水銀を適量透光性セラミックス放電容器
1内に封入し、さらにアルゴンガスを約13300Pa
封入した。
力20Wである。 <発光部LP> 反射鏡11:ガラス製、開口径48mm、反射面はアル
ミニウム蒸着 前面保護板12:透明ガラス 支持台13:ステアタイト製 外側保護手段14:ステアタイト製 発光部の容積:56cc 発光部の長さ:36mm <ケース部CP> ケース31:ステアタイト 受電手段32:E26形ねじ口金 ケース部の容積:71cc ケース部の長さ:69mm <高圧放電ランプ装置全体> 外径×長さ:48mm×105mm 定格消費電力:22W 図6は、本発明の高圧放電ランプ装置の第1の実施形態
における高圧放電ランプの変形例を示す拡大縦断面図で
ある。
一符号を付して説明は省略する。
放電容器1に代えて石英ガラス放電容器1’を備えてい
る。そして、これに伴い給電導体2’が異なっている。
箔からなる。石英ガラス放電容器1’の両端部を封着性
部分2a’の部分でピンチシールして石英ガラス放電容
器1’を封止するとともに、給電導体2’を固定してい
る。
2の実施形態を示す正面図である。
については同一符号を付して説明は省略する。
11’を用いている点で異なる。
を示す中央断面正面図である。
ついては同一符号を付して説明は省略する。
反射鏡の光軸に一致させて配設している点で異なる。
状部に形成された頂部開口11eを備えており、高圧放
電ランプの両端の外部リード線3、3に先端を接続した
接続導体15a、15bの基端側を頂部開口11eに挿
通させ、無機接着剤11fで固定している。なお、一方
の接続導体15aには、絶縁スリーブ15cを装着して
他方の接続導体15bとの間の絶縁沿面距離を大きくし
ている。
態を示す正面図である。
については同一符号を付して説明を省略する。
ていて、発光部の背面側を包囲して配設されている点で
異なる。
および鍔部13dを備えている。
基板31aおよび環状の蓋体31bから構成されてい
る。
囲に一対の取付孔31a2、31a2が形成され、周縁
が立ち下がり縁31a3を備えている。取付孔31a2
は、大径孔およびこれに連続する円弧孔からなる。
い。)を受電孔3a1を経由してケース部CP内に導入
して点灯回路OCの入力端に接続する。したがって、受
電孔31a1および受電孔31a1から導入される電源
線が受電手段を構成する。
に取り付けるには、天井などの取付面に所定間隔で一対
のねじを予め緩くねじ込んでおいてから、基板31aを
取付面に押し当て、ねじの頭に取付孔31a2の大径孔
を挿通してから、次に基板31aを回動させて円弧孔の
部分にねじが位置する状態にして、ねじを締め付けるこ
とにより、基板31aを取り付けることができる。
成され、周縁に立ち上がり縁31b2を備えている。そ
して、蓋体31bは、その立ち上がり縁31b2が基板
31aの立ち下がり縁31a3に嵌合した状態で基板3
1aに着脱自在に取り付けられる。
中央に嵌合孔21aが形成されていることで環状をなし
ていて、ケース部CP内に浮いた状態で装着されてい
る。
凸部13aを配線基板21’の嵌合孔21aに嵌合した
状態で、接続導体15をはんだ付けすることにより、点
灯回路OCに固定されている。そして、発光部LPの反
射鏡11が蓋体31bの大径孔31b1から外部に露出
している。
態を示す縦断面図である。
一符号を付して説明は省略する。
てグローブ16を用いている。
ほぼ半球状をなし、その開口端が支持台13”の周縁に
形成した周溝13eに係合し、かつ耐熱性接着剤によっ
て固着されている。
との間に熱反射体17および空気断熱層18が配設され
ている。
接して支持台13”の凹窪部を形成することにより、支
持台13”と熱反射体17との間に形成されている。
高圧放電ランプを収容する発光部を相対的に小形化し
て、発光部と、高圧放電ランプの点灯回路を収容すると
ともに受電手段を備えるケース部との容積比またはこれ
に代えて長さ比あるいは発光部と全体との長さ比を所定
範囲内に入るように規定したことにより、点灯回路の温
度上昇が少なくて、回路部品の熱破壊を防止した高圧放
電ランプ装置を提供することができる。
容積VLと、ケース部の容積VCとの容積比VL/VC
が下記数式を満足することにより、発光部からケース部
への熱の移動を少なくするために、点灯回路の温度上昇
が少なくて、回路部品の熱破壊を防止した高圧放電ラン
プ装置を提供することができる。
を満足することにより、発光部をさらに相対的に小形化
して、発光部からケース部への熱の移動を一層少なくす
るために、点灯回路の温度上昇が少なくて、回路部品の
熱破壊を防止した高圧放電ランプ装置を提供することが
できる。
格消費電力P/VL(W/cc)が下記数式を満足する
ことにより、小形でありながら高出力で、しかも点灯回
路の温度上昇を抑制して回路部品の熱破壊を防止した高
圧放電ランプ装置を提供することができる。
長Lの比L/L1が下記数式を満足することにより、発
光部からケース部への熱の移動を少なくするために、点
灯回路の温度上昇が少なくて、回路部品の熱破壊を防止
した高圧放電ランプ装置を提供することができる。
の長さL2の比L1/L2が下記数式を満足することに
より、全長に関係なく発光部からケース部への熱の移動
を少なくするために、点灯回路の温度上昇が少なくて、
回路部品の熱破壊を防止した高圧放電ランプ装置を提供
することができる。
灯回路との間に位置する熱反射体を備えていることによ
り、高圧放電ランプから点灯回路に向かう熱を反射して
点灯回路の温度上昇を抑制する高圧放電ランプ装置を提
供することができる。
投光開口に前面保護板を配設していることにより、万一
高圧放電ランプが破裂しても破片の被照面に対する飛散
を防止する高圧放電ランプ装置を提供することができ
る。
ブおよびグローブの開口端側に配設された熱反射体を備
えていることにより、発光部から点灯回路側への熱移動
を抑制して回路部品の温度上昇を防止するとともに、グ
ローブの構成によって指向性のない配光や指向性のある
配光など所望の配光特性を有する高圧放電ランプ装置を
提供することができる。
反射鏡を備えるとともに、ケース部が環状をなして反射
鏡の背後を包囲するように配設されていることにより、
極めて薄形でありながら、発光部からケース部への熱の
移動を少なくするために、点灯回路の温度上昇が少なく
て、回路部品の熱破壊を防止した高圧放電ランプ装置を
提供することができる。
電ランプが透光性セラミックス放電容器を備えているこ
とにより、高演色性、高発光効率および長寿命の高圧放
電ランプ装置を提供することができる。
費電力が70W以下であることにより、屋内特に店舗用
として好適な高圧放電ランプ装置を提供することができ
る。
を示す正面図
図
拡大縦断面図
における高圧放電ランプの変形例を示す拡大縦断面図
を示す正面図
を示す中央断面正面図
態を示す正面図
態を示す縦断面図
Claims (11)
- 【請求項1】高圧放電ランプと;高圧放電ランプを収容
するとともに容積がVLの発光部と;高圧放電ランプを
点灯させる点灯回路と;点灯回路を収容するとともに受
電部を備え、容積がVCのケース部と;を具備し、容積
比VL/VCが下記数式を満足することを特徴とする高
圧放電ランプ装置。 VL/VC<1.0 - 【請求項2】容積比VL/VCが下記数式を満足するこ
とを特徴とする請求項1記載の高圧放電ランプ装置。 VL/VC<0.6 - 【請求項3】発光部の単位容積当たりの定格消費電力P
/VL(W/cc)が下記数式を満足することを特徴と
する請求項1または2記載の高圧放電ランプ装置。 P/VL≧0.35 - 【請求項4】高圧放電ランプと;高圧放電ランプを収容
するとともに長さがL1の発光部と;高圧放電ランプを
点灯させる点灯回路と;点灯回路を収容するとともに受
電部を備えるケース部と;を具備し、全長をLとしたと
きに長さ比L/L1が下記数式を満足することを特徴と
する高圧放電ランプ装置。 L/L1≧2.5 - 【請求項5】高圧放電ランプと;高圧放電ランプを収容
するとともに長さがL1の発光部と;高圧放電ランプを
点灯させる点灯回路と;点灯回路を収容するとともに受
電部を備え、長さがL2のケース部と;を具備し、全長
をLとしたときに長さ比L1/L2が下記数式下式を満
足することを特徴とする高圧放電ランプ装置。 L1/L2≦0.85 - 【請求項6】発光部は、高圧放電ランプと点灯回路との
間に位置する熱反射体を備えていることを特徴とする請
求項1ないし5のいずれか一記載の高圧放電ランプ装
置。 - 【請求項7】発光部は、反射鏡および反射鏡の投光開口
に配設された前面保護板を備えていることを特徴とする
請求項1ないし6のいずれか一記載の高圧放電ランプ装
置。 - 【請求項8】発光部は、グローブおよびグローブの開口
端側に配設された熱反射体を備えていることを特徴とす
る請求項1ないし7のいずれか一記載の高圧放電ランプ
装置。 - 【請求項9】発光部は、凹形の反射鏡を備えており;ケ
ース部は、環状をなして反射鏡を包囲するように配設さ
れている;ことを特徴とする請求項1ないし3および5
ないし7のいずれか一記載の高圧放電ランプ装置。 - 【請求項10】高圧放電ランプは、放電空間を包囲する
膨出部および膨出部の両端に連通して配置され膨出部よ
り内径が小さい小径筒部を備えた透光性セラミックス放
電容器、封着性部分を備え、透光性セラミックス放電容
器の小径筒部内に挿入されて小径筒部の内面との間にわ
ずかな隙間を形成しながら延在する給電導体、給電導体
の先端に配設されて透光性セラミックス放電容器の膨出
部内に位置している電極、透光性セラミックス放電容器
の小径筒部および給電導体の主として封着性部分の間を
封止しているセラミックス封止用コンパウンドのシー
ル、ならびに透光性放電容器内に封入されたイオン化媒
体を備えていることを特徴とする請求項1ないし9のい
ずれか一記載の高圧放電ランプ装置。 - 【請求項11】高圧放電ランプは、定格消費電力が70
W以下であることを特徴とする請求項1ないし10のい
ずれか一記載の高圧放電ランプ装置。
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---|---|---|---|
JP28311598A JP4249298B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 高圧放電ランプ装置 |
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JP2000113855A true JP2000113855A (ja) | 2000-04-21 |
JP4249298B2 JP4249298B2 (ja) | 2009-04-02 |
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ID=17661426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28311598A Expired - Fee Related JP4249298B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 高圧放電ランプ装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009521787A (ja) * | 2005-12-22 | 2009-06-04 | ガーディアン・インダストリーズ・コーポレーション | 少なくともirブロック膜又はuvブロック膜を備える光学ディフューザ |
KR101154557B1 (ko) * | 2009-12-30 | 2012-06-08 | 주식회사 바오컨텐츠 | 발열 유닛 및 이를 이용한 노면 가열 장치 |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP28311598A patent/JP4249298B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
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