JP2000113675A - データ伝送方法、データ伝送装置及び半導体メモリ - Google Patents

データ伝送方法、データ伝送装置及び半導体メモリ

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JP2000113675A
JP2000113675A JP10287174A JP28717498A JP2000113675A JP 2000113675 A JP2000113675 A JP 2000113675A JP 10287174 A JP10287174 A JP 10287174A JP 28717498 A JP28717498 A JP 28717498A JP 2000113675 A JP2000113675 A JP 2000113675A
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JP
Japan
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data transmission
potential
phase data
capacitor
switch
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JP10287174A
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English (en)
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Yoshihisa Saito
美寿 齋藤
Junji Ogawa
淳二 小川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数個のドライバを同一のデータ伝送路に接続
してなるデータ伝送装置に関し、データ伝送の高速化
と、低消費電力化とを図る。 【解決手段】複数個のドライバとして、出力トランジス
タをオフとすることによるハイインピーダンス出力機能
を有するドライバ30〜33を備えると共に、レシーバ
として、符号間干渉成分除去機能付きアンプ39を備
え、ドライバ30〜33からタイミングをずらしてデー
タD1、/D1〜D4、/D4をデータバスDB、/D
Bに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個のドライバ
を同一のデータ伝送路に接続してなるデータ伝送装置に
おけるデータ伝送方法、及び、複数個のドライバを同一
のデータ伝送路に接続してなるデータ伝送装置、及び、
半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体メモリの一種であるシン
クロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
(以下、SDRAMという)におけるデータ出力周波数
(カラムサイクル周波数)は、規格やユーザの要求によ
って決まるが、プロセッサや外部バスの高速化に伴い、
SDRAMに要求されるデータ出力周波数は高まる一方
である。
【0003】しかし、SDRAM内のトランジスタの性
能がロジック用の製造プロセスで作成されるトランジス
タに比べて一世代以上劣っていること、及び、面積を削
減するために配線等の負荷に比べて各ドライバのサイズ
が小さめであること等の事情により、SDRAMの内部
スピードがデータ出力周波数に間に合わないという問題
が発生している。
【0004】そこで、出力バッファの前段にパラレル・
シリアル変換回路を設け、メモリセルアレイ部からのデ
ータの読出しをパラレルに行い、読み出されたパラレル
データをパラレル・シリアル変換回路に伝送してシリア
ル化することにより、データ出力の高速化を図るように
したSDRAMが開発されており、図35は、このよう
なSDARMの一例の要部を示している。
【0005】図35中、1〜4はメモリセルアレイ部、
DB1はメモリセルアレイ部1、2に対応して設けられ
ている単相型データバス、DB2はメモリセルアレイ部
3、4に対応して設けられている単相型データバスであ
る。
【0006】また、5はメモリセルアレイ部1から読み
出されたデータを単相型データバスDB1に出力するセ
ンスバッファ、6はメモリセルアレイ部2から読み出さ
れたデータを単相型データバスDB1に出力するセンス
バッファである。
【0007】また、7はメモリセルアレイ部3から読み
出されたデータを単相型データバスDB2に出力するセ
ンスバッファ、8はメモリセルアレイ部4から読み出さ
れたデータを単相型データバスDB2に出力するセンス
バッファである。
【0008】このSDRAMにおいては、データ読出し
時、メモリセルアレイ部1、3又はメモリセルアレイ部
2、4が同時に選択され、これらメモリセルアレイ部
1、3又はメモリセルアレイ部2、4から読み出された
データがセンスバッファ5、7又はセンスバッファ6、
8を経由して同時に単相型データバスDB1、DB2に
出力される。
【0009】また、9はセンスバッファ5、7又はセン
スバッファ6、8から単相型データバスDB1、DB2
に出力されたパラレルデータをシリアルデータSDに変
換するパラレル・シリアル変換回路である。
【0010】また、10はパラレル・シリアル変換回路
9から出力されるシリアルデータSDを外部に出力する
ための出力バッファ、11は出力バッファ10から出力
データDQが出力されるパッドである。
【0011】図36は図35に示す従来のSDRAMの
動作例を示す波形図であり、図36AはクロックCL
K、図36Bは単相型データバスDB1の電位、図36
Cは単相型データバスDB2の電位、図36Dはパラレ
ル・シリアル変換回路9から出力されるシリアルデータ
SDを示している。
【0012】即ち、図35に示す従来のSDRAMにお
いては、前述したように、データ読出し時、メモリセル
アレイ部1、3又はメモリセルアレイ部2、4から同時
にデータが読み出され、これら同時に読み出されたデー
タは、センスバッファ5、7又はセンスバッファ6、8
を経由して単相型データバスDB1、DB2に出力さ
れ、2ビット・パラレルデータとしてパラレル・シリア
ル変換回路9に伝送される。
【0013】そして、パラレル・シリアル変換回路9に
おいては、単相型データバスDB1、DB2を伝送され
てきた2ビット・パラレルデータは、単相型データバス
DB1を伝送されてきたデータが先行するデータとなる
ようなシリアルデータSDに変換され、出力バッファ1
0を介してパッド11に出力される。
【0014】このように、図35に示す従来のSDRA
Mは、内部におけるデータの伝送を2クロックサイクル
で行い、外部への出力は1クロックサイクルで行うこと
により、データ出力の高速化を図るとするものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図35に示す
従来のSDRAMにおいては、パラレル・シリアル変換
回路9を設けていることから、単相型データバスDB
1、DB2をフルスイングさせる必要があり、このた
め、消費電力の増大化を招いてしまうという問題点があ
った。
【0016】たとえば、I/O端子数が32であれば、
単相型データバスDB1、DB2に該当するデータバス
として64本のデータバスを必要とするが、これらデー
タバスは、チップ面を長辺方向に延びるように形成され
るので、配線長も長くなり、データバスの容量値が大き
くなるので、消費電力の増大化を招いてしまう。
【0017】また、現在以上の高速化を図ろうとする
と、パラレル・シリアル変換回路9が要求するデータの
セットアップ時間及びホールド時間の確保が困難とな
る。特に、クロックCLKの立ち上がり及び立ち下がり
に同期させてデータの読み書きを行うSDRAMにおい
ては、クロック周波数が同一でも、内部動作は倍速とな
るので、パラレル・シリアル変換回路9が要求するデー
タのセットアップ時間及びホールド時間の確保が、クロ
ックの立ち上がり又は立ち下がりに同期してデータの読
み書きを行うSDARMよりも困難となる。
【0018】ここに、たとえば、本発明者が以前に発明
した図37に示すようなデータ伝送装置をSDRAMに
搭載する場合には、内部におけるデータ伝送の高速化に
よる外部へのデータ出力速度の高速化と低消費電力化と
を図ることができる(特願平9−318572号参
照)。
【0019】図37中、DBはデータ伝送路をなす単相
型データバス、13〜16はデータD1〜D4を出力す
るドライバ、17〜20はドライバ13〜16から出力
されるデータD1〜D4の単相型データバスDBへの出
力を制御するスイッチ、21はレシーバをなす符号間干
渉成分除去機能付きアンプ、DOUTは符号間干渉成分
除去機能付きアンプ21の出力である。
【0020】図38は図37に示すデータ伝送装置の動
作例を示す波形図であり、図38Aはドライバ13〜1
6の出力D1〜D4、図38Bはスイッチ17〜20の
ON、OFF状態、図38Cは単相型データバスDBの
電位、図38Dは符号間干渉成分除去機能付きアンプ2
1の出力DOUTを示している。
【0021】即ち、図37に示すデータ伝送装置は、ド
ライバ13〜16から出力されるデータD1〜D4を単
相型データバスDBを介して符号間干渉成分除去機能付
きアンプ21に伝送する場合、ドライバ13〜16から
同時にデータD1〜D4を出力すると共に、スイッチ1
7〜20を順に選択的にオンとするものである。
【0022】このデータ伝送装置によれば、レシーバと
して符号間干渉成分除去機能付きアンプ21を備えてい
るので、ドライバ13〜16から出力される各データを
伝送するごとに単相型データバスDBをプリチャージす
る必要がないので、データ伝送の高速化と、低消費電力
化とを図ることができる。
【0023】しかし、ドライバ13〜16と単相型デー
タバスDBとの間にスイッチ17〜20を設けているの
で、データのビットタイムは、これらスイッチ17〜2
0が開いている時間によって決まるため、これらスイッ
チ17〜20の動作スピードがデータ伝送の更なる高速
化を図る場合の制限になる可能性があるという問題点が
あった。
【0024】本発明は、かかる点に鑑み、複数個のドラ
イバを同一のデータ伝送路に接続してなるデータ伝送装
置におけるデータ伝送方法であって、データ伝送の高速
化と低消費電力化とを図ることができるようにしたデー
タ伝送方法を提供することを第1の目的とし、複数個の
ドライバを同一のデータ伝送路に接続してなるデータ伝
送装置であって、データ伝送の高速化と低消費電力化と
を図ることができるようにしたデータ伝送装置を提供す
ることを第2の目的とし、内部におけるデータ伝送の高
速化による外部へのデータ出力の高速化と低消費電力化
とを図ることができるようにした半導体メモリを提供す
ることを第3の目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明中、第1の発明
は、複数個のドライバを同一のデータ伝送路に接続して
なるデータ伝送装置におけるデータ伝送方法であって、
複数個のドライバとして、出力トランジスタをオフとす
ることによるハイインピーダンス出力機能を有するドラ
イバを使用すると共に、レシーバとして、符号間干渉成
分除去機能を有するレシーバを使用し、同一のデータ伝
送路に接続された複数個のドライバのうちの全部のドラ
イバ又は一部複数個のドライバからデータ伝送路にデー
タを出力させる場合、各ドライバからタイミングをずら
してデータを出力させるというものである。
【0026】本発明中、第1の発明のデータ伝送方法に
よれば、同一のデータ伝送路に接続された複数個のドラ
イバのうちの全部のドライバ又は一部複数個のドライバ
からデータ伝送路にデータを出力させる場合、各ドライ
バからタイミングをずらしてデータを出力させるとして
いるので、ドライバとデータ伝送路との間にスイッチを
設ける必要がない。
【0027】また、データ伝送路そのものを各ドライバ
で駆動するだけで、複数個のドライバから出力されるデ
ータをそのままシリアルデータに変換することができる
ので、パラレル・シリアル変換回路を設ける必要がな
く、パラレル・シリアル変換回路へのデータの取り込み
タイミングの問題も生じない。
【0028】また、レシーバとして、符号間干渉成分除
去機能付きアンプを使用するとしているので、各ドライ
バからデータを伝送するごとにデータ伝送路をプリチャ
ージする必要がなく、また、データの伝送タイミングが
多少ずれても、前データと現在のデータとの比較により
伝送データを判定することができる。
【0029】したがって、本発明中、第1の発明のデー
タ伝送方法によれば、データ伝送の高速化と、低消費電
力化とを図ることができる。
【0030】本発明中、第2の発明は、複数個のドライ
バを同一のデータ伝送路に接続してなるデータ伝送装置
におけるデータ伝送装置であって、複数個のドライバと
して、出力トランジスタをオフとすることによるハイイ
ンピーダンス出力機能を有するドライバを備えると共
に、レシーバとして、符号間干渉成分除去機能を有する
レシーバを備えているというものである。
【0031】本発明中、第2の発明のデータ伝送装置に
よれば、同一のデータ伝送路に接続された複数個のドラ
イバのうちの全部のドライバ又は一部複数個のドライバ
からデータ伝送路にデータを出力させる場合、各ドライ
バからタイミングをずらしてデータを出力させるように
する場合には、ドライバとデータ伝送路との間にスイッ
チを設ける必要がなく、このように構成することは可能
である。
【0032】また、データ伝送路そのものを各ドライバ
により駆動するだけで、複数個のドライバから出力され
るデータをそのままシリアルデータに変換することがで
きるので、パラレル・シリアル変換回路を設ける必要が
なく、パラレル・シリアル変換回路へのデータの取り込
みタイミングの問題も生じない。
【0033】また、レシーバとして、符号間干渉成分除
去機能付きアンプを備えるとしているので、各ドライバ
からデータを伝送するごとにデータ伝送路をプリチャー
ジする必要がなく、また、データの伝送タイミングが多
少ずれても、前データと現在のデータとの比較により伝
送データを判定することができる。
【0034】したがって、本発明中、第2の発明のデー
タ伝送装置によれば、データ伝送の高速化と、低消費電
力化とを図ることができる。
【0035】本発明中、第3の発明は、半導体メモリの
発明であり、第2の発明のデータ伝送装置を備えている
というものである。
【0036】本発明中、第3の発明の半導体メモリにお
いては、第2の発明のデータ伝送装置を備えるとしてい
るので、第2の発明のデータ伝送装置と同様の作用を得
ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図34を参照して、
本発明のデータ伝送方法、データ伝送装置及び半導体メ
モリの第1実施形態及び第2実施形態について説明す
る。なお、本発明のデータ伝送方法の第1実施形態及び
第2実施形態は、それぞれ、本発明のデータ伝送装置の
第1実施形態及び第2実施形態の説明に含まれる。
【0038】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態・
・図1〜図14図1は本発明のデータ伝送装置の第1実
施形態の要部を示す回路図であり、図1中、DB、/D
Bは相補型データバス、30〜33はドライバである。
【0039】ドライバ30は、相補データd1、/d1
を入力して相補データD1、/D1を相補型データバス
DB、/DBに出力するものであり、ドライバ31は、
相補データd2、/d2を入力して相補データD2、/
D2を相補型データバスDB、/DBに出力するもので
ある。
【0040】また、ドライバ32は、相補データd3、
/d3を入力して相補データD3、/D3を相補型デー
タバスDB、/DBに出力するものであり、ドライバ3
3は、相補データd4、/d4を入力して相補データD
4、/D4を相補型データバスDB、/DBに出力する
ものである。
【0041】また、34はイネーブル信号EN1〜EN
4を出力してドライバ30〜33からの相補データD
1、/D1〜D4、/D4の相補型データバスDB、/
DBへの出力タイミングを制御するタイミング制御回路
である。
【0042】また、35、36は電源電位VCCと接地
電位VSSとの中間電位VTTを供給する中間電位線、
37、38は終端抵抗、39はレシーバをなす符号間干
渉成分除去機能付きアンプ、DOUTは符号間干渉成分
除去機能付きアンプ39の出力である。
【0043】図2はドライバ30の構成を示す回路図で
あり、ドライバ31〜33も同様に構成されている。図
2中、41は正相データd1を入力して正相データD1
を正相データバスDBに出力する正相データ用ドライ
バ、42は逆相データ/d1を入力して逆相データ/D
1を逆相データバス/DBに出力する逆相データ用ドラ
イバである。
【0044】また、正相データ用ドライバ41におい
て、43は正相データd1とイネーブル信号EN1とを
NAND処理するNAND回路、44はイネーブル信号
EN1を反転するインバータ、45は正相データd1と
インバータ44の出力とをNOR処理するNOR回路で
ある。
【0045】また、46はNAND回路43の出力によ
りオン、オフが制御されるプルアップ用の出力トランジ
スタをなすpMOSトランジスタ、47はNOR回路4
5の出力によりオン、オフが制御されるプルダウン用の
出力トランジスタをなすnMOSトランジスタである。
【0046】なお、pMOSトランジスタ46は、ソー
スをVCC電源線に接続され、ドレインをnMOSトラ
ンジスタ47のドレインに接続され、nMOSトランジ
スタ47は、ソースをVSS電源線に接続され、pMO
Sトランジスタ46のドレインとnMOSトランジスタ
47のドレインとの接続点は、正相データバスDBに接
続されている。
【0047】また、逆相データ用ドライバ42におい
て、48は逆相データ/d1とイネーブル信号EN1と
をNAND処理するNAND回路、49はイネーブル信
号EN1を反転するインバータ、50は逆相データ/d
1とインバータ49の出力とをNOR処理するNOR回
路である。
【0048】また、51はNAND回路48の出力によ
りオン、オフが制御されるプルアップ用の出力トランジ
スタをなすpMOSトランジスタ、52はNOR回路5
0の出力によりオン、オフが制御されるプルダウン用の
出力トランジスタをなすnMOSトランジスタである。
【0049】なお、pMOSトランジスタ51は、ソー
スをVCC電源線に接続され、ドレインをnMOSトラ
ンジスタ52のドレインに接続され、nMOSトランジ
スタ52は、ソースをVSS電源線に接続され、pMO
Sトランジスタ51のドレインとnMOSトランジスタ
52のドレインとの接続点は、逆相データバス/DBに
接続されている。
【0050】このように構成されたドライバ30におい
ては、図3に示すように、イネーブル信号EN1=
“1”(論理1、Hレベル)、正相データd1=
“1”、逆相データ/d1=“0”(論理0、Lレベ
ル)の場合には、NAND回路43の出力=“0”、イ
ンバータ44の出力=“0”、NOR回路45の出力=
“0”、pMOSトランジスタ46=ON、nMOSト
ランジスタ47=OFFとなり、正相データD1=
“1”となる。
【0051】また、NAND回路48の出力=“1”、
インバータ49の出力=“0”、NOR回路50の出力
=“1”、pMOSトランジスタ51=OFF、nMO
Sトランジスタ52=ONとなり、逆相データ/D1=
“0”となる。
【0052】また、図4に示すように、イネーブル信号
EN=“1”、正相データd1=“0”、逆相データ/
d1=“1”の場合には、NAND回路43の出力=
“1”、インバータ44の出力=“0”、NOR回路4
5の出力=“1”、pMOSトランジスタ46=OF
F、nMOSトランジスタ47=ONとなり、正相デー
タD1=“0”となる。
【0053】また、NAND回路48の出力=“0”、
インバータ49の出力=“0”、NOR回路50の出力
=“0”、pMOSトランジスタ51=ON、nMOS
トランジスタ52=OFFとなり、逆相データ/D1=
“1”となる。
【0054】これに対して、図5に示すように、イネー
ブル信号EN1=“0”の場合には、NAND回路43
の出力=“1”、インバータ44の出力=“1”、NO
R回路45の出力=“0”、pMOSトランジスタ46
=OFF、nMOSトランジスタ47=OFFとなり、
正相データ用ドライバ41の出力状態は、ハイインピー
ダンス状態となる。
【0055】また、NAND回路48の出力=“1”、
インバータ49の出力=“1”、NOR回路50の出力
=“0”、pMOSトランジスタ51=OFF、nMO
Sトランジスタ52=OFFとなり、逆相データ用ドラ
イバ42の出力状態は、ハイインピーダンス状態とな
る。
【0056】図6はドライバ30〜33の動作例を示す
波形図であり、図6AはクロックCLK、図6Bは正相
データd1〜d4(逆相データ/d1〜/d4は図示を
省略)、図6Cはイネーブル信号EN1〜EN4、図6
Dは正相データD1〜D4(逆相データ/D1〜/D4
は図示を省略)、図6Eは正相データバスDBの電位
(逆相データバス/DBの電位は図示を省略)を示して
いる。
【0057】即ち、イネーブル信号EN1、EN2、E
N3、EN4をクロックCLKの立ち上がりエッジに対
して0、π/2、π、3π/2[rad]の遅延をもって
順に“1”にすると、ドライバ30、31、32、33
からクロックCLKの立ち上がりエッジに対して0、π
/2、π、3π/2[rad]の遅延をもって正相データ
D1、D2、D3、D4を出力することになり、正相デ
ータバスDBの電位は、図6Eに示すように符号間干渉
成分を含んで変化することになる。
【0058】図7は符号間干渉成分を推定するための信
号モデルを示す図である。図7Aは差動配線モデルを示
しており、図7A中、54はドライバ(ドライバ30〜
33に該当する)、55は信号源、56、57は配線
(相補型データバスDB、/DBに該当する)、58は
レシーバである。
【0059】また、図7Bはユニットパルスと指数関数
的な減衰を示すユニットパルス応答を示す図であり、図
7B中、u(t)はユニットパルス、h(t)はユニットパ
ルス応答である。
【0060】ここに、信号源55から出力される信号Δ
s(t)は、ユニットパルスu(t)を用いて、
【0061】
【数1】
【0062】のように表わされるとする。
【0063】但し、Δsiは、
【0064】
【数2】
【0065】である。
【0066】そして、差動配線56、57のユニットパ
ルス応答がh(t)で表される場合、ビットタイムnTに
おける受信信号差ΔVnは、
【0067】
【数3】
【0068】のように表わされる。
【0069】但し、ΔVnetは、
【0070】
【数4】
【0071】である。
【0072】ここで、ΔVnetはビットタイムnTに対
する正味の信号差である。また、数3の第2項は符号間
干渉成分ΔVISI に相当する。いま、図7Bに示すよう
に、h(t)のテイルが指数関数的に減衰する場合を考え
る。つまり、
【0073】
【数5】
【0074】が成立する場合、ΔVnetは次のように簡
単になる。
【0075】
【数6】
【0076】
【数7】
【0077】
【数8】
【0078】
【数9】
【0079】即ち、ビットタイムnTに対する正味の信
号差は、受信信号差からビットタイム(n−1)Tでの
受信信号差のχ倍で表わされる符号間干渉成分ΔVISI
を引いたものに等しくなる。この結果、受信信号の判定
は、以下のようにまとめることができる。
【0080】
【数10】
【0081】ここに、図1に示す符号間干渉成分除去機
能付きアンプ39は、相補型データバスDB、/DBを
伝送されてくる相補データの電圧波形から符号間干渉成
分を除去して本来の伝送データを検出することができる
ように構成したものであり、図8は符号間干渉成分除去
機能付きアンプ39の構成を示す回路図である。
【0082】図8中、60、61はPRD(Partial Re
sponse Detection)コンパレータ、62はPRDコンパ
レータ60、61の出力を選択して符号間干渉成分除去
機能付きアンプ39の出力DOUTを出力するマルチプ
レクサ、φ1、φ2はスイッチ制御信号である。
【0083】図9はPRDコンパレータ60、61の構
成を示す回路図である。図9中、PRDコンパレータ6
0において、64〜67はキャパシタ、68〜71はス
イッチ制御信号φ1によりオン、オフが制御されるスイ
ッチ、72、73はスイッチ制御信号φ2によりオン、
オフが制御されるスイッチ、74はプリチャージ電圧V
preを供給するプリチャージ電圧線、75はカレントミ
ラー型の差動アンプである。
【0084】ここに、スイッチ68〜71は、スイッチ
制御信号φ1=“1”の場合にはオン、スイッチ制御信
号φ1=“0”の場合にはオフとなり、スイッチ72、
73は、スイッチ制御信号φ2=“1”の場合にはオ
ン、スイッチ制御信号φ2=“0”の場合にはオフとな
るものである。
【0085】また、PRDコンパレータ61において、
76〜79はキャパシタ、80〜83はスイッチ制御信
号φ2によりオン、オフが制御されるスイッチ、84、
85はスイッチ制御信号φ1によりオン、オフが制御さ
れるスイッチ、86はプリチャージ電圧Vpreを供給す
るプリチャージ電圧線、87は差動アンプ75と同一構
成の差動アンプである。
【0086】ここに、プリチャージ電圧Vpreは、差動
アンプ75、87のスレッショルド電圧ないしスレッシ
ョルド電圧に近い電圧値とされる。
【0087】また、スイッチ80〜83は、スイッチ制
御信号φ2=“1”の場合にはオン、スイッチ制御信号
φ2=“0”の場合にはオフとなり、スイッチ84、8
5は、スイッチ制御信号φ1=“1”の場合にはオン、
スイッチ制御信号φ1=“0”の場合にはオフとなるも
のである。
【0088】また、キャパシタ64、67、76、79
は、容量値を同一とされ、キャパシタ65、66、7
7、78も、容量値を同一とされている。そして、キャ
パシタ64、67、76、79の容量値をC1、キャパ
シタ65、66、77、78の容量値をC2とすると、
【0089】
【数11】
【0090】とされている。但し、τは相補型データバ
スDB、/DBのCR時定数、Tは1ビット分のデータ
が相補型データバスDB、/DBに現れる時間又は1ビ
ット分の周期である。
【0091】また、図8中、マルチプレクサ62におい
て、89はスイッチ制御信号φ2によりオン、オフが制
御されるスイッチ、90はスイッチ制御信号φ1により
オン、オフが制御されるスイッチ、91はインバータで
ある。
【0092】なお、スイッチ89は、スイッチ制御信号
φ2=“1”の場合にはオン、スイッチ制御信号φ2=
“0”の場合にはオフとなり、スイッチ90は、スイッ
チ制御信号φ1=“1”の場合にはオン、スイッチ制御
信号φ1=“0”の場合にはオフとなるものである。
【0093】図10は符号間干渉成分除去機能付きアン
プ39の動作を説明するための波形図、図11〜図13
は符号間干渉成分除去機能付きアンプ39の動作を説明
するための回路図である。
【0094】なお、図10において、図10Aはスイッ
チ制御信号φ1、図10Bはスイッチ制御信号φ2、図
10Cは相補型データバスDB、/DB上のデータ、図
10DはPRDコンパレータ60の動作状態、図10E
はPRDコンパレータ61の動作状態を示している。
【0095】例えば、ビットタイム(n−1)Tにおい
て、スイッチ制御信号φ1=“0”、スイッチ制御信号
φ2=“0”、スイッチ68〜73、80〜85、8
9、90=OFFの状態から、スイッチ制御信号φ1=
“1”となると、図11に示すように、PRDコンパレ
ータ60においては、スイッチ68〜71=ONとな
り、PRDコンパレータ61においては、スイッチ8
4、85=ONとなり、マルチプレクサ62において
は、スイッチ90=ONとなる。
【0096】この結果、PRDコンパレータ60におい
ては、オートゼロ(auto-zero)動作が行われ、差動ア
ンプ75の入力ノードINA、/INAがプリチャージ
電圧Vpreにプリチャージされると共に、キャパシタ6
4、66には正相データバスDBの電位VDB(n-1)が印
加され、キャパシタ65、67には逆相データバス/D
Bの電位V/DB(n-1)が印加される。
【0097】したがって、差動アンプ75の入力ノード
INA、/INAに蓄積される電荷QINA(n-1)、Q
/INA(n-1)は、それぞれ、
【0098】
【数12】
【0099】
【数13】
【0100】となる。
【0101】その後、スイッチ制御信号φ1=“0”と
なり、スイッチ68〜71、84、85、90=OFF
となるが、ビットタイムnTにおいて、スイッチ制御信
号φ2=“1”となると、図12に示すように、PRD
コンパレータ60においては、スイッチ72、73=O
Nとなり、PRDコンパレータ61においては、スイッ
チ80〜83=ONとなり、マルチプレクサ62におい
ては、スイッチ89=ONとなる。
【0102】この結果、PRDコンパレータ60におい
ては、キャパシタ64、65が並列接続され、これらキ
ャパシタ64、65に正相データバスDBの電位V
DB(n)が印加されると共に、キャパシタ66、67が並
列接続され、これらキャパシタ66、67に逆相データ
バス/DBの電位V/DB(n)が印加される。
【0103】したがって、差動アンプ75の入力ノード
INAの電位VINA(n)、入力ノード/INAの電位V
/INA(n)は、それぞれ、
【0104】
【数14】
【0105】
【数15】
【0106】となる。
【0107】よって、数12〜数15より、ビットタイ
ムnTにおける差動アンプ75の入力電位差ΔVINA(n)
は、
【0108】
【数16】
【0109】で与えられることになる。
【0110】ここで、前述したように、
【0111】
【数17】
【0112】が成り立つように、C1、C2を決定する場
合には、数6〜数9との比較から、数16の第2項が符
号間干渉成分ΔVISIに相当することになり、符号間干
渉成分ΔVISIの除去が可能であり、ビットタイムnT
における正味の信号が受信できることになる。
【0113】他方、PRDコンパレータ61において
は、オートゼロ動作が行われ、差動アンプ87の入力ノ
ードINB、/INBがプリチャージ電圧Vpreにプリ
チャージされると共に、キャパシタ76、78には正相
データバスDBの電位VDB(n)が印加され、キャパシタ
77、79には逆相データバス/DBの電位V/DB(n)
印加される。
【0114】したがって、差動アンプ87の入力ノード
INB、/INBに蓄積される電荷QINB(n)、Q
/INB(n)は、それぞれ、
【0115】
【数18】
【0116】
【数19】
【0117】となる。
【0118】その後、スイッチ制御信号φ2=“0”に
なり、スイッチ72、73、80〜83、89=OFF
となるが、ビットタイム(n+1)Tにおいて、スイッ
チ制御信号φ1=“1”となると、図13に示すよう
に、PRDコンパレータ60においては、スイッチ68
〜71=ONとなり、PRDコンパレータ61において
は、スイッチ84、85=ONとなり、マルチプレクサ
62においては、スイッチ90=ONとなる。
【0119】この結果、PRDコンパレータ60におい
ては、オートゼロ動作が行われ、差動アンプ75の入力
ノードINA、/INAがプリチャージ電圧Vpreにプ
リチャージされると共に、キャパシタ64、66には正
相データバスDBの電位VDB (n+1) が印加され、キャパ
シタ65、67には逆相データバス/DBの電位V/D
B(n+1)が印加される。
【0120】したがって、差動アンプ75の入力ノード
INA、/INAに蓄積される電荷QINA(n+1)、Q
/INA(n+1)は、それぞれ、
【0121】
【数20】
【0122】
【数21】
【0123】となる。
【0124】他方、PRDコンパレータ61において
は、キャパシタ76、77が並列接続され、これらキャ
パシタ76、77に正相データバスDBの電位V
DB(n+1)が印加されると共に、キャパシタ78、79が
並列接続され、これらキャパシタ78、79に逆相デー
タバス/DBの電位V/DB(n+1)が印加される。
【0125】この結果、差動アンプ87の入力ノードI
NBの電位VINB(n+1)、入力ノード/INBの電位V
/INB(n+1)は、それぞれ、
【0126】
【数22】
【0127】
【数23】
【0128】となる。
【0129】したがって、数20〜数23より、ビット
タイム(n+1)Tにおける差動アンプ87の入力電位
差ΔVINB(n+1)は、
【0130】
【数24】
【0131】で与えられることになる。
【0132】ここで、前述したように、
【0133】
【数25】
【0134】が成り立つように、C1、C2を決定する場
合には、数6〜数9との比較から、数24の第2項が符
号間干渉成分ΔVISIに相当することになり、符号間干
渉成分ΔVISIの除去が可能であり、ビットタイム(n
+1)Tにおける正味の信号を受信できることになる。
【0135】このように、符号間干渉成分除去機能付き
アンプ39を使用する場合には、相補型データバスD
B、/DBを伝送されてくる相補データの電圧波形から
符号間干渉成分を除去して本来の伝送データを検出する
ことができる。
【0136】図14は本発明のデータ伝送装置の第1実
施形態の動作例を示す波形図であり、図14Aはクロッ
クCLK、図14Bは正相データd1〜d4(逆相デー
タ/d1〜/d4は図示を省略)、図14Cはイネーブ
ル信号EN1〜EN4、図14Dは正相データD1〜D
4(逆相データ/D1〜/D4は図示を省略)、図14
Eは正相データバスDBの電位(逆相データバス/DB
の電位は図示を省略)、図14Fは符号間干渉成分除去
機能付きアンプ39の出力DOUTを示している。
【0137】なお、図14A〜図14Eは、図6A〜図
6Eと同一の波形図であり、イネーブル信号EN1、E
N2、EN3、EN4をクロックCLKの立ち上がりエ
ッジに対して0、π/2、π、3π/2[rad]の遅延
をもって順に“1”にすると、ドライバ30、31、3
2、33からクロックCLKの立ち上がりエッジに対し
て0、π/2、π、3π/2[rad]の遅延をもって正
相データD1、D2、D3、D4を出力することにな
り、データバスDBの電位は、図14Eに示すように、
各ドライバの出力値が確定する毎に、符号間干渉成分を
含んで変化することになる。
【0138】ここに、符号間干渉成分除去機能付きアン
プ39を使用する場合には、相補型データバスDB、/
DBを伝送されてくる相補データの電圧波形から符号間
干渉成分を除去して本来の伝送データを検出することが
できるので、符号間干渉成分除去機能付きアンプ39の
出力DOUTは、図14Fに示すように、ドライバ30
〜33から出力される正相データD1〜D4に等しくな
る。
【0139】以上のように、本発明のデータ伝送装置の
第1実施形態においては、レシーバとして、符号間干渉
成分除去機能付きアンプ39を備え、ドライバ30〜3
3から相補データD1、/D1〜D4、/D4を出力タ
イミングをずらして相補型データバスDB、/DBに出
力するようにしたことにより、ドライバ30〜33と相
補型データバスDB、/DBとの間にスイッチを設ける
必要がない。
【0140】また、相補型データバスDB、/DBその
ものを各ドライバ30〜33により駆動するだけで、ド
ライバ30〜33から出力されるデータD1〜D4、/
D1〜/D4をそのままシリアルデータに変換すること
ができるので、パラレル・シリアル変換回路を設ける必
要がなく、パラレル・シリアル変換回路へのデータの取
り込みタイミングの問題も生じない。
【0141】また、レシーバとして、符号間干渉成分除
去機能付きアンプ39を設けているので、各ドライバ3
0〜33からデータを伝送するごとに相補型データバス
DB、/DBをプリチャージする必要がなく、また、デ
ータの伝送タイミングが多少ずれても、前データと現在
のデータとの比較により伝送データを判定することがで
きる。
【0142】したがって、本発明のデータ伝送装置の第
1実施形態によれば、相補型データバスDB、/DBを
介して相補データを伝送する場合につき、データ伝送の
高速化と、低消費電力化とを図ることができる。
【0143】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態・
・図15〜図28図15は本発明のデータ伝送装置の第
2実施形態の要部を示す回路図である。図15中、DB
は単相型データバス、93〜96はドライバである。
【0144】ドライバ93は、単相データd1を入力し
て単相データD1を単相型データバスDBに出力するも
のであり、ドライバ94は、単相データd2を入力して
単相データD2を単相型データバスDBに出力するもの
である。
【0145】また、ドライバ95は、単相データd3を
入力して単相データD3を単相型データバスDBに出力
するものであり、ドライバ96は、単相データd4を入
力して単相データD4を単相型データバスDBに出力す
るものである。
【0146】また、97はイネーブル信号EN1〜EN
4を出力してドライバ93〜96からの単相データD1
〜D4の単相型データバスDBへの出力タイミングを制
御するタイミング制御回路である。
【0147】また、98は電源電位VCCと接地電位V
SSとの中間電位VTTを供給する中間電位線、99は
終端抵抗、100はレシーバをなす符号間干渉成分除去
機能付きアンプ、DOUTは符号間干渉成分除去機能付
きアンプ100の出力である。
【0148】図16はドライバ93の構成を示す回路図
であり、ドライバ94〜96も同様に構成されている。
図16中、102はデータd1とイネーブル信号EN1
とをNAND処理するNAND回路、103はイネーブ
ル信号EN1を反転するインバータ、104はデータd
1とインバータ103の出力とをNOR処理するNOR
回路である。
【0149】また、105はNAND回路102の出力
によりオン、オフが制御されるプルアップ用の出力トラ
ンジスタをなすpMOSトランジスタ、106はNOR
回路104の出力によりオン、オフが制御されるプルダ
ウン用の出力トランジスタをなすnMOSトランジスタ
である。
【0150】なお、pMOSトランジスタ105は、ソ
ースをVCC電源線に接続され、ドレインをnMOSト
ランジスタ106のドレインに接続され、nMOSトラ
ンジスタ106は、ソースをVSS電源線に接続され、
pMOSトランジスタ105のドレインとnMOSトラ
ンジスタ106のドレインとの接続点は、単相型データ
バスDBに接続されている。
【0151】このように構成されたドライバ93におい
ては、図17に示すように、イネーブル信号EN1=
“1”、データd1=“1”の場合には、NAND回路
102の出力=“0”、インバータ103=“0”、N
OR回路104の出力=“0”、pMOSトランジスタ
105=ON、nMOSトランジスタ106=OFFと
なり、データD1=“1”となる。
【0152】また、図18に示すように、イネーブル信
号EN1=“1”、データd1=“0”の場合には、N
AND回路102の出力=“1”、インバータ103=
“0”、NOR回路104の出力=“1”、pMOSト
ランジスタ105=OFF、nMOSトランジスタ10
6=ONとなり、データD1=“0”となる。
【0153】これに対して、図19に示すように、イネ
ーブル信号EN1=“0”の場合には、NAND回路1
02の出力=“1”、インバータ103の出力=
“1”、NOR回路104の出力=“0”、pMOSト
ランジスタ105=OFF、nMOSトランジスタ10
6=OFFとなり、ドライバ93の出力状態は、ハイイ
ンピーダンス状態となる。
【0154】図20はドライバ93〜96の動作例を示
す波形図であり、図20AはクロックCLK、図20B
はデータd1〜d4、図20Cはイネーブル信号EN1
〜EN4、図20Dはドライバ93〜96から出力され
るデータD1〜D4、図20Eは単相型データバスDB
の電位を示している。
【0155】即ち、イネーブル信号EN1、EN2、E
N3、EN4をクロックCLKの立ち上がりエッジに対
して0、π/2、π、3π/2[rad]の遅延をもって
順に“1”にすると、ドライバ93、94、95、96
からクロックCLKの立ち上がりエッジに対して0、π
/2、π、3π/2[rad]の遅延をもってデータD
1、D2、D3、D4を出力することになり、単相デー
タバスDBの電位は、図20Eに示すように符号間干渉
成分を含んで変化することになる。
【0156】図21は符号間干渉成分を推定するための
信号モデルを示す図であり、図21Aは配線モデルを示
している。図21A中、108はドライバ(ドライバ9
3〜96に該当する)、109は信号源、110は配線
(単相型データバスDBに該当)、111はレシーバで
ある。
【0157】また、図21Bはユニットパルスと指数関
数的な減衰を示す場合のユニットパルス応答を示す図で
あり、図21B中、u(t)はユニットパルス、h(t)は
ユニットパルス応答である。
【0158】ここに、信号源109から出力される信号
s(t) は、ユニットパルスu(t)を用いて、
【0159】
【数26】
【0160】のように表わされるとする。
【0161】但し、siは、
【0162】
【数27】
【0163】である。
【0164】そして、レシーバ111側での受信信号を
V(t)としたとき、V(t)の時刻nTでの値をVnとす
ると、Vnは、
【0165】
【数28】
【0166】と表わされる。
【0167】数28において、第1項が最新のビットタ
イムnTに対する正味の信号を表わし、残りの項が符号
間干渉VISIと直流成分を表わす。
【0168】ここに、数28の第2項+第3項をVISI
とすると、
【0169】
【数29】
【0170】と表わすことができる。
【0171】いま、図21Bに示すように、h(t)のテ
イルが指数関数的に減衰する場合には、数29の第3項
は0になる。即ち、
【0172】
【数30】
【0173】となるならば、VISI
【0174】
【数31】
【0175】となる。
【0176】但し、
【0177】
【数32】
【0178】である。
【0179】ここに、図15に示す符号間干渉成分除去
機能付きアンプ100は、単相型データバスDBを伝送
されてくる単相データの電圧波形から符号間干渉成分を
除去して本来の伝送データを検出することができるよう
に構成したものであり、図22は符号間干渉成分除去機
能付きアンプ100の構成を示す回路図である。
【0180】図22中、113、114はオートゼロ・
コンパレータ、115はオートゼロ・コンパレータ11
3、114の出力を選択して符号間干渉成分除去機能付
きアンプ100の出力DOUTを出力するマルチプレク
サ、φ1、φ2はスイッチ制御信号である。
【0181】図23はオートゼロ・コンパレータ11
3、114の構成を示す回路図であり、図23中、オー
トゼロ・コンパレータ113において、117、118
はキャパシタ、119〜121はスイッチ制御信号φ1
によりオン、オフが制御されるスイッチ、122、12
3はスイッチ制御信号φ2によりオン、オフが制御され
るスイッチ、124はインバータである。
【0182】ここに、スイッチ119〜121は、スイ
ッチ制御信号φ1=“1”の場合にはオン、スイッチ制
御信号φ1=“0”の場合にはオフとなり、スイッチ1
22、123は、スイッチ制御信号φ2=“1”の場合
にはオン、スイッチ制御信号φ2=“0”の場合にはオ
フとなるものである。
【0183】また、オートゼロ・コンパレータ114に
おいて、125、126はキャパシタ、127〜129
はスイッチ制御信号φ2によりオン、オフが制御される
スイッチ、130、131はスイッチ制御信号φ1によ
りオン、オフが制御されるスイッチ、132はインバー
タである。
【0184】ここに、スイッチ127〜129は、スイ
ッチ制御信号φ2=“1”の場合にはオン、スイッチ制
御信号φ2が“0”の場合にはオフとなり、スイッチ1
30、131は、スイッチ制御信号φ1=“1”の場合
にはオン、スイッチ制御信号φ1=“0”の場合にはオ
フとなるものである。
【0185】また、図22中、マルチプレクサ115に
おいて、134はスイッチ制御信号φ2によりオン、オ
フが制御されるスイッチ、135はスイッチ制御信号φ
1によりオン、オフが制御されるスイッチ、136はイ
ンバータである。
【0186】ここに、スイッチ134は、スイッチ制御
信号φ2=“1”の場合にはオン、スイッチ制御信号φ
2=“0”の場合にはオフとなり、スイッチ135は、
スイッチ制御信号φ1=“1”の場合にはオン、スイッ
チ制御信号φ1=“0”の場合にはオフとなるものであ
る。
【0187】図24は符号間干渉成分除去機能付きアン
プ100の動作を説明するための波形図、図25〜図2
7は符号間干渉成分除去機能付きアンプ100の動作を
説明するための回路図である。
【0188】なお、図24において、図24Aはスイッ
チ制御信号φ1、図24Bはスイッチ制御信号φ2、図
24Cは単相型データバスDB上のデータ、図24Dは
オートゼロ・コンパレータ113の動作状態、図24E
はオートゼロ・コンパレータ114の動作状態を示して
いる。
【0189】例えば、ビットタイム(n−1)Tにおい
て、スイッチ制御信号φ1=“0”、スイッチ制御信号
φ2=“0”、スイッチ119〜123、127〜13
1、134、135=OFFの状態から、スイッチ制御
信号φ1=“1”となると、図25に示すように、オー
トゼロ・コンパレータ113においては、スイッチ11
9〜121=ONとなり、オートゼロ・コンパレータ1
14においては、スイッチ130、131=ONとな
り、マルチプレクサ115においては、スイッチ135
=ONとなる。
【0190】この結果、キャパシタ117には単相型デ
ータバスDBの電位VDB(n-1)が印加され、キャパシタ
118には中間電位VTTが印加される。したがって、
キャパシタ117、118に蓄積される電荷Q117、Q
118は、それぞれ、
【0191】
【数33】
【0192】となる。
【0193】その後、スイッチ制御信号φ1=“0”、
スイッチ119〜121、130、131、135=O
FFになるが、ビットタイムnTにおいて、スイッチ制
御信号φ2=“1”となると、図26に示すように、オ
ートゼロ・コンパレータ113においては、スイッチ1
22、123=ONとなり、オートゼロ・コンパレータ
114においては、スイッチ127〜129=ONとな
り、マルチプレクサ115においては、スイッチ134
=ONとなる。
【0194】この結果、オートゼロ・コンパレータ11
3において、キャパシタ117、118の並列容量に表
れる電圧Vcは、キャパシタ117の容量値をC1、キャ
パシタ118の容量値をC2とすれば、
【0195】
【数34】
【0196】となる。
【0197】ここに、χ=C1/(C1+C2)であるか
ら、このχをexp(−T/τ)となるように、C1
2を決定すれば、この重み付き和の部分は、符号間干
渉成分VISIに対応する電圧となり、この容量がレシー
バの入力の間に入るので、自動的に符号間干渉成分V
ISIの引き算がなされることになる。
【0198】即ち、インバータ124の入力ノードは、
ビットタイム(n−1)Tにおけるオートゼロ動作時に
しきい値にセットされているので、僅かな大きさの正味
のデータでも判定できることになり、ビットタイムnT
における符号間干渉成分VIS Iとデータの判定とが同時
に行われることになる。
【0199】また、オートゼロ・コンパレータ114に
おいては、キャパシタ125には単相型データバスDB
の電位VDB(n)が印加され、キャパシタ126には中間
電位VTTが印加される。
【0200】この結果、キャパシタ125、126に蓄
積される電荷Q125、Q126は、それぞれ、
【0201】
【数35】
【0202】となる。
【0203】その後、スイッチ制御信号φ2=“0”、
スイッチ122、123、127〜129、134=O
FFとなるが、ビットタイム(n+1)Tにおいて、ス
イッチ制御信号φ1=“1”となると、図27に示すよ
うに、オートゼロ・コンパレータ113においては、ス
イッチ119〜121=ONとなり、オートゼロ・コン
パレータ114においては、スイッチ130、131=
ONとなり、マルチプレクサ115においては、スイッ
チ135=ONとなる。
【0204】この結果、オートゼロ・コンパレータ11
3においては、キャパシタ117には単相型データバス
DBの電位VDB(n+1)が印加され、キャパシタ118に
は中間電位VTTが印加される。
【0205】この結果、キャパシタ117、118に蓄
積される電荷Q117、Q118は、それぞれ、
【0206】
【数36】
【0207】となる。
【0208】他方、オートゼロ・コンパレータ114に
おいては、キャパシタ125、126の並列容量に表れ
る電圧Vcは、キャパシタ125の容量値をC1、キャパ
シタ126の容量値をC2とすれば、
【0209】
【数37】
【0210】となる。
【0211】ここに、χ=C1/(C1+C2)であるか
ら、このχをexp(−T/τ)となるように、C1
2を決定すれば、この重み付き和の部分は、符号間干
渉成分VISIに対応する電圧となり、この容量がレシー
バの入力の間に入るので、自動的に符号間干渉成分V
ISIの引き算がなされることになる。
【0212】即ち、インバータ132の入力ノードは、
ビットタイムnTにおけるオートゼロ動作時にしきい値
にセットされているので、僅かな大きさの正味の信号で
も判定できることになり、ビットタイム(n+1)Tに
おける符号間干渉成分VISIの除去とデータの判定とが
同時に行われる。
【0213】このように、符号間干渉成分除去機能付き
アンプ100を使用する場合には、単相型データバスD
Bを伝送されてくる単相データの電圧波形から符号間干
渉成分を除去して本来の伝送データを検出することがで
きる。
【0214】図28は本発明のデータ伝送装置の第2実
施形態の動作例を示す波形図であり、図28Aはクロッ
クCLK、図28Bはデータd1〜d4、図28Cはイ
ネーブル信号EN1〜EN4、図28DはデータD1〜
D4、図28Eは単相型データバスDBの電位、図28
Fは符号間干渉成分除去機能付きアンプ100の出力D
OUTを示している。
【0215】なお、図28A〜図28Eは、図20A〜
図20Eと同一の波形図であり、イネーブル信号EN
1、EN2、EN3、EN4をクロックCLKの立ち上
がりエッジに対して0、π/2、π、3π/2[rad]
の遅延をもって順に“1”にすると、ドライバ93、9
4、95、96からクロックCLKの立ち上がりエッジ
に対して0、π/2、π、3π/2[rad]の遅延をも
ってデータD1、D2、D3、D4を出力することにな
り、単相型データバスDBの電位は、図28Eに示すよ
うに符号間干渉成分を含んで変化することになる。
【0216】ここに、符号間干渉成分除去機能付きアン
プ100を使用する場合には、単相型データバスDBを
伝送されてくるデータの電圧波形から符号間干渉成分を
除去して本来の伝送データを検出することができるの
で、符号間干渉成分除去機能付きアンプ100の出力D
OUTは、図28Fに示すように、ドライバ93〜96
から出力されるデータD1〜D4と等しくなる。
【0217】以上のように、本発明のデータ伝送装置の
第2実施形態によれば、レシーバとして、符号間干渉成
分除去機能付きアンプ100を備え、ドライバ93〜9
6からデータをタイミングをずらして単相型データバス
DBに出力するようにしたことにより、ドライバ93〜
96と単相型データバスDBとの間にスイッチを設ける
必要がない。
【0218】そして、単相型データバスDBそのものを
各ドライバ93〜96により駆動するだけで、各ドライ
バ93〜96から出力されるデータD1〜D4をそのま
まシリアルデータに変換することができるので、パラレ
ル・シリアル変換回路を設ける必要がなく、パラレル・
シリアル変換回路へのデータの取り込みタイミングの問
題も生じない。
【0219】また、レシーバとして符号間干渉成分除去
機能付きアンプ100を設けているので、各ドライバ9
3〜96からデータを伝送するごとに単相型データバス
DBをプリチャージする必要がなく、また、データの伝
送タイミングが多少ずれても、前データと現在のデータ
との比較によりデータを判定することができる。
【0220】したがって、本発明のデータ伝送装置の第
2実施形態によれば、単相型データバスDBを介して単
相データを伝送する場合につき、データ伝送の高速化
と、低消費電力化とを図ることができる。
【0221】なお、本発明のデータ伝送装置の第2実施
形態においては、ドライバとして、単相データを入力し
て単相データを出力するドライバ93〜96を設ける場
合について説明したが、この代わりに、相補データを入
力して単相データを出力するドライバを設けるようにす
ることもできる。
【0222】本発明の半導体メモリの第1実施形態・・
図29〜図31図29は本発明の半導体メモリの第1実
施形態の要部を示す回路図である。図29中、138〜
141はメモリセルアレイ部、DB、/DBはメモリセ
ルアレイ部138〜141に対応して設けられている相
補型データバスである。
【0223】また、142はメモリセルアレイ部138
内の相補型データバスを伝送されてきた相補データを相
補型データバスDB、/DBに出力するセンスバッフ
ァ、143はメモリセルアレイ部139内の相補型デー
タバスを伝送されてきた相補データを相補型データバス
DB、/DBに出力するセンスバッファである。
【0224】また、144はメモリセルアレイ部140
内の相補型データバスを伝送されてきた相補データを相
補型データバスDB、/DBに出力するセンスバッフ
ァ、145はメモリセルアレイ部141内を伝送されて
きた相補データを相補型データバスDB、/DBに出力
するセンスバッファである。
【0225】また、146はレシーバをなす符号間干渉
成分除去機能付きアンプ、147は符号間干渉成分除去
機能付きアンプ146から出力されるデータを外部に出
力するための出力バッファ、148は出力バッファ14
7から出力データDQが出力されるパッドである。
【0226】ここで、ドライバ142〜145は、本発
明のデータ伝送装置の第1実施形態が備えるドライバ3
0〜33と同一構成とされ、符号間干渉成分除去機能付
きアンプ146は、本発明のデータ伝送装置の第1実施
形態が備える符号間干渉成分除去機能付きアンプ39と
同一構成とされている。
【0227】また、本発明の半導体メモリの第1実施形
態においては、メモリセルアレイ部138、139は、
クロックCLKの立ち上がりに同期してデータの読み書
きを行い、メモリセルアレイ部140、141は、クロ
ックCLKの立ち下がりに同期してデータの読み書きを
行うように、カラム系をクロックCLKの立ち上がり及
び立ち下がりに同期させて動作させ、かつ、データ読出
し時、メモリセルアレイ部138、140又はメモリセ
ルアレイ部139、141から交互にデータを読み出す
ように制御される。
【0228】図30は本発明の半導体メモリの第1実施
形態の第1動作例を示す波形図であり、メモリセルアレ
イ部138、140から交互にデータが読み出される場
合であり、かつ、センスバッファ142、144の出力
時間がビットタイムより長い場合を示している。
【0229】なお、図30AはクロックCLK、図30
Bはメモリセルアレイ部138内の相補型データバスの
電位、図30Cはセンスバッファ142の正相出力(逆
相出力は図示を省略)、図30Dはメモリセルアレイ部
140内の相補型データバスの電位、図30Eはセンス
バッファ144の正相出力(逆相出力は図示を省略)、
図30Fは正相データバスDBの電位(逆相データバス
/DBの電位は図示を省略)、図30Gは符号間干渉成
分除去機能付きアンプ146の出力DOUTを示してい
る。
【0230】図31は本発明の半導体メモリの第1実施
形態の第2動作例を示す波形図であり、メモリセルアレ
イ部138、140から交互にデータが読み出される場
合であり、かつ、センスバッファ142、144の出力
時間がビットタイムと等しい場合を示している。
【0231】なお、図31AはクロックCLK、図31
Bはメモリセルアレイ部138内の相補型データバスの
電位、図31Cはセンスバッファ142の正相出力(逆
相出力は図示を省略)、図31Dはメモリセルアレイ部
140内の相補型データバスの電位、図31Eはセンス
バッファ144の正相出力(逆相出力は図示を省略)、
図31Fは正相データバスDBの電位(逆相データバス
/DBの電位は図示を省略)、図31Gは符号間干渉成
分除去機能付きアンプ146の出力DOUTを示してい
る。
【0232】即ち、本発明の半導体メモリの第1実施形
態においては、メモリセルアレイ部138、139は、
クロックCLKの立ち上がりに同期させて動作させ、メ
モリセルアレイ部140、141は、クロックCLKの
立ち下がりに同期して動作するようにしているので、メ
モリセルアレイ部138〜141内の動作は、従来のS
DRAMと同じスピードとなる。
【0233】しかし、レシーバとして、符号間成分除去
機能付きアンプ146を設け、センスバッファ142、
144又はセンスバッファ143、145からタイミン
グをずらして相補データを相補型データバスDB、/D
Bに出力するようにしたことにより、センスバッファ1
42〜145と相補型データバスDB、/DBとの間に
スイッチを設ける必要がない。
【0234】そして、相補型データバスDB、/DBそ
のものを各センスバッファ142〜145により駆動す
るだけで、各センスバッファ142〜145から出力さ
れるデータをそのままシリアルデータに変換することが
できるので、パラレル・シリアル変換回路を設ける必要
がなく、パラレル・シリアル変換回路へのデータの取り
込みタイミングの問題も生じない。
【0235】また、レシーバとして、符号間干渉成分除
去機能付きアンプ146を設けているので、各センスバ
ッファ142〜145からデータを伝送するごとに相補
型データバスDB、/DBをプリチャージする必要がな
く、また、データの伝送タイミングが多少ずれても、前
データと現在とのデータの比較によりデータを判定する
ことができる。
【0236】したがって、本発明の半導体メモリの第1
実施形態によれば、内部におけるデータ伝送の高速化に
よる外部へのデータ出力の高速化と、低消費電力化とを
図ることができる。
【0237】本発明の半導体メモリの第2実施形態・・
図32〜図34図32は本発明の半導体メモリの第2実
施形態の要部を示す回路図である。図32中、150〜
153はメモリセルアレイ部、DBはメモリセルアレイ
部150〜153に対応して設けられている単相型デー
タバスである。
【0238】また、154はメモリセルアレイ部150
内の相補型データバスを伝送されてきた相補データを単
相型データバスDBに出力するセンスバッファ、155
はメモリセルアレイ部151内の相補型データバスを伝
送されきた相補データを単相型データバスDBに出力す
るセンスバッファである。
【0239】また、156はメモリセルアレイ部152
内の相補型データバスを伝送されてきた相補データを単
相型データバスDBに出力するセンスバッファ、157
はメモリセルアレイ部153内を伝送されてきた相補デ
ータを相補型データバスDBに出力するセンスバッファ
である。
【0240】これらセンスバッファ154〜157は、
出力トランジスタをオフ状態とすることによるハイイン
ピーダンス機能を有するプッシュプル型のアンプを有す
るものとして構成される。
【0241】また、158はレシーバをなす符号間干渉
成分除去機能付きアンプ、159は符号間干渉成分除去
機能付きアンプ158から出力されるデータを外部に出
力するための出力バッファ、160は出力バッファ15
9から出力データDQが出力されるパッドである。な
お、符号間干渉成分除去機能付きアンプ158は、本発
明の第2実施形態が備える符号間干渉成分除去機能付き
アンプ100と同一構成とされている。
【0242】本発明の半導体メモリの第2実施形態にお
いては、メモリセルアレイ部150、151は、クロッ
クCLKの立ち上がりに同期してデータの読み書きを行
い、メモリセルアレイ部152、153は、クロックC
LKの立ち下がりに同期してデータの読み書きを行うよ
うに、カラム系をクロックCLKの立ち上がり及び立ち
下がりに同期させて動作させ、かつ、データ読出し時、
メモリセルアレイ部150、152又はメモリセルアレ
イ部151、153から交互にデータを読み出すように
制御される。
【0243】図33は本発明の半導体メモリの第2実施
形態の第1動作例を示す波形図であり、メモリセルアレ
イ部150、152から交互にデータが読み出される場
合であり、かつ、センスバッファ154、156の出力
時間がビットタイムより長い場合を示している。
【0244】なお、図33AはクロックCLK、図33
Bはメモリセルアレイ部150内の単相型データバスの
電位、図33Cはセンスバッファ154の出力、図33
Dはメモリセルアレイ部152内の単相型データバスの
電位、図33Eはセンスバッファ156の出力、図33
Fは単相型データバスDBの電位、図33Gは符号間干
渉成分除去機能付きアンプ158の出力DOUTを示し
ている。
【0245】図34は本発明の半導体メモリの第2実施
形態の第2動作例を説明するための波形図であり、メモ
リセルアレイ部150、152から交互にデータが読み
出される場合であり、かつ、センスバッファ154、1
56の出力時間がビットタイムと等しい場合を示してい
る。
【0246】なお、図34AはクロックCLK、図34
Bはメモリセルアレイ部150内の単相型データバスの
電位、図34Cはセンスバッファ154の出力、図34
Dはメモリセルアレイ部152内の単相型データバスの
電位、図34Eはセンスバッファ156の出力、図34
Fは単相型データバスDBの電位、図34Gは符号間干
渉成分除去機能付きアンプ158の出力DOUTを示し
ている。
【0247】即ち、本発明の半導体メモリの第2実施形
態においては、メモリセルアレイ部150、151は、
クロックCLKの立ち上がりに同期させて動作させ、メ
モリセルアレイ部152、153は、クロックCLKの
立ち下がりに同期して動作するようにしているので、メ
モリセルアレイ部150〜153内の動作は、従来のS
DRAMと同じスピードとなる。
【0248】しかし、レシーバとして、符号間干渉成分
除去機能付きアンプ158を設け、センスバッファ15
4、156又はセンスバッファ155、157からタイ
ミングをずらしてデータを単相型データバスDBに出力
するようにしたことにより、センスバッファ154〜1
57と単相型データバスDBとの間にスイッチを設ける
必要がない。
【0249】そして、単相型データバスDBそのものを
各センスバッファ154〜157により駆動するだけ
で、各センスバッファ154〜157から出力されるデ
ータをそのままシリアルデータに変換することができる
ので、パラレル・シリアル変換回路がなく、パラレル・
シリアル変換回路への取り込みタイミングの問題も生じ
ない。
【0250】また、レシーバとして、符号間干渉成分除
去機能付きアンプ158を設けているので、各センスバ
ッファ154〜157からデータを伝送するごとに単相
型データバスDBをプリチャージする必要がなく、ま
た、データの伝送タイミングが多少ずれても、前データ
と現在のデータとの比較によりデータを判定することが
できる。
【0251】したがって、本発明の半導体メモリの第2
実施形態によれば、内部におけるデータ伝送の高速化に
よる外部へのデータ出力の高速化と、低消費電力化とを
図ることができる。
【0252】なお、本発明の半導体メモリの第2実施形
態においては、メモリセルアレイ部150〜153内の
データバスが相補型データバスであることを前提とし
て、センスバッファとして、単相データを入力して単相
データを出力するセンスバッファ155〜157を設け
る場合について説明したが、この代わりに、メモリセル
アレイ部150〜153内のデータバスが相補型データ
バスであることを前提として、相補データを入力して単
相データを出力するように構成されたセンスバッファを
設けるようにしても良い。
【0253】
【発明の効果】本発明中、第1の発明のデータ伝送方法
によれば、レシーバとして、符号間干渉成分除去機能を
有するレシーバを使用し、同一のデータ伝送路に接続さ
れた複数個のドライバのうちの全部のドライバ又は一部
複数個のドライバからデータ伝送路にデータを出力させ
る場合、各ドライバからタイミングをずらしてデータを
出力させるとしているので、データ伝送の高速化と、低
消費電力化とを図ることができる。
【0254】また、本発明中、第2の発明のデータ伝送
装置によれば、同一のデータ伝送路に接続された複数個
のドライバのうちの全部のドライバ又は一部複数個のド
ライバからデータ伝送路にデータを出力させる場合、各
ドライバからタイミングをずらしてデータを出力させる
ことができるので、データ伝送の高速化と、低消費電力
化とを図ることができる。
【0255】また、本発明中、第3の発明の半導体メモ
リによれば、同一のデータ伝送路に接続された複数個の
ドライバのうちの全部のドライバ又は一部複数個のドラ
イバからデータ伝送路にデータを出力させる場合、各ド
ライバからタイミングをずらしてデータを出力させるこ
とができるので、内部におけるデータ伝送の高速化によ
る外部へのデータ出力の高速化と、低消費電力化とを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態の要部
を示す回路図である。
【図2】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備え
るドライバの構成を示す回路図である。
【図3】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備え
るドライバの動作を説明するための回路図である。
【図4】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備え
るドライバの動作を説明するための回路図である。
【図5】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備え
るドライバの動作を説明するための回路図である。
【図6】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備え
るドライバの動作例を示す波形図である。
【図7】符号間干渉成分を推定するための信号モデルを
示す図である。
【図8】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備え
る符号間干渉成分除去機能付きアンプの構成を示す回路
図である。
【図9】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備え
る符号間干渉成分除去機能付きアンプを構成するPRD
コンパレータの構成を示す回路図である。
【図10】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための波形図である。
【図11】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための回路図である。
【図12】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための回路図である。
【図13】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための回路図である。
【図14】本発明のデータ伝送装置の第1実施形態の動
作例を示す波形図である。
【図15】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態の要
部を示す回路図である。
【図16】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
えるドライバの構成を示す回路図である。
【図17】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
えるドライバの動作を説明するための回路図である。
【図18】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
えるドライバの動作を説明するための回路図である。
【図19】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
えるドライバの動作を説明するための回路図である。
【図20】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
えるドライバの動作例を示す波形図である。
【図21】符号間干渉成分を推定するための信号モデル
を示す図である。
【図22】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの構成を示す回
路図である。
【図23】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプを構成するオー
トゼロ・コンパレータの構成を示す回路図である。
【図24】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための波形図である。
【図25】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための回路図である。
【図26】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための回路図である。
【図27】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態が備
える符号間干渉成分除去機能付きアンプの動作を説明す
るための回路図である。
【図28】本発明のデータ伝送装置の第2実施形態の動
作例を示す波形図である。
【図29】本発明の半導体メモリの第1実施形態の要部
を示す回路図である。
【図30】本発明の半導体メモリの第1実施形態の第1
動作例を示す波形図である。
【図31】本発明の半導体メモリの第1実施形態の第2
動作例を示す波形図である。
【図32】本発明の半導体メモリの第2実施形態の要部
を示す回路図である。
【図33】本発明の半導体メモリの第2実施形態の第1
動作例を示す波形図である。
【図34】本発明の半導体メモリの第2実施形態の第2
動作例を示す波形図である。
【図35】従来のSDRAMの一例の要部を示す回路図
である。
【図36】図35に示す従来のSDRAMの動作例を示
す波形図である。
【図37】本発明者が以前に発明したデータ伝送装置の
要部を示す回路図である。
【図38】図37に示すデータ伝送装置の動作例を示す
波形図である。
【符号の説明】
DB、/DB データバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ03 JJ21 KB09 KB36 NN03 QQ11 5B024 AA01 AA15 BA29 CA11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のドライバを同一のデータ伝送路に
    接続してなるデータ伝送装置におけるデータ伝送方法で
    あって、 前記複数個のドライバとして、出力トランジスタをオフ
    とすることによるハイインピーダンス出力機能を有する
    ドライバを使用すると共に、レシーバとして、符号間干
    渉成分除去機能を有するレシーバを使用し、 前記複数個のドライバのうちの全部のドライバ又は一部
    複数個のドライバから前記データ伝送路にデータを出力
    させる場合、各ドライバからタイミングをずらしてデー
    タを出力させることを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】複数個のドライバを同一のデータ伝送路に
    接続してなるデータ伝送装置におけるデータ伝送装置で
    あって、 前記複数個のドライバとして、出力トランジスタをオフ
    とすることによるハイインピーダンス出力機能を有する
    ドライバを備えると共に、レシーバとして、符号間干渉
    成分除去機能を有するレシーバを備えていることを特徴
    とするデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】前記複数個のドライバのうちの全部のドラ
    イバ又は一部複数個のドライバから前記データ伝送路に
    データを出力する場合、各ドライバからタイミングをず
    らしてデータを出力することを特徴とする請求項2記載
    のデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】前記データ伝送路は、正相データを伝送す
    るための正相データ伝送路と、逆相データを伝送するた
    めの逆相データ伝送路とを有し、 前記複数個のドライバは、それぞれ、正相データ出力端
    子を前記正相データ伝送路に接続した正相データ用ドラ
    イバと、逆相データ出力端子を前記逆相データ伝送路に
    接続した逆相データ用ドライバとを有し、 前記符号間干渉成分除去機能を有するレシーバは、前記
    正相データ伝送路及び前記逆相データ伝送路の電位を入
    力し、正相データ及び逆相データからなる伝送データの
    検出をビットタイムごとに交互に行う第1、第2のPR
    Dコンパレータと、前記第1、第2のPRDコンパレー
    タの出力を選択して出力するマルチプレクサとを有して
    いることを特徴とする請求項3記載のデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】前記第1のPRDコンパレータは、前記正
    相データ伝送路の電位が印加される第1のキャパシタ
    と、第2、第3のキャパシタと、前記逆相データ伝送路
    の電位が印加される第4のキャパシタと、オートゼロ動
    作時、前記正相データ伝送路の電位を前記第3のキャパ
    シタの一端に印加すると共に、前記逆相データ伝送路の
    電位を前記第2のキャパシタの一端に印加し、データ判
    定動作時、前記正相データ伝送路の電位を前記第2のキ
    ャパシタの一端に印加すると共に、前記逆相データ伝送
    路の電位を前記第3のキャパシタの一端に印加する第1
    の電位印加手段と、第1の入力ノードを前記第1、第2
    のキャパシタの他端に接続し、第2の入力ノードを前記
    第3、第4のキャパシタの他端に接続した第1の差動ア
    ンプと、オートゼロ動作時、前記第1の差動アンプの第
    1、第2の入力ノードを同一電位にプリチャージする第
    1のプリチャージ手段とを備え、 前記第2のPRDコンパレータは、前記正相データ伝送
    路の電位が印加される第5のキャパシタと、第6、第7
    のキャパシタと、前記逆相データ伝送路の電位が印加さ
    れる第8のキャパシタと、オートゼロ動作時、前記正相
    データ伝送路の電位を前記第7のキャパシタの一端に印
    加すると共に、前記逆相データ伝送路の電位を前記第6
    のキャパシタの一端に印加し、データ判定動作時、前記
    正相データ伝送路の電位を前記第6のキャパシタの一端
    に印加すると共に、前記逆相データ伝送路の電位を前記
    第7のキャパシタの一端に印加する第2の電位印加手段
    と、第1の入力ノードを前記第5、第6のキャパシタの
    他端に接続し、第2の入力ノードを前記第7、第8のキ
    ャパシタの他端に接続した第2の差動アンプと、オート
    ゼロ動作時、前記第2の差動アンプの第1、第2のノー
    ドを同一電位にプリチャージする第2のプリチャージ手
    段とを備えていることを特徴とする請求項4記載のデー
    タ伝送装置。
  6. 【請求項6】前記第1の電位印加手段は、前記正相デー
    タ伝送路と前記第3のキャパシタとの間に接続され、第
    1のスイッチ制御信号によりオン、オフが制御される第
    1のスイッチと、前記逆相データ伝送路と前記第2のキ
    ャパシタとの間に接続され、前記第1のスイッチ制御信
    号によりオン、オフが制御される第2のスイッチと、前
    記正相データ伝送路と前記第2のキャパシタとの間に接
    続され、第2のスイッチ制御信号によりオン、オフが制
    御される第3のスイッチと、前記逆相データ伝送路と前
    記第3のキャパシタとの間に接続され,前記第2のスイ
    ッチ制御信号によりオン、オフが制御される第4のスイ
    ッチとを備え、 前記第2の電位印加手段は、前記正相データ伝送路と前
    記第7のキャパシタとの間に接続され、前記第2のスイ
    ッチ制御信号によりオン、オフが制御される第5のスイ
    ッチと、前記逆相データ伝送路と前記第6のキャパシタ
    との間に接続され、前記第2のスイッチ制御信号により
    オン、オフが制御される第6のスイッチと、前記正相デ
    ータ伝送路と前記第6のキャパシタとの間に接続され、
    前記第1のスイッチ制御信号によりオン、オフが制御さ
    れる第7のスイッチと、前記逆相データ伝送路と前記第
    7のキャパシタとの間に接続され,前記第1のスイッチ
    制御信号によりオン、オフが制御される第8のスイッチ
    とを備えていることを特徴とする請求項5記載のデータ
    伝送装置。
  7. 【請求項7】前記第1のプリチャージ手段は、プリチャ
    ージ電圧線と前記第1の差動アンプの正相入力端子との
    間に接続され、前記第1のスイッチ制御信号によりオ
    ン、オフが制御される第9のスイッチと、前記第1の差
    動アンプの出力端子と前記第1の差動アンプの逆相入力
    端子との間に接続され、前記第1のスイッチ制御信号に
    よりオン、オフが制御される第10のスイッチとを備
    え、 前記第2のプリチャージ手段は、前記プリチャージ電圧
    線と前記第2の差動アンプの正相入力端子との間に接続
    され、前記第2のスイッチ制御信号によりオン、オフが
    制御される第11のスイッチと、前記第2の差動アンプ
    の出力端子と前記第2の差動アンプの逆相入力端子との
    間に接続され、前記第2のスイッチ制御信号によりオ
    ン、オフが制御される第12のスイッチとを備えている
    ことを特徴とする請求項6記載のデータ伝送装置。
  8. 【請求項8】前記データ伝送路は、単相型データ伝送路
    からなり、 前記符号間干渉成分除去機能を有するレシーバは、前記
    単相データ伝送路の電位を入力し、伝送データの検出を
    ビットタイムごとに交互に行う第1、第2のオートゼロ
    ・コンパレータと、前記第1、第2のオートゼロ・コン
    パレータの出力を選択して出力するマルチプレクサとを
    備えていることを特徴とする請求項3記載のデータ伝送
    装置。
  9. 【請求項9】前記第1のオートゼロ・コンパレータは、
    第1、第2のキャパシタと、オートゼロ動作時、前記第
    1のキャパシタの一端に前記単相型データ伝送路の電位
    を印加すると共に、前記第2のキャパシタに所定の電位
    を印加し、データ判定動作時、前記第1、第2のキャパ
    シタの一端に前記単相型データ伝送路の電位を印加する
    第1の電位印加手段と、入力端子を前記第1、第2のキ
    ャパシタの他端に接続した第1のインバータと、オート
    ゼロ動作時、前記第1のインバータの入力端子をしきい
    値にセットする第1のしきい値セット手段とを備え、 前記第2のオートゼロ・コンパレータは、第3、第4の
    キャパシタと、オートゼロ動作時、前記第3のキャパシ
    タの一端に前記単相データ伝送路の電位を印加すると共
    に、前記第4のキャパシタに前記所定の電位を印加し、
    データ判定動作時、前記第3、第4のキャパシタの一端
    に前記単相型データ伝送路の電位を印加する第2の電位
    印加手段と、入力端子を前記第3、第4のキャパシタの
    他端に接続した第2のインバータと、オートゼロ動作
    時、前記第2のインバータの入力端子をしきい値にセッ
    トする第2のしきい値セット手段とを備えていることを
    特徴とする請求項8記載のデータ伝送装置。
  10. 【請求項10】前記第1の電位印加手段は、前記単相型
    データ伝送路と前記第1のキャパシタの一端との間に接
    続され、第1のスイッチ制御信号によりオン、オフが制
    御される第1のスイッチと、所定の電位線と前記第2の
    キャパシタの一端との間に接続され、前記第1のスイッ
    チ制御信号によりオン、オフが制御される第2のスイッ
    チと、前記単相型データ伝送路と前記第1のキャパシタ
    の一端との間に接続され、第2のスイッチ制御信号によ
    りオン、オフが制御される第3のスイッチと、前記単相
    型データ伝送路と前記第2のキャパシタとの間に接続さ
    れ、前記第2のスイッチ制御信号によりオン、オフが制
    御される第4のスイッチとを備え、 前記第2の電位印加手段は、前記単相型データ伝送路と
    前記第3のキャパシタの一端との間に接続され、前記第
    2のスイッチ制御信号によりオン、オフが制御される第
    5のスイッチと、前記所定の電位線と前記第4のキャパ
    シタの一端との間に接続され、前記第2のスイッチ制御
    信号によりオン、オフが制御される第6のスイッチと、
    前記単相型データ伝送路と前記第3のキャパシタの一端
    との間に接続され、第1のスイッチ制御信号によりオ
    ン、オフが制御される第7のスイッチと、前記単相型デ
    ータ伝送路と前記第4のキャパシタとの間に接続され、
    前記第1のスイッチ制御信号によりオン、オフが制御さ
    れる第8のスイッチとを備えていることを特徴とする請
    求項9記載のデータ伝送装置。
  11. 【請求項11】前記第1のしきい値セット手段は、前記
    第1のインバータの出力端子と前記第1のインバータの
    入力端子との間に接続され、前記第1のスイッチ制御信
    号によりオン、オフが制御される第9のスイッチで構成
    され、 前記第2のしきい値セット手段は、前記第2のインバー
    タの出力端子と前記第2のインバータの入力端子との間
    に接続され、前記第2のスイッチ制御信号によりオン、
    オフが制御される第10のスイッチで構成されているこ
    とを特徴とする請求項10記載のデータ伝送装置。
  12. 【請求項12】前記所定の電位は、電源電位と接地電位
    との中間電位であることを特徴とする請求項9、10又
    は11記載のデータ伝送装置。
  13. 【請求項13】請求項2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11又は12記載のデータ伝送装置を備えて
    いることを特徴とする半導体メモリ。
  14. 【請求項14】前記複数個のドライバの全部又は一部複
    数個のドライバからタイミングを半クロックずらして順
    にデータを出力することを特徴とする請求項13記載の
    半導体メモリ。
  15. 【請求項15】請求項2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11又は12記載のデータ伝送装置をメモリ
    セルアレイ部から読み出されるデータを伝送するデータ
    伝送装置として備えていることを特徴とする請求項13
    又は14記載の半導体メモリ。
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