JP3164493B2 - 信号伝送回路及び信号伝送方法 - Google Patents

信号伝送回路及び信号伝送方法

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JP3164493B2
JP3164493B2 JP23974395A JP23974395A JP3164493B2 JP 3164493 B2 JP3164493 B2 JP 3164493B2 JP 23974395 A JP23974395 A JP 23974395A JP 23974395 A JP23974395 A JP 23974395A JP 3164493 B2 JP3164493 B2 JP 3164493B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号伝送回路及び信
号伝送方法に関し、特に、1個の半導体チップの内部、
又は2個の半導体チップの相互間で所定のクロックに同
期して並列に多数の信号を伝送するメモリー回路又はマ
イクロプロセッサー等において、信号を伝送する場合の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、並列信号処理を行うマイクロプロ
セッサー、又は、メモリー回路、例えば画像メモリー、
シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリー(SDRAM)、スタティック・ランダム・アク
セス・メモリー(SRAM)等では、信号線の駆動、即
ち信号の伝送について次の基本構成が採用される。
【0003】この基本構成を図24に示す。同図におい
て、100及び101は各々単線で構成される信号線、
102及び103は前記各信号線に信号を伝送するため
の例えばインバーターで構成されたドライバー、104
及び105は各信号の信号を受ける例えばインバーター
で構成されたレシーバーである。
【0004】前記従来の構成の動作を図25に基いて説
明する。クロックMCLKに同期して並列信号を伝送す
る場合、前記クロックMCLKの立上りエッジ又は立下
りエッジ(図25では立上りエッジ)で入力を取り込み
むと共に、このタイミングで同時にドライバー102、
103を活性化させて各信号線100、101を駆動す
る。また、前記各信号線100、101の信号を、クロ
ックMCLKの立上りエッジ又は立下りエッジ(同図で
は立上りエッジ)で各レシーバー104、105の入力
に取り込みむと共に、そのタイミングで同時に、各レシ
ーバー104、105を活性化させて、その信号線の信
号を検知する。
【0005】しかしながら、前記従来の構成では,各信
号線100、101が単線であるため、その信号線の信
号としての情報は、各信号線の変化後の電位と、対応す
るレシーバーの信号識別用の基準閾値電圧との電位差で
あり、従って、電源ノイズ等を考慮すると、前記各信号
線の電位振幅は、大きく取る必要があり、その結果、信
号の伝送に多くの消費電力を要する。また、各信号線の
配線容量と抵抗との積で決定される配線遅延の影響を強
く受ける。従って、前記従来の構成では、低速であるに
も拘らず、大電力を消費する欠点があった。
【0006】そこで、従来、前記構成の欠点を解消する
ために、各信号線100、101の数と同数の他の信号
線を設け、各信号線の信号の伝送時には、対応する他の
信号線との間で信号を差動伝送する構成が採用されてい
る。
【0007】しかしながら、この構成では、信号線の電
位振幅を小さくできるので、低消費電力化(POWER SAVIN
G)が可能である反面、信号線本数が増加し、従って、画
像メモリ等において並列ビット数が「64」、「12
8」等に増大すると、チップ面積の増加及びコスト高を
招くため、小型で低価格を目標とする回路には適用でき
ない欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
欠点に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号線
本数が多い信号伝送回路においても、信号線を共用する
こと(WIRE SHARING)により、信号線の本数の増大を招か
ずに省領域化(AREA SAVING) しつつ差動伝送を実現し
て、小振幅伝送による低消費電力化(POWER SAVING)を小
型で低価格を確保しつつ達成する信号伝送回路及び信号
伝送方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、複数本の信号線を2本の信号線より成
る各組に分け、1組を構成する2本の信号線において、
この両信号線に対応する2つの信号を同時には伝送せ
ず、クロックの1周期内の前半で一方の信号を、後半で
他方の信号を伝送することとし、前記クロックの前半で
一方の信号を伝送するに際し、この信号を前記1組を構
成する2本の信号線を用いて差動伝送し、同様に、クロ
ックの後半で他方の信号を伝送するに際し、この信号を
前記1組を構成する2本の信号線を用いて差動伝送する
構成とする。
【0010】即ち、本発明の請求項1記載の発明の信号
伝送回路は、伝送すべき第1及び第2の信号を第1及び
第2の信号線を用いて伝送する信号伝送回路であって、
前記第1の信号とは時間的に一致しない第1の不一致信
号を生成する第1の信号生成回路と、前記第2の信号と
は時間的に一致しない第2の不一致信号を生成する第2
の信号生成手段と、前記第1及び第2の信号並びに前記
第1及び第2の信号生成手段により生成された第1及び
第2の不一致信号を受け、前記第1の信号及び第1の不
一致信号の組、及び前記第2の信号及び第2の不一致信
号の組の何れか一方を選択し、この選択した組を構成す
る2つの信号を差動信号として前記第1及び第2の信号
線に伝送する選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の信号伝送回路において、選択手段は、第1の信号及び
第1の不一致信号の組、及び前記第2の信号及び第2の
不一致信号の組を交互に選択することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、前記請求項1記載
の信号伝送回路において、第1及び第2の信号生成手段
は、各々、不一致信号として、伝送すべき信号と相補の
信号を生成するインバータより成ることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、前記請求項1記載
の信号伝送回路において、第1及び第2の信号生成手段
は、各々、不一致信号として、伝送すべき信号を時間的
に遅延した信号を生成する回路より成ることを特徴とす
る。
【0014】請求項5記載の発明は、前記請求項4記載
の信号伝送回路において、第1及び第2の信号生成手段
は、各々、第1及び第2の信号線に直列に配置された遅
延素子より成ることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、前記請求項1記載
の信号伝送回路において、第1及び第2の信号生成手段
は、各々、不一致信号として、伝送すべき信号の電流量
を変更した信号を生成する回路より成ることを特徴とす
る。
【0016】請求項7記載の発明は、前記請求項6記載
の信号伝送回路において、第1及び第2の信号生成手段
は、各々、第1及び第2の信号線のインピーダンスを変
更するインピーダンス変更回路より成ることを特徴とす
る。
【0017】請求項8記載の発明は、前記請求項1記載
の信号伝送回路において、別途、選択手段と第1及び第
2の信号線との間に配置された電圧制御手段を備え、前
記電圧制御手段は、第1の信号線の振幅電圧及び第2の
信号線の振幅電圧を電源電圧未満の小振幅にするよう
に、前記選択手段から出力される差動信号を構成する2
つの信号の電位を各々制御することを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、前記請求項8記載
の信号伝送回路において、別途、第1及び第2の信号線
の後端部に配置される信号受信回路を備え、前記信号受
信回路は、第1及び第2の信号線に送出された各信号を
受信し、受信した両信号を、電源電圧の電位差を有する
差動信号に変換することを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、前記請求項1記
載の信号伝送回路において、選択手段は、第1の信号線
に接続される第1の選択手段と、第2の信号線に接続さ
れる第2の選択手段とから成り、前記第1の選択手段
は、第1の信号と、第2の信号生成手段により生成され
る第2の不一致信号との何れか一方を選択し、前記第2
の選択手段は、第2の信号と、第1の信号生成手段によ
り生成される第1の不一致信号との何れか一方を選択す
ることを特徴とする。
【0020】請求項11記載の発明は、前記請求項10
記載の信号伝送回路において、第1の選択手段は、第1
の信号と第2の不一致信号とを交互に選択し、第2の選
択手段は、第2の信号と第1の不一致信号とを交互に選
択することを特徴とする。
【0021】請求項12記載の発明は、前記請求項1記
載の信号伝送回路において、選択手段は、第1の信号線
に接続される第1の選択手段と、第2の信号線に接続さ
れる第2の選択手段とから成り、前記第1の選択手段
は、第1の信号と第2の信号との何れか一方を選択し、
前記第2の選択手段は、第1の信号生成手段により生成
される第1の不一致信号と、第2の信号生成手段により
生成される第2の不一致信号との何れか一方を選択する
ことを特徴とする。
【0022】請求項13記載の発明は、前記請求項12
記載の信号伝送回路において、第1の選択手段は、第1
の信号と第2の信号とを交互に選択し、第2の選択手段
は、第1の不一致信号と第2の不一致信号とを交互に選
択することを特徴とする。
【0023】請求項14記載の発明は、前記請求項12
記載の信号伝送回路において、第1及び第2の選択手段
と第1及び第2の信号線との間に配置される切換手段を
備え、前記切換手段は、第1の選択手段から第1の信号
線又は第2の信号線への出力の送出を切換えると共に、
第2の選択手段から第2の信号線又は第1の信号線への
出力の送出を切換えることを特徴とする。
【0024】請求項15記載の発明は、前記請求項1記
載の信号伝送回路において、選択手段の後段に2列に配
置される1段又は複数段の記憶手段を備え、前記記憶手
段のうち最初段を構成する2個の記憶手段は、選択手段
から出力される2つの信号より成る差動信号を記憶し、
前記最初段を除く各段の2個の記憶手段は、前段の記憶
手段から出力される2つの信号より成る差動信号を記憶
し、最後段の2個の記憶手段は、その記憶した差動信号
を第1及び第2の信号線に出力することを特徴とする。
【0025】請求項16記載の発明は、前記請求項8記
載の信号伝送回路において、電圧制御手段は、選択手段
から出力される2つの信号より成る差動信号のうち何れ
か一方の信号を受ける1入力・1出力型の第1のドライ
バーと、前記選択手段から出力される他方の信号を受け
る1入力・1出力型の第2のドライバーとから成り、前
記第1のドライバーは第1の信号線に接続され、前記第
2のドライバーは第2の信号線に接続されることを特徴
とする。
【0026】請求項17記載の発明は、前記請求項8記
載の信号伝送回路において、電圧制御手段は、差動入力
・差動出力型の第1及び第2のドライバーより成り、前
記第1及び第2のドライバーは、選択手段から出力され
る2つの信号より成る差動信号を受けると共に、第1及
び第2の信号線に接続されることを特徴とする。
【0027】請求項18記載の発明は、前記請求項9記
載の信号伝送回路において、信号受信回路は、第1及び
第2の信号線の双方に接続された差動入力・差動出力型
の第1及び第2のレシーバーより成り、前記第1及び第
2のレシーバーの何れか一方は、前記第1及び第2の信
号線から差動信号を受信することを特徴とする。
【0028】請求項19記載の発明は、前記請求項18
記載の信号伝送回路において、第1及び第2のレシーバ
ーは、交互に、第1及び第2の信号線から差動信号を受
信することを特徴とする。
【0029】請求項20記載の発明は、前記請求項1記
載の信号伝送回路において、第1及び第2の信号線のう
ち何れか一方の信号線には、他方の信号線と比較して、
伝送線路により決定される信号の反射の周期の約半分の
遅延時間をもつ遅延素子が直列に接続されることを特徴
とする。
【0030】請求項21記載の発明は、前記請求項1記
載の信号伝送回路において、別途、選択手段と第1及び
第2の信号線との間に配置され、差動信号の送出後から
次に続く差動信号の送出開始時までの間に開くスイッチ
手段と、前記スイッチ手段が開いている期間に前記第1
及び第2の信号線を同電位にプリチャージするプリチャ
ージ手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】請求項22記載の発明は、前記請求項21
記載の信号伝送回路において、別途、遷移検出手段と、
制御手段とを備え、前記遷移検出手段は、伝送すべき2
つの信号を入力し、この両信号の内容が一致するか否か
を検出し、一致しない時に遷移検出信号を出力し、一致
する時に一致検出信号を出力し、前記制御手段は、前記
遷移検出手段の遷移検出信号を受けた時、プリチャージ
手段による第1及び第2の信号線のプリチャージを許容
し、前記遷移検出手段の一致検出信号を受けた時、プリ
チャージ手段による第1及び第2の信号線のプリチャー
ジを禁止することを特徴とする。
【0032】請求項23記載の発明の信号伝送回路は、
伝送すべき複数の信号を、これ等の信号と同数の本数の
信号線を用いて伝送する信号伝送回路であって、前記複
数本の信号線のうち2本づつを1組として、各組は、伝
送すべき2つの信号のうち第1の信号とは時間的に一致
しない第1の不一致信号を生成する第1の信号生成回路
と、伝送すべき2つの信号のうち第2の信号とは時間的
に一致しない第2の不一致信号を生成する第2の信号生
成手段と、前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び
第2の信号生成手段により生成された第1及び第2の不
一致信号を受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号
の組、及び前記第2の信号及び第2の不一致信号の組の
何れか一方を選択し、この選択した組を構成する2つの
信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に伝送
する選択手段とを備えることを特徴とする。
【0033】請求項24記載の発明は、前記請求項23
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、不一致信号として、伝送すべき信
号を時間的に遅延した信号を生成する回路より成ること
を特徴とする。
【0034】請求項25記載の発明は、前記請求項24
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、第1及び第2の信号線に直列に配
置された遅延素子より成ることを特徴とする。
【0035】請求項26記載の発明は、前記請求項23
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、不一致信号として、伝送すべき信
号の電流量を変更した信号を生成する回路より成ること
を特徴とする。
【0036】請求項27記載の発明は、前記請求項26
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、第1及び第2の信号線のインピー
ダンスを変更するインピーダンス変更回路より成ること
を特徴とする。
【0037】請求項28記載の発明の信号伝送回路は、
伝送すべき複数の信号を、これ等の信号と同数の本数の
信号線を用いて伝送する信号伝送回路であって、前記複
数本の信号線のうち2本づつを1組として、各組は、伝
送すべき2つの信号のうち第1の信号とは時間的に一致
しない第1の不一致信号を生成する第1の信号生成回路
と、伝送すべき2つの信号のうち第2の信号とは時間的
に一致しない第2の不一致信号を生成する第2の信号生
成手段と、前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び
第2の信号生成手段により生成された第1及び第2の不
一致信号を受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号
の組、及び前記第2の信号及び第2の不一致信号の組の
何れか一方を選択し、この選択した組を構成する2つの
信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に伝送
する選択手段と、前記選択手段と第1及び第2の信号線
との間に配置された電圧制御手段とを備え、前記電圧制
御手段は、第1の電位が供給される第1の供給端子、及
び第2の電位が供給される第2の供給端子を有すると共
に、前記選択手段からの差動信号を構成する2つの信号
を受け、その一方の信号を前記第1の電位の信号に、そ
の他方の信号を前記第2の電位の信号に、各々変換し
て、この両信号を第1及び第2の信号線に出力し、前記
各組の電圧制御手段は、第1の電源と、この電源の電圧
より低い電圧の第2の電源との間に直列に配置され、最
上段の電圧制御手段の第1の供給端子は前記第1の電源
に接続され、最下段の電圧制御手段の第2の供給端子は
前記第2の電源に接続され、前記最上段及び最下段の電
圧制御手段以外の電圧制御手段は、第1の供給端子がそ
の上段に位置する電圧制御手段の第2の供給端子に接続
され、第2の供給端子がその下段に位置する電圧制御手
段の第1の供給端子に接続されることを特徴とする。
【0038】請求項29記載の発明は、前記請求項28
記載の信号伝送回路において、各組の選択手段は、第1
の信号及び第1の不一致信号の組、及び前記第2の信号
及び第2の不一致信号の組を交互に選択することを特徴
とする。
【0039】請求項30記載の発明は、前記請求項28
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、不一致信号として、伝送すべき信
号を時間的に遅延した信号を生成する回路より成ること
を特徴とする。
【0040】請求項31記載の発明は、前記請求項30
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、第1及び第2の信号線に直列に配
置された遅延素子より成ることを特徴とする。
【0041】請求項32記載の発明は、前記請求項28
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、不一致信号として、伝送すべき信
号の電流量を変更した信号を生成する回路より成ること
を特徴とする。
【0042】請求項33記載の発明は、前記請求項32
記載の信号伝送回路において、各組の第1及び第2の信
号生成手段は、各々、第1及び第2の信号線のインピー
ダンスを変更するインピーダンス変更回路より成ること
を特徴とする。
【0043】請求項34記載の発明は、前記請求項28
記載の信号伝送回路において、第1の供給端子に供給さ
れる電圧が第1の電源の電圧の1/2以上である電圧制
御手段は、P型のMOSFETで構成されることを特徴
とする。
【0044】請求項35記載の発明は、前記請求項28
記載の信号伝送回路において、第1の供給端子に供給さ
れる電圧が第1の電源の電圧の1/2未満である電圧制
御手段は、N型のMOSFETで構成されることを特徴
とする。
【0045】請求項36記載の発明は、前記請求項28
記載の信号伝送回路において、第1の電源の電位と第2
の電源の電位との電位差は、前記各組の第1及び第2の
信号線間の電位差の整数倍であることを特徴とする。
【0046】請求項37記載の発明の信号伝送方法は、
伝送すべき第1及び第2の信号を第1及び第2の信号線
を用いて伝送する信号伝送方法であって、前記第1及び
第2の信号を受けた後、前記第1の信号とは時間的に一
致しない不一致信号を生成すると共に、この不一致信号
及び前記第1の信号を差動信号として前記第1及び第2
の信号線に送出し、その後、前記第2の信号とは時間的
に一致しない不一致信号を生成すると共に、この不一致
信号及び前記第2の信号を差動信号として前記第1及び
第2の信号線に送出することを特徴とする。
【0047】請求項38記載の発明は、前記請求項37
記載の信号伝送方法において、第1の信号とは時間的に
一致しない不一致信号を生成すると共に、この不一致信
号及び前記第1の信号を差動信号として前記第1及び第
2の信号線に送出する工程は、複数回繰返され、第2の
信号とは時間的に一致しない不一致信号を生成すると共
に、この不一致信号及び前記第2の信号を差動信号とし
て前記第1及び第2の信号線に送出する工程も、複数回
繰返されることを特徴とする。
【0048】請求項39記載の発明は、前記請求項37
記載の信号伝送方法において、第1の信号とは時間的に
一致しない不一致信号を生成すると共に、この不一致信
号及び前記第1の信号を差動信号として前記第1及び第
2の信号線に送出する工程は、1回行われ、第2の信号
とは時間的に一致しない不一致信号を生成すると共に、
この不一致信号及び前記第2の信号を差動信号として前
記第1及び第2の信号線に送出する工程は、複数回繰返
されることを特徴とする。
【0049】請求項40記載の発明は、前記請求項37
記載の信号伝送方法において、第1の信号とは時間的に
一致しない不一致信号を生成すると共に、この不一致信
号及び前記第1の信号を差動信号として前記第1及び第
2の信号線に送出する工程は、1回行われ、第2の信号
とは時間的に一致しない不一致信号を生成すると共に、
この不一致信号及び前記第2の信号を差動信号として前
記第1及び第2の信号線に送出する工程も、1回行われ
ることを特徴とする。
【0050】請求項41記載の発明は、前記請求項37
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送する
信号と相補の信号であることを特徴とする。
【0051】請求項42記載の発明は、前記請求項37
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送すべ
き信号を時間的に遅延した信号であることを特徴とす
る。
【0052】請求項43記載の発明は、前記請求項37
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送すべ
き信号の電流量を変更した信号であることを特徴とす
る。
【0053】請求項44記載の発明は、前記請求項40
記載の信号伝送方法において、第1の信号及びその不一
致信号は、クロックの1周期の前半の期間で送出され、
第2の信号及びその不一致信号は、前記クロックの1周
期の後半の期間で送出されることを特徴とする。
【0054】請求項45記載の発明は、前記請求項37
記載の信号伝送方法において、第1及び第2の信号線に
信号を送出する時、この第1及び第2の信号線に送出す
る信号を、その各信号の電位に応じて、第1の電位、又
は前記第1の電位とは電源電圧未満の電位差にある第2
の電位に変換して、第1及び第2の信号線に送出するこ
とを特徴とする。
【0055】請求項46記載の発明の信号伝送方法は、
伝送すべき第1及び第2の信号を第1及び第2の信号線
を用いて伝送する信号伝送方法であって、前記第1及び
第2の信号を受けた後、前記第1及び第2の信号線を同
一電位にプリチャージし、その後、前記第1の信号とは
時間的に一致しない不一致信号を生成すると共に、この
不一致信号及び前記第1の信号を差動信号として前記第
1及び第2の信号線に送出し、続いて、前記第1及び第
2の信号線を同一電位にプリチャージし、その後、前記
第2の信号とは時間的に一致しない不一致信号を生成す
ると共に、この不一致信号及び前記第2の信号を差動信
号として前記第1及び第2の信号線に送出することを特
徴とする。
【0056】請求項47記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、第1及び第2の信号線を
プリチャージする工程、第1の信号の不一致信号を生成
すると共にこの不一致信号及び前記第1の信号を送出す
る工程を1組として、複数回繰返した後、第1及び第2
の信号線をプリチャージする工程、第2の信号の不一致
信号を生成すると共にこの不一致信号及び前記第2の信
号を送出する工程を1組として、複数回繰返すことを特
徴とする。
【0057】請求項48記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、第1及び第2の信号線を
プリチャージする工程、第1の信号の不一致信号を生成
すると共にこの不一致信号及び前記第1の信号を送出す
る工程を1組として、1回行った後、第1及び第2の信
号線をプリチャージする工程、第2の信号の不一致信号
を生成すると共にこの不一致信号及び前記第2の信号を
送出する工程を1組として、複数回繰返すことを特徴と
する。
【0058】請求項49記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、第1及び第2の信号線を
プリチャージする工程、第1の信号の不一致信号を生成
すると共にこの不一致信号及び前記第1の信号を送出す
る工程を1組として、1回行った後、第1及び第2の信
号線をプリチャージする工程、第2の信号の不一致信号
を生成すると共にこの不一致信号及び前記第2の信号を
送出する工程を1組として、1回行うことを特徴とす
る。
【0059】請求項50記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送する
信号と相補の信号であることを特徴とする。
【0060】請求項51記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送すべ
き信号を時間的に遅延した信号であることを特徴とす
る。
【0061】請求項52記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送すべ
き信号の電流量を変更した信号であることを特徴とす
る。
【0062】請求項53記載の発明は、前記請求項49
記載の信号伝送方法において、第1及び第2の信号線の
最初のプリチャージはクロックの前半周期の期間のうち
前半の期間で行い、第1の信号及びその不一致信号の送
出は前記クロックの前半周期の期間のうち後半の期間で
行い、第1及び第2の信号線の次のプリチャージはクロ
ックの後半周期の期間のうち前半の期間で行い、第2の
信号及びその不一致信号の送出は前記クロックの後半周
期の期間のうち後半の期間で行うことを特徴とする。
【0063】請求項54記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、第1及び第2の信号線に
信号を送出する時、この第1及び第2の信号線に送出す
る信号を、その各信号の電位に応じて、第1の電位、又
は前記第1の電位とは電源電圧未満の電位差にある第2
の電位に変換して、第1及び第2の信号線に送出するこ
とを特徴とする。
【0064】請求項55記載の発明は、前記請求項46
記載の信号伝送方法において、受けた第1及び第2の信
号の内容が相互に一致するか否かを検出し、一致すると
き、第1の信号及びその不一致信号の送出後の第1及び
第2の信号のプリチャージは行わないことを特徴とす
る。
【0065】請求項56記載の発明の信号伝送方法は、
伝送すべき複数の信号を、これ等の信号と同数の本数の
信号線を用いて伝送する信号伝送方法であって、前記複
数本の信号線のうち2本づつを1組として、各組は、伝
送すべき第1及び第2の信号を受けた後、前記第1の信
号とは時間的に一致しない不一致信号を生成すると共
に、この不一致信号及び前記第1の信号を差動信号とし
て、自己の組の2本の信号線に送出し、その後、前記第
2の信号とは時間的に一致しない不一致信号を生成する
と共に、この不一致信号及び前記第2の信号を差動信号
として、前記2本の信号線に送出し、更に、前記複数の
組において、所定の2組毎に、一方の組で電位が下降す
る信号線と、他方の組で電位が上昇する信号線とを接続
して、前記電位が下降する信号線の持つ電荷を前記電位
が上昇する信号線で再利用することを特徴とする。
【0066】請求項57記載の発明は、前記請求項56
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送する
信号と相補の信号であることを特徴とする。
【0067】請求項58記載の発明は、前記請求項56
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送すべ
き信号を時間的に遅延した信号であることを特徴とす
る。
【0068】請求項59記載の発明は、前記請求項56
記載の信号伝送方法において、不一致信号は、伝送すべ
き信号の電流量を変更した信号であることを特徴とす
る。
【0069】以上の構成により、請求項1ないし請求項
59記載の発明では、2種の信号を2本の信号線を使用
して伝送する場合に、一方の信号を2本の信号線を用い
て差動伝送し、その後、他方の信号を前記2本の信号線
を用いて差動伝送するので、物理的に信号線本数の倍増
を招かずに差動伝送が実現されて、画像メモリ自体や、
並列信号処理を行う2個のマイクロプロセッサ間の信号
伝送系の面積が有効に縮小される。
【0070】特に、請求項8、請求項45及び請求項5
4記載の発明では、2本の信号線を用いた差動伝送に際
して、その各信号線の電位振幅が電源電圧未満の小振幅
であるので、低消費電力で信号伝送が可能となる。
【0071】また、請求項44及び請求項53記載の発
明では、1クロックの前半の期間で第1の信号を差動伝
送し、後半の期間で第2の信号を差動伝送するので、1
クロックで2信号を同時伝送する場合と同一の転送レー
トが確保される。
【0072】更に、請求項10及び請求項11記載の発
明では、伝送すべき信号とその相補の信号とを2本の信
号で差動伝送することを繰返す場合に、各信号線には、
伝送すべき信号と、次に伝送すべき信号の相補の信号と
が交互に送出されるので、伝送すべき2つの信号が異な
る内容の信号である場合には、各信号線の電位遷移回数
が少なくて済み、より低消費電力となる。
【0073】加えて、請求項12及び請求項13記載の
発明では、伝送すべき信号とその相補の信号とを2本の
信号で差動伝送することを繰返す場合に、各信号線に
は、伝送すべき信号と、次に伝送すべき信号とが繰返し
送出されるので、伝送すべき2つの信号が同一内容の信
号である場合には、各信号線の電位遷移回数が少なくて
済み、より低消費電力となる。
【0074】また、請求項14記載の発明では、伝送す
べき信号とその相補の信号とを2本の信号で差動伝送す
ることを繰返す場合に、伝送すべき信号及びその相補の
信号の何れを第1の信号線に送出し、残る何れの信号を
第2の信号線に送出するかを選択するので、伝送すべき
信号の内容が同一か異なるかに拘らず、各信号線の電位
遷移回数を少なくできて、より一層の低消費電力化が可
能となる。
【0075】更に、請求項15記載の発明では、伝送す
べき差動信号を一旦記憶手段に記憶するので、伝送すべ
き2つの信号の入力タイミングと伝送タイミングとの間
に遅延時間が得られ、従って、この遅延時間の間に種々
の判断、例えば前回伝送した信号と今回伝送する信号と
が同一内容か異なる内容かの判断に要する時間が得られ
る。
【0076】加えて、請求項20記載の発明では、一方
の信号線に配置した遅延素子によって、2つの信号線上
の信号の伝送波形間で、その各波形の乱れの周期がズレ
て、その両信号の伝送波形の波と波との重なりが防止さ
れるので、2本の信号線間の電位差が極端に小さくなる
ことが抑制され、その結果、差動信号が正確に信号受信
側で受信可能となる。
【0077】更に加えて、請求項21及び請求項46記
載の発明では、伝送すべき信号を2本の信号線を用いて
差動伝送する前に、予め、その2本の信号線をその両信
号線の電位の中間電位にプリチャージする場合には、1
回の信号伝送で設定電位差を前記2本の信号線間で達成
するのに要する電荷が半分で済む。
【0078】また、請求項22及び請求項55記載の発
明では、1つの信号を伝送した後、次に前記信号と同一
内容の信号を伝送する際には、この際に必要でなくなる
2本の信号線のプリチャージが禁止されるので、より一
層の低消費電力化が可能である。
【0079】更に、請求項28及び請求項56記載の発
明では、電位が下降する信号線の電荷が、他の組で電位
が上昇する信号線に与えられて、電荷の再利用が行われ
るので、極めて効果的な低消費電力化が可能となる。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0081】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態の信号伝送回路の概念図を示す。同図にお
いて、Ainは伝送すべき第1の信号、Binは伝送す
べき第2の信号、1は第1の信号線、2は第2の信号線
であって、信号伝送を差動伝送で行う組を構成する。3
は前記信号線1を駆動する1入力・1出力型の第1のド
ライバー、4は前記信号線2を駆動する1入力・1出力
型の第2のドライバー、5及び6は前記信号線1、2の
両信号を差動情報として取り込んで検出増幅する差動入
力・差動出力型の第1及び第2のレシーバー(信号受信
回路)である。
【0082】また、10は前記各信号線1、2に対応す
る信号Ain、Binのレベル(「H」、「L」)を認
識するバッファ、11はインバータ(第1の信号生成回
路)12もインバータ(第2の信号生成回路)、13は
マルチプレクサ(第1の選択手段)、14もマルチプレ
クサ(第2の選択手段)である。
【0083】一方のマルチプレクサ13は、信号Ain
と、インバータ12からの反転信号/Bin(第2の信
号Binとは時間的に一致しない第2の不一致信号)と
を入力し、他方のマルチプレクサ14は、信号Bin
と、インバータ11からの反転信号/Ain(第1の信
号Ainとは時間的に一致しない第1の不一致信号)と
を入力する。メインクロックMCLKの立上りエッジ
で、一方のマルチプレクサ13は信号Ainを、他方の
マルチプレクサ14はその反転信号/Ainを各々選択
して出力し、メインクロックMCLKの立下りエッジ
で、他方のマルチプレクサ14は信号Binを、一方の
マルチプレクサ13はその反転信号/Binを各々選択
して出力する。
【0084】前記ドライバー3、4は、第1の電位Vu
が供給される第1の供給端子3a、4aと、前記第1の
電位Vuよりも低い電位の第2の電位Vb((Vb<V
u)が供給される第2の供給端子3b、4bとを有し、
対応するマルチプレクサ13、14からの信号が「H」
レベルのとき高電位Vuの信号を出力し、「L」レベル
のとき低電位Vbの信号を出力する。ドライバー3、4
の出力振幅電圧Vu−Vbは電源電圧よりも小さく設定
される。従って、両ドライバ3、4により、第1の信号
線1及び第2の信号線2の各振幅電圧を電源電圧Vcc
未満の小振幅値(Vu−Vb)に制御する電圧制御手段
を構成する。
【0085】前記レシーバー5、6は、差動入力・差動
出力型のレシーバーであって、共に前記2本の信号線
1、2に接続される。レシーバー5、6の前段には、各
々、スイッチ17、18が配置され、一方のスイッチ1
7はメインクロックMCLKを制御信号として動作し、
メインクロックMCLKの「H」レベル時に閉じる。他
方のスイッチ18はメインクロックMCLKの反転信号
/MCLKを制御信号として動作し、メインクロックM
CLKの「L」レベル時に閉じる。従って、両レシーバ
ー5、6は、交互に2本の信号線1、2の信号を受信し
て、インターリーブで出力動作する。各レシーバー5、
6は、同一構成であり、その内部構成は一方のレシーバ
ー5につき図2に詳示するように、電源電圧Vccが印
加されると共に、接地され(図中▽で示す)、また電圧
−電流変換回路5aと、フリップフロップ回路5bとを
有し、前記2本の信号線1、2間の電位差を電源電圧V
ccと接地電圧Vssとにレベル変換する。尚、レシー
バー5において、5c、5dは、メインクロックの反転
信号/MCLKにより閉じて、2本の信号線1、2から
の信号の非入力時に2本の差動出力線Aoutをプリチ
ャージするためのスイッチである。
【0086】次に、本実施の形態の動作を図3及び図4
のタイミング図に基いて説明する。
【0087】図3において、メインクロックMCLKの
立上りエッジで信号Ainが取込まれると、一方のマル
チプレクサ13はその信号Ainを、他方のマルチプレ
クサ14はその反転信号/Ainを各々出力する。一
方、メインクロックMCLKの立下りエッジで信号Bi
nが取込まれると、一方のマルチプレクサ13は反転信
号/Binを、他方のマルチプレクサ14はその信号/
Binを各々出力する。従って、メインクロックMCL
Kの1周期の前半では、信号Ainに割り当られた信号
線1には信号Ainに等しい信号Atが、他の信号線2
には反転信号/Ainに等しい信号Btが各々伝送さ
れ、メインクロックMCLKの一周期の後半では、信号
Binに割り当てられた信号線2には信号Binに等し
い信号Btが、残りの信号線1にはその反転信号/Bi
nに等しい信号Atが各々伝送される。ここで、1組の
信号線1、2の信号At、Btの電位差は、前記ドライ
バー3、4の出力振幅電圧Vu−Vbであり、電源電圧
Vccよりも小さい。
【0088】一方、レシーバー5では、図4に示すよう
に、メインクロックMCLKの立上りエッジで信号線
1、2の両信号を交互に差動信号として取り込み、その
両信号の電位差Vu−Vbを電源電圧Vccと接地電圧
Vssとの電位差Vcc−Vssに増幅し、このこの増
幅信号を差動信号Aoutとして出力する。また、メイ
ンクロックMCLKの立下りエッジでは、同図に示すよ
うに、レシーバー6が信号線1、2の両信号を交互に差
動信号として取り込み、その両信号の電位差Vu−bを
電源電圧Vccと接地電圧Vssとの電位差Vcc−V
ssに増幅し、この増幅信号を差動信号Boutとして
出力する。
【0089】ここに、ドライバー3、4の出力振幅電圧
は、2種の電圧の電位差Vu−Vbで決定されるので、
各信号線1、2の信号At、Btの振幅は電源電圧Vc
cよりも小さい電位差であり、小振幅であるものの、信
号線1により信号Atを伝送する時には、他方の信号線
2には必ず自分自身(信号At)とは電気的に異なる情
報(即ち、本実施の形態では反転信号/At)が伝送さ
れていて、レシーバー5がこの2本の信号線1、2の信
号At、/Atを差動で検知するので、小振幅であって
もノイズマージンが十分大きく確保されて、信号Atが
レシーバー5で誤りなく検出される。信号Btの受信に
ついても同様である。
【0090】また、レシーバー5、6自体は、メインク
ロックMCLKに同期して動作し、メインクロックMC
LKの倍速では動作する必要がないので、安定且つ高感
度の動作が可能である。
【0091】尚、レシーバーは、本実施例のように1組
の信号線1、2に並列に2個配置する必要は無く、1個
であっても良い。
【0092】(第1の変形の形態)図5は、信号伝送側
の第1の変形の形態を示す。本変形の形態では、一方の
マルチプレクサ(第1の選択手段)13´は、バッファ
10からの信号Ain、Binを受け、他方のマルチプ
レクサ(第2の選択手段)14´は、インバータ11か
らの反転信号/Ainと、他のインバータ12からの反
転信号/Binとを受ける。前記他方のマルチプレクサ
14´は、一方のマルチプレクサ13´が信号Ainを
選択する時、その反転信号/Ainを選択し、一方のマ
ルチプレクサ13´が信号Binを選択する時、その反
転信号/Binを選択する。
【0093】図6は本変形の形態の動作タイミング図を
示す。同図から判るように、メインクロックMCLKの
立上りエッジで信号Ainを取り込み、立下りエッジで
信号Binを取り込む点は前記第1の実施の形態と同様
である。異なる点は、例えば、信号Ainに割り当てら
れた信号線1には、常に、バッファ10からの信号Ai
n又は信号Binが出力され、信号Binに割り当てら
れた信号線2には、常に、インバータ11、12からの
反転信号/Ain又は/Bin(信号Ain、Binと
は異なる情報)が出力される点である。
【0094】本変形の形態と前記第1の実施の形態との
効果の相違は、基本的には、伝送データである信号Ai
nと信号Binとのデータに依存する。即ち、2つの信
号Ain,Binが相互に同一データであることが比較
的多い場合には、本変形の形態では、データ遷移回数が
少なくて済み、従って低消費電力化が可能である。
【0095】一方、2つの信号Ain,Binが相互に
異なるデータである(即ち、Ain=/Binである)
ことが比較的多い場合には、第1の実施の形態の方がデ
ータ遷移回数が少なくて済むので、本変形の形態よりも
低消費電力化が可能である。
【0096】(第2の変形の形態)図7は、信号伝送側
の第2の変形の形態を示す。本変形の形態では、前記第
1の変形の形態を示す図6の構成に、更に、マルチプレ
クサ20が追加される。
【0097】前記マルチプレクサ(切換手段)20は、
比較回路21から制御信号を受け、その制御信号の内容
に応じて、2個のマルチプレクサ13´、14´の出力
のうち何れを信号線1に、残りの何れを信号線2に出力
するかを決定し、切換える。前記比較回路21は、2つ
の信号Ain,Binを受け、この両信号Ain,Bi
nが相互に同一データか異なるデータかの相関関係を比
較し、その比較結果を制御信号としてマルチプレクサ2
0に出力する。前記マルチプレクサ20は、前記制御信
号に基いて両信号Ain,Binが同一データである場
合には、一方のマルチプレクサ13´の出力を信号線1
に、他方のマルチプレクサ14´の出力を信号線2に出
力し、一方、両信号Ain,Binが相互に異なるデー
タである場合には、一方のマルチプレクサ13´の出力
を信号線2に、他方のマルチプレクサ14´の出力を信
号線1に出力する。
【0098】したがって、本変形の形態では、図8に示
すように、時刻t=to以前で両信号Ain,Binが
同一データである場合には、信号線1には一方のマルチ
プレクサ13´からの信号Ain(n−2)、Bin
(n−2)、Ain(n−1)、Bin(n−1)が出
力され、信号線2には他方のマルチプレクサ14´から
の反転信号/Ain(n−2)、/Bin(n−2)、
/Ain(n−1)、/Bin(n−1)が出力され
る。また、時刻t=to以降で両信号Ain,Bin相
互が異なるデータである場合には、メインクロックMC
LKの立上りエッジ(t=to)で信号線1には一方の
マルチプレクサ13´からの信号Ain(n)が、信号
線2には他方のマルチプレクサ14´からの信号/A
(n)が出力され、その後のメインクロックMCLKの
立下りエッジ(t=t1)で信号線1には他方のマルチ
プレクサ14´からの信号/Bin(n)が、信号線2
には一方のマルチプレクサ13´からの信号Bin
(n)が出力される。
【0099】従って、本変形の形態では、信号Ain、
Bin間のデータの相関関係に拘らず、信号線1、2の
データ遷移回数を少くでき、低消費電力化が可能であ
る。
【0100】尚、以上の説明では、伝送すべき信号Ai
n、Binを信号線1、2から交互に伝送したが、本発
明は交互に伝送する場合に限定されず、その他、図26
に示すように、伝送すべき信号Ain、Binの遷移確
率に応じて、例えば一方の信号Binを複数回(図では
2回)連続して伝送した後、他方の信号Ainを1回伝
送したり、図27に示すように例えば一方の信号Bin
を複数回(図では2回)連続して伝送した後、他方の信
号Ainも複数回(図では2回)伝送してもよいのは勿
論である。
【0101】(第3の変形の形態)図9は、信号伝送側
の第3の変形の形態を示す。本変形の形態では、前記第
1の変形の形態を示す図5の2個のマルチプレクサ13
´、14´と、2個のドライバー3、4との間に、複数
段(同図では2段)のシフトレジスタ(記憶手段)25
〜28を備えると共に、前記2個のドライバー3、4を
制御する比較器29を設けたものである。
【0102】前記2段のシフトレジスタ25、26は、
一方のマルチプレクサ13´の出力を格納し、他の2段
のシフトレジスタ27、28は、他方のマルチプレクサ
14´の出力を格納する。
【0103】また、比較器29は、2段のシフトレジス
タ25、26の各格納内容を比較し、両内容が一致する
場合には、2個のドライバー3、4から両電源Vu,V
bを切り離す制御、又は電源Vu,Vbのインピーダン
スを高く制御する制御信号を2個のドライバー3、4に
出力する。
【0104】したがって、本変形の形態では、図10に
示すように、信号Ain、Binの入力タイミングと、
信号線1、2への信号At,Btの出力タイミングとの
間に、前記クロック周波数に依存して、遅延時間(同図
に示す時刻t=t2とt=t3との間の時間差であっ
て、メインクロックMCLKの1周期Tに相当する期
間)が得られる。従って、比較器29が、各ドライバ
3、4から今回送出されるデータが前回送出したデータ
と同じか否かを判断するに際して、時間的余裕が生じる
ので、その判断を正確に行うことができて、同じデータ
であれば、比較器29から出力される制御信号により、
各ドライバー3、4は、両電源Vu,Vbを切り離し、
又は両電源Vu,Vbのインピーダンスを高く制御する
ので、前回と同じデータを保持しつつ、各ドライバー
3、4の消費電流が低減される。
【0105】尚、本変形の形態では、2段のシフトレジ
スタ(記憶手段)25〜28を設けたが、1段のシフト
レジスタ(記憶手段)(例えば25、27)のみを設け
てもよい。この場合には、比較器29は、前記1段のシ
フトレジスタ25、27の格納内容を各々入力信号Ai
n、Binと比較する。
【0106】(第4の変形の形態)図11は、信号伝送
側の第4の変形の形態を示す。前記第1の実施の形態及
び前記第1〜第3の変形の形態では、各ドライバー3、
4をインバータ型のドライバーで構成したが、本変形の
形態では、差動入力・差動出力型のドライバー3´、4
´が各信号線1、2に対応して設けられる。
【0107】一方のドライバー3´は、図示しないマル
チプレクサ(図9に示すマルチプレクサ13´に相当す
る)からの信号Aiを受け、この信号Aiを差動信号A
t、/Atに変換して出力する。また、他方のドライバ
ー4´は、図示しないマルチプレクサ(図9に示すマル
チプレクサ14´に相当する)からの信号Biを受け、
この信号Biを差動信号Bt、/Btに変換して出力す
る。
【0108】前記ドライバー3´、4´の後段には、各
々、切換スイッチ30、31が配置される。一方の切換
スイッチ30はメインクロックMCLKの立上りエッジ
で閉制御され、他方の切換スイッチ31はメインクロッ
クMCLKの立下りエッジで閉制御される。
【0109】したがって、本変形の形態では、各ドライ
バー3´、4´自身が差動信号を出力するので、一方の
ドライバー(例えば3´)が活性化されて2本の信号線
1、2に接続されている期間では、他方のドライバー
(例えば4´)は、送出データの準備ができる。その結
果、その準備ができる時間分、信号線1、2を経て伝送
される信号の切換時間が短縮できる。
【0110】(第5の変形の形態)図12は信号伝送側
の第5の変形の形態を示す。本変形の形態は前記第4の
変形の形態を示す図11の構成の2つの信号線1、2の
うち一方の信号線(同図では信号線2)に対して、遅延
素子35を直列に配置した構成である。
【0111】本変形の形態では、ドライバー3´、4´
を持つ信号伝送側は所定のチップに配置され、レシーバ
ー5、6を持つ信号受信側は他のチップに配置され、こ
の両チップ間が信号線1、2で接続される。
【0112】前記2個のチップ間の信号伝送等では、反
射等の影響で信号の伝送波形が波打ち乱れる。この伝送
波形の波打つ周期Tは、信号線1、2の線路長等を要素
とする特性で決定される。前記遅延素子35が信号の伝
送を遅延させる時間は、前記線路長等で決定された周期
Tの約半分の時間T/2に設定される。
【0113】したがって、本変形の形態では、図13の
動作波形図に示すように、同図(a)の従来例では、波
と波とが重なることに起因して差動線路1、2間の信号
の電位差が極端に小さくなる欠点を有するが、同図
(b)の本変形の形態では、波形の乱れの周期がずれて
いるので、前記従来例のような差動線路1、2間の信号
の電位差が極端に小さくなる欠点を解決できる。よっ
て、本変形の形態では、信号の転送レートの劣化を有効
に改善できる。
【0114】(第2の実施の形態)図14及び図15は
本発明の第2の実施の形態を示す。
【0115】本実施の形態は、1組を構成する信号Ai
n、Binを2本の信号線1、2を用いて伝送する場合
に、既述の通り、一方の信号Ain及びその反転信号/
AinをメインクロックMCLKの前半で差動伝送し、
他方の信号Bin及びその反転信号/Binを後半で伝
送するに際し、更に信号線1、2をハーフプリチャージ
する実施の形態である。
【0116】本実施の形態では、ハーフプリチャージの
実行に際し、プリチャージ期間が必要であるので、図1
6に示すように、メインクロックMCLKの倍周期の信
号DCLKに同期させて、メインクロックMCLKの1
周期Tの間に2回のプリチャージと、2回のデータ転送
とを行なうものである。
【0117】図14は本実施の形態の信号伝送回路側を
示し、図15は本実施の形態の信号受信回路側を示す。
【0118】図14において、1、2は信号線、40、
41はドライバーである。ドライバー40、41は差動
入力・差動出力型であり、その差動出力は前記2本の信
号線1、2に接続される。ドライバー40、41の前段
には、各々、スイッチ45、46が配置される。一方の
スイッチ45はメインクロックMCLKの反転信号XM
CLKのハイ時に閉じ、他方のスイッチ46はメインク
ロックMCLKのハイ時に閉じる。各スイッチ45、4
6の後段には各々ラッチ回路48が配置される。各ラッ
チ回路47、48は、各スイッチ45、46を経て入力
される信号A、Bを反転すると共に、その入力信号A、
Bをラッチする。
【0119】前記一方のドライバー40は、対応するス
イッチ45からの信号A及びラッチ回路47からの反転
信号/Aを差動入力として受ける。前記他方のドライバ
ー41は、対応するスイッチ46からの信号B及びラッ
チ回路48からの反転信号/Bを差動入力として受け
る。
【0120】前記各ドライバー40、41は、同一構成
であり、一方のドライバー40について図示する内部構
成から判るように、差動入力A、/Aの電位差を電源V
uと電源Vbとの電位差に増幅し、差動信号として信号
線1、2に出力する。
【0121】各ドライバー40、41と信号線1、2と
の間には、各々、スイッチ(スイッチ手段)49、50
が配置される。一方のスイッチ49は、メインクロック
MCLKのハイ時で且つその倍周期の信号DCLKの反
転信号XDCLKのハイ時に閉じる。他方のスイッチ5
0は、メインクロックの反転信号XMCLKのハイ時で
且つその倍周期の信号の反転信号XDCLKのハイ時に
閉じる。従って、各ドライバー40、41は、入力され
た差動信号を増幅し、その差動信号の入力時からメイン
クロックの3/4周期経過時にその増幅した差動信号が
スイッチ49、50の閉動作により信号線1、2に出力
される。
【0122】前記両信号線1、2には、この両者を接続
して両信号線1、2の電位の中間電位にハーフプリチャ
ージするスイッチ(プリチャージ手段)51が接続され
る。このスイッチ51は、メインクロックの倍周期の信
号DCLKのハイ時に閉じる。従って、信号線1、2の
ハーフプリチャージは、メインクロックMCLKの半周
期毎に、その半周期の前半で実行される。
【0123】図15に示す信号受信回路側では、信号線
1、2への差動信号の伝送がメインクロックMCLKの
3/4周期遅れて行われる点から、前記第1の実施の形
態の信号受信回路側を示す図2の構成とは、次の点が異
なる。
【0124】即ち、スイッチ17´、18´は、各々、
メインクロックMCLKから3/4周期遅れた信号RC
LK、及びその反転信号XRCLKのハイ時に閉じる。
また、各レシーバー5´、6´では、スイッチ5c´、
5d´(他方のレシーバー6´では図示せず)が前記信
号XRCLK、RCLKのハイ時に閉じて、自己のレシ
ーバー5´、6´内をプリチャージする。各レシーバー
5´、6´自体の内部構成は、前記第1の実施の形態の
レシーバー5、6と同一である。
【0125】次に、本実施の形態の動作を図16に示す
タイミングチャートに基いて説明する。メインクロック
MCLKの1周期Tの前半では、スイッチ46が閉じ
て、信号Bがドライバー41に入力される。この時、ス
イッチ50は開いている。
【0126】その後、メインクロックMCLKの1周期
Tの後半では、前記スイッチ46が開き、他のスイッチ
45が閉じて、信号Aがドライバー40に入力される。
この時、スイッチ49は開いている。
【0127】前記メインクロックMCLKの1周期Tの
後半の期間のうち前半では、スイッチ49と同様にスイ
ッチ50も開いており、逆にスイッチ51が閉じる。そ
の結果、このスイッチ51により信号線1、2同志が接
続されて、ハーフプリチャージが実行される。
【0128】前記メインクロックMCLKの1周期Tの
後半の期間のうち後半では、前記スイッチ51が開き、
スイッチ50が閉じる。従って、前記ドライバー41か
らの差動信号が信号Bt(1)として、前記プリチャー
ジされた信号線1、2に送出される。この時、信号受信
回路側では、図15に示すスイッチ18´が閉じて、前
記信号線1、2に送出された差動信号Bt(1)が、前
記ドライバー41に対応するレシーバー6´に入力され
て、受信される。
【0129】次に、メインクロックMCLKの次の1周
期Tの前半の期間のうち前半では、前記スイッチ50が
開くと共にスイッチ51が閉じ、従って再び信号線1、
2同志が接続されて、ハーフプリチャージが実行され
る。
【0130】その後、メインクロックMCLKの次の1
周期Tの前半の期間のうち後半では、前記スイッチ51
が開き、スイッチ49が閉じる。その結果、前記ドライ
バー40に入力された信号Aが、前記ハーフプリチャー
ジされた信号線1、2に差動信号At(2)として送出
される。この時、信号受信回路側では、図15に示すス
イッチ17´が閉じて、前記信号線1、2に送出された
差動信号At(2)が、前記ドライバー40に対応する
レシーバー5´に入力されて、受信される。
【0131】従って、本実施の形態では、メインクロッ
クMCLKの1周期Tの間に2つのデータAin、Bi
nを伝送するにも拘らず、ハーフプリチャージ伝送であ
るので、1回の差動伝送に際して差動信号線1、2間に
生ずべき所定の電位差を得るのに必要な電荷が半分で済
み、従って、全体では消費電力が増加せず、むしろ小振
幅なデータ伝送が可能な分、低消費電力化が可能であ
る。
【0132】(第3の実施の形態)図17は本発明の第
3の実施の形態を示す。本実施の形態は、前記第2の実
施の形態に改良を加えたものである。
【0133】即ち、前記第2の実施の形態では、ハーフ
プリチャージを実行する構成を動作の高速化及び低消費
電力化の観点から採用したが、このハーフプリチャージ
の構成には問題点が存在する。この問題点は、例えばデ
ータ遷移の確率が小さいデータが入力される場合には、
繰返し同じデータを送る機会が多く、従って本来ならば
ハーフプリチャージが必要でないにも拘らず、ハーフプ
リチャージが無駄に実行されてしまい、その結果、消費
電力が増加するという問題点である。
【0134】図19は、前述のデータ遷移確率と消費電
力との関係を示す。同図から判るように、データ遷移確
率が10%を切ると、ハーフプリチャージ方式が必要な
差動方式(即ち、第2の実施の形態)では、従来のイン
バータ等のスタテイック動作の単線方式に比較して、消
費電力が大きくなる。この問題点を解決するために、第
2の実施の形態の構成を改良した構成が本実施の形態で
ある。
【0135】図17は本実施の形態の構成を示す。本実
施の形態では、第2の実施の形態を示す図14の構成
に、無駄なプリチャージを禁止する構成を追加してい
る。
【0136】以下、図17において、追加した構成のみ
を説明し、図14の第2の実施の形態と同一構成につい
ては同一部分に同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0137】図17において、60は排他的論理和回路
より成る入力データ遷移検出回路(遷移検出手段)であ
る。この遷移検出回路60は、スイッチ45を介して入
力される信号Aiと、他のスイッチ46を介して入力さ
れる信号Bi(即ち、前記信号Aiに続いて送出される
信号Bi)とを入力し、その両信号Ai、Biが一致し
ない時に入力データ遷移検出信号(ハイ信号)を出力
し、両信号Ai、Biが一致する時に一致検出信号(ロ
ウ信号)を出力する。
【0138】また、図17において、61は、メインク
ロックの倍周期の信号DCLKの反転信号XDCLKの
ハイ時に閉じるスイッチ、62はラッチ回路、63はア
ンド回路である。前記ラッチ回路62は前記スイッチ6
1の閉時に前記入力データ遷移検出回路60の出力をラ
ッチする。前記アンド回路63は、ラッチ回路62の出
力と、メインクロックの倍周期の信号DCLKとを受
け、この受けた両信号が共にハイの時、即ち、メインク
ロックの倍周期の信号DCLKがハイであり且つラッチ
回路62からの入力データ遷移検出信号(ハイ信号)を
受けた時に、信号線1、2のイコライズ信号EQを出力
し、ラッチ回路62の出力が一致検出信号(ロウ信号)
である時にはイコライズ信号EQを出力しない。スイッ
チ51は前記アンド回路63からのイコライズ信号EQ
を受けて閉じる。
【0139】前記スイッチ61、ラッチ回路62及びア
ンド回路63により、入力データ遷移検出回路60から
の入力データ遷移検出信号(ハイ信号)の出力時には、
その半周期T/2経過後でのプリチャージをイコライズ
信号EQの出力により許容する一方、入力データ遷移検
出回路60からの一致検出信号(ロウ信号)の出力時に
は、イコライズ信号EQの出力の禁止によって、その半
周期T/2経過後でのプリチャージを禁止する制御手段
65を構成する。
【0140】更に、図17において、70は電源Vuを
ドライバー40に供給するNチャネル型トランジスタ、
71は電源Vbを前記ドライバー40に供給するNチャ
ネル型トランジスタである。また、72、76はメイン
クロックの倍周期の信号DCLKの反転信号XDCLK
のハイ時に閉じるスイッチ、74はメインクロックの倍
周期の信号DCLKのハイ時に閉じるスイッチ、73、
75及び77は3段のラッチ回路である。前記ラッチ回
路73は、前記スイッチ72の閉時に入力データ遷移検
出回路60の出力をラッチする。ラッチ回路75は、前
記スイッチ74の閉時に前記ラッチ回路73の出力をラ
ッチし、ラッチ回路77は前記スイッチ76の閉時に前
記ラッチ回路75の出力をラッチする。従って、入力デ
ータ遷移検出回路60の出力は、前記3段のラッチ回路
73、75、77により、メインクロックMCLKの1
周期Tの3/4周期遅れて最終段のラッチ回路77から
出力される。
【0141】図17において、78はアンド回路であっ
て、このアンド回路78は、メインクロックの倍周期の
信号DCLKの反転信号XDCLKと、前記最終段のラ
ッチ回路77の出力とを受け、この受けた両信号が共に
ハイの時、即ち、メインクロックの倍周期の信号の反転
信号XDCLKがハイであり且つラッチ回路77からの
入力データ遷移検出信号(ハイ信号)を受けた時に、電
源制御信号(ハイ信号)を出力し、最終段のラッチ回路
77の出力が一致検出信号(ロウ信号)である時には電
源制御信号(ハイ信号)VSWを出力しない。2個のN
チャネル型トランジスタ70、71は、前記アンド回路
78からの電源制御信号(ハイ信号)VSWを受けてO
Nして、各々、電源Vu、Vbをドライバー40に接続
し、一方、アンド回路78が電源制御信号(ハイ信号)
を出力しない時、OFFして、各々、各電源Vu、Vb
とドライバー40との接続を断つ。
【0142】従って、本実施の形態においては、図18
に示すように、例えば時刻t=t4の時点で、信号Ai
(2)と信号Bi(2)とが同一であることが入力デー
タ遷移検出回路60で検出された場合には、その半周期
T/2後である時刻t=t5の時点では、アンド回路6
3は図18に示すようにイコライズ信号EQを出力しな
いので、スイッチ51は開状態を維持して、信号線1、
2同志は接続されず、従って同図に示すようにハーフプ
リチャージの実行が禁止される。また、3/4周期後で
ある時刻t=t6の時点では、アンド回路78は図18
に示すように電源制御信号VSWを出力しないので、2
個のNチャネル型トランジスタ70、71はOFFし
て、各電源Vu、Vbとドライバー40との接続が絶た
れる。その結果、信号線1、2では、その配線容量によ
って信号Ain、Binが保持されつつ、各ドライバー
3、4の内部を貫通する電流が小値になって、消費電流
が低減される。
【0143】図20は、第2及び第3の実施の形態が転
送レートを劣化させずに適用可能か否かを調査した結果
を示す。同図において、ΔVminは、図2及び図15
に示した差動型レシーバー5、6、5´、6´が安定に
検出できる差動振幅電圧である。その差動振幅電圧ΔV
minの値を、例えば100mVだと仮定すると、その
差動電圧を作り出すのに必要な遅延時間と、従来のイン
バータ等のCMOSレベルの丁度半分の電位差の電圧遷移の
遅延時間の1/4の遅延時間とが、丁度、差動振幅電圧
ΔVminが400mVのところで交わることが判る。
また、差動振幅電圧ΔVminの値を例えば50mVだ
と仮定すると、前記交点は差動振幅電圧ΔVminが3
00mVの点である。これは、400mV又は300m
Vの振幅まで振幅を絞っても、メインクロックMCLK
の1周期の中で2回のプリチャージ動作と2回のデータ
伝送とが可能なことを意味し、第2及び第3の実施の形
態では前記小振幅値までは、転送レートを劣化させるこ
となく、時分割で差動伝送が可能であることが判る。
【0144】(第4の実施の形態)図21は本発明の第
4の実施の形態を示す。本実施の形態では、複数個のド
ライバー及びレシーバーを設け、その複数個のドライバ
ーを電源Vccと接地Vss間に仮想的に直列に接続し
たものである。
【0145】即ち、図21において、80は複数段m
(図ではm=8)のドライバー、81は前記ドライバー
80と同数設けたレシーバー、1、2は各ドライバー8
0とこれに対応するレシーバー81との間に配置された
信号線である。
【0146】前記各ドライバー80は、前記図17に示
した1組のドライバー40、41により構成される。ま
た、各レシーバー81は、図15に示した1組のレシー
バー5´、6´により構成される。
【0147】前記複数個のドライバー80は、その各ド
ライバー80の第2の供給端子(図1の供給端子3b、
4b)を、その下段に位置するドライバー80の第1の
供給端子(3a、4a)に接続し、最上段に位置するド
ライバー80の第1の供給端子を第1の電源Vccに、
最下段に位置するドライバー80の第2の供給端子を接
地(第2の電源)Vssに接続する構成である。
【0148】各ドライバー80を構成するMOSFET
は、第1の電源Vccの半分値Vcc/2よりも低い電
位で動作するドライバー80ではN型で構成され、第1
の電源Vccの半分値Vcc/2よりも高い電位で動作
するドライバーでは、これを構成するMOSFETはP
型で構成される。この構成により、各ドライバー80を
構成するMOSFETのゲート・ソース間電圧が大きく
なり、動作を安定にできる。
【0149】各レシーバー81については、全て、ハイ
及びロウの電源は第1の電源Vcc及び接地(第2の電
源)Vssである。但し、入力電位が各段で異なるの
で、第1の電源Vccの半分値Vcc/2よりも低い電
位で動作するレシーバー81は、その電位付近で動作の
遅延時間が短いP型のMOSFETで構成され、第1の
電源Vccの半分値Vcc/2よりも高い電位で動作す
るレシーバー81は、その電位付近で動作の遅延時間が
短いN型のMOSFETで構成される。この構成によ
り、各レシーバー81の高感度な動作を確保できる。
【0150】各ドライバー80では、入力した各差動信
号(Ai、/Ai)、(Bi、/Bi)を電位差(Vu
−Vb=Vcc/8)に差動増幅する際に、相互に同時
に、図17に示す制御トランジスタ70、71がON制
御される。その結果、図22に示す各信号線1、2上の
信号Atq、Btq(q=0〜7)の波形から判るよう
に、電位が下降する信号線と、その信号線よりも下段に
位置する1組の信号線のうち電位が上昇する信号線とが
接続されて、前記電位が下降する信号線の電荷が前記電
位が上昇する信号線に放電されて再利用されるので、チ
ャージリサイクリングしつつデータ転送が可能である。
よって、本実施の形態では、極めて有効な低消費電力化
が可能である。
【0151】図23は、本発明の第3及び第4の実施の
形態を従来の単線方式及び差動方式と比較した結果を示
す。同図から判るように、従来の単線伝送方式に比較し
て、第3の実施の形態では13%の電力で、第4の実施
の形態では1.6%の電力で、各々データ転送が可能で
ある。
【0152】(信号生成手段の第1の変形の形態)以上
の説明では、伝送する各信号Ain、Binとは時間的
に一致しない不一致信号を生成する信号生成手段とし
て、インバータ11、12を用いて、伝送する信号Ai
n、Binの反転信号/Ain、/Binを生成した
が、本変形の形態では、遅延素子を設けて、伝送すべき
信号を時間的に遅延した遅延信号を生成するようにした
ものである。
【0153】図28は本変形の形態の信号生成手段を示
す。同図において、信号線1、2には各々、遅延素子9
0、91が直列に配置されると共に、前記各遅延素子9
0、91を迂回する他の信号線1a、2aが並列に接続
される。前記他の信号線1a、2aには各々インバータ
92、93が配置される。信号線1において、Nチャネ
ル型トランジスタ94,95は伝送すべき信号A(n)
が「1」の時にONし、遅延素子90を信号線1に接続
する。他のNチャネル型トランジスタ96,97は信号
A(n)が「0」の時、その値を反転したインバータ9
8、99の出力によりONし、前記インバータ92を信
号線1に接続する。信号線2において、Nチャネル型ト
ランジスタ107,108は伝送すべき信号A(n)が
「0」の時、その値を反転したインバータ109の出力
によりONし、遅延素子91を信号線2に接続する。他
のNチャネル型トランジスタ110,111は、前記イ
ンバータ109の出力を反転する他のインバータ11
2、113の出力を受けて、伝送すべき信号A(n)が
「1」の時にONし、インバータ93を信号線2に接続
する。
【0154】従って、本変形の形態では、図29に示す
ように、伝送すべき信号A(n)が「1」の時には、信
号線1では信号A(n)が遅延素子90を通って伝送さ
れ、信号線2では2個のインバータ109、93を通っ
て伝送されるので、信号線2上の信号A(n)に対して
信号線1上の信号は時間的に遅延した信号となる。一
方、伝送すべき信号A(n)が「0」の時には、信号線
1では信号A(n)がインバータ92を通って伝送さ
れ、信号線2ではインバータ109及び遅延素子91を
通って伝送されるので、信号線1上の信号/A(n)に
対して信号線2上の信号は時間的に遅延した信号とな
る。
【0155】(信号生成手段の第2の変形の形態)図3
0は信号生成回路の第2の変形の形態を示し、不一致信
号として、伝送すべき信号の電流量を変更した信号を生
成するインピーダンス変更回路を設けたものである。
【0156】即ち、信号線1には、常時ONしているN
チャネル型トランジスタQe、Qcにより微小値の電流
I(A)が流れる。同様に、信号線2にも、常時ONし
ているNチャネル型トランジスタQf、Qdにより微小
値の電流I(/A)が流れる。信号線1において、Nチ
ャネル型トランジスタQaは、伝送すべき信号A(n)
が「1」の時にONし、信号線1を接地する。信号線2
において、Nチャネル型トランジスタQbは、伝送すべ
き信号A(n)が「0」の時にその値をインバータ12
0で反転した信号/A(n)によりONし、信号線2を
接地する。前記トランジスタQa、Qbの容量は大き
く、トランジスタQc、Qdの容量は小さい。前記トラ
ンジスタQa、Qbにより、各々、信号線1、2のイン
ピーダンスを変更するインピーダンス変更回路を構成す
る。
【0157】従って、本変形の形態では、図31に示す
ように、伝送すべき信号A(n)が「1」の時には、信
号線2ではこの信号線2を流れる電流I(/A)の値は
小さいのに対し、信号線1では、トランジスタQaがO
Nする分、この信号線1を流れる電流I(A)の電流量
が大きくなる。一方、伝送すべき信号A(n)が「0」
の時には、信号線1ではこの信号線1を流れる電流I
(A)の値は小さいのに対し、信号線2では、トランジ
スタQbがONする分、この信号線2を流れる電流I
(/A)の電流量が大きくなる。
【0158】尚、信号生成回路は、前記の変形の形態に
限らず、その他、例えば伝送する信号の電位の変化方向
又は電流の方向とは逆の信号を生成してもよい。
【0159】次に、本発明の効果を説明する。図32
は、本発明がチップサイズの低減に実際にどの程度貢献
できるかを示している。同図では、DRAM等のメモリ
とグラフィック制御回路とを1チップ上に集積化した場
合のチップ面積を、配線のピッチを1.6ミクロンと仮
定して、計算したものである。
【0160】ハイビジョン(HDTV)のレベルの画像
の処理を行うには、メモリとグラフィック制御回路との
間のデータ転送レートは、1秒間に約1ギガビット程度
必要である。また、3次元画像やスーパーハイビジョン
の画像の処理を行うには、1秒間に約25ギガビット程
度のデータ転送レートが必要である。この転送レートを
実現するのに必要な技術は、データ転送の周波数を50
メガヘルツとすると、512ビットのデータを並列に転
送する技術となる。即ち、消費電力を500ミリワット
以下に抑制するためには、小振幅伝送が必要であるの
で、単線伝送ではなく、2本の信号線を1組とする差動
伝送が必要と考えられ、従って、信号線本数は伝送すべ
き信号の数の2倍の1024本になると考えられる。ま
た、データ転送には、データのリード用とライト用とに
別々に配線が必要であるため、チップ全体では2048
本の配線が必要になる。配線ピッチを1.6ミクロンと
仮定しても、チップ面積が同図(a)に示すように96
平方ミリメートルの場合には、そのチップ面積の50%
は前記2048本の配線を行う配線領域で埋ってしまう
ことになる。その結果、チップ面積の残りの50%を費
してメモリやグラフィック制御回路をレイアウトするこ
とは実現不可能である。
【0161】これに対し、本発明では、時分割により仮
想的に差動伝送を行うので、配線数は前記技術の半分の
1024本で済み、従ってチップ全体に示する配線領域
の割合は同図(b)に示すように25%程度に抑制で
き、メモリやグラフィック制御回路を96平方ミリメー
トルの1チップ上にレイアウトすることが実現可能であ
る。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項59記載の発明によれば、物理的に信号線本数の倍
増を招かずに差動伝送を実現したので、画像メモリ自体
や、並列信号処理を行う2個のマイクロプロセッサ間の
信号伝送系の面積を有効に縮小できる。
【0163】特に、請求項8、請求項45及び請求項5
4記載の発明によれば、2本の信号線を用いた差動伝送
に際して、その各信号線の電位振幅を電源電圧未満の小
振幅に制限したので、低消費電力で信号伝送が可能であ
る。
【0164】また、請求項44及び請求項53記載の発
明によれば、1クロックの前半の期間で第1の信号を差
動伝送し、後半の期間で第2の信号を差動伝送するの
で、1クロックで2信号を同時伝送する場合と同一の転
送レートを確保することができる。
【0165】更に、請求項10及び請求項11記載の発
明によれば、伝送すべき2つの信号が異なる内容の信号
であっても、2本の信号線の電位遷移回数を少なく制限
できて、より低消費電力が図れる。
【0166】加えて、請求項12及び請求項13記載の
発明によれば、伝送すべき2つの信号が同一内容の信号
である場合にも、2本の信号線の電位遷移回数を少なく
制限できて、より一層の低消費電力化が可能である。
【0167】また、請求項14記載の発明によれば、連
続して伝送すべき2つの信号の内容が同一か異なるかに
拘らず、各信号線の電位遷移回数を少なく制限できて、
より一層の低消費電力化が可能である。
【0168】更に、請求項15記載の発明によれば、伝
送すべき2つの信号の入力タイミングと伝送タイミング
との間に遅延時間を設けたので、この遅延時間の間に、
例えば前回伝送した信号と今回伝送する信号とが同一内
容か異なる内容かの判断が容易に行い得る。
【0169】加えて、請求項20記載の発明によれば、
信号の差動伝送に際して、2つの信号線上の信号の伝送
波形間で、その各波形の乱れの周期にズレを生じさせた
ので、その両信号の伝送波形の波と波との重なりが防止
できて、2本の信号線間の電位差を通常通り大きく確保
でき、差動信号を正確に信号受信側で伝送できる。
【0170】更に加えて、請求項21及び請求項46記
載の発明によれば、伝送すべき信号を2本の信号線を用
いて差動伝送する前に、予め、その2本の信号線をその
両信号線の電位の中間電位にプリチャージするので、1
回の信号伝送で設定電位差を前記2本の信号線間で達成
するのに要する電荷が半分で済み、低消費電力化が図れ
る。
【0171】また、請求項22及び請求項55記載の発
明によれば、連続して伝送する第1及び第2の信号が同
一内容である場合には、第2の信号の伝送の前に限り2
本の信号線のプリチャージを禁止したので、無駄なプリ
チャージを行わない分、一層の低消費電力化が可能であ
る。
【0172】更に、請求項28及び請求項56記載の発
明によれば、各組で2本の信号線を用いた差動伝送を行
う場合に、所定の組で電位が下降する信号線の電荷を、
他の組で電位が上昇する信号線に与えて、電荷の再利用
を行ったので、極めて効果的な低消費電力化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるレシーバー
の詳細を示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の信号伝送側の動作
タイミング図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の信号受信側の動作
タイミング図である。
【図5】本発明の第1の変形の形態を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の第1の変形の形態の動作タイミング図
である。
【図7】本発明の第2の変形の形態を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の第2の変形の形態の動作タイミング図
である。
【図9】本発明の第3の変形の形態を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の第3の変形の形態の動作タイミング
図である。
【図11】本発明の第4の変形の形態を示す回路図であ
る。
【図12】本発明の第5の変形の形態を示す回路図であ
る。
【図13】本発明の第5の変形の形態における信号線上
の信号波形を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図15】本発明の第2の実施の形態におけるレシーバ
ーの詳細を示す回路図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態の信号伝送側の動
作タイミング図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図18】本発明の第3の実施の形態の信号伝送側の動
作タイミング図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態の効果の説明図で
ある。
【図20】本発明の第3の実施の形態において従来と同
一のデータ転送レートを確保できる差動振幅電圧の最小
限界を示す説明図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図22】本発明の第4の実施の形態の信号伝送側の動
作タイミング図である。
【図23】本発明の第3及び第4の実施の形態と、従来
の単線伝送及び従来の差動伝送とで消費電力を比較した
図である。
【図24】従来例を示す回路図である。
【図25】従来例の動作タイミング図である。
【図26】本発明の第2の変形の形態の他の動作タイミ
ング図である。
【図27】本発明の第2の変形の形態の更に他の動作タ
イミング図である。
【図28】信号生成回路の第1の変形の形態を示す回路
図である。
【図29】信号生成回路の第1の変形の形態の動作を示
す説明図である。
【図30】信号生成回路の第2の変形の形態を示す回路
図である。
【図31】信号生成回路の第2の変形の形態の動作を示
す説明図である。
【図32】本発明の効果の説明図である。
【符号の説明】
Ain 第1の信号 Bin 第2の信号 1、2 信号線 3、3´ 第1のドライバー(電圧制御手段) 4、4´ 第2のドライバー(電圧制御手段) 3a、4a 第1の供給端子 3b、4b 第2の供給端子 Vcc 第1の電源 Vss 接地(第2の電源) 5、6 5´、6´ レシーバー(信号受信回路) 11 インバーター(第1の信号生成回
路) 12 インバーター(第2の信号生成回
路) 13、13´ マルチプレクサー(第1の選択手
段) 14、14´ マルチプレクサー(第2の選択手
段) 17、18 スイッチ 20 マルチプレクサー(切換手段) 25〜28 シフトレジスタ(記憶手段) 29 比較器 35 遅延素子 40、41 ドライバー 49、50 スイッチ(スイッチ手段) 51 スイッチ(プリチャージ手段) 60 排他的論理和回路(遷移検出手
段) 65 制御手段 62、73 75、77 ラッチ回路 63、78 アンド回路 80 ドライバー 81 レシーバー Qa、Qb トランジスタ(インピーダンス変
更回路)

Claims (59)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送すべき第1及び第2の信号を第1及
    び第2の信号線を用いて伝送する信号伝送回路であっ
    て、 前記第1の信号とは時間的に一致しない第1の不一致信
    号を生成する第1の信号生成回路と、 前記第2の信号とは時間的に一致しない第2の不一致信
    号を生成する第2の信号生成手段と、 前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び第2の信号
    生成手段により生成された第1及び第2の不一致信号を
    受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号の組、及び
    前記第2の信号及び第2の不一致信号の組の何れか一方
    を選択し、この選択した組を構成する2つの信号を差動
    信号として前記第1及び第2の信号線に伝送する選択手
    段とを備えたことを特徴とする信号伝送回路。
  2. 【請求項2】 選択手段は、 第1の信号及び第1の不一致信号の組、及び前記第2の
    信号及び第2の不一致信号の組を交互に選択することを
    特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の信号生成手段は、 各々、不一致信号として、伝送すべき信号と相補の信号
    を生成するインバータより成ることを特徴とする請求項
    1記載の信号伝送回路。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の信号生成手段は、 各々、不一致信号として、伝送すべき信号を時間的に遅
    延した信号を生成する回路より成ることを特徴とする請
    求項1記載の信号伝送回路。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の信号生成手段は、 各々、第1及び第2の信号線に直列に配置された遅延素
    子より成ることを特徴とする請求項4記載の信号伝送回
    路。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の信号生成手段は、 各々、不一致信号として、伝送すべき信号の電流量を変
    更した信号を生成する回路より成ることを特徴とする請
    求項1記載の信号伝送回路。
  7. 【請求項7】 第1及び第2の信号生成手段は、 各々、第1及び第2の信号線のインピーダンスを変更す
    るインピーダンス変更回路より成ることを特徴とする請
    求項6記載の信号伝送回路。
  8. 【請求項8】 別途、選択手段と第1及び第2の信号線
    との間に配置された電圧制御手段を備え、 前記電圧制御手段は、 第1の信号線の振幅電圧及び第2の信号線の振幅電圧を
    電源電圧未満の小振幅にするように、前記選択手段から
    出力される差動信号を構成する2つの信号の電位を各々
    制御することを特徴とする請求項1記載の信号伝送回
    路。
  9. 【請求項9】 別途、第1及び第2の信号線の後端部に
    配置される信号受信回路を備え、 前記信号受信回路は、 第1及び第2の信号線に送出された各信号を受信し、受
    信した両信号を、電源電圧の電位差を有する差動信号に
    変換することを特徴とする請求項8記載の信号伝送回
    路。
  10. 【請求項10】 選択手段は、 第1の信号線に接続される第1の選択手段と、第2の信
    号線に接続される第2の選択手段とから成り、 前記第1の選択手段は、第1の信号と、第2の信号生成
    手段により生成される第2の不一致信号との何れか一方
    を選択し、 前記第2の選択手段は、第2の信号と、第1の信号生成
    手段により生成される第1の不一致信号との何れか一方
    を選択することを特徴とする請求項1記載の信号伝送回
    路。
  11. 【請求項11】 第1の選択手段は、第1の信号と第2
    の不一致信号とを交互に選択し、 第2の選択手段は、第2の信号と第1の不一致信号とを
    交互に選択することを特徴とする請求項10記載の信号
    伝送回路。
  12. 【請求項12】 選択手段は、 第1の信号線に接続される第1の選択手段と、第2の信
    号線に接続される第2の選択手段とから成り、 前記第1の選択手段は、第1の信号と第2の信号との何
    れか一方を選択し、 前記第2の選択手段は、第1の信号生成手段により生成
    される第1の不一致信号と、第2の信号生成手段により
    生成される第2の不一致信号との何れか一方を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  13. 【請求項13】 第1の選択手段は、第1の信号と第2
    の信号とを交互に選択し、 第2の選択手段は、第1の不一致信号と第2の不一致信
    号とを交互に選択することを特徴とする請求項12記載
    の信号伝送回路。
  14. 【請求項14】 第1及び第2の選択手段と第1及び第
    2の信号線との間に配置される切換手段を備え、 前記切換手段は、 第1の選択手段から第1の信号線又は第2の信号線への
    出力の送出を切換えると共に、第2の選択手段から第2
    の信号線又は第1の信号線への出力の送出を切換えるこ
    とを特徴とする請求項12記載の信号伝送回路。
  15. 【請求項15】 選択手段の後段に2列に配置される1
    段又は複数段の記憶手段を備え、 前記記憶手段のうち最初段を構成する2個の記憶手段
    は、選択手段から出力される2つの信号より成る差動信
    号を記憶し、 前記最初段を除く各段の2個の記憶手段は、前段の記憶
    手段から出力される2つの信号より成る差動信号を記憶
    し、 最後段の2個の記憶手段は、その記憶した差動信号を第
    1及び第2の信号線に出力することを特徴とする請求項
    1記載の信号伝送回路。
  16. 【請求項16】 電圧制御手段は、 選択手段から出力される2つの信号より成る差動信号の
    うち何れか一方の信号を受ける1入力・1出力型の第1
    のドライバーと、 前記選択手段から出力される他方の信号を受ける1入力
    ・1出力型の第2のドライバーとから成り、 前記第1のドライバーは第1の信号線に接続され、前記
    第2のドライバーは第2の信号線に接続されることを特
    徴とする請求項8記載の信号伝送回路。
  17. 【請求項17】 電圧制御手段は、 差動入力・差動出力型の第1及び第2のドライバーより
    成り、 前記第1及び第2のドライバーは、 選択手段から出力される2つの信号より成る差動信号を
    受けると共に、第1及び第2の信号線に接続されること
    を特徴とする請求項8記載の信号伝送回路。
  18. 【請求項18】 信号受信回路は、 第1及び第2の信号線の双方に接続された差動入力・差
    動出力型の第1及び第2のレシーバーより成り、 前記第1及び第2のレシーバーの何れか一方は、前記第
    1及び第2の信号線から差動信号を受信することを特徴
    とする請求項9記載の信号伝送回路。
  19. 【請求項19】 第1及び第2のレシーバーは、交互
    に、第1及び第2の信号線から差動信号を受信すること
    を特徴とする請求項18記載の信号伝送回路。
  20. 【請求項20】 第1及び第2の信号線のうち何れか一
    方の信号線には、 他方の信号線と比較して、伝送線路により決定される信
    号の反射の周期の約半分の遅延時間をもつ遅延素子が直
    列に接続されることを特徴とする請求項1記載の信号伝
    送回路。
  21. 【請求項21】 別途、選択手段と第1及び第2の信号
    線との間に配置され、差動信号の送出後から次に続く差
    動信号の送出開始時までの間に開くスイッチ手段と、 前記スイッチ手段が開いている期間に前記第1及び第2
    の信号線を同電位にプリチャージするプリチャージ手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回
    路。
  22. 【請求項22】 別途、遷移検出手段と、制御手段とを
    備え、 前記遷移検出手段は、伝送すべき2つの信号を入力し、
    この両信号の内容が一致するか否かを検出し、一致しな
    い時に遷移検出信号を出力し、一致する時に一致検出信
    号を出力し、 前記制御手段は、前記遷移検出手段の遷移検出信号を受
    けた時、プリチャージ手段による第1及び第2の信号線
    のプリチャージを許容し、前記遷移検出手段の一致検出
    信号を受けた時、プリチャージ手段による第1及び第2
    の信号線のプリチャージを禁止することを特徴とする請
    求項21記載の信号伝送回路。
  23. 【請求項23】 伝送すべき複数の信号を、これ等の信
    号と同数の本数の信号線を用いて伝送する信号伝送回路
    であって、 前記複数本の信号線のうち2本づつを1組として、各組
    は、 伝送すべき2つの信号のうち第1の信号とは時間的に一
    致しない第1の不一致信号を生成する第1の信号生成回
    路と、 伝送すべき2つの信号のうち第2の信号とは時間的に一
    致しない第2の不一致信号を生成する第2の信号生成手
    段と、 前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び第2の信号
    生成手段により生成された第1及び第2の不一致信号を
    受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号の組、及び
    前記第2の信号及び第2の不一致信号の組の何れか一方
    を選択し、この選択した組を構成する2つの信号を差動
    信号として前記第1及び第2の信号線に伝送する選択手
    段とを備えることを特徴とする信号伝送回路。
  24. 【請求項24】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、不一致信号として、伝送すべき信号を時間的に遅
    延した信号を生成する回路より成ることを特徴とする請
    求項23記載の信号伝送回路。
  25. 【請求項25】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、第1及び第2の信号線に直列に配置された遅延素
    子より成ることを特徴とする請求項24記載の信号伝送
    回路。
  26. 【請求項26】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、不一致信号として、伝送すべき信号の電流量を変
    更した信号を生成する回路より成ることを特徴とする請
    求項23記載の信号伝送回路。
  27. 【請求項27】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、第1及び第2の信号線のインピーダンスを変更す
    るインピーダンス変更回路より成ることを特徴とする請
    求項26記載の信号伝送回路。
  28. 【請求項28】 伝送すべき複数の信号を、これ等の信
    号と同数の本数の信号線を用いて伝送する信号伝送回路
    であって、 前記複数本の信号線のうち2本づつを1組として、各組
    は、 伝送すべき2つの信号のうち第1の信号とは時間的に一
    致しない第1の不一致信号を生成する第1の信号生成回
    路と、 伝送すべき2つの信号のうち第2の信号とは時間的に一
    致しない第2の不一致信号を生成する第2の信号生成手
    段と、 前記第1及び第2の信号並びに前記第1及び第2の信号
    生成手段により生成された第1及び第2の不一致信号を
    受け、前記第1の信号及び第1の不一致信号の組、及び
    前記第2の信号及び第2の不一致信号の組の何れか一方
    を選択し、この選択した組を構成する2つの信号を差動
    信号として前記第1及び第2の信号線に伝送する選択手
    段と、 前記選択手段と第1及び第2の信号線との間に配置され
    た電圧制御手段とを備え、 前記電圧制御手段は、 第1の電位が供給される第1の供給端子、及び第2の電
    位が供給される第2の供給端子を有すると共に、前記選
    択手段からの差動信号を構成する2つの信号を受け、そ
    の一方の信号を前記第1の電位の信号に、その他方の信
    号を前記第2の電位の信号に、各々変換して、この両信
    号を第1及び第2の信号線に出力し、 前記各組の電圧制御手段は、第1の電源と、この電源の
    電圧より低い電圧の第2の電源との間に直列に配置さ
    れ、 最上段の電圧制御手段の第1の供給端子は前記第1の電
    源に接続され、 最下段の電圧制御手段の第2の供給端子は前記第2の電
    源に接続され、 前記最上段及び最下段の電圧制御手段以外の電圧制御手
    段は、第1の供給端子がその上段に位置する電圧制御手
    段の第2の供給端子に接続され、第2の供給端子がその
    下段に位置する電圧制御手段の第1の供給端子に接続さ
    れることを特徴とする信号伝送回路。
  29. 【請求項29】 各組の選択手段は、 第1の信号及び第1の不一致信号の組、及び前記第2の
    信号及び第2の不一致信号の組を交互に選択することを
    特徴とする請求項28記載の信号伝送回路。
  30. 【請求項30】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、不一致信号として、伝送すべき信号を時間的に遅
    延した信号を生成する回路より成ることを特徴とする請
    求項28記載の信号伝送回路。
  31. 【請求項31】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、第1及び第2の信号線に直列に配置された遅延素
    子より成ることを特徴とする請求項30記載の信号伝送
    回路。
  32. 【請求項32】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、不一致信号として、伝送すべき信号の電流量を変
    更した信号を生成する回路より成ることを特徴とする請
    求項28記載の信号伝送回路。
  33. 【請求項33】 各組の第1及び第2の信号生成手段
    は、 各々、第1及び第2の信号線のインピーダンスを変更す
    るインピーダンス変更回路より成ることを特徴とする請
    求項32記載の信号伝送回路。
  34. 【請求項34】 第1の供給端子に供給される電圧が第
    1の電源の電圧の1/2以上である電圧制御手段は、P
    型のMOSFETで構成されることを特徴とする請求項
    28記載の信号伝送回路。
  35. 【請求項35】 第1の供給端子に供給される電圧が第
    1の電源の電圧の1/2未満である電圧制御手段は、N
    型のMOSFETで構成されることを特徴とする請求項
    28記載の信号伝送回路。
  36. 【請求項36】 第1の電源の電位と第2の電源の電位
    との電位差は、 前記各組の第1及び第2の信号線間の電位差の整数倍で
    あることを特徴とする請求項28記載の信号伝送回路。
  37. 【請求項37】 伝送すべき第1及び第2の信号を第1
    及び第2の信号線を用いて伝送する信号伝送方法であっ
    て、 前記第1及び第2の信号を受けた後、 前記第1の信号とは時間的に一致しない不一致信号を生
    成すると共に、この不一致信号及び前記第1の信号を差
    動信号として前記第1及び第2の信号線に送出し、 その後、前記第2の信号とは時間的に一致しない不一致
    信号を生成すると共に、この不一致信号及び前記第2の
    信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に送出
    することを特徴とする信号伝送方法。
  38. 【請求項38】 第1の信号とは時間的に一致しない不
    一致信号を生成すると共に、この不一致信号及び前記第
    1の信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に
    送出する工程は、複数回繰返され、 第2の信号とは時間的に一致しない不一致信号を生成す
    ると共に、この不一致信号及び前記第2の信号を差動信
    号として前記第1及び第2の信号線に送出する工程も、
    複数回繰返されることを特徴とする請求項37記載の信
    号伝送方法。
  39. 【請求項39】 第1の信号とは時間的に一致しない不
    一致信号を生成すると共に、この不一致信号及び前記第
    1の信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に
    送出する工程は、1回行われ、 第2の信号とは時間的に一致しない不一致信号を生成す
    ると共に、この不一致信号及び前記第2の信号を差動信
    号として前記第1及び第2の信号線に送出する工程は、
    複数回繰返されることを特徴とする請求項37記載の信
    号伝送方法。
  40. 【請求項40】 第1の信号とは時間的に一致しない不
    一致信号を生成すると共に、この不一致信号及び前記第
    1の信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に
    送出する工程は、1回行われ、 第2の信号とは時間的に一致しない不一致信号を生成す
    ると共に、この不一致信号及び前記第2の信号を差動信
    号として前記第1及び第2の信号線に送出する工程も、
    1回行われることを特徴とする請求項37記載の信号伝
    送方法。
  41. 【請求項41】 不一致信号は、伝送する信号と相補の
    信号であることを特徴とする請求項37記載の信号伝送
    方法。
  42. 【請求項42】 不一致信号は、伝送すべき信号を時間
    的に遅延した信号であることを特徴とする請求項37記
    載の信号伝送方法。
  43. 【請求項43】 不一致信号は、伝送すべき信号の電流
    量を変更した信号であることを特徴とする請求項37記
    載の信号伝送方法。
  44. 【請求項44】 第1の信号及びその不一致信号は、ク
    ロックの1周期の前半の期間で送出され、 第2の信号及びその不一致信号は、前記クロックの1周
    期の後半の期間で送出されることを特徴とする請求項4
    0記載の信号伝送方法。
  45. 【請求項45】 第1及び第2の信号線に信号を送出す
    る時、この第1及び第2の信号線に送出する信号を、そ
    の各信号の電位に応じて、第1の電位、又は前記第1の
    電位とは電源電圧未満の電位差にある第2の電位に変換
    して、第1及び第2の信号線に送出することを特徴とす
    る請求項37記載の信号伝送方法。
  46. 【請求項46】 伝送すべき第1及び第2の信号を第1
    及び第2の信号線を用いて伝送する信号伝送方法であっ
    て、 前記第1及び第2の信号を受けた後、 前記第1及び第2の信号線を同一電位にプリチャージ
    し、 その後、前記第1の信号とは時間的に一致しない不一致
    信号を生成すると共に、この不一致信号及び前記第1の
    信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に送出
    し、 続いて、前記第1及び第2の信号線を同一電位にプリチ
    ャージし、 その後、前記第2の信号とは時間的に一致しない不一致
    信号を生成すると共に、この不一致信号及び前記第2の
    信号を差動信号として前記第1及び第2の信号線に送出
    することを特徴とする信号伝送方法。
  47. 【請求項47】 第1及び第2の信号線をプリチャージ
    する工程、第1の信号の不一致信号を生成すると共にこ
    の不一致信号及び前記第1の信号を送出する工程を1組
    として、複数回繰返した後、 第1及び第2の信号線をプリチャージする工程、第2の
    信号の不一致信号を生成すると共にこの不一致信号及び
    前記第2の信号を送出する工程を1組として、複数回繰
    返すことを特徴とする請求項46記載の信号伝送方法。
  48. 【請求項48】 第1及び第2の信号線をプリチャージ
    する工程、第1の信号の不一致信号を生成すると共にこ
    の不一致信号及び前記第1の信号を送出する工程を1組
    として、1回行った後、 第1及び第2の信号線をプリチャージする工程、第2の
    信号の不一致信号を生成すると共にこの不一致信号及び
    前記第2の信号を送出する工程を1組として、複数回繰
    返すことを特徴とする請求項46記載の信号伝送方法。
  49. 【請求項49】 第1及び第2の信号線をプリチャージ
    する工程、第1の信号の不一致信号を生成すると共にこ
    の不一致信号及び前記第1の信号を送出する工程を1組
    として、1回行った後、 第1及び第2の信号線をプリチャージする工程、第2の
    信号の不一致信号を生成すると共にこの不一致信号及び
    前記第2の信号を送出する工程を1組として、1回行う
    ことを特徴とする請求項46記載の信号伝送方法。
  50. 【請求項50】 不一致信号は、伝送する信号と相補の
    信号であることを特徴とする請求項46記載の信号伝送
    方法。
  51. 【請求項51】 不一致信号は、伝送すべき信号を時間
    的に遅延した信号であることを特徴とする請求項46記
    載の信号伝送方法。
  52. 【請求項52】 不一致信号は、伝送すべき信号の電流
    量を変更した信号であることを特徴とする請求項46記
    載の信号伝送方法。
  53. 【請求項53】 第1及び第2の信号線の最初のプリチ
    ャージはクロックの前半周期の期間のうち前半の期間で
    行い、 第1の信号及びその不一致信号の送出は前記クロックの
    前半周期の期間のうち後半の期間で行い、 第1及び第2の信号線の次のプリチャージはクロックの
    後半周期の期間のうち前半の期間で行い、 第2の信号及びその不一致信号の送出は前記クロックの
    後半周期の期間のうち後半の期間で行うことを特徴とす
    る請求項49記載の信号伝送方法。
  54. 【請求項54】 第1及び第2の信号線に信号を送出す
    る時、この第1及び第2の信号線に送出する信号を、そ
    の各信号の電位に応じて、第1の電位、又は前記第1の
    電位とは電源電圧未満の電位差にある第2の電位に変換
    して、第1及び第2の信号線に送出することを特徴とす
    る請求項46記載の信号伝送方法。
  55. 【請求項55】 受けた第1及び第2の信号の内容が相
    互に一致するか否かを検出し、 一致するとき、第1の信号及びその不一致信号の送出後
    の第1及び第2の信号のプリチャージは行わないことを
    特徴とする請求項46記載の信号伝送方法。
  56. 【請求項56】 伝送すべき複数の信号を、これ等の信
    号と同数の本数の信号線を用いて伝送する信号伝送方法
    であって、 前記複数本の信号線のうち2本づつを1組として、各組
    は、 伝送すべき第1及び第2の信号を受けた後、 前記第1の信号とは時間的に一致しない不一致信号を生
    成すると共に、この不一致信号及び前記第1の信号を差
    動信号として、自己の組の2本の信号線に送出し、 その後、前記第2の信号とは時間的に一致しない不一致
    信号を生成すると共に、この不一致信号及び前記第2の
    信号を差動信号として、前記2本の信号線に送出し、 更に、前記複数の組において、所定の2組毎に、一方の
    組で電位が下降する信号線と、他方の組で電位が上昇す
    る信号線とを接続して、前記電位が下降する信号線の持
    つ電荷を前記電位が上昇する信号線で再利用することを
    特徴とする信号伝送方法。
  57. 【請求項57】 不一致信号は、伝送する信号と相補の
    信号であることを特徴とする請求項56記載の信号伝送
    方法。
  58. 【請求項58】 不一致信号は、伝送すべき信号を時間
    的に遅延した信号であることを特徴とする請求項56記
    載の信号伝送方法。
  59. 【請求項59】 不一致信号は、伝送すべき信号の電流
    量を変更した信号であることを特徴とする請求項56記
    載の信号伝送方法。
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