JP2000113578A - ディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置 - Google Patents

ディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置

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JP2000113578A
JP2000113578A JP10277112A JP27711298A JP2000113578A JP 2000113578 A JP2000113578 A JP 2000113578A JP 10277112 A JP10277112 A JP 10277112A JP 27711298 A JP27711298 A JP 27711298A JP 2000113578 A JP2000113578 A JP 2000113578A
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disk
clamper
turntable
outer peripheral
balls
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JP10277112A
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Yasuhiro Mori
森  泰宏
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Victor Company of Japan Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの偏心や偏重心に起因する回転振動
を抑制する際に、ディスククランパの円形凹部内に複数
のボールを転動自在に設け、ディスクと一体にディスク
クランパが高速に回転した時に、複数のボールが内周か
ら外周に向かって飛散してディスククランパの円形凹部
内の外周内壁面にぶつかった時に発生する異音(衝撃
音)を防止する。 【解決手段】 ディスククランパ20Bの円形凹部21
a内の外周内壁面に沿って弾性体26を設け、この弾性
体26によって複数のボール25と円形凹部21a内の
外周内壁面とで発生する異音を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクの偏心や
偏重心に起因する回転振動を抑制するディスクアンバラ
ンス補正機構を備えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、再生専用のCD−ROM,DVD
−ROMなどのディスクを再生するCD−ROMドライ
ブ装置,DVD−ROMドライブ装置では、情報信号を
高速に処理することが要求されているいるため、ディス
クの回転数を7000rpm程度まで高速に回転させる
手法が一般的に採用されている。
【0003】しかしながら、CDやDVDなどのディス
クでは、製造不良等が原因で生じるディスクのセンター
孔の位置ずれによる偏心やディスクの厚さムラによる偏
重心、又は、ユーザーがディスクにシールを貼ることに
よる偏重心によって回転中心と重心とが一致せず、この
ようなアンバランスが原因で発生する振動が悪影響を及
ぼす、という問題が浮上してきた。具体的には、例えば
光ディスク装置の場合には、このような振動が光学式ピ
ックアップに伝達しデータの読取りや書き込みに重大な
障害が出ることがある。
【0004】特に、上記した各ドライブ装置はパーソナ
ルコンピュータ内などに設置されることが多く、ドライ
ブ装置の振動が自身の動作に支障を与えるばかりか、同
じパーソナルコンピュータ内のHDD(ハードディス
ク)ドライブ装置にさえも悪影響を及ぼしかねない。
【0005】このようなアンバランスに起因する回転振
動を抑制するために、従来例としてディスクアンバラン
ス補正機構を備えたディスク装置が実用化されている。
【0006】図5は従来のディスクアンバランス補正機
構を備えたディスク装置の概略構成を示した斜視図、図
6は従来のディスクアンバランス補正機構を備えたディ
スク装置を示した縦断面図、図7は図6に示した従来の
ディスクアンバランス補正機構を示した分解斜視図、図
8は従来のディスクアンバランス補正機構の動作を説明
するための平面図である。
【0007】図5に示した如く、従来のディスクアンバ
ランス補正機構を備えたディスク装置1Aでは、メイン
シャーシ2上にディスク(光ディスク)Dを高速に回転
させながら記録・再生するトラバースメカ10が周囲4
か所のコーナ部位を防振ゴム3によってフローティング
されて取り付けられている。
【0008】上記トラバースメカ10は、サブシャーシ
11上にスピンドルモータ12が固定されており、この
スピンドルモータ12の回転軸にターンテーブル13が
固着されている。また、ターンテーブル13にはディス
クDの中心孔Hをセンタリングするためにテーパ円筒状
のセンターコーン13aが設けられている。また、ター
ンテーブル13の上方には、ターンテーブル13上に載
置したディスクDが高速回転した時にターンテーブル1
3から離脱しないように後述する従来のディスクアンバ
ランス補正機構を内蔵したディスククランパ20Aが設
けられている。このディスククランパ20Aは、ターン
テーブル13に載置したディスクDに対して上方から接
離自在に図示しない支持手段により支持されている。
【0009】また、ディスクD上に情報信号を記録した
り、もしくは、ディスクD上に記録した情報信号を再生
するための光ピックアップ30がディスクDの径方向に
移動自在に設けられている。
【0010】ここで、従来のディスクアンバランス補正
機構を内蔵したディスククランパ20Aについて、図6
及び図7を併用して説明する。
【0011】図6及び図7において、スピンドルモータ
12の回転軸12aには、センターコーン13aを形成
したターンテーブル13が固着され、このターンテーブ
ル13とディスククランパ20AとにディスクDが挟持
された状態でクランプされている。この際、ターンテー
ブル13の中心には、ディスクDの中心孔Hをセンタリ
ングするためにテーパ円筒状のセンターコーン13aが
形成されており、且つ、センターコーン13aの上面に
ターンテーブル側ヨーク14が固着されている。 上記
ディスククランパ20Aは、ロアークランパ21と、こ
のロアークランパ21の上面に図示しないネジにより取
り付けたアッパークランパ22とを蓋合わせして、スピ
ンドルモータ12の回転軸12aに対して同心で円筒状
に形成されている。
【0012】また、ロアークランパ21は上面側から円
形凹部21aを凹状に形成し、この円形凹部21aの中
心にターンテーブル13のセンターコーン13a及び下
記する円環状のマグネット24を進入させるための中心
孔21bが穿設されている。また、円形凹部21a内
に、磁性材により形成した複数のボール25が予め収納
されている。
【0013】一方、アッパークランパ22は、中心部か
らロアークランパ21側に向けて突出形成した円筒状突
出部22aの外周に、円環状のクランパ側ヨーク23及
び円環状のマグネット24が嵌め込んで固着されてい
る。
【0014】そして、ロアークランパ21とアッパーク
ランパ22とを蓋合わすると、ロアークランパ21の円
形凹部21a内の内周部位にアッパークランパ22に固
着した円環状のクランパ側ヨーク23及び円環状のマグ
ネット24が進入した状態となる。この状態で、ロアー
クランパ21の円形凹部21aの外周部位とマグネット
24の外周部位との間に円環状のボール転動室21a1
が形成され、この円環状のボール転動室21a1内に予
め収納した複数のボール25が転動自在になっている。
この際、円環状のボール転動室21a1は複数のボール
25が内周から外周に向かって移動できる溝巾に形成さ
れている。
【0015】ここで、ターンテーブル13のセンターコ
ーン13aにディスクDの中心孔Hをセンタリングし
て、ディスクDの上方からディスククランパ20Aをデ
ィスクD上に載置すると、アッパークランパ22に固着
した円環状のマグネット24がターンテーブル13のセ
ンターコーン13aに固着したターンテーブル側ヨーク
14に引きつけられるので、ターンテーブル13上に載
置したディスクDがディスククランパ20Aによってク
ランプされる。
【0016】上記構成において、スピンドルモータ12
の停止時には、ロアークランパ21の円形凹部21aの
円環状のボール転動室21a1内に配置した複数のボー
ル25は、図8にて仮想線で示す如く、円環状のマグネ
ット24に吸着しているが、スピンドルモータ12が回
転を開始すると、ディスククランパ20Aのロアークラ
ンパ21が矢印方向に回転して、複数のボール25に働
く遠心力がマグネット24の吸引力より大きくなったと
き、複数のボール25は内周から外周に向かって飛散
し、ロアークランパ21の円形凹部21a内の外周内壁
面に押し付けられる。そして、例えば3000〜450
0rpm程度の回転数に達すると、複数のボール25が
円形凹部21a内の外周内壁面に沿って周方向に転動し
ながらディスクDの偏重心とは反対側に移動する。つま
り、ディスクDの偏重心をキャンセルするべく複数のボ
ール25が移動することで自動的にバランス調整され、
高速回転時における振動が抑制されるものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
構成によるディスククランパ20Aでは、ディスクDと
一体にディスククランパ20Aが高速に回転して、ロア
ークランパ21の円形凹部21a内の複数のボール25
が内周から外周に向かって飛散し、ロアークランパ21
の円形凹部21a内の外周内壁面にぶつかる時とか、あ
るいは、複数のボール25がロアークランパ21の円形
凹部21a内の外周内壁面に沿って周方向に転動する時
に、ロアークランパ21の円形凹部21a内の外周内壁
面で複数のボール25による異音(衝撃音)が発生する
ことがあり、問題となっている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、モータの回転軸
に取り付けられ、且つ、ディスクの中心孔をセンタリン
グした状態で載置した該ディスクと一体に回転するター
ンテーブルと、前記ディスクを前記ターンテーブル側に
クランプし、該ターンテーブルに載置した該ディスクと
一体に回転するディスククランパと、前記ディスククラ
ンパ内に前記回転軸と同心的に設けた円形凹部と、前記
ディスククランパの円形凹部内の内周部位に前記回転軸
と同心的に固着した円環状又は円筒状のマグネットと、
前記ディスククランパの円形凹部内の外周部位と前記マ
グネットの外周部位との間に形成された円環状のボール
転動室と、前記円環状のボール転動室内に転動自在に配
置した複数のボールとで構成したディスクアンバランス
補正機構を備えたディスク装置において、前記ディスク
クランパの円形凹部内の外周内壁面に沿って弾性体を設
け、この弾性体によって前記複数のボールと前記外周内
壁面とで発生する異音を防止することを特徴とするディ
スクアンバランス補正機構を備えたディスク装置であ
る。
【0019】また、第2の発明は、モータの回転軸に取
り付けられ、且つ、ディスクの中心孔をセンタリングし
た状態で載置した該ディスクと一体に回転するターンテ
ーブルと、前記ディスクを前記ターンテーブル側にクラ
ンプし、該ターンテーブルに載置した該ディスクと一体
に回転するディスククランパと、前記ターンテーブルの
下方に該ターンテーブルと一体に設けられ、円形凹部を
前記回転軸と同心的に形成した回転体と、前記回転体の
円形凹部内の内周部位に前記回転軸と同心的に固着した
円環状のマグネットと、前記回転体の円形凹部内の外周
部位と前記マグネットの外周部位との間に形成された円
環状のボール転動室と、前記円環状のボール転動室内に
転動自在に配置した複数のボールとで構成したディスク
アンバランス補正機構を備えたディスク装置において、
前記回転体の円形凹部内の外周内壁面に沿って弾性体を
設け、この弾性体によって前記複数のボールと前記外周
内壁面とで発生する異音を防止することを特徴とするデ
ィスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置であ
る。前記回転体の円環状の凹部内の外周内壁面に沿って
弾性体を設け、この弾性体によって前記複数のボールと
前記外周内壁面とで発生する異音を防止することを特徴
とするディスクアンバランス補正機構を備えたディスク
装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】<第1実施例>以下に本発明に係
るディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置
の一実施例を図1乃至図4を参照して<第1実施例>,
<第2実施例>の順に詳細に説明する。
【0021】<第1実施例>図1は本発明に係る第1実
施例のディスクアンバランス補正機構を備えたディスク
装置を示した縦断面図、図2は図1に示した第1実施例
のディスクアンバランス補正機構を示した分解斜視図、
図3(A),(B)は第1実施例のディスクアンバラン
ス補正機構の動作を説明するための平面図である。尚、
説明の便宜上、先に従来例で示した構成部材と同一構成
部材に対しては同一の符号を付して適宜説明し、且つ、
従来例と異なる構成部材に新たな符号を付して説明す
る。
【0022】図1及び図2に示した如く、第1実施例の
ディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置1
Bでは、先に図6及び図7を用いて説明した従来のディ
スクアンバランス補正機構を適用したディスククランパ
20Aに換えてディスククランパ20Bを用い、このデ
ィスククランパ20Bを構成するロアークランパ21の
円形凹部21a内の外周内壁面に沿って弾性体26を設
け、この弾性体26によって複数のボール25と円形凹
部21a内の外周内壁面とで発生する異音を防止するこ
とを特徴とするものである。
【0023】即ち、スピンドルモータ12の回転軸12
aには、センターコーン13aを形成したターンテーブ
ル13が固着され、このターンテーブル13とディスク
クランパ20BとにディスクDが挟持された状態でクラ
ンプされている。
【0024】上記ディスククランパ20Bは、ロアーク
ランパ21と、このロアークランパ21の上面に図示し
ないネジにより取り付けたアッパークランパ22とを蓋
合わせして、スピンドルモータ12の回転軸12aに対
して同心で円筒状に形成されている。
【0025】この際、ロアークランパ21に形成した円
形凹部21a内の外周内壁面に沿ってゴム部材などを用
いたリング状の弾性体26が貼着されており、且つ、円
形凹部21a内に磁性材により形成した複数のボール2
5が予め収納されている。
【0026】一方、アッパークランパ22の中心に形成
した円筒状突出部22aには、円環状のクランパ側ヨー
ク23及び円環状のマグネット24が嵌め込んで固着さ
れており、且つ、円環状のマグネット24はターンテー
ブル13のセンターコーン13aに固着したターンテー
ブル側ヨーク14に引きつけられるようになっている。
【0027】そして、ロアークランパ21とアッパーク
ランパ22とを蓋合わせすると、ロアークランパ21の
円形凹部21a内の内周部位にアッパークランパ22に
固着した円環状のクランパ側ヨーク23及び円環状のマ
グネット24が進入した状態となる。この状態で、ロア
ークランパ21の円形凹部21aの外周部位とマグネッ
ト24の外周部位との間に円環状のボール転動室21a
1が形成され、この円環状のボール転動室21a1内に
予め収納した複数のボール25が転動自在になってい
る。この際、円環状のボール転動室21a1の外周内壁
面に沿って先に説明した弾性体26が設けられており、
後述する動作時に弾性体26によって複数のボール25
と円形凹部21a内の外周内壁面とで発生する異音を防
止することができるようになっている。
【0028】尚、実施例では、アッパークランパ22の
円筒状突出部22aに円環状のマグネット24を嵌合さ
せて説明したが、これに限定されるものではなく、アッ
パークランパ22の円筒状突出部22aの下端に円筒状
のマグネットを取り付けても良く、更に、ロアークラン
パ21の円形凹部21aの中心部に円環状又は円筒状の
マグネットを直接取り付けても良い。
【0029】次に、上記構成による第1実施例のディス
クアンバランス補正機構の動作について図3(A),
(B)を用いて説明する。
【0030】まず、図3(A)に示した如く、ディスク
Dをターンテーブル13とディスククランパ20Bとに
挟持した状態でディスクDが停止している初期状態時に
は、ロアークランパ21の円形凹部21a内の複数のボ
ール25が円環状のボール転動室21a1内を転動する
ことなく、円環状のマグネット24に吸着されている。
この後、ディスクDが回転すると、複数のボール25は
ディスクDの回転速度が所定の回転数になるまでマグネ
ット24に吸着されたまま一体となって回転する。
【0031】次に、図3(B)に示した如く、ディスク
Dの回転速度が高速になると、複数のボール25に作用
する遠心力がマグネット24の吸着力より大きくなっ
て、複数のボール25はロアークランパ21の円形凹部
21aの内周から外周に向かって飛散し、円形凹部21
a内の外周内壁面に沿って周方向に転動しながらディス
クDの偏重心とは反対側に移動し、ほぼバランスがとれ
て振動が減少するとその位置に安定する。この時、円形
凹部21a内の外周内壁面に沿ってゴム部材などを用い
た弾性体26が貼着されているため、複数のボール25
がロアークランパ21の円形凹部21aの外周に向かっ
て飛散して弾性体26にぶつかっても異音(衝撃音)が
発生することがなくなり、また、複数のボール25が円
形凹部21a内の外周内壁面に沿って周方向に転動する
時でも弾性体26によって異音が発生することがなくな
る。
【0032】<第2実施例>図4は本発明に係る第2実
施例のディスクアンバランス補正機構を備えたディスク
装置を示した縦断面図である。
【0033】図4に示した第2実施例のディスクアンバ
ランス補正機構を備えたディスク装置1Cでは、ディス
クアンバランス補正機構をディスククランパ20C側に
設けずにターンテーブル13側に設けたことを特徴とす
るものである。
【0034】即ち、ディスクDをターンテーブル13側
にクランプするためのディスククランパ20Cは、ロア
ークランパ21Cとアッパークランパ22とを蓋合わせ
して構成されており、このロアークランパ21C内にデ
ィスクアンバランス補正機構が設けられていないため、
ロアークランパ21Cは低い高さに形成されている。
【0035】また、ターンテーブル13の下方には、回
転体27がターンテーブル13と一体に回転自在に設け
られている。この回転体27には、円形凹部27aがス
ピンドルモータ12の回転軸12aと同心的に形成され
ており、且つ、円形凹部27a内の外周内壁面に沿って
ゴム部材などを用いたリング状の弾性体28が貼着され
ており、且つ、円形凹部27a内に磁性材により形成し
た複数のボール25が予め収納されている。
【0036】また、ターンテーブル13のボス部13b
には、円環状のターンテーブル側ヨーク28及び円環状
のマグネット29が嵌め込んで固着されており、且つ、
円環状のマグネット29は回転体27の中心に穿設した
中心孔27bに進入している。 そして、回転体27の
円形凹部27aの外周部位と円環状のマグネット29の
外周部位との間に円環状のボール転動室27a1が形成
され、この円環状のボール転動室27a1内に予め収納
した複数のボール25が転動自在になっている。この
際、円環状のボール転動室27a1は複数のボール25
が内周から外周に向かって移動できる溝巾に形成されて
いる。
【0037】上記構成による第2実施例のディスクアン
バランス補正機構の動作は、先に図3(A),(B)を
用いて説明した第1実施例と同じであり、ターンテーブ
ル13の下方に一体的に形成した回転体27の円形凹部
27a内の外周内壁面に沿って弾性体28を設けたの
で、ディスクDと一体に回転体27が高速に回転した際
に、複数のボール25が回転体27の円形凹部27aの
内周から外周に向かって飛散して弾性体28にぶつかっ
ても異音(衝撃音)が発生することがなくなり、また、
複数のボール25が円形凹部27a内の外周内壁面に沿
って周方向に転動する時でも弾性体28によって異音が
発生することがなくなる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係るディスクアン
バランス補正機構を備えたディスク装置において、請求
項1記載によると、ディスククランパの円形凹部内の外
周内壁面に沿って弾性体を設けたので、ディスクと一体
にディスククランパが高速に回転した際に、複数のボー
ルがディスククランパの円形凹部の内周から外周に向か
って飛散して弾性体にぶつかっても異音(衝撃音)が発
生することがなくなり、また、複数のボールが円形凹部
内の外周内壁面に沿って周方向に転動する時でも弾性体
によって異音が発生することがなくなる。
【0039】また、請求項2記載によると、ターンテー
ブルの下方に一体的に形成した回転体の円形凹部内の外
周内壁面に沿って弾性体を設けたので、ディスクと一体
に回転体が高速に回転した際に、複数のボールが回転体
の円形凹部の内周から外周に向かって飛散して弾性体に
ぶつかっても異音(衝撃音)が発生することがなくな
り、また、複数のボールが円形凹部内の外周内壁面に沿
って周方向に転動する時でも弾性体によって異音が発生
することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のディスクアンバラン
ス補正機構を備えたディスク装置を示した縦断面図であ
る。
【図2】図1に示した第1実施例のディスクアンバラン
ス補正機構を示した分解斜視図である。
【図3】(A),(B)は第1実施例のディスクアンバ
ランス補正機構の動作を説明するための平面図である。
【図4】本発明に係る第2実施例のディスクアンバラン
ス補正機構を備えたディスク装置を示した縦断面図であ
る。
【図5】従来のディスクアンバランス補正機構を備えた
ディスク装置の概略構成を示した斜視図である。
【図6】従来のディスクアンバランス補正機構を備えた
ディスク装置を示した縦断面図である。
【図7】図6に示した従来のディスクアンバランス補正
機構を示した分解斜視図である。
【図8】従来のディスクアンバランス補正機構の動作を
説明するための平面図である。
【符号の説明】
1B…第1実施例のディスク装置、1C…第2実施例の
ディスク装置、12…スピンドルモータ、12a…回転
軸、13…ターンテーブル、20B…第1実施例のディ
スククランパ、21…ロアークランパ、21a…円形凹
部、21a1…円環状のボール転動室、22…アッパー
クランパ、24…円環状のマグネット、25…複数のボ
ール、26…弾性体、27…回転体、27a…円形凹
部、27a1…円環状のボール転動室、28…弾性体、
29…円環状のマグネット。D…ディスク、H…ディス
クの中心孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転軸に取り付けられ、且つ、デ
    ィスクの中心孔をセンタリングした状態で載置した該デ
    ィスクと一体に回転するターンテーブルと、 前記ディスクを前記ターンテーブル側にクランプし、該
    ターンテーブルに載置した該ディスクと一体に回転する
    ディスククランパと、 前記ディスククランパ内に前記回転軸と同心的に設けた
    円形凹部と、 前記ディスククランパの円形凹部内の内周部位に前記回
    転軸と同心的に固着した円環状又は円筒状のマグネット
    と、 前記ディスククランパの円形凹部内の外周部位と前記マ
    グネットの外周部位との間に形成された円環状のボール
    転動室と、 前記円環状のボール転動室内に転動自在に配置した複数
    のボールとで構成したディスクアンバランス補正機構を
    備えたディスク装置において、 前記ディスククランパの円形凹部内の外周内壁面に沿っ
    て弾性体を設け、この弾性体によって前記複数のボール
    と前記外周内壁面とで発生する異音を防止することを特
    徴とするディスクアンバランス補正機構を備えたディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】モータの回転軸に取り付けられ、且つ、デ
    ィスクの中心孔をセンタリングした状態で載置した該デ
    ィスクと一体に回転するターンテーブルと、 前記ディスクを前記ターンテーブル側にクランプし、該
    ターンテーブルに載置した該ディスクと一体に回転する
    ディスククランパと、 前記ターンテーブルの下方に該ターンテーブルと一体に
    設けられ、円形凹部を前記回転軸と同心的に形成した回
    転体と、 前記回転体の円形凹部内の内周部位に前記回転軸と同心
    的に固着した円環状のマグネットと、 前記回転体の円形凹部内の外周部位と前記マグネットの
    外周部位との間に形成された円環状のボール転動室と、 前記円環状のボール転動室内に転動自在に配置した複数
    のボールとで構成したディスクアンバランス補正機構を
    備えたディスク装置において、 前記回転体の円形凹部内の外周内壁面に沿って弾性体を
    設け、この弾性体によって前記複数のボールと前記外周
    内壁面とで発生する異音を防止することを特徴とするデ
    ィスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置。
JP10277112A 1998-09-30 1998-09-30 ディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置 Pending JP2000113578A (ja)

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