JP2000113546A - ディスクプレーヤーのディスク搬送装置 - Google Patents

ディスクプレーヤーのディスク搬送装置

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JP2000113546A
JP2000113546A JP10283145A JP28314598A JP2000113546A JP 2000113546 A JP2000113546 A JP 2000113546A JP 10283145 A JP10283145 A JP 10283145A JP 28314598 A JP28314598 A JP 28314598A JP 2000113546 A JP2000113546 A JP 2000113546A
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lever
disc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径CDと大径CDを使用できるようにした
ディスクプレーヤにおいて、CD挿入後に開始されるC
Dのクランプ等の連動作動を各CDに応じて適切に行う
ため、挿入の検知装置を設ける必要があるが、両CDの
ローディング終了時点を的確に検出する手段は、その構
成が複雑で、且つ大型であった。 【解決手段】 大径CD挿入時に前後方向に移動する切
換スライダー110のスライダーボス152を、ディス
クエンド検知レバー150のカム溝に嵌合し、ディスク
エンド検知レバー150のレバーボス168を外部固定
部材のガイド溝170に嵌合し、その端部の駆動ピン1
60で連動機構のトリガーを作動させる。小径CD挿入
時はディスク検知レバーが直接トリガーを作動し、大径
CDの挿入時は、最初ディスクエンド検知レバーが駆動
ピンを中心に回動し、レバーボスがガイド溝端部に達し
た後に、レバーボスを中心に回動してトリガー作動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)のためのディスクプレーヤーにおいて、ディ
スクプレーヤ内へのディスクのローディング、及びその
イジェクトを行うためのディスク搬送装置に関し、特
に、8cmCDと12cmCDのディスクを使用するデ
ィスクプレーヤーにおいて、ローディング後のディスク
の各種駆動を適切な時期に行うため、各ディスクのディ
スクエンドを簡単な構造で確実に検出することができる
ようにしたディスクプレーヤーのディスクエンド検知装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)のためのデ
ィスクプレーヤーにおいて、特に車両搭載用として1D
INの型にコンパクト化したディスクプレーヤーは、フ
ロントローディング形式を採用しており、このようなデ
ィスクプレーヤーにおいても、小径の8cmCDと大径
の12cmCDの両ディスクを使用することができるよ
うにしたものが開発され、使用されている。このような
ディスクプレーヤーにおいて、ディスクプレーヤー内へ
のディスクのローディング時には、使用者がディスクの
挿入口から所定量挿入すると、ディスク検知手段により
ディスクの挿入が検知され、挿入口部分に設けた上下2
個の搬送ローラにより、あるいは下方の1個の搬送ロー
ラが上方のプレート側に移動してディスクを挟み、その
搬送ローラの搬入方向の回転によりディスクをターンテ
ーブル上に搬送し、その後下側の搬送ローラを下方に待
避させる。次いでアームクランプを作動してディスクの
中央を上方から挟み、モータを駆動してターンテーブル
を回転しディスクを再生するようにしている。
【0003】また、上記のようにローディングされたデ
ィスクのイジェクト時には、ディスク駆動モータが作動
しているときはそれを停止し、クランプアームを上げて
ディスクのクランプを解放した後、下方に待避していた
下側の搬送ローラを上昇させ、上側の搬送ローラまたは
プレートの間にディスクを挟み、搬送ローラをディスク
の排出方向に回転させ、ディスクの端部が挿入口から所
定量突出させた状態でその駆動を停止し、突出したCD
を使用者が取り出すようにしている。
【0004】このような8cmCDと12cmCDの両
方のディスクを使用できるようにしたディスクプレーヤ
ーにおいて、いずれのディスクをローディングする際に
も、ディスクが完全にローディングされたときに上記の
ようなアームクランプの作動、搬送ローラの降下、モー
タの駆動等を行わなければならない。そのためディスク
が完全にローディングされたことを検出し、次の作動を
行うための手段が必要となるが、その手段としては複数
の光学的な検出手段を用い、その検出出力で各種の駆動
制御を行うことも提案されている。しかしながら、この
ような検出手段を設け、各種の駆動制御機構を装備する
とディスクプレーヤーが高価なものとならざるを得な
い。
【0005】その対策として、ローディングされるディ
スクの縁にレバーを当接するようにし、レバーの回動位
置に応じて両ディスクのいずれかを判別すると共に、そ
のレバー機構に連動する機構によって次に続く上記各種
の作動を連動させることが提案されている。その一つと
して、特開平6−44660号公報に示されたディスク
ローディング装置がある。この装置においては、図24
に示すように、搬送ローラ200によって搬送されるデ
ィスク201の大きさに応じてフロントアーム202の
揺動を変化させるようにし、12cmCDのときはフロ
ントアーム202が揺動することによって、その先端で
ロックアーム203のピン204がストッパアーム20
5のカム溝206から外れ、ストッパアーム205の回
動が可能になるようにし、それによりストッパアーム2
05によるディスクストッパ207への位置規制を解除
し、12cmCDがディスクストッパ207を後方に押
し出し、これを規制しているストッパアーム205を時
計方向に回転させる。さらにディスクが挿入されると、
ストッパアーム205のカム溝206の手前側にロック
アームのピン204が入り込み、ロックする。そのた
め、ストッパアーム205のみの回転運動から、ロック
アーム203も回転をおこない、それによりラックギヤ
208を作動させ、シフトプレートを駆動する等により
各種作動を連動するようにしている。
【0006】また、8cmCDをローディングするとき
には、その径が小さいのでフロントアーム202は揺動
することがなく、その先端でロックアーム203とスト
ッパアーム205とはロックされた状態のまま保持され
る。更にディスクが挿入されると、ストッパアーム20
5と同期してロックアーム203が時計方向に回転し、
ラックギヤ208を作動させ、シフトプレートを駆動す
る等により各種作動を連動するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置を用
いると、光学的な検出装置等を用いる必要が無くなり、
安価なものとなる。しかしながら、上記装置において
は、ディスクプレーヤー内部の片側の奥に、フロントア
ームの操作部からストッパアーム205,ロックアーム
203、ディスクストップ207等のほとんどの機構を
集中させている。そのため、この部分の構造がきわめて
複雑とならざるを得ず、その組立が困難となり、メンテ
ナンスが困難となるほか、この部分の厚さも厚いものと
ならざるを得ない。また、フロントアームをディスクプ
レーヤー内において入口側からディスクの挿入端部まで
長く配置しなければならず大型のものとなる欠点があ
る。
【0008】したがって、本発明は、8cmCDと12
cmCDを使用できるディスクプレーヤーにおいて、デ
ィスクエンドを検知する装置を他の機構となるべく係わ
らせず、単独で作用するように配置し、全体を薄く構成
することができるようにし、また、構造を簡素化するこ
とにより軽量で組立が容易で、且つ確実にディスクエン
ドを検出することができ、またメンテナンスも容易なデ
ィスクプレーヤーのディスクエンド検知装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ディスクに応じて揺動するディスク検知レ
バーと、該ディスク検知レバーに押されて移動すると共
に、ロック部を備えたロックスライダーと、前記ロック
部によりロックされる被ロック部を備え、大径ディスク
の押圧力で移動する切換スライダーと、該切換スライダ
ーに設けられた第1の係合部に嵌合するカム溝と外部固
定部材に設けられたガイド溝に嵌合する第2の係合部と
を備えディスクが所定位置まで搬送されたことを検知す
るディスクエンド検知レバーと、該ディスクエンド検知
レバーによって作動させられ、ディスクが所定位置に至
ったとことを他の機構に伝達するトリガーレバーとから
なり、前記ディスクエンド検知レバーは、前記切換スラ
イダーのロック時には前記第1の係合部を中心に回転し
て前記トリガーレバーを作動し、切換スライダーのロッ
ク解除時には前記第1の係合部が前記カム溝に沿って移
動すると共に前記第2の係合部が前記ガイド溝に沿って
移動した後、前記第2の係合部を中心に回転して前記ト
リガーレバーを作動するようにディスクプレーヤーのデ
ィスク搬送装置を構成したものである。
【0010】また、前記ロックスライダーと、前記切換
スライダーと、前記ディスクエンド検知レバーとをディ
スクを押さえるクランパを支持して回動するアームクラ
ンプに設けたものであり、また、更に、切換スライダー
が大径ディスクの押圧力で移動した後、その切換スライ
ダーを移動前の状態に戻すレバーリターンも前記アーム
クランプに設けたものであり、また、前記ディスクエン
ド検知レバーと前記レバーリターンとを前記アームクラ
ンプの両側部に対向して配置したものであり、また、前
記トリガーレバー作動端と前記カム溝との間に前記第2
の係合部を配置したものであり、また、前記のカム溝
は、前記ディスクエンド検知レバーの軸線方向に延びる
第1カム溝と、第1カム溝に続き該軸線方向から傾斜し
た方向に延びる第2カム溝とからなるものであり、ま
た、前記ガイド溝は、前記カム溝端部を中心とする円弧
状の第1ガイド溝と、第1ガイド溝に続きリンクレバー
作動端を中心とする円弧状の第2ガイド溝とからなもの
であり、また、ディスクの最終挿入時に、リンクレバー
とトリガーレバーとを離し、ディスクエンド検知レバー
のディスク検知ピンをディスクの縁から退避させたもの
である。
【0011】また、トリガーレバーの移動によりクラッ
チを介して付勢されているラックのロック部を解除した
ものであり、また、ロック部を、トリガーレバーを備え
たトリガー回転子に設けたものであり、クラッチは、ピ
ニオンを備えモータで駆動される駆動ギアと、ピニオン
カバーと、両者を摩擦圧接するスプリングとにより構成
したものであり、ピニオンカバーには、ラックの両端に
設けた突起に係合するラック引込爪を設けたものであ
り、スプリングは、ピニオン内部のスプリング収納部に
設けたものであり、また、駆動ギアと、ピニオンカバー
と、スプリングとを、ベースから突出したクラッチ軸に
嵌合したものであり、また、駆動ギアと、ピニオンカバ
ーと、スプリングとを、ベースから突出したクラッチ軸
に嵌合し、クラッチ軸の軸穴に抜け止めシャフトを挿入
することにより固定したものであり、また、ラックは内
部機構連動用のロックレバーに摺動自在に固定したもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に沿って説
明する。図1は本発明のディスクプレーヤーのディスク
搬送装置を適用したいわゆる1DINタイプのCDプレ
ーヤーであり、その外側を構成する部材を大別すると、
図に示すように、上面を開放した箱形のベースシャーシ
1と、このベースシャーシ1の開放した上面の前方(な
お、ディスクプレーヤのディスクが挿入される側を「前
方」という、以下同様。)を覆うように設けたトップシ
ャーシ2と、ベースシャーシ1の上面の後方を覆うよう
に、ベースシャーシ1の内部部材に対して左右の回動部
3により回動自在に設けたアームクランプ4とを備えて
いる。
【0013】トップシャーシ2は、ベースシャーシ1の
両側壁5、5の外側に一部重なるように設けた側板6、
6を両側に備え、また、この側板6、6の部分に位置す
る左右の開口7、7と、トップシャーシ2の前板8の左
右端部に設けた開口10、10とを備え、更に、左右に
張り出すようにねじ止め部11、11を備えるととも
に、左右前方にはローラアーム軸止め突起12、12を
備えている。
【0014】それに対してベースシャーシ1には、トッ
プシャーシ2の前記開口7、7,10,10に対向して
上方に延びる左右の突起13、13と前方左右の突起1
4、14を備え、また、トップシャーシ2のねじ止め部
11、11に対向して左右に張り出すようにねじ止め受
け部15、15を備えるとともに、ローラ軸止め突起1
1、11と嵌合するようにローラアーム軸16を軸支す
る軸受け部17、17に連通する嵌合溝18、18を備
えている。それにより、ベースシャーシ1に対してトッ
プシャーシ2を上方から被せる際、ベースシャーシ1の
側壁5、5にトップシャーシ2の側板6、6を重ね、ベ
ースシャーシ1の突起13、13,14,14を各々ト
ップシャーシ2の開口7、7,10,10に嵌合し、ベ
ースシャーシ1の嵌合溝18、18にトップシャーシ2
のローラアーム軸止め突起12、12を嵌合することに
より、ベースシャーシ1とトップシャーシ2は正確に位
置決めされ、ベースシャーシ1のねじ止め受け部15、
15のねじ穴とトップシャーシ2のねじ通孔20、20
とが一致し、ここにねじ49をねじ込むことにより固定
され、両者は一体化する。
【0015】上記のようなトップシャーシ2をベースシ
ャーシ1から取り外して、更に、後述するようにカバー
裏板21をベースシャーシ1から取り外して各々裏返し
た状態を図2に示す。したがって、図2においては、図
1とは前後方向は同じであるが、左右が逆になって示さ
れている。カバー裏板21は前方に突出した左右の係止
突起22、22、中央部には図中下方に突出する左右の
係合突起23,23,両側部近傍にも図中下方に突出す
る左右の係合突起24、24,更に、後端部中心には後
方且つ図中下方に突出する係合突起25を備えている。
上記の各図中下方に延びる係合突起23,23,24,
24,25は各々その先端は左右のいずれかの方向に延
び出ており、その延出部分で係合部を構成している。ま
た、左右には前方に延びる弾性アーム26、26を備え
ており、各弾性アーム26、26の前端部には下方に係
止部27、27を形成している。トップシャーシ2の前
端両側部には、後に詳述する第1ディスク検知レバー2
8,第2ディスク検知レバー29の第1検知ロッド3
0,第2検知ロッド31の回動軌跡と略一致する曲縁部
19を備えている。カバー裏板21の後方には、更に後
方に延びる平面視略三角形上のアーム32、32が左右
対称に延びており、その先端にはスプリング33の両端
部を固定している。また、中央表面には、両側部に近づ
くに従って次第に深くなる搬送ローラ受け溝39が形成
されている。
【0016】一方、トップシャーシ2には、前端縁両側
に係止穴34、34を備え、前記係合突起23,23,
24、24、25に対向する位置に、カバー裏板側に延
びるとともに、その先端に係合部を形成した係合突部3
5、35,36,36,37を形成している。また、カ
バー裏板21の両側の弾性アーム26、26に形成した
係止部27、27に対向する位置に係止穴38、38を
備えている。それにより、図2に示すようにトップカバ
ー2を裏返しにした状態で、カバー裏板21を図中上方
からあてがい、カバー裏板21を前方にずらすことによ
り、カバー裏板21の係止突起22,22はトップシャ
ーシ2の係止穴34,34に、また同様に係合突起2
3,23は係合突部35,35に、係合突起24,24
は係合突部36,36に、係合突起25は係合突部37
に各々係合し係止されるとともに、弾性アーム26,2
6の係止部27,27は係止穴38,38にその弾性力
によって嵌入し抜け止めされる。
【0017】トップシャーシ2の裏側、即ち図2に示す
トップシャーシ2の上側には、回転穴40、41を中心
に回動する第1ディスク検知レバー28と第2ディスク
検知レバー29とを備えており、回転穴40,41は、
トップシャーシ2の素材を深絞り加工して形成した左右
のボス42、43に嵌合する。それにより第1ディスク
検知レバー28は、ボス42に嵌合する回転穴40を中
心に、前方に延びる第1前側レバー44と後側に延びる
第1後側レバー45とを備え、第2ディスク検知レバー
29は、ボス43に嵌合する回転穴41を中心に、前方
に延びる第2前側レバー46と後側に延びる第2後側レ
バー47とを備えている。
【0018】第1ディスク検知レバー28の第1前側レ
バー44の先端には、レバーに垂直に立設する第1検知
ロッド30を備え、第1前側レバー44の基部48の近
傍にはガイド溝穴50を形成している。第1ディスク検
知レバー28の回転穴40を中心とする基部48には、
第1ディスク検知レバー28の外側に扇形に形成された
第1ガイド突起51を備えるとともに、第1ディスク検
知レバー28の内側には扇形に形成されたガイド穴52
を備え、このガイド穴52には、前記第1ガイド突起5
1と同様に、且つ対称的に扇形に形成された第2ガイド
突起53を備えている。第1ディスク検知レバー28の
第1後側レバー45の基部48近傍外側には略U字型に
延びるスプリング係止部54を備え、第1後側レバー4
5の端部には、図2に示すように第1ディスク検知レバ
ー28をトップシャーシ2に組み込み時にその先端がト
ップシャーシ2の後壁55から大きく突出する押圧部5
6を備えている。
【0019】第2ディスク検知レバー29は上記第1デ
ィスク検知レバー28と略同様に形成され、その第2前
側レバー46の先端には、レバーに垂直に立設する第2
検知ロッド31を備えている。第2ディスク検知レバー
29の回転穴41を中心とする基部60には、第2ディ
スク検知レバー29の外側に扇形に形成された第2ガイ
ド突起62を備えるとともに、第2ディスク検知レバー
29の内側には扇形に形成されたガイド穴63を備え、
このガイド穴63には、前記第2ガイド突起62と同様
に、且つ対称的に扇形に形成された第2ガイド突起64
を備えている。第2ディスク検知レバー29の第2後側
レバー47の基部60近傍外側には略U字型に延びるス
プリング係止部65を備え、また、基部60の近傍には
ガイド溝穴61を形成し、第2後側レバー47の端部に
は、図2に示すように第2ディスク検知レバー29をト
ップシャーシ2に組み込み時にその先端がトップシャー
シ2の後壁55からわずかに突出する程度に形成した突
出部66を備えている。
【0020】前記第1ディスク検知レバー28と第2デ
ィスク検知レバー29とを連動するため、両者を連結す
るレバーリンク70を備えている。レバーリンク70
は、その第1端部71側に設けたリンク第1ボス72
と、その第2端部73側に設けたリンク第2ボス74を
備え、また、第1端部71側にはトップシャーシ2に設
けたボス75が摺動自在に嵌合する第1ガイド溝76を
備え、第2端部73側にはトップシャーシ2に設けたボ
ス77が摺動自在に嵌合する第2ガイド溝78を備えて
いる。レバーリンク70は略中間部で屈曲しており、そ
れにより第1ディスク検知レバー28側においては第1
前側レバー44側のガイド溝穴50内にそのリンク第1
ボス72が嵌合し、第2ディスク検知レバー29側にお
いては第2後側レバー47側のガイド溝穴61内にその
リンク第2ボス74が嵌合しているとともに、両端部近
傍でトップシャーシ2のボス75,77と第1ガイド溝
76,第2ガイド溝7、8とが摺動自在に嵌合してレバ
ーリンクはガイドされ、第1ディスク検知レバー28と
第2ディスク検知レバー29の回動を連動している。
【0021】また、各レバーをトップシャーシに組み込
んだときに図2に示す状態を維持するように、第1ディ
スク検知レバー28のスプリング係止部54と、トップ
シャーシ2に設けた第1スプリング掛部80との間に第
1レバースプリング81を張設し、第2ディスク検知レ
バー29のスプリング係止部65と、トップシャーシ2
に設けた第2スプリング掛部82との間に第2レバース
プリング83を張設している。それにより、第1ディス
ク検知レバー28の第1検知ロッド30と、第2ディス
ク検知レバー29の第2検知ロッド31は互いに近接す
る方向に付勢され、各ロッドの位置は、前記カバー裏板
21の曲縁部19の内側端部において各々その移動が止
められている。上記第1検知ロッド30と第2検知ロッ
ド31の間隔は、小径の8cmディスクの直径よりは小
さく設定され、ディスクがローディングされる際に、デ
ィスクの外周に常にロッドが当接しているように、且
つ、ロッドの移動に応じて検知スイッチをON−OFF
できる様に、上記第1レバースプリング81と第2レバ
ースプリング83のバネ力を調整してある。
【0022】アームクランプ4には、図1に示すよう
に、アームクランプ4前方中央に、アームクランプ4の
前方に突出するように、支持ブラケット85を介してク
ランプディスク86が揺動自在、且つ回転自在に支持さ
れており、ディスクプレーヤにディスクを挿入していな
い状態においては、クランプディスク86が回動部3を
中心に上方に回動する方向に付勢されており、その回動
は、図1に示すようにクランプディスク86の先端上面
が、前記カバー裏板21のアーム32に張設されたスプ
リング33に当接して受け止められている。
【0023】アームクランプ4は、図1に示す組立状態
から、前記トップシャーシ2を取り除いた後に、図示さ
れない部材に設けたボス9,9に支持されている回動部
3、3を、図中左方向に移動してボス9,9から外すこ
とにより、ベースシャーシ1から取り外される。このよ
うに取り外されたアームクランプ3を裏返しにしてその
アームプレート部100の裏面に取り付けられた部材を
示したのが図3である。したがって、この図3において
も、前記図2と同様に、図1に示す状態とは前後方向は
同一で、左右方向が逆になって示されている。この図3
から明らかなように、アームクランプ4の裏面には、回
転支持部101により回動自在に支持されたレバーリタ
ーン102が設けられている。
【0024】レバーリターン102は、回転支持部10
1から後方且つアームクランプ4の第1側面103側に
延びるスプリング受けレバー部104を備え、その先端
に設けた二股状のスプリング受け部105には、反転ス
プリング106の一端が掛けられている。反転スプリン
グ106はコイル状に捲回され、前記スプリング受け部
105に掛けられた作用端90に対する反対側の支持端
91は、アームクランプ4のアームプレート部100の
側縁近傍に設けた通孔107をその裏面側から貫通さ
せ、図1に示すように、その表側に延び、折り曲げられ
て抜け止めされ、通孔107部分で回転自在に支持され
ている。
【0025】レバーリターン102には、前記スプリン
グ受けレバー部104と反対側に延びると共に、その先
端がアームクランプ4の中央、且つ図中後方側に鶴の首
状に延びるスライダー付勢レバー部108を備えてお
り、スライダー付勢レバー部108の先端には、図3に
破線で示すように、切換スライダー110の裏面中央に
設けたボス111を摺動自在に嵌入している長穴112
を備えている。また、スライダー付勢レバー部の先端部
とは逆方向に、アームプレート部100の案内穴113
を貫通して、アームプレート部100の表側に屈曲して
延びる押圧部114を備え、この押圧部114には、図
1に示されるようにその一部がアームプレート100の
表面側に重なるガイド部115を形成している。
【0026】切換スライダー110は図3に示され、ま
た図1に一部示されるように、アームプレート部100
の裏面に対向する面から、アームプレート部100の前
後方向に延びる図中5本のガイド孔を貫通して延びるガ
イドボスを備えている。上記ガイドボスのうち、その中
心部には前記ボス111を挟んで前後方向に位置する2
個の中心ガイドボス116,116を備え、この中心ガ
イドボス116,116はアームプレート部100の中
心位置に設けた中心ガイド孔117内に位置し、中心ガ
イド孔117に沿って摺動し案内される。この中心ガイ
ドボス116を挟んで両側には内側ガイドボス118、
118を備え、この内側ガイドボス118,118は、
アームプレート部100の中心ガイド孔117を挟んで
両側に位置して前後方向に平行に設けた内側ガイド孔1
20,120を貫通してアームプレート部100の表側
に延び、図1に示すように、その先端は図中左側に屈曲
して延び、アームプレート100の表面と一部重なるよ
うに形成されている。また、この内側ガイドボス11
8,118の更に両側には外側ガイドボス121,12
1が前記内側ガイドボスと同様の構成で設けられ、この
外側ガイドボス121,121は、アームプレート部1
00の内側ガイド孔120,120の外側に位置して前
後方向に平行に設けた外側ガイド孔122,122を貫
通してアームプレート部100の表側に延び、図1に示
すように、その先端は図1中で左側の外側ガイドボス1
21はその表側において図中左側に屈曲して延び、図1
中で右側の外側ガイドボス121は図中右側に屈曲して
延び、各々アームプレート100の表側と一部重なるよ
うに形成されている。切換スライダー110の前記各ボ
スが突出する面とは反対側の面には、図3に示すよう
に、その両側にディスクが当接するストッパピン123
を突設している。
【0027】アームクランプ4の表側には、図1に示す
ように、図中左右方向に延びるロックスライダー125
を、図中左右に摺動自在に設けている。ロックスライダ
ー125の図1中左側端部には押圧フランジ部126が
裏面側に折曲されて形成されており、この押圧フランジ
部126は、図1に示すようにアームクランプ4及びト
ップシャーシ2の組立状態において、また、ロックスラ
イダー125の最も左側に位置している自由状態におい
て、前記第1ディスク検知レバー28の押圧部56と所
定の間隔を有して位置している。ロックスライダー12
5には図1中左側に第1ボス119が図1中裏面側に突
出しており、また右側には第2ガイド長孔127が形成
されており、第1ボス119はアームクランプ4のアー
ムプレート100前端部に設けた第1ガイド長孔128
と嵌合し、第2ガイド長孔127はアームプレート部1
00に設けた第2ボス129と嵌合し、それによりロッ
クスライダー125は、アームプレート100の表面に
おいて、図1中で左右に一直線上に移動するようにガイ
ドされている。
【0028】ロックスライダー125の後縁部130の
左右両側には、略L字型に突出するロック部131,1
31を備えており、このロック部131,131の図1
中左側に折曲されている先端部132,132には傾斜
面133,133を形成しており、後述するように、内
側ガイドボス118のロック作用を行う。ロックスライ
ダー125の略中央部には図1中裏面に突出するスプリ
ング係止部134を備え、このスプリング係止部134
は、図3に一部示されているように、アームクランプ4
の前方において左右方向に延びるガイド孔135を貫通
して延びている。このスプリング係止部134とアーム
クランプ4の裏面に突出するスプリング係止部136と
の間にはロックスライダースプリング137を張設して
おり、それによりロックスライダー125の自由状態に
おいて、このロックスライダー125を図1中左方向に
付勢し、第1ガイド長孔128中において第1ボス11
9が図1中右端で当接し、第2ガイド長孔127中にお
いて第2ボス129が同様に右端で当接することにより
その移動が止められている。また、ロックスライダー1
25の図1中右端には押圧突起138が形成されてい
る。
【0029】一方、アームクランプ4の裏面には、図3
に示すように、前記レバーリターン102と対向するよ
うにディスクエンド検知レバー150を配置している。
このディスクエンド検知レバー150には屈曲したカム
溝151が形成され、このカム溝151には、切換スラ
イダー110の前記各ボスと同じ方向に突出させたスラ
イダーボス152が嵌合している。ディスクエンド検知
レバー150の後端には、図3に示す切換スライダー1
10の位置において、後縁の切り欠き部149に位置す
る部分に、ディスク検知ピン153をストッパピン12
3と同様に突出させて設けている。ディスクエンド検知
レバー150の先端部には駆動ピン160を前記ディス
ク検知ピン153と同じ側に突出しており、この駆動ピ
ン160にはアームクランプ4に設けた回動支持部16
1を中心に回転するリンクレバー165の一端に設けた
2又状のピン保持部166内に保持されている。ディス
クエンド検知レバー150のカム溝151の先端部16
7と駆動ピン160の略中間には、駆動ピン160とは
反対側に突出するレバーボス168を突出しており、こ
のレバーボス168は、アームクランプ4のアームプレ
ート部100に設けたレバーボスガイド溝170内に嵌
合している。
【0030】ディスクエンド検知レバー150に設けた
カム溝151は、ディスクの挿入、排出時の各構成部品
の作動を示す平面図として、8cmCDの挿入開始状態
を示す図9に示されるように(なお、この図9に示す作
動状態は、図3に示される作動状態とは異なる。)、先
端部167側から、このレバーの略軸線方向に延びる第
1カム溝154,この第1カム溝154に連続してつな
がり、図9中水平方向に屈曲して延びる第2カム溝15
5、この第2カム溝155に連続してつながり、第1カ
ム溝154と略同方向に延びる第3カム溝156からな
っている。また、レバーボス168が嵌合するアームプ
レート部100に設けたレバーボスガイド溝170は、
図9におけるスライダーボス152を中心とする円弧状
に形成された第1ガイド溝177と、この第1ガイド溝
177の図中左端部分のガイド溝接続部178から後方
に、駆動ピン160を中心に円弧状に延びる第2ガイド
溝179とから構成されている。
【0031】なお、ディスクエンド検知レバー150に
おける上記カム溝151とスライダーボス152、レバ
ーボスガイド溝170とレバーボス168、ディスク検
知ピン153,駆動ピン160の関連した作動は、後に
詳述する。また、リンクレバー165は、前記ピン保持
部166とは反対側に略L字型に形成されたトリガーレ
バー作動部171を備え、このトリガーレバー作動部1
71には図1及び図4等に示されているトリガーレバー
172が、リンクレバー165の回転時に作動すること
ができるように位置している。
【0032】ディスクエンド検知レバー150によって
8cmCDおよび12cmCD各々が所定のローディン
グ位置となったときに作動する、ディスククランプ等の
連動作動の機構は図4〜図8に示される。この作動機構
の特徴的な部分を斜視図として示す図4から明らかなよ
うに、リンクレバー165で作動されるトリガーレバー
172は、ベースシャーシ1の側壁57に突設された軸
180を中心に回転するトリガー回転子181の第1ア
ーム182に直角方向に突設されている。このトリガー
回転子181には、図1に示されるベースシャーシ1の
側壁57に設けられガイド孔58に案内されるロックレ
バー59が設けられ、このロックレバー59とトリガー
回転子181の軸部との間の空間に、後述するトリガー
ラック190の第2突起193が嵌合している。トリガ
ー回転子181にはさらに、スプリング係止突起183
を備え、このスプリング係止突起183とベースシャー
シに設けられた図示されない係止突起との間にリターン
スプリング184を張設しており、それによりトリガー
回転子181を常時図4中反時計方向に付勢している。
【0033】ベースシャーシ1の側壁57に案内されて
摺動できるようにスライダーロード67が設けられ、こ
のスライダーロード67に設けたスライダーラック68
等により各種の機構を連動するようにしている。このス
ライダーラック68には、トリガーラック190がスラ
イダーロード67と同一方向にわずかに移動できるよう
に摺動自在に設けられている。トリガーラック190に
は、ラック部191と、その前方(ディスクの挿入側、
以下同様)に第1突起192が設けられ、後方には前記
第2突起193が設けられている。図4中第1突起19
2には、後述するクラッチ装置87におけるクラッチホ
ルダー88のラック引込爪89が近接して位置してい
る。また、図4に示すローディング開始状態において、
トリガーラック190の先端部は駆動ギア92の周囲か
らわずかに離れており、噛み合っていない。
【0034】クラッチ装置87は図5及び図6に示すよ
うに、合成樹脂をモールドして成型したベース93に、
クラッチ軸94を突設している。このクラッチ軸94の
外周下方には段部95が形成され、また中心部には軸穴
96が設けられている。この軸穴96の下端には内方に
向けて突設したシャフト固定爪97を形成している。ク
ラッチ軸94には駆動ギア92を回動自在に嵌合してい
る。駆動ギア92は周囲にギヤ部98が形成され、中央
部にはクラッチ軸94を囲むようにピニオン99を設
け、このピニオン99の内部にはスプリング収納部13
9を形成し、その内部に、一端がクラッチ軸の段部95
に、他端が駆動ギア92の上端部に設けたスプリング受
け部140で支持されているクラッチスプリング141
を縮設している。また、駆動ギア92のギア部98とピ
ニオン99との間の表面にはギア摩擦面142が形成さ
れている。この駆動ギア92はその下部においてクラッ
チ軸94の段部95の外周で、また、上端部はスプリン
グ受け部140で各々クラッチ軸94に回転案内されて
いる。
【0035】ピニオン99の周囲には、クラッチホルダ
ー88がその上端支持部143でクラッチ軸94に回転
自在に案内されている。また、その上端支持部143の
上部は、クラッチ軸94の端部に固定した抜け止めシャ
フト144によりその抜け止めがなされており、上端支
持部143の下面は駆動ギア92のスプリング受け部1
40の上端面とは離れている。抜け止めシャフト144
はその下端に外周が小さく形成された引掛段部145が
形成され、それにより、クラッチ装置87の組立時に
は、ベース93のクラッチ軸94にクラッチスプリング
141を当て、駆動ギヤ92を被せ、さらにクラッチホ
ルダー88を被せた後、抜け止めシャフト144をクラ
ッチ軸94の軸穴96内に押し込むと、抜け止めシャフ
ト144の引掛段部145が軸穴96のシャフト固定爪
97と係合し、抜け止めがなされ、これらの部品が組み
立てられる。
【0036】クラッチホルダー88のピニオン99を囲
む周囲には半円筒状のピニオンカバー部146が設けら
れ、開放側にはトリガーラック190が位置し、トリガ
ーラック190と干渉しないようになっている。その下
端には外周に広がるクラッチ摩擦部147が形成され、
その下面のクラッチ摩擦面は前記駆動ギア92のギア摩
擦面142と当接し、クラッチスプリング141の反発
力により駆動ギア92とクラッチホルダー88は軸方向
に接近する力が付与されており、その力によりギア摩擦
面142とクラッチ摩擦部147の下面とは圧接して、
相互の摩擦力により摩擦クラッチを構成している。クラ
ッチホルダー88の上部には、前記トリガーラックの第
1突起192に近接して位置しているラック引込爪89
を突設しており、その反対側のピニオンカバー部146
には、その周囲に設けた図示されない2個の回転規制用
のストッパ119,119間で回転を規制される回転規
制レバー147を設けている。
【0037】また、図7に示されるように、ローディン
グモータ194によって回転するウオームギア195に
より、第1歯車体162に設けた第1ギア196を回転
して第1歯車体162を駆動し、また、第1歯車体16
2に設けた第2ギア197により第2歯車体163に設
けた第3ギア198を回転して第2歯車体163を駆動
し、第2歯車体163に設けた第4ギヤ199により上
記駆動ギア92が駆動されるようになっている。したが
って、ローディングモータ194の回転は上記ギア列を
介して駆動ギア92に伝達され、ローディングモータ1
94の駆動時には前記クラッチ装置87によってクラッ
チホルダー88に対してローディングモータ194の回
転方向に応じた回転力を付与する。
【0038】上記機構により、前記ディスクエンド検知
レバー150によって8cmCDと12cmCDが検知
され、それに応じたディスクエンド検知レバー150の
作動が行われるとき、トリガーレバー172はその作動
により操作され、スライダーロッド67等がアームクラ
ンプの回動機構等、各種の機構の連動作動を行う。リン
クレバー165にはスプリング係止部173を備え、ア
ームプレート100に設けたスプリング係止部174と
の間にリターンスプリング175を張設しており、それ
によりリンクレバー165を常時アームクランプ4の側
部に設けたストッパ176に当接する方向に付勢してい
る。
【0039】上記のように構成されたディスクプレーヤ
ーにおいて、8cmCDと12cmCDとを使用する際
の作動を説明する。この作動の説明に際して、説明の便
宜のため主要構成部品のみを抽出し、これらの部品の関
連作動を示した、図9乃至図13の8cmCD使用作動
図、及び図14乃至図23の12cmCD使用作動図に
基づいて前記図1乃至図8と関連して説明する。最初図
9乃至図13により8cmCD使用時の作動を説明す
る。なお、図9は、本発明によるディスクプレーヤーの
搬送装置の作動を示す基本構成部品の作動説明図として
の、8cmCDの挿入開始の状態を示す要部平面図であ
り、図10は、同8cmCDを挿入している途中におい
て、第1ディスク検知レバー28と第2ディスク検知レ
バー29が最も開いている状態を示す要部平面図であ
り、図11は、同8cmCDを挿入している途中におい
て、ディスクがディスクエンド検知レバー150のディ
スク検知ピン152に当接した状態を示す要部平面図で
あり、図12は、同8cmCD挿入終了直後の状態を示
す要部平面図であり、図13は、同8cmCD挿入終了
後、ディスクエンド検知レバー150が待避位置となっ
た状態を示す要部平面図である。
【0040】最初、8cmCDのディスクを挿入してい
ない初期状態は図9に示している。この初期状態におい
ては、第1ディスク検知レバー28は第1レバースプリ
ング81により、また、第2ディスク検知レバー29は
第2レバースプリング83により各々付勢され、第1検
知ロッド30及び第2検知ロッド31が図2のカバー裏
板21の曲縁部19の内側端部に当接することにより、
また、両レバー28,29がレバーリンク70で連結さ
れてその位置が保持されている。また、この初期状態に
おいて、アームクランプ4側に設けたロックスライダー
125はロックスライダースプリング137によって付
勢され、前記のようにロックスライダー125に設けた
長孔とボス、及びアームクランプ4側に設けたボスと長
孔の相互の嵌合により左右方向に移動可能とされている
とともに、長孔の端部にボスが当接することにより図9
の初期位置に位置決めされている。この時、切換スライ
ダー110は最も前方(図9においてCDが挿入される
方向である下方、以下同様)に位置し、切換スライダー
110の内側ガイドボス118,118は切換スライダ
ー110のロック部131,131内にあり、ロック部
131の先端部132により後方への移動が阻止され、
ロック状態を保持している。
【0041】更に、この初期状態において、前記のよう
に切換スライダー110が前方に移動しているので、切
換スライダー110のボス111がレバーリターン10
2に設けた長穴112に嵌合していることにより、レバ
ーリターン102はその長穴112を形成したスライダ
ー付勢レバー部108が前方に最も倒れた状態に保持さ
れている。この時、レバーリターン102のスプリング
受け部105に掛けられた反転スプリング106は、支
持端91がアームクランプの通孔107に挿入されてい
る部分を中心に自由に回転できるのであるが、反転スプ
リング106は作用端90と支持端91とが常に離れる
方向に作用しているため、図9に示すように、レバーリ
ターン102を反時計方向に付勢している。それにより
切換スライダー110は、反転スプリング106の力に
よって前方、即ち図9中下方に付勢されている。
【0042】ディスクエンド検知レバー150は、切換
スライダー110が前方に位置しているためスライダー
ボス152は第1カム溝154の先端部167に位置
し、駆動ピン160はリターンスプリング175の付勢
力よりトリガーレバー172を前方に付勢するスプリン
グ184の付勢力の方が大きいので、図中反時計方向に
付勢されていることにより図中後方に付勢され、その結
果レバーボス168は、第2ガイド溝179の先端のガ
イド溝接続部178に位置している。それによりディス
クエンド検知レバー150は、図9に示すように最も時
計方向に回転した状態となっている。この時、ディスク
エンド検知レバー150のディスク検知ピン153は、
切換スライダー110の中心位置にあり、切換スライダ
ー110のストッパピン123,123の中間位置とな
っている。
【0043】上記初期状態から、8cmCDのローディ
ングに際して、8cmCDであるCD1をディスクプレ
ーヤーの入口59の中央から使用者が挿入すると、最
初、図9に示すように第1検知ロッド30と第2検知ロ
ッド31に当接する。この時使用者がCD1をディスク
プレーヤーに挿入する力により、CD1は第1検知ロッ
ド30と第2検知ロッド31を各々第1レバースプリン
グ81と第2レバースプリング83の力に抗して押し広
げつつ内部に挿入される。その後、CD1が挿入される
と、第1検知ロッド30と第2検知ロッド31がCD1
の直径部分に当たるとき最も押し広げられ、図10に示
す状態となる。
【0044】更にCD1がローディングされると、CD
1のディスクの端縁は、切換スライダー110のストッ
パーピン123,123に当接する前に、ディスクエン
ド検知レバー150のディスク検知ピン153に当接
し、図11に示すようにディスク検知ピン153を押
す。この時、ロックスライダー125は移動していない
ので、ロック部131が切換スライダー110の内側ガ
イドボス118を保持し、ロックしており、切換スライ
ダー110は固定されているので、ディスクエンド検知
レバー150のカム溝に嵌合しているスライダーボス1
52は固定されている。そのため、前記のようにCD1
によってディスク検知ピン153が押されることによ
り、ディスクエンド検知レバー150はスライダーボス
152を中心に図中矢印で示すように回転する。この時
ディスクエンド検知レバー150に設けたレバーボス1
68は、アームクランプ4のレバーボスガイド溝170
における第1ガイド溝177の中央部まで移動する。
【0045】また、上記ディスクエンド検知レバー15
0の回転により、ディスクエンド検知レバー150の駆
動ピン160は、リンクレバー165を図中時計方向に
回転する。それにより、リンクレバー165のトリガー
レバー作動部171は、これに当接しているトリガーレ
バー172を図中後方に移動する。なお、トリガーレバ
ー172の移動によるトリガーラック190の作動等は
後述する。
【0046】トリガーレバー172の移動は、図4に示
されているトリガー回転子181の回転となり、それに
よりロックレバー59が図4中上方に移動してトリガー
ラック190の第2突起193の保持を解除する。この
解除の前にローディングモータ194が回転している
と、前記のような駆動力の伝達系統により、クラッチホ
ルダー88が回転力を付与されているので、クラッチホ
ルダー88のラック引込爪89がラックの第1突起19
2を前方(図7中下方)に付勢する。この時トリガーラ
ック190の第2突起193の保持が前記のように解除
されると、トリガーラック190はスライダーロード6
7の固定状態のままトリガーラック190を移動し、ト
リガーラック190の先端部はピニオン99に噛み合
い、ピニオン99はローディングモータ194の強い力
によりトリガーラック190を前方に移動する。トリガ
ーラック190はスライドロード67との間でスライド
自在であり、そのスライド範囲を超えるとスライドロー
ド67自体もトリガーラック190と共に移動を開始す
る。このスライドロード67の移動は、アームクランプ
4の移動等、各種の機構の連動を行う。スライドロード
67の移動により、突起169がトリガー回転子181
を図4中、時計方向に回転する。この時、ディスクエン
ド検知レバー150は図12に示す状態、すなわち、C
D1の位置決めを検知した状態からさらに反時計方向に
回転させられ、ディスク検知ピン153はディスクの縁
から離れて退避し、ディスクの回転を妨げないようにな
る。また、リンクレバー165はリターンスプリング1
75によって図7中時計方向に回転するが、ストッパ1
76に当たって停止しているので、図13に示すよう
に、トリガーレバー172から離れた状態となってい
る。
【0047】上記作動において、トリガーラック190
はその後端部がピニオン99との噛み合いが通過したと
きにその移動は停止し、スライダーロード67も一連の
連動動作を行った後停止する。この状態は図8に示さ
れ、以降イジェクト作動までこの状態で待機する。この
時、トリガーラック190の第2突起193とクラッチ
ホルダー88のラック引込爪89とが近接して停止して
いる。上記トリガーラック190の移動とこのトリガー
ラック190と噛み合うピニオン99のとの干渉をさけ
るように、半円筒状のクラッチホルダー88の側部の開
口が設定されている。なお、上記トリガーレバー172
移動後の作動は、8cmCDと12cmCDの両方の作
動において共通に行われる。
【0048】8cmCDの挿入時についての上記の説明
は、8cmCDがディスクプレーヤの入口59のほぼ中
央から挿入された場合について説明したが、その入口は
12cmCDも挿入できるように大きく作られており、
ディスクプレーヤの使用に際して、使用者はその入口5
9の中央から挿入するとは限らず、入口の側部から奥に
押し込むことも多い。その際は、第1ディスク検知レバ
ー28の第1検知ロッド30,あるいは第2ディスク検
知レバー29の第2検知ロッド31のいずれかが押され
ることとなる。しかしながら、両検知レバーはレバーリ
ンク70で連結されているので、いずれにしても同じ状
態で回動することとなる。この時、第1ディスク検知レ
バー28の大きな回動により、その先端の押圧部56が
ロックスライダー125の押圧フランジ部126を押し
てロックスライダー125を図9において右方向に移動
させ、ロック部131、131が切換スライダー111
の内側ガイドボス118,118の保持状態を一時解除
する。しかしながら、8cmCDをいかに入口59の中
央位置から外して側方から押し込んでも、そのディスク
の挿入先端縁がロックスライダー125のストッパピン
123,123に当接する前に、第1検知ロッド30及
び第2検知ロッド31がディスクの挿入後端縁に沿って
戻るため、ロックスライダー125はロックスライダー
スプリング137の張力により元に戻り、ロック部13
1,131が前記内側ガイドボス118,118の保持
を行うので、ディスクはストッパピン123,123に
当接して、それ以上ローディングされることはない。こ
のようにして、8cmCDを入口59のいかなる位置か
ら挿入しても、自動的に所定の位置にローディングする
ことができ、また、入口59の側方から挿入された8c
mCDは、第1検知ロッド30,及び第2検知ロッド3
1により中心位置に自動的にガイドされる。
【0049】上記のようにしてローディングされた8c
mCDであるCD1をイジェクトする時には、上記ロー
ディング時の作動と逆に作動する。即ちCDのイジェク
ト信号が入ると、ディスクモータ駆動時にはこれを停止
し、アームクランプを回動してクランプディスク86に
よるディスクのクランプを解除し、ディスクの入口下方
に設けた図示されない搬送ローラのイジェクト方向の回
転により、ディスクは入口59から排出される。この
時、搬送ローラのイジェクト力により、初期状態となっ
ている第1ディスク検知レバー28の第1検知ロッド3
0と、第2ディスク検知レバー29の第2検知ロッド3
1とを、第1レバースプリング81と第2レバースプリ
ング83の力に抗して、これを押し広げて排出される。
【0050】上記CDのイジェクト時においては、図1
3に示す状態から信号が入ると、ローディングモータ1
94は前記とは逆方向に回転し、駆動ギア92は図中時
計方向に回転するので、駆動ギア92と摩擦クラッチを
介して回転されるクラッチホルダー88は駆動ギア92
と同方向に回転し、ラック引込爪89がトリガーラック
190の第2突起193を後方に押し、トリガーラック
190の後端部を引き込む。この時はスライダーロッド
67は移動せず、トリガーラック190の自由移動範囲
で行われる。ピニオン99によるトリガーラック190
の移動により、スライダーロッド67が移動を開始し、
これと連動するアームクランプ4の開放等、一連のイジ
ェクト用連動動作を行う。
【0051】ディスクプレーヤーの各種作動を連動させ
るスライダーロッド67の移動により、スライダーロッ
ド67に設けた突起169が戻るので、トリガー回転子
181はリターンスプリング184によって追従して戻
り、リンクレバー165をそのリターンスプリング17
5に抗して図中反時計方向に回転させるので、ディスク
エンド検知レバー150を、固定されているスライダー
ボス152を中心に時計方向に回転する。そのため、C
D1の排出と共にディスクエンド検知レバー150及び
これと係合しているレバーリターン102を初期状態に
戻すことができる。CD1の排出過程における第1ディ
スク検知レバー28,第2ディスク検知レバー29の作
動は、前記CD1の挿入時と全く逆に作動し、図12,
図11,図10、図9の各状態を経過して排出される。
【0052】一方、このディスクプレーヤに12cmC
Dを使用する際には、図14乃至図21のように作動す
る。なお、図14は、本発明によるディスクプレーヤー
の搬送装置の作動を示す基本構成部品の作動説明図とし
て、12cmCDの挿入開始の状態を示す要部平面図で
あり、図15は、同12cmCDを挿入している途中に
おいて、第1ディスク検知アームと第2ディスク検知ア
ームが最も開いている状態を示す要部平面図であり、図
16は、同12cmCDを挿入している途中において、
初期状態の切換スライダーのストッパピンにディスクが
当接している状態を示す要部平面図であり、図17は、
同12cmCDを挿入している途中において、ディスク
エンド検知レバーが駆動ピンを中心に回転している状態
を示す要部平面図であり、図18は、同12cmCDを
挿入している途中において、ディスクエンド検知レバー
のレバーボスがガイド溝の端部に到達した状態を示す要
部平面図であり、図19は、同12cmCDを挿入して
いる途中において、ディスクエンド検知レバーがレバー
ボスを中心に回転している状態を示す要部平面図であ
り、図20は、同12cmCDを完全に挿入した瞬間を
示す要部平面図であり、図21は、同12cmCD挿入
終了後、ディスクエンド検知レバーが待避位置となった
状態を示す要部平面図である。
【0053】最初の初期状態は左記の図9に示す状態と
同じであり、ここから図14に示すように大径の12c
mCDであるCD2の挿入が開始される。その後CD2
を使用者が押し込むと、第1検知ロッド30と第2検知
ロッド31が押し広げられ、第1ディスク検知レバー2
8と第2ディスク検知レバー29が回転する。それに伴
って第1ディスク検知レバー28の押圧部56が次第に
ロックスライダー125の押圧フランジ部126に近づ
き、その後両者が当接する。前記押圧部56が押圧フラ
ンジ部126に当接した後は、CD2を押し込む力によ
り押圧部56が押圧フランジ126をロックスライダー
スプリング137に抗して押し込み、図中右方向に移動
させる。それによりロック部131,131も図中右方
向に移動するため、ロック部131,131内に位置し
ていた内側ガイドボス118はロック状態をはずれる。
しかしながら、前記のように、レバーリターン102が
反転スプリング106によって付勢されているため、そ
の力によって切換スライダー110は図示位置を保持し
ている。
【0054】その後更にCD2がローディングされる
と、図15に示すように、CD2の直径部分が第1検知
ロッド30と第2検知ロッド31の間に位置し、第1デ
ィスク検知レバー28と第2ディスクレバー29の最大
揺動位置となる。この時、ロックスライダー125も最
も押し込まれた位置となるが、その端部に設けた押圧突
起138は、レバーリターン102の押圧部114に当
接する迄には至らない。更にCD2がローディングされ
ると、第1ディスク検知レバー28と第2ディスク検知
レバー29は、第1検知ロッド30と第2検知ロッド3
1がこの間を通るCD2の長さが減少するのに追従して
移動し、両ロッドの間隔が減少していく。また、第1デ
ィスク検知レバー28の上記回転により、押圧部56が
図中左方向に移動するので、ロックスライダースプリン
グ137に付勢されているロックスライダー125も追
従して図中左方向に移動する。したがって、ロックスラ
イダー125に設けたロック部131、131も、切換
スライダー110の内側ガイドボス118,118に近
づく。
【0055】更にCD2がローディングされると、図1
6に示すようにCD2の挿入側の端部が、切換スライダ
ー110のストッパピン123、123に当接する。こ
れ以降CD2が挿入されると、CD2によりストッパピ
ン123,123が押圧され、それにより切換スライダ
ー110が後方への移動を開始する。切換スライダー1
10の移動により、内側ガイドボス118、118が後
方に移動するが、この時同時にロックスライダー125
のロック部131が更に内側ガイドボス118に近接す
る。しかしながら、図17に示すように、内側ガイドボ
ス118、118が、ロック部131、131の先端部
132,132を越えた後に、ロック部131、131
が元のロック位置に戻るため、ロック部131、131
によって内側ガイドボス118、118がロックされる
ことはない。
【0056】上記切換スライダー110の後方への移動
により、切換スライダー110に設けたスライダーボス
152が後方に移動するので、ディスクエンド検知レバ
ー150のカム溝151の縁が押され、ディスクエンド
検知レバー150が回転を始める。この時、ディスクエ
ンド検知レバー150のレバーボス168は、レバーボ
スガイド溝170におけるガイド溝接続部178に存在
するので、レバーボス168はガイド溝接続部178か
ら延びる駆動ピン160を中心とする円弧状の第2ガイ
ド溝179に沿って移動できる状態にあり、結局ディス
クエンド検知レバー150は、端部がトリガーレバー1
72で押さえられたリンクレバー165に支持されてい
る駆動ピン160を中心に回転することとなる。したが
って、リンクレバー165は回転することなく、トリガ
ーレバー172も移動することはない。
【0057】上記の過程において、レバーリターン10
2も切換スライダー110のスライダーボス111の移
動に伴って、図17中時計方向に回転する。この時、未
だ反転スプリング106の作用端90の軸線とレバーリ
ターン102のスプリング受けレバー部104の軸線と
のなす角が鈍角のため、前記初期状態と同様に、反転ス
プリングの作用端90は、スプリング受けレバー部10
4を付勢し、それにより、レバーリターンのスライダー
付勢レバー部108は、切換スライダー110を前方に
戻すように付勢している。
【0058】更にCD2がローディングされると、切換
スライダー110の移動によりレバーリターン102も
回転し、図18に示すように、反転スプリング106の
作用端90の軸線とレバーリターン102のスプリング
受けレバー部104の軸線のなす角が直角となり、反転
スプリング106がレバーリターン102に作用する力
は中立位置、即ち死点となる。但しこの状態においても
図中矢印で示すようにディスクのローディングは続いて
おり、各部材の移動は継続している。
【0059】この時とほぼ同時に、図18に示すよう
に、ディスクエンド検知レバー150のレバーボス16
8はレバーボスガイド溝170における第2ガイド溝1
79の後端部に到達する。その結果、ディスクエンド検
知レバー150は、切換スライダー110の後退に応じ
て移動するスライダーボス152によって、カム溝15
1の縁に作用する回転力は、前記の駆動ピン160を中
心としたものから、レバーボス168を中心としたもの
となる。それにより、図18に示すように、ディスクエ
ンド検知レバー150は、レバーボス168を中心に図
中矢印で示すように反時計方向に回転する。この時のス
ライダーボス152は、第1カム溝154よりも傾斜し
た第2カム溝155内を移動すること、及びディスクエ
ンド検知レバー150の回転中心が、駆動ピン160か
らスライダーボス152となり、回転半径が小さくなる
ことと相まって、ディスクの挿入に対応して移動する切
換スライダー110の移動量に対する、ディスクエンド
検知レバー150の回転量は、先の第1カム溝中にスラ
イダーボス152が存在していたときよりも大きなもの
となり、したがってディスクエンド検知レバー150の
回転速度は速くなる。このとき、反転スプリング106
の作用端90の軸線とレバーリターン102のスプリン
グ受けレバー部104の軸線のなす角が鋭角となるた
め、反転スプリング106の作用端90はレバーリター
ン102に対して逆方向の付勢力を発生、即ち反転作用
をなし、レバーリターン102のスライダー付勢レバー
部108は、切換スライダー110を後方に付勢する。
この過程は図19に示されている。
【0060】このディスクエンド検知レバー150のレ
バーボス168を中心とした回転により、駆動ピン16
5もレバーボス168を中心に回転し、それによりリン
クレバー160は、二股状のピン保持部166を押して
リンクレバー165を時計方向に回転させる。この回転
によりリンクレバー165のトリガ−レバー作動部17
1は、トリガーレバー172の移動を開始する。トリガ
ーレバー172の移動によるトリガーラック190をは
じめとする以降の作動は、前記8cmCDのローディン
グ時と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0061】上記作動により切換スライダー110は、
レバーリターン102の後方端への付勢力により、図2
1に示すように最も後方に移動して停止し、ストッパー
ピン123,123はディスクCD2の縁と接触せず退
避位置となる。この時レバーリターン102の押圧部1
14は、ロックスライダー125の端部の押圧突起13
8とほぼ当接する位置で停止する。また、この時、CD
2はターンテーブル等を備えたドライブユニット(図示
せず)上に設けられた位置決めボス1a,1aによって
演奏可能な位置に位置決めされ、また、第1検出ロッド
30と第2検出ロッド31はその初期位置に戻って停止
し、且つ各ロッド30,31はCD2と接触しなくな
る。
【0062】また、上記トリガーレバー172の作動に
より、スライダーロード67が移動し、その突起169
がトリガー回転子181を回転させ、トリガーレバー1
72は更に後方へ移動する。そのため、リンクレバー1
65は自由状態となり、リターンスプリング175によ
って、トリガーレバー作動部がアームクランプ4の側部
に設けたストッパ176に当接するまで回転し、ここで
止まる。そのため、ディスクエンド検知レバー150
は、付勢されない状態となり、切換スライダー110が
レバーリターン102の後方への付勢力により終端まで
移動することを妨げない。終端においては、図21に示
すようにディスクエンド検知レバー150のディスク検
知ピン153は、CD2の縁から離れ、退避位置とな
る。
【0063】上記のようにしてローディングされた12
cmCDのCD2をイジェクトする際には、ディスクの
イジェクト信号が入ると、ディスクモータ駆動時にはモ
ータを停止し、アームクランプ4を回動してクランプデ
ィスク86によるディスクのクランプを解除し、その
後、ディスクの入口下方に設けた図示されない搬送ロー
ラのイジェクト方向の回転によりディスクは入口59方
向に移動する。この時、ディスクの各種作動を連動させ
るスライダーロード67の移動により、トリガーレバー
172を備えたトリガー回転子181はリターンスプリ
ング184によって追従して回転し、それによりトリガ
ーレバーは逆方向に移動し、リンクレバー165に当接
して停止する。
【0064】この時のディスクの移動は、図21に示す
状態から図22に示す状態に移行する。即ち、CD2は
第1ディスク検知レバー28の第1検知ロッド30と第
2ディスク検知レバー29の第2検知ロッド31とを、
第1レバースプリング81と第2レバースプリング83
に抗して押圧し、両ロッドを押し広げる。その際、第1
ディスク検知レバー28の押圧部56が、ロックスライ
ダー125の押圧フランジ部126を押圧するまでは、
ロックスライダー125は何ら移動しない。その後、第
1ディスク検知レバー28の押圧部56がロックスライ
ダー125の押圧フランジ部126を押し、ロックスラ
イダー125を図中右方向に移動させる。この時、図2
2の矢印で示すように、ロックスライダー125の押圧
突起138が、レバーリターン102の押圧部114と
ほぼ接触状態にあるので、直ちにレバーリターン102
を、回転支持部101を中心に回転させる。
【0065】上記のように、ディスクの排出力によって
第1ディスク検知レバー28が移動し、その力でロック
スライダー125が移動し、その結果、レバーリターン
102が回転して、スライダー付勢レバー部108を前
方に移動し、長穴112が切換スライダー110のボス
111を前方に移動させようとする。この時レバーリタ
ーン102は、反転スプリング106によって切換スラ
イダー110を後方に付勢する力を受けているが、搬送
ローラによりCD2を排出する力が強いので、前記反転
スプリング106の力に抗して切換スライダー110は
前方へ移動する。このような移動は、反転スプリング1
06の作用端90の軸線とレバーリターン102のスプ
リング受けレバー部104の軸線のなす角が直角とな
り、反転スプリング106がレバーリターンに作用する
力が中立位置、即ち死点となる位置まで行われる。した
がって、ディスクのイジェクト時の初期段階では図22
に示すように、ローラによって排出されるディスクと切
換スライダー110のストッパピン123とは当接して
おらず、前記ディスクのローディング時における図16
乃至図20に示す状態とはこの点で異なっている。
【0066】反転スプリング106がレバーリターン1
02に作用する力が中立位置になった状態から、更にC
D2がイジェクトされると、瞬間的に反転スプリング1
06の作用の中立位置を越えるので、反転スプリング1
06の作用端90の軸線とレバーリターン102のスプ
リング受けレバー部104の軸線とのなす角が鈍角とな
り、反転スプリングの作用端90は、スプリング受けレ
バー部104を図23の矢印に示す方向に付勢し、それ
により、レバーリターン102のスライダー付勢レバー
部108は、切換スライダー110を初期位置に戻す力
を与える。しかしながら、図23に示すように、この時
は既にディスクの縁が切換スライダー110のストッパ
ピン123,123に当接しない位置となっているの
で、ディスクは切換スライダー110が戻る力を全く受
けることが無く、安定した作動でイジエクトすることが
できる。このようにして、切換スライダー110はディ
スク挿入前の初期位置に復帰する。
【0067】その後、使用者が入口59から先端が出て
いるディスクを取り出すと、第1検知ロッド30及び第
2検知ロッド31がディスクから離れることにより、ロ
ックスライダー125が図中左端に移動し、そのロック
部131,131により切換スライダー110の内側ガ
イドボス118,118を保持し、切換スライダー11
0をロックする。それにより、各機構は全て初期位置に
戻る。
【0068】なお、本発明の実施例は上記のように構成
したが、本発明の上記課題を解決するための特許請求の
範囲に記載された構成の範囲において、種々の実施の態
様が存在することは当然であり、本発明は上記実施例に
限られるものではない。
【0069】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、特に、
ディスクエンド検知レバーは、前記切換スライダーのロ
ック時には前記第1の係合部を中心に回転して前記トリ
ガーレバーを作動し、切換スライダーのロック解除時に
は前記第1の係合部が前記カム溝に沿って移動すると共
に前記第2の係合部が前記ガイド溝に沿って移動した
後、前記第2の係合部を中心に回転して前記トリガーレ
バーを作動さするようにディスクプレーヤーのディスク
搬送装置を構成したので、8cmCDと12cmCDを
使用できるディスクプレーヤーにおいて、ディスクエン
ドを確実に検知することができる。また、検知する装置
をディスクプレーヤー内に均等にバランス良く配置する
ことができ、全体を薄く構成することができるととも
に、構造を簡素化することにより軽量で組立が容易で、
メンテナンスを容易に行うことができる。
【0070】また、請求項2に係る発明においては、前
記ロックスライダーと、前記切換スライダーと、前記デ
ィスクエンド検知レバーとをディスクを押さえるクラン
パを支持して回動するアームクランプに設けたので全体
をコンパクトに納めることができると共に、アームクラ
ンプの取り外しによりこれらの部品を一体的に取り外す
ことができ、メンテナンスを容易に行うことができる。
また請求項3に係る発明においては、更に、切換スライ
ダーが大径ディスクの押圧力で移動した後、その切換ス
ライダーを移動前の状態に戻すレバーリターンも前記ア
ームクランプに設けたものであり、これらの部品を全て
コンパクトに納めることができると共に、アームクラン
プの取り外しによりこれらの部品を全て一体的に取り外
すことができ、メンテナンスを更に容易に行うことがで
きる。また、請求項4に係る発明においては、前記ディ
スクエンド検知レバーと前記レバーリターンとを前記ア
ームクランプの両側部に対向して配置したものであり、
部品をバランス良く配置することができる。請求項5に
係る発明においては、前記トリガーレバー作動端と前記
カム溝端部との間に前記第2の係合部を配置したもので
あり、ディスクエンド検知レバーのトリガーレバー作動
端を中心とした回動から、レバーボスを中心とした回動
に移る作動を確実に行うことができる。
【0071】請求項6に係る発明においては、前記カム
溝は、前記ディスクエンド検知レバーの軸線方向に延び
る第1カム溝と、第1カム溝に続き該軸線方向から傾斜
した方向に延びる第2カム溝とからなるので、ディスク
エンド検知レバーに対するスライダーボスの連動を適切
なものに設定することができる。請求項7に係る発明に
おいては、前記ガイド溝は、前記カム溝端部を中心とす
る円弧状の第1ガイド溝と、第1ガイド溝に続きリンク
レバー作動端を中心とする円弧状の第2ガイド溝とから
なるので、ディスクエンド検知レバーの回動を安定して
行わせその作動を確実なものとすることができる。請求
項8に係る発明においては、ディスクの最終挿入時に、
リンクレバーとトリガーレバーとを離し、ディスクエン
ド検知レバーのディスク検知ピンをディスクの縁から退
避させたので、ディスク検知ピンによるディスク作動へ
の悪影響をなくすことができる。
【0072】請求項9に係る発明においては、トリガー
レバーの移動によりクラッチを介して付勢されているラ
ックのロック部を解除したので、ラックのロック解除の
構成が簡素化される。請求項10に係る発明において
は、ロック部を、トリガーレバーを備えたトリガー回転
子に設けたので、トリガー回転子のみによりこれらを連
動させる留ことができ、この部分の構成を簡素化でき
る。請求項11に係る発明においては、クラッチは、ピ
ニオンを備えモータで駆動される駆動ギアと、ピニオン
カバーと、両者を摩擦圧接するスプリングとにより構成
したので、従来の遊星ギヤと板ばねを用いたものと比
べ、小型のものとすることができろとともに荷重のばら
つきが少なくなり、バネのへたりもなくなる。請求項1
2に係る発明においては、ピニオンカバーには、ラック
の両端に設けた突起に係合するラック引込爪を設けたの
で、クラッチによるラック駆動機構が簡素化される。請
求項13記載の発明においては、スプリングは、ピニオ
ン内部のスプリング収納部に設けたので、クラッチ機構
が小型のものとなる。
【0073】請求項14に係る発明においては、駆動ギ
アと、ピニオンカバーと、スプリングとを、ベースから
突出したクラッチ軸に嵌合したので、構成を簡素化でき
るとともに、組立が容易となる。請求項15に係る発明
においては、駆動ギアと、ピニオンカバーと、スプリン
グとを、ベースから突出したクラッチ軸に嵌合し、クラ
ッチ軸の軸穴に抜け止めシャフトを挿入することにより
固定したので、その組立がきわめて容易に行われる。請
求項16に係る発明においては、ラックは内部機構連動
用のロックレバーに摺動自在に固定したので、クラッチ
とラックを用いてロックレバーを容易に作動することが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクプレーヤーの実施例の組
立斜視図である。
【図2】同実施例のトップシャーシを取り外し、更にカ
バー裏板を外して裏返した状態を示す斜視図である。
【図3】同アームクランプを取り外し、裏返した状態を
示す斜視図である。
【図4】同トリガーレバーによるクラッチを介したスラ
イダーロードの駆動機構の要部を示す斜視図である
【図5】同クラッチとラック部分の平面図である。
【図6】同クラッチの断面図である。
【図7】同トリガーレバーによるクラッチを介したスラ
イダーロードの駆動機構のローディング直前の状態を示
す平面図である。
【図8】同トリガーレバーによるクラッチを介したスラ
イダーロードの駆動機構のイジェクト時直前の状態の要
部を示す平面図である。
【図9】本発明によるディスクプレーヤーの搬送装置の
作動を示す、基本構成部品の作動説明図としての、8c
mCDの挿入の開始、または排出の終了の状態を示す要
部平面図である。
【図10】同8cmCDを挿入している途中において、
第1ディスク検知アームと第2ディスク検知アームが最
も開いている状態を示す要部平面図である。
【図11】同8cmCDを挿入している途中において、
ディスクがディスクエンド検知レバーのディスク検知ピ
ンに当接した状態を示す要部平面図である。
【図12】同8cmCD挿入終了直後の状態を示す要部
平面図である。
【図13】同8cmCD挿入終了後、ディスクエンド検
知レバーが待避位置となった状態を示す要部平面図であ
る。
【図14】本発明によるディスクプレーヤーの搬送装置
の作動を示す基本構成部品の作動説明図として、12c
mCDの挿入を開始、または排出の終了の状態を示す要
部平面図である。
【図15】同12cmCDを挿入している途中におい
て、第1ディスク検知アームと第2ディスク検知アーム
が最も開いている状態を示す要部平面図である。
【図16】同12cmCDを挿入している途中におい
て、初期状態の切換スライダーのストッパピンにディス
クが当接している状態を示す要部平面図である。
【図17】同12cmCDを挿入している途中におい
て、ディスクエンド検知レバーが駆動ピンを中心に回転
している状態を示す要部平面図である。
【図18】同12cmCDを挿入している途中におい
て、ディスクエンド検知レバーのレバーボスがガイド溝
の端部に到達した状態を示す要部平面図である。
【図19】同12cmCDを挿入している途中におい
て、ディスクエンド検知レバーがレバーボスを中心に回
転している状態を示す要部平面図である。
【図20】同12cmCDを完全に挿入した瞬間を示す
要部平面図である。
【図21】同12cmCD挿入終了後、ディスクエンド
検知レバーが待避位置となった状態を示す要部平面図で
ある。
【図22】同12cmCDの排出時の初期状態を示す要
部平面図である。
【図23】同12cmCDの排出している途中におい
て、レバーリターンを付勢する反転スプリングが中立状
態を越えて、切換スライダーを初期位置に戻した状態を
示す要部平面図である。
【図24】従来のディスクプレーヤーの搬送装置の一例
を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 ベースシャーシ 2 トップシャーシ 4 アームクランプ 21 カバー裏板 28 第1ディスク検知レバー 29 第2ディスク検知レバー 30 第1検知ロッド 31 第2検知ロッド 39 搬送ローラ受け溝 56 押圧部 59 ロックレバー 67 スライダーロード 70 レバーリンク 81 第1レバースプリング 83 第2レバースプリング 86 クランプディスク 87 クラッチ装置 88 クラッチホルダー 92 駆動ギア 94 クラッチ軸 99 ピニオン 100 アームプレート部 102 レバーリターン 106 反転スプリング 108 スライダー付勢レバー部 110 切換スライダー 114 押圧部 118 内側ガイドボス 120 内側ガイド孔 123 ストッパピン 125 ロックスライダー 126 押圧フランジ部 131 ロック部 137 ロックスライダースプリング 138 押圧突起 141 クラッチスプリング 144 抜け止めシャフト 150 ディスクエンド検知レバー 152 ディスク検知ピン 165 リンクレバー 168 レバーボス 172 トリガーレバー 182 トリガー回転子 194 ローディングモータ 190 トリガーラック

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに応じて揺動するディスク検知
    レバーと、 該ディスク検知レバーに押されて移動すると共に、ロッ
    ク部を備えたロックスライダーと、 前記ロック部によりロックされる被ロック部を備え、大
    径ディスクの押圧力で移動する切換スライダーと、 該切換スライダーに設けられた第1の係合部に嵌合する
    カム溝と外部固定部材に設けられたガイド溝に嵌合する
    第2の係合部とを備えディスクが所定位置まで搬送され
    たことを検知するディスクエンド検知レバーと、 該ディスクエンド検知レバーによって作動させられ、デ
    ィスクが所定位置に至ったとことを他の機構に伝達する
    トリガーレバーとからなり、 前記ディスクエンド検知レバーは、前記切換スライダー
    のロック時には前記第1の係合部を中心に回転して前記
    トリガーレバーを作動し、切換スライダーのロック解除
    時には前記第1の係合部が前記カム溝に沿って移動する
    と共に前記第2の係合部が前記ガイド溝に沿って移動し
    た後、前記第2の係合部を中心に回転して前記トリガー
    レバーを作動させたことを特徴とするディスクプレーヤ
    ーのディスク搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ロックスライダーと、前記切換スラ
    イダーと、前記ディスクエンド検知レバーとをディスク
    を押さえるクランパを支持して回動するアームクランプ
    に設けてなる請求項1記載のディスクプレーヤーのディ
    スク搬送装置。
  3. 【請求項3】 更に、切換スライダーが大径ディスクの
    押圧力で移動した後、その切換スライダーを移動前の状
    態に戻すレバーリターンも前記アームクランプに設けて
    なる請求項2記載のディスクプレーヤーのディスク搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスクエンド検知レバーと前記レ
    バーリターンとを前記アームクランプの両側部に対向し
    て配置してなる請求項3に記載のディスクプレーヤーの
    ディスク搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記トリガーレバー作動端と前記カム溝
    との間に前記第2の係合部を配置してなる請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載のディスクプレーヤーのディ
    スク搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記のカム溝は、前記ディスクエンド検
    知レバーの軸線方向に延びる第1カム溝と、第1カム溝
    に続き該軸線方向から傾斜した方向に延びる第2カム溝
    とからなる請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のデ
    ィスクプレーヤーのディスク搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド溝は、前記カム溝端部を中心
    とする円弧状の第1ガイド溝と、第1ガイド溝に続きリ
    ンクレバー作動端を中心とする円弧状の第2ガイド溝と
    からなる請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のディ
    スクプレーヤーのディスク搬送装置。
  8. 【請求項8】 ディスクの最終挿入時に、リンクレバー
    とトリガーレバーとを離し、ディスクエンド検知レバー
    のディスク検知ピンをディスクの縁から退避させる手段
    を備えてなる請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の
    ディスクプレーヤーのディスク搬送装置。
  9. 【請求項9】 トリガーレバーの移動によりクラッチを
    介して付勢されているラックのロック部を解除してなる
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のディスクプレ
    ーヤーのディスク搬送装置。
  10. 【請求項10】 ロック部を、トリガーレバーを備えた
    トリガー回転子に設けてなる請求項9に記載のディスク
    プレーヤーのディスク搬送装置。
  11. 【請求項11】 クラッチは、ピニオンを備えモータで
    駆動される駆動ギアと、ピニオンカバーと、両者を摩擦
    圧接するスプリングとにより構成してなる請求項9また
    は請求項10に記載のディスクプレーヤーのディスク搬
    送装置。
  12. 【請求項12】 ピニオンカバーには、ラックの両端に
    設けた突起に係合するラック引込爪を設けてなる請求項
    11に記載のディスクプレーヤーのディスク搬送装置。
  13. 【請求項13】 スプリングは、ピニオン内部のスプリ
    ング収納部に設けてなる請求項9乃至請求項12のいず
    れかに記載のディスクプレーヤーのディスク搬送装置。
  14. 【請求項14】 駆動ギアと、ピニオンカバーと、スプ
    リングとを、ベースから突出したクラッチ軸に嵌合して
    なる請求項11乃至請求項13のいずれかに記載のディ
    スクプレーヤーのディスク搬送装置。
  15. 【請求項15】 駆動ギアと、ピニオンカバーと、スプ
    リングとを、ベースから突出したクラッチ軸に嵌合し、
    クラッチ軸の軸穴に抜け止めシャフトを挿入することに
    より固定してなる請求項14に記載のディスクプレーヤ
    ーのディスク搬送装置。
  16. 【請求項16】 ラックは内部機構連動用のロックレバ
    ーに摺動自在に固定してなる請求項9乃至請求項15の
    いずれかに記載のディスクプレーヤーのディスク搬送装
    置。
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