JP2002140852A - ディスクプレーヤ装置 - Google Patents

ディスクプレーヤ装置

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JP2002140852A
JP2002140852A JP2000333278A JP2000333278A JP2002140852A JP 2002140852 A JP2002140852 A JP 2002140852A JP 2000333278 A JP2000333278 A JP 2000333278A JP 2000333278 A JP2000333278 A JP 2000333278A JP 2002140852 A JP2002140852 A JP 2002140852A
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disk
disc
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gear
guide
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JP2000333278A
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English (en)
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Kiyoshi Kawakubo
潔 川久保
Daisuke Matsuo
大輔 松尾
Tsutomu Migite
力 右手
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡素にし、コンパクトにして廉価に
製造可能とする共に、ディスク状の記録媒体を縦方向に
した状態でスロットイン可能なディスクプレーヤ装置を
提供する。 【解決手段】 装置本体のディスク挿入用入口からデ
ィスクを挿入し、ディスクに送りローラが転接してディ
スクを装置本体内の所定位置へ搬送して、挿入ディスク
検出部で搬送されてきたディスクを検出する。ディスク
を検出した挿入ディスク検出部の動作に関連して接続切
離歯車機構42を操作し、送りローラに回転力を伝える
被動歯車142と駆動源の回転力が伝達されている駆動
側の歯車38との噛合を解除する。これによりディスク
を装置本体内の所定位置へ搬送する動作を完了した時点
で送りローラを停止し、ディスクと送りローラとの間の
不快なスリップ音を無くす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信号の読み取り
又は書き込みを行うディスク状の記録媒体を水平方向だ
けでなく、縦方向にした状態でもスロットイン可能なデ
ィスクプレーヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CDプレーヤ、DVDプレーヤ
等のディスクに記録又は再生を行うディスクプレーヤ装
置では、CD、DVDといった記録媒体のディスクを、
ディスクプレーヤ装置本体内部に挿入し、そのディスク
ドライブ装置のスピンドルモータに直結されたターンテ
ーブル上にローディングして、ターンテーブル上にセッ
トされたディスクを回転駆動させながら、光ピックアッ
プによってディスクの各トラック上の信号を読み取り又
は各トラックに信号の書き込みを行う。
【0003】また、据え置いて用いるディスクプレーヤ
装置の場合には、装置本体の内部に記録媒体のディスク
を水平方向に挿入し、装置本体内部のターンテーブル上
に水平方向を維持したまま重力を利用してローディング
させる動作を行わせるようにして、ディスクプレーヤ装
置の構成を簡素化するのが普通である。
【0004】さらに、ディスクプレーヤ装置において、
車載用としたディスクプレーヤ装置の場合のように、車
両の走行時に加わる加速度や振動の作用で重力を利用し
てディスクをターンテーブル上にローディングさせる動
作を行わせることが困難なものがある。
【0005】従来、上述のような車載用ディスクプレー
ヤ装置として、装置本体の内部にディスクを挿入したと
きに、このディスクを一対のローラの間に挟みつけた状
態でローラを転動させて送るスロットインの動作に続け
て、装置本体内部のターンテーブル上にディスクをチャ
ッキングするまでディスクを支持した状態でローディン
グ動作を行わせる構成のディスクプレーヤ装置が用いら
れている。
【0006】ところで、据え置いて用いるディスクプレ
ーヤ装置の場合でも、例えばオーディオ・コンポーネン
ト・システムの装置の一部として装置本体の内部に組み
込まれるディスクプレーヤ装置では、オーディオ・コン
ポーネント・システム全体のデザインと、装置本体内に
設置される各種機器とのレイアウトの都合上から、ディ
スクを縦方向にした状態でスロットインするディスクプ
レーヤ装置が必要になる場合がある。
【0007】このような場合には、ディスクを縦方向に
した状態でスロットインできる据置型のディスクプレー
ヤ装置が開発されていなかったので、車載用ディスクプ
レーヤ装置を流用していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の車
載用ディスクプレーヤ装置は、車両の室内の苛酷な環境
や振動等に耐え得るように、耐熱温度が100℃で耐加
速度も数Gに及ぶよう頑丈に構成されている。
【0009】このため車載用ディスクプレーヤ装置は、
金属材料を多用し、強度の振動が加わっても適切に動作
するよう部品点数が多くなり、構造も複雑で頑強に構成
されている。
【0010】しかし、オーディオ・コンポーネント・シ
ステム内に設置される、ディスクを縦方向にした状態で
スロットインする据置型のディスクプレーヤ装置は、耐
熱温度、耐加速度又は耐振動性能も通常の性能で許容さ
れるから、車載用ディスクプレーヤ装置を用いると、過
剰な性能を有するという無駄を生じ、部品点数が多く構
成が複雑となって高価になるという問題がある。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、構造が簡素
で、コンパクトに構成でき廉価に製造できると共に、デ
ィスク状の記録媒体を縦方向にした状態でスロットイン
可能なディスクプレーヤ装置を新たに提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のディスクプレーヤ装置は、装置本体のディスク挿入用
入口から挿入したディスクを送りローラに転接させて送
る動作を行うローディング操作機構部と、ローディング
操作機構部によって装置本体内の所定位置まで搬送され
てきたディスクを検出する挿入ディスク検出部と、挿入
ディスク検出部で挿入されてきたディスクを検出したと
きに操作されて、送りローラに回転力を伝える被動歯車
と駆動源の回転力が伝達されている駆動側の歯車との噛
合を解除する動作を行う接続切離歯車機構と、を有する
ことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項2に記載のディスクプレー
ヤ装置は、装置本体のディスク挿入用入口から挿入した
ディスクに転接して装置本体内の所定位置まで搬送する
ための送りローラを装着したローディング操作機構部
と、ローディング操作機構部によって装置本体内の所定
位置へ搬送されているディスクが、ローディングレバー
部材を移動操作し、当該ローディングレバー部材に連動
して連動レバーを回動操作するよう構成した挿入ディス
ク検出部と、連動レバーに操作されて移動を開始する駆
動カム部材と、駆動カム部材の移動操作に従って、駆動
カム部材に形成されたカム溝に従動されることにより、
送りローラに回転力を伝える被動歯車と駆動源の回転力
が伝達されている駆動側の歯車との噛合を解除する操作
を行う接続切離歯車機構と、を有することを特徴とす
る。
【0014】上述のように構成することにより、装置本
体のディスク挿入用入口からディスクを挿入すると、こ
のディスクに送りローラが転接してディスクを装置本体
内の所定位置へ搬送され、挿入ディスク検出部で搬送さ
れてきたディスクが検出される。すると、ディスクを検
出した挿入ディスク検出部の動作に関連して接続切離歯
車機構が操作され、送りローラに回転力を伝える被動歯
車と駆動源の回転力が伝達されている駆動側の歯車との
噛合を解除する動作を行う。
【0015】よって、ディスクを装置本体内の所定位置
へ搬送し終えた直後に送りローラに伝達されていた回転
駆動力が途絶えるから、送りローラは、ディスクを装置
本体内の所定位置へ搬送する動作を完了した時点で停止
する。
【0016】このため、ディスクが装置本体内の所定位
置で停止したと略同時に、送りローラの回転も停止する
ので、ディスクと送りローラとの間でスリップを生じる
ことは無く、ディスクと送りローラとの間のスリップ音
を生じることも無い。
【0017】従って、上述の構成では、ディスクのロー
ディング動作時に、ディスクと送りローラとの間の不快
なスリップ音を無くすことができる。
【0018】この送りローラを具備するローディング操
作機構部、挿入ディスク検出部及び接続切離歯車機構等
は、簡素に、かつコンパクトに構成できるので、装置全
体を廉価に製造可能とする。これと共に、ディスクプレ
ーヤ装置を、オーディオ・システム・コンポーネントに
縦方向の狭い場所に配置して用いることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のディスクプレーヤ装置に
係る実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。 (全体構成)このディスクプレーヤ装置は、図1の全体
斜視図と図2の分解斜視図とに示すように主たる構成部
材として、筐体10、ローディング操作機構部12、駆
動カム部材14、ローディングガイド部16、挿入ディ
スク検出部18及び回路基板20とを有する。 (筐体)図2及び図3に示すように、ディスクプレーヤ
装置の筐体10は、合成樹脂を材料として、略矩形状の
外形に一体成形して構成する。この筐体10には、その
平面部に、ディスクのプレーヤである光ピックアップ装
置22を装着する。このため、筐体10の平面部には、
所定形状の開口を穿設する。この筐体10の開口内に
は、光ピックアップ装置22を遊挿する。この光ピック
アップ装置22は、図示しない底板に固着する。
【0020】さらに、この底板を開口周囲の所定3箇所
にそれぞれ配置されたゴムダンパ24を介して筐体10
に装着することにより、筐体10に対し光ピックアップ
装置22を弾性的に支持した状態に装着する。
【0021】また、筐体10の平面部における駆動カム
部材14を装着する側部の近くには、駆動源としての駆
動モータ26を配置する。駆動モータ26は、その出力
軸に固着した駆動プーリ28に巻き掛けたベルト30を
被動プーリ32に巻き掛けて構成したベルト伝達機構に
よって、被動プーリ32と一体の図示しないウォームと
これに噛合する図示しないウォームギアとを介して、平
歯車である駆動歯車34を正転又は逆転駆動する。
【0022】この駆動歯車34は、筐体10に軸着し、
これに隣接して筐体10に軸着した中間媒介歯車36を
噛合させて、駆動側歯車列を構成する。
【0023】この筐体10には、その駆動側歯車列を配
置した側壁部におけるディスク挿入用入口に近い所定位
置に、軸孔37を穿設する。 (接続切離歯車機構)この駆動側歯車列の中間媒介歯車
36には、接続切離歯車機構としての大歯車38と小歯
車40とを一体に形成した2段歯車の内の大歯車38を
噛合させる。
【0024】このため、大歯車38と小歯車40とより
成る2段歯車は、図2、図23及び図24に示す如き接
続切離歯車機構としての操作レバー42に軸着する。こ
の操作レバー42は、正面略逆U字状に形成されてお
り、その一方の端部には、軸支用の軸孔44が穿設され
ている。
【0025】また、操作レバー42の軸孔44側の折曲
した角部には、軸ピン46を立設して、大歯車38と小
歯車40とより成る2段歯車を軸着する。
【0026】操作レバー42の他方の折曲した角部に
は、ガイド片48を切り起こして突設する。さらに、操
作レバー42の他方の端部には、第3従動ピン50を立
設する。
【0027】このように形成した操作レバー42は、そ
の軸孔44を中間媒介歯車36と同軸となるように筐体
10に軸着する。さらに、図4に示す筐体10の円弧溝
52に、操作レバー42のガイド片48を挿入して、筐
体10に対し操作レバー42を、中間媒介歯車36と同
軸に回動可能に装着する。
【0028】この操作レバー42の回動動作に従って、
大歯車38は、中間媒介歯車36の周りを転動する。 (駆動カム部材)図2、図5乃至図8に示すように、筐
体10には、その駆動側歯車列と接続切離歯車機構とを
配置した側面部に、駆動カム部材14を摺動自在に装着
する。
【0029】この駆動カム部材14は、略矩形の金属板
製で、その平面部の各所定位置には、それぞれ歯車挿入
用開口54、第1カム溝56、第2カム溝58、第3カ
ム溝60及びガイド溝62を穿設する。
【0030】この歯車挿入用開口54は、筐体10に装
着された2段歯車の小歯車40に対応した位置に、駆動
カム部材14の摺動方向に沿った長円形状の開口として
穿設する。
【0031】また、歯車挿入用開口54には、その駆動
カム部材14の外側辺に近い方の直線状側辺に、小歯車
40と噛合可能なラック64を穿設する。さらに、歯車
挿入用開口54には、ラック64の両端部にそれぞれラ
ック64から切り離された小歯車40を回動自由に遊置
するためのスペースを設ける。
【0032】駆動カム部材14の第1カム溝56は、歯
車挿入用開口54と略横に並ぶ位置(駆動カム部材14
の摺動方向に対して略2段に並ぶ位置)に、駆動カム部
材14の摺動方向に対して斜となる溝状に穿設して構成
する。この第1カム溝56は、駆動カム部材14の幅方
向中央に位置する一方の端部の溝幅を広くし、その他方
の端部近くを、僅かに勾配をきつくしてから勾配を緩め
る曲線的な溝に形成する。
【0033】駆動カム部材14の第2カム溝58は、歯
車挿入用開口54と略縦に並ぶ位置(駆動カム部材14
の摺動方向に略一連に続けて並ぶ位置)に、駆動カム部
材14の摺動方向に沿う比較的短い直線部と、これから
斜状に折曲して連なる斜線部と、さらにこれから折曲し
て連なる駆動カム部材14の摺動方向に沿う比較的長い
直線部とを有する溝状に穿設して構成する。
【0034】駆動カム部材14の第3カム溝60は、第
2カム溝58と略横に並ぶ位置(駆動カム部材14の摺
動方向に対して略2段に並ぶ位置)に、駆動カム部材1
4の摺動方向に沿う比較的短い直線部と、これから斜状
に折曲して連なる比較的短い斜線部と、さらにこれから
折曲して連なる駆動カム部材14の摺動方向に沿う比較
的長い直線部とを有する溝状に穿設して構成する。
【0035】駆動カム部材14のガイド溝62は、駆動
カム部材14の略幅方向中央に駆動カム部材14の摺動
方向に沿って直線に延びる矩形長溝に穿設して構成す
る。
【0036】また、駆動カム部材14の長手方向の両側
部は、それぞれ摺動ガイド辺に形成されている。
【0037】上述のように構成した駆動カム部材14
は、その長手方向の一方の側辺を筐体10に突設された
ガイド部66に摺動自在に支持されると共に、他方の側
辺を筐体10に螺挿された平頭付ねじ68に摺動自在に
支持され、さらに、ガイド溝62を通して筐体10に螺
挿された平頭付ねじ70に摺動自在に支持される、いわ
ゆる3点支持状態で筐体10に対し摺動自在に装着され
る。
【0038】また、駆動カム部材14の係止突片72
と、筐体10の係止部74との間に引張コイルばね76
を架設して、駆動カム部材14を常に矢印A方向に付勢
する。
【0039】このように筐体10に装着した駆動カム部
材14の第3カム溝60には、前述した操作レバー42
の第3従動ピン50を摺動自在に挿通し、駆動カム部材
14の矢印A方向又はその逆方向への移動動作に連動し
て操作レバー42が中間媒介歯車36の軸芯の回りに回
動動作するよう連動させる。 (ローディングガイド部)図1乃至図3に示すように、
筐体10には、ローディングガイド部16を装着する。
このローディングガイド部16は、図16乃至図19に
示すように、構造板78に弾性支持部材80を装着して
構成する。
【0040】この構造板78は、金属製の矩形長板にお
ける一端側の所定長さ部分を直角に折曲して側板部78
Aを設け、全体が側面視鉤形状となるように形成する。
【0041】構造板78の長板部分には、その筐体10
側に向いた側面部分の両端部にそれぞれ小突片状の支持
片82を切り起こして立設する。各支持片82には、そ
れぞれ軸孔84を穿孔する。
【0042】また、構造板78の長板部分には、各支持
片82の近くにそれぞれ係止開口86を穿設し、これら
の係止開口86にそれぞればね部材88を設置する。
【0043】これら各ばね部材88は、図19に示すよ
うに、断面U字状に形成し、その一方の端部を構造板7
8に固着し、他方の端部を構造板78の長板部分におけ
る筐体10側に向いた側面から浮き上がらせた状態に配
置する。
【0044】また、構造板78の長板部分には、各ばね
部材88を配置した近くに、それぞれ断面L字状に折曲
して延出する係留突片90を形成する。さらに、構造板
78の長板部分の中央部には、制止孔92を穿孔する。
【0045】構造板78の側板部78Aには、軸孔94
と、逃げ開口96とを穿孔する。
【0046】ローディングガイド部16の弾性支持部材
80は、プラスチック製で図示するような略矩形状の部
材に形成する。この弾性支持部材80は、その一方の湾
曲した長側辺部の両端部に、それぞれ軸ピン98を突設
する。
【0047】また、弾性支持部材80には、その他方の
長側辺部における、構造板78の各係留突片90に対応
した部位に、矩形枠状に形成した係留受部100をそれ
ぞれ突設する。さらに、弾性支持部材80の裏側には、
構造板78の制止孔92に対応した部位に、小突柱10
2を突設する。
【0048】上述のように構成した弾性支持部材80
は、その一対の軸ピン98をそれぞれ対応する支持片8
2の軸孔84に軸着し、小突柱102を制止孔92に挿
入して各軸ピン98が軸孔84から抜けないように支持
する。
【0049】これと共に、構造板78の各係留突片90
を、それぞれ対応する係留受部100の穴内に臨ませ
る。これにより弾性支持部材80は、構造板78に当接
する位置から係留受部100が係留突片90に制止され
るまでの範囲で各軸ピン98の回りに回動可能となる。
【0050】さらに構造板78に装着された弾性支持部
材80は、構造板78の裏面から弾性的に突出する各ば
ね部材88の先端が弾性支持部材80の裏面を弾性的に
押すことになるので、各軸ピン98の回りに矢印B方向
に付勢される。
【0051】図1乃至図3に示すように、筐体10に取
付られたローディングガイド部16は、記録媒体である
ディスクを挿入する筐体10の入口部分の一部となる縦
壁(長手方向の壁となる構造板78)と横壁(距離の短
い壁となる側板部78A)を構成する。 (ローディング操作機構部)筐体10には、これに装着
された駆動カム部材14、ローディングガイド部16、
さらには操作レバー42の大歯車38と関連して動作す
るように、ローディング操作機構部12を装着する。
【0052】図1乃至図3及び図9乃至図15に示すよ
うに、ローディング操作機構部12は、クランプホルダ
部材104、動作補助部材106及びディスクの送りロ
ーラ108とを有する。
【0053】このクランプホルダ部材104は、金属製
の長板における一側部の長手方向中央に舌片110を突
設する。この舌片110には、軸穴を穿設し、光ピック
アップ装置22のターンテーブルにディスクを介して磁
力で吸着してセットするようにした通常用いられるクラ
ンパ112を、回動自由に、かつ傾いたり軸方向に若干
移動可能に装着する。
【0054】また、クランプホルダ部材104には、そ
の両方の端部に舌片110と逆方向に鉤状に折曲して延
びる各ブラケット部118をそれぞれ突設する。この各
ブラケット部118の自由端部には、軸孔116を穿孔
する。
【0055】さらに、クランプホルダ部材104の一方
の端部には、直線のアングル材状に形成したアーム部1
14を、舌片110と同方向に延設する。このアーム部
114の自由端部には、第2従動ピン120を突設す
る。
【0056】ローディング操作機構部12の動作補助部
材106は、図11に示すように、金属製で細幅長板に
形成した長板部材122の両端部に、それぞれ支持ブラ
ケット124を一体に設けて形成する。
【0057】長板部材122には、その中央部から小矩
形の板片を突設し、その自由端辺の両端部からそれぞれ
直角に折曲して立ち上がる制止片126を突設する。各
制止片126は、各自由端部からそれぞれの対向する方
向に向けて小片を延設し、この小片の各自由端部を筐体
10の入口から奥方向に斜めに折曲する。なお、各制止
片126は、合成樹脂等のディスクを構成する材料より
柔らかい材料で被服して、これに当接する12cmCD
276(又は8cmCD278)に傷が付かないように
構成する。
【0058】また、長板部材122の長手方向の側辺に
は、その両端と小矩形の板片との間の各中間所定位置に
それぞれ係止手段としての係止突部128を突設する。
【0059】動作補助部材106両端の各支持ブラケッ
ト124は、図9及び図12に示すようにそれぞれ長板
部材122から直角に折曲した鉤型の平板状に形成し、
その鉤型に折曲して突出する各自由端部に軸ピン130
を突設する。また、各支持ブラケット124の直線状に
延びた自由端部には、それぞれ略U字状に形成した軸受
部132を一体に形成する。これと共に、各支持ブラケ
ット124の軸受部132の近くには、ばね部材の自由
端を挿入する透孔136を穿孔する。
【0060】動作補助部材106における一方の端部の
支持ブラケット124には、軸受部132の近傍から第
1従動ピン134を突設する。
【0061】ローディング操作機構部12の送りローラ
108は、図2、図9、図11乃至図15に示すよう
に、丸棒の軸棒138の中間部にゴム等の弾性材料製の
チューブ140を嵌合して構成する。
【0062】このローディング操作機構部12は、クラ
ンプホルダ部材104の両端にあるブラケット部118
の各軸孔116に、送りローラ108の両端から突出し
た軸棒138を軸着する。これと共に、軸棒138の両
端部には、それぞれ動作補助部材106の両端にある各
支持ブラケット124の軸受部132を支受させる。
【0063】このように構成することにより、軸棒13
8は回動自由に支受されると共に、軸棒138の回りに
クランプホルダ部材104と動作補助部材106とがそ
れぞれ回動自由に支受される。
【0064】また、軸棒138には、その第2従動ピン
120と第1従動ピン134とを配置した側の端部に、
軸棒138と一体に回動するよう被動歯車142を固着
する。
【0065】前述したように構成したローディング操作
機構部12は、その動作補助部材106における一方の
軸ピン130を筐体10の軸孔37に軸着し、他方の軸
ピン130をローディングガイド部16の軸孔94に軸
着する。
【0066】また、動作補助部材106の第1従動ピン
134を駆動カム部材14の第1カム溝56に挿通する
と共に、クランプホルダ部材104の第2従動ピン12
0を駆動カム部材14の第2カム溝58に挿通し、さら
に、送りローラ108の被動歯車142を操作レバー4
2の大歯車38に噛合可能な位置に臨ませた状態で、ロ
ーディング操作機構部12を、駆動カム部材14、ロー
ディングガイド部16及び操作レバー42と共に筐体1
0に装着する。
【0067】また、このように装着されたローディング
操作機構部12は、その各支持ブラケット124の各透
孔136に、それぞれ図示しない各ねじりコイルばねの
一端部を係着し、その他端部を筐体10の所定部に係着
して、送りローラ108が弾性支持部材80側に押し付
けられる方向に付勢する。 (挿入ディスク検出部)筐体10には、そのディスク挿
入用入口から挿入(スロットイン)されたディスクの2
種類のサイズ(直径12cmのコンパクトディスクいわ
ゆる12cmCD又は直径8cmのコンパクトディスク
いわゆる8cmCD)に対応し駆動カム部材14の動作
のタイミングを図って操作するための挿入ディスク検出
部18を装着する。
【0068】この挿入ディスク検出部18は、スロット
インされたサイズの異なるディスクにおけるサイズの種
類を見分けるため、検出部用基板144の上に、ローデ
ィングガイド部材146とローディングレバー部材14
8とを装着する。
【0069】この検出部用基板144は、金属製の板材
を図32に示すように形成したもので、その長手方向の
一方の側部中央には、ローディング操作機構部12に装
着されたクランパ112を収めるため半円形に切欠した
逃げ凹部150を設ける。
【0070】また、検出部用基板144には、逃げ凹部
150の中央近くの位置から検出部用基板144の短い
幅方向に延びるガイド溝152と、このガイド溝152
の両側にそれぞれ平行に延びるガイド溝154とを穿設
する。
【0071】さらに、検出部用基板144には、係止用
の切欠部156及び小開口158を所定複数箇所に穿設
する。
【0072】この検出部用基板144の逃げ凹部150
側の平面部には、係止用の切欠部156及び小開口15
8を利用してローディングガイド部材146を一体的に
設置する。
【0073】図29に示すように、ローディングガイド
部材146には、その外部に向く平面中央部に、8cm
CDをガイドする一段低い平面であるガイド面160を
形成する。この一段低いガイド面160には、逃げ凹部
150に対応する切欠部161を穿設する。
【0074】ローディングガイド部材146における一
段低いガイド面160のCDをスロットインする方向の
両横には、それぞれガイド壁162を形成する。
【0075】この相対向するガイド壁162は、入口か
ら奥へ入るに従って滑らかに間隔が狭まるように形成
し、8cmCDを入口から奥の光ピックアップ装置22
にセットするための位置へ進める動作の際、相対向する
ガイド壁162が8cmCDを挟むようにして適正なセ
ット位置に至るようガイドする。
【0076】ローディングガイド部材146には、各ガ
イド壁162のそれぞれの外側に12cmCDをガイド
する一段高い平面である逃がし動作用のガイド面164
を形成する。
【0077】挿入ディスク検出部18には、ローディン
グガイド部材146よりスロットインしたCDの進行方
向奥側にローディングレバー部材148を装着する。こ
のローディングレバー部材148は、プラスチックで一
体成形により略逆コの字状の平板に形成した部材で、ガ
イド溝152及び2個のガイド溝154を利用して検出
部用基板144に対してCDをスロットインする方向に
摺動自在に装着する。
【0078】ローディングレバー部材148には、ロー
ディングガイド部材146側の両端部にそれぞれ8cm
CDに係止する為に、逃がし動作用のガイド面164よ
り低い係止柱166を立設する。
【0079】さらに、ローディングレバー部材148の
スロットイン方向奥側の両角部には、それぞれ12cm
CDに係止する為に、逃がし動作用のガイド面164よ
り高くした係止柱168を立設する。
【0080】このように構成した挿入ディスク検出部1
8では、図29の状態から、8cmCDがスロットイン
されると、この8cmCDが一段低いガイド面160上
を摺動されながら2個のガイド壁162で案内されて奥
へ進み、ローディングレバー部材148の一対の係止柱
166に当たりローディングレバー部材148をスロッ
トイン方向奥側へ移動操作して図31に示す状態に至
る。
【0081】また、この挿入ディスク検出部18に12
cmCDがスロットインされた場合には、図29の状態
から、この12cmCDが一段高い逃がし動作用のガイ
ド面164上を摺動されて、係止柱166の上を通り過
ぎてさらに奥へ進み、ローディングレバー部材148に
おける奥側の一対の係止柱168に当たりローディング
レバー部材148をスロットイン方向奥側へ移動操作し
て図30に示す状態に至る。
【0082】図34及び図35に示すように、挿入ディ
スク検出部18では、ローディングレバー部材148の
動作を駆動カム部材14に伝達するために、連動レバー
170を装着する。このため、検出部用基板144に
は、軸体172を突設すると共に、円弧状のガイド溝1
74、176を穿設する。
【0083】連動レバー170は、金属製平板を図33
に示す変形形状に形成し、その細板状に延出した部分の
端部に長円形の連動穴178を穿設し、その中間部に軸
孔180を穿孔し、連動穴178に近い所にガイド突片
182を形成し、さらに連動レバー170の連動穴17
8と反対側の端部にガイド突片184を形成する。
【0084】図34及び図35に示すように、連動レバ
ー170は、その軸孔180に軸体172を軸挿し、円
弧状のガイド溝174にガイド突片184を摺動自在に
引っ掛け、円弧状のガイド溝176にガイド突片182
を引っ掛けて、揺動自在に装着する。
【0085】また、連動レバー170の連動穴178に
は、ローディングレバー部材148の裏面にガイド溝1
52を貫通して延出するよう突設された連動ピン186
を、摺動自在に挿通させる。
【0086】さらに、連動レバー170には、その連動
穴178と反対側の端部の両端角部に、一方が扇形で他
方が矩形をした小突部状の各操作爪188、190を突
設する。
【0087】そして、連動レバー170の各操作爪18
8、190に、図5に示すように駆動カム部材14の一
部に形成した矩形突辺部14Aを挟み込んで、連動レバ
ー170の揺動動作に連動して駆動カム部材14が矢印
A方向又はその逆方向に移動されるようにする。
【0088】さらに、連動レバー170と検出部用基板
144との間に引張コイルばね191を架設して、連動
レバー170を矢印C方向に回動するよう付勢する。 (ディスクの外れ落ち防止機構)図29乃至図39に示
すように、挿入ディスク検出部18には、ディスクであ
るCDを鉛直に近く立ててローディングする動作の際、
筐体10の内部で外れ落ちることを防止するためのディ
スクの外れ落ち防止機構を連動レバー170に関連して
装着する。
【0089】このディスクの外れ落ち防止機構を構成す
るため、挿入ディスク検出部18には、支持レバー部材
192を装着する。この支持レバー部材192は、金属
製の小矩形平板材料に略三角形状のガイド片194と、
連動用突片196とを一体に突設して形成する。
【0090】支持レバー部材192の小矩形平板部分に
おける一方の端部には、軸孔198を穿設し、他方の端
部には、細丸棒状の支持用部材である支持ピン200を
突設する。なお、この支持ピン200は、一段低いガイ
ド面160から光ピックアップ装置22のターンテーブ
ルの上面までに至る長さに設定する。
【0091】また、支持レバー部材192の小矩形平板
部分における中央部分には、側面鉤状の摺動支持片20
2を突設する。
【0092】支持レバー部材192の連動用突片196
には、小円柱状の連動操作ピン204を、支持ピン20
0の突出方向と逆方向に向けて突設する。さらに、連動
用突片196の自由端を折曲してばね用係止部206を
形成する。また、ガイド片194の自由端部には、検出
部用基板144の表面に軽い摩擦力で摺接するための小
突部208を突設する。
【0093】このように構成された支持レバー部材19
2を装着するために、検出部用基板144には、連動レ
バー170を軸支する軸体172の近くに、軸柱210
を立設する。これと共に検出部用基板144には、軸柱
210を中心とする円弧状の摺動支持片202を案内す
るガイド溝212と、連動操作ピン204を貫通させる
ための円弧状の通し開口214とを穿設する。
【0094】また、連動レバー170には、支持レバー
部材192の連動動作を制御する制御手段として、制御
溝216を穿設する。この制御溝216は、その溝内に
臨む連動操作ピン204の動作を制御して、ディスクプ
レーヤ装置に8cmCDが装着されたときには、支持レ
バー部材192の支持ピン200が8cmCDの下周側
辺に臨んで8cmCDが落ちないように支持可能な位置
に支持レバー部材192をセットするよう構成する。
【0095】さらに制御溝216は、12cmCDが装
着されたときには、支持レバー部材192の支持ピン2
00が12cmCDの下周側辺に臨んで12cmCDが
落ちないように支持可能な位置に支持レバー部材192
をセットするよう構成する。
【0096】このため、制御溝216は、連動操作ピン
204の移動を自由とする開口部分と、その開口の一部
に続く凹部状に穿設された8cmCD保持用制止部21
8と、同じく開口の一部に続く凹部状に穿設された12
cmCD保持用制止部220とを、有する。
【0097】なお、連動レバー170には、上述した制
御溝216の他に、連動レバー170の動作が妨げられ
ないようにするために、摺動支持片202に対する逃げ
開口222及びローディングガイド部材146の固定部
に対する逃げ開口224を穿設する。
【0098】そして、支持レバー部材192を、その軸
孔198に軸柱210を軸挿することによって軸着し、
摺動支持片202をガイド溝212に挿入して摺動自在
に支持させて、検出部用基板144に対し支持レバー部
材192が所定角度回動自由となるように支受させる。
これと共に、支持レバー部材192のばね用係止部20
6と検出部用基板144との間に、引張コイルばね20
7を架設して、支持レバー部材192を図の矢印D方向
に回動するよう付勢する。
【0099】さらに、支持レバー部材192の連動操作
ピン204を連動レバー170の制御溝216内に臨ま
せることによって、ディスクプレーヤ装置にディスクと
してのCDがローディングされておらず連動レバー17
0が移動していない初期状態では、連動操作ピン204
が制御溝216内にあって支持レバー部材192が回動
自由な状態となる。
【0100】また、ディスクプレーヤ装置に8cmCD
がローディングされた場合には、図39に示すように、
連動レバー170が揺動されて連動操作ピン204が8
cmCD保持用制止部218内に入って制止された状態
となる。
【0101】さらに、12cmCDがローディングされ
た場合には、図38に示すように、連動レバー170が
揺動されて連動操作ピン204が12cmCD保持用制
止部220内に入って制止された状態となる。 (ディスクの誤挿入防止手段)図40乃至図46に示す
ように、筐体10には、ディスクプレーヤ装置にすでに
ディスクとしてのCDがローディングされているときに
別のCDを新たに挿入することを防止するためのディス
クの誤挿入防止手段を装着する。このディスクの誤挿入
防止手段は、一対のアーム部材226、228と、これ
らの動作を関連させる媒介部材230とを有する。な
お、一対のアーム部材226、228と、媒介部材23
0との構成は、ディスクをスロットインするときに、デ
ィスクのセンタリングをする機能を併せ持つ。
【0102】これら一対のアーム部材226、228
は、平面視略鉤形で左右対称に形成し、その折曲した角
部に軸孔232を穿設する。これら一対のアーム部材2
26、228は、その一方の腕の先端部に円柱状のガイ
ド柱234を回動自由に軸着し、その裏側にコの字状の
摺動ガイド部材258を突設する。
【0103】またこれら一対のアーム部材226、22
8には、それぞれ一方の腕の中間部に前述した動作補助
部材106の係止突部128を係止させるよう段に形成
した段付き部236を設ける。
【0104】また、一対のアーム部材226、228に
は、その他方の腕の中間部におけるガイド柱234を突
設した表面部にばねを係着するための係着突起238を
突設すると共に、その背面部に媒介部材230に臨ませ
る小円柱状の連動操作部材240を突設する。
【0105】これら一対のアーム部材226、228に
は、その他方の腕の先端部における相対向する面部間
に、各々相互動作制限構造を配設する。
【0106】各相互動作制限構造は、他方の腕の先端に
形成した係留部242と、これより腕の中間部側に寄っ
た隣接位置に突設した円柱状のピン244とを有する。
この係留部242は、略台形状で腕の側辺がピン244
を逃がすように開放する凹部に形成し、その凹部を画す
る腕の最も先端側の壁にピン244が係止可能に形成す
る。
【0107】図43及び図44に示すように、ディスク
の誤挿入防止手段を構成する為の媒介部材230は、略
T字形の平板状に形成し、その中央からそれぞれ両側に
突出した部分にかけて、被動溝246、248を穿設す
る。各被動溝246、248は、それぞれ相対向する端
部の空間が丸く膨らむ形状に形成する。
【0108】また、媒介部材230の幅方向中央部に
は、その被動溝246、248と直交する方向に沿って
ガイド溝250を穿設する。このガイド溝250の端部
には、摺動子252を突設する。
【0109】図41乃至図44に示すように、上述のよ
うに構成した一対のアーム部材226、228と、媒介
部材230とを筐体10に装着する。このため、筐体1
0の所定2箇所には、各アーム部材226、228を軸
着する為の支柱254を立設する。
【0110】また、筐体10には、各アーム部材22
6、228の連動操作部材240をそれぞれ貫通させた
状態で各アーム部材226、228を所定角度回動可能
とするため、各支柱254の軸を中心とする円弧状のガ
イド穴256を穿設する。
【0111】さらに、筐体10には、各アーム部材22
6、228の摺動ガイド部材258をそれぞれガイドす
ることにより、各アーム部材226、228を所定角度
回動可能とするように、各支柱254の軸を中心とする
大円弧状の各ガイド穴260を穿設する。
【0112】この筐体10には、媒介部材230の摺動
動作をガイドするための直線状のガイド溝262を穿設
する。さらに、筐体10には、媒介部材230のガイド
溝250に嵌まって摺動自在に支持するガイド部材26
4と、媒介部材230の両側部にそれぞれ摺接して支持
するガイド部材266を突設する。
【0113】このように構成された筐体10におけるガ
イド溝262に媒介部材230の摺動子252を挿入し
て支持させると共に、筐体10のガイド部材264を媒
介部材230のガイド溝250に挿入して支持させ、さ
らに筐体10のガイド部材266を媒介部材230の両
側部に臨ませて摺接自在に支持させた状態で、筐体10
に対し、媒介部材230を摺動自在に装着する。
【0114】また、筐体10の各支柱254にそれぞれ
のアーム部材226、228における各軸孔232を軸
着し、筐体10の各ガイド穴260にそれぞれ摺動ガイ
ド部材258を摺動自在に支持させ、さらに、図示しな
いが筐体10に立設した各抜け止めフックを各アーム部
材226、228の円弧溝に摺動自在に装着して抜け落
ちないように支持させて、筐体10に対し、各アーム部
材226、228を所定角度回動可能に装着する。
【0115】さらに、筐体10に装着した一対のアーム
部材226、228における二つの係着突起238の間
には、引張コイルばね268を架設し、これら一対のア
ーム部材226、228が、図41に示す状態まで、そ
れらのガイド柱234を相互に接近させる方向に回動す
るよう付勢させる。
【0116】このように筐体10及び媒介部材230に
対して装着された一対のアーム部材226、228は、
これらの各ガイド柱234を相互に離反する方向に同時
に押し操作すると、一対のアーム部材226、228の
各連動操作部材240が被動溝246、248内を互い
に外側に向けて移動すると共に、各円弧状のガイド穴2
56内を摺動するので、この動作に従って媒介部材23
0は、ガイド溝250及びガイド溝262に沿って移動
する。
【0117】すなわち、媒介部材230は、一対のアー
ム部材226、228の動作を同期させる作用を奏する
ので、一対のアーム部材226、228は、同期して回
動し開閉する動作を行う。
【0118】また、一対のアーム部材226、228の
内のどちらか一方のガイド柱234のみを開く方向に押
し操作した場合には、この押し操作された一方のアーム
部材226又は228のみが、連動操作部材240が被
動溝246又は248の端部の空間が丸く膨らむ遊びの
空間内で移動可能な分だけ回動する。
【0119】すると、押し操作された一方のアーム部材
226又は228のピン244が、他方のアーム部材2
26又は228における係留部242の腕の最も先端側
の壁に係止されて制止される。
【0120】よって、一対のアーム部材226、228
の内のどちらか一方のガイド柱234のみを開く方向に
押し操作した場合には、一対のアーム部材226、22
8は開動作をしないで制止されることになる。
【0121】なお、一対のアーム部材226、228の
各ガイド柱234が同時に押し操作された場合は、これ
ら両者が同時に回動して各ピン244がそれぞれ入り込
んでいる各係留部242から共に離脱することになるか
ら、一対のアーム部材226、228は、それぞれ同期
して回動し開動作することになる。
【0122】また、図42に示すように開状態となった
一対のアーム部材226、228は、引張コイルばね2
68の付勢力で図41に示す閉状態に自動的に復帰す
る。
【0123】上述のように動作するよう装着された一対
のアーム部材226、228では、図41に示す状態か
らCDを筐体10内に挿入すると、CDの円周に沿って
一対のガイド柱234が同時に押されるので、一対のア
ーム部材226、228が、図42に示す如く開動作す
る。さらに、CDが筐体10内に押し込まれると、CD
の円周に沿って一対のガイド柱234が互いに接近する
動作をして図41の状態に復帰する動作を行う。
【0124】なお、筐体10内からCDを引き出す場合
は、前述と逆の動作により行われる。
【0125】また、この一対のアーム部材226、22
8の構成では、ディスクであるCDを光ピックアップ装
置22上にローディングした状態で図45に示すよう
に、動作補助部材106がローディング位置に移動され
て、その各係止突部128がそれぞれ対応する各段付き
部236に係着されるから、一対のアーム部材226、
228の開動作が制止される。
【0126】よって、CDを光ピックアップ装置22上
にローディングした状態で、さらにCDを筐体10内に
挿入しようとしても、一対のアーム部材226、228
が開動作しないのでCDを筐体10内に挿入できないこ
とになり、CDの誤挿入を防止できる。
【0127】次に、ディスクの誤挿入防止手段における
他の構成例について、図1、図2、図9、図11乃至図
15、図47及び図49によって説明する。
【0128】これは、前述したローディング操作機構部
12における動作補助部材106に設けた一対の制止片
126にディスクであるCDの誤挿入を防止する機能を
持たせるものである。
【0129】すなわち、この構成では、動作補助部材1
06を、その一方の軸ピン130を筐体10の軸孔37
に軸着し、他方の軸ピン130をローディングガイド部
16の軸孔94に軸着して配置する。
【0130】これと共に、動作補助部材106は、その
軸受部132に軸着した送りローラ108の軸棒138
を、クランプホルダ部材104がCDをスロットインす
るため光ピックアップ装置22から離脱する動作に連動
して、図47に示すように動作補助部材106を回動
し、その制止片126を筐体10におけるCDを挿入す
る入口から引き離してスロットイン可能状態とする。
【0131】次に、動作補助部材106は、クランプホ
ルダ部材104がCDを光ピックアップ装置22にロー
ディングする動作に連動して、図49に示すように動作
補助部材106を回動し、その制止片126を筐体10
におけるCDを挿入する入口を塞ぐ位置にセットし、C
Dの誤挿入を防止する状態とする。
【0132】すなわち、動作補助部材106は、クラン
プホルダ部材104のローディング又はアンローディン
グ動作に連動して自動的に、CDがローディング中にC
Dを挿入する入口を塞いでCDの誤挿入を防止する状態
となり、又はCDがローディングされていないときに
は、CDを挿入する入口を開放する状態に移行する。
【0133】なお、前述したディスクの誤挿入防止手段
は、図40乃至図46に示す一対のアーム部材226、
228を利用した構成、又は主に図47及び図49に示
す制止片126を利用した構成の何れか一方だけを用い
ても良いことは勿論である。 (クランパの過剰突出防止手段)このディスクプレーヤ
装置では、図9に示すように、ローディング操作機構部
12のクランプホルダ部材104にクランパ112が回
転軸方向に所定距離移動可能に装着されている。
【0134】また、このディスクプレーヤ装置では、図
1に示すように、そのクランプホルダ部材104を配置
した側面部から最も外方に突出する部材が、クランパ1
12となっている。
【0135】このため、ディスクプレーヤ装置を音響シ
ステムコンポーネント等におけるハウジング内の狭い場
所に配置した場合には、その側面部から最も外方に突出
したクランパ112が、ハウジングの内側面に当たって
異音を発する恐れがある。
【0136】そこで、検出部用基板144における逃げ
凹部150の周囲の相対向する所定2箇所から鉤状に折
曲して一体に延出する押さえ部材270を突設し、図1
に示すように、この押さえ部材270が舌片110に載
った位置から過剰に突出しないようにクランパ112の
外側面に当接して押さえるよう構成する。
【0137】これにより、ディスクプレーヤ装置をハウ
ジング内の狭いスペースに配置して省スペース化を図
り、音響システムコンポーネントを小型化しても、クラ
ンパ112が舌片110の軸穴との遊びの範囲で移動し
てハウジングの内側面に当たって異音を発することを防
止できる。 (動作検出スイッチ付き回路基板)前述のように構成し
た筐体10の図43に示す側面部には、図2に示すよう
に回路基板20を装着する。この回路基板20には、デ
ィスクプレーヤ装置の本体内部にスロットインされたデ
ィスクが8cmCD又は12cmCDの何れかであるの
かを検出し又はローディング動作の完了等を検出する為
に、アーム部材226、228又は送りローラ108の
動作に関連して操作されるスイッチ272、274を設
置する。 (ディスクプレーヤ装置の作用及び効果)次に、本発明
の実施の形態に係るディスクプレーヤ装置の作用及び効
果について説明する。
【0138】このディスクプレーヤ装置は、ディスクが
ローディングされていない空の初期状態では、図1に示
すように、ディスクプレーヤ装置本体のディスクの挿入
口部分にある一対のアーム部材226、228が図41
に示すような互いに接近して閉じた状態にある。 (12cmCDを使用する場合)このディスクプレーヤ
装置の初期状態から、ディスクの再生動作のため、例え
ば12cmCDを挿入口部分からスロットイン(12c
mCDを挿入口部分から光ピックアップ装置22の直上
まで移送する動作)した場合には、円板状の12cmC
Dの周側部が一対のアーム部材226、228の各ガイ
ド柱234に摺接して一対のアーム部材226、228
を押し広げる。
【0139】このとき、12cmCDが初めに一方のガ
イド柱234だけに当たった場合には、前述した相互動
作制限構造(係留部242、ピン244、媒介部材23
0、被動溝246、248)の作用で若干回動した位置
で制止されるから、スロットイン動作中の12cmCD
は、その中心を一対のガイド柱234間中央の所定位置
に移動するセンタリング操作をされる。
【0140】そして、さらにセンタリングされた12c
mCDを挿入すると、この12cmCDの周側部が一対
のアーム部材226、228の各ガイド柱234を同時
に押すことになって相互動作制限構造の制止操作が解除
され、12cmCDは、図42に示すように一対のアー
ム部材226、228を押し広げて内部に侵入する。こ
の一対のアーム部材226、228の動作に伴なって、
図43に示す初期状態にある媒介部材230は、図44
の状態まで移動する。
【0141】また、一対のアーム部材226、228が
12cmCDの直径に対応した所定の開度まで押し広げ
られると、この一対のアーム部材226、228によっ
て操作されたスイッチ272又は274の信号を受けた
回路基板20の制御部は、12cmCDがスロットイン
されたことを検出して駆動モータ26を駆動し、ベルト
伝達機構である駆動プーリ28、ベルト30、被動プー
リ32と図示しないウォームギヤ機構を介して、駆動歯
車34を回動する。
【0142】このとき、駆動歯車34に連動する歯車列
は、図25に示す初期状態にあるので、操作レバー42
が第3カム溝60に臨む第3従動ピン50に従動して大
歯車38を被動歯車142に噛合させた状態にあるか
ら、駆動歯車34の回転駆動力が中間媒介歯車36、大
歯車38を介して被動歯車142伝達される。
【0143】この被動歯車142に伝達された回転駆動
力によって、送りローラ108が回動され、そのチュー
ブ140に当接する12cmCDが光ピックアップ装置
22上に搬送される。
【0144】また、ディスクプレーヤ装置の初期状態に
おいて、挿入口部分からスロットインされた12cmC
Dは、図20及び図21に示すように、その先端部を送
りローラ108と弾性支持部材80との間に挟み込むこ
とになるので、ばね部材88の付勢力により、弾性支持
部材80が摺接する大きいサイズのディスクである12
cmCD276をチューブ140の表面に押し当ててず
れないように搬送する。
【0145】12cmCD276がディスクプレーヤ装
置の奥に搬入されると、一対のアーム部材226、22
8は、引張コイルばね268の付勢力によって、それら
の一対のガイド柱234を12cmCD276の進行方
向後ろ側の周側部に摺接案内させながら、図42の状態
から図41に示す初期状態に復帰する。この一対のアー
ム部材226、228の復帰動作に伴なって、図44の
状態にある媒介部材230は、図43に示す初期状態に
復帰する。
【0146】このようにして逃がし動作用のガイド面1
64上を摺動してディスクプレーヤ装置の内部に搬入さ
れた12cmCD276は、その先端周側部が係止柱1
66の上を通りすぎて図29に示す初期状態位置にある
支持ピン200に当たり支持レバー部材192を矢印D
と逆方向に回動し、さらに一対の係止柱168に当たっ
てローディングレバー部材148を矢印E方向に移動し
た図30に示す状態に至る。
【0147】このときローディングレバー部材148の
矢印E方向への移動動作に、連動ピン186と連動穴1
78を介して連動レバー170が連動され、連動レバー
170は、図34に示す初期状態から図35に示す状態
まで軸体172を軸にして矢印Cと逆方向に所定角度回
動される。
【0148】このように連動レバー170が回動される
と、その端部に突設された操作爪188、190が、図
5及び図6に示す初期状態にある駆動カム部材14を矢
印Aと逆方向に所定距離移動し、回転駆動されている小
歯車40にラック64を噛合開始させる。
【0149】すると、回転駆動されている小歯車40
が、これに噛合するラック64を送るように動作して駆
動カム部材14をさらに矢印Aと逆方向に移動させ、図
6に示す初期状態から図7に示す中間状態へ移行させ
る。
【0150】このとき駆動カム部材14の第3カム溝6
0が移動して、この溝内に臨む第3従動ピン50を従動
させ、図25の初期状態にある操作レバー42を図26
に示す位置まで矢印F方向に回動し、図27に示すよう
に被動歯車142に噛合している大歯車38を矢印F方
向に回動して、図28に示すように被動歯車142から
大歯車38を切り離す。これにより被動歯車142と一
体に構成された送りローラ108の回転が停止する。
【0151】このディスクプレーヤ装置では、上述のよ
うにして被動歯車142から大歯車38を切り離して送
りローラ108の回転を停止するときのタイミングと、
12cmCD276が装置内部における光ピックアップ
装置22の上方のチャッキング可能位置に惰性等を考慮
して移動を完了する時点のタイミングとを一致させるよ
うに構成する。
【0152】このように構成することにより、12cm
CD276がチャッキング可能位置に移動を完了して制
止された時点で、被動歯車142から大歯車38が切り
離され送りローラ108の回転が停止するから、12c
mCD276と送りローラ108のチューブ140との
間でスリップして異音を発することを防止できる。
【0153】また、12cmCD276がディスクプレ
ーヤ装置のディスクの挿入口からスロットインされチャ
ッキング可能位置に移動を完了するまでの動作で、前述
したように12cmCD276によって支持レバー部材
192が図29に示す位置から図30に示す位置まで回
動すると、支持レバー部材192の連動操作ピン204
が制御溝216内を移動して12cmCD保持用制止部
220の対応部に至る。
【0154】そして12cmCD276がローディング
レバー部材148を矢印E方向へ押して連動レバー17
0を矢印Cと逆方向に回動すると、図38に示すよう
に、支持レバー部材192の連動操作ピン204を12
cmCD保持用制止部220内に保持する状態にセット
する。
【0155】この状態では上述のように保持された支持
レバー部材192が、その支持ピン200を12cmC
D276の周側部に臨ませている。
【0156】よって、ディスクプレーヤ装置本体を鉛直
にするように設置し、12cmCD276を鉛直に近い
状態でスロットインした場合に、12cmCD276が
送りローラ108と弾性支持部材80とによる挟持が外
れたときに、12cmCD276のローディング方向に
十分長い支持ピン200が12cmCD276の周側部
に当たって12cmCD276を所定位置に支持する。
【0157】このため12cmCD276が、ディスク
プレーヤ装置本体内部で不用意にローディング動作から
外れてあらぬ所へ落ちることを防止できる。
【0158】次に前述の動作に連続して、駆動カム部材
14が図6に示す初期状態から図7に示す中間状態を経
て図8に示す移動終了状態に至る過程で、第1従動ピン
134は第1カム溝56に従動して移動し、第2従動ピ
ン120は第2カム溝58に従動して移動する。
【0159】すなわち、ローディング操作機構部12に
ついて見ると、動作補助部材106を軸支する軸ピン1
30の位置が不動で、第1従動ピン134が矢印G方向
に移動される共に、第2従動ピン120が矢印G方向に
移動されることになる。
【0160】よって、ローディング操作機構部12は、
駆動カム部材14の動作に連動して図13に示す初期状
態から略図14に例示する如くに動き、図15に示すロ
ーディング完了状態に至る。
【0161】このローディング操作機構部12における
動作補助部材106は、軸ピン130を回転軸として、
図47に示す初期状態から図49に示すローディング完
了状態に至るまで回動する。
【0162】また、ローディング操作機構部12におけ
るクランプホルダ部材104は、動作補助部材106の
回動動作によって矢印G方向に移動する送りローラ10
8の軸棒138と第2従動ピン120との2点支持の状
態で、図47に示す初期状態から図49に示すローディ
ング完了状態に至るまで回動する。
【0163】このため、ディスクプレーヤ装置内部にお
ける光ピックアップ装置22の上方のチャッキング可能
位置にスロットインされた12cmCD276は、駆動
カム部材14の第2カム溝58に臨む第2従動ピン12
0が第1従動ピン134より若干早く矢印G方向に移動
することによってクランプホルダ部材104が傾斜され
る動作に従って、12cmCD276のスロットイン方
向の前部分を矢印G方向に傾斜させる。
【0164】次に、第2従動ピン120と第1従動ピン
134とがそれぞれ矢印G方向に移動する動作に従っ
て、12cmCD276が傾斜した状態で光ピックアッ
プ装置22側に移動し、12cmCD276の中央の円
形開口276A内に光ピックアップ装置22の円錐台形
のガイド頭部22Aが挿入される状態となる。
【0165】この状態では、略鉛直方向に向けて縦にス
ロットインされた12cmCD276が、その円形開口
276Aに挿入されたガイド頭部22Aによって支持さ
れるので、不用意に落下することを防止できる。
【0166】さらにこの状態から第2従動ピン120と
第1従動ピン134とがそれぞれ矢印G方向に移動する
動作に従って、12cmCD276は、その円形開口2
76Aがガイド頭部22Aの斜面にガイドされて光ピッ
クアップ装置22のターンテーブル22B上にローディ
ングされる。
【0167】上述した12cmCD276のローディン
グ動作の際、12cmCD276が、光ピックアップ装
置22の上方のチャッキング可能位置から光ピックアッ
プ装置22側に移動し、12cmCD276の中央の円
形開口276A内に光ピックアップ装置22の円錐台形
のガイド頭部22Aが挿入される状態に至るまでの動作
中に、12cmCD276は、弾性支持部材80と送り
ローラ108との間に弾性的に挟持されて、不用意に落
下しないよう支持される。
【0168】これは、送りローラ108が矢印G方向に
移動する動作に対し、構造板78に装着された弾性支持
部材80がばね部材88の付勢力で軸ピン98を中心に
回動して、12cmCD276を送りローラ108に押
し付ける作用を持続するためである。なお、従来構造で
は、構造板78に弾性支持部材80が固着されていたの
でこのような弾性支持部材80と送りローラ108とで
12cmCD276を挟持するような動作はできなかっ
たが、本実施の形態では、弾性支持部材80を回動可能
に装着し、かつばね部材88で突出方向に付勢する構造
をとることにより、弾性支持部材80と送りローラ10
8とで12cmCD276を挟持しながらローディング
動作を実行可能としている。
【0169】よって、12cmCD276は、そのロー
ディング動作の際、動作の前半は12cmCD276を
弾性支持部材80と送りローラ108とで挟持して支持
し、動作の後半は円形開口276A内に円錐台形のガイ
ド頭部22Aを挿入して支持するので、そのローディン
グ動作の全体に渡って12cmCD276を不用意に落
下しないよう支持できる。
【0170】また、このローディング操作機構部12の
ローディング動作は、ローディング操作機構部12を支
持して移動させるための第1従動ピン134と第2従動
ピン120とが共に矢印G方向に移動するものであり、
かつ12cmCD276のローディング動作を開始する
図47に示す初期状態のクランプホルダ部材104と、
ローディング動作を終えた図49に示す状態のクランプ
ホルダ部材104とが略平行状態となる。
【0171】よって、クランプホルダ部材104を初期
状態(アンローディング状態)とローディング完了状態
との間で移動させるために必要な空間を狭くして、ディ
スクプレーヤ装置全体の小型化を図ることができる。
【0172】すなわち、クランプホルダ部材104を、
例えば固定された軸を中心に回動してアンローディング
状態とローディング完了状態との間で移動させるよう構
成した場合には、クランプホルダ部材104を移動させ
るために必要な空間が側面視扇形になり、クランプホル
ダ部材104の自由端が移動する間隔が大きくなる。
【0173】このため、ディスクプレーヤ装置は、クラ
ンプホルダ部材104の自由端が移動する比較的大きな
幅を持つ矩形空間を用意せねばならないから、全体が大
型化する。
【0174】しかし、本実施の形態のように、クランプ
ホルダ部材104を、アンローディング状態とローディ
ング完了状態とが互いに略平行な状態となるように移動
させる場合には、クランプホルダ部材104の最大移動
距離を必要最小限に設定できるので、クランプホルダ部
材104を移動させるために必要な空間が側面視矩形と
なって比較的小さな幅を持つ矩形空間で足りる。
【0175】よって、クランプホルダ部材104を移動
させるために必要な空間を狭くして、ディスクプレーヤ
装置全体の小型化を図ることができる。
【0176】なお、初期状態のクランプホルダ部材10
4と、ローディング完了状態のクランプホルダ部材10
4とが略平行状態となるように移動操作する操作機構
は、前述した構成に限定されるものではなく、平行リン
グ機能等の種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0177】次に、上述のように動作するローディング
操作機構部12におけるディスクの誤挿入防止の機能に
ついて説明する。
【0178】このローディング操作機構部12では、そ
の動作補助部材106が軸ピン130の回りに回動し
て、図13及び図47に示すアンローディング状態と、
図15及び図49に示すローディング完了状態とに移行
する。また、動作補助部材106には、一対の制止片1
26が突設されている。
【0179】そして、図13及び図47に示すアンロー
ディング状態では、一対の制止片126がディスクプレ
ーヤ装置のディスク挿入用入口から外れた開放位置にあ
って、装置本体内にディスク(12cmCD又は8cm
CD)をスロットイン可能な状態としている。
【0180】また、図15及び図49に示すローディン
グ完了状態では、一対の制止片126がディスクプレー
ヤ装置のディスク挿入用入口を塞ぐ閉鎖位置にあって、
装置本体内にディスク(12cmCD又は8cmCD)
をスロットインできないように邪魔する状態となる。
【0181】よって、ディスクプレーヤ装置にディスク
が既にローディングされているときには、制止片126
が2枚目のディスクがスロットインされるのを妨げるこ
とによってディスクの誤挿入防止機能を果たす。
【0182】本実施の形態のディスクプレーヤ装置は、
前述したディスクの誤挿入防止手段の他に一対のアーム
部材226、228に関するディスクの誤挿入防止手段
を具備する。
【0183】この一対のアーム部材226、228に関
するディスクの誤挿入防止手段は、ローディング操作機
構部12の動作補助部材106によってロック操作され
ることにより機能する。
【0184】すなわち、装置本体内にディスク(12c
mCD又は8cmCD)をスロットイン可能な状態で
は、動作補助部材106が図13及び図47に示すアン
ローディング状態の位置にあって、一対の係止突部12
8が一対のアーム部材226、228の段付き部236
から外れた位置にあって、一対のアーム部材226、2
28を開放可能な状態としている。
【0185】よって、ディスクは、この一対のアーム部
材226、228を押し開きながらスロットイン動作が
可能である。
【0186】また、装置本体内にディスク(12cmC
D又は8cmCD)がローディングされている図15及
び図49に示すローディング完了状態では、動作補助部
材106が光ピックアップ装置22側に移動して、図4
5に示すように、各係止突部128が各対応する段付き
部236にそれぞれ係止して、一対のアーム部材22
6、228が開動作できないようにロックした状態とな
っている。
【0187】従って、ディスクプレーヤ装置にディスク
が既にローディングされているときには、さらに2枚目
のディスクをディスク挿入用入口からスロットインしよ
うとしても一対のアーム部材226、228が動かない
ため、ディスクをスロットインすることができないか
ら、ディスクの誤挿入防止機能を果たす。
【0188】次に、このディスクプレーヤ装置では、装
置本体内部にローディングされているディスクをアンロ
ーディングしてディスク挿入用入口から取り出せる状態
に移行する動作は、前述したディスクをスロットインし
て光ピックアップ装置22にローディングする動作と逆
の動作により行う。
【0189】なお、このディスクの取り出し動作のとき
に、ローディング時に12cmCD又は8cmCDの何
れのディスクがローディングされたかを検出し制御部の
メモリに記憶させておいた情報を読み出して駆動モータ
26を駆動制御することにより、12cmCD又は8c
mCDの何れのディスクであってもディスクをアンロー
ディングしてディスク挿入用入口から良好に取り出せる
状態に止め置くようにする。 (8cmCDを使用する場合)次に、ディスクプレーヤ
装置に、ディスクの再生動作のため、8cmCDを挿入
口部分からスロットイン(8cmCDを挿入口部分から
光ピックアップ装置22の直上まで移送する動作)した
場合には、円板状の8cmCDの周側部が一対のアーム
部材226、228の各ガイド柱234に摺接して一対
のアーム部材226、228を押し広げる。
【0190】このとき、8cmCDが初めに一方のガイ
ド柱234だけに当たった場合には、前述した相互動作
制限構造(係留部242、ピン244、媒介部材23
0、被動溝246、248)の作用で若干回動した位置
で制止されるから、スロットイン動作中の8cmCD
は、その中心を一対のガイド柱234間中央の所定位置
に移動するセンタリング操作をされる。
【0191】そして、さらにセンタリングされた8cm
CDを挿入すると、この8cmCDの周側部が一対のア
ーム部材226、228の各ガイド柱234を同時に押
すことになって相互動作制限構造の制止操作が解除さ
れ、8cmCDは、図42に示す如く一対のアーム部材
226、228を途中まで押し広げて内部に侵入する。
この一対のアーム部材226、228の動作に伴なっ
て、図43に示す初期状態にある媒介部材230は、図
44近くの位置まで移動する。
【0192】このようにしてこのディスクプレーヤ装置
では、装置本体のディスク挿入口部分の幅が広く、使用
者が8cmCDをセンタリングして挿入する動作が困難
であっても、良好にセンタリング操作をされスロットイ
ン動作を行わせることができる。
【0193】また、一対のアーム部材226、228が
8cmCDの直径に対応した所定の開度まで押し広げら
れると、この一対のアーム部材226、228によって
操作されたスイッチ272又は274の信号を受けた回
路基板20の制御部は、8cmCDがスロットインされ
たことを検出して駆動モータ26を駆動し、ベルト伝達
機構である駆動プーリ28、ベルト30、被動プーリ3
2と図示しないウォームギヤ機構を介して、駆動歯車3
4を回動する。
【0194】このとき、駆動歯車34に連動する歯車列
は、図25に示す初期状態にあるので、操作レバー42
が第3カム溝60に臨む第3従動ピン50に従動して大
歯車38を被動歯車142に噛合させた状態にあるか
ら、駆動歯車34の回転駆動力が中間媒介歯車36、大
歯車38を介して被動歯車142伝達される。
【0195】この被動歯車142に伝達された回転駆動
力によって、送りローラ108が回動され、そのチュー
ブ140に当接する8cmCDが光ピックアップ装置2
2上に搬送される。
【0196】また、ディスクプレーヤ装置の初期状態に
おいて、挿入口部分からスロットインされた8cmCD
は、図20及び図21に示すように、その先端部を送り
ローラ108と弾性支持部材80との間に挟み込むこと
になるので、ばね部材88の付勢力により、弾性支持部
材80が摺接する小さいサイズのディスクである8cm
CD278をチューブ140の表面に押し当ててずれな
いように搬送する。
【0197】8cmCD278がディスクプレーヤ装置
の奥に搬入されると、一対のアーム部材226、228
は、引張コイルばね268の付勢力によって、それらの
一対のガイド柱234を8cmCD278の進行方向後
ろ側の周側部に摺接案内させながら、図42に近い状態
から図41に示す初期状態に復帰する。この一対のアー
ム部材226、228の復帰動作に伴なって、図44の
状態に近い位置にある媒介部材230は、図43に示す
初期状態に復帰する。
【0198】このようにして、一段低いガイド面160
上を摺動してディスクプレーヤ装置の内部に搬入された
8cmCD278は、その先端周側部が図29に示す初
期状態位置にあるローディングレバー部材148の一対
の係止柱166に当たり、このローディングレバー部材
148を矢印E方向に移動した図31に示す状態に至
る。
【0199】このときローディングレバー部材148の
矢印E方向への移動動作に、連動ピン186と連動穴1
78を介して連動レバー170が連動され、連動レバー
170は、図34に示す初期状態から図35に示す状態
まで軸体172を軸にして矢印Cと逆方向に所定角度回
動される。
【0200】このように連動レバー170が回動される
と、その端部に突設された操作爪188、190が、図
5及び図6に示す初期状態にある駆動カム部材14を矢
印Aと逆方向に所定距離移動し、回転駆動されている小
歯車40にラック64を噛合開始させる。
【0201】すると、回転駆動されている小歯車40
が、これに噛合するラック64を送るように動作して駆
動カム部材14をさらに矢印Aと逆方向に移動させ、図
6に示す初期状態から図7に示す中間状態へ移行させ
る。
【0202】このとき駆動カム部材14の第3カム溝6
0が移動して、この溝内に臨む第3従動ピン50を従動
させ、図25の初期状態にある操作レバー42を図26
に示す位置まで矢印F方向に回動し、図27に示すよう
に被動歯車142に噛合している大歯車38を矢印F方
向に回動して、図28に示すように被動歯車142から
大歯車38を切り離す。これにより被動歯車142と一
体に構成された送りローラ108の回転が停止する。
【0203】このディスクプレーヤ装置では、上述のよ
うにして被動歯車142から大歯車38を切り離して送
りローラ108の回転を停止するときのタイミングと、
8cmCD278が装置内部における光ピックアップ装
置22の上方のチャッキング可能位置に惰性等を考慮し
て移動を完了する時点のタイミングとを一致させるよう
に構成する。
【0204】このように構成することにより、8cmC
D278がチャッキング可能位置に移動を完了して制止
された時点で、被動歯車142から大歯車38が切り離
され送りローラ108の回転が停止するから、8cmC
D278と送りローラ108のチューブ140との間で
スリップして異音を発することを防止できる。
【0205】また、8cmCD278がディスクプレー
ヤ装置のディスクの挿入口からスロットインされチャッ
キング可能位置に移動を完了するまでの動作の間、8c
mCD278は支持レバー部材192の支持ピン200
に当接することはないので、支持レバー部材192は、
図29及び図31に示す位置に停止している。
【0206】この状態で8cmCD278がローディン
グレバー部材148を矢印E方向へ押して連動レバー1
70を矢印Cと逆方向に回動すると、図39に示すよう
に、支持レバー部材192の連動操作ピン204を8c
mCD保持用制止部218内に保持する状態にセットす
る。
【0207】この状態では上述のように保持された支持
レバー部材192が、その支持ピン200を8cmCD
278の周側部に臨ませている。
【0208】よって、ディスクプレーヤ装置本体を鉛直
にするように設置し、8cmCD278を鉛直に近い状
態でスロットインした場合に、8cmCD278が送り
ローラ108と弾性支持部材80とによる挟持が外れた
ときに、8cmCD278のローディング方向に十分長
い支持ピン200が8cmCD278の周側部に当たっ
て8cmCD278を所定位置に支持する。
【0209】このため8cmCD278が、ディスクプ
レーヤ装置本体内部で不用意にローディング動作から外
れてあらぬ所へ落ちることを防止できる。
【0210】次に前述の動作に連続して、駆動カム部材
14が図6に示す初期状態から図7に示す中間状態を経
て図8に示す移動終了状態に至る過程で、第1従動ピン
134は第1カム溝56に従動して移動し、第2従動ピ
ン120は第2カム溝58に従動して移動する。
【0211】すなわち、ローディング操作機構部12に
ついて見ると、動作補助部材106を軸支する軸ピン1
30の位置が不動で、第1従動ピン134が矢印G方向
に移動される共に、第2従動ピン120が矢印G方向に
移動されることになる。
【0212】よって、ローディング操作機構部12は、
駆動カム部材14の動作に連動して図13に示す初期状
態から略図14に例示する如くに動き、図15に示すロ
ーディング完了状態に至る。
【0213】このローディング操作機構部12における
動作補助部材106は、軸ピン130を回転軸として、
図47に示す初期状態から図49に示すローディング完
了状態に至るまで回動する。
【0214】また、ローディング操作機構部12におけ
るクランプホルダ部材104は、動作補助部材106の
回動動作によって矢印G方向に移動する送りローラ10
8の軸棒138と第2従動ピン120との2点支持の状
態で、図47に示す初期状態から図49に示すローディ
ング完了状態に至るまで回動する。
【0215】このため、ディスクプレーヤ装置内部にお
ける光ピックアップ装置22の上方のチャッキング可能
位置にスロットインされた8cmCD278は、駆動カ
ム部材14の第2カム溝58に臨む第2従動ピン120
が第1従動ピン134より若干早く矢印G方向に移動す
ることによってクランプホルダ部材104が傾斜される
動作に従って、8cmCD278のスロットイン方向の
前部分を矢印G方向に傾斜させる。
【0216】次に、第2従動ピン120と第1従動ピン
134とがそれぞれ矢印G方向に移動する動作に従っ
て、8cmCD278が傾斜した状態で光ピックアップ
装置22側に移動し、8cmCD278の中央の円形開
口278A内に光ピックアップ装置22の円錐台形のガ
イド頭部22Aが挿入される状態となる。
【0217】この状態では、略鉛直方向に向けて縦にス
ロットインされた8cmCD278が、その円形開口2
76Aに挿入されたガイド頭部22Aによって支持され
るので、不用意に落下することを防止できる。
【0218】さらにこの状態から第2従動ピン120と
第1従動ピン134とがそれぞれ矢印G方向に移動する
動作に従って、8cmCD278は、その円形開口27
8Aがガイド頭部22Aの斜面にガイドされて光ピック
アップ装置22のターンテーブル22B上にローディン
グされる。
【0219】上述した8cmCD278のローディング
動作の際、8cmCD278が、光ピックアップ装置2
2の上方のチャッキング可能位置から光ピックアップ装
置22側に移動し、8cmCD278の中央の円形開口
278A内に光ピックアップ装置22の円錐台形のガイ
ド頭部22Aが挿入される状態に至るまでの動作中に、
8cmCD278は、弾性支持部材80と送りローラ1
08との間に弾性的に挟持されて、不用意に落下しない
よう支持される。
【0220】これは、送りローラ108が矢印G方向に
移動する動作に対し、構造板78に装着された弾性支持
部材80がばね部材88の付勢力で軸ピン98を中心に
回動して、8cmCD278を送りローラ108に押し
付ける作用を持続するためである。
【0221】よって、8cmCD278は、そのローデ
ィング動作の際、動作の前半は8cmCD278を弾性
支持部材80と送りローラ108とで挟持して支持し、
動作の後半は円形開口278A内に円錐台形のガイド頭
部22Aを挿入して支持するので、そのローディング動
作の全体に渡って8cmCD278を不用意に落下しな
いよう支持できる。
【0222】なお、このディスクプレーヤ装置で8cm
CDを使用する場合における上述した以外の作用及び動
作は、前述したディスクプレーヤ装置で12cmCDを
使用する場合の作用及び動作と同等であるので、その説
明を省略する。 (ディスクプレーヤ装置各部の他の構成例)次に、本実
施の形態のディスクプレーヤ装置における、各部の他の
構成例について説明する。 (ローディングガイド部における他の構成例)ディスク
プレーヤ装置におけるローディングガイド部は、前述し
た図16乃至図22に示す構成の他に、図50及び図5
1に示すように構成しても良い。
【0223】このローディングガイド部の構成は、弾性
支持部材80の両側寄りの各部位に付勢部材280を装
着して構成する。この付勢部材280は、アーム部28
2の先端部に矩形突部状の押圧頭部284を一体に設け
て構成する。
【0224】この付勢部材280は、そのアーム部28
2の基端部を弾性支持部材80の内面所定位置に突設し
た軸受部材286に軸ピン288で軸着して配置する。
【0225】また、弾性支持部材80には、これに軸着
された付勢部材280の各押圧頭部284を外部に向け
て突出させるための開口部290を穿設する。
【0226】また、構造板78に弾性支持部材80を動
かないように固着した状態で、構造板78の内側面と、
各付勢部材280の押圧頭部284の裏面との間に、圧
縮コイルばね292を架設し、各押圧頭部284が対応
する開口部290から外部に所定距離突出するよう付勢
する。
【0227】このように構成された図50及び図51に
示すローディングガイド部は、弾性支持部材80と送り
ローラ108との間にディスク(12cmCD276又
は8cmCD278)を挿入したときに、各付勢部材2
80の押圧頭部284がディスクを送りローラ108に
押し付けて挟持する。
【0228】この挟持状態は、送りローラ108がロー
ディング動作によって弾性支持部材80から離れる方向
に移動しても圧縮コイルばね292が押圧頭部284を
開口部290から突出させるよう付勢することにより、
押圧頭部284の突出限度まで持続される。
【0229】よって、ローディング動作初期において、
ディスクを送りローラ108と押圧頭部284とで保持
することにより、ディスクの落下を防止する機能を担保
する。
【0230】次に、ディスクプレーヤ装置におけるロー
ディングガイド部は、上述した構成の他に、図52及び
図53に示すように構成しても良い。
【0231】このローディングガイド部の構成は、弾性
支持部材80の両側寄りの各部位に弾性変形可能な舌片
294を切り出して構成する。
【0232】この舌片294は、弾性支持部材80の平
面から送りローラ108側に向けて折曲し、さらに弾性
支持部材80の平面と平行となるように折曲して構成す
る。
【0233】このように構成された図52及び図53に
示すローディングガイド部は、弾性支持部材80と送り
ローラ108との間にディスク(12cmCD276又
は8cmCD278)を挿入したときに、各舌片294
を弾性変形させることによりディスクが送りローラ10
8に押し付けられて挟持される。
【0234】この挟持状態は、送りローラ108がロー
ディング動作によって弾性支持部材80から離れる方向
に移動しても舌片294が弾性復帰してディスクに圧接
することにより、舌片294の弾性復帰の作用が終わる
まで持続される。
【0235】よって、ローディング動作初期において、
ディスクを送りローラ108と舌片294とで保持する
ことにより、ディスクの落下を防止する機能を担保す
る。 (ディスクの外れ落ち防止機構における他の構成例)次
に、本実施の形態のディスクプレーヤ装置における、デ
ィスクの外れ落ち防止機構に係わる他の構成例について
説明する。
【0236】このディスクの外れ落ち防止機構は、ロー
ディング操作機構部12のクランプホルダ部材104部
分に構成する。
【0237】このため、図9、図54及び図55に示す
ように、クランプホルダ部材104には、そのアーム部
114を設けた端部側にかけてガイド溝296と、これ
と平行に操作溝298と、ばね装着溝300とを穿設す
る。
【0238】このガイド溝296は、一方の端部に丸穴
を開口し、他方の端部をアーム部114の側部に開口さ
せた形状に穿設する。
【0239】操作溝298は、動作制御手段の一部を構
成するもので、細長い溝状に形成し、そのガイド溝29
6側の側辺部に、アーム部114側の所定位置に段状に
突出する係止部302を作り、この係止部302の頂点
からアーム部114と反対側の端部に向けて滑らかに溝
幅を広げるような斜辺を形成する。
【0240】ばね装着溝300は、引張コイルばねを収
める長穴に形成する。このばね装着溝300のガイド溝
296に対向するのとは反対側の端部近傍には、引張コ
イルばね310の一端部を係着するためのばね掛け孔3
01を穿設する。
【0241】また、ガイド溝296とばね装着溝300
との間には、ガイドピン304を突設する。
【0242】ディスクの外れ落ち防止機構を構成するた
めアーム部114に装着する支持部材は、図56に示す
ように形成する。すなわち、この支持部材306には、
金属製の小矩形板材における長手方向の一方の端部に支
持柱308を立設し、他方の端部に引張コイルばね31
0の他端部を係着するためのばね掛け孔312を穿設す
る。
【0243】さらに、支持部材306には、動作制御手
段の一部を構成するため、支持柱308の近傍に当たる
一方の長側部に鉤形に突出する係止部材314を突設す
る。また、支持部材306には、支持柱308とばね掛
け孔312との間には、長溝状のガイド溝316を穿設
する。
【0244】このように構成された支持部材306は、
その支持柱308をガイド溝296に貫通し、係止部材
314を操作溝298に挿入すると共に、ガイド溝31
6内にガイドピン304を臨ませた状態でクランプホル
ダ部材104に対して摺動自在に装着する。なお、図示
しないが、支持部材306の支持柱308をガイド溝2
96に貫通した後で、支持柱308の自由端からリング
状の部材を通してクランプホルダ部材104の裏面近傍
の位置に固着することにより、支持部材306をガイド
溝296から外れないように装着する。
【0245】また、一端部をクランプホルダ部材104
のばね掛け孔301に係着し、他端部を支持部材306
のばね掛け孔312に係着して、ばね装着溝300内に
配置するよう張架した引張コイルばね310の付勢力に
よって、支持部材306が図55に示す位置まで移動す
るよう矢印H方向に付勢する。
【0246】次に、上述のように構成されたディスクの
外れ落ち防止機構における他の構成例に係る作用及び動
作について説明する。
【0247】このディスクの外れ落ち防止機構における
他の構成例では、図55に示す初期状態におけるディス
クプレーヤ装置のディスク挿入用入口より、例えば12
cmCD276を挿入すると、12cmCD276の進
行方向前方側の次第に幅方向に広がる円周側部が支持柱
308に摺接して支持部材306を引張コイルばね31
0の付勢力に抗して矢印Hと逆方向に移動する。
【0248】このとき、12cmCD276の進行方向
前方側の次第に幅方向に広がる円周側部が支持柱308
を押す力の成分は、支持柱308を矢印Hと逆方向に押
す力の成分と、支持柱308を12cmCD276の進
行方向前方側に押す力の成分とに分解される。
【0249】よって、支持柱308は、操作溝298の
係止部302が無い方の直線の側辺に摺接して、矢印H
と逆方向に端部近くまで移動する。
【0250】そして、12cmCD276の進行方向に
対し直角に交わる方向の直径の端部に当たる位置(12
cmCD276が進行する際、支持柱308が最も矢印
Hと逆方向に押しやられる位置)を、支持柱308が通
過すると、この支持柱308は、12cmCD276の
進行方向後方側の次第に幅方向に狭まる円周側部に摺接
する。
【0251】このとき、支持柱308は、引張コイルば
ね310の付勢力によって12cmCD276の進行方
向後方側の次第に幅方向に狭まる円周側部に当たって摺
動することになる。
【0252】このとき支持柱308が12cmCD27
6の進行方向後方側の次第に幅方向に狭まる円周側部か
ら受ける反力の成分は、支持柱308を矢印Hと逆方向
に押す力の成分と、支持柱308を12cmCD276
の進行方向後方側に押す力の成分とに分解される。
【0253】よって、支持柱308は、操作溝298内
の係止部302を設けた方の側辺に摺接して、矢印Hと
方向に移動し、係止部302に係止部材314を係止さ
せる。
【0254】この後、12cmCD276は、さらに進
んでチャッキング可能位置に至る。するとこの動作によ
って、支持部材306は、その係止部材314が係止部
302に係止されるて停止状態にあるため、12cmC
D276の外周面位置から離脱して、12cmCD27
6を回動自由な状態とする。
【0255】また、12cmCD276をディスクプレ
ーヤ装置のディスク挿入用入口より引き出す場合には、
上述とは逆に動作し、12cmCD276の引き出し方
向前方側の次第に幅方向に広がる円周側部が支持柱30
8に摺接して支持部材306を引張コイルばね310の
付勢力に抗して矢印Hと逆方向に移動する。
【0256】そして、12cmCD276の引き出し方
向に対し直角に交わる方向の直径の端部に当たる位置
を、支持柱308が通過し、さらに支持柱308が12
cmCD276の引き出し方向後方側の次第に幅方向に
狭まる円周側部に摺接する動作によって、支持柱308
が、引張コイルばね310の付勢力によって12cmC
D276の引き出し方向後方側の次第に幅方向に狭まる
円周側部に当たって摺動する。
【0257】この動作の際、支持柱308は、操作溝2
98の係止部302が無い方の直線の側辺に摺接して、
矢印Hと方向に図55に示す位置まで移動する。
【0258】よって、ディスクプレーヤ装置本体を鉛直
にするように設置し、12cmCD276を鉛直に近い
状態でスロットインした場合に、12cmCD276が
送りローラ108と弾性支持部材80とによる挟持が外
れたとしても、12cmCD276のローディング方向
に十分長い支持柱308が12cmCD276の周側部
に当たって12cmCD276を所定位置に支持する。
【0259】このため12cmCD276が、ディスク
プレーヤ装置本体内部で不用意にローディング動作から
外れてあらぬ所へ落ちることを防止できる。
【0260】次に、図55に示す初期状態におけるディ
スクプレーヤ装置のディスク挿入用入口より、例えば8
cmCD278を挿入すると、この8cmCD278の
進行方向前方側の次第に幅方向に広がる円周側部が支持
柱308に摺接して支持部材306を引張コイルばね3
10の付勢力に抗して矢印Hと逆方向に、係止部302
より手前の範囲内で移動する。
【0261】さらに、8cmCD278をチャッキング
可能位置まで移動すると、支持柱308が最も矢印Hと
逆方向に押しやられる位置を通過後、この支持柱308
は、8cmCD278の進行方向後方側の次第に幅方向
に狭まる円周側部に摺接する。
【0262】このとき、支持柱308は、引張コイルば
ね310の付勢力によって8cmCD278の進行方向
後方側の次第に幅方向に狭まる円周側部に当たって摺動
して図55に示す初期状態位置に復帰し、8cmCD2
78の円周端部から離脱して、8cmCD278を回動
自由な状態とする。
【0263】なお、8cmCD278をディスクプレー
ヤ装置のディスク挿入用入口より引き出す場合には、上
述とは全く逆の動作により行われる。
【0264】よって、ディスクプレーヤ装置本体を鉛直
にするように設置し、8cmCD278を鉛直に近い状
態でスロットインした場合に、8cmCD278が送り
ローラ108と弾性支持部材80とによる挟持が外れた
としても、8cmCD278のローディング方向に十分
長い図55に示す位置にある支持柱308が8cmCD
278の周側部に当たって8cmCD278を所定位置
に支持する。
【0265】このため8cmCD278が、ディスクプ
レーヤ装置本体内部で不用意にローディング動作から外
れてあらぬ所へ落ちることを防止できる。
【0266】
【発明の効果】 本発明のディスクプレーヤ装置によれ
ば、構造を簡素化し、コンパクトに構成して廉価に製造
可能とすると共に、ディスク状の記録媒体を縦方向にし
た状態でスロットイン可能とするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置を示す全体の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置における挿入ディスク検出部を取り外した状態を示す
全体斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置における駆動カム部材を取り外した状態を示す底面図
である。
【図5】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置における底面要部部を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置における駆動カム部材部分の初期状態を示す要部概略
底面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置における駆動カム部材部分の動作の中間状態を示す要
部概略底面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置における駆動カム部材部分のローディング動作完了状
態を示す要部概略底面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ装
置におけるローディング操作機構部の部分を取り出して
示す要部斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるクランプホルダ部材の部分を取り出して示
す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における動作補助部材と送りローラとの部分を取り
出して示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における動作補助部材と送りローラとの部分を取り
出して示す側面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディング操作機構部と駆動カム部材と
が初期状態にある部分を取り出して示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディング操作機構部と駆動カム部材と
が動作の中間状態にある部分を取り出して示す斜視図で
ある。
【図15】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディング操作機構部と駆動カム部材と
がローディング動作完了状態にある部分を取り出して示
す斜視図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディングガイド部を取り出して示す斜
視図である。
【図17】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディングガイド部を取り出して示す分
解斜視図である。
【図18】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディングガイド部を取り出して示す側
面図である。
【図19】図1のXIX−XIX線による断面を示す拡
大断面図である。
【図20】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における送りローラでCDを光ピックアップ装置に
ローディングする状態を示す概略側面図である。
【図21】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における送りローラと、ローディングガイド部とで
CDを挟んでスロットイン動作を開始する状態を示す概
略断面図である。
【図22】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における送りローラと、ローディングガイド部とで
CDを挟んで行うスロットイン動作の終了間近の状態を
示す概略断面図である。
【図23】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における操作レバーを取り出して示す平面図であ
る。
【図24】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における操作レバーを取り出して示す側面図であ
る。
【図25】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における大歯車と被動歯車とが噛合するときの駆動
カム部材との関係を示す要部概略底面図である。
【図26】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における大歯車と被動歯車とが離間するときの駆動
カム部材との関係を示す要部概略底面図である。
【図27】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における大歯車と被動歯車とが噛合した状態を取り
出して示す要部概略底面図である。
【図28】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における大歯車と被動歯車とが離間した状態を取り
出して示す要部概略底面図である。
【図29】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における挿入ディスク検出部を取り出して示す初期
状態での裏面図である。
【図30】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における挿入ディスク検出部を取り出して示す12
cmCDをスロットインした状態での裏面図である。
【図31】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における挿入ディスク検出部を取り出して示す8c
mCDをスロットインした状態での裏面図である。
【図32】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における検出部用基板を取り出して示す平面図であ
る。
【図33】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における連動レバーを取り出して示す平面図であ
る。
【図34】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における検出部用基板に連動レバーを装着し、初期
状態にセットした状態を示す斜視図である。
【図35】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における検出部用基板に連動レバーを装着し、連動
レバーがスロットイン動作に連動して動作された状態を
示す斜視図である。
【図36】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における支持レバー部材を取り出して示す平面図で
ある。
【図37】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における支持レバー部材を取り出して示す側面図で
ある。
【図38】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における12cmCDをスロットインしたときのロ
ーディングレバー部材と、連動レバーと、支持レバー部
材との連動動作状態を取り出して示す要部概略側面図で
ある。
【図39】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における8cmCDをスロットインしたときのロー
ディングレバー部材と、連動レバーと、支持レバー部材
との連動動作状態を取り出して示す要部概略側面図であ
る。
【図40】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、構造板だけを装着した状態を示す
要部斜視図である。
【図41】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、一対のアーム部材を装着し、初期
状態にセットした状態を示す要部斜視図である。
【図42】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、一対のアーム部材を装着し、12
cmCDをスロットイン中の状態にセットした状態を示
す要部斜視図である。
【図43】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、一対のアーム部材に連動する媒介
部材を装着し、初期状態にセットした状態を示す要部裏
面斜視図である。
【図44】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、一対のアーム部材に連動する媒介
部材を装着し、12cmCDをスロットイン中の状態に
セットした状態を示す要部裏面斜視図である。
【図45】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、一対のアーム部材を装着し、ロー
ディング完了状態にセットした状態の要部を取り出して
示す概略側面図である。
【図46】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、一対のアーム部材を装着し、ロー
ディング完了状態にセットした状態で要部を取り出して
示す要部概略底面図である。
【図47】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における筐体に、一対のアーム部材を装着し、初期
状態にセットしたときの要部を取り出して示す概略底面
図である。
【図48】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における光ピックアップ装置にCDをローディング
したときのローディング操作機構部の状態を取り出して
示す要部側面図である。
【図49】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置における光ピックアップ装置にCDをローディング
したときのローディング操作機構部の状態を取り出して
示す要部底面図である。
【図50】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディングガイド部に関する他の構成例
を示す要部斜視図である。
【図51】図50のXXXXXI−XXXXXI線によ
る断面を示す拡大断面図である。
【図52】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディングガイド部に関するさらに他の
構成例を示す要部斜視図である。
【図53】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるローディングガイド部のさらに他の構成例
でCDを強く挟持している状態を示す要部斜視図であ
る。
【図54】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるディスクの外れ落ち防止機構における他の
構成例で12cmCDをローディングした状態を示す要
部側面図である。
【図55】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるディスクの外れ落ち防止機構における他の
構成例で8cmCDをローディングした状態を示す要部
側面図である。
【図56】本発明の実施の形態に係るディスクプレーヤ
装置におけるディスクの外れ落ち防止機構における他の
構成例に関する支持部材を取り出して示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 筐体 12 ローディング操作機構部 14 駆動カム部材 16 ローディングガイド部 18 挿入ディスク検出部 20 回路基板 34 駆動歯車 36 中間媒介歯車 38 大歯車 40 小歯車 42 操作レバー 50 従動ピン 56 カム溝 58 カム溝 60 カム溝 62 ガイド溝 64 ラック 74 係止部 78 構造板 78A 側板部 80 弾性支持部材 92 制止孔 94 軸孔 100 係留受部 104 クランプホルダ部材 106 動作補助部材 108 ローラ 112 クランパ 114 アーム部 118 ブラケット部 120 従動ピン 122 長板部材 124 支持ブラケット 126 制止片 128 係止突部 130 軸ピン 132 軸受部 134 従動ピン 138 軸棒 140 チューブ 142 被動歯車 144 検出部用基板 146 ローディングガイド部材 148 ローディングレバー部材 152 ガイド溝 154 ガイド溝 160 ガイド面 162 ガイド壁 164 ガイド面 166 係止柱 168 係止柱 170 連動レバー 172 軸体 174 ガイド溝 176 ガイド溝 178 連動穴 182 ガイド突片 184 ガイド突片 186 連動ピン 188 操作爪 192 支持レバー部材 196 連動用突片 202 摺動支持片 204 連動操作ピン 210 軸柱 212 ガイド溝 216 制御溝 218 保持用制止部 220 保持用制止部 226 アーム部材 230 媒介部材 232 軸孔 234 ガイド柱 240 連動操作部材 242 係留部 246 被動溝 250 ガイド溝 252 摺動子 254 支柱 256 ガイド穴 258 摺動ガイド部材 262 ガイド溝 264 ガイド部材 266 ガイド部材 282 アーム部 284 押圧頭部 286 軸受部材 288 軸ピン 290 開口部 294 舌片 296 ガイド溝 298 操作溝 300 装着溝 302 係止部 304 ガイドピン 314 係止部材 316 ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 右手 力 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 Fターム(参考) 5D046 AA04 AA12 AA19 CA02 CA16 CB03 CD03 FA05 GA02 HA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体のディスク挿入用入口から挿
    入したディスクを送りローラに転接させて送る動作を行
    うローディング操作機構部と、 前記ローディング操作機構部によって前記装置本体内の
    所定位置まで搬送されてきた前記ディスクを検出する挿
    入ディスク検出部と、 前記挿入ディスク検出部で挿入されてきた前記ディスク
    を検出したときに操作されて、前記送りローラに回転力
    を伝える被動歯車と駆動源の回転力が伝達されている駆
    動側の歯車との噛合を解除する動作を行う接続切離歯車
    機構と、 を有することを特徴とするディスクプレーヤ装置。
  2. 【請求項2】 装置本体のディスク挿入用入口から挿
    入したディスクに転接して前記装置本体内の所定位置ま
    で搬送するための送りローラを装着したローディング操
    作機構部と、 前記ローディング操作機構部によって前記装置本体内の
    所定位置へ搬送されている前記ディスクが、ローディン
    グレバー部材を移動操作し、当該ローディングレバー部
    材に連動して連動レバーを回動操作するよう構成した挿
    入ディスク検出部と、 前記連動レバーに操作されて移動を開始する駆動カム部
    材と、 前記駆動カム部材の移動操作に従って、前記駆動カム部
    材に形成されたカム溝に従動されることにより、前記送
    りローラに回転力を伝える被動歯車と駆動源の回転力が
    伝達されている駆動側の歯車との噛合を解除する操作を
    行う接続切離歯車機構と、 を有することを特徴とするディスクプレーヤ装置。
JP2000333278A 2000-10-31 2000-10-31 ディスクプレーヤ装置 Pending JP2002140852A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7424724B2 (en) 2003-10-20 2008-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk apparatus having disk insertion detecting levers disposed in plane of disk and rotatable in axial direction relative to disk
JP2009301688A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Alpine Electronics Inc ディスク装置
JP2009301689A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Alpine Electronics Inc ディスク装置

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US7424724B2 (en) 2003-10-20 2008-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk apparatus having disk insertion detecting levers disposed in plane of disk and rotatable in axial direction relative to disk
JP2009301688A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Alpine Electronics Inc ディスク装置
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