JP2000112141A - 描画装置および釣合い重りの取り付け方法 - Google Patents

描画装置および釣合い重りの取り付け方法

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JP2000112141A
JP2000112141A JP10325116A JP32511698A JP2000112141A JP 2000112141 A JP2000112141 A JP 2000112141A JP 10325116 A JP10325116 A JP 10325116A JP 32511698 A JP32511698 A JP 32511698A JP 2000112141 A JP2000112141 A JP 2000112141A
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counterweights
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正雄 井上
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亨 川田
Toshio Tamura
利夫 田村
Junichi Nagamine
淳一 永峯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転時に遠心力の不釣合いによる強制振動が
生じることのない描画装置および釣合い重りの取り付け
方法を提供する。 【解決手段】 回転駆動される記録ドラム1の両端面に
環状溝6を形成し、環状溝6の内部にそれぞれ2個の釣
合い重り7を配設する。釣合い重り7は磁石からなり、
記録ドラム1の端面に磁石により吸着される。各2個の
釣合い重り7は、刷版2や移動クランプ5等の遠心力に
よる不釣合い力を打ち消すように所定の取り付け角度を
もって配置される。刷版2の大きさおよび質量が変わる
度に、2つの釣合い重り7の位置が調整され、記録ドラ
ム1の強制振動が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムに装着した
刷版等の感光材料に描画を行う描画装置およびドラムの
回転時の釣合い状態を調整するための釣合い重りを取り
付ける釣合い重りの取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の感光材料に光を照射して描画を行
うために描画装置が用いられている。ドラム型の描画装
置では、主走査方向に回転可能な記録ドラム上に感光材
料が装着され、レーザダイオード等を備えた記録ヘッド
が記録ドラムの回転軸と平行な副走査方向に移動して感
光材料に描画を行う。
【0003】図28は従来の描画装置の記録ドラムの概
略斜視図である。図28の記録ドラム1は感光材料とし
てアルミニウム製の刷版2の装着が可能に構成されてい
る。記録ドラム1の外周面には、刷版2の一端を固定す
る固定クランプ4と、刷版2の他端を固定する移動クラ
ンプ5とが備えられている。移動クランプ5は刷版2の
大きさに応じて記録ドラム1の外周面上を移動可能に形
成されている。刷版2が取り付けられた記録ドラム1は
回転軸3を中心に比較的低速で回転駆動され、刷版2の
表面に描画が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近では、刷版2への
描画処理の効率を向上させることが要求されている。こ
のため、刷版2を取り付けた記録ドラム1を高速回転さ
せて描画動作を行うことが検討されている。
【0005】しかしながら、アルミニウム製の刷版2は
フィルム材等に比べて重く、しかも記録ドラム1の外周
面上の一部に偏在して取り付けられる。このため、記録
ドラム1を高速回転させると、刷版2の遠心力により記
録ドラム1の回転軸に不釣合い力が生じる。また、記録
ドラム1の外周面上には固定クランプ4および移動クラ
ンプ5が設けられており、固定クランプ4および移動ク
ランプ5は、それぞれ相当の質量を有している。このた
め、刷版2と同様に記録ドラム1が高速回転されると、
各々の遠心力による不釣合い力が生じる。
【0006】刷版2、固定クランプ4および移動クラン
プ5による不釣合い力が記録ドラム1に生じると、記録
ドラム1の高速回転時に、記録ドラム1の回転軸3を支
持する軸受けに強制振動が生じ、故障が生じるおそれが
ある。このような不釣合い力の発生は、従来のように記
録ドラム1を低速回転させた場合には問題とならず、描
画動作の効率化のために記録ドラム1を高速回転させる
につれて大きな問題となる。
【0007】本発明の目的は、回転時に遠心力の不釣合
いによる強制振動が生じることのない描画装置および釣
合い重りの取り付け方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る描画装置は、感光材料に光を照射して
描画を行う描画装置であって、回転軸を有し、外周面に
感光材料が装着される円筒状のドラムと、回転軸の周り
にドラムを回転駆動する駆動手段と、ドラムの外周面に
設けられ、感光材料をドラムの外周面に固定する固定部
材と、ドラムの回転軸を中心とする円周に沿って移動可
能かつ固定可能に設けられた複数の釣合い重りとを備え
たものである。
【0009】第1の発明に係る描画装置においては、円
筒状のドラムの外周面に感光材料が固定部材により取り
付けられ、駆動手段により回転駆動される。そして、ド
ラムとともに回転する感光材料に光を照射して描画が行
われる。円筒状のドラムの外周面に設けられた固定部材
および感光材料は、ドラムの回転時にそれぞれ異なる方
向に遠心力を生じる。このため、ドラムの回転軸には感
光材料および固定部材の遠心力による不釣合い力が作用
する。
【0010】これに対し、ドラムの回転軸を中心とする
円周に沿って複数の釣合い重りが設けられている。各釣
合い重りはドラムの回転によって遠心力を生じる。この
複数の釣合い重りの遠心力の合成力が感光材料および固
定部材により生じる不釣合い力に釣り合うように釣合い
重りが配置される。これにより、ドラムを回転させた場
合でも、回転軸に不釣合い力が生じることが防止され、
ドラムの回転軸に強制振動が生じて故障が発生すること
を防止することができる。また、ドラムの回転軸を中心
とする円周に沿って移動可能かつ固定可能に複数の釣合
い重りを設けることにより、感光材料の重さや大きさが
変化した場合でも、複数の釣合い重りの位置を変えるこ
とによって感光材料および固定部材により生じる不釣合
い力を打ち消すことができる。
【0011】(2)第2の発明 第2の発明に係る描画装置は、第1の発明に係る描画装
置の構成において、複数の釣合い重りは、ドラムの両端
面の回転軸を中心とする円周に沿って移動可能かつ固定
可能に少なくとも2つずつ設けられたものである。
【0012】この場合、ドラムの両端面に少なくとも2
つずつ釣合い重りを設けることにより、感光材料の重さ
や大きさが変化した場合でも、少なくとも2つの釣合い
重りの位置を変えることによって感光材料および固定部
材により生じる不釣合い力を打ち消すことができる。
【0013】(3)第3の発明 第3の発明に係る描画装置は、第2の発明に係る描画装
置の構成において、ドラムの両端面には、回転軸を中心
とする環状の溝が形成されており、複数の釣合い重り
が、環状の溝に沿って移動可能かつ固定可能に設けられ
たものである。
【0014】この場合、環状の溝を設けることによって
複数の釣合い重りを移動して位置決めすることが容易と
なる。
【0015】(4)第4の発明 第4の発明に係る描画装置は、第2または第3の発明に
係る描画装置の構成において、複数の釣合い重りの各々
が、ドラムの両端面に吸着可能な磁石からなるものであ
る。
【0016】釣合い重りを磁石から構成することによ
り、特別な構造を用いることなく釣合い重りをドラムの
両端面上で容易に移動させ、かつ固定することができ
る。
【0017】(5)第5の発明 第5の発明に係る描画装置は、第3または第4の発明に
係る描画装置の構成において、ドラムに装着される感光
材料および固定部材に関する情報に基づいて、ドラムの
回転時に固定部材および感光材料の遠心力により生じる
不釣合い力を打ち消す複数の釣合い重りの位置を算出す
る位置算出手段と、位置算出手段により算出された位置
に複数の釣合い重りを移動させる移動手段とを備えたも
のである。
【0018】この場合、位置算出手段が、感光材料およ
び固定部材に関する情報に基づいて釣合い重りの位置を
算出するので、感光材料の種類が異なる場合でもそれに
応じた最適な釣合い重りの位置を算出でき、それによっ
て移動手段が複数の釣合い重りを移動させることができ
る。これにより、感光材料の種類にかかわらず、記録ド
ラムの回転軸に強制振動を生じさせることなく高速で記
録ドラムを回転駆動することができる。
【0019】(6)第6の発明 第6の発明に係る描画装置は、第5の発明に係る描画装
置の構成において、移動手段が、ドラムに配設された各
釣合い重りを係止する係止手段と、係止手段により釣合
い重りが係止された状態で、駆動手段によりドラムを回
転させて釣合い重りを位置算出手段により算出された位
置に移動させる制御手段とを備えたものである。
【0020】係止手段は、各釣合い重りを係止してその
位置に停止させる。この状態で、駆動手段がドラムを回
転させることによりドラムの端面上における釣合い重り
の位置を所定の位置に移動させることができる。
【0021】(7)第7の発明 第7の発明に係る描画装置は、第6の発明に係る描画装
置の構成において、ドラムの端面上における複数の釣合
い重りの位置を記憶する記憶手段をさらに備え、制御手
段は、記憶手段に記憶された釣合い重りの位置に基づい
て係止手段により釣合い重りが係止される位置まで駆動
手段によりドラムを回転させるものである。
【0022】この場合、記憶手段がドラムの端面上にお
ける複数の釣合い重りの位置を記憶している。このた
め、制御手段が記憶手段から釣合い重りの位置を取り出
し、その位置を参照してドラムを回転させることによ
り、係止手段が釣合い重りを容易に係止することができ
る。
【0023】(8)第8の発明 第8の発明に係る描画装置は、第6の発明に係る描画装
置の構成において、ドラムの各端面上における各釣合い
重りの位置を検出する検出手段をさらに備え、制御手段
は、検出手段により検出された釣合い重りの位置に基づ
いて係止手段により釣合い重りが係止される位置まで駆
動手段によりドラムを回転させるものである。
【0024】この場合、ドラムの各端面上における各釣
合い重りの位置は検出手段により検出される。そして、
制御手段は、検出された釣合い重りの位置に基づいてド
ラムを回転させることにより、係止手段が釣合い重りを
容易に係止することができる。
【0025】(9)第9の発明 第9の発明に係る描画装置は、第5〜第8のいずれかの
発明に係る描画装置の構成において、感光材料に関する
情報を入力する入力手段をさらに備え、位置算出手段
は、入力手段から入力された情報に基づいて複数の釣合
い重りの位置を算出するものである。
【0026】種々の感光材料に関する情報は入力手段を
用いて入力される。そして、位置算出手段は、入力手段
から入力された情報に基づいて複数の釣合い重りの位置
を算出する。これにより、感光材料の種類が異なる場合
に、情報を入力することにより、感光材料の種類にかか
わらず複数の釣合い重りを最適な位置に配置することが
できる。
【0027】(10)第10の発明 第10の発明に係る描画装置は、第5〜第9のいずれか
の発明に係る描画装置の構成において、位置算出手段
が、感光材料および固定部材に関する情報に基づいて、
ドラムの回転中心を基準とする感光材料の重心の位置ベ
クトルと感光材料の質量との積およびドラムの回転中心
を基準とする固定部材の重心の位置ベクトルと固定部材
の質量との積を合成することによって不釣合い量を求
め、ドラムの回転中心を基準とする複数の釣合い重りの
位置ベクトルとそれぞれ対応する釣合い重りの質量との
積を合成することにより得られる合成ベクトルが不釣合
い量と釣り合うように複数の釣合い重りの位置を算出す
るものである。
【0028】これにより、固定部材および感光材料の回
転により生じる不釣合い量と釣り合うように複数の釣合
い重りの位置を容易に算出することができる。
【0029】(11)第11の発明 第11の発明に係る描画装置は、第5〜第10のいずれ
かの発明に係る描画装置の構成において、ドラムに装着
される感光材料に関する情報を検出する情報検出手段を
さらに備え、位置算出手段は、情報検出手段により検出
された情報に基づいて、ドラムの回転時に固定部材およ
び感光材料の遠心力により生じる不釣合い力を打ち消す
複数の釣合い重りの位置を算出するものである。
【0030】この場合、ドラムに装着される感光材料に
関する情報が検出され、検出された情報に基づいてドラ
ムに作用する遠心力により生じる不釣合いを打ち消すよ
うに複数の釣合い重りの位置が算出される。したがっ
て、感光材料に関する情報の設定誤りがあった場合で
も、ドラムの回転時に不釣合い力によるドラムの強制振
動が発生することが防止される。
【0031】(12)第12の発明 第12の発明に係る描画装置は、第11の発明に係る描
画装置の構成において、情報検出手段は、ドラムに装着
される感光材料の情報として感光材料の寸法を検出する
ものである。
【0032】この場合、ドラムに装着される感光材料の
寸法が検出されるので、感光材料の寸法の設定誤りがあ
った場合でもドラムの回転時に不釣合い力による強制振
動の発生が防止される。
【0033】(13)第13の発明 第13の発明に係る描画装置は、第1〜第12のいずれ
かの発明に係る描画装置の構成において、ドラムに作用
する遠心力により生じる不釣合い力の有無を検出する不
釣合い検出手段をさらに備えたものである。
【0034】この場合、ドラムに作用する遠心力により
生じる不釣合い力の有無が検出されるので、ドラムの回
転時に不釣合い力による強制振動の発生を防止すること
が可能となる。
【0035】(14)第14の発明 第14の発明に係る描画装置は、第13の発明に係る描
画装置の構成において、不釣合い検出手段は、駆動手段
の駆動力を解除してドラムを駆動手段から自由状態にす
る駆動解除手段と、駆動解除手段によりドラムが自由状
態にされた後にドラムが回転するか否かを検出する回転
検出手段と、回転検出手段の検出結果に基づいて不釣合
い力の有無を判定する判定手段とを備えたものである。
【0036】この場合、駆動手段の駆動力が解除される
ことによりドラムが駆動手段から自由状態にされる。不
釣合い力がある場合にはドラムが回転するので、ドラム
が回転するか否かを検出することにより、不釣合い力の
有無を判定することができる。
【0037】(15)第15の発明 第15の発明に係る描画装置は、第14の発明に係る描
画装置の構成において、判定手段は、回転検出手段によ
りドラムが回転したことが検出された場合に不釣合い力
があると判定し、回転検出手段によりドラムが回転しな
かったことが検出された場合に駆動手段によりドラムを
所定の角度回転させた後に駆動解除手段により駆動手段
の駆動力を解除してドラムを駆動手段から自由状態に
し、回転検出手段によりドラムが回転したことが検出さ
れた場合に不釣合い力があると判定し、回転検出手段に
よりドラムが回転しなかったことが検出された場合に不
釣合い力がないと判定するものである。
【0038】ドラムが自由状態にされた後にドラムが回
転した場合には、不釣合い力があると判定することがで
きる。不釣合い力がある場合でも、ドラムが自由状態に
されたときに不釣合い力が重力方向に一致する場合に
は、ドラムが回転しない。そこで、ドラムが回転しなか
ったことが検出された場合には、駆動手段によりドラム
が所定の角度回転された後にドラムが自由状態にされ
る。この状態で、ドラムが回転した場合には、不釣合い
力があると判定することができる。また、この状態で、
ドラムが回転しなかった場合には、不釣合い力がないと
判定することができる。
【0039】(16)第16の発明 第16の発明に係る釣合い重りの取り付け方法は、感光
材料が固定部材により装着された円筒状のドラムを回転
駆動しつつ感光材料に光を照射して描画を行う描画装置
において、ドラムの回転時に感光材料および固定部材の
遠心力により生じる不釣合い力を打ち消すための釣合い
重りをドラムに取り付ける釣合い重りの取り付け方法で
あって、ドラムの不釣合い力を打ち消すような遠心力を
生じさせるように、ドラムの回転軸を中心とする円周に
沿って設けられる複数の釣合い重りの取り付け位置を算
出する工程と、算出された取り付け位置に複数の釣合い
重りを取り付ける工程とを備えたものである。
【0040】第16の発明に係る釣合い重りの取り付け
方法においては、固定部材および感光材料により生じる
不釣合い力を打ち消すように釣合い重りをドラムの回転
軸を中心とする円周に沿って取り付けることができる。
これにより、ドラムの回転軸に強制振動を生じさせるこ
となくドラムを高速回転させて描画を行うことができ
る。
【0041】(17)第17の発明 第17の発明に係る釣合い重りの取り付け方法は、第1
6の発明に係る釣合い重りの取り付け方法において、複
数の釣合い重りは、ドラムの両端面の回転軸を中心とす
る円周に沿って少なくとも2つずつ設けられたものであ
る。
【0042】この場合には、固定部材および感光材料に
より生じる不釣合い力を打ち消すように少なくとも2つ
ずつの釣合い重りをドラムの両端面に取り付けることが
できる。これにより、ドラムの回転軸に強制振動を生じ
させることなくドラムを高速回転させて描画を行うこと
ができる。
【0043】(18)第18の発明 第18の発明に係る釣合い重りの取り付け方法は、第1
6または第17の発明に係る釣合い重りの取り付け方法
において、釣合い重りの取り付け位置を算出する工程
が、感光材料および固定部材に関する情報に基づいて、
ドラムの回転中心を基準とする感光材料の重心の位置ベ
クトルと感光材料の質量との積およびドラムの回転中心
を基準とする固定部材の重心の位置ベクトルと固定部材
の質量との積を合成することにより不釣合い量を求める
工程と、ドラムの回転中心を基準とする複数の釣合い重
りの位置ベクトルとそれぞれ対応する釣合い重りの質量
との積を合成することにより得られる合成ベクトルが不
釣合い量と釣り合うように複数の釣合い重りの位置を算
出する工程とを含むものである。
【0044】これにより、種々の感光材料の描画処理ご
とに感光材料および固定部材による不釣合い量が求めら
れ、さらに不釣合い量と釣り合うように複数の釣合い重
りの位置が算出される。そして、算出された釣合い重り
の位置に基づいて、釣合い重りがドラムの両端面に取り
付けられ、それによって記録ドラムの回転軸に強制振動
が生じることが防止される。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
ける描画装置の概略図であり、図2は図1の描画装置の
主要部の概略図である。
【0046】図1において、描画装置は円筒状の記録ド
ラム1を備える。記録ドラム1は、両端が軸受けに支持
された回転軸3を中心に回転自在に支持されている。回
転軸3の一端側には、1対のプーリ9,11、ベルト1
0およびモータ12からなる駆動機構が接続されてい
る。駆動機構は、モータ12の回転を1対のプーリ9,
11およびベルト10を介して回転軸3に伝えて記録ド
ラム1を回転駆動する。
【0047】図2において、記録ドラム1の外周面に対
向する位置には記録ヘッド120が配設されている。記
録ヘッド120は複数のレーザダイオード100を備え
る。記録ヘッド120は、ガイド130に移動可能に取
り付けられ、記録ドラム1の回転に同期して副走査方向
Bへ移動する。
【0048】刷版2の主走査方向Aにおける現在位置
は、記録ドラム1の回転軸3に取り付けられた回転角度
検出器13から出力される検出信号に基づいて検出され
る。記録ヘッド120の副走査方向Bにおける現在位置
は、リニアエンコーダ150から出力される検出信号に
基づいて検出される。
【0049】記録ヘッド120の複数のレーザダイオー
ド100は、レーザダイオード駆動回路部160により
駆動される。レーザダイオード駆動回路部160は、記
録ヘッド120の複数のレーザダイオード100に対応
して複数のレーザダイオード駆動回路110を含む。
【0050】画像信号発生回路180は、シリアルな画
像信号VDSを発生する。シリアル/パラレル変換器1
70は、画像信号発生回路180により発生されたシリ
アル画像信号VDSをパラレルな画像信号VD1〜VD
nに変換し、それらの画像信号VD1〜VDnをレーザ
ダイオード駆動回路部160の複数のレーザダイオード
駆動回路110にそれぞれ与える。これにより、記録ヘ
ッド120の各レーザダイオード100が、対応するレ
ーザダイオード駆動回路110により駆動され、レーザ
光を刷版2に照射する。
【0051】図3は記録ドラムの斜視図であり、図4は
記録ドラムの側面図である。記録ドラム1の外周面に
は、刷版2を取り付けるための固定クランプ4および移
動クランプ5が配設されている。固定クランプ4は記録
ドラム1の外周面に固定されており、移動クランプ5は
刷版2の大きさに応じて記録ドラム1の外周面上を移動
可能に形成されている。また、固定クランプ4と反対側
の記録ドラム1の外周面には固定クランプ用バランス部
材8が取り付けられている。この固定クランプ用バラン
ス部材8は固定クランプ4とほぼ等しい重さに形成され
ている。これにより、記録ドラム1の回転時に、固定ク
ランプ4の遠心力に釣り合う遠心力を生じさせ、不釣合
い力が生じることを防止する。
【0052】記録ドラム1の両端面には、回転軸3を中
心とする環状溝6が形成されている。各端面の環状溝6
の内部には2個の釣合い重り7が配設されている。釣合
い重り7は永久磁石からなり、金属製の記録ドラム1の
端面に磁力により吸着する。釣合い重り7は環状溝6の
任意の位置に移動可能であり、釣合い重り7の表面に
は、釣合い重り7の位置を調整するための重り位置調整
部15の調整ピン16が挿入される孔7aが形成されて
いる。この釣合い重り7は、記録ドラム1の回転軸3に
作用する遠心力が釣り合った状態で回転しうるように配
置される。釣合い重り7の配置動作については後に詳述
する。
【0053】図1において、記録ドラム1の両端面に対
向して1対の重り位置調整部15が配置されている。重
り位置調整部15は記録ドラム1の端面に対して進退自
在な調整ピン16を有している。調整ピン16は、釣合
い重り7の位置調整時に伸長し、釣合い重り7の孔7a
内に侵入し、釣合い重り7の移動を禁止する。調整ピン
16が釣合い重り7の孔7a内に挿入された状態で記録
ドラム1が回転されると、記録ドラム1の端面が釣合い
重り7と摺動しながら回転移動する。これにより、記録
ドラム1の端面上における釣合い重り7の円周方向の位
置が移動される。
【0054】制御部14は回転角度検出器13からの検
出信号を受け取るとともに、記録ドラム1を回転駆動す
るモータ12、1対の重り位置調整部15の各動作を制
御する。
【0055】入力部18は、刷版2の大きさや重さ等の
情報を入力する。また、位置算出部19は、入力部18
から入力された刷版2の物理的特性データに基づいて釣
合い重り7の配設位置を算出する。さらに、記憶部20
は釣合い重り7の配設位置を記憶する。
【0056】本実施例においては、記録ドラム1が本発
明のドラムに相当し、駆動機構が駆動手段に相当し、移
動クランプ5が固定部材に相当し、釣合い重り7が釣合
い重りに相当し、環状溝6が環状の溝に相当する。さら
に、位置算出部19が位置算出手段に相当し、制御部1
4が制御手段に相当し、重り位置調整部15が係止手段
に相当し、記憶部20が記憶手段に相当し、入力部18
が入力手段に相当する。
【0057】次に、描画装置における釣合い重り7の位
置調整動作について説明する。釣合い重り7の位置調整
動作は、制御部14の制御に基づいて、不釣合い力の算
出工程、釣合い重りの配設位置算出工程および釣合い重
りの位置調整工程により行われる。
【0058】前処理の刷版と大きさや重さの異なる新た
な刷版の描画処理を行う場合、入力部18から刷版の大
きさや重さ等の情報が予め入力される。その後、以下の
各工程が行われる。
【0059】(1)不釣合い力の算出工程 記録ドラム1が高速回転すると、記録ドラム1の外周面
に配設された固定クランプ4、移動クランプ5、刷版2
および固定クランプ用バランス部材8ではそれぞれの重
心位置から記録ドラム1の半径方向の外方に向く遠心力
が生じる。通常、これらの部材は各々の遠心力の釣合い
を考慮して配置されていない。このため、各部材の遠心
力の作用方向および大きさのばらつきにより不釣合い力
が生じる。この不釣合い力は記録ドラム1の回転に伴っ
てその作用方向が周期的に変化する。このため、記録ド
ラム1の回転軸3に強制振動が加えられ、故障の原因と
なる。
【0060】そこで、位置算出部19は、上記各部材の
位置や質量の情報に加え、入力された刷版2の大きさや
質量等の情報に基づいて記録ドラム1に生じる不釣合い
力を以下のように算出する。
【0061】図5は記録ドラムの移動クランプおよび刷
版の遠心力による不釣合い力を示す模式図(a)、およ
び不釣合い力のベクトル図(b)である。以下の説明に
おいて、記録ドラム1に生じる遠心力、不釣合い力およ
び不釣合い力を打ち消すための釣合い力を示す式中に
は、それぞれ共通する回転角速度の項が含まれている。
そこで、以下では、共通する角速度の項を省略して取り
扱う。これにより、不釣合い力および釣合い力から角速
度の項が省略されたものをそれぞれ不釣合い量Dおよび
釣合い量Bとして参照する。
【0062】また、固定クランプ4と固定クランプ用バ
ランス部材8とは互いの遠心力が釣り合うように配置さ
れている。このため、以下の不釣合い量Dの算出対象か
ら除外する。
【0063】さらに、以下の説明では、回転軸3を回転
中心とし、回転中心と固定クランプ4とを通る方向をY
軸、Y軸に直交する方向をX軸とするX−Y座標系を記
録ドラム1の端面上に固定する。さらに、Y軸から反時
計回りの円周方向をθ方向とする。
【0064】図5(a)に示すように、記録ドラム1が
高速で回転すると、刷版2の重心Gに遠心力Fgが生じ
る。この刷版2の遠心力Fgの円周方向の角度をθgと
する。
【0065】また、移動クランプ5では、移動クランプ
5の重心に遠心力Fcが生じる。この移動クランプ5の
遠心力Fcの円周方向の角度をθcとする。
【0066】そこで、記録ドラム1の回転軸3には刷版
2の遠心力Fgと移動クランプ5の遠心力Fcとの合成
量が不釣合い量Dとして作用する。
【0067】図5(b)において、不釣合い量DのX軸
方向の成分をDx、Y軸方向の成分をDyとすると、D
x,Dyは遠心力Fg,Fcより下式で求められる。
【0068】
【数1】
【0069】なお、式(1),(2)中、Fgx,Fg
yはそれぞれ遠心力FgのX軸方向成分およびY軸方向
成分を示し、Fcx,Fcyはそれぞれ遠心力FcのX
軸方向成分およびY軸方向成分を示している。
【0070】さらに、不釣合い量Dが作用する円周方向
の角度をθD とすると、不釣合い量Dの大きさおよび円
周方向の角度θD は、それぞれ下式となる。
【0071】
【数2】
【0072】
【数3】
【0073】これにより、不釣合い量Dの大きさと作用
方向が求められる。
【0074】(2)釣合い重りの配設位置算出工程 不釣合い量Dの大きさおよび作用方向が求められると、
位置算出部19は、この不釣合い量Dを打ち消すような
釣合い量Bを以下のように算出する。
【0075】図6は記録ドラムにおける釣合い重りの遠
心力による釣合い力を示す模式図(a)、および釣合い
力のベクトル図(b)である。図6(a)において、釣
合い量Bは不釣合い量Dと大きさが等しく、作用方向が
逆方向となるように設定される。釣合い量Bは記録ドラ
ム1の各端面で2つ、すなわち両端面で4つの釣合い重
り7の遠心力Fwの合成量となる。各釣合い重り7の質
量は予め定められている。また、回転軸3の中心から各
釣合い重り7の重心までの距離Rwは環状溝6により規
定される。
【0076】釣合い重り7は記録ドラム1の両端面にお
いて対称に配置される。そこで、2つの釣合い重り7間
の夾角θwを調整して所望の釣合い量Bを求める。な
お、2つの釣合い重り7は釣合い量Bの作用方向の両側
に均等に振り分けて配置されるものとする。
【0077】各釣合い重り7の質量をMwとすると、各
釣合い重り7の遠心力Fwは、
【0078】
【数4】
【0079】となる。そこで記録ドラム1の両端面に配
置された4個の釣り合い重り7による遠心力Fwの合成
量、すなわち釣合い量Bの大きさは、
【0080】
【数5】
【0081】となる。この釣合い量Bの大きさが先に求
めた不釣合い量Dの大きさと等しくなればよい。この関
係に基づいて、2つの釣合い重り7間の夾角θwは、
【0082】
【数6】
【0083】により求められる。
【0084】以上の工程により、記録ドラム1の各端面
における一方および他方の釣合い重り7の円周方向の角
度(取り付け角度)θ1 ,θ2 は下式により求められ
る。
【0085】
【数7】
【0086】(3)釣合い重りの位置調整工程 上記(1)、(2)の工程により、2つの釣合い重り7
の取り付け角度θ1 ,θ2 が求められると、釣合い重り
7が求められた取り付け角度の位置に移動される。
【0087】図1において、記憶部20上には、先の描
画処理終了時の記録ドラム1の端面上での釣合い重り7
の取り付け角度θ1 ,θ2 を記憶している。そこで、制
御部14は、回転角度検出器13から記録ドラム1の現
在の回転位置情報および釣合い重り7の取り付け角度情
報に基づいてモータ12を駆動して記録ドラム1を回転
させ、重り位置調整部15の調整ピン16と一方の釣合
い重り7の孔7aとを一致させる。そして、調整ピン1
6を伸長し、釣合い重り7の孔7aの内部に調整ピン1
6を挿入する。この状態で記録ドラム1を回転させて一
方の釣合い重り7を上記の(2)の工程で求められた取
り付け角度θ1 の位置に相対移動させる。その後、調整
ピン16を後退させる。これにより、一方の釣合い重り
7の位置調整が終了する。
【0088】次に、制御部14は記録ドラム1を回転さ
せ、他方の釣合い重り7の孔7aと重り位置調整ピン1
5の調整ピン16とを一致させる。そして、調整ピン1
6を伸長し、釣合い重り7の孔7a内に挿入する。この
状態で記録ドラム1を回転し、他方の釣合い重り7を上
記(2)の工程で求められた取り付け角度θ2 の位置に
相対移動させる。その後、調整ピン16を後退させる。
これにより、他方の釣合い重り7の位置調整が終了す
る。
【0089】以上の工程により、刷版2および移動クラ
ンプ5の遠心力に釣り合うように4つの釣合い重り7が
配設される。これによって回転軸3の軸受けに強制振動
が生じることなく記録ドラム1を高速で回転させること
ができる。
【0090】図7は本発明の第2の実施例による描画装
置の概略図である。第2の実施例による描画装置では、
釣合い重り7の位置を検出する位置検出器17が設けら
れている。位置検出器17としては光電式センサあるい
は磁気センサ等が用いられる。
【0091】位置検出器17は釣合い重り7の配設位置
調整工程において、位置調整前の釣合い重り7の位置を
検出する。そして、検出された釣合い重り7の位置に基
づいて重り位置調整部15の調整ピン16と釣合い重り
7の孔7aとが一致するように記録ドラム1が回転され
る。その後、第1の実施例と同様の動作により釣合い重
り7の位置調整が行われる。
【0092】このように、位置検出器17を設けること
により、刷版2への描画処理ごとに釣合い重り7の位置
を記憶する記憶部を設ける必要がなくなり、構成が簡素
化される。
【0093】なお、本実施例においては、位置検出器1
7が本発明の検出手段に相当する。図8は本発明の第3
の実施例による描画装置の記録ドラムの側面模式図であ
る。第3の実施例による描画装置は、第1および第2の
実施例による描画装置に対し、釣合い重りの位置調整動
作が異なる。この第3の実施例による描画装置では、釣
合い重りの取り付け位置を記憶することなく、また釣合
い重りの位置を検出する手段を備えることなく、以下の
ようにして釣合い重りを所定位置に移動させることがで
きる。
【0094】図8において、釣合い重り21は環状溝6
内に配置されており、各釣合い重り21の円周方向の端
面にテーパ状の切欠き部21aが形成されている。この
切欠き部21aは重り位置調整部15の調整ピン16が
常に釣合い重り21の一定の位置に当接するように調整
ピン16を案内する。
【0095】上記第1および第2の実施例と同様に、位
置算出部19により釣合い重りの取り付け角度が算出さ
れると、位置調整工程に移行し、まず重り位置調整部1
5の調整ピン16を環状溝6内に伸長させる。そして、
記録ドラム1を少なくとも1回転させた後、記録ドラム
1の固定クランプ4が回転方向の原点位置となるように
記録ドラム1を停止させる。これにより、図8に示すよ
うに、各端面において2つの釣合い重り21が調整ピン
16により回転方向の原点位置に揃えられる。
【0096】次に、記録ドラム1を移動させて調整ピン
16を2つの釣合い重り21間の切欠き部21a内に挿
入する。そして、調整ピン16が一方の釣合い重り21
に当接するように記録ドラム1を回転し、一方の釣合い
重り21を記録ドラム1の環状溝6内の取り付け角度θ
1 の位置まで移動させる。これにより、一方の釣合い重
り21の位置調整が終了する。
【0097】また、上記と同様にして、調整ピン16が
他方の釣合い重り21に当接するように記録ドラム1を
回転し、他方の釣合い重り21を取り付け角度θ2 の位
置に移動させる。これにより、他方の釣合い重り21の
位置調整が終了する。このように、本実施例では釣合い
重り21の位置を予め記憶したり、検出したりすること
なく、釣合い重り21を所定の取り付け位置に移動させ
ることができる。
【0098】なお、上記第1〜第3の実施例による描画
装置は、重り位置調整部15を用いて釣合い重り7,2
1の位置調整を行うように構成されているが、釣合い重
り7,21の配設位置を求めた後、作業者が記録ドラム
1の両端面上の配設位置に直接釣合い重り7,21を装
着してもよい。この場合には、重り位置調整部15が不
要となり、描画装置の構成が簡素化される。
【0099】また、上記第1〜第3の実施例において
は、釣合い重り7,21を記録ドラム1の端面にそれぞ
れ2個配置した例について説明したが、これに限定され
ることなく端面当たり少なくとも2個の釣合い重り7,
21を配置すればよい。釣合い重り7,21の数が多く
なることにより、個々の釣合い重りを小さくすることが
でき、配置が容易となるとともに微調整が容易となる。
【0100】さらに、上記第1〜第3の実施例において
は、釣合い重り7,21を環状溝6内に配設したが、環
状溝6を設けることなく記録ドラム1の端面に直接取り
付けてもよい。
【0101】さらに、釣合い重り7,21は磁石に限定
されるものではなく、記録ドラム1の端面に機械的に取
り付ける構造を有してもよい。
【0102】図9は本発明の第4の実施例による描画装
置の概略正面図であり、図10は図9の描画装置の概略
側面図である。
【0103】図9および図10において、描画装置は、
円筒状の記録ドラム1を備える。記録ドラム1は、回転
駆動装置200により回転軸1aの周りで矢印Aの方向
(主走査方向)に回転駆動される。回転駆動装置200
は、記録ドラム1の回転軸に駆動力を与えるサーボモー
タおよび記録ドラム1の回転量を検出するエンコーダを
含む。
【0104】記録ドラム1の外周面には、感光材料とし
てアルミニウム製の刷版2が装着される。刷版2の一端
は複数の先端クランプ40により記録ドラム1の外周面
に固定され、刷版2の他端は複数の後端クランプ50に
より記録ドラム1の外周面に固定されている。複数の先
端クランプ40が第1の実施例における固定クランプ4
に対応し、複数の後端クランプ50が第1の実施例にお
ける移動クランプ5に対応する。
【0105】図10に示すように、記録ドラム1の両端
面には、それぞれ環状溝6が形成され、環状溝6内にそ
れぞれ2つの釣合い重り7が円周方向に移動可能に装着
されている。回転駆動装置200の上部には、釣合い重
り7を移動させるための重り位置調整部700が配置さ
れている。
【0106】図9に示すように、記録ドラム1の前方側
には、複数のレーザダイオード100を備えた記録ヘッ
ド120が配設されている。記録ヘッド120、レーザ
ダイオード駆動回路部160、シリアル/パラレル変換
器170および画像信号発生回路180の構成および動
作は、図2の描画装置における対応する部分の構成およ
び動作と同様である。
【0107】図10に示すように、記録ドラム1の後方
側には、クランプ駆動装置300が設けられている。ク
ランプ駆動装置300は、記録ドラム1上への後端クラ
ンプ50の取り付け、記録ドラム1からの後端クランプ
50の取り外し、および記録ドラム1上の先端クランプ
40の解除を行うために用いられる。
【0108】クランプ駆動装置300は、矢印Cの方向
に揺動可能な一対のクランプアーム310を備える。図
9に示すように、一対のクランプアーム310間には、
駆動バー311が取り付けられ、駆動バー311に複数
の第1駆動装置320が取り付けられている。第1駆動
装置320には、後端クランプ50の固定および解放を
行うための駆動ピン321、後端クランプ50を保持す
る2つの保持ピン322、および刷版2の取り付け時に
先端クランプ40を解除する解除ピン323が設けられ
ている。また、クランプ駆動装置300は、刷版2の取
り外し時に先端クランプ40を解除する第2駆動装置
(図示せず)を備えている。
【0109】また、図10に示すように、記録ドラム1
の上方には、搬送ユニット900が矢印Rの方向に揺動
可能に配設されている。搬送ユニット900は、刷版搬
入用の第1の搬送路91および刷版搬出用の第2の搬送
路92を有する。刷版2の搬入時には、搬送ユニット9
00の第1の搬送路91を通して刷版2を記録ドラム1
上に供給する。また、刷版2の搬出時には、記録ドラム
1から取り外された刷版2を搬送ユニット900の第2
の搬送路92を通して外部に搬出する。
【0110】搬送ユニット900の先端側には、刷版2
に位置決め孔を開けるためのパンチ装置600が配設さ
れている。刷版2は、記録ドラム1上への供給前に、搬
送ユニット900の第1の搬送路91を通してパンチ装
置600に供給され、刷版2の先端に位置決め孔が形成
される。刷版2の位置決め孔は、記録ドラム1の外周面
に設けられた位置決めピン(図示せず)に係合する。
【0111】図10の制御部400は、CPU(中央演
算処理装置)、記憶装置、入出力インタフェース等から
なり、描画装置の各部を制御する。この制御部400に
は、作業者が刷版2の寸法等の各種情報および各種指令
を入力するための操作パネル500が接続されている。
【0112】図11は記録ドラム1の一方の端面を示す
側面図である。図11に示すように、記録ドラム1の端
面には、環状溝6が形成されている。環状溝6内には、
孔7aを有する2つの釣合い重り7が円周方向に移動可
能に装着されている。
【0113】図12は釣合い重り7の斜視図である。図
12に示すように、釣合い重り7は、重り本体部70お
よび一対の樹脂板71を備える。重り本体部70の両側
面に樹脂板71が取り付けられている。釣合い重り7
は、記録ドラム1の環状溝6内において樹脂板71の端
面で摺動する。また、重り本体部70には磁石72が内
蔵されている。さらに、重り本体部70の孔7aが形成
された面に垂直に突出する位置検出用ドグ73が取り付
けられている。
【0114】図13は重り位置調整部700の構成およ
び動作を示す正面図である。図13において、記録ドラ
ム1の材質としては、軽量化のためにアルミニウムが使
用されている。記録ドラム1の環状溝6の底面には、薄
い板金6aがビス止めされている。釣合い重り7に内蔵
される磁石72が板金6aを吸引することにより釣合い
重り7が環状溝6内で固定される。
【0115】重り位置調整部700は駆動装置本体部7
01を備える。駆動装置本体部701にはカム駆動モー
タ702が設けられている。カム駆動モータ702には
カム703が取り付けられている。また、駆動装置本体
部701には、駆動板704が回動軸705の周りで回
動可能に取り付けられている。駆動板704の一端部
は、スプリング706により矢印S1の方向に付勢され
ている。駆動板704の他端部には、U字形切欠き70
7が形成されている。
【0116】また、駆動装置本体部701には、駆動ピ
ン708が取り付け部材709により水平方向に摺動自
在に取り付けられている。駆動ピン708の後端には、
駆動板704のU字形切欠き707に係合する係合ピン
710が設けられている。
【0117】駆動装置本体部701の前面には、釣合い
重り7の位置検出用ドグ73を検出するための反射型の
釣合い重り検出センサ711が取り付けられている。ま
た、駆動装置本体部701の上面には、駆動板704を
検出するための反射型の駆動板検出センサ712が取り
付けられている。
【0118】図13(a)に示すように、初期状態で
は、スプリング706により駆動板704が矢印S1の
方向に付勢されている。それにより、駆動ピン708
は、記録ドラム1の端面から離間している。このとき、
駆動板検出センサ712により駆動板704の一端部が
検出されている。
【0119】記録ドラム1の環状溝6内の釣合い重り7
は、釣合い重り検出センサ711により検出される。図
13(b)に示すように、釣合い重り7の駆動時には、
カム駆動モータ702によりカム703が所定角度回転
する。それにより、駆動板704がスプリング706の
付勢力に抗して矢印S2の方向に回動する。その結果、
駆動ピン708が記録ドラム1の端面に向かう方向に押
し出され、釣合い重り7の孔7aに挿入される。
【0120】この状態で、記録ドラム1を回転させるこ
とにより、釣合い重り7を記録ドラム1の環状溝6内で
円周方向に移動させることができる。
【0121】その後、カム駆動モータ702によりカム
703を初期状態に戻すと、駆動板704がスプリング
706の付勢力により矢印S1の方向に回動する。それ
により、駆動ピン708が後退し、釣合い重り7の孔7
aから取り外される。釣合い重り7は磁石72の磁力に
より環状溝6内に固定される。
【0122】図14は搬送ユニット900の構成を示す
側面図である。搬送ユニット900は、ユニット本体部
900a内に刷版搬入用の第1の搬送路91、刷版搬出
用の第2の搬送路92、搬送路切り替え機構93、第1
の搬送機構94、および第2の搬出機構95を備える。
【0123】搬送路切り替え機構93は、搬送路切り替
えモータ930、ギア931、カムギア932、カムフ
ォロア933およびカムフォロアガイド934により構
成される。搬送路切り替えモータ930にギア931が
取り付けられ、ギア931にカムギア932が噛み合っ
ており、カムフォロア933はカムギア932に固定さ
れている。カムフォロア933はカムフォロアガイド9
34に係合している。カムフォロアガイド934はユニ
ット本体部900aに固定され、ユニット本体部900
aは後部を中心に所定の支持部材(図示せず)により揺
動自在に支持されている。
【0124】搬送路切り替えモータ930が回転する
と、ギア931を介してカムギア932が回転し、カム
ギア932に固定されたカムフォロア933によりカム
フォロアガイド934が上下動する。それにより、搬送
ユニット900が矢印Rの方向に揺動する。
【0125】第1の搬送機構94は、搬送ローラ駆動モ
ータ940、プーリ941a,941b,941c,9
41d、ベルト942、および3つの搬送ローラ94
3,944,945により構成される。搬送ローラ駆動
モータ940にプーリ941aが取り付けられ、搬送ロ
ーラ943,944,945にそれぞれプーリ941
b,941c,941dが取り付けられている。搬送ロ
ーラ駆動モータ940の回転力は、プーリ941aから
ベルト942を介してプーリ941b,941c,94
1dに伝達される。それにより、搬送ローラ943,9
44,945が回転する。
【0126】第2の搬送機構95は、搬送ローラ駆動モ
ータ950および搬送ローラ951,952により構成
される。搬送ローラ駆動モータ950により搬送ローラ
951,952が回転駆動される。
【0127】また、第1の搬送路91の搬送ローラ94
3に近接してニップローラ963が配設されている。ニ
ップローラ963は揺動部材962により揺動可能に支
持されている。ニップローラ駆動モータ960にギア9
61aが取り付けられている。ギア961aは揺動部材
962に取り付けられたギア961bに噛み合ってい
る。ニップローラ駆動モータ960が回転すると、ギア
961a,961bを介して揺動部材962が揺動し、
ニップローラ963が搬送ローラ943に接触する。そ
れにより、搬送ローラ943およびニップローラ963
により刷版2が保持される。
【0128】第1の搬送路91の先端部には、刷版2の
先端を検出する刷版先端検出センサ970が配設され、
第1の搬送路91の中央部には、刷版2の後端を検出す
る刷版後端検出センサ971が配設されている。
【0129】図14および図15を参照しながら搬送ユ
ニット900の動作を説明する。刷版2の搬入時には、
搬送ユニット900の第1の搬送路91上に刷版2をセ
ットし、図10のパンチ装置600により刷版2の先端
に位置決め孔を形成した後、図14に示すように、搬送
路切り替えモータ930により搬送ユニット900を下
方位置まで揺動させる。また、ニップローラ駆動モータ
960によりニップローラ963を搬送ローラ943か
ら離間させる。
【0130】また、クランプアーム310を揺動させ、
第1駆動装置320を記録ドラム1の外周面に接近さ
せ、第1駆動装置320の解除ピン323により先端ク
ランプ40の後端部を押圧する。それにより、先端クラ
ンプ40の前端部と記録ドラム1の外周面との間に隙間
が形成される。
【0131】この状態で、搬送ローラ駆動モータ940
を回転させ、刷版2を記録ドラム1の方向に搬送し、先
端クランプ40の前端部と記録ドラム1の外周面との間
の隙間に刷版2の先端を挿入するとともに、刷版2の位
置決め孔を記録ドラム1上の位置決めピンに嵌合させ
る。
【0132】搬送ローラ駆動モータ940を停止させた
後、クランプアーム310を逆方向に戻し、第1駆動装
置320の解除ピン323を先端クランプ40から離間
させる。それにより、先端クランプ40により刷版2の
先端が記録ドラム1の外周面に固定される。
【0133】その後、搬送ローラ駆動モータ940を回
転させるとともに記録ドラム1を回転させ、刷版2を記
録ドラム1の外周面に巻き付けた後、図10に示したよ
うに後端クランプ50により刷版2の後端を記録ドラム
1の外周面に固定する。
【0134】刷版2の搬出時には、クランプ駆動装置3
00の第1駆動装置320により後端クランプ50を解
除した後、記録ドラム1を逆方向に回転させる。そし
て、図15に示すように、刷版2の先端を搬送ユニット
900の第2の搬送機構95の搬送ローラ951,95
2間に差し込み、搬送ローラ駆動モータ950により搬
送ローラ951,952を回転させ、刷版2を搬送ユニ
ット900内の第2の搬送路92に引き込む。その後、
クランプ駆動装置300の第2駆動装置324により記
録ドラム1上の先端クランプ40を解除し、刷版2を搬
送ユニット900の第2の搬送路92を通して外部に搬
出する。
【0135】図16および図17は図9および図10の
描画装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【0136】図10の制御部400は、記録ドラム1の
端面の各釣合い重り7の現在の位置および前回の刷版の
寸法を記憶している。
【0137】まず、作業者は、刷版2を図10の搬送ユ
ニット9の第1の搬送路91にセットし(ステップS
1)、操作パネル500から刷版2の寸法を入力する
(ステップS2)。
【0138】次に、図14に示したように、搬送ユニッ
ト900を下方位置に揺動させ、刷版2を第1の搬送路
91を通して記録ドラム1上に搬送し、刷版2の先端を
先端クランプ40により記録ドラム1の外周面に固定す
る(ステップS3)。
【0139】その後、記録ドラム1を回転させつつ刷版
2を記録ドラム1の外周面に装着する(ステップS
4)。このとき、制御部400は、刷版2の先端が図1
4の刷版先端検出センサ970を通過するタイミング、
刷版2の後端が刷版後端検出センサ971を通過するタ
イミングおよび刷版2の搬送速度に基づいて刷版2の寸
法を検出する(ステップS5)。
【0140】次に、制御部400は、操作パネル500
から入力された刷版2の寸法が記憶している前回の刷版
の寸法と異なるか否かを判別する(ステップS6)。
【0141】操作パネル500から入力された刷版2の
寸法が前回の刷版の寸法と異なる場合には、制御部40
0は、操作パネル500から入力された刷版2の寸法に
基づいて各釣合い重り7の配設位置を算出する(ステッ
プS7)。各釣合い重り7の配設位置の算出方法は、第
1の実施例と同様である。
【0142】そして、重り位置調整部700により記憶
ドラム1の両端面に装着された各釣合い重り7を算出さ
れた配設位置に移動させる(ステップS8)。この場
合、制御部400は、各釣合い重り7の現在の位置を記
憶しているので、まず、記録ドラム1を回転させること
により重り位置調整部700の駆動ピン708の位置ま
で一方の釣合い重り7を移動させる。そして、図13に
示したように、重り位置調整部700の駆動ピン708
を釣合い重り7の孔7aに挿入する。この状態で、記録
ドラム1を回転させることにより釣合い重り7を算出さ
れた配設位置に移動させる。同様に、重り位置調整部7
00により他方の釣合い重り7を算出された配設位置に
移動させる。
【0143】次に、後述する不釣合い検出処理を行う
(ステップS9)。ステップS6で操作パネル500か
ら入力された刷版2の寸法が前回の刷版の寸法と同じ場
合には、各釣合い重り7の配設位置の算出(ステップS
7)および各釣合い重り7の移動(ステップS8)を行
うことなく、不釣合い検出処理を行う(ステップS
9)。
【0144】記録ドラム1の不釣合いが検出された場合
には(ステップS10)、制御部400は、後述する不
釣合い検出後の処理を行う(ステップS11)。その
後、図9および図10の記録ヘッド120による描画処
理を行う(ステップS12)。
【0145】本実施例の描画装置の上記の動作によれ
ば、記録ドラム1の不釣合いが自動的に検出されるの
で、作業者による刷版2の寸法の入力誤りにより記録ド
ラム1に不釣合いが生じることが防止される。したがっ
て、記録ドラム1の強制振動による描画装置の破損が防
止される。
【0146】図18は不釣合い検出処理を示すフローチ
ャートである。まず、回転駆動装置200に含まれるサ
ーボモータの励磁を解除し、記録ドラム1を自由状態に
する(ステップS11)。このとき、記録ドラム1に不
釣合いが発生していれば、記録ドラム1は微妙に回転す
る。そこで、回転駆動装置200に含まれるエンコーダ
の出力パルスを検出することにより、記録ドラム1が回
転したか否かを検出する(ステップS12)。
【0147】記録ドラム1が回転した場合には、記録ド
ラム1に不釣合いが発生していると判定する(ステップ
S17)。ただし、記録ドラム1に不釣合いが発生して
いる場合でも、サーボモータの励磁を解除したときに記
録ドラム1の不釣合い量のベクトルが記録ドラム1の重
力方向と一致するときには、記録ドラム1が回転しな
い。
【0148】そこで、記録ドラム1が回転しない場合に
は、回転駆動装置200により記録ドラム1を90度回
転させる(ステップS13)。そして、回転駆動装置2
00のサーボモータの励磁を解除し、記録ドラム1を自
由状態にする(ステップS14)。
【0149】この状態で、記録ドラム1が回転するか否
かを検出する(ステップS15)。記録ドラム1が回転
した場合には、記録ドラム1に不釣合いが発生している
と判定する(ステップS17)。一方、記録ドラム1が
回転しなかった場合、記録ドラム1は釣合い状態である
と判定する(ステップS16)。
【0150】このようにして、記録ドラム1の不釣合い
を確実に検出することができる。なお、本例では、1回
目のサーボモータの励磁の解除により記録ドラム1が回
転した場合に、記録ドラム1を90度回転させている
が、回転させる角度は90度に限らず、他の角度でもよ
い。
【0151】ステップS11の不釣合い検出後の処理と
しては、次の2つの処理がある。第1の処理は、図15
に示したように、刷版2を搬送ユニット900の第2の
搬送路92に戻す。この場合には、作業者は、搬送ユニ
ット900の第2の搬送路92に戻された刷版2を入力
した寸法を有する別の刷版に取り替えるか、または刷版
2を再び搬送ユニット900の第1の搬送路91にセッ
トし、操作パネル500からその刷版2の正しい寸法を
再入力する。
【0152】第2の処理は、制御部400がステップS
5で検出された刷版2の寸法に基づいて記録ドラム1の
両端面の各釣合い重り7の配設位置を算出し、各釣合い
重り7を算出された配設位置に移動させる。この後、再
び図18の不釣合い検出処理を行ってもよい。
【0153】図19は図9および図10の描画装置の動
作の他の例を示すフローチャートである。なお、図19
において、ステップS31の前の処理は、図16に示し
たステップS1〜S5の処理と同様である。
【0154】図16のステップS5の後、制御部400
は、検出された刷版2の寸法が前回の刷版の寸法と異な
るか否かを判別する(ステップS31)。検出された刷
版2の寸法が前回の刷版の寸法と異なる場合は、検出さ
れた刷版2の寸法に基づいて記録ドラム1の両端面の各
釣合い重り7の配設位置を算出する(ステップS3
2)。そして、記録ドラム1の両端面の各釣合い重り7
を算出された配設位置に移動させる(ステップS3
3)。
【0155】その後、図9および図10の記録ヘッド1
20による描画処理を行う(ステップS34)。ステッ
プS31で検出された刷版2の寸法が前回の刷版の寸法
と同じ場合には、各釣合い重り7の配設位置の算出(ス
テップS32)および各釣合い重り7の移動(ステップ
S33)を行うことなく、図9および図10の記録ヘッ
ド120による描画処理を行う(ステップS34)。
【0156】なお、ステップS34の描画処理の前に図
17の動作と同様に不釣合い検出処理(ステップS9)
および不釣合い検出後の処理(ステップS11)を行っ
てもよい。
【0157】本実施例の描画装置の上記の動作によれ
ば、刷版2の寸法が自動的に検出され、検出された刷版
2の寸法に基づいて記録ドラム1の不釣合いが発生しな
い位置に釣合い重り7が配設されるので、作業者による
刷版2の寸法の入力誤りにより記録ドラム1に不釣合い
が発生することが防止される。したがって、記録ドラム
1の強制振動による描画装置の破損が防止される。
【0158】なお、上記実施例では、搬送ユニット90
0の刷版先端検出センサ970および刷版後端検出セン
サ971により刷版2の長さを検出しているが、搬送ユ
ニット900等に刷版2の幅、厚み等を検出するセンサ
を設けてもよい。
【0159】また、上記実施例では、作業者が刷版2の
情報として刷版2の寸法を入力するとともに刷版2の寸
法を検出し、入力された刷版2の寸法または検出された
刷版2の寸法に基づいて各釣合い重り7の配設位置を算
出しているが、刷版2の情報として刷版2の寸法ととも
に重さ等の他の情報を入力するとともに、刷版2の寸法
とともに重さ等の他の情報を検出し、入力された刷版2
の情報または検出された刷版2の情報に基づいて各釣合
い重り7の配設位置を算出してもよい。
【0160】図20〜図24は釣合い重りの取り付け方
法の他の例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は
側面図である。
【0161】図20の例では、記録ドラム1の両端部に
金属製の円筒部101がそれぞれ延設されている。各円
筒部101の内周面には、2個の釣合い重り7が円周方
向に移動可能かつ固定可能に配設されている。各釣合い
重り7は永久磁石からなり、円筒部101の内周面に磁
力により吸着する。
【0162】各釣合い重り7には、図1の重り位置調整
部15の調整ピン16が挿入可能な孔7aが形成されて
いる。調整ピン16が釣合い重り7の孔7a内に挿入さ
れた状態で記録ドラム1が回転すると、円筒部101の
内周面に沿って釣合い重り7が円周方向に移動する。位
置調整後、釣合い重り7は磁力により円筒部101の内
周面に固定される。
【0163】図21の例では、記録ドラム1の外周面の
両端部近くにそれぞれ円周方向に沿った環状溝61が形
成されている。各環状溝61には、2個の釣合い重り7
の逆T字形の係合部75が円周方向に移動可能かつ固定
可能に装着されている。各釣合い重り7は永久磁石から
なり、金属製の記録ドラム1の環状溝61の内面に磁力
により吸着する。
【0164】各釣合い重り7には、図1の重り位置調整
部15の調整ピン16が挿入可能な孔7aが形成されて
いる。調整ピン16が釣合い重り7の孔7a内に挿入さ
れた状態で記録ドラム1が回転すると、記録ドラム1の
外周面の環状溝61に沿って釣合い重り7が円周方向に
移動する。位置調整後、釣合い重り7は磁力により環状
溝61に固定される。
【0165】図22の例では、記録ドラム1の回転軸3
の両端部に円板状の補助部材62がそれぞれ固定されて
いる。各補助部材62の一面には、回転軸3を中心とす
る円周方向に沿った環状溝63が形成されている。各環
状溝63内には、2個の釣合い重り7が円周方向に移動
可能かつ固定可能に装着されている。補助部材62の環
状溝63の内面は金属からなる。各釣合い重り7は永久
磁石からなり、補助部材62の環状溝63の内面に磁力
により吸着する。
【0166】各釣合い重り7には、図1の重り位置調整
部15の調整ピン16が挿入可能な孔7aが形成されて
いる。調整ピン16が釣合い重り7の孔7a内に挿入さ
れた状態で補助部材62が記録ドラム1とともに回転す
ると、補助部材62の環状溝63に沿って釣合い重り7
が円周方向に移動する。位置調整後、釣合い重り7は磁
力により補助部材62の環状溝63に固定される。
【0167】図23の例では、記録ドラム1の回転軸3
の両端部に、それぞれ2つずつアーム部材65が回転軸
3に対して回転可能かつ固定可能に取り付けられてい
る。アーム部材65は、回転軸3に嵌合する円筒状の取
り付け部65a、長いアーム65bおよび短いアーム6
5cにより構成される。長いアーム65bの端部に釣合
い重り7が固定され、短いアーム65cの端部にバラン
サ66が設けられている。バランサ66は、釣合い重り
7がない場合に、アーム部材65の釣合いを保つ。アー
ム部材65の取り付け部65aは永久磁石からなり、金
属製の回転軸3に磁力により吸着する。
【0168】各釣合い重り7には、図1の重り位置調整
部15の調整ピン16が挿入可能な孔7aが形成されて
いる。調整ピン16が釣合い重り7の孔7a内に挿入さ
れた状態で記録ドラム1とともに回転軸3が回転する
と、アーム部材65が回転軸3に対して回転し、アーム
部材65に固定された釣合い重り7が記録ドラム1に対
して円周方向に移動する。位置調整後、アーム部材65
は磁力により回転軸3に固定される。
【0169】なお、アーム部材65の取り付け部65を
永久磁石により形成する代わりに、回転軸3およびアー
ム部材65の取り付け部65にラチェット構造を設ける
ことにより、アーム部材65を回転軸3に対して回転可
能かつ固定可能に取り付けてもよい。
【0170】図24の例では、記録ドラム1の外周面の
中心部に環状溝68が形成されている。環状溝68内に
2個の釣合い重り7が円周方向に移動可能かつ固定可能
に配設されている。各釣合い重り7は永久磁石からな
り、記録ドラム1の環状溝68の内面は金属からなる。
なお、釣合い重り7の表面と記録ドラム1の外周面とが
面一となるように釣合い重り7を設けることが好まし
い。
【0171】図25に示すように、各釣合い重り7が記
録ドラム1の環状溝68の底面に磁力により固定されて
もよい。また、図26に示すように、各釣合い重り7
が、記録ドラム1の環状溝68の側面に磁力により固定
されてもよい。さらに、図27に示すように、環状溝6
8の両側面の上端から内方にフランジ69が延び、各釣
合い重り7がフランジ69の内面に磁力により固定され
てもよい。図25〜図27に示すように、各釣合い重り
7には、図1の重り位置調整部15の調整ピン16が挿
入可能な孔7aが形成されている。
【0172】図24の例では、重り位置調整部15は、
記録ドラム1の前方側または後方側に配置される。調整
ピン16が釣合い重り7の孔7a内に挿入された状態で
記録ドラム1が回転すると、記録ドラム1の環状溝68
に沿って釣合い重り7が円周方向に移動する。位置調整
後、釣合い重り7は磁力により記録ドラム1の環状溝6
8内に固定される。図24の例では、2つの釣合い重り
7で記録ドラム1に生じる不釣合い力を打ち消すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による描画装置の構成を
示す模式図である。
【図2】図1の描画装置の主要部の概略図である。
【図3】記録ドラムの斜視図である。
【図4】図2の記録ドラムの側面図である。
【図5】記録ドラムの移動クランプおよび刷版の遠心力
による不釣合い力を示す模式図(a)、および不釣合い
力のベクトル図(b)である。
【図6】記録ドラムにおける釣合い重りの遠心力による
釣合い力を示す模式図(a)、および釣合い力のベクト
ル図(b)である。
【図7】本発明の第2の実施例による描画装置の概略図
である。
【図8】本発明の第3の実施例による描画装置の記録ド
ラムの側面模式図である。
【図9】本発明の第4の実施例における描画装置の概略
正面図である。
【図10】図9の描画装置の概略側面図である。
【図11】図9および図10の記録ドラムの一方の端面
を示す正面図である。
【図12】図9および図10の描画装置に用いられる釣
合い重りの斜視図である。
【図13】図9および図10の重り位置調整部の構成お
よび動作を示す正面図である。
【図14】図10の搬送ユニットの構成および動作を示
す側面図である。
【図15】図10の搬送ユニットの構成および動作を示
す側面図である。
【図16】図9および図10の描画装置の動作の一例を
示すフローチャートである。
【図17】図9および図10の描画装置の動作の一例を
示すフローチャートである。
【図18】不釣合い検出処理を示すフローチャートであ
る。
【図19】図9および図10の描画装置の動作の他の例
を示すフローチャートである。
【図20】釣合い重りの取り付け方法の他の例を示す正
面図および側面図である。
【図21】釣合い重りの取り付け方法の他の例を示す正
面図および側面図である。
【図22】釣合い重りの取り付け方法の他の例を示す正
面図および側面図である。
【図23】釣合い重りの取り付け方法の他の例を示す正
面図および側面図である。
【図24】釣合い重りの取り付け方法の他の例を示す正
面図および側面図である。
【図25】図24の釣合い重りの取り付け方法における
釣合い重りの取り付け位置の第1の例を示す断面図であ
る。
【図26】図24の釣合い重りの取り付け方法における
釣合い重りの取り付け位置の第2の例を示す断面図であ
る。
【図27】図24の釣合い重りの取り付け方法における
釣合い重りの取り付け位置の第3の例を示す断面図であ
る。
【図28】従来の描画装置の記録ドラムの傾斜図であ
る。
【符号の説明】
1 記録ドラム 2 刷版 3 回転軸 4 固定クランプ 5 移動クランプ 6,61,63,68 環状溝 7,21 釣合い重り 7a 孔 8 固定クランプ用バランス部材 13 回転角度検出器 14 制御部 15,700 重り位置調整部 16 調整ピン 17 位置検出器 40 先端クランプ 50 後端クランプ 62 補助部材 65 アーム部材 69 フランジ 101 円筒部 120 記録ヘッド 200 回転駆動装置 300 クランプ駆動装置 400 制御部 500 操作パネル 708 駆動ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小八木 康幸 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 川田 亨 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 田村 利夫 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 永峯 淳一 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H097 AA03 AA16 AB08 BA02 BA10 LA03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料に光を照射して描画を行う描画
    装置であって、 回転軸を有し、外周面に前記感光材料が装着される円筒
    状のドラムと、 前記回転軸の周りに前記ドラムを回転駆動する駆動手段
    と、 前記ドラムの外周面に設けられ、前記感光材料を前記ド
    ラムの外周面に固定する固定部材と、 前記ドラムの前記回転軸を中心とする円周に沿って移動
    可能かつ固定可能に設けられた複数の釣合い重りとを備
    えたことを特徴とする描画装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の釣合い重りは、前記ドラムの
    両端面の前記回転軸を中心とする円周に沿って移動可能
    かつ固定可能に少なくとも2つずつ設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の描画装置。
  3. 【請求項3】 前記ドラムの両端面には、前記回転軸を
    中心とする環状の溝が形成されており、 前記複数の釣合い重りは、前記環状の溝に沿って移動可
    能かつ固定可能に設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の描画装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の釣合い重りの各々は、前記ド
    ラムの両端面に吸着可能な磁石からなることを特徴とす
    る請求項2または3記載の描画装置。
  5. 【請求項5】 前記ドラムに装着される前記感光材料お
    よび前記固定部材に関する情報に基づいて、前記ドラム
    の回転時に前記固定部材および前記感光材料の遠心力に
    より生じる不釣合い力を打ち消す前記複数の釣合い重り
    の位置を算出する位置算出手段と、 前記位置算出手段により算出された前記位置に前記複数
    の釣合い重りを移動させる移動手段とを備えたことを特
    徴とする請求項3または4記載の描画装置。
  6. 【請求項6】 前記移動手段は、 前記ドラムに配設された各釣合い重りを係止する係止手
    段と、 前記係止手段により前記釣合い重りが係止された状態
    で、前記駆動手段により前記ドラムを回転させて前記釣
    合い重りを前記位置算出手段により算出された位置に移
    動させる制御手段とを備えたことを特徴とする請求項5
    記載の描画装置。
  7. 【請求項7】 前記ドラムの端面上における前記各釣合
    い重りの位置を記憶する記憶手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記釣合い
    重りの位置に基づいて前記係止手段により前記釣合い重
    りが係止される位置まで前記駆動手段により前記ドラム
    を回転させることを特徴とする請求項6記載の描画装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ドラムの各端面上における各釣合い
    重りの位置を検出する検出手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記釣
    合い重りの位置に基づいて前記係止手段により前記釣合
    い重りが係止される位置まで前記駆動手段により前記ド
    ラムを回転させることを特徴とする請求項6記載の描画
    装置。
  9. 【請求項9】 前記感光材料に関する情報を入力する入
    力手段をさらに備え、 前記位置算出手段は、前記入力手段から入力された情報
    に基づいて前記複数の釣合い重りの位置を算出すること
    を特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の描画装
    置。
  10. 【請求項10】 前記位置算出手段は、 前記感光材料および前記固定部材に関する情報に基づい
    て、前記ドラムの回転中心を基準とする前記感光材料の
    重心の位置ベクトルと前記感光材料の質量との積および
    前記ドラムの回転中心を基準とする前記固定部材の重心
    の位置ベクトルと前記固定部材の質量との積を合成する
    ことによって不釣合い量を求め、 前記ドラムの回転中心を基準とする前記複数の釣合い重
    りの位置ベクトルとそれぞれ対応する釣合い重りの質量
    との積を合成することにより得られる合成ベクトルが前
    記不釣合い量と釣り合うように前記複数の釣合い重りの
    位置を算出することを特徴とする請求項5〜9のいずれ
    かに記載の描画装置。
  11. 【請求項11】 前記ドラムに装着される前記感光材料
    に関する情報を検出する情報検出手段をさらに備え、 前記位置算出手段は、前記情報検出手段により検出され
    た情報に基づいて、前記ドラムの回転時に前記固定部材
    および前記感光材料の遠心力により生じる不釣合い力を
    打ち消す前記複数の釣合い重りの位置を算出することを
    特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載の描画装
    置。
  12. 【請求項12】 前記情報検出手段は、前記ドラムに装
    着される前記感光材料の情報として前記感光材料の寸法
    を検出することを特徴とする請求項11記載の描画装
    置。
  13. 【請求項13】 前記ドラムに作用する遠心力により生
    じる不釣合い力の有無を検出する不釣合い検出手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか
    に記載の描画装置。
  14. 【請求項14】 前記不釣合い検出手段は、 前記駆動手段の駆動力を解除して前記ドラムを前記駆動
    手段から自由状態にする駆動解除手段と、 前記駆動解除手段により前記ドラムが自由状態にされた
    後に前記ドラムが回転するか否かを検出する回転検出手
    段と、 前記回転検出手段の検出結果に基づいて前記不釣合い力
    の有無を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする
    請求項13記載の描画装置。
  15. 【請求項15】 前記判定手段は、前記回転検出手段に
    より前記ドラムが回転したことが検出された場合に前記
    不釣合い力があると判定し、前記回転検出手段により前
    記ドラムが回転しなかったことが検出された場合に前記
    駆動手段により前記ドラムを所定の角度回転させた後に
    前記駆動解除手段により前記駆動手段の駆動力を解除し
    て前記ドラムを前記駆動手段から自由状態にし、前記回
    転検出手段により前記ドラムが回転したことが検出され
    た場合に前記不釣合い力があると判定し、前記回転検出
    手段により前記ドラムが回転しなかったことが検出され
    た場合に前記不釣合い力がないと判定することを特徴と
    する請求項14記載の描画装置。
  16. 【請求項16】 感光材料が固定部材により装着された
    円筒状のドラムを回転駆動しつつ前記感光材料に光を照
    射して描画を行う描画装置において、前記ドラムの回転
    時に前記感光材料および前記固定部材の遠心力により生
    じる不釣合い力を打ち消すための釣合い重りを前記ドラ
    ムに取り付ける釣合い重りの取り付け方法であって、 前記ドラムの不釣合い力を打ち消すような遠心力を生じ
    させるように、前記ドラムの回転軸を中心とする円周に
    沿って設けられる複数の釣合い重りの取り付け位置を算
    出する工程と、 算出された前記取り付け位置に前記複数の釣合い重りを
    取り付ける工程とを備えたことを特徴とする釣合い重り
    の取り付け方法。
  17. 【請求項17】 前記複数の釣合い重りは、前記ドラム
    の両端面の回転軸を中心とする円周に沿って少なくとも
    2つずつ設けられることを特徴とする請求項16記載の
    釣合い重りの取り付け方法。
  18. 【請求項18】 前記釣合い重りの取り付け位置を算出
    する工程は、 前記感光材料および前記固定部材に関する情報に基づい
    て、前記ドラムの回転中心を基準とする前記感光材料の
    重心の位置ベクトルと前記感光材料の質量との積および
    前記ドラムの回転中心を基準とする前記固定部材の重心
    の位置ベクトルと前記固定部材の質量との積を合成する
    ことにより不釣合い量を求める工程と、 前記ドラムの回転中心を基準とする前記複数の釣合い重
    りの位置ベクトルとそれぞれ対応する釣合い重りの質量
    との積を合成することにより得られる合成ベクトルが前
    記不釣合い量と釣り合うように前記複数の釣合い重りの
    位置を算出する工程とを含むことを特徴とする請求項1
    6または17記載の釣合い重りの取り付け方法。
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