JP2000112133A - 感光性版用フォトレジストカバーフイルム - Google Patents

感光性版用フォトレジストカバーフイルム

Info

Publication number
JP2000112133A
JP2000112133A JP29295198A JP29295198A JP2000112133A JP 2000112133 A JP2000112133 A JP 2000112133A JP 29295198 A JP29295198 A JP 29295198A JP 29295198 A JP29295198 A JP 29295198A JP 2000112133 A JP2000112133 A JP 2000112133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
photoresist
roughness
cover film
photosensitive plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29295198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4000544B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Tsuchiya
勝洋 土屋
Yoshitaka Fukagai
佳孝 深貝
Koji Kataoka
功司 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Advanced Film Co Ltd
Original Assignee
Toray Plastic Films Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Plastic Films Co Ltd filed Critical Toray Plastic Films Co Ltd
Priority to JP29295198A priority Critical patent/JP4000544B2/ja
Publication of JP2000112133A publication Critical patent/JP2000112133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4000544B2 publication Critical patent/JP4000544B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フォトレジスト面に接する面の平面性が良く、
フォトレジストとの適度な粘着性と剥離性に優れ、異物
突起(ゲル、フィッシュアイ、無機物突起)が少なく、
取扱性の良好な感光性版用フォトレジストカバーフイル
ムを提供することを目的とする。 【解決手段】フイルムの片面(A面)の平均表面粗さR
aが80nm以下、逆面(B面)の平均表面粗さRaが
100nm以上の無延伸ポリプロピレン系複合フイルム
から成り、該フイルムの表面濡れ張力が34mN/m以
下であることを特徴とする感光性版用フォトレジストカ
バーフイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な感光性版用
フォトレジストカバーフイルムに関する。さらに詳しく
は、本発明は、柔軟で、平坦性と取扱性に優れ、フォト
レジストとの適度な粘着性と剥離性を有した感光性版用
フォトレジストカバーフイルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、感光性版用フォトレジストカバー
フイルムとして、ポリエチレンやポリプロピレンフイル
ム(特開平1−179154号公報)が用いられてい
る。
【0003】ポリプロピレンフイルムの離型性の改良を
目的として、ポリメチルペンテン及び他のオレフィンと
の共重合樹脂を積層したフイルムが知られている(特公
昭57−44465号、特公平03−71975号公報
など)。
【0004】カバーフイルムとしては、厚みムラが小さ
くて平面性が良く、柔軟で、フォトレジストからの剥離
性の良いことが必要である。さらにドライフイルムフォ
トレジスト(以下DFRと省略する)は、基材のポリエ
ステルフイルムにフォトレジストを塗布し、カバーフイ
ルムを貼ってロール状に長巻するが、最近特にプリント
配線板の回路の細線化(ファインパターン化)の要望が
強く、このような用途にはフイルム中の異物(ゲルやフ
ィッシュアイ)や無機微粒子の突起の少ないことは勿論
のこと、フイルム表面の平坦性が特に必要な要求項目で
ある。また最近DFRの長尺化の要求があることから、
カバーフイルムとしては、平坦でかつ薄膜化の要求があ
る。
【0005】しかしながら、前記従来のポリエチレンフ
イルムは、厚みムラが大きくて平坦性が悪く、またゲル
状の異物突起が多いという欠点を有しており、さらにD
FRカバーフイルムとして必要な、平坦で薄いフイルム
を作ることは非常に困難である。
【0006】他方、ポリプロピレンフイルムは、平坦で
薄いフイルムを作ることは容易であるが、腰が強すぎて
フォトレジストからの剥離性が悪く、剥離する際にフォ
トレジストにさざ波状の傷がつきやすいという欠点があ
る。また薄くて平坦性の良いフイルムはフイルム面同志
の滑り性が悪く、取扱性に劣ると言う問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はフォトレジス
ト面に接する面の平面性が良く、フォトレジストとの適
度な粘着性と剥離性に優れ、異物突起(ゲル、フィッシ
ュアイ、無機物突起)が少なく、取扱性の良好な感光性
版用フォトレジストカバーフイルムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討し
た結果、本発明の課題は下記の構成を有する本発明によ
って工業的に有利に達成された。
【0009】[1]フイルムの片面(A面)の平均表面
粗さRaが80nm以下、逆面(B面)の平均表面粗さ
Raが100nm以上の無延伸ポリプロピレン系複合フ
イルムから成り、該フイルムの表面濡れ張力が34mN
/m以下であることを特徴とする感光性版用フォトレジ
ストカバーフイルム。
【0010】[2]フイルムA面の10点平均粗さ(R
z)が500nm未満、フイルムB面の10点平均粗さ
(Rz)が350nm〜2000nmの範囲にあり、か
つB面の200nm以上の粗さ密度PC1が5個/mm
以上からなることを特徴とする上記[1]に記載の感光
性版用フォトレジストカバーフイルム。
【0011】[3]無延伸ポリプロピレン系複合フイル
ムのA面を有する層が、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、プロピレ
ン−ブテン共重合体樹脂から選ばれた少なくとも1種以
上の樹脂からなることを特徴とする上記[1]または
[2]に記載の感光性版用フォトレジストカバーフイル
ム。
【0012】[4]無延伸ポリプロピレン系複合フイル
ムのB面を有する層が、ポリプロピレン系樹脂とポリエ
チレンまたはエチレンープロピレンブロック共重合体樹
脂の混合物からなることを特徴とする上記[1]〜
[3]のいずれかに記載の感光性版用フォトレジストカ
バーフイルム。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の無延伸ポリプロピレン系
複合フイルムのA面に使用される樹脂は、ポリプロピレ
ン系を主体とした樹脂である。特に好ましくはエチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン
共重合体、プロピレン−ブテン共重合体から選ばれた少
なくとも1種以上の樹脂である。これらの共重合体にフ
イルム特性を悪化させない程度にポリエチレン、ポリブ
テンなどのポリオレフィン樹脂をさらに混合させてもよ
い。なお、該ポリプロピレン系フイルムには、酸化防止
剤、熱安定剤、結晶核剤を剥離性及び光学特性を悪化さ
せない範囲で含有させてもよいが、有機滑剤、帯電防止
剤、紫外線吸収剤や無機微粒子は表面突起及びレジスト
の感光性を疎外するので好ましくない。
【0014】また本発明の無延伸ポリプロピレン系複合
フイルムのA面の平均表面粗さRaは80nm以下、好
ましくは60nm以下であることが必要である。平均表
面粗さRaが80nmを越えるとレジスト面の平面性
(平坦性)が悪化し、レジストとカバーフイルム間のエ
アー噛み込みが多くなり、最終製品でファインパターン
の画像が得られない。またA面の10点平均粗さ(R
z)が500nm未満であると、ファインパターンが得
られるので特に好ましい。なお平均表面粗さRaと10
点平均粗さ(Rz)の下限は特に限定されないが、おお
よそRaで30nm程度、Rzで100nm程度であ
る。
【0015】本発明における無延伸ポリプロピレン系複
合フイルムの表面濡れ張力はA面、B面共に34mN/
m以下好ましくは33mN/m以下であることが必要で
ある。34mN/mを越えると、フォトレジストとの密
着力が強くなって剥離性が悪化し、フォトレジストにさ
ざ波状の傷をつける。なお表面濡れ張力の下限は特に限
定されないが、樹脂の性質上30mN/m程度が限界で
ある。
【0016】本発明の感光性版用フォトレジストカバー
フイルムは、ポリプロピレン系フイルム(A層)の少な
くとも片面に粗面層(B層)を積層してなる無延伸の複
合フイルムである。本発明の複合フイルムはA面、B面
の表面特性と濡れ張力が特許請求項1の範囲内にあれ
ば、2層積層フイルムに限定されず、A、B層の間に他
の層を有する3層以上の複合フイルムであっても良い。
【0017】本発明の無延伸ポリプロピレン系複合フイ
ルムのB面の平均表面粗さRaは100nm以上好まし
くは120nm以上である必要がある。また10点平均
粗さ(Rz)が350nm〜2000nmの範囲にあ
り、かつ200nm以上の粗さPC1が5個/mm以上
であることが最も好ましい。平均表面粗さRaが100
nm未満ではフイルムA面との摩擦係数が高くなり、フ
イルムをロール状に巻取った製品にシワが入ったり、ブ
ロッキングして表面が変形したり巻出しでフイルムが破
れたりして、取扱性に劣ったものとなってしまう。また
10点平均粗さ(Rz)が2000nmを越えると、巻
取った製品でA面の平面性が阻害される恐れがある。
【0018】本発明の無延伸ポリプロピレン系複合フイ
ルムのB面に使用される樹脂組成は、ポリプロピレン系
樹脂を主体とし、これに非相溶の樹脂を混合することに
より得られるが、特に好ましいのはポリプロピレン系樹
脂とポリエチレンまたはエチレン−プロピレンブロック
共重合体の混合物である。混合するポリエチレンは低密
度、高密度いずれでも可能であるが、ポリプロピレン系
樹脂と粘度差の大きい樹脂が、適切なRz、PC1を得
る点で好ましい。例えばMFR比(ポリプロピレン系樹
脂のMFR/ポリエチレン系樹脂MFR)で5〜15が
好ましい。混合量はポリエチレンで2〜15%、エチレ
ン−プロピレンブロック共重合体で5〜25%であるこ
とが、Ra100nm以上、Rzで350〜2000n
m、PC1が5個/mm以上となるために好ましい。
【0019】本発明の感光性版用フォトレジストカバー
フイルムは実質無延伸の複合フイルムであり、複屈折は
0.008以下であることが好ましい。0.008を越
えると腰が強くなり過ぎて、フォトレジストからの剥離
性が悪く、フォトレジストから剥離する際にフォトレジ
ストにさざ波状の傷がつきやすくなるので好ましくな
い。
【0020】本発明の感光性版用フォトレジストカバー
フイルムは、長手方向と幅方向のヤング率の和が160
0Mpa以下であることが好ましい。1600Mpaを
越えると、腰が強くなり過ぎて、フォトレジストからの
剥離が悪化し、フォトレジストにさざ波状の傷をつける
ので好ましくない。無延伸フイルムのヤング率を低減す
る方法は押出フイルムを冷却固化する時の冷却ドラムの
温度をできる限り低温化し、結晶化を抑制することによ
り達成できる。ヤング率の下限は特に限定されないが、
カバーフイルムとして加工できる腰の強さが必要で、長
手方向と幅方向のヤング率の和が500〜1300Mp
aの範囲が好ましい。 また本発明の感光性版用フォト
レジストカバーフイルムは、フイルム1枚のトータルヘ
イズが3〜15%の範囲、好ましくは5〜10%の範囲
が好ましい。トータルヘイズが3%未満ではロール状に
巻き取った製品にシワが入ったり、ブロッキングして表
面が変形したり、巻出しでフイルムが破れたりして、取
扱性に劣ったものとなってしまう。逆に15%を越える
とDFRとしてロール状に巻き取り、スリットする時に
製品が幅変動を起こしたり、製品が竹の子状(テレスコ
ープ)に滑り好ましくない。
【0021】また本発明の感光性版用フォトレジストカ
バーフイルムにおいては、200μm以上のゲル及びフ
ィッシュアイが3個/1m2 以下であることが好まし
い。ゲル及びフィッシュアイが3個/1m2 を越える
と、フォトレジストと貼り合わす際に大きな空気の噛み
込みができ、DFRとしたときに外観上の欠点となり、
露光した時に回路欠点を誘発し、ファインパターン化が
得られにくい。
【0022】なおゲル及びフィッシュアイの低減方法と
しては、原料そのものをクリーン化することはもちろん
必要であるが、濾過精度をアップして改善することも重
要である。本発明ではフイルターを20〜25μmの濾
過精度とし、これを10〜数10枚重ねてフイルム化す
ることが特に好ましい。
【0023】本発明の感光性版用フォトレジストカバー
フイルムの厚みは、特に限定されるものではないが、5
〜50μmが好ましく、10〜25μmがDFRの長尺
化の要望に対してより好ましい。A面(平坦面)を有す
る層(A層)及びB面(粗面)を有する層(B層)の積
層厚み構成は、特に限定されるものではないが、A層/
B層比率=3/1〜10/1が好ましく、剥離性、光学
特性、取扱性を考慮すれば5/1〜8/1がより好まし
い。
【0024】次に本発明の感光性版用フォトレジストカ
バーフイルムの製造方法について述べるが、必ずしもこ
れに限定されるものでいない。
【0025】A面を有する層(A層)の原料組成とし
て、MFR4〜9のエチレン−プロピレン−ブテン共重
合体を第1押出機に供給する。一方、B層の原料組成と
して、A層の樹脂(エチレン−プロピレン−ブテン共重
合体)にMFR0.5〜1の低密度ポリエチレンを2〜
15%混合した樹脂を第2押出機に供給する。次いで押
出温度220〜250℃で溶融混合させ、それぞれを濾
過したのち、1つの口金内で積層してフイルム状に成形
し、該フイルムを20〜40℃に保った金属ドラムに巻
き付けて冷却固化せしめ、ロール状に巻き取ることによ
って本発明のフイルムを得る。
【0026】次に、本発明のフイルムを、DFRの感光
性版用フォトレジストカバーフイルムとして用いる場合
には、まずロール状に巻かれた基材を引き出しながら、
その表面に塗布装置を用いてフォトレジストを塗布す
る。そして塗布し乾燥したフォトレジストを覆うように
本発明のフイルムをロール圧着して、ロール状に長巻す
る。その後、感光性版が使用される場合には、カバーフ
イルムをフォトレジストから剥離しながら基盤にフォト
レジストを接着させる。このとき、本発明の感光性版用
フォトレジストカバーフイルムは取扱性が良好かつ、フ
ォトレジストからの剥離性が良好で、フォトレジスト表
面にさざ波状の傷やフォトレジストと貼り合わす際に大
きな空気の噛み込みもなく、最終製品で欠点のないファ
ィンパターンの回路がえられる。
【0027】本発明において用いた物性の測定方法並び
に効果の評価方法は次のとおりである。 (1)表面粗さRa、10点平均粗さRz、粗さ密度P
C1 JIS B 0601−1976に記載されているよう
に、触針式表面粗さ計を用いて測定した。なお、カット
オフは0.25mm、測定長は4mmとした。 (2)フイルム表面の濡れ張力 JIS K−6768の方法で測定した。 (3)メルトフローレート(MFR) JIS K−6758のポリエチレン、ポリプロピレン
試験方法で測定した。(4)トータルヘイズ JIS K−6714に準じて測定した。 (5)ヤング率 ASTM D882に準じて測定した値である。 (6)ゲル及びフィッシュアイ フイルム1m2 あたりの個数で表す。 (7)フイルムの取扱性 フイルム幅1600mmで、ロール状に3000m巻き
取った時の外観と巻出しでの状態をみて評価した。
【0028】○:A/B面の摩擦係数が1.0未満の範
囲にあり、ロールにシワの発生が全くなくて、滑り性、
外観共に良い。
【0029】△:A/B面の摩擦係数が1.0以上の範
囲にあり、ロールにシワの発生はほとんどないが、若干
滑り性に劣る。取り扱い性は問題ないレベル。
【0030】×:A/B面の摩擦係数が1.0以上であ
り、ロールにしわの発生がみられ、ブロッキングにより
表面変形を起こしたり、巻出でフイルムの破れがみられ
る。 (8)剥離性 試料を25℃のイエローランプ下でフォトレジストにラ
ミネートし、25mm幅に切断する。その後、テンシロ
ンにて90度剥離し、接着力、剥離音および試料剥離後
のフォトレジスト表面状態から判断する。
【0031】○:剥離がスムーズで剥離音がなく、試料
剥離後のフォトレジスト表面にさざ波状の傷がないも
の。
【0032】×:接着力が強くて剥離音があり、試料剥
離後のフォトレジスト表面にさざ波の傷がつくもの。 (9)DFRの外観 基材のポリエステルフイルムにフォトレジストを塗布
し、カバーフイルムを貼リ合わせてDFRとし、ロール
状に500m巻いたときの外観をみて評価した。
【0033】○:大きな空気のかみ込みがなくて、外観
がよい。
【0034】×:大きな空気のかみ込みが点在して、外
観上の欠点がみられる。 (10)DFRのエアーバブル DFR15cm角を拡大鏡(100倍)で観察しレジス
トとカバーフイルム間のエアー噛み込み(φ50μm以
上)の数で評価した。エアーバブルが少ないほど、レジ
スト面の平坦性は良好である。20個以下であれば最終
製品で欠点のないファィンパターンの回路が得られる。
【0035】
【実施例】本発明を実施例、比較例に基づいて説明する
が、本発明はこれらに限定されない。
【0036】[実施例1]無延伸ポリプロピレン系複合
フイルムのA面を構成する原料組成(A層)として、エ
チレン含有量が2.5重量%、ブテン含有量4.5重量
%のエチレンープロピレンーブテン共重合体100重量
部に、酸化防止剤(チバガイギー製“イルガノックス”
1010)を0.125重量部添加したMFR7.0の
ペレットを第1押出機に供給し230℃で押出した。一
方、B面を構成する原料組成(B層)として、A層のエ
チレンープロピレンーブテン共重合体樹脂に、密度0.
90、MFR0.5の低密度ポリエチレンを3%添加混
合した樹脂を第2押出機に供給し230℃で押出した。
押出機から口金までの間に高精度フイルター(20μm
カット)を数段組み合わせて、両押出機からの溶融樹脂
を1つの口金内(230℃)で2層に積層して共押出し
した。次いで25℃の冷却ドラム上で冷却固化させ複合
フイルムを得た。得られたフイルムの厚み構成はA層2
2μm/B層3μmであった。
【0037】かくして得られた本発明のフイルムを、D
FRの感光性版用フォトレジストカバーフイルムとして
評価するため、基材のポリエステルフイルムに塗布して
乾燥したフォトレジスト層(エポキシ基を有するモノマ
ー、オリゴマーまたはポリマーとジアゾニウム塩との組
み合わせからなるもの)に、20℃のイエローランプ下
で常温にてA面がフォトレジスト側になるようロール圧
着してロール状に長巻した。
【0038】フイルム品質特性と感光性版用フォトレジ
ストカバーフイルムとしての評価を行なった結果を、第
1表に示した。
【0039】表から明らかなように本発明のフイルム
は、表面の粗さと表面の濡れ張力を特定化したことによ
り、取扱性に優れ、ゲルやフィッシュアイなどの異物突
起が少なく、フォトレジストからの剥離性及びDFRの
外観に優れたものであった。また、DFRのエアーバブ
ルの個数も少なく、優れたものであった。
【0040】[実施例2]B面を有する層(B層)の原
料組成として、A層のエチレンープロピレンーブテン共
重合体樹脂に、密度0.90、MFR1.0の低密度ポ
リエチレンを6%添加混合した樹脂とし、フイルムの厚
み構成をA層/B層=20μm/5μmとする以外は実
施例1と全く同様にして、フイルム品質特性と感光性版
用フォトレジストカバーフイルムとしての評価を行なっ
た。結果を第1表に示した。
【0041】表から明らかなように本発明のフイルム
は、表面の粗さと濡れ張力を特定化したことにより、取
扱性に優れ、ゲルやフィッシュアイなどの異物突起が少
なく、フォトレジストからの剥離性及びDFRの外観に
優れたものであった。また、DFRのエアーバブルの個
数も少なく優れたものであった。
【0042】[実施例3]A面を構成する原料組成とし
て、エチレン含有量4.5%のエチレンープロピレン共
重合体100重量部に、酸化防止剤(チバガイギー製
“イルガノックス”1010)を0.125重量部添加
したMFR6.5のペレットとし、フイルムの厚み構成
をA層/B層=17μm/3μmとする以外は実施例1
と全く同様にしてフイルム品質特性と感光性版用フォト
レジストカバーフイルムとしての評価を行なった。結果
を第1表に示した。
【0043】表から明らかなように本発明のフイルム
は、表面の粗さと濡れ張力を特定化したことにより、取
扱性に優れ、ゲルやフィッシュアイなどの異物突起が少
なく、フォトレジストからの剥離性及びDFRの外観に
優れたものであった。また、DFRのエアーバブルの個
数も少なく優れたものであった。
【0044】[実施例4]A面を構成する原料組成とし
て、ブテン含有量6.5%のプロピレンーブテン共重合
体100重量部に、酸化防止剤(チバガイギー製“イル
ガノックス”1010)を0.125重量部添加したM
FR7.0の原料を第1押出機に供給し230℃で押出
した。一方、B面を構成する原料組成として、エチレン
含有量が2.0重量%、ブテン含有量4.0重量%のエ
チレンープロピレンーブテン共重合体樹脂に、酸化防止
剤(チバガイギー製“イルガノックス”1010を0.
125重量部添加したMFR7.0の樹脂85重量%
と、エチレン含有量が12重量%のエチレンープロピレ
ンブロック共重合体(MFR=1.0)15重量%の混
合樹脂を第2押出機に供給し230℃で押出した。押出
機から口金までの間に高精度フイルター(20μmカッ
ト)を数段組み合わせて、両押出機からの溶融樹脂を1
つの口金内(230℃)で2層に積層して共押出しし
た。次いで30℃の冷却ドラム上で冷却固化させ複合フ
イルムを得た。得られたフイルムの厚み構成はA層/B
層=21μm/4μmであった。
【0045】かくして得られた本発明のフイルムを、D
FRの感光性版用フォトレジストカバーフイルムとして
評価するため、基材のポリエステルフイルムに塗布して
乾燥したフォトレジスト層(エポキシ基を有するモノマ
ー、オリゴマーまたはポリマーとジアゾニウム塩との組
み合わせからなるもの)に、20℃のイエローランプ下
で常温にてA面がフォトレジスト側になるようロール圧
着してロール状に長巻した。
【0046】フイルム品質特性と感光性版用フォトレジ
ストカバーフイルムとしての評価を行なった結果を、第
1表に示した。
【0047】表から明らかなように本発明のフイルム
は、表面の粗さと濡れ張力を特定化したことにより、取
扱性に優れ、ゲルやフィッシュアイなどの異物突起が少
なく、フォトレジストからの剥離性及びDFRの外観に
優れたものであった。また、DFRのエアーバブルの個
数も少なく優れたものであった。
【0048】[比較例1]B面を構成する原料組成とし
て、A面(A層)を構成する原料組成、すなわちエチレ
ン含有量が2.5重量%、ブテン含有量4.5重量%の
エチレンープロピレンーブテン共重合体100重量部
に、酸化防止剤(チバガイギー製“イルガノックス”1
010)を0.125重量部添加したMFR7.0のペ
レットとした以外は実施例1と全く同様にして、感光性
版用フォトレジストカバーフイルムとしての評価を行な
った結果を第1表に示した。表から明らかなように、B
面の表面粗さ特性が本発明の範囲をはずれたフイルム
は、摩擦係数が高く、取扱性に劣り、フォトレジストに
圧着する際にシワが発生したり、大きな空気の噛み込み
ができてDFRの外観上の欠点があった。
【0049】[比較例2]A面を構成する原料組成とし
て、エチレン含有量が2.5重量%、ブテン含有量4.
5重量%のエチレンープロピレンーブテン共重合体10
0重量部に、酸化防止剤(チバガイギー製“イルガノッ
クス”1010)を0.125重量部添加したMFR
7.0のペレットに密度0.90、MFR0.5の低密
度ポリエチレンを1.5%添加混合した樹脂を用いた以
外は実施例1と全く同様にして、感光性版用フォトレジ
ストカバーフイルムとしての評価を行なった結果を第1
表に示した。表から明らかなように、A面の表面粗さ特
性が本発明の範囲をはずれたフイルムは、フォトレジス
トに圧着する際に空気の噛み込みができ、DFRの外観
に劣ったものであった。またDFRのエアーバブルの個
数も110個と劣ったものであった。
【0050】[比較例3]実施例1と同じ原料組成、押
出し、冷却条件で複合フイルムを製膜し、フイルムのA
面に15W/m2/分の処理強度でコロナ放電処理を実
施し、A面の濡れ張力を36mN/mとした以外は実施
例1と全く同様にして、感光性版用フォトレジストカバ
ーフイルムとしての評価を行なった結果を第1表に示し
た。フイルム表面の濡れ張力が本発明の範囲をはずれた
フイルムは、フォトレジストからの剥離性に劣り、レジ
ストの表面にさざ波の小さな傷が発生し、DFRの外観
の劣ったものであった。
【0051】[比較例4]A面(A層)を構成する原料
組成として、低密度ポリエチレンを使用し、B面(B
層)を構成する原料として、低密度ポリエチレンに実施
例4で用いたエチレンープロピレンブロック共重合体を
15重量%添加した以外は実施例1と同様にして複合フ
イルムを得、実施例1と全く同様にして、感光性版用フ
ォトレジストカバーフイルムとしての評価を行なった結
果を第1表に示した。フイルムの素材がポリエチレン主
体からなるフイルムでは、フイルムの厚みムラが悪く、
取扱性に劣ったものであった。またゲルの多いフイルム
であり、DFRの外観に劣ったものであった。
【0052】[比較例5]A面(A層)を構成する原料
組成として、エチレン含有量が3.7重量%のエチレン
ープロピレン共重合体樹脂を第1押出機に供給した。一
方、B面(B層)の原料として、A層のエチレンープロ
ピレン共重合体樹脂に、エチレンープロピレンブロック
共重合体を10重量%混合した樹脂を第2押出機に供給
した。両押出機からの溶融樹脂を1つの口金内でA層/
B層の2層に積層して共押出した。次で40℃の冷却ド
ラム上で冷却固化させ積層フイルムを得た。得られた積
層フイルムを、100℃で予熱して120℃の延伸温度
で長手方向に5倍延伸し、引き続き幅方向に135℃で
9倍延伸し、次いで幅方向に5%の弛緩を与えつつ、1
40℃で熱固定をし、縁部を切除した後巻き取った。得
られた2軸延伸フイルムの厚みは18/4μmであっ
た。
【0053】かくして得られた2軸延伸フイルムのA面
を、フォトレジスト側になるようにロール圧着した以外
は、実施例1と全く同様にしてカバーフイルムの特性と
感光性版用フォトレジストカバーフイルムとしての評価
を行なった結果を第1表に示した。表から明らかなよう
に2軸延伸フイルムでは、剥離性及びDFRの外観に劣
ったものであった。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の感光性版用
フォトレジストカバーフイルムは、ポリプロピレン系無
延伸フイルムでフイルム表面の表面粗さと濡れ張力を特
定の範囲としたことにより、フイルムの取扱性がよく、
フォトレジストとの適度な粘着性と剥離性に優れ、フォ
トレジストとロール圧着時の空気の噛み込み(エアーバ
ブル)が少なく、工程安定性に優れDFRとしたときの
外観の良好な感光性版用フォトレジストカバーフイルム
を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 片岡 功司 大阪府高槻市桜町1番5号 東レ合成フイ ルム株式会社高槻工場内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AB11 DA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムの片面(A面)の平均表面粗さR
    aが80nm以下、逆面(B面)の平均表面粗さRaが
    100nm以上の無延伸ポリプロピレン系複合フイルム
    から成り、該フイルムの表面濡れ張力が34mN/m以
    下であることを特徴とする感光性版用フォトレジストカ
    バーフイルム。
  2. 【請求項2】フイルムA面の10点平均粗さ(Rz)が
    500nm未満、フイルムB面の10点平均粗さ(R
    z)が350nm〜2000nmの範囲にあり、かつB
    面の200nm以上の粗さ密度PC1が5個/mm以上
    からなることを特徴とする請求項1に記載の感光性版用
    フォトレジストカバーフイルム。
  3. 【請求項3】無延伸ポリプロピレン系複合フイルムのA
    面を有する層が、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
    レン−プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−ブテ
    ン共重合体樹脂から選ばれた少なくとも1種以上の樹脂
    からなることを特徴とする請求項1または2に記載の感
    光性版用フォトレジストカバーフイルム。
  4. 【請求項4】無延伸ポリプロピレン系複合フイルムのB
    面を有する層が、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン
    またはエチレンープロピレンブロック共重合体樹脂の混
    合物からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の感光性版用フォトレジストカバーフイルム。
JP29295198A 1998-09-30 1998-09-30 感光性版用フォトレジストカバーフイルム Expired - Fee Related JP4000544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29295198A JP4000544B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 感光性版用フォトレジストカバーフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29295198A JP4000544B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 感光性版用フォトレジストカバーフイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000112133A true JP2000112133A (ja) 2000-04-21
JP4000544B2 JP4000544B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=17788544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29295198A Expired - Fee Related JP4000544B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 感光性版用フォトレジストカバーフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4000544B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253435A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Toray Advanced Film Co Ltd 表面保護フィルム
JP2008129431A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Fujifilm Corp 感光性転写材料、カラーフィルタ及び表示装置
WO2010038316A1 (ja) * 2008-09-30 2010-04-08 住友化学株式会社 光学フィルム
WO2010123005A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 旭化成イーマテリアルズ株式会社 感光性樹脂積層体
JP2012088388A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Asahi Kasei E-Materials Corp 感光性樹脂積層体
JP2012088386A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Asahi Kasei E-Materials Corp 感光性樹脂積層体
JP2012088387A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Asahi Kasei E-Materials Corp 感光性樹脂積層体
CN106933038A (zh) * 2017-04-28 2017-07-07 湖南鸿瑞新材料股份有限公司 一种感光干膜的保护膜
CN107139562A (zh) * 2017-04-28 2017-09-08 湖南鸿瑞新材料股份有限公司 一种用于感光干膜的保护膜
WO2021201288A1 (ja) * 2020-04-03 2021-10-07 旭化成株式会社 感光性エレメント、およびレジストパターンの形成方法
JP2023052178A (ja) * 2018-08-16 2023-04-11 旭化成株式会社 感光性樹脂積層体、感光性樹脂積層体を用いたパターン製造方法及び装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253435A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Toray Advanced Film Co Ltd 表面保護フィルム
JP2008129431A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Fujifilm Corp 感光性転写材料、カラーフィルタ及び表示装置
WO2010038316A1 (ja) * 2008-09-30 2010-04-08 住友化学株式会社 光学フィルム
WO2010123005A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 旭化成イーマテリアルズ株式会社 感光性樹脂積層体
CN102405441A (zh) * 2009-04-20 2012-04-04 旭化成电子材料株式会社 感光性树脂层压体
CN102405441B (zh) * 2009-04-20 2013-07-24 旭化成电子材料株式会社 感光性树脂层压体、抗蚀图案形成方法和导体图案制造方法
JP2012088386A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Asahi Kasei E-Materials Corp 感光性樹脂積層体
JP2012088387A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Asahi Kasei E-Materials Corp 感光性樹脂積層体
JP2012088388A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Asahi Kasei E-Materials Corp 感光性樹脂積層体
CN106933038A (zh) * 2017-04-28 2017-07-07 湖南鸿瑞新材料股份有限公司 一种感光干膜的保护膜
CN107139562A (zh) * 2017-04-28 2017-09-08 湖南鸿瑞新材料股份有限公司 一种用于感光干膜的保护膜
JP2023052178A (ja) * 2018-08-16 2023-04-11 旭化成株式会社 感光性樹脂積層体、感光性樹脂積層体を用いたパターン製造方法及び装置
WO2021201288A1 (ja) * 2020-04-03 2021-10-07 旭化成株式会社 感光性エレメント、およびレジストパターンの形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4000544B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0871567B1 (en) Clear conformable oriented films and labels
JP6512374B2 (ja) 二軸配向ポリプロピレンフィルム
US20090202804A1 (en) Masking film with improved wetting
JP7235151B2 (ja) 二軸配向ポリプロピレンフィルム
JP5292819B2 (ja) 表面保護用ポリオレフインフイルムの製造方法
JP4904525B2 (ja) 表面保護フィルム
EP0397425B1 (en) Film for print lamination
US5453326A (en) Polyester film coating with polyamido-polyethyleneimine
JP2007003975A (ja) 光反射板用ポリプロピレンフィルム
KR20130066573A (ko) 표면 보호 필름
JP7205611B2 (ja) 二軸配向ポリプロピレンフィルム
TWI793097B (zh) 雙軸配向聚丙烯系膜以及積層體
TW201008771A (en) Base film
JP2007185781A (ja) 表面保護フィルム
JP4000544B2 (ja) 感光性版用フォトレジストカバーフイルム
JP3193104B2 (ja) 表面保護フイルム
KR20120051715A (ko) 점착 필름
JP2546222B2 (ja) シンジオタクティックポリスチレン系フィルム
WO2010016403A1 (ja) 表面保護フィルム
CN108251006B (zh) 一种用于感光干膜的聚丙烯型保护膜及其生产方法
JP2011089012A (ja) 粘着フィルムロール
JP2002144504A (ja) ポリオレフィンフィルムおよび感光製版用フォトレジストカバーフィルム
KR20140042680A (ko) 폴리에스테르 필름의 제조방법
JP2002226610A (ja) 離型用ポリプロピレンフィルム
JPH0683066A (ja) 感光製版用フォトレジストカバーフイルム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050112

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050405

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070802

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees