JP2000110744A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2000110744A
JP2000110744A JP10278880A JP27888098A JP2000110744A JP 2000110744 A JP2000110744 A JP 2000110744A JP 10278880 A JP10278880 A JP 10278880A JP 27888098 A JP27888098 A JP 27888098A JP 2000110744 A JP2000110744 A JP 2000110744A
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JP
Japan
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discharge
scroll
hole
fixed scroll
discharge port
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Application number
JP10278880A
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English (en)
Inventor
Junya Tanaka
順也 田中
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出弁を取付ける吐出口の穴径を大きくし、
吐出弁が閉弁時に固定スクロールに当たるときに発生す
る着座音を低減することができるスクロール圧縮機を提
供する。 【解決手段】 密封容器内に電動機と圧縮部を配置し、
同圧縮部を、鏡板に渦捲き状のラップを有する固定スク
ロール4と、同固定スクロール4と互いに噛み合わせて
複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記固定ス
クロール4の中心部付近に設けられた吐出孔16a を経由
して吐出口16から圧縮されたガスを圧力により吐出室へ
吐出するとともに、同吐出口16に前記吐出室から圧縮室
へのガスの逆流を防止する吐出弁19を配設してなるスク
ロール圧縮機において、前記吐出口16下部に前記吐出孔
16a に連通する凹部16b を設けるとともに、前記吐出口
16の穴径を前記吐出孔16a の穴径より大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係り、詳しくは固定スクロールの吐出孔および吐出弁
の取付ける吐出口の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について、その
断面図である図6、及びその要部拡大断面図である図7
を用いて説明する。スクロール圧縮機は、密封容器1内
に圧縮部2と電動機3が内蔵され、圧縮部2は固定スク
ロール4、旋回スクロール6、オルダムリング7、クラ
ンク軸8、偏心軸受14、軸受11、シャフト10により主に
構成されている。この構成において、固定鏡板4aに渦捲
き状の固定スクロールラップ4bを一体に形成し、軸受11
に固着した固定スクロール4と、旋回鏡板6aに渦捲き状
の旋回スクロールラップ6bと背面に旋回駆動軸6cを一体
に形成した旋回スクロール6とを旋回スクロールラップ
6bを内側にして噛み合わせ複数の圧縮室5を形成してい
る。
【0003】電動機3が回転すると、軸受11に装着した
シャフト10の上部に形成したクランク軸8に嵌着した偏
心軸受14を介して、旋回駆動軸6cによって旋回スクロー
ル6に、オルダムリング7で自転を防止しながら旋回運
動をさせる。旋回スクロール6の旋回運動によって吸入
管15から圧縮部2に吸入された低圧冷媒は圧縮室5の外
周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷媒ガ
スとなり、同冷媒ガスは吐出孔16a を経由して吐出口16
から圧力により吐出弁19' を開弁して吐出室17に吐出さ
れ、吐出管18から密封容器1の外部に放出される。
【0004】上記構成において、圧縮機が停止直後、吐
出された吐出室17の高圧冷媒ガスが高圧より低い前記圧
縮室5へ逆流して、前記旋回スクロール6を逆転させ、
大きな衝撃音を発生させてしまう。これを防止するた
め、固定スクロール4の吐出口16に吐出弁19' を設けて
いる。前記吐出弁19' は弾性板からなり、長手方向の一
端を前記固定スクロール4に弁固定ボルト19a'により固
定された構成となっており、吐出弁19' はガスの流れに
応じた脈動により開閉を繰り返すようになっている。
【0005】しかしながら、吐出弁19' は閉弁するとき
には固定スクロール4の着座面を強く加振するため着座
音(衝撃音)を発生させ、新たな騒音源となってしまう
という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、吐出弁を取付ける吐出口の穴径を
大きくし、吐出弁が閉弁時に固定スクロールに当たると
きに発生する着座音を低減することができるスクロール
圧縮機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためなされたもので、密封容器内に電動機と圧縮
部を配置し、同圧縮部を、鏡板に渦捲き状のラップを有
する固定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み
合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、前
記固定スクロールの中心部付近に設けられた吐出孔を経
由して吐出口から圧縮されたガスを圧力により吐出室へ
吐出するとともに、同吐出口に前記吐出室から圧縮室へ
のガスの逆流を防止する吐出弁を配設してなるスクロー
ル圧縮機において、前記吐出口下部に前記吐出孔に連通
する凹部を設けるとともに、前記吐出口の穴径を前記吐
出孔の穴径より大きくした構成となっている。
【0008】また、前記凹部と前記吐出孔の中心軸を同
一にした構成となっている。
【0009】また、前記凹部を前記吐出弁の開口側に設
けた構成となっている。
【0010】また、前記凹部を前記吐出孔に対してクラ
ンク状に形成した構成となっている。
【0011】また、密封容器内に電動機と圧縮部を配置
し、同圧縮部を、鏡板に渦捲き状のラップを有する固定
スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み合わせて
複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記固定ス
クロールの中心部付近に設けられた吐出孔を経由して吐
出口から圧縮されたガスを圧力により吐出室へ吐出する
とともに、同吐出口に前記吐出室から圧縮室へのガスの
逆流を防止する吐出弁を配設してなるスクロール圧縮機
において、前記吐出孔を前記吐出口が前記吐出弁の開口
側に位置するよう上方に向け傾斜させた構成となってい
る。
【0012】また、前記吐出弁は弾性板からなる構成と
なっている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施例を示すスクロール圧縮機の断面図、図2は本発明の
第一の実施例による要部拡大断面図である。図におい
て、密封容器1内に上下に圧縮部2と電動機3を配置
し、同圧縮部2を、渦捲き状の固定スクロール4と、同
固定スクロール4と互いに噛み合わせて複数の圧縮室5
を形成する旋回スクロール6と、同旋回スクロール6の
自転を防止するオルダムリング7と、前記旋回スクロー
ル6の旋回駆動軸6cを下端にクランク軸8を形成して旋
回駆動し、上端から下端まで貫通する潤滑油送路9を形
成したシャフト10と、前記クランク軸8を軸支する軸受
11と、偏心軸受14とでスクロール圧縮機を構成してい
る。
【0014】この構成において、固定鏡板4aに渦捲き状
の固定スクロールラップ4bを一体に形成し、軸受11に圧
接した固定スクロール4と、旋回鏡板6aに渦捲き状の旋
回スクロールラップ6bと、背面に旋回駆動軸6cを一体に
形成した旋回スクロール6とを旋回スクロールラップ6b
を内側にして噛み合わせ複数の圧縮室5を形成してい
る。
【0015】旋回スクロール6の旋回運動によって吸入
管15から圧縮部2に吸入された低圧冷媒は圧縮室5の外
周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷媒ガ
スとなり、同冷媒ガスは吐出孔16a を経由して吐出口16
から圧力により吐出弁19を開弁して吐出室17に吐出さ
れ、吐出管18から密封容器1の外部に放出される。
【0016】前記吐出弁19はバネ材等の弾性板からな
り、長手方向の一端を前記固定スクロール4に弁固定ボ
ルト19a により固定された構成となっており、吐出弁19
はガスの流れに応じた脈動により開閉を繰り返すように
なっている。
【0017】前記吐出口16に、同吐出口16を穴径とする
凹部16b を設け,同凹部16b を前記吐出孔16a に連通す
るとともに、前記吐出口16の穴径を前記吐出孔16a の穴
径より大きくする一方、前記凹部16b と前記吐出孔16a
の中心軸を同一にした構成となっている。
【0018】上記構成において、圧縮室5で圧縮された
高圧冷媒ガスは吐出圧力により、吐出孔16a を経由して
吐出口16を閉じる吐出弁19を押し上げる。この時、吐出
口16の穴径が大きいため、ガス流速は低減され、また、
吐出口16を形成する凹部16bの穴周長が長くなっている
ため、吐出弁19の開き幅(図2の破線状態)が従来より
少なくても、ガス通路面積が確保でき、ガスを吐出室17
に吐出することができる。この結果、吐出室17から圧縮
室5へガスが逆流する際、吐出弁19の開き幅が少ない
分、弁の閉じる幅も少ないため、吐出弁19が閉弁すると
き固定スクロール4の着座面を強く加振することがなく
なり着座音を低減できるスクロール圧縮機となる。
【0019】図3は本発明による第二の実施例を示した
もので、図において、吐出口16下部の凹部16c を前記吐
出弁19の開口側に設けた構成となっている。また、図4
は本発明による第三の実施例を示したもので、図におい
て、吐出口16下部の凹部16d を前記吐出孔16a に対して
クランク状に形成した構成となっている。
【0020】上記第二および第三の実施例による構成に
おいて、第一の実施例と同様、吐出室17から圧縮室5へ
ガスが逆流する際、吐出弁19の開き幅が少ない分、弁の
閉じる幅も少ないため、吐出弁19が閉弁するとき固定ス
クロール4の着座面を強く加振することがなくなり着座
音を低減できるスクロール圧縮機となる。
【0021】図5は本発明による第四の実施例を示した
もので、図において、吐出孔16a を吐出口16が前記吐出
弁19の開口側に位置するよう上方に向け傾斜させてた構
成となっている。上記構成において、吐出ガスは吐出弁
19に対して直角に当たらず、斜めに当たるようにしたの
で、吐出弁19が押し上がる勢いが緩和されるとともに、
弁の開き幅も少なくでき、上記第一の実施例と同様の効
果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、吐出口
の穴径を大きくしたため、ガス流速が低減され、また、
吐出口を形成する凹部の穴周長が長くなっているため、
吐出弁の開き幅が従来より少なくても、ガス通路面積が
確保でき、ガスを吐出室に吐出することができる。この
結果、吐出室から圧縮室へガスが逆流する際、吐出弁の
開き幅が少ない分、弁の閉じる幅も少ないため、吐出弁
が閉弁するとき固定スクロールの着座面を強く加振する
ことがなくなり着座音を低減できるスクロール圧縮機と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すスクロール圧縮機の縦断
面図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
【図3】本発明の第二の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
【図4】本発明の第三の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
【図5】本発明の第四の実施例を示す要部拡大断面図で
ある。
【図6】従来例によるスクロール圧縮機の縦断面図であ
る。
【図7】従来例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 密封容器 2 圧縮部 3 電動機 4 固定スクロール 4a 固定鏡板 4b 固定スクロールラップ 5 圧縮室 6 旋回スクロール 6a 旋回鏡板 6b 旋回スクロールラップ 6c 旋回駆動軸 7 オルダムリング 8 クランク軸 9 潤滑油送路 10 シャフト 11 軸受 15 吸入管 16 吐出口 16a 吐出孔 17 吐出室 18 吐出管 19 吐出弁 19a 弁固定ボルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器内に電動機と圧縮部を配置し、
    同圧縮部を、鏡板に渦捲き状のラップを有する固定スク
    ロールと、同固定スクロールと互いに噛み合わせて複数
    の圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記固定スクロ
    ールの中心部付近に設けられた吐出孔を経由して吐出口
    から圧縮されたガスを圧力により吐出室へ吐出するとと
    もに、同吐出口に前記吐出室から圧縮室へのガスの逆流
    を防止する吐出弁を配設してなるスクロール圧縮機にお
    いて、 前記吐出口下部に前記吐出孔に連通する凹部を設けると
    ともに、前記吐出口の穴径を前記吐出孔の穴径より大き
    くしてなることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記凹部と前記吐出孔の中心軸を同一に
    してなることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧
    縮機。
  3. 【請求項3】 前記凹部を前記吐出弁の開口側に設けて
    なることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 前記凹部を前記吐出孔に対してクランク
    状に形成してなることを特徴とする請求項1記載のスク
    ロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 密封容器内に電動機と圧縮部を配置し、
    同圧縮部を、鏡板に渦捲き状のラップを有する固定スク
    ロールと、同固定スクロールと互いに噛み合わせて複数
    の圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記固定スクロ
    ールの中心部付近に設けられた吐出孔を経由して吐出口
    から圧縮されたガスを圧力により吐出室へ吐出するとと
    もに、同吐出口に前記吐出室から圧縮室へのガスの逆流
    を防止する吐出弁を配設してなるスクロール圧縮機にお
    いて、 前記吐出孔を前記吐出口が前記吐出弁の開口側に位置す
    るよう上方に向け傾斜させてなることを特徴とするスク
    ロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記吐出弁は弾性板からなることを特徴
    とする請求項1または5記載のスクロール圧縮機。
JP10278880A 1998-09-30 1998-09-30 スクロール圧縮機 Pending JP2000110744A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007517A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Sanden Corp 圧縮機
JP2012122376A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール圧縮機
JP2015031206A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 三菱重工業株式会社 圧縮機
JP2018155202A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 圧縮機

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