JP2003155983A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2003155983A
JP2003155983A JP2001354136A JP2001354136A JP2003155983A JP 2003155983 A JP2003155983 A JP 2003155983A JP 2001354136 A JP2001354136 A JP 2001354136A JP 2001354136 A JP2001354136 A JP 2001354136A JP 2003155983 A JP2003155983 A JP 2003155983A
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JP
Japan
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valve
chamber
hole
discharge
check valve
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JP2001354136A
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Kenji Kumazawa
健志 熊沢
Motonobu Furukawa
基信 古川
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機停止時に逆止弁が吐出口をスムーズに
閉じ、冷媒の逆流による旋回スクロールの逆転を防止す
ることができるスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 固定スクロール4の中央部に形成され、
圧縮室で圧縮されたガスを吐出室10へ吐出する吐出孔4a
の吐出口4bに配設され、吐出口4bを開閉すると共に、外
周近傍にガス通路となる透孔11a を備えた円板状の逆止
弁11と、逆止弁11を収納する弁室12a を有し、上部中央
に吐出室10と弁室12a を連通するガス通路孔12b を設
け、ガス通路孔12b の外周に、逆止弁11の上下の移動量
を規制する弁押え面12c を備えた筒状の弁カバー12とか
らなるスクロール圧縮機において、弁カバー12の下部側
壁に、弁室12a と吐出室10を連通する連通孔13を少なく
とも1つ以上設け、連通孔13の弁室12a 側開口面の中心
の高さ位置を、弁室12a の底面から逆止弁11の全移動範
囲の高さの1/3以下となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係り、詳しくは固定スクロールの吐出孔の吐出口に配
設され、吐出ガスの逆流を防止する逆止弁および弁カバ
ーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について、その
断面図である図6、及びその要部拡大断面図である図7
(A)、(B)を用いて説明する。スクロール圧縮機
は、密閉容器1内に上下に圧縮部2と電動機3を配置
し、同圧縮部2は、渦捲き状の固定スクロール4と、同
固定スクロール4と互いに噛み合わせて複数の圧縮室5
を形成する旋回スクロール6と、同旋回スクロール6の
自転を防止するオルダムリング7と、前記旋回スクロー
ル6のボス部61a に、先端に形成した旋回軸8aを挿入し
て旋回駆動するシャフト8と、前記旋回軸8aの下部に形
成された主軸8bを支承するメインフレーム9とから構成
されている。
【0003】電動機3が回転すると、シャフト8の先端
に形成した旋回軸8aによって旋回スクロール6を、オル
ダムリング7で自転を防止しながら旋回運動をさせる。
旋回スクロール6の旋回運動によって吸入管18から圧縮
部2に吸入された低圧冷媒は圧縮室5の外周部から中心
部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷媒ガスとなり、同
冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口4bから吐出室9に
吐出され、吐出管19から密閉容器1の外部に放出され
る。
【0004】上記において、圧縮機が停止直後、吐出さ
れた吐出室9の高圧冷媒ガスが高圧より低い前記圧縮室
5へ逆流して、前記旋回スクロール6を逆転させ、大き
な衝撃音や部品の破損を発生させてしまう。これを防止
するため、固定スクロール4の吐出口4bに逆止弁11' を
設けている。上記従来の圧縮機では、逆止弁11' は外周
近傍にガス通路となる複数の透孔11a'を備えた円板状に
形成され、筒状の弁カバー12' の弁室12a'に収納されお
り、ガスの流れ方向により、前記弁室12a'内を上下に移
動するように構成されている。
【0005】前記弁カバー12' は上部中央に前記吐出室
10と前記弁室12a'を連通するガス通路孔12b'を設け、同
ガス通路孔12b'の外周に、前記逆止弁11' の上下の移動
量を規制する弁押え面12c'を備えた筒状に構成されてい
る。
【0006】上記構成において、圧縮機運転時は図7
(A)に示すように、圧縮された冷媒ガスは吐出孔4aを
経由して吐出口4bから弁室12a'に噴出されるため、高圧
圧力により逆止弁11' は上方に押し上げられ、弁押え面
12c'に張り付くと同時に、冷媒ガスは実線矢印で示すよ
うに、複数の透孔11a'を通り吐出室10へ流れ出る。圧縮
機が停止する際には、吐出室10から透孔11a'、弁室12a'
を通り吐出孔4aへ逆流する僅かな冷媒の作動により、逆
止弁11' は下降し吐出口4bに接し、同時に透孔11a'が固
定スクロール4の背面に接し塞がれるため、冷媒の圧縮
室5への逆流を無くす構造となっている。
【0007】しかしながら、圧縮機停止時に冷媒が吐出
孔4aに向かって逆流する際に、図7(B)に示すよう
に、吐出孔4aに入りきれなかった一部の冷媒が、弁室12
a'の側壁方向に流れ壁面に沿って上昇し、逆止弁11' が
閉じる際の抵抗となっていた。これにより、圧縮機停止
時に逆止弁11' が吐出口4bに張り付くことができず、旋
回スクロール6の逆転を防止できないことがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、圧縮機停止時に吐出孔に入りきれ
なかった一部の冷媒を、吐出室に逃がす構造とし、逆止
弁が吐出口をスムーズに閉じ、冷媒の逆流による旋回ス
クロールの逆転を防止することができるスクロール圧縮
機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためなされたもので、密閉容器内の上下に電動機
と圧縮部を配置し、同圧縮部を鏡板に渦捲き状のラップ
を有する固定スクロールと、同固定スクロールと互いに
噛み合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スクロール
と、前記固定スクロールの中央部に形成され、前記圧縮
室で圧縮されたガスを吐出室へ吐出する吐出孔の吐出口
に配設され、同吐出口を開閉するとともに、外周近傍に
ガス通路となる透孔を備えた円板状の逆止弁と、同逆止
弁を収納する弁室を有し、上部中央に前記吐出室と前記
弁室を連通するガス通路孔を設け、同ガス通路孔の外周
に、前記逆止弁の上下の移動量を規制する弁押え面を備
えた筒状の弁カバーとからなるスクロール圧縮機におい
て、前記弁カバーの下部側壁に、前記弁室と前記吐出室
を連通する連通孔を少なくとも1つ以上設け、同連通孔
の前記弁室側開口面の中心の高さ位置を、前記弁室の底
面から前記逆止弁の全移動範囲の高さの1/3以下とな
るようにした構成となっている。
【0010】また、前記逆止弁の透孔を複数設けた構成
となっている。
【0011】また、前記連通孔の総断面積をS1、前記
透孔の総断面積をS2、前記吐出孔の最小断面積をS3
したとき、1/4S3≦S1≦S2とした構成となって
いる。
【0012】また、前記弁カバーの内周壁面に、同内周
壁面の下部から上部に延伸する少なくとも1つ以上の溝
を設けた構成となっている。
【0013】また、前記溝の下端面を前記弁室の高さの
下端から1/3以下の位置とするとともに、前記溝の上
端面を前記弁室の高さの下端から2/3以上としてなる
構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明における
スクロール圧縮機の縦断面図、図2は本発明における要
部拡大図で、(A)は圧縮機運転時の逆止弁を示したも
ので、(B)は停止時を示したもので、(C)は逆止弁
の上面図である。図において、密閉容器1内に上下に圧
縮部2と電動機3を配置し、同圧縮部2は、渦捲き状の
固定スクロール4と、同固定スクロール4と互いに噛み
合わせて複数の圧縮室5を形成する旋回スクロール6
と、同旋回スクロール6の自転を防止するオルダムリン
グ7と、前記旋回スクロール6のボス部61a に、先端に
形成した旋回軸8aを挿入して旋回駆動するシャフト8
と、前記旋回軸8aの下部に形成された主軸8bを支承する
メインフレーム9とから構成されている。
【0015】前記固定スクロール4の中央部に形成さ
れ、前記圧縮室5で圧縮されたガスを吐出室10へ吐出す
る吐出孔4aの吐出口4bに、同吐出口4bを開閉し、圧縮機
停止時に前記吐出室10から、前記圧縮室5に圧縮ガスの
逆流を防止する逆止弁11が配設されている。前記逆止弁
11は、図2(C)に示すように、外周近傍にガス通路と
なる複数の透孔11a を備えた円板状に形成され、弁カバ
ー12の弁室12a に収納され、ガスの流れ方向により、前
記弁室12a 内を上下に移動するように構成されている。
【0016】前記弁カバー12は上部中央に前記吐出室10
と前記弁室12a を連通するガス通路孔12b を設け、同ガ
ス通路孔12b の外周に、前記逆止弁11の上下の移動量を
規制する弁押え面12c を備えた筒状に構成されている。
【0017】前記弁カバー12の下部側壁には、前記弁室
12a と前記吐出室10とを連通する連通孔13が少なくとも
1つ以上設けられている。そして、図3(A)に示すよ
うに、前記弁室12a の底面から前記逆止弁11の底面の移
動上限までの高さをhとしたとき、前記連通孔13の弁室
12a 側開口面の中心の高さ位置は、少なくとも1/3h
以下になるように形成されている。
【0018】上記構成において、圧縮機が運転される
と、旋回スクロール6の旋回運動によって吸入管18から
圧縮部2の吸入室5aに吸入された低圧冷媒は、圧縮室5
の外周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷
媒ガスとなり、同冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口
4bから圧力により逆止弁11を開弁して弁室12a 流入し、
逆止弁11を上方に押し上げ、更に弁押え面12c に張り付
くと同時に、冷媒ガスは図2(A)の実線矢印で示すよ
うに、逆止弁11の複数の透孔11a を通り吐出室10に吐出
される。そして、冷媒は吐出管19から密閉容器1の外部
に放出される。
【0019】また、圧縮機が停止する際には、図2
(B)の実線矢印で示すように、吐出室10から透孔11a
、弁室12を通り吐出孔4aへ逆流する僅かな冷媒の作動
により、逆止弁11は下降し、さらに吐出孔4aに入りきれ
なかった一部の冷媒は、前記弁室12a から連通孔13から
吐出室10に吐出される。このため、逆止弁11が閉じる際
の抵抗がなくなり、逆止弁11はスムーズに吐出口4bに接
して閉じ、同時に透孔11a が固定スクロール4の背面に
接し塞がれるため、冷媒の圧縮室5への逆流を無くすこ
とができ、旋回スクロール6の逆転を防止することがで
きる。
【0020】図3(B)は、前記連通孔13の弁室12a 側
開口面の中心の高さ位置を横軸に変化させ、縦軸に電動
機3への電流供給停止から圧縮機停止(旋回スクロール
6停止)までにかかる時間を示したものである。即ち、
連通孔13がない場合(従来)を1とし、停止時における
圧縮機逆転時間の変化を表わしたものである。これによ
れば、連通孔13の弁室12a 側開口面の中心の高さ位置
が、逆止弁11の底面の移動上限までの高さの1/3を超
えると連通孔13の効果がほとんどなくなることが分か
る。
【0021】また、図4(A)、(B)、(C)に示す
ように、前記複数の連通孔13の開口部断面の総断面積を
S1とし、前記複数の透孔11a の総断面積をS2とし、
前記吐出孔4aの最小断面積をS3したとき、これらの面
積の関係を1/4S3≦S1≦S2とした構成となって
いる。図4(D)は、連通孔13の総面積S1に対する透
孔11a の総面積S2、および吐出孔4aの最小断面積S3
の相対比を横軸に変化させ、縦軸に電動機3への電流供
給停止から圧縮機停止(旋回スクロール6停止)までに
かかる時間を示したものである。即ち、連通孔13がない
場合(従来)を1とし、停止時における圧縮機逆転時間
の変化を表わしたものである。
【0022】連通孔13の総面積S1が透孔11a の総面積
S2より大きいと、図4(A)に示すように、連通孔13
から吐出孔4aに向かって冷媒が流れてしまい、逆止弁11
を押し上げる力が発生してしまう。また、連通孔13の総
面積S1が吐出孔4aの最小断面積S3の1/4より小さ
いと、連通孔13から吐出室10に冷媒が流出しきれず、上
記同様に逆止弁11を押し上げる力が発生し、旋回スクロ
ール6の逆転を防止できなくなる。
【0023】図5は本発明による他の実施例を示したも
ので、図5(A)、(B)に示すように、前記弁カバー
12の内周壁面に、同内周壁面の下部から上部に延伸する
少なくとも1つ以上の溝14を設けた構成となっている。
そして、前記弁室12a の底面から前記逆止弁11の底面の
移動上限までの高さをhとしたとき、前記溝14の下端面
の高さを1/3h以下の位置とするとともに、前記溝14
の上端面の高さを2/3h以上となるように形成されて
いる。
【0024】上記構成において、圧縮機が停止する際に
は、図5(A)の実線矢印で示すように、吐出室10から
透孔11a 、弁室12を通り吐出孔4aへ逆流する僅かな冷媒
の作動により、逆止弁11は下降し、さらに吐出孔4aに入
りきれなかった一部の冷媒は、前記弁室12a から溝14か
ら吐出室10に吐出される。このため、上記実施例と同様
に、逆止弁11が閉じる際の抵抗がなくなり、逆止弁11は
スムーズに吐出口4bに接して閉じ、同時に透孔11a が固
定スクロール4の背面に接し塞がれるため、冷媒の圧縮
室5への逆流を無くすことができ、旋回スクロール6の
逆転を防止することができる。
【0025】前記溝14の下端面の高さが1/3hを超え
ると上記実施例と同様に、溝14の効果がほとんどなくな
る(図3B参照)。また、前記溝14の上端面の高さが2
/3h以下となると、溝14へ冷媒が流れなくなり逆止弁
11閉じる動作を妨げ、図5(D)に示すように溝14の効
果がほとんどなくなる。図5(C)はこれらの冷媒の流
れを示したものである。
【0026】以上に説明したように、前記弁カバー12の
下部側壁には、前記弁室12a と前記吐出室10とを連通す
る連通孔13が少なくとも1つ以上設けたことにより、圧
縮機停止時に吐出孔4aに入りきれなかった一部の冷媒
を、吐出室10に逃がすことができ、逆止弁11が吐出口4b
をスムーズに閉じ、冷媒の逆流による旋回スクロール6
の逆転を防止することができるスクロール圧縮機とな
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明においては、圧縮機
停止時に吐出孔に入りきれなかった一部の冷媒を、吐出
室に逃がす構造とし、逆止弁が吐出口をスムーズに閉
じ、冷媒の逆流による旋回スクロールの逆転を防止する
ことができるスクロール圧縮機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すスクロール圧縮機の縦断
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部拡大断面図で、
(A)は圧縮機運転時、(B)は圧縮機停止時の状態、
(A)は逆止弁の上面図である。
【図3】本発明による連通孔の位置関係を説明する図
で、(A)は断面図、(B)は連通孔の高さと、停止時
における圧縮機逆転時間の関係を表わすグラフである。
【図4】本発明による連通孔の断面積と、透孔の断面積
および吐出孔の断面積の関係を説明する図で、(A)は
連通孔の断面積を表わす断面図、(B)は透孔の断面積
を表わす上面図、(C)は吐出孔の断面積を表わす断面
図、(D)は連通孔の総面積と、停止時における圧縮機
逆転時間の関係を表わすグラフである。
【図5】本発明による他の実施例を示す要部拡大上面図
で、(A)は断面図、(B)は(A)のa−a矢視図、
(C)は溝の高さ関係を示す断面図、(D)は溝の上端
位置と、停止時における圧縮機逆転時間の関係を表わす
グラフである。
【図6】従来例によるスクロール圧縮機の縦断面図であ
る。
【図7】従来例による要部拡大断面図で、(A)は圧縮
機運転時、(B)は圧縮機停止時の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 圧縮部 3 電動機 4 固定スクロール 4a 吐出孔 4b 吐出口 5 圧縮室 6 旋回スクロール 6a ボス部 6c 動軸 7 オルダムリング 8 シャフト 8a 旋回駆 9 メインフレーム 10 吐出室 11 逆止弁 11a 透孔 12 弁カバー 12a 弁室 12b ガス通路孔 12c 弁押え面 13 連通孔 14 溝 18 吸入管 19 吐出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AB01 BB41 BB51 CC15 3H039 AA03 AA04 AA12 BB21 BB28 CC29 CC30 3H058 AA03 BB04 BB40 CA03 CC02 CC04 EE05 EE10 EE13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内の上下に電動機と圧縮部を配
    置し、同圧縮部を鏡板に渦捲き状のラップを有する固定
    スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み合わせて
    複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記固定ス
    クロールの中央部に形成され、前記圧縮室で圧縮された
    ガスを吐出室へ吐出する吐出孔の吐出口に配設され、同
    吐出口を開閉するとともに、外周近傍にガス通路となる
    透孔を備えた円板状の逆止弁と、同逆止弁を収納する弁
    室を有し、上部中央に前記吐出室と前記弁室を連通する
    ガス通路孔を設け、同ガス通路孔の外周に、前記逆止弁
    の上下の移動量を規制する弁押え面を備えた筒状の弁カ
    バーとからなるスクロール圧縮機において、 前記弁カバーの下部側壁に、前記弁室と前記吐出室を連
    通する連通孔を少なくとも1つ以上設け、同連通孔の前
    記弁室側開口面の中心の高さ位置を、前記弁室の底面か
    ら前記逆止弁の全移動範囲の高さの1/3以下となるよ
    うにしたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁の透孔を複数設けてなること
    を特徴徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記連通孔の総断面積をS1、前記透孔
    の総断面積をS2、前記吐出孔の最小断面積をS3した
    とき、1/4S3≦S1≦S2としたことを特徴とする
    請求項1記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記弁カバーの内周壁面に、同内周壁面
    の下部から上部に延伸する少なくとも1つ以上の溝を設
    けてなることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧
    縮機。
  5. 【請求項5】 前記溝の下端面を前記弁室の高さの下端
    から1/3以下の位置とするとともに、前記溝の上端面
    を前記弁室の高さの下端から2/3以上としてなること
    を特徴とする請求項1または4記載のスクロール圧縮
    機。
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