JP2003184762A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JP2003184762A JP2003184762A JP2001387143A JP2001387143A JP2003184762A JP 2003184762 A JP2003184762 A JP 2003184762A JP 2001387143 A JP2001387143 A JP 2001387143A JP 2001387143 A JP2001387143 A JP 2001387143A JP 2003184762 A JP2003184762 A JP 2003184762A
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- spring member
- valve
- scroll compressor
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Check Valves (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 逆止弁を螺旋状のバネ部材と、吐出口の径よ
り大きい平板状の弁体とから構成し、周囲を上下及び径
方向の移動量を規制する弁ガイドにより囲むことによ
り、冷媒の圧縮室への逆流を無くし、旋回スクロールの
逆転を確実に防止することができ、かつ騒音の少ないス
クロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 固定スクロールと4、固定スクロール4
と互いに噛み合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スク
ロールと、固定スクロール4の中央部に形成され、圧縮
室で圧縮されたガスを吐出室10へ吐出する吐出孔4aの吐
出口4bに配設され、吐出口4bを開閉する逆止弁11と、逆
止弁11の上下および径方向の移動量を規制する弁ガイド
12とからなるスクロール圧縮機において、逆止弁11を上
下方向に伸縮可能な螺旋状のバネ部材11a と、バネ部材
11a の下部先端に上面が固定され、吐出口4bの径より大
きい平板状の弁体11b とから構成した。
り大きい平板状の弁体とから構成し、周囲を上下及び径
方向の移動量を規制する弁ガイドにより囲むことによ
り、冷媒の圧縮室への逆流を無くし、旋回スクロールの
逆転を確実に防止することができ、かつ騒音の少ないス
クロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 固定スクロールと4、固定スクロール4
と互いに噛み合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スク
ロールと、固定スクロール4の中央部に形成され、圧縮
室で圧縮されたガスを吐出室10へ吐出する吐出孔4aの吐
出口4bに配設され、吐出口4bを開閉する逆止弁11と、逆
止弁11の上下および径方向の移動量を規制する弁ガイド
12とからなるスクロール圧縮機において、逆止弁11を上
下方向に伸縮可能な螺旋状のバネ部材11a と、バネ部材
11a の下部先端に上面が固定され、吐出口4bの径より大
きい平板状の弁体11b とから構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係り、詳しくは固定スクロールの吐出孔の吐出口に配
設され、吐出ガスの逆流を防止する逆止弁の構造に関す
る。
に係り、詳しくは固定スクロールの吐出孔の吐出口に配
設され、吐出ガスの逆流を防止する逆止弁の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について、その
断面図である図5、及びその要部拡大断面図である図6
(A)、(B)および(C)を用いて説明する。スクロ
ール圧縮機は、密閉容器1内に上下に圧縮部2と電動機
3を配置し、同圧縮部2は、渦捲き状の固定スクロール
4と、同固定スクロール4と互いに噛み合わせて複数の
圧縮室5を形成する旋回スクロール6と、同旋回スクロ
ール6の自転を防止するオルダムリング7と、前記旋回
スクロール6のボス部6aに、先端に形成した旋回軸8aを
挿入して旋回駆動するシャフト8と、前記旋回軸8aの下
部に形成された主軸8bを支承するメインフレーム9とか
ら構成されている。
断面図である図5、及びその要部拡大断面図である図6
(A)、(B)および(C)を用いて説明する。スクロ
ール圧縮機は、密閉容器1内に上下に圧縮部2と電動機
3を配置し、同圧縮部2は、渦捲き状の固定スクロール
4と、同固定スクロール4と互いに噛み合わせて複数の
圧縮室5を形成する旋回スクロール6と、同旋回スクロ
ール6の自転を防止するオルダムリング7と、前記旋回
スクロール6のボス部6aに、先端に形成した旋回軸8aを
挿入して旋回駆動するシャフト8と、前記旋回軸8aの下
部に形成された主軸8bを支承するメインフレーム9とか
ら構成されている。
【0003】電動機3が回転すると、シャフト8の先端
に形成した旋回軸8aによって旋回スクロール6を、オル
ダムリング7で自転を防止しながら旋回運動をさせる。
旋回スクロール6の旋回運動によって吸入管18から圧縮
部2に吸入された低圧冷媒は圧縮室5の外周部から中心
部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷媒ガスとなり、同
冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口4bから吐出室10に
吐出され、吐出管19から密閉容器1の外部に放出され
る。
に形成した旋回軸8aによって旋回スクロール6を、オル
ダムリング7で自転を防止しながら旋回運動をさせる。
旋回スクロール6の旋回運動によって吸入管18から圧縮
部2に吸入された低圧冷媒は圧縮室5の外周部から中心
部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷媒ガスとなり、同
冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口4bから吐出室10に
吐出され、吐出管19から密閉容器1の外部に放出され
る。
【0004】上記において、圧縮機が停止直後、吐出さ
れた吐出室9の高圧冷媒ガスが高圧より低い前記圧縮室
5へ逆流して、前記旋回スクロール6を逆転させ、大き
な衝撃音や部品の破損を発生させてしまう。これを防止
するため、固定スクロール4の吐出口4bに逆止弁21を設
けている。上記従来の圧縮機では、前記逆止弁21は図6
(A)、(B)および(C)に示すように、前記固定ス
クロール4上面の前記吐出口4b近傍に、前記逆止弁21を
上下に案内す中空円筒状の2本の案内棒22を立設し、同
案内棒22の上端に前記逆止弁21の上下の移動量を規制す
るネジ孔23a を備えた弁押え23を被せ、同弁押え23の上
部より前記ネジ孔23a にネジ24を挿通し、前記案内棒22
と弁押え23を共締めして前記ネジ24を前記固定スクロー
ル4に螺着した構成となっている。
れた吐出室9の高圧冷媒ガスが高圧より低い前記圧縮室
5へ逆流して、前記旋回スクロール6を逆転させ、大き
な衝撃音や部品の破損を発生させてしまう。これを防止
するため、固定スクロール4の吐出口4bに逆止弁21を設
けている。上記従来の圧縮機では、前記逆止弁21は図6
(A)、(B)および(C)に示すように、前記固定ス
クロール4上面の前記吐出口4b近傍に、前記逆止弁21を
上下に案内す中空円筒状の2本の案内棒22を立設し、同
案内棒22の上端に前記逆止弁21の上下の移動量を規制す
るネジ孔23a を備えた弁押え23を被せ、同弁押え23の上
部より前記ネジ孔23a にネジ24を挿通し、前記案内棒22
と弁押え23を共締めして前記ネジ24を前記固定スクロー
ル4に螺着した構成となっている。
【0005】前記逆止弁21は左右側端に円弧状の切欠き
21a を設け、同切欠き21a の外側面を前記案内棒22に接
触させ、この案内棒22に沿って上下に移動するように構
成されている。また、前記逆止弁21および弁押え23は一
般に金属材より構成されている。
21a を設け、同切欠き21a の外側面を前記案内棒22に接
触させ、この案内棒22に沿って上下に移動するように構
成されている。また、前記逆止弁21および弁押え23は一
般に金属材より構成されている。
【0006】上記構成において、圧縮機運転時、圧縮さ
れた冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口4bから噴出さ
れるため、高圧圧力により逆止弁21は上方に押し上げら
れ、弁押え23に張り付くと同時に、冷媒吐出室10へ流れ
出る。また、圧縮機が停止する際には、吐出室10から吐
出孔4aへ逆流する僅かな冷媒の作動および重力により、
逆止弁21は下降し吐出口4bを閉塞し、冷媒の圧縮室5へ
の逆流を無くす構造となっている。
れた冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口4bから噴出さ
れるため、高圧圧力により逆止弁21は上方に押し上げら
れ、弁押え23に張り付くと同時に、冷媒吐出室10へ流れ
出る。また、圧縮機が停止する際には、吐出室10から吐
出孔4aへ逆流する僅かな冷媒の作動および重力により、
逆止弁21は下降し吐出口4bを閉塞し、冷媒の圧縮室5へ
の逆流を無くす構造となっている。
【0007】しかしながら、吐出室10の状態は油がミス
ト化した空間で、逆止弁21には油が付着し易く、逆止弁
21に付着した油が、逆止弁21と弁押え23との接着剤の役
目をすることで吐出口4bを閉塞しない場合が生じる。こ
の対策として弁押え23に溝25などの凹凸を形成し、逆止
弁21と弁押え23との隙間を設け、油による粘着を防止し
ている。そのため、構造が複雑になり、コスト的にも不
利となる問題が発生することになる。
ト化した空間で、逆止弁21には油が付着し易く、逆止弁
21に付着した油が、逆止弁21と弁押え23との接着剤の役
目をすることで吐出口4bを閉塞しない場合が生じる。こ
の対策として弁押え23に溝25などの凹凸を形成し、逆止
弁21と弁押え23との隙間を設け、油による粘着を防止し
ている。そのため、構造が複雑になり、コスト的にも不
利となる問題が発生することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、逆止弁を上下方向に伸縮可能な螺
旋状のバネ部材と、吐出口の径より大きい平板状の弁体
とから構成し、周囲を上下および径方向の移動量を規制
する弁ガイドにより囲むことにより、冷媒の圧縮室への
逆流を無くし、旋回スクロールの逆転を確実に防止する
ことができ、かつ騒音の少ないスクロール圧縮機を提供
することを目的としている。
鑑みなされたもので、逆止弁を上下方向に伸縮可能な螺
旋状のバネ部材と、吐出口の径より大きい平板状の弁体
とから構成し、周囲を上下および径方向の移動量を規制
する弁ガイドにより囲むことにより、冷媒の圧縮室への
逆流を無くし、旋回スクロールの逆転を確実に防止する
ことができ、かつ騒音の少ないスクロール圧縮機を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためなされたもので、鏡板に渦捲き状のラップを
有する固定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛
み合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、
前記固定スクロールの中央部に形成され、前記圧縮室で
圧縮されたガスを吐出室へ吐出する吐出孔の吐出口に配
設され、同吐出口を開閉する逆止弁と、同逆止弁の上下
および径方向の移動量を規制する弁ガイドとからなるス
クロール圧縮機において、前記逆止弁が、上下方向に伸
縮可能な螺旋状のバネ部材と、同バネ部材の下部先端に
上面が固定され、前記吐出口の径より大きい平板状の弁
体とからなる構成となっている。
決するためなされたもので、鏡板に渦捲き状のラップを
有する固定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛
み合わせて複数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、
前記固定スクロールの中央部に形成され、前記圧縮室で
圧縮されたガスを吐出室へ吐出する吐出孔の吐出口に配
設され、同吐出口を開閉する逆止弁と、同逆止弁の上下
および径方向の移動量を規制する弁ガイドとからなるス
クロール圧縮機において、前記逆止弁が、上下方向に伸
縮可能な螺旋状のバネ部材と、同バネ部材の下部先端に
上面が固定され、前記吐出口の径より大きい平板状の弁
体とからなる構成となっている。
【0010】また、前記逆止弁は、1枚の板材を外周よ
り中心に向け渦巻状に切欠いて前記バネ部材と前記弁体
部をを一体にしてなる構成となっている。
り中心に向け渦巻状に切欠いて前記バネ部材と前記弁体
部をを一体にしてなる構成となっている。
【0011】また、前記板材は、外周形が円形または矩
形状からなる構成となっている。
形状からなる構成となっている。
【0012】また、前記バネ部材は、弾性線材かなる構
成となっている。
成となっている。
【0013】また、前記バネ部材は、外周形が上下方向
に柱状または錐状に形成されてなる構成となっている。
に柱状または錐状に形成されてなる構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明における
スクロール圧縮機の縦断面図、図2は本発明における要
部拡大図で、(A)は圧縮機運転時の状態、(B)は圧
縮機停止時の状態である。図において、密閉容器1内に
上下に圧縮部2と電動機3を配置し、同圧縮部2は、渦
捲き状の固定スクロール4と、同固定スクロール4と互
いに噛み合わせて複数の圧縮室5を形成する旋回スクロ
ール6と、同旋回スクロール6の自転を防止するオルダ
ムリング7と、前記旋回スクロール6のボス部6aに、先
端に形成した旋回軸8aを挿入して旋回駆動するシャフト
8と、前記旋回軸8aの下部に形成された主軸8bを支承す
るメインフレーム9とから構成されている。
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明における
スクロール圧縮機の縦断面図、図2は本発明における要
部拡大図で、(A)は圧縮機運転時の状態、(B)は圧
縮機停止時の状態である。図において、密閉容器1内に
上下に圧縮部2と電動機3を配置し、同圧縮部2は、渦
捲き状の固定スクロール4と、同固定スクロール4と互
いに噛み合わせて複数の圧縮室5を形成する旋回スクロ
ール6と、同旋回スクロール6の自転を防止するオルダ
ムリング7と、前記旋回スクロール6のボス部6aに、先
端に形成した旋回軸8aを挿入して旋回駆動するシャフト
8と、前記旋回軸8aの下部に形成された主軸8bを支承す
るメインフレーム9とから構成されている。
【0015】前記固定スクロール4の中央部に形成さ
れ、前記圧縮室5で圧縮されたガスを吐出室10へ吐出す
る吐出孔4aの吐出口4bに、同吐出口4bを開閉し、圧縮機
停止時に前記吐出室10から、前記圧縮室5に圧縮ガスの
逆流を防止する逆止弁11が配設されている。
れ、前記圧縮室5で圧縮されたガスを吐出室10へ吐出す
る吐出孔4aの吐出口4bに、同吐出口4bを開閉し、圧縮機
停止時に前記吐出室10から、前記圧縮室5に圧縮ガスの
逆流を防止する逆止弁11が配設されている。
【0016】前記逆止弁11は、上下方向に伸縮可能な螺
旋状のバネ部材11a と、同バネ部材11a の下部先端に上
面が固定され、前記吐出口4bの径より大きい平板状の弁
体11b とから構成され、周囲を上下および径方向の移動
量を規制する弁ガイド12により被われている。前記弁ガ
イド12は上下方向の移動量を規制する弁押え面12a と、
径方向の移動量を規制する複数のガイド棒12b とから構
成されている。
旋状のバネ部材11a と、同バネ部材11a の下部先端に上
面が固定され、前記吐出口4bの径より大きい平板状の弁
体11b とから構成され、周囲を上下および径方向の移動
量を規制する弁ガイド12により被われている。前記弁ガ
イド12は上下方向の移動量を規制する弁押え面12a と、
径方向の移動量を規制する複数のガイド棒12b とから構
成されている。
【0017】上記構成において、圧縮機が運転される
と、旋回スクロール6の旋回運動によって吸入管18から
圧縮部2の吸入室5aに吸入された低圧冷媒は、圧縮室5
の外周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷
媒ガスとなり、同冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口
4bから圧力により弁体11b にぶつかり開弁し、図2
(A)の実線矢印で示すように吐出室10に吐出される。
そして、冷媒は吐出管19から密閉容器1の外部に放出さ
れる。尚、弁体11b 吐出口4bとの間に一定の隙間hが維
持されるように、前記バネ部材11a のバネ力が設定され
ている。冷媒ガスの吐出時に、前記バネ部材11a の上端
は弁押え面12a に当るが接触面が点であり、またバネ作
用により騒音はほとんど発生しない。
と、旋回スクロール6の旋回運動によって吸入管18から
圧縮部2の吸入室5aに吸入された低圧冷媒は、圧縮室5
の外周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧冷
媒ガスとなり、同冷媒ガスは吐出孔4aを経由して吐出口
4bから圧力により弁体11b にぶつかり開弁し、図2
(A)の実線矢印で示すように吐出室10に吐出される。
そして、冷媒は吐出管19から密閉容器1の外部に放出さ
れる。尚、弁体11b 吐出口4bとの間に一定の隙間hが維
持されるように、前記バネ部材11a のバネ力が設定され
ている。冷媒ガスの吐出時に、前記バネ部材11a の上端
は弁押え面12a に当るが接触面が点であり、またバネ作
用により騒音はほとんど発生しない。
【0018】また、圧縮機が停止する際には、図2
(B)の矢印で示すように逆止弁11は自重により、固定
スクロール4側に落ちるが、同時に吐出室10より吐出孔
4aに冷媒が流入するため、吸引力が作用し弁体11b が吐
出口4bを閉じ、冷媒の圧縮室5への逆流を無くすことが
でき、旋回スクロール6の逆転を確実に防止することが
できる。
(B)の矢印で示すように逆止弁11は自重により、固定
スクロール4側に落ちるが、同時に吐出室10より吐出孔
4aに冷媒が流入するため、吸引力が作用し弁体11b が吐
出口4bを閉じ、冷媒の圧縮室5への逆流を無くすことが
でき、旋回スクロール6の逆転を確実に防止することが
できる。
【0019】図3は本発明における逆止弁11を示した斜
視図である。逆止弁11は1枚の板材を外周より中心に向
け渦巻状に切欠いてバネ部材11a を形成し、中心部を弁
体11b とした一体形からなる構成となっている。これに
より、構造が簡単で、かつコスト的に有利な逆止弁11と
なる。また、外周形は図3(A)の円形または図3
(B)の矩形状からなる構成となっている。
視図である。逆止弁11は1枚の板材を外周より中心に向
け渦巻状に切欠いてバネ部材11a を形成し、中心部を弁
体11b とした一体形からなる構成となっている。これに
より、構造が簡単で、かつコスト的に有利な逆止弁11と
なる。また、外周形は図3(A)の円形または図3
(B)の矩形状からなる構成となっている。
【0020】図4は逆止弁11の他の実施例を示したもの
で、弾性線材を螺旋状に加工してバネ部材11a'を形成
し、先端を平板状の弁体11b'に接合点aで接合したもの
で、外周形が上下方向に柱状(A)、または錐状(B)
に形成した構成となっている。これにより、材料費を低
減でき、かつ弁ガイド12の形状を簡易化することができ
る。
で、弾性線材を螺旋状に加工してバネ部材11a'を形成
し、先端を平板状の弁体11b'に接合点aで接合したもの
で、外周形が上下方向に柱状(A)、または錐状(B)
に形成した構成となっている。これにより、材料費を低
減でき、かつ弁ガイド12の形状を簡易化することができ
る。
【0021】以上に説明したように、前記逆止弁11を、
上下方向に伸縮可能な螺旋状のバネ部材11a と、同バネ
部材11a の下部先端に上面が固定され、前記吐出口4bの
径より大きい平板状の弁体11b と、周囲を上下方向の移
動量を規制する弁押え面12aと、径方向の移動量を規制
する複数のガイド棒12b とからなる弁ガイド12とで構成
することにより、冷媒の圧縮室5への逆流を無くすこと
ができ、旋回スクロール6の逆転を確実に防止すること
ができ、かつ騒音の少ないスクロール圧縮機となる。
上下方向に伸縮可能な螺旋状のバネ部材11a と、同バネ
部材11a の下部先端に上面が固定され、前記吐出口4bの
径より大きい平板状の弁体11b と、周囲を上下方向の移
動量を規制する弁押え面12aと、径方向の移動量を規制
する複数のガイド棒12b とからなる弁ガイド12とで構成
することにより、冷媒の圧縮室5への逆流を無くすこと
ができ、旋回スクロール6の逆転を確実に防止すること
ができ、かつ騒音の少ないスクロール圧縮機となる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、逆止弁
を上下方向に伸縮可能な螺旋状のバネ部材と、同バネ部
材の下部先端に上面が固定され、前記吐出口の径より大
きい平板状の弁体とから構成され、周囲を上下および径
方向の移動量を規制する弁ガイドにより構成することに
より、冷媒の圧縮室への逆流を無くすことができ、旋回
スクロールの逆転を確実に防止することができ、かつ騒
音の少ないスクロール圧縮機となる。
を上下方向に伸縮可能な螺旋状のバネ部材と、同バネ部
材の下部先端に上面が固定され、前記吐出口の径より大
きい平板状の弁体とから構成され、周囲を上下および径
方向の移動量を規制する弁ガイドにより構成することに
より、冷媒の圧縮室への逆流を無くすことができ、旋回
スクロールの逆転を確実に防止することができ、かつ騒
音の少ないスクロール圧縮機となる。
【図1】本発明の実施例を示すスクロール圧縮機の縦断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部拡大断面図で、
(A)は圧縮機運転時の状態、(B)は圧縮機停止時の
状態である。
(A)は圧縮機運転時の状態、(B)は圧縮機停止時の
状態である。
【図3】本発明による逆止弁の要部拡大斜視図で、
(A)は外周形が円形状、(B)は矩形状のものであ
る。
(A)は外周形が円形状、(B)は矩形状のものであ
る。
【図4】本発明によるは逆止弁の他の実施例を示す上面
図で、(A)は外周形が上下方向に柱状で、(B)は錐
状に形成したものである。
図で、(A)は外周形が上下方向に柱状で、(B)は錐
状に形成したものである。
【図5】従来例によるスクロール圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図6】従来例による要部拡大断面図で、(A)は圧縮
機運転時、(B)は圧縮機停止時の状態を示す図であ
る。
機運転時、(B)は圧縮機停止時の状態を示す図であ
る。
1 密閉容器
2 圧縮部
3 電動機
4 固定スクロール
4a 吐出孔
4b 吐出口
5 圧縮室
6 旋回スクロール
6a ボス部
7 オルダムリング
8 シャフト
8a 旋回駆
9 メインフレーム
10 吐出室
11 逆止弁
11a 透孔
12 弁カバー
12a 弁室
12b ガス通路孔
12c 弁押え面
13 吐出ガス通路
14 切欠き
15 段差部
18 吸入管
19 吐出管
Claims (5)
- 【請求項1】 鏡板に渦捲き状のラップを有する固定ス
クロールと、同固定スクロールと互いに噛み合わせて複
数の圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記固定スク
ロールの中央部に形成され、前記圧縮室で圧縮されたガ
スを吐出室へ吐出する吐出孔の吐出口に配設され、同吐
出口を開閉する逆止弁と、同逆止弁の上下および径方向
の移動量を規制する弁ガイドとからなるスクロール圧縮
機において、 前記逆止弁を、上下方向に伸縮可能な螺旋状のバネ部材
と、同バネ部材の下部先端に上面が固定され、前記吐出
口の径より大きい平板状の弁体とから構成してなること
を特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項2】 前記逆止弁は、1枚の板材を外周より中
心に向け渦巻状に切欠いて前記バネ部材と前記弁体部を
一体にしてなることを特徴とする請求項1記載のスクロ
ール圧縮機。 - 【請求項3】 前記板材は、外周形が円形または矩形状
になっていることを特徴とする請求項1記載のスクロー
ル圧縮機。 - 【請求項4】 前記バネ部材は、弾性線材からなること
を特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項5】 前記バネ部材は、外周形が上下方向に柱
状または錐状に形成されてなることを特徴とする請求項
4記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387143A JP2003184762A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001387143A JP2003184762A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003184762A true JP2003184762A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27596064
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001387143A Pending JP2003184762A (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | スクロール圧縮機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003184762A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2001-12-20 JP JP2001387143A patent/JP2003184762A/ja active Pending
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