JP2000110189A - 振動式アタッチメント取付装置 - Google Patents

振動式アタッチメント取付装置

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JP2000110189A
JP2000110189A JP10281543A JP28154398A JP2000110189A JP 2000110189 A JP2000110189 A JP 2000110189A JP 10281543 A JP10281543 A JP 10281543A JP 28154398 A JP28154398 A JP 28154398A JP 2000110189 A JP2000110189 A JP 2000110189A
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interference
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bracket
hydraulic cylinder
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JP10281543A
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English (en)
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Takayuki Muto
隆之 武藤
Shigeru Shinohara
茂 篠原
Sadao Nunotani
貞夫 布谷
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平行四節リンクで干渉が発生したとしてもこの
干渉による衝撃振動の一部を車体に伝わり難くするよう
にして、より快適に振動作業を行えるようにする。 【解決手段】四節リンク100のリンクアーム27,3
1間の干渉を検出する干渉検出手段38,41と、この
干渉検出手段38、41の検出信号に応答して油圧シリ
ンダ24のボトム側をタンクに連通する油圧バルブ40
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車体に連結された
作業機の先端に転圧装置などの振動式アタッチメントを
取り付ける振動式アタッチメント取付装置において、振
動式アタッチメントの振動による車体の振動を軽減する
ためのものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルのアーム先端に取り付けら
れるアタッチメントとして、四節リンクを用いた転圧装
置がある。
【0003】このような四節リンクを用いた転圧装置用
アタッチメントとして、本出願人は特願平10−122
876号を既に出願している。この特願平10−122
876号には、アタッチメント本体に転圧治具の他にチ
ゼルを選択的に取り付けることができるようにした転圧
破砕共用のアタッチメント構造が示されている。
【0004】図6は上記特願平10−122876号に
示されたアタッチメント構造を示すものである。
【0005】図6に示すアタッチメント取付構造におい
ては、油圧ショベルのアームAMの先端に取付用ブラケ
ット20の一方の端部を回転可能に配設している。取付
用ブラケット20には固定リンク26が固着されてい
る。取付用ブラケット20の他方の端部にはプッシュリ
ンクPLが回転可能に支持されている。プッシュリンク
PLにはアタッチメント用油圧シリンダ24のピストン
ロッド25が接続されている。さらに、プッシュリンク
PLが連結された取付用ブラケット20の端部には、可
動リンク27が回転可能なように取付けられている。可
動リンク27の先端および固定リンク26の先端に中間
ブラケット55が回転可能に取り付けられている。中間
ブラケット55に対し2本のリンクアーム56,57か
ら成る平行四節リンク100を取付け、この平行四節リ
ンク100を介して転圧破砕共用のアタッチメント10
を取り付けている。この場合、アタッチメント10には
転圧治具13が装填されている。なお、中間ブラケット
55に形成された挿入孔58およびアタッチメント10
側に形成された挿入口59は、破砕作業の際にストッパ
シャフトを挿入してアタッチメント10を中間ブラケッ
ト55に固定させておくためのものである。
【0006】このようにこの種の転圧破砕共用アタッチ
メントにおいては、油圧ショベルのアームAMの先端に
アタッチメント用油圧シリンダ24の作動によって各種
の回転姿勢をとり得るアタッチメント取付用ブラケット
を連結する。図6では、取付用ブラケット20、固定リ
ンク26、可動リンク27および中間ブラケット55に
よってアタッチメント取付用ブラケットが構成されてい
る。そして、このアタッチメント取付用ブラケットに平
行四節リンク100を介して転圧破砕共用アタッチメン
ト10を連結する。
【0007】前記転圧破砕共用アタッチメント10は平
行四節リンク56、57を介してアタッチメント取付用
ブラケットに連結されている。したがって、転圧破砕共
用アタッチメント10は上下方向に自由に移動すること
ができる。
【0008】アタッチメント10にチゼルを取り付けて
アタッチメントを破砕装置として機能させる場合は、ア
タッチメント10とアタッチメント取付用ブラケット間
をリジッドに結合したほうが破砕作業を効果的に行なう
ことができる。そこで、平行四節リンクが固定されるよ
うに適宜の位置でアタッチメント取付用ブラケットとア
タッチメント10間を固定する。図6においては、挿入
孔58,59にストッパシャフトを挿入して両者間を固
定する。
【0009】このように、平行四節リンクはアタッチメ
ントに転圧治具を取り付けて転圧装置として動作させる
場合のみ動作する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような平行四節リ
ンクによってアタッチメント取付用ブラケットとアタッ
チメント間を連結するような構造とした場合、転圧作業
の際には、アタッチメントの上下方向の往復振動に伴っ
て平行四節リンクのアタッチメント側の2節も上下方向
に往復運動する。このとき、アタッチメントの上下方向
移動距離が、平行四節リンクのリンク長と、節間距離に
よって決定される平行四節リンクの最大ストロークに比
べて小さい場合には、平行四節リンクの2本のリンクア
ーム間での干渉を発生させることなく転圧作業を問題な
く行なうことができる。しかしながら、車両全体の重量
バランスなどを考慮して平行四節リンクのリンク長を前
記干渉を発生させない程度に充分に長くとれない場合
は、アタッチメントが振幅の上死点に達する前に平行4
節リンク側が上死点に達してしまう。つまり、リンク間
に干渉が発生する。
【0011】したがってこの干渉の際の衝撃振動が作業
機油圧シリンダを介して車体、運転室に伝わり、オペレ
ータに不快感を与えてしまう。
【0012】詳細に説明すると、平行四節リンクが上死
点に達した後もアタッチメント側はまだ上方に移動しよ
うとする。平行四節リンクは既にリジッド結合になって
おり、アタッチメントを上方に押し上げようとする力を
平行四節リンクでは吸収することができない。このよう
な場合、前記アタッチメントを上方に押し上げようとす
る力がアームなどの作業機および油圧シリンダを介して
車体や運転室に伝わり、車体を浮かそうとする。
【0013】また、アタッチメント本体の起振源を油圧
で駆動するような場合には、油圧変動などによってアタ
ッチメント本体の振幅が許容範囲より大きくなってしま
う場合がある。このような場合には、平行四節リンクの
リンク長をある程度長くとっていたとしても前述したリ
ンク間干渉が発生してしまう。
【0014】この発明は、振動用アタッチメントを作業
機に連結する平行四節リンクで干渉が発生したとしても
この干渉による衝撃振動を車体に伝わり難くするように
して、より快適に振動作業を行えるようにした振動式ア
タッチメント取付装置を提供することを解決課題とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用効果】請求項1の
発明では、油圧シリンダの作動によって所定の回転支点
を中心に回転するブラケットと、このブラケットと振動
式アタッチメントとを連結する2本のリンクアームを有
する四節リンクとを備えるようにした振動式アタッチメ
ント取付装置において、前記四節リンクのリンクアーム
間の干渉を検出する干渉検出手段と、この干渉検出手段
の検出信号に応答して前記油圧シリンダのボトム側をタ
ンクに連通する油圧バルブとを備えるようにしている。
【0016】この請求項1の発明によれば、四節リンク
の干渉を検出した場合、ブラケットの姿勢を変化させる
ための油圧シリンダのボトム側をタンクに連通すること
で、ブラケットの油圧シリンダとの連結位置を浮き状態
にする。この結果、ブラケットは前記回転支点を中心に
フリーに回動可能な状態となる。この結果、リンク干渉
時の衝撃力の一部あるいはリンク干渉の後に振動式アタ
ッチメントを更に上方に押し上げようとする力の一部は
ブラケット、油圧シリンダを介して逃がされることにな
る。
【0017】したがってこの請求項1の発明では、平行
四節リンクで干渉が発生したとしてもこの干渉による衝
撃振動が車体、運転室に伝わり難くなり、より快適に転
圧等の振動作業を実行することができる。
【0018】請求項2の発明では、前記ブラケットは、
一方の端部に前記油圧シリンダが接続される取付用ブラ
ケットと、この取付用ブラケットに固定される固定リン
クとを有し、前記取付用ブラケットに前記2本のリンク
アームの一方の端部を回転可能に支持させるとともに、
前記固定リンクの先端部に前記2本のリンクアームの他
方の端部を回転可能に支持させるようにしている。
【0019】この請求項2の発明によれば、前記ブラケ
ットを取付用ブラケットと固定リンクから成る1つの部
品として構成するようにしているので、中間ブラケット
を介在させるアタッチメント取付構造に比べ、部品点数
を削減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施形態を添付図
面に従って詳細に説明する。
【0021】図1に本発明にかかるアタッチメント取付
装置を用いてショベル機械の作業アームの先端に転圧装
置を取り付けた状態を示す。また図1には転圧装置の回
転姿勢角を変化させるための油圧シリンダについての油
圧回路も示している。
【0022】図1に示すアタッチメント10は転圧用及
び破砕用に共用のもので、一対のブラケット部11の間
に保持した起振源12に対して転圧治具13および破砕
用治具(チゼル)14を選択的に取り付けることができ
る。図3にチゼル14を取り付けた状態を示している。
【0023】図1において、作業アームAMの先端に一
対の取付用ブラケット20をシャフト21を介して回転
可能に配設している。取付用ブラケット20の他方の端
部にはシャフト22を介してプッシュリンクPLが回転
可能に支持されている。プッシュリンクPLにはシャフ
ト23を介してアタッチメント用油圧シリンダ24のピ
ストンロッド25が接続されている。取付用ブラケット
20の端部にはシャフト22を介して可動リンク27を
回転可能に連結している。可動リンク27の他方の端部
はブラケット部11の一方のアタッチメント連結部のシ
ャフト28に回転可能に連結されている。
【0024】取付用ブラケット20には固定リンク26
が固着されている。固定リンク26の先端にはシャフト
30を介してリンクアーム31を回転可能に接続してい
る。リンクアーム31の長さは可動リンク27よりも長
く設定されている。リンクアーム31の中央付近はブラ
ケット部11の他方のアタッチメント連結部のシャフト
32に回転可能に連結されている。
【0025】シャフト22およびシャフト28間の長さ
とシャフト30およびシャフト32間の長さとは等しく
設定されている。またシャフト22およびシャフト30
間の長さとシャフト28およびシャフト32間の長さと
は等しく設定されている。したがって、可動リンク27
およびリンクアーム31によってシャフト22、28、
30、32を回転軸とする平行四節リンク100が構成
される。
【0026】ブラケット部11にはストッパシャフト挿
入孔33が形成されており、またリンクアーム31の先
端付近にもストッパ挿入孔34が形成されている。すな
わち、図3に示すようにアタッチメント10にチゼル1
4を取り付けて破砕作業を行なう場合は、これらの挿入
孔33および34が一致するように前述の平行四節リン
ク100を動かし、この状態でストッパシャフト35を
挿入保持させる。したがって、この場合には、ブラケッ
ト部11に対しリンクアーム31が回転することができ
ない。つまり、取付用ブラケット20とブラケット部1
1との距離と姿勢が固定される。ブラケット部11に形
成された孔36は、アタッチメント10に転圧治具13
を取り付けて転圧装置として動作させる場合に、ストッ
パシャフト35を挿入しておくためのものである。
【0027】リンクアーム31の先端には上下両側にス
トッパダンパ37が取り付けられている。ストッパダン
パ37はゴム材のような衝撃を吸収できる材料で構成さ
れている。すなわち、平行四節リンク100は、図2
(a)に示すような上死点位置をとり、このときにはリン
クアーム31の先端がアタッチメント連結部のシャフト
28に衝突する。また平行四節リンク100は、図2
(b)に示すような下死点位置をとり、このときにはリン
クアーム31の先端がストッパシャフト挿入孔36に挿
入されたストッパシャフト35に衝突する。したがっ
て、これらの衝突の衝撃をリンクアーム31の先端に設
けたストッパダンパ37によって吸収するようにしてい
る。
【0028】図1および図2に示すように、リンクアー
ム31の先端には、一端部分が肉厚部38aとして形成
され他端側が肉薄部38bとして形成されることで段差
39が形成されたスイッチ押圧部材38が取り付けられ
ており、このスイッチ押圧部材38はリンクアーム31
と一体的に移動する。
【0029】一方、ブラケット部11には、アタッチメ
ント用油圧シリンダ24に接続されるオンオフ弁40が
配設されている。このオンオフ弁40にはスイッチとし
て機能するピストンロッド41が連結されている。ピス
トンロッド41は前記スイッチ押圧部材38によって押
される機械的なスイッチとして機能する。
【0030】すなわち、ピストンロッド41は、図2
(b)に示すように平行四節リンク100が上死点となっ
ていないとき、またはピストンロッド41にスイッチ押
圧部材の38の肉薄部38bが当接している状態ではス
トロークしない。一方、ピストンロッドは、図1または
図2(a)に示すように、四節平行リンク100が上死点
となってリンクアーム31の先端が可動リンク27のア
タッチメント側のシャフト28に干渉する状態を取った
ときに、スイッチ押圧部材38の肉厚部38aの押圧力
によってピストンロッド41が矢印B方向にストローク
する。
【0031】したがって、押圧部材38およびピストン
ロッド41によるスイッチ構成によって平行四節リンク
100の上死点における干渉を検出することができる。
【0032】次に、上記オンオフ弁40を含むアタッチ
メント油圧シリンダ24の油圧回路について説明する。
【0033】方向制御弁42はアタッチメント油圧シリ
ンダ24に油圧接続され、伸縮および保持の通常の3位
置の切替えを行なうものである。転圧破砕用のアタッチ
メント10を取り付けて転圧または破砕作業を行なう
際、方向制御弁42は通常は保持位置をとり、取付用ブ
ラケット20に連結されたシャフト22を所定の位置に
固定している。オンオフ弁40は入力ポートが油圧シリ
ンダ24のボトム側に接続され、前述したピストンロッ
ド41のストロークによってこのボトム側の油圧をタン
クにドレンするあるいは遮断するかの切替えを行なう。
【0034】次に、図1〜図3に示す実施形態の転圧作
業時の動作を説明する。
【0035】方向制御弁42が保持位置をとっている場
合、取付用ブラケット20に連結されたシャフト22は
所定の位置に保持されている。
【0036】この状態で、起振源12が駆動されると、
ブラケット部11は平行四節リンク100を介して取付
用ブラケット20に連結されているので、ブラケット部
11はジャンプしながら地表面に対し上下動する。これ
により転圧作業が行われる。この転圧作業の際、平行四
節リンク100の可動リンク27およびリンクアーム3
1はそれぞれシャフト22および30を支点に上下に往
復回転している。
【0037】この転圧作業の際に、ブラケット部11の
ストロークが大きくなりすぎて、ブラケット部11の振
動が上死点に達する前に、平行四節リンク100が上死
点に達したとする。すなわち、図1または図2(a)に示
すようにリンクアーム31が可動リンク27にぶつかる
リンク間の干渉が発生したとする。
【0038】この平行四節リンク100の上死点でのリ
ンク間の干渉は、スイッチ押圧部材38およびピストン
ロッド41から成るスイッチ機構によって検出される。
すなわち、上記リンク間の干渉が発生する位置までリン
クアーム31が上方に回転すると、スイッチ押圧手段の
肉圧部38aによってピストンロッド41が押される。
よって、ピストンロッド41が矢印B方向へ移動する。
この結果、オンオフ弁40はオンとなって入力ポートを
ドレンポートに接続する。これにより、油圧シリンダ2
4のボトム側の圧油はタンクに導かれ、ボトム側の圧力
がタンク圧となるので、油圧シリンダ24は浮きの状態
となる。
【0039】上記リンク間での干渉が発生するまでは、
シャフト22は方向制御弁42によって所定位置に保持
される。しかし、上記オンオフ弁40がオンになると、
シャフト22は、矢印C方向に移動できるようになる。
【0040】この結果、平行四節リンク100に干渉が
発生したとしてもリンク干渉時の衝撃力の一部あるいは
リンク干渉の後にアタッチメント10を更に上方に押し
上げようとする力の一部を油圧シリンダ24を介して逃
がすことができる。
【0041】このことを図4にて示す。図4は図1を機
構図として示したものである。平行四節リンク100が
干渉した時点で油圧シリンダ24を浮きの状態にする事
でシャフト22が矢印C方向に逃げることができるよう
にし、これによりアタッチメント10に対し上方に加わ
る力Fのうちの油圧シリンダ24に平行な方向の成分F
xを逃がすことができるようになる。
【0042】また、この実施形態においては、リンクア
ーム31の先端にストッパダンパ37を取り付けて平行
四節リンク100の上死点および下死点での干渉の際の
衝撃力を吸収するようにしている。
【0043】したがって、この実施形態では、平行四節
リンク100で干渉が発生したとしてもこの干渉による
衝撃振動が車体、運転室に伝わり難くなり、より快適に
転圧等の振動作業を実行することができる。
【0044】ところで、転圧作業の際、作業の種類によ
っては方向制御弁42を前述した保持位置とするのでは
なく、方向制御弁42によって油圧シリンダ24を伸縮
させることでアタッチメント10の姿勢を変化させなが
ら転圧作業を行なう場合がある。このような場合は、一
般に前述した平行四節リンク100での干渉が発生し易
くなる。したがって、このような作業が行われている場
合には、前述したオンオフ弁40の作動によって干渉時
の衝撃力を逃がすようにした本発明の手法が更に効果を
発揮する。
【0045】図5は、ストッパダンパに関しての他の実
施形態を示すものである。
【0046】図5においては、ブラケット部11に皿バ
ネストッパ50、51を設け、これらの皿バネストッパ
50,51によって平行四節リンク100の上下方向の
動きを制限するようにしている。皿バネストッパ50は
アタッチメント10の上方向への動きを制限するもので
ある。皿バネストッパ50は平行四節リンク100の上
死点における干渉が発生する直前の段階でリンクアーム
31の根元側(シャフト32により図面上で右側)に当
接するように設けられている。
【0047】皿バネストッパ51はアタッチメント10
の下方向への動きを制限するものである。皿バネストッ
パ51は、平行四節リンク100の下死点における干渉
が発生する直前の段階でリンクアーム31の先端側(シ
ャフト32により図面上で左側)に当接するように設け
られている。
【0048】図1のストッパダンパ37の場合は、平行
四節リンク100において実際にぶつかるリンクアーム
31の先端に取り付けられている。このため、図1のス
トッパダンパ37は、リンクアーム31がアタッチメン
ト連結部のシャフト28に衝突するリンク間の干渉が実
際に発生したときに衝撃吸収材として機能する。
【0049】これに対し、図5の皿バネストッパ50,
51は平行四節リンク100の干渉が発生する前に平行
四節リンク100の動きを停止させるよう平行四節リン
ク100の上下方向の動きを規制する。さらに図5の皿
バネストッパ50,51はその停止の際の衝撃を吸収す
るよう機能する。
【0050】ところで、リンク干渉時にアタッチメント
用油圧シリンダ24のボトム側の油圧をドレンして干渉
時の衝撃力を逃がすようにした本発明の手法は、先に説
明した図6に示すようなアタッチメント取付装置を用い
た転圧装置に適用することもできる。
【0051】すなわち、このようなアタッチメント取付
構造においても、転圧作業時のアタッチメントの飛び過
ぎ等により平行四節リンクが上死点に達し、2本のリン
クアーム56,57間に干渉が発生する場合がある。し
たがって、このアタッチメント取付構造においても、先
の図1に示した実施形態のように、平行四節リンクにお
ける上死点での干渉を検出し、干渉を検出した時点でア
タッチメント用油圧シリンダ24のボトム側をドレンさ
せるようにすれば、2本のリンクアーム56,57の干
渉による衝撃力および車体を浮かそうとする力のうちの
油圧シリンダ24の方向の成分を逃がすことができるよ
うになる。
【0052】ところで、先の図1に示したアタッチメン
ト取付構造では、図6の可動リンク27を平行四節リン
ク100の一方のリンクアームとして用いかつ図6の中
間ブラケット55を省略するようにしているので、図6
の構造にくらべその部品点数を少なくすることができる
利点を持つ。その反面、図1の構造では、図6のものに
比べ、平行四節リンク100のリンク長が短くなるので
平行四節リンク100の上下方向ストロークが短くなっ
てしまい、転圧作業の際にリンク間干渉が発生しやす
い。
【0053】したがって、図1のアタッチメント取付装
置の方が図6に比べ、リンク干渉時にアタッチメント用
油圧シリンダ24のボトム側の油圧をドレンして干渉時
の衝撃力を逃がすようにした本発明の手法をより有効に
機能させることができる。
【0054】なお、図1においては、平行四節リンク1
00の上死点での干渉を検出しこの検出に応答してオン
オフ弁を作動させるために、スイッチ押圧部材38およ
びピストンロッド41にから成る機械的な機構を用いる
ようにした。しかし、この部分の構成として、他の任意
の構成を採用するようにしてもよい。例えば、リミット
スイッチなどの適宜の検出手段によって平行四節リンク
の干渉を検出し、この検出信号を電気信号としてオンオ
フ弁に送ることでオンオフ弁を作動させるようにしても
よい。
【0055】また、上記実施形態では転圧破砕共用のア
タッチメントを取り付けるアタッチメント取付装置に本
発明を適用するようにした。しかし、本発明を転圧専用
のアタッチメントを取り付けるためのアタッチメント取
付装置に適用するようにしてもよい。
【0056】また、図1に示した方向制御弁42は、油
圧パイロット操作弁、あるいは電磁弁としてとしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアタッチメント取付装置の一実施形
態を示す図。
【図2】平行四節リンクの動きを示す図。
【図3】アタッチメントに破砕チゼルを取り付けた状態
を示す図。
【図4】この発明のアタッチメント取付装置のリンク干
渉時の力の状態を説明する図。
【図5】ストッパダンパに関しての他の実施形態を示す
図。
【図6】本発明を適用する他のアタッチメント取付装置
を示す図。
【符号の説明】
10…転圧破砕共用アタッチメント 11…ブラケッ
ト部 12…起振源 13…転圧治具 14…破砕チゼル 20…取付用ブラケット 24…アタッチメント用油
圧シリンダ 26…固定リンク 27…可動リンク 31…リン
クアーム 37…ストッパダンパ 38…スイッチ押圧部材
40…オンオフ弁 41…ピストンロッド 42…方向制御弁 50,51…皿バネストッパ 55…中間ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布谷 貞夫 栃木県小山市横倉新田400 株式会社小松 製作所小山工場内 Fターム(参考) 2D012 DA01 DA04 HA00 2D052 AC07 BC02 BC06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シリンダ(24)の作動によって所定の回
    転支点(21)を中心に回転するブラケット(20,26)と、こ
    のブラケット(20,26)と振動式アタッチメント(10)とを
    連結する2本のリンクアーム(27,31)を有する四節リン
    ク(100)とを備えるようにした振動式アタッチメント取
    付装置において、 前記四節リンクのリンクアーム間の干渉を検出する干渉
    検出手段(38,41)と、 この干渉検出手段(38,41)の検出信号に応答して前記油
    圧シリンダのボトム側をタンクに連通する油圧バルブ(4
    0)と、 を備えるようにしたことを特徴とする振動式アタッチメ
    ント取付装置。
  2. 【請求項2】前記ブラケット(20,26)は一方の端部に前
    記油圧シリンダ(24)が接続される取付用ブラケット(20)
    と、この取付用ブラケット(20)に固定される固定リンク
    (26)とを有し、 前記取付用ブラケット(20)に前記2本のリンクアームの
    一方(27)の端部を回転可能に支持させるとともに、前記
    固定リンク(26)の先端部に前記2本のリンクアームの他
    方(31)の端部を回転可能に支持させるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の振動式アタッチメント取付装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055999A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の作業装置
JP2011026887A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Hiroshi Onodera 杭引抜き用作業機
KR101898894B1 (ko) 2017-06-14 2018-09-17 정문교 굴삭기용 암

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