JP2003055999A - 建設機械の作業装置 - Google Patents

建設機械の作業装置

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JP2003055999A
JP2003055999A JP2001245699A JP2001245699A JP2003055999A JP 2003055999 A JP2003055999 A JP 2003055999A JP 2001245699 A JP2001245699 A JP 2001245699A JP 2001245699 A JP2001245699 A JP 2001245699A JP 2003055999 A JP2003055999 A JP 2003055999A
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arm
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Toshio Hasegawa
利男 長谷川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業具シリンダ等が外力の作用で最伸長状態
まで伸びきるのを防止でき、作業具シリンダの損傷等を
防止する。 【解決手段】 作業装置7の第1リンク14にはストッ
パ装置21の固定側ストッパ22を固定して取付ける。
また、固定側ストッパ22にはガイド用ボルト24を固
定して取付けると共に、このガイド用ボルト24には、
ガイド用ボルト24の軸方向に沿って移動可能な可動側
ストッパ23を設ける。さらに、固定側ストッパ22と
可動側ストッパ23との間にはガイド用ボルト24の外
周側に位置して緩衝ばね26を設ける。これにより、ブ
レーカ16が回動して作業具シリンダ13が伸長したと
きには、可動側ストッパ23がブレーカ16のブラケッ
ト10Aに当接して緩衝ばね26が縮小し、このときの
衝撃を緩衝ばね26により緩衝する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土木作業、
建設作業を行なうのに好適に用いられる油圧ショベル等
の建設機械の作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による建設機械として油圧ショ
ベルを例に挙げ、図11および図12を参照しつつ説明
する。
【0003】図において、1は油圧ショベルの下部走行
体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部
旋回体で、該上部旋回体2は旋回フレーム3を有し、該
旋回フレーム3上には、キャブ4、建屋カバー5および
カウンタウェイト6等が設けられている。また、上部旋
回体2の前部側には、岩石、コンクリート等の破砕作業
を行う作業装置7が俯仰動可能に設けられている。
【0004】そして、作業装置7は、上部旋回体2に俯
仰動可能に取付けられたブーム8と、該ブーム8の先端
側に回動可能に取付けられたアーム9と、該アーム9の
先端側に回動可能に取付けられるブラケット10Aを有
した作業具としてのバケット10と、上部旋回体2とブ
ーム8との間に設けられブーム8を駆動するブームシリ
ンダ11と、ブーム8とアーム9との間に設けられアー
ム9を駆動するアームシリンダ12と、アーム9とバケ
ット10との間に後述の第1リンク14、第2リンク1
5を介して設けられバケット10を駆動する作業具シリ
ンダ13とによって構成されている。
【0005】また、アーム9の先端側と作業具シリンダ
13のロッド13A先端側との間には、第1リンク14
が回動可能に連結して設けられている。さらに、バケッ
ト10のブラケット10Aと作業具シリンダ13のロッ
ド13A先端側との間には、第2リンク15が回動可能
に連結して設けられている。
【0006】このように構成される従来技術による油圧
ショベルでは、土砂等の掘削作業時に上部旋回体2の前
側で作業装置のブーム8、アーム9、バケット10をそ
れぞれブームシリンダ11、アームシリンダ12、作業
具シリンダ13を用いて駆動することにより、土砂等の
掘削を行なうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルは、バケット10を作業具シ
リンダ13を用いてアーム9の先端側で回動させる構成
としている。そして、図11に示すようにバケット10
を地面に接地させた状態で、例えばブーム8を下げる方
向に操作すると、図11に示すように回動中心A廻りの
矢印m方向に大きなモーメントが作用し、このモーメン
トが作業具シリンダ13に直接伝わる。作業具シリンダ
13のロッド13Aが最伸長状態まで伸びきった状態で
さらにモーメントが作用すると、作業具シリンダ13の
ピストン、ロッドガイド(いずれも図示せず)等に過大
な負荷が作用し、場合によっては損傷するという問題が
ある。
【0008】特に、バケット10に替えて図12に示す
如く特殊なアタッチメントであるブレーカ16をブラケ
ット16Aを介してアーム9に取付けた場合、ブレーカ
16の回動中心Aからブレーカ16に荷重が加えられる
荷重点B(ブレーカ16の先端部)に至るまでの距離L
1が前記バケット10の場合と比較して大きくなり、ブ
レーカ16に作用する回動中心A廻りのモーメントが増
大する。
【0009】そして、このような大きなモーメントがブ
レーカ16に作用すると、前述したバケット10の場合
と同様に、作業具シリンダ13のロッド13Aが最伸長
状態まで伸びきった状態では、作業具シリンダ13が損
傷するという問題がある。
【0010】一方、図12に示すようにアーム9をブー
ム8に対し後方へと矢示C方向に回動し、アームシリン
ダ12のロッド12Aを高速で最伸長状態まで回動させ
ると、このときの衝撃によりアームシリンダ12が損傷
するという問題もある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、作業具シリンダ等のシ
リンダ装置が外力の作用で最伸長状態まで伸びきるのを
抑えることにより、シリンダ装置の損傷等を防止でき、
その耐久性、寿命等を高めることができるようにした建
設機械の作業装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1の発明は、建設機械の車体に俯仰動可能
に設けられたブームと、該ブームの先端側に回動可能に
設けられたアームと、該アームの先端側に回動可能に取
付けられるブラケットを有した作業具と、前記アームの
先端側に回動可能に設けられた第1リンクと、該第1リ
ンクと前記作業具のブラケットとに回動可能に連結して
設けられた第2リンクと、該第2リンクと前記第1リン
クとの連結部とアームとの間に伸縮可能に設けられた作
業具シリンダとを備えている。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記作業具のブラケットと第1リンクのうちい
ずれか一方の部材に設けられ他方の部材に対し前記作業
具シリンダが最伸長状態に達する前に接触して衝撃を緩
衝するストッパ装置を備える構成としたことにある。
【0014】このように構成したことにより、作業具に
大きなモーメントが作用すると、このモーメントが作業
具シリンダに伝わり、このモーメントによって作業具シ
リンダが大きく伸長する。そして、このときには作業具
のブラケットと第1リンクのうち一方の部材に設けられ
たストッパ装置が他方の部材に接触して衝撃を緩衝し、
作業具シリンダが最伸長状態まで伸びきるのを防止する
ことができる。
【0015】また、請求項2の発明は、建設機械の車体
に俯仰動可能に設けられたブームと、該ブームの先端側
に回動可能に設けられたアームと、該アームと前記ブー
ムとの間に伸縮可能に設けられたアームシリンダと、前
記アームの先端側に回動可能に設けられた作業具とを備
えている。
【0016】そして、請求項2の発明が採用する構成の
特徴は、前記ブームとアームのうちいずれか一方の部材
に設けられ他方の部材に対し前記アームシリンダが最伸
長状態に達する前に接触して衝撃を緩衝するストッパ装
置を備える構成としたことにある。
【0017】このように構成したことにより、アームに
大きなモーメントが作用すると、このモーメントがアー
ムシリンダに伝わり、このモーメントによってアームシ
リンダが大きく伸長する。そして、このときにはブーム
とアームのうち一方の部材に設けられたストッパ装置が
他方の部材に接触して衝撃を緩衝し、アームシリンダが
最伸長状態まで伸びきるのを防止することができる。
【0018】さらに、請求項3の発明は、ストッパ装置
は、一方の部材に固定して設けられた固定側ストッパ
と、該固定側ストッパにガイド部材を介して取付けられ
該固定側ストッパに対し当接、離間可能となった可動側
ストッパと、該可動側ストッパと固定側ストッパとの間
に設けられ該可動側ストッパを固定側ストッパから離間
する方向に常時付勢し前記可動側ストッパが他方の部材
と衝突したときに縮小して衝撃を緩衝する緩衝ばねとに
より構成している。
【0019】このように構成したことにより、ストッパ
装置の可動側ストッパが前記他方の部材と衝突したとき
には、可動側ストッパがガイド部材を介して固定側スト
ッパと当接する方向に移動する。そして、これに伴って
緩衝ばねが固定側ストッパと可動側ストッパとの間で縮
小することにより、可動側ストッパが他方の部材と衝突
するときの衝撃を緩衝することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による建設機械の作
業装置を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図
1ないし図9を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】まず、図1ないし図6は本発明による第1
の実施の形態を示している。なお、本実施の形態では、
上述した従来技術と同一の構成要素に同一符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0022】図中、21は第1リンク14に設けられた
ストッパ装置で、該ストッパ装置21は、後述の固定側
ストッパ22、可動側ストッパ23、ガイド用ボルト2
4および緩衝ばね26によって大略構成されている。
【0023】22は第1リンク14に固着して設けられ
た固定側ストッパで、該固定側ストッパ22は、平板状
をなし第1リンク14の側面に溶接されている。また、
固定側ストッパ22には、図5、図6に示すように例え
ば2個のねじ穴22Aと、該ねじ穴22Aから拡径した
2個のばね収容穴22Bとが段付穴となって形成されて
いる。また、固定側ストッパ22は後述の可動側ストッ
パ23と衝合可能となった平坦面22Cを有している。
【0024】23は固定側ストッパ22に対して後述す
るガイド用ボルト24の軸方向に移動可能となった可動
側ストッパで、該可動側ストッパ23には、例えば2個
のばね収容穴23Aと、該ばね収容穴23Aから縮径し
て延びた第1のボルト挿通穴23Bと、該ボルト挿通穴
23Bから拡径して延びた第2のボルト挿通穴23Cと
が段付穴となって形成されている。
【0025】また、可動側ストッパ23のボルト挿通穴
23Cはボルト挿通穴23Bとの間が段部23Dとなっ
ている。さらに、可動側ストッパ23は、固定側ストッ
パ22の平坦面22Cと衝合可能となった平坦面23E
と、ブレーカ16のブラケット16A周端部と衝合可能
な凹湾曲面23Fとを有している。
【0026】そして、可動側ストッパ23は、平坦面2
3Eと凹湾曲面23Fがそれぞれ固定側ストッパ22の
平坦面22C、ブレーカ16のブラケット16Aと衝合
することにより、これ以上のブレーカ16の回動を規制
し、作業具シリンダ13が過度に伸長するのを阻止する
ものである。
【0027】24,24は固定側ストッパ22に固定し
て設けられたガイド用ボルト(2個のみ図示)で、該ガ
イド用ボルト24は、固定側ストッパ22のばね収容穴
22B内、可動側ストッパ23のばね収容穴23A内、
ボルト挿通穴23B,23C内にそれぞれ挿通されてい
る。
【0028】そして、ガイド用ボルト24は、基端側が
固定側ストッパ22のねじ穴22Aに螺着されると共
に、このガイド用ボルト24の基端側にはナット25が
螺着して取付けられ、これによりガイド用ボルト24は
固定側ストッパ22に固定されている。
【0029】また、ガイド用ボルト24の先端側にはボ
ルト頭24Aが一体形成され、該ボルト頭24Aは段部
23Dと当接し、可動側ストッパ23が後述する緩衝ば
ね26のばね力によってガイド用ボルト24から脱落す
るのを阻止している。そして、ガイド用ボルト24は、
可動側ストッパ23のボルト挿通穴23B内にほぼ隙間
なく挿入され、可動側ストッパ23をガイド用ボルト2
4の軸方向に摺動可能にガイドしている。
【0030】26,26はガイド用ボルト24の外周側
に位置して固定側ストッパ22と可動側ストッパ23と
の間に設けられた緩衝ばね(2個のみ図示)で、該緩衝
ばね26は、長さ方向一側が固定側ストッパ22のばね
収容穴22B内に配置され、長さ方向他側は可動側スト
ッパ23のばね収容穴23A内に配置されている。そし
て、緩衝ばね26はブレーカ16のブラケット16Aが
可動側ストッパ23と当接(衝突)したときに、図6に
示すように圧縮変形し、このときの衝撃力を緩衝するも
のである。
【0031】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、その基本的作動については従
来技術のものと格別差異はない。
【0032】然るに、本実施の形態では、作業装置7の
うち第1リンク14にはストッパ装置21を装着する構
成としている。このため、破砕作業時に図1に示すよう
に、ブレーカ16に対し回動中心A廻りの矢示M方向に
大きなモーメントが作用し、作業具シリンダ13のロッ
ド13Aが大きく伸長したときには、まず、図2、図3
に示すようにストッパ装置21を構成する可動側ストッ
パ23の凹湾曲面23Fがブレーカ16のブラケット1
6Aに当接する。そして、このときのブラケット16A
からの押付力により図4、図6に示すように緩衝ばね2
6が縮小方向に弾性変形する。
【0033】緩衝ばね26は、可動側ストッパ23の平
坦面23Eが固定側ストッパ22の平坦面22Cと当接
するまで縮小可能であり、可動側ストッパ23と固定側
ストッパ22とが当接した後はそれ以上縮小することが
なく、作業具シリンダ13のロッド13Aが過度に伸長
するのを阻止できる。また、作業具シリンダ13を伸長
側に高速で動かし、最伸長近傍となっても衝撃力を緩衝
ばね26により緩衝できるので、可動側ストッパ23の
平坦面23Eが固定側ストッパ22の平坦面22Cと当
接するときの衝撃力を弱め、作業具シリンダ13を保護
できると共に、ストッパ装置21が損傷するのを防止す
ることができる。
【0034】かくして、本実施の形態では、ブレーカ1
6の回動時にはストッパ装置21がブレーカ16のブラ
ケット16Aに当接することにより、作業具シリンダ1
3のロッド13Aが最大伸長状態まで伸びきるのを阻止
することができ、作業具シリンダ13のピストン、ロッ
ドガイド(いずれも図示せず)等の各種部品が破損、損
傷する不具合を防止でき、作業具シリンダ13の耐久
性、寿命等を高めることができる。
【0035】また、ストッパ装置21は、第1リンク1
4に固定して設けられた固定側ストッパ22と、該固定
側ストッパ22にガイド用ボルト24を介して取付けら
れた可動側ストッパ23と、該可動側ストッパ23と固
定側ストッパ22との間に設けられた緩衝ばね26とに
より構成したので、ブレーカ16の回動時にブラケット
16Aが可動側ストッパ23と当接したときには、緩衝
ばね26を圧縮変形させ、このときの衝撃を緩衝ばね2
6により安定して緩衝することができ、ストッパ装置2
1の性能、信頼性等を高めることができる。
【0036】次に、図7ないし図9は本発明による第2
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、アームに
はストッパ装置を設け、このストッパ装置によりアーム
シリンダが最伸長状態に達する前にブームに接触して衝
撃力を緩衝する構成としたことにある。なお、本実施の
形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0037】図中、31はブーム8の先端側に設けられ
た本実施の形態に用いるストッパ装置で、該ストッパ装
置31は、後述の固定側ストッパ32、可動側ストッパ
33、ガイド用ボルト34および緩衝ばね36によって
大略構成されている。
【0038】32は各ブラケット8A間に位置してブー
ム8に固定して設けられた固定側ストッパで、該固定側
ストッパ32は平板状に形成され、ブーム8の先端面に
溶接により固着されている。また、固定側ストッパ32
には複数のねじ穴32A,32A(2個のみ図示)が穿
設されている。
【0039】33は固定側ストッパ32に対して後述す
るガイド用ボルト34の軸方向に移動可能となった可動
側ストッパで、該可動側ストッパ33は、固定側ストッ
パ32よりも厚肉な角板状に形成されている。また、可
動側ストッパ33には、固定側ストッパ32との対向面
側に開口したばね収容穴33Aと、該ばね収容穴33A
から縮径した第1のボルト挿通穴33Bと、該ボルト挿
通穴33Bから拡径した第2のボルト挿通穴33Cとが
固定側ストッパ32のねじ穴32Aと対応した位置に段
付穴となって形成されている。また、ボルト挿通穴33
Cはボルト挿通穴33Bとの間が段部33Dとなってい
る。
【0040】34,34は固定側ストッパ32に螺着し
て設けられたガイド用ボルトで、該ガイド用ボルト34
は、可動側ストッパ33のばね収容穴33A、ボルト挿
通穴33B,33C内に挿通されている。そして、ガイ
ド用ボルト34は、基端側が固定側ストッパ32のねじ
穴32Aに螺着されると共に、このガイド用ボルト34
の基端側にはナット35が螺着され、これによりガイド
用ボルト34は固定側ストッパ32に固定されている。
【0041】また、ガイド用ボルト34の先端側にはボ
ルト頭34Aが一体形成され、該ボルト頭34Aは段部
33Dと当接し、可動側ストッパ33が後述する緩衝ば
ね36のばね力によってガイド用ボルト34から脱落す
るのを防止している。
【0042】36,36はガイド用ボルト34の外周側
に位置して固定側ストッパ32と可動側ストッパ33と
の間に設けられた緩衝ばね(2個のみ図示)で、該緩衝
ばね36は、可動側ストッパ33のばね収容穴33A内
に収容され、このばね収容穴33Aの底部とナット35
に設けたばね受37との間に配置されている。そして、
緩衝ばね36はアーム9が可動側ストッパ33と当接
(衝突)したときに圧縮変形し、このときの衝撃力を緩
衝するものである。
【0043】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。ところで、破砕作業時には図7に示す
状態において、アーム9の回動中心Bの廻りに寸法Lと
対応した大きなモーメントが作用し、これに伴ってアー
ムシリンダ12のロッド12Aが伸長する。
【0044】そこで、本実施の形態では、ブーム8の先
端側にストッパ装置31を設ける構成としたので、破砕
作業時に前述の如くアーム9の回動中心Bの廻りに大き
なモーメントが作用してアームシリンダ12が伸長した
としても、ストッパ装置31の可動側ストッパ33がア
ーム9の基端側に当接し、このときの押付力を緩衝ばね
36により吸収し、また、アームシリンダ12のロッド
12Aが最伸長状態まで伸びきるのを防止できる。そし
て、アームシリンダ12のピストン、ロッドガイド(い
ずれも図示せず)が破損、損傷するのを防止でき、アー
ムシリンダ12の耐久性、寿命等を高めることができ
る。
【0045】なお、前記第1の実施の形態では、ストッ
パ装置21を第1リンク14とブレーカ16のブラケッ
ト16Aのうち第1リンク14に取付ける場合を例に挙
げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではな
く、例えば図10に示す変形例のようにストッパ装置2
1′をブレーカ16のブラケット16A側に取付ける構
成としてもよいものである。
【0046】ここで、ストッパ装置21′は第1の実施
の形態によるストッパ装置21とほぼ同様に、ブレーカ
16のブラケット16Aに固定して設けられた固定側ス
トッパ22′と、固定側ストッパ22′にガイド用ボル
ト24′を介して移動可能に設けられた可動側ストッパ
23′とによって大略構成されるものである。
【0047】また、前記第2の実施の形態では、ストッ
パ装置31をブーム8とアーム9のうちブーム8の先端
側に設ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しか
し、本発明はこれに限るものではなく、例えばストッパ
装置をアーム9の基端側に設ける構成としてもよいもの
である。
【0048】さらに、前記各実施の形態では、作業具と
してブレーカ16を用いる場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、例えば従来技術
と同様のバケットを用いてもよいし、スクラップ等を把
持してトラック等に積込むグラップル装置等を用いても
よい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、作業具のブラケットと第1リンクのうちいずれ
か一方の部材にストッパ装置を取付け、このストッパ装
置により作業具シリンダが最伸長状態に達する前に他方
の部材に接触して衝撃を緩衝する構成としたので、作業
具シリンダを高速で伸長方向に動かしても、一方の部材
に設けられたストッパ装置が他方の部材に接触して衝撃
を緩衝し、作業具シリンダが最伸長状態まで伸びきるの
を防止することができ、作業具シリンダが破損、損傷す
る不具合を防止し、作業具シリンダの耐久性、寿命等を
高めることができる。また、作業具が地面等に押し付け
られ、作業具に大きなモーメントが作用しても作業具シ
リンダが最伸長状態に伸びきるのを防止できる。
【0050】また、請求項2の発明は、ブームとアーム
のうちいずれか一方の部材にストッパ装置を設け、この
ストッパ装置によりアームシリンダが最伸長状態に達す
る前に他方の部材に接触して衝撃を緩衝する構成とした
ので、アームシリンダを高速で伸長方向に動かしても、
一方の部材に設けられたストッパ装置が他方の部材に接
触して衝撃を緩衝し、アームシリンダが最伸長状態まで
伸びきるのを防止でき、アームシリンダが破損、損傷す
る不具合を防止し、アームシリンダの耐久性、寿命等を
高めることができる。また、アームに大きなモーメント
が作用しても、アームシリンダが最伸長状態まで伸びる
のを防止できる。
【0051】さらに、請求項3の発明は、ストッパ装置
は、一方の部材に固定して設けられた固定側ストッパ
と、該固定側ストッパにガイド部材を介して取付けられ
た可動側ストッパと、該可動側ストッパと固定側ストッ
パとの間に設けられ可動側ストッパが他方の部材と衝突
したときに縮小して衝撃を緩衝する緩衝ばねとにより構
成したので、ストッパ装置の可動側ストッパが前記他方
の部材と衝突したときには、可動側ストッパが固定側ス
トッパと当接し、このときの衝撃を緩衝ばねにより安定
して緩衝することができ、ストッパ装置の性能、信頼性
等を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるストッパ装置
が適用された油圧ショベルの作業装置を示す正面図であ
る。
【図2】ストッパ装置がブレーカのブラケットに当接し
た状態を示す図1と同様の正面図である。
【図3】図2中のブレーカリンク、ブレーカ、ストッパ
装置等を拡大して示す一部破断の部分拡大図である。
【図4】ストッパ装置の可動側ストッパが固定側ストッ
パと当接した状態を示す図3と同様の部分拡大図であ
る。
【図5】図3中のストッパ装置を拡大して示す拡大断面
図である。
【図6】図4中のストッパ装置を拡大して示す拡大断面
図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるストッパ装置
が適用された油圧ショベルを示す正面図である。
【図8】図7中のアーム、ストッパ装置等を拡大して示
す部分断面図である。
【図9】図8中のストッパ装置等を拡大して示す拡大断
面図である。
【図10】本発明の変形例によるストッパ装置が適用さ
れた作業装置を示す図1と同様の正面図である。
【図11】従来技術による油圧ショベルを示す正面図で
ある。
【図12】アームにブレーカを取付けた状態を示す図1
0と同様の正面図である。
【符号の説明】
7 作業装置 8 ブーム 9 アーム 10 バケット(作業具) 10A,16A ブラケット 11 ブームシリンダ 12 アームシリンダ 13 作業具シリンダ 14 第1リンク 15 第2リンク 16 ブレーカ 21,21′,31 ストッパ装置 22,22′,32 固定側ストッパ 23,23′,33 可動側ストッパ 26,36 緩衝ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の車体に俯仰動可能に設けられ
    たブームと、該ブームの先端側に回動可能に設けられた
    アームと、該アームの先端側に回動可能に取付けられる
    ブラケットを有した作業具と、前記アームの先端側に回
    動可能に設けられた第1リンクと、該第1リンクと前記
    作業具のブラケットとに回動可能に連結して設けられた
    第2リンクと、該第2リンクと前記第1リンクとの連結
    部とアームとの間に伸縮可能に設けられた作業具シリン
    ダとを備えてなる建設機械の作業装置において、 前記作業具のブラケットと第1リンクのうちいずれか一
    方の部材に設けられ他方の部材に対し前記作業具シリン
    ダが最伸長状態に達する前に接触して衝撃を緩衝するス
    トッパ装置を備える構成としたことを特徴とする建設機
    械の作業装置。
  2. 【請求項2】 建設機械の車体に俯仰動可能に設けられ
    たブームと、該ブームの先端側に回動可能に設けられた
    アームと、該アームと前記ブームとの間に伸縮可能に設
    けられたアームシリンダと、前記アームの先端側に回動
    可能に設けられた作業具とを備えてなる建設機械の作業
    装置において、 前記ブームとアームのうちいずれか一方の部材に設けら
    れ他方の部材に対し前記アームシリンダが最伸長状態に
    達する前に接触して衝撃を緩衝するストッパ装置を備え
    る構成としたことを特徴とする建設機械の作業装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ装置は、前記一方の部材に
    固定して設けられた固定側ストッパと、該固定側ストッ
    パにガイド部材を介して取付けられ該固定側ストッパに
    対し当接、離間可能となった可動側ストッパと、該可動
    側ストッパと固定側ストッパとの間に設けられ該可動側
    ストッパを固定側ストッパから離間する方向に常時付勢
    し前記可動側ストッパが前記他方の部材と衝突したとき
    に縮小して衝撃を緩衝する緩衝ばねとにより構成してな
    る請求項1または2に記載の建設機械の作業装置。
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