JP2000109287A - クレーン装置 - Google Patents

クレーン装置

Info

Publication number
JP2000109287A
JP2000109287A JP10283026A JP28302698A JP2000109287A JP 2000109287 A JP2000109287 A JP 2000109287A JP 10283026 A JP10283026 A JP 10283026A JP 28302698 A JP28302698 A JP 28302698A JP 2000109287 A JP2000109287 A JP 2000109287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
jib
top sheave
tip
crane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10283026A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ohashi
寛 大橋
Akira Kahara
晃 花原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP10283026A priority Critical patent/JP2000109287A/ja
Publication of JP2000109287A publication Critical patent/JP2000109287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームの先端部にブーム長を延長するための
ジブを着脱自在に取り付けるクレーン装置において、ブ
ーム長さ及びジブの作業半径を短くせずに転倒モーメン
トを機体の安定モーメントより小さくする。 【解決手段】ブーム8の先端部に巻き上げロープ14を
案内するためのトップシーブブロック28を着脱自在に
懸垂する懸垂部27,27を設ける。更に、ジブ18の
先端部にトップシーブ10…を軸支し、前記ジブ18の
着脱と前記トップシーブブロック28の着脱により前記
ジブ18の先端部とブーム8の先端部の少なくとも一方
で荷吊りする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーン装置に関す
るものであり、特にブーム先端部にジブを連結可能とし
たクレーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はこの種、従来の自走クレーン1を
示し、旋回運動を行なう上部旋回体2(機体)を下部走
行体3に旋回支持体4を介して支持し、上部旋回体2の
後部に備えられたAフレーム、すなわち、ガントリ5と
ライブマスト6とをブーム起伏ロープ7で連結し、更
に、ライブマスト6とブーム8とをペンダントロープ9
で連結している。そして、前記ブーム8の先端部に固設
された支軸に軸支されているトップシーブ10と、下部
に荷吊り用のフック11を有するフックブロック12の
シーブ13とに巻き上げロープ14を巻回して取着し、
該巻き上げロープ14を前記上部旋回体2に配設された
巻き上げロープ巻き取りウインチ15に接続している。
【0003】従って係るクレーン1では、ロープ巻き取
りウインチ15の巻き取り・繰り出しにより荷(図示せ
ず)を昇降し、また、機体後部に備えられているブーム
起伏用ウインチ16の巻き取り、繰り出しによって、前
記ブーム8を起伏し、前記フックブロック12の作業範
囲を調節することになるが、ブーム8の長さは一定であ
り、このブーム長を越える作業範囲は望めない。
【0004】そこで、図4に示すように、前記ブーム8
の先端部にジブ(後述する)の連結部(軸支部)17を
形成し、該連結部17に、図5に示すようにジブ18を
連結してブーム長を延長し、該ジブ18の先端部に前記
トップシーブ10を軸支することにより、タワークレー
ンとし、このタワークレーン化により作業範囲を拡大す
ることが試みられている。もちろん、係るタワークレー
ンでは、ブーム8の先端部に、前記ライブマストに対応
するフロントポスト19と前記ガントリ5のハイマスト
20に対応するリアポスト21とを軸支し、これらフロ
ントポスト19,リアポスト21の先端部に設けられた
シーブ22,23に巻きかけたジブ起伏ロープ24の一
端部を前記上部旋回体2前部に備えられたジブ起伏用ウ
インチ(図示せず)に接続すると共に、他端部をリヤポ
スト21に接続して、前記ジブ起伏用ウインチの巻き取
り、繰り出しにより、ジブ18を起伏し、そして、ジブ
18の先端部に前記トップシーブ10を軸支し、該トッ
プシーブ10に前記巻き上げロープ14を巻き付けて、
荷を昇降することになるが、ジブ18の先端部に前記ト
ップシーブ10を移すことになるため、ブーム8の先端
部付近での荷役には対応できない不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図5に示すよ
うにタワクレーンにおいて、ジブ18の先端部とブーム
8の先端部との双方に、トップシーブ10を軸支するた
めの支軸を夫々固設し、両支軸に取付けられたトップシ
ーブ10と、各フックブロック12のシーブ13とに巻
回された巻き上げロープ14,14を前記上部旋回体2
に二基備えられた巻き上げロープ巻き取りウインチ1
5,15に夫々接続することにより、荷吊することが考
えられる。
【0006】しかし、図6に示すように、ブーム8の先
端部にその両端に亙って支軸25を固設し、該支軸25
に前記トップシーブ10…を取付ける構造は、先端部の
荷重が重いため、係る支軸25によってジブ18の先端
部に、トップシーブ10を常備する構成とすると、トッ
プシーブ10を常備していないタワークレーンと比較し
て、トップシーブ10の重量分、ブーム8のトップの荷
重が増し、クレーン組み立て後のブーム引き起しの際
に、機体の安定モーメントを上回る転倒モーメントが発
生し、この転倒モーメントにより、機体の転倒が発生す
る慮れがある。
【0007】従って、係るタワークレーンでは、機体の
転倒の防止のために、例えば、前記ブーム8の長さを短
く、相対的にジブ18の作業半径を短くせざるを得ず、
このために、ブーム長さ及びジブ長さを長くしてクレー
ンの荷吊り性能を向上する要求には対応できない。
【0008】そこで、前記ブーム8の先端部にブーム長
を延長するためのジブ18を着脱自在に取り付けるクレ
ーン装置において、ブーム長さ及びジブの作業半径を短
くせずに転倒モーメントが機体の安定モーメントより小
さくなるようにするために解決せられる技術的課題が生
じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、ブームの先端部にブ
ーム長を延長するためのジブを着脱自在に取り付けるク
レーン装置において、前記ブームの先端部に巻き上げロ
ープを案内するためのトップシーブブロックを着脱自在
に懸垂する懸垂部を設け、更に、前記ジブの先端部にト
ップシーブを軸支し、前記ジブの着脱と前記トップシー
ブブロックの着脱により前記ジブの先端部とブームの先
端部の少なくとも一方で荷吊りするように構成したクレ
ーン装置を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、自走式クレーンに適用した
本発明の一実施の形態を図1乃至図3に従って詳述す
る。なお、従来技術と同一の構成については同一符号を
付しその説明は省略するものとする。
【0011】図1は自走式クレーン26を示し、図2は
ブーム先端部を詳細に示している。図1及び図2に示す
ように、前記ブーム8の先端部の前部両端部に下方に延
びるよう一対の吊り腕(懸垂部)27,27が固設さ
れ、両吊り腕27,27にトップシーブブロック28が
着脱自在に懸垂される。
【0012】該トップシーブブロック28は、フレーム
29の下部中央部に、荷吊りに対応する数のトップシー
ブ10…を軸支し、フレーム29の上部両側に、前記吊
り腕(懸垂部)27,27に懸垂される断面ほぼコ字形
の被懸垂部30,30を固設して構成され、前記吊り腕
27,27の下方から両被懸垂部30,30を嵌合し
て、該被懸垂部30,30の軸挿入孔31,31と前記
吊り腕27,27の軸挿入孔32,32とにピン33,
33又はボルトを挿入することにより、前記ブーム8に
懸垂されるように構成され、そして前記ピン33,33
又はボルトに松葉ピン、ナット等の抜け止め(図示せ
ず)を取付けることにより、その離脱を防止するように
構成されている。
【0013】また、前記フレーム29の上部中央には、
ガイドシーブ34を軸支するための軸支部35が固設さ
れている。
【0014】図2に示すように、前記ブーム8の先端部
のみで荷吊りする場合は、前記トップシーブブロック2
8のトップシーブ10…とフックブロック12のシーブ
13…とに巻き上げロープ14を巻回して取着し、該巻
き上げロープ14の一端部を前記ガイドシーブ34の案
内により前記巻き上げロープ巻き取りウインチ15に導
き、その先端部を巻き上げロープ巻き取りウインチ15
のドラムに固定し、他端部は前記上部旋回体2等の固定
系に接続する。
【0015】従って、従来と同様に、ブーム8の起伏
と、フック11の昇降による、荷吊りをすることができ
る。
【0016】一方、荷吊りの最大作業範囲がブーム長さ
を越える場合には、現場に、前記ブーム8及び前記フロ
ントポスト19、リヤポスト20、ジブ起伏ロープ24
を輸送してタワクレーンを組み立てる。
【0017】この場合、図3に示すように、前記ブーム
8の先端部に前記ジブ18の基端部を軸支する。ブーム
8にジブ18を連結した後は、ブーム8の先端部に前記
フロントポスト19と、リヤポスト21とを軸支する。
そしてこれらポスト19,21の先端部に設けられたシ
ーブ22,23にジブ起伏ロープ24を巻回し、該ジブ
起伏ロープ24の一端部を前記上部旋回体に備えられい
るジブ起伏用ウインチ(図示せず)に接続し、また、他
端部を前記リヤポスト21に接続する。
【0018】更に、前記ジブ18の先端部のトップシー
ブ10…と前記フックブロック12のシーブ13…とに
巻回して取着した巻き上げロープ14を前記上部旋回体
2に備えられた巻き上げロープ巻き取りウインチ15に
連結する。
【0019】係るタワークレーンは、ジブ18の先端部
にのみトップシーブ10…が常備されているため、現場
でクレーンを組み立てて引き起す際には、従来のクレー
ンと同様に転倒モーメントが機体の安定モーメントを下
回り、ブーム長さは従来と同じになる。よって、相対的
にジブ18の作業半径を長くすることができる。他方、
ブーム8の先端部側で荷吊りをする場合は、前記吊り腕
27,27に、前記トップシーブブロック28をピン3
3,33又はボルト・ナットにより取付け、該トップシ
ーブブロック28のトップシーブ10…とフックブロッ
ク12のシーブ13…とに前記巻き上げロープ14を巻
回して取着し、該巻き上げロープ14を巻上げロープ巻
き取りウインチ15に連結し、そして、より高い安全性
のため、例えば、上部旋回体2に安定モーメントを確保
するためのウエイト(図示せず)を取付ける。
【0020】従って、このようにジブ18の先端部に前
記フックブロック12を吊り下げた場合は、ブーム8の
みの場合と比較して広い作業範囲を得ることができ、ま
た、ブーム8の先端部にもフックブロック12を吊り下
げる場合は、更に、ブーム8のトップ側で大荷重の荷吊
りを行なうことが可能となる。
【0021】このように、本実施形態に係る自走式クレ
ーン26は、ブーム8の先端部にブーム長を延長するた
めのジブ18を着脱自在に取り付けるように構成された
クレーン装置において、前記ブーム8の先端部にトップ
シーブブロック28を着脱自在に懸垂する一対の吊り腕
(懸垂部)27,27を設け、更に、前記ジブ18の先
端部にトップシーブ10…を軸支し、前記ジブ18の着
脱と前記トップシーブブロック28の着脱により、前記
ジブ18の先端部とブーム8の先端部の少なくとも一方
で荷吊りするようにして、現場の荷吊りに対応するもの
であり、これにより機材の輸送費、組み立て時間工費の
節減と、安全なブーム8、ジブ18の引き起しに対応す
るものである。なお、ジブ18の先端部に前記一対の吊
り腕27,27を固設しておき、この一対の吊り腕2
7,27に前記トップシーブブロック28を着脱するこ
とも適宜なされるものである。
【0022】なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しな
い限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が
該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、ブームの先端部に巻き上げロープを案内するため
のトップシーブブロックを着脱自在に懸垂する懸垂部
(吊り腕)を設け、更に、前記ジブの先端部にトップシ
ーブを軸支し、前記ジブの着脱と前記トップシーブブロ
ックの着脱により前記ジブの先端部とブームの先端部の
少なくとも一方で荷吊りするように構成して、ブーム先
端部にトップシーブを常備しないように構成したので、
タワークレーンとした場合のブーム引き起しの際の、機
体の転倒を防止でき、ブーム長の実質的な延長により、
タワークレーンとする場合のジブの作業半径を相対的に
長くすることができる。また、ブームのみの荷吊り、ジ
ブ及びブームトップの何れか一方の荷吊に対応すること
ができる。更に、現場に応じて、ジブを取り付けるの
で、余分な機材を搬入する必要がなく、輸送コスト、管
理費用を節減することが可能となる等、正に、著大なる
効果を発揮する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自走式クレーンの
要部詳図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る自走式クレーンの
要部詳細側面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る自走式クレーンを
タワークレーンとする場合の構成を示す側面図である。
【図4】従来の自走式クレーンを示す側面図である。
【図5】従来の自走式クレーンをタワークレーンとする
場合の構成を示す側面図である。
【図6】従来の自走式クレーンのブームトップ部を示す
要部詳細図である。
【符号の説明】
8 ブーム 10 トップシーブ 14 巻き上げロープ 18ジブ 27 吊り腕(懸垂部) 28トップシーブブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの先端部にブーム長を延長するた
    めのジブを着脱自在に取り付けるように構成されたクレ
    ーン装置において、 前記ブームの先端部に巻き上げロープを案内するための
    トップシーブブロックを着脱自在に懸垂する懸垂部を設
    け、 更に、前記ジブの先端部にトップシーブを軸支し、 前記ジブの着脱と前記トップシーブブロックの着脱によ
    り前記ジブの先端部とブームの先端部の少なくとも一方
    で荷吊りするように構成したことを特徴とするクレーン
    装置。
JP10283026A 1998-10-05 1998-10-05 クレーン装置 Pending JP2000109287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283026A JP2000109287A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 クレーン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283026A JP2000109287A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 クレーン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000109287A true JP2000109287A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17660270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10283026A Pending JP2000109287A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 クレーン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000109287A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282361A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Tadano Ltd 継足しジブ付きクレーン装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282361A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Tadano Ltd 継足しジブ付きクレーン装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BRPI1001533A2 (pt) Escora principal da lança de dobramento e tampas de escora gornidas transportáveis
JP2004075294A (ja) タワークレーンのジブストラット自力組立方法
CN207243271U (zh) 吊运熔融金属起重机平衡滑轮及滑轮组
JP2000109287A (ja) クレーン装置
CN211971577U (zh) 塔式起重机系统
JP3399356B2 (ja) クレーン
JP2000118952A (ja) クレーン装置
JP6984395B2 (ja) クレーン及びクレーン組み立て方法
JP2547044B2 (ja) クレーンにおけるジブの装脱方法及び装置
JP4625163B2 (ja) 移動式クレーンの起伏シリンダ負荷減少装置
CN220766256U (zh) 一种折叠式吊具
CN218058206U (zh) 一种高效自拆卸屋面起重机
JP3234883B2 (ja) ラフィングジブクレ−ンのブ−ム吊り構造
JP3612366B2 (ja) 鉄塔上据付型吊り上げ装置
CN212799288U (zh) 一种新型吨桶吊装装置
CN216945922U (zh) 一种简易垂直吊装系统
JP2004256240A6 (ja) クレーン
CN211772911U (zh) 一种挂篮底托系统下放装置
JPH0455027Y2 (ja)
JP2001310895A (ja) クローラクレーン用カウンターウエイト脱着装置
JP2573840Y2 (ja) タワークレーンのジブ起伏装置
JPH075109Y2 (ja) シーブブロック装置
JP4848094B2 (ja) 自走式クレーンのラフィングジブ装置
JP2024013758A (ja) クレーン、および、クレーンの組立分解方法
JPH0631156B2 (ja) クレーンの介錯ロープ装置