JP2000109010A - ターレット型上包み包装機 - Google Patents

ターレット型上包み包装機

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JP2000109010A
JP2000109010A JP10278544A JP27854498A JP2000109010A JP 2000109010 A JP2000109010 A JP 2000109010A JP 10278544 A JP10278544 A JP 10278544A JP 27854498 A JP27854498 A JP 27854498A JP 2000109010 A JP2000109010 A JP 2000109010A
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JP
Japan
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turret
pocket
packaged
packaging
pusher
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JP10278544A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ueki
和夫 植木
Hajime Tafuo
肇 田布尾
Michio Furuya
道夫 古屋
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量のサイズの異なる被包装品の包装や、そ
の再包装に好適したターレット型上包み包装機を提供す
る。 【解決手段】 ターレット型上包み包装機は、周方向に
複数のポケット8を備え、正逆方向に回転可能なターレ
ット2を備え、各ポケット8a〜8fはそのサイズが互
いに異なり、そのサイズに対応した種々の被包装品CD
を受け取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被包装品を包装材
により包装するためのターレット型上包み包装機に関す
る。
【0002】
【関連する背景技術】この種のターレット型上包み包装
機はその一例が特許第2762736号公報に開示されてい
る。この特許の包装機はそのポケットが被包装品のサイ
ズ毎に異なるターレット(インデックス装置)を複数備
え、包装すべき被包装品のサイズに応じたターレットが
選択して取付けられている。従って、公知の包装機は被
包装品のサイズ変更に伴いターレットを交換すれば、種
々のサイズの被包装品の包装に適用可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の包装機の場合、
そのターレットの交換には多大な労力と時間を要する。
このため、その包装機は本質的にサイズが同一で且つ多
量の被包装品の包装に適したものであり、サイズが異な
り且つ少量ずつの被包装品の包装や、被包装品の再包
装、具体的には開封を伴う抜き取り検査後における種々
のサイズの被包装品の再包装には好適しない。
【0004】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところはサイズが異なり且つ少量
の被包装品の包装に好適したターレット型上包み包装機
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のターレット型上
包み包装機(請求項1)は、ポケットのサイズが互いに
異なり、且つ、正逆回転可能なターレットを備えてい
る。このような包装機によれば、被包装品のサイズに対
応したポケットが選択され、その選択ポケットは受取り
位置にて包装材とともに被包装品を受取り、そして、タ
ーレットの回転に伴い、選択ポケットが受取り位置、胴
フラップシール位置、そして、排出位置に順次位置付け
られる際、胴フラップシール位置にて包装材の胴フラッ
プ折り及び胴シールが実施される。
【0006】選択ポケットを受取り位置、胴フラップシ
ール位置、そして、排出位置に位置付けるためのターレ
ットの間欠回転動作は排出位置を基準とし、その選択ポ
ケットのサイズ毎に設定される(請求項2)。この場
合、選択ポケットはそのサイズ、即ち、その開口高さに
拘わらず、受取り位置、胴フラップシール位置及び排出
位置のそれぞれにて正確に位置決めされる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、ターレット型
上包み包装機の全体が概略的に示されている。この包装
機はターレット2を備えており、ターレット2は包装機
のフレーム4に回転自在に支持されている。ターレット
2は円筒状のボディ6を有し、ボディ6の外周には例え
ば6個のポケット8a,8b,8c,8d,8e,8f
が備えられている。
【0008】ターレット2の回転軸10はサーボモータ
12に連結されており、サーボモータ12はターレット
2を正逆方向に回転可能である。また、サーボモータ1
2はコントローラ14に電気的に接続されており、コン
トローラ14はサーボモータ12の駆動を制御し、ター
レット2を間欠回転させる。具体的には、ターレット2
の正転方向でみたとき、ターレット2は間欠回転しなが
ら、選択された1つのポケット8を被包装品CDの受取
り位置P1、胴フラップシール位置P2、そして、被包装
品CDの排出位置P3に順次位置付ける。この後、ター
レット2は逆転方向に回転し、選択ポケット8は排出位
置P3から受取り位置P1に直接に戻される。
【0009】ここで、ターレット2の正転方向でみて、
受取り位置P1は水平面から例えば60°の回転角位置
に規定され、排出位置P3は受取り位置P1から120°
の回転角位置、即ち、水平位置に規定されている。各ポ
ケット8は同様な構成を有し、その1つのポケット8は
図2及び図3に示されているようにボディ6の外周に固
定された突出ブロック16と、この突出ブロック16を
挟み且つボディ6の周方向に離間した一対のプレート1
8と、これらプレート18間の両側を閉じる一対のサイ
ドガイド20とから構成されている。
【0010】各ポケット8のサイズは一対のサイドガイ
ド20間の開口幅、突出ブロック16とプレート18の
先端との間の奥行き、そして、一対のプレート18間の
開口高さにより規定される。ここで、各ポケット8の開
口幅及び開口高さは図4に示す被包装品CDの長さL及
び高さHに相当するものであり、その奥行きは被包装品
CDの幅Wよりも若干短く設定されている。従って、ポ
ケット8内に対応したサイズの被包装品CDが横向きに
して挿入されると、被包装品CDはポケット8から僅か
に突出することになる。なお、図4の被包装品CDは既
に包装した状態で示されている。
【0011】図1から明らかなように、各ポケット8は
そのサイズ、即ち、そのL,W,Hが互いに異なってい
る。このようなサイズの相違は、前述した突出ブロック
16の大きさやサイドガイド20の幅等を変更すること
でもたらされるものであって、各ポケット8の先端及び
その軸線は同一の円周上及び同一の基準面内に位置付け
られている。
【0012】図3から明かなように、各ポケット8のプ
レート18は3つの板部分、つまり、センタ部分18a
と、このセンタ部分18aの両側に位置したサイド部分
18bとに分割されており、センタ部分18aと各サイ
ド部分18bとの間には後述するプッシャ爪のための侵
入通路22がそれぞれ確保されている。なお、図1に示
した各ポケット8はそのサイドガイド20を省略して示
してある。
【0013】前述したように各ポケット8はサイズが互
いに異なることから、そのサイズに対応した被包装品C
Dを受け入れることができる。つまり、ターレット2は
ポケット8毎に種々のサイズの被包装品CDを受け取る
ことができる。例えば同様なタイプの被包装品CDであ
るが、そのサイズが種々に異なるものとしては、コンパ
クトディスクやミニディスクのためのケースがあり、コ
ンパクトディスクのケースの場合には、スリムケース、
シングルケース、ワイドケース、デュオケース及びマル
チケースと称され、そのサイズが互いに異なる5種類が
ある。
【0014】図1に示されているようにターレット2の
外側には胴シール装置24が配置されており、胴シール
装置24は前述した胴フラップシール位置P2の近傍に
位置付けられている。公知のように胴シール装置24
は、胴フラップタッカ26と、胴シーラ28とから構成
されており、これら胴フラップタッカ26及び胴シーラ
28はターレット2の外周に対して接離運動可能となっ
ている。
【0015】今、図1に示されているようにポケット8
aが受取り位置P1に位置付けられているとき、受取り
位置P1にて、ポケット8a内にその対応したサイズの
被包装品CDが包装フィルム(包装材)Fとともに挿入
される。この際、包装フィルムFは被包装品CDに対し
て既にU字状に被せられた状態、つまり、胴折りされた
状態にある。それ故、被包装品CDの挿入に伴い、U字
状の包装フィルムFにおいて、その左右の前側小端フラ
ップはポケット8aの各サイドガイド20により図5に
示す如く折り込まれ、そして、包装フィルムFの一部、
つまり、その一対の胴フラップがポケット8aの外側に
突出する。
【0016】この後、ターレット2が正転方向に間欠回
転し、ポケット8aが胴フラップシール位置P2に位置
付けられると、前述した胴シール装置24が作動し、包
装フィルムFの胴シールが実施される。ここで、胴シー
ルについて具体的に説明すると、胴フラップタッカ26
が先ず図示の上昇位置(UP)から一旦下降位置(DOWN)ま
で下降し、この後、上昇位置に戻る。このような胴フラ
ップタッカ26の一連の運動により、一方の胴フラップ
が被包装品CDの後端面上に折り込まれる。一方、胴シ
ーラ28は胴フラップタッカ26の下降から遅れて、図
示の下降位置(DOWN)から上昇位置(UP)に向けて上昇
し始め、他方の胴フラップを一方の胴フラップ上に折り
込みながら、これら両胴フラップを互いに重ね合わせて
いく。この後、胴シーラ28はその上昇位置にて、両胴
フラップをヒートシールにより相互に接着する。なお、
胴シーラ28が被包装品CDの後端面上に進入する直後
から、胴フラップタッカ26はその上昇位置に戻り始
め、これら胴フラップタッカ26及び胴シーラ28が相
互に干渉するようなことはない。
【0017】胴シールが完了すると、ターレット2は更
に正転方向に間欠回転し、ポケット8aを排出位置P3
に位置付ける。排出位置P3にて、ポケット8a、即
ち、その被包装品CDは水平姿勢となる。図1中1点鎖
線で示されているように、ターレット2の外側には包装
経路30が備えられており、包装経路30は排出位置P
3から水平に延びている。包装経路30はその軸線を中
心に左右対称な経路構成を有し、その片側の経路構成が
図6に詳細に示されている。
【0018】図6から明かなように包装経路30は左右
一対のロアガイド32を有している。これらロアガイド
32は排出位置P3と同一の高さ位置にあり、互いに平
行にして保持部材33にぞれぞれ固定されている。これ
ら保持部材33はフレーム4に支持されている。それ
故、排出位置P3に被包装品CDが供給されたとき、そ
の被包装品CDをそのポケット8a内から一対のロアガ
イド32上に排出できる。そして、排出された被包装品
CDはその両側縁部がロアガイド32に支持されなが
ら、包装経路30上を移送される。なお、ポケット8a
内からの被包装品CDの排出や、そして、包装経路30
上での被包装品CDの移送は後述するプッシャにより実
施される。
【0019】保持部材33の外側縁には2個のブラケッ
ト34が取り付けられており、これらブラケット34は
上方に延び、そして、図7に示されているように包装経
路30の長手方向に離間して配置されている。各ブラケ
ット34はその上端部が水平に折曲されており、その上
端部にスペーサ36及び連結ねじ40を介して取付けプ
レート38が取り付けられている。取付けプレート38
はロアガイド32に沿いブラケット34間に亘って水平
に延びている。
【0020】取付けプレート38の内側縁にはその両端
に一対のロッド42が垂直に貫通して取り付けられてい
る。各ロッド42はその下端にてアッパガイド44を支
持しており、アッパガイド44はロアガイド32と平行
に延びている。アッパガイド44とロアガイド32との
間には、包装すべき被包装品CDの高さHに相当する間
隔が確保されている。
【0021】更に、ロアガイド32上にはサイドガイド
46が必要な位置に配置されており、左右のロアガイド
32におけるサイドガイド46の間には被包装品CDの
長さLに相当する間隔が確保されている。従って、ポケ
ット8aから包装経路30上に排出された被包装品CD
は、ロアガイド32とアッパガイド44との間、そし
て、左右のサイドガイド46間にて挟持されるようにし
て包装経路30上を移送され、その移送は安定したもの
となる。
【0022】ところで、前述したようにポケット8に挿
入される被包装品CDはそのサイズが互いに異なること
から、包装経路30において、ロアガイド32とアッパ
ガイド44との間の間隔、そして、左右のサイドガイド
46間の間隔をその被包装品CDのサイズに応じて調整
する必要がある。このため、保持部材33には、包装経
路30の横断方向に延びる複数の長孔48が形成され、
これら長孔48を通じてねじ込まれる連結ねじ50を介
して、保持部材33はフレーム4に固定されている。従
って、左右のロアガイド32は保持部材33の長孔48
の長さ分だけ包装経路30の横断方向に移動でき、左右
のサイドガイド46間の間隔を被包装品CDの長さLに
応じて調整することができる。一方、被包装品CDの高
さHに関しては、前述したスペーサ36をその厚みの異
なるものに交換することで、被包装品CDの高さHに応
じて調整可能である。
【0023】図1に示されているように包装経路30の
下側には前述したプッシャ52が配置されている。プッ
シャ52は図10に示されているように左右のロアガイ
ド32間に位置付けられ、包装経路30に沿って延びて
いる。プッシャ52は水平なホルダプレート54と、ホ
ルダプレート54の両側に垂直に取り付けられた一対の
プッシャプレート56とからなり、これら両プッシャプ
レート56にはプッシャ爪58が4個ずつ形成されてい
る。各プッシャ爪58は包装経路30に向けて上方に突
出し、包装経路30に沿い等間隔を存して位置付けられ
ている。両プッシャプレート56の各プッシャ爪58は
包装経路30の軸線を挟んで対称に配置され、そして、
包装経路30に沿うプッシャ爪58間の間隔は、被包装
品CD中、その最大の幅Wよりも広く確保されている。
【0024】ホルダプレート54の下面には前後一対の
進退スライダ55が取り付けられており、これら進退ス
ライダ55はブラケット60のガイドレール57に摺動
自在に嵌合されている。ブラケット60の下面からは前
後一対のガイドシャフト61(図1参照)が垂下されて
おり、これらガイドシャフト61はガイドスリーブ63
を摺動自在荷貫通している。これらガイドスリーブ63
はフレーム4側に固定されている。
【0025】ブラケット60には連接ロッド62の上端
が連結されている。連接ロッド62は下方に延び、その
下端が垂直な回転ディスク64の外周縁に連結されてい
る。回転ディスク64はフレーム4に回転自在に軸支さ
れている。回転ディスク64の回転軸にはギヤプーリ6
6が取り付けられており、一方、ギヤプーリ66の近傍
には電動モータ68が配置されている。電動モータ68
はその出力軸にギヤプーリ70を備えており、このギヤ
プーリ70とギヤプーリ66との間にタイミングベルト
72が掛け回されている。従って、電動モータ68は回
転ディスク64を一方向に回転させることができ、この
回転は連接ロッド62を介してプッシャ52の上下運動
に変換される。
【0026】回転ディスク64の上方には、回転ディス
ク64よりも大径の回転ディスク74が垂直にして配置
され、この回転ディスク74もまたフレーム4に回転自
在に軸支されている。回転ディスク74の外周縁には連
接ロッド76の一端が連結され、連接ロッド76はター
レット2側に向けて延びている。連接ロッド76の他端
はブラケット78を介して一方のプッシャプレート56
に連結されている。
【0027】回転ディスク74には同軸にしてギヤプー
リ80が取り付けられており、このギヤプーリ80はタ
イミングベルト82を介して回転ディスク64と同軸の
別のギヤプーリ84に連結されている。従って、電動モ
ータ70の駆動力は回転ディスク74にも伝達されるこ
とで、回転ディスク74を一方向に回転させ、この回転
は連接ロッド76を介してプッシャ52の進退運動に変
換される。
【0028】即ち、プッシャ52は上下運動と進退運動
との組み合わせにより、図8に示すような楕円運動を行
うことができる。ここで、プッシャ52が後退位置にあ
るとき、プッシャ52のプッシャ爪58は包装経路30
よりも僅かに上方に突出した状態にある。そして、図1
に示すように排出位置P3にポケット8が位置付けられ
ているとき、後退位置にて、プッシャ52の最も後方に
位置した左右のプッシャ爪58は前述した侵入通路22
(図3参照)を通じて、そのポケット8内に侵入し、ポ
ケット8内の被包装品CDの後側に位置付けられてい
る。
【0029】この状態からプッシャ52が後退位置から
上昇を伴いながら前進されると、そのプッシャ爪58は
ポケット8内の被包装品CDを包装経路30に向けて排
出する。この後、プッシャ52が下降を伴って前進位置
に到達し、そして、この前進位置から後退するとき、そ
のプッシャ爪58は包装経路30よりも下側に没入し、
包装経路30の下方をその後退位置に向けて後退する。
このようなプッシャ52の楕円運動が繰り返されると、
プッシャ52は、包装経路30に排出された被包装品C
Dを対応する左右のプッシャ爪58により順次押出しな
がら間欠的に移送させる。
【0030】前述した回転ディスク64には更に別のギ
ヤプーリ86が同軸にして取り付けられており、このギ
ヤプーリ86はタイミングベルト88を介してギヤプー
リ90に接続されている。ここで、ギヤプーリ90は動
力伝達経路(図示しない)を介して前述した胴シール装
置24のカム機構に駆動力を供給し、胴シール装置24
を所定のタイミングで作動させる。
【0031】また、回転ディスク64には回転角センサ
92が取り付けられており、この回転角センサ92は回
転ディスク64の回転角を検出し、その検出信号を前述
のコントローラ14に供給する。コントローラ14は回
転ディスク64の回転角からプッシャ52の楕円運動位
置を把握することができる。包装経路30の途中には前
述した左右のサイドガイド46(図6参照)の代わり
に、左右一対のサイド折り込みユニット94が配置され
ている。各サイド折り込みユニット94は図9に示され
ているように3つの部材、つまり、包装経路30の上流
側から順次配置されたセンタ折り込みガイド96、アッ
パ折り込みガイド98、そして、ロア折り込みガイド1
00から構成されている。
【0032】前述したように被包装品CDが包装経路3
0上を間欠的に移送されることで、左右のサイド折り込
みユニット94を通過する。この際、図5に示されるよ
うに被包装品CDの包装フィルムFは先ず、その左右の
後小端フラップがセンタガイド96により折り込まれ、
この後、左右の上サイドフラップがアッパ折り込みガイ
ド98により折り込まれる。そして、最後に、包装フィ
ルムFの左右の下サイドフラップはロア折り込みガイド
100により折り込まれ、既に折り込み状態にある上サ
イドフラップに重ね合わされる。従って、この時点で、
被包装品CDは包装フィルムFにより完全に包み込まれ
た包装品CD1となる。
【0033】ここで、各サイド折り込みユニット94に
関しても、包装経路30上を移送される被包装品CDの
高さHを考慮しなけれぱならない。しかしながら、この
実施例の場合、アッパ及びロア折り込みガイド98,1
00は被包装品CD中、その最大の高さHに適合した大
きさを有し、その全ての種類の被包装品CDに共通して
使用できるものとなっている。それ故、被包装品CDの
サイズ変更時、サイド折り込みユニット94は被包装品
CDの高さに応じ、そのセンタガイド96のみを交換す
ればよい。
【0034】包装品CD1が左右のサイド折り込みユニ
ット92から抜け出て、左右のサイドシーラ間に供給さ
れると、その包装品CD1は左右のサイドシーラ間に挟
み付けられ、折り重なるサイドフラップはヒートシール
を受けて相互に接着される。左右のサイドシーラ及びそ
れらの駆動機構は包装経路30を挟んで対称に配置され
ているので、図10にはその片側のサイドシーラ102
及びその駆動機構のみを示してある。
【0035】図10から明らかなようにサイドシーラ1
02はロアガイド32の直上に配置され、プッシュロッ
ド106の一端に取り付けられている。プッシュロッド
106は水平に延び、フレーム4に固定された支持プレ
ート108を貫通している。より詳しくは、支持プレー
ト108にはスリーブ111が取り付けられており、こ
のスリーブ111にプッシュロッド106が摺動自在に
支持されている。スリーブ111から突出したプッシャ
ロッド106の他端部には拡径部110が形成されてお
り、拡径部110の外周からは上方に向けてピン112
が突出している。そして、ピン112と支持プレート1
08との間には引張りコイルばね114が掛け渡されて
おり、この引張りコイルばね114はプッシュロッド1
06を包装経路30の内方に向けて付勢し、拡径部11
0をストッパプレート116の折曲端に当接させてい
る。
【0036】ストッパプレート116は解除レバー11
8の上端に固定されており、解除レバー118は下方に
向けて延びている。解除レバー118はその上部がピン
120及びブラケット122を介して支持プレート10
8に回動自在に支持されている。一方、支持プレート1
08の下端部にはブラケット113が一体的に形成され
ており、このブラケット113は、フレーム4に形成し
た開孔4aを貫通するようにして配置されている。ブラ
ケット113には枢軸124が設けられており、この枢
軸124には規制レバー126及び揺動レバー128が
それぞれ回動自在にして取り付けられている。規制レバ
ー126は包装経路30とは反対側を、解除レバー11
8の下端部と交差して延びている。
【0037】支持プレート108はブラケット120の
下側にピン130を有し、このピン130と規制レバー
126との間に引張りコイルばね132が掛け渡されて
いる。引張りコイルばね132は規制レバー126を反
時計方向に向けて回動付勢し、図示の状態では、規制レ
バー126は後述する揺動レバー128の働きにより水
平姿勢に保持されている。
【0038】規制レバー126の先端にはローラ134
が回転自在に取り付けられており、このローラ134は
解除レバー118の下部側縁に当接し、図10でみて解
除レバー118の反時計方向の回動を阻止している。つ
まり、ローラ134は解除レバー118を垂直姿勢に保
持している。ここで、解除レバー118の下部側縁は枢
軸124を中心とした円弧面136に形成され、この円
弧面136の曲率半径は枢軸124の軸線とローラ13
4の外周との間の距離に等しく設定されている。図示の
状態にあるとき、ローラ134は円弧面136の上端に
当接している。
【0039】更に、解除レバー118の下部側縁には、
円弧面136の上側に位置して凹部138が形成されて
おり、この凹部138の下端は円弧部分140を介して
円弧面136の上縁に滑らかに連なっている。円弧部分
14の曲率半径は、円弧面136の曲率半径よりも小さ
なものとなっている。解除レバー118が垂直姿勢にあ
るとき、包装経路30側へのプッシュロッド106の摺
動はストッパプレート116により規制されており、こ
のとき、包装経路30上を移送される被包装品CD、正
確には包装品CD1と休止位置にあるサイドシーラ10
2との間には所定のギャップGが確保されている。
【0040】一方、揺動レバー128は包装経路30側
に向けて延び、その先端部が回動付勢を受けることで、
ローラ142に上方から当接されている。ここで、ロー
ラ142は前述したプッシャ52のブラケット60の側
面に一対の軸受143を介して回転自在に支持され、そ
して、包装経路30の長手方向に沿い所定の長さに亘っ
て延びている(図1参照)。
【0041】揺動レバー128に回動付勢を与えるた
め、揺動レバー128の基部には枢軸124を中心とし
た円弧孔144が形成されており、この円弧孔144に
は規制レバー126の基端から突出したピン146が挿
通され、このピン146を介して揺動レバー128と規
制レバー126とは相互に連結可能となっている。つま
り、円弧孔144は、揺動レバー128と規制レバー1
26との連結位置を変更可能とし、これにより、後述の
説明から明らかとなるように、サイドシーラ102の動
作タイミングを調整することができる。
【0042】規制レバー126を反時計方向に回動付勢
する引張りコイルばね132は、図10に示すように規
制レバー126及び揺動レバー128を下方に向けて回
動付勢している。図10に示す状態にあるとき、プッシ
ャ52は包装経路30の下側にて、その後退位置に向か
う過程にあり、このとき、揺動レバー128における円
弧孔144の下端に規制レバー126のピン146が当
接して位置付けられ、この状態で、揺動レバー128は
プッシャ52のローラ142に当接している。この当接
は、規制レバー126の反時計方向への回動を規制した
状態にある。
【0043】このような状態からプッシャ52が後退位
置を経て前進運動を開始すると、前述したようにプッシ
ャ52はそのプッシャ爪58が包装経路30から更に上
方に突出しながら、包装経路30上の被包装品CD及び
包装品CD1の間欠移送を実施する。この間欠移送は前
述した包装品CD1を左右のサイドシーラ102間に前
進させる。
【0044】プッシャ52の上昇に伴い、そのローラ1
42は図10中1点鎖線で示すように揺動レバー128
を上方に向けて回動させる。このとき、揺動レバー12
8はピン146を伴って回動し、これにより、規制レバ
ー126は引張りコイルばね132の付勢力に抗して時
計方向に回動する。この際、規制レバー126のローラ
134は解除レバー118の円弧面136上を転動する
が、この円弧面136の曲率半径は枢軸124の軸線と
ローラ134の外周との間の距離に設定されているの
で、ローラ134は図10中1点鎖線で示すように円弧
面136上を単に転動するだけとなる。それ故、ローラ
134が解除レバー118に力を及ぼすことはなく、解
除レバー118は垂直姿勢に維持される。この結果、左
右のサイドシーラ102間に包装品CD1が進入する
際、包装品CD1とサイドシーラ102との間には前述
したギャップGが確実に確保されるので、包装品CD1
にて折り込み状態にあるサイドフラップがサイドシーラ
102に擦られるようなことはなく、また、ギャップG
が大きくなり過ぎることもない。この結果、サイドフラ
ップの皺の発生を確実に防止できる。
【0045】この後、プッシャ52が前進位置を経て後
退位置に戻るとき、プッシャ52は包装経路30の下側
に下降するが、この下降に伴いローラ142もまた下降
する。それ故、揺動レバー128はローラ142の下降
に追従し、図10中2点鎖線で示す位置まで下方に回動
する。このような揺動レバー128の回動は、規制レバ
ー126の反時計方向の回動を許容し、これにより、規
制レバー126の反時計方向の回動に伴い、そのローラ
134は解除レバー118の円弧面136上を転動す
る。このとき、ローラ134が円弧面136の上端を越
え、前述した円弧部分140に到達すると、この円弧部
分140の曲率半径は円弧面136の曲率半径よりも小
さいことから、ローラ136による解除レバー118の
拘束が解除され、解除レバー118の反時計方向の回動
が許容される。この結果、サイドシーラ102のプッシ
ュロッド106は引張りコイルばね114の付勢力を受
け、サイドシーラ102をその休止位置から包装経路3
0側に押出して包装品CD1の側面に所定の力で押し付
ける。この状態で、サイドシーラ102はサイドフラッ
プのヒートシールを実施し、これにより、そのシール強
度を高めることができる。また、サイドシーラ102の
押出しに伴い、プッシュロッド106の拡径部110は
ストッパプレート116を介し、解除レバー118を図
10中2点鎖線で示すように反時計方向に回動させ、こ
の回動は、解除レバー118の円弧部分140がローラ
134に当接した時点で停止される。
【0046】この後、プッシャ52が上昇過程に移行
し、揺動レバー128が上方に回動されると、この回動
は規制レバー126を時計方向に回動させることから、
解除レバー118が元の垂直姿勢に復帰する。この結
果、解除レバー118はそのストッパプレート116に
よりプッシャロッド106を押し戻し、サイドシーラ1
02を休止位置に復帰させる。
【0047】サイドシーラ102が休止位置から前進す
る際に、包装経路30上にヒートシールすべき包装品C
1が無いと、規制レバー126は図10中2点鎖線の
位置よりも更に反時計方向に回動しようとする。しかし
ながら、このような規制レバー126の回動は、支持プ
レート108に設けたストッパ148に規制することが
でき、サイドシーラ102が過度に前進することはな
い。
【0048】ところで、休止位置にあるサイドシーラ1
02と包装品CD1との間のギャップGは包装品CD1
サイズ、即ち、その長さLに拘わらず一定であるのが好
ましい。このため、支持プレート108は前述した保持
部材33と同様な機能を有する保持部材105を介して
フレーム4に固定され、保持部材105の長孔107の
分だけ包装経路30の横断方向に移動可能にして固定さ
れている。従って、左右のサイドシーラ102間の間隔
を包装品CD1のサイズに応じて調整可能である。な
お、参照符号109は保持部材105とフレーム4とを
連結する連結ねじを示す。また、包装品CD1のサイズ
変更の際、サイドシーラ102が長孔107の分だけ移
動されても、ローラ142との接触による揺動レバー1
28の回動角変位は微小であり、この回動角変位に起因
した解除レバー128の動きは更に小さい。従って、包
装品CD1の寸法に応じてサイドシーラ102の位置が
調整されても、前述のギャップGは変わらず、包装品C
1のサイズに影響するこはない。
【0049】次に、上述したターレット型上包み包装機
に関し、そのターレット2の回転制御に着目して説明す
る。ここで、包装経路30におけるのロアガイド32と
アッパガイド44との間の間隔、サイド折り込みユニッ
ト94間及びサイドシーラ102間の間隔は、包装すべ
き被包装品CDのサイズに応じて予め調整されているも
のとする。
【0050】ターレット2の回転は前述したコントロー
ラ14(図1)により制御されるが、コントローラ14
はターレット2の運転モードを実施するに先立ち、図1
1に示す設定モードを実施する。設定モードにて、コン
トローラ14は先ず、包装機の操作パネル152に配置
されている設定スイッチ150(図1参照)がオン操作
されたか否かを判別する(ステップS1)。ここでの判
別結果が真(Yes)の場合、コントローラ14はターレ
ット2の回転角位置が原点位置に復帰された否かを判別
し(ステップS2)、その判別結果が偽(No)の場合、
ターレット2の原点復帰動作が可能である否かを判別す
る(ステップS3)。即ち、ここでは、前述したプッシ
ャ52がターレット2の外側にあり、ターレット2の回
転が許容されるか否かを判別する。具体的には、コント
ローラ14は、回転角センサ92からの検出信号、つま
り、プッシャ52の楕円運動位置を検出することで、ス
テップS3の判別を実施する。
【0051】ステップS3の判別結果が真になると、コ
ントローラ14はサーボモータ12を駆動してターレッ
ト2を回転させ、その回転角位置を原点位置に位置付け
る動作、即ち、原点復帰動作を開始し(ステップS
4)、そして、原点復帰動作が完了した否かを判別する
(ステップS5)。ここで、ターレット2の原点位置
は、例えばポケット8aが排出位置P3に位置付けられ
たときの回転角位置に設定されている。
【0052】ステップS5の判別結果が真になるか、ま
たは、ステップS2の判別結果が真の場合、コントロー
ラ14は操作パネル152の何れかの選択スイッチSW
がオン操作されたか否かを判別し(ステップS6)、こ
こでの判別が真の場合、オン操作された選択スイッチS
Wと対応したポケット8を選択する(ステップS7)。
具体的には、選択スイッチSWaがオン操作されると、
ポケット8aが選択されるように、選択スイッチSWの
添え字とポケット8の添え字とは互いに対応しており、
この際、オン操作される選択スイッチSWは包装すべき
被包装品CDに対応した選択スイッチである。
【0053】ポケット8の選択が完了すると、コントロ
ーラ14は、ターレット2の原点位置を基準として、選
択ポケット8を受取り位置P1に位置付けるのに要する
ターレット2の回転角θ0、選択ポケット8を受取り位
置P1から胴シール位置P2に位置付けるのに要するター
レット2の回転角θ2、そして、選択ポケット8を受取
り位置P1から排出位置P3に位置付けるのに要するター
レット2の回転角θ3をそれぞれ設定する(図5参
照)。なお、選択ポケットが8aの場合、ターレット2
の回転角θ0とθ2とは一致することになり、そして、回
転角θ0はターレット2の正転方向及び逆転方向のそれ
ぞれでみて近い側の回転角に設定にされることは言うま
でもない。
【0054】ここで、選択ポケット8に応じて回転角θ
1,θ2を設定する理由は、収容する被包装品CDの高さ
Hに応じてポケット8の開口高さが異なるためであり、
その選択ポケット8の開口高さに応じ、その回転角
θ1,θ2をそれぞれ設定することにより、選択ポケット
8をその胴フラップシール位置P2及び排出位置P3に位
置付けることができる。つまり、選択ポケット8の開口
高さに拘わらず、胴フラップシール位置P2にて、選択
ポケット8内の被包装品CDは胴シール装置24のアク
セス位置に正確に位置付けられ、これにより、その胴フ
ラップタッカー26と胴シール28の動作位置及び動作
タイミングの変更を必要とすることなく、包装フィルム
Fの胴シールを適正に行うことができる。また、同様
に、排出位置P 3においても、被包装品CDは包装経路
30と同一のレベル位置で且つ平行に位置付けられ、被
包装品CDの排出が確実なものとなる。
【0055】この後、コントローラ14は、回転角θ0
に基づいてサーボモータ12を駆動し、選択ポケット8
を受取り位置P1に位置付けた後(ステップS9)、設
定モードを終了する。上述の設定モードの完了後、コン
トローラ14は図12の運転モードを実施可能となる。
【0056】運転モードが開始されると、電動モータ6
8は常時回転状態にあり、これにより、プッシャ52は
前述した楕円運動を繰り返し、また、胴シール装置24
もまた前述した胴シールのための作動を周期的に繰り返
す。運転モードでは、コントローラ14は先ず、設定モ
ードが完了したか否かを判別し(ステップS11)、こ
こでの判別結果が真の場合、選択ポケット8が受取り位
置P1に戻されているか否かを否かを判別する。ここで
の判別結果が真の場合、コントローラ14は次のステッ
プS13の判別結果が真になるまで待機する。
【0057】この待機状態にて、受取り位置P1にある
選択ポケット8内に包装フィルムFとともに被包装品C
Dが手動でもって挿入される。そして、操作パネル15
2の起動ボタン154がオン操作されると、ステップS
13の判別結果が真となり、コントローラ14はターレ
ット2の回転が許容されるか否か、つまり、受取り位置
1から胴フラップシール位置P2への選択ポケット8の
移動が可能であるか否かを判別する(ステップS1
4)。ここでの判別結果が真になると、コントローラ1
4は回転角θ1に基づきサーボモータ12を駆動し、選
択ポケット8を胴フラップシール位置P2に位置付け、
ターレット2の回転を停止する(ステップS15)。即
ち、図13でみたとき、Iの期間にて、選択ポケット8
は受取り位置P1から胴フラップシール位置P2に移動す
る。
【0058】この後、コントローラ14は選択ポケット
8の移動が可能であるか否かを再度判別し(ステップS
16)、その判別結果が真となるまで待機する。即ち、
図13中のIIの期間、ターレット2は停止状態にあ
り、この状態にて、前述した胴シール装置24が作動す
ることで、前述した包装フィルムFの胴シールが実施さ
れる。
【0059】ステップS16の判別結果が真となると、
コントローラ14は回転角θ2に基づきサーボモータ1
2を駆動し、選択ポケット8を胴フラップシール位置P
2から排出位置P3に移動させ(ステップS17)、この
後、選択ポケット8の移動が可能であるか否かを判別し
(ステップS18)、その判別結果が真となるまで待機
する。即ち、図13中のIIIの期間にて選択ポケット
8は移動し、そして、IV期間の間、ターレット2の回
転は停止される。
【0060】ここで、図13から明らかなようにIVの
期間にて、前述したプッシャ52はその後退位置から前
進位置まで前進し、排出位置P3にある選択ポケット8
内の被包装品CDはプッシャ52により包装経路30上
に排出される。ステップS18の判別結果が真になる
と、コントローラ14は回転角θ2に基づきサーボモー
タ12を逆向きに駆動してターレット2を逆回転し、選
択ポケット8を排出位置P3から受取り位置P1に直ちに
戻す(ステップS19)。
【0061】この後、コントローラ14は操作パネル1
52の運転停止ボタン156(図1)がオン操作された
否かを判別し(ステップS20)、ここでの判別結果が
偽の場合、ステップS12以降のステップを繰り返して
実施する。即ち、包装すべき被包装品CDの数だけ、ス
テップS12以降のステップが繰り返して実施される。
【0062】なお、包装経路30上に排出された被包装
品CDは、プッシャ52が楕円運動を繰り返すことで間
欠的に移送され、この移送過程にて、被包装品CDは前
述したように包装フィルムFにより完全に包装される
(図5参照)。サイズの異なる被包装品CDを包装する
場合には、前述の設定モードの実施を経て、その被包装
品CDに対応したポケット8が選択され、そして、前述
の運転モードが同様にして実施される。
【0063】従って、上述のターレット型上包み包装機
によれば、ターレット2の交換を伴うことなく、サイズ
の異なる種々の被包装品を包装でき、少量の被包装品の
包装や、開封を伴い抜き取り検査後の被包装品の再包装
等に好適する。また、ターレット2は正逆回転可能であ
るから、その選択ポケット8を排出位置P3から受取り
位置P1に迅速に戻すことができ、包装のタクトタイム
を大幅に短縮することができる。
【0064】本発明は上述の一実施例に制約されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、ターレッ
ト2のポケット数は6個に限らず、任意に設定すること
ができる。また、選択ポケット8内への被包装品の挿入
を自動化してもよい。更に、本発明の包装機は、コンパ
クトディスクやミニディスクのケースに限らず、種々の
被包装品の包装に適用可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のターレッ
ト型上包み包装機(請求項1)によれば、ターレットの
各ポケットのサイズが互いに異なっているので、ポケッ
トを選択して使用することにより、種々のサイズの被包
装品を包装でき、少量の被包装品の包装や開封を伴う抜
き取り検査後の被包装品の再包装に頗る好適する。
【0066】また、ターレットは正逆回転可能であるか
ら、その包装のタクトタイムを大幅に短縮することがで
きる。更に、ターレットの回転動作がその選択ポケット
のサイズに応じて独自に設定されるので(請求項2)、
被包装品のサイズに拘わらず、胴フラップシール位置で
の包装材の胴シールや排出位置での被包装品の排出を確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターレット型上包み包装機の概略構成図であ
る。
【図2】ターレットの1つのポケットを示した正面図で
ある。
【図3】ポケットの側面図である。
【図4】被包装品の斜視図である。
【図5】包装機内での被包装品の包装手順を示した流れ
図である。
【図6】包装経路を一部破断して示した側面図である。
【図7】包装経路の概略正面図である。
【図8】プッシャの動きを説明するための図である。
【図9】サイド折り込みユニットの拡大正面図である。
【図10】サイドシーラの駆動機構を示した側面図であ
る。
【図11】設定モードのフローチャートである。
【図12】運転モードのフローチャートである。
【図13】タイミングチャートである。
【符号の説明】
2 ターレット 8 ポケット 12 サーボモータ 14 コントローラ 30 包装経路 52 プッシャ CD 被包装品 F 包装フィルム(包装材) P1 受取り位置 P2 胴フラップシール位置 P3 排出位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 道夫 千葉県流山市駒木台149番地 株式会社東 京自働機械製作所研究所内 Fターム(参考) 3E051 AA03 AB02 BA02 BA16 EA10 FB03 FC02 FD01 HA02 HA08 HB02 HC01 HC03 HE01 JA02 KA03 KA07 KB03 LA03 LA04 LA08 LA09 LA10 LB05 LB06 3E054 AA11 DD07 DD11 EA03 FC09 FC14 GA01 GA06 GB03 GC06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に複数のポケットを有したターレ
    ットを備え、前記ポケットの所定の受取り位置にて、前
    記ポケット内に包装材とともに被包装品を受け取り、こ
    の後、前記ターレットの回転に伴い前記ポケットが前記
    受取り位置と排出位置との間の胴フラップシール位置に
    位置付けられたとき、前記包装材の胴フラップ折り及び
    胴シールが実施されるターレット型上包み包装機におい
    て、 前記各ポケットはそのサイズが互いに異なり、 前記ターレットは、選択されたポケットを前記受取り位
    置と前記排出位置との間にて往復移動させるべく正逆回
    転可能であることを特徴とするターレット型上包み包装
    機。
  2. 【請求項2】 前記選択ポケットが前記受取り位置から
    前記胴フラップシール位置を経て前記排出位置に移動さ
    れる際、前記ターレットの間欠回転動作は前記排出位置
    を基準とし、前記選択ポケットの大きさ毎に設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のターレット型上包み
    包装機。
JP10278544A 1998-09-30 1998-09-30 ターレット型上包み包装機 Pending JP2000109010A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005263258A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kose Corp 耳折り包装機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005263258A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kose Corp 耳折り包装機
JP4589020B2 (ja) * 2004-03-18 2010-12-01 株式会社コーセー 耳折り包装機

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