JP2000107198A - 内視鏡用スネア - Google Patents
内視鏡用スネアInfo
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Abstract
たりせず、しかも製造が簡単で安定した品質を得ること
ができる内視鏡用スネアを提供すること。 【解決手段】撚り線でループ状に形成されたスネアワイ
ヤ3の一部の素線を途中で切断し、その切断端3aをル
ープの内方に向けて突出させた。
Description
挿通チャンネルに通されてポリープを切除するために用
いられる内視鏡用スネアに関する。
内に軸線方向に進退自在に操作ワイヤを挿通配置して、
その操作ワイヤの先端に弾性ワイヤからなるスネアワイ
ヤを連結し、操作ワイヤを軸線方向に進退操作すること
によりスネアワイヤが可撓性シースの先端内に出入りし
て、スネアワイヤが可撓性シース外では自己の弾性によ
ってループ状に膨らみ、可撓性シース内に引き込まれる
ことによって窄まるようになっている。
は、いわゆる無茎状のポリープ等をスネアワイヤで緊縛
する際に、ループ状に膨らませたスネアワイヤでポリー
プを囲んでから操作ワイヤを牽引してスネアワイヤを窄
ませたときに、スネアワイヤがポリープの表面を滑って
ポリープから外れてしまう場合がある。
スネアワイヤにかしめ固定して、スネアワイヤを窄ませ
る際に滑り止め用チップがポリープに食い込んで滑らな
いようにしていた(実公平6−3549号)。
滑り止め用チップのかしめ固定は、筒状のチップ又は丸
められた板状のチップを外側から単に押しつぶすだけな
ので、固定状態が安定せず、使用中にチップがずれてガ
タガタになってしまったり、場合によっては外れてしま
うことがあり、耐久性に欠けると共に、ポリープ切除術
の途中でスネアを取り替えて最初からやり直さなければ
ならない不都合があった。
り止めがずれたり外れたりせず、しかも製造が簡単で安
定した品質を得ることができる内視鏡用スネアを提供す
ることを目的とする。
め、本発明の内視鏡用スネアは、可撓性シース内に軸線
方向に進退自在に可撓性の操作ワイヤを挿通配置して、
その操作ワイヤの先端に複数の素線を撚り合わせて形成
された撚り線からなるスネアワイヤを連結し、上記操作
ワイヤを軸線方向に進退操作することにより上記スネア
ワイヤが上記可撓性シースの先端内に出入りして、上記
スネアワイヤが上記可撓性シース外では自己の弾性によ
ってループ状に膨らみ、上記可撓性シース内に引き込ま
れることによって窄まるようにした内視鏡用スネアにお
いて、上記スネアワイヤの一部の素線を途中で切断し、
その切断端を上記ループの内方に向けて突出させたこと
を特徴とする。
いて、切断されている素線と切断されていない素線とが
固着されているとよく、上記弾性ワイヤが導電性であ
り、上記操作ワイヤを介して上記スネアワイヤに高周波
電流を通電することができるようにしてもよい。
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の内
視鏡用スネアの先端部分を示しており、1は、例えば電
気絶縁性の四フッ化エチレン樹脂製チューブ等からなる
可撓性シース1であり、図示されていない内視鏡の処置
具挿通チャンネルに挿脱される。
作ワイヤ2が全長にわたって軸線方向に進退自在に挿通
されており、可撓性シース1の基端に連結された操作部
(図示せず)において任意に進退操作される。
が0.2〜0.5mm程度の導電性の弾性ワイヤからな
るスネアワイヤ3が、金属製の接続パイプ4によって連
結されている。
イプ4に前後から差し込まれて銀ロー付け等によって各
々接続パイプ4に固着されている。ただし、スネアワイ
ヤ3を延長して操作ワイヤ2を形成してもよい。
線製の素線を三本撚り合わせた撚り線によって形成され
ており、外力が加えられていない状態では、図1に示さ
れるように数センチメートルの広がりの曲線的なループ
を形成しており、外力を加えることによって弾性変形さ
せて窄ませることができる。
退操作すると、スネアワイヤ3が可撓性シース1の先端
内に出入りして、スネアワイヤ3が可撓性シース1外で
は図1に示されるように自己の弾性によってループ状に
膨らみ、可撓性シース1内に引き込まれることによって
窄まる。
弾性ワイヤをU字状に曲げ戻して形成されているが、二
本のワイヤを先端部分で固着して形成してもよく、その
固着部分に筒状の先端チップを設けても設けなくてもど
ちらでもよい。
コードを操作ワイヤ2に導通接続させるための接続端子
が設けられており、操作ワイヤ2を介してスネアワイヤ
3に高周波電流を通電することができる。
素線のうち一本の素線が途中で切断されていて、その両
切断端3aがループの内方に向けて突出している。この
実施の形態においては、ループの先端寄りの左右二箇所
に素線切断部5が形成されている。なお、切断される素
線は、二箇所の素線切断部5において同じであっても、
相違していてもどちらでもよい。
り、素線の切断端3aの突出方向を安定させるために
は、素線切断部5において、切断されている素線と切断
されていない素線とを互いに固着して撚り状態がほつれ
ないようにするとよい。
(−間)を銀ロー付け等によって固着してもよい
し、素線切断部5の前後位置(の点と、の点)でス
ポット溶接等を行ってもよい。
用スネアは、ループ状に膨らませたスネアワイヤ3でポ
リープを囲んでから操作ワイヤ2を牽引してスネアワイ
ヤ3を窄ませたときに、スネアワイヤ3の切断端3aが
ポリープの表面に引っ掛かって滑らないので、無茎状の
ポリープ等でも安定して確実に緊縛、切除することがで
きる。
単に製造することができるだけでなく、素線切断部5が
スネアワイヤ3上で移動してしまったり外れたりするト
ラブルが発生せず、優れた耐久性を得ることができる。
るものではなく、例えばスネアワイヤ3を形成する撚り
線は七本撚りその他どのような撚り線でもよく、撚り数
が多い場合には、素線切断部5において複数の素線を切
断してもよい。
5の位置はスネアワイヤ3のどこに設けてもよく、素線
切断部5の数も適宜設定すればよい。また、スネアワイ
ヤ3のループ形状は、多角形その他どのような形状であ
っても差し支えない。
素線を途中で切断し、その切断端をループの内方に向け
て突出させたことにより、素線の切断端が滑り止めとな
って無茎状のポリープ等でも安定して確実に緊縛、切除
することができ、しかも非常に簡単に製造することがで
きるだけでなく、素線切断部がスネアワイヤ上で移動し
てしまったり外れたりするトラブルが発生せず、優れた
品質を得ることができる。
先端部分の平面断面図である。
線切断部の拡大平面図である。
先端部分の平面断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】可撓性シース内に軸線方向に進退自在に可
撓性の操作ワイヤを挿通配置して、その操作ワイヤの先
端に複数の素線を撚り合わせて形成された撚り線からな
るスネアワイヤを連結し、上記操作ワイヤを軸線方向に
進退操作することにより上記スネアワイヤが上記可撓性
シースの先端内に出入りして、上記スネアワイヤが上記
可撓性シース外では自己の弾性によってループ状に膨ら
み、上記可撓性シース内に引き込まれることによって窄
まるようにした内視鏡用スネアにおいて、 上記スネアワイヤの一部の素線を途中で切断し、その切
断端を上記ループの内方に向けて突出させたことを特徴
とする内視鏡用スネア。 - 【請求項2】上記スネアワイヤの素線切断部において、
切断されている素線と切断されていない素線とが固着さ
れている請求項1記載の内視鏡用スネア。 - 【請求項3】上記弾性ワイヤが導電性であり、上記操作
ワイヤを介して上記スネアワイヤに高周波電流を通電す
ることができる請求項1又は2記載の内視鏡用スネア。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=17615520
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27975998A Expired - Fee Related JP3814084B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 内視鏡用スネア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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-
1998
- 1998-10-01 JP JP27975998A patent/JP3814084B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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