JP2000237198A - 内視鏡用高周波スネア - Google Patents
内視鏡用高周波スネアInfo
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Abstract
高周波電流で確実に焼灼して出血なくポリープを切断す
ることができる内視鏡用高周波スネアを提供すること。 【解決手段】スネアワイヤ3からループ30の内方に向
かって突出する一つ又は複数の導電突起5a,5bを、
ループ30の先端から3mm〜10mmの範囲に設け
た。
Description
挿通チャンネルに通されてポリープを切除するために用
いられる内視鏡用高周波スネアに関する。
シース内に軸線方向に進退自在に操作ワイヤを挿通配置
して、その操作ワイヤの先端に導電性の弾性ワイヤから
なるスネアワイヤを連結し、操作ワイヤを軸線方向に進
退操作することによりスネアワイヤが可撓性シースの先
端内に出入りして、スネアワイヤが可撓性シース外では
自己の弾性によってループ状に膨らみ、可撓性シース内
に引き込まれることによって窄まるようになっている。
高周波スネアを用いて経内視鏡的にポリープ切除を行う
場合には、ポリープの茎部をスネアワイヤで軽く締め付
け、スネアワイヤに高周波電流を通電しながらスネアワ
イヤをシース内に徐々に引き込めば、窄められていくス
ネアワイヤに流される高周波電流によってポリープが焼
灼切断される。
る際に、高周波電流による焼灼効果によって外側から切
断されるポリープの茎部の中心部分がまだ十分に焼灼さ
れないうちに、スネアワイヤによる機械的締め付け力に
よってポリープが切断されてしまう場合があり、茎部の
中心部分を通っている血管からの出血を引き起こす原因
になっていた。
分を通っている血管を高周波電流で確実に焼灼して出血
なくポリープを切断することができる内視鏡用高周波ス
ネアを提供することを目的とする。
め、本発明の内視鏡用高周波スネアは、可撓性シース内
に軸線方向に進退自在に操作ワイヤを挿通配置して、導
電性の弾性ワイヤによって形成されて高周波電流が通電
されるスネアワイヤを上記操作ワイヤの先端に連結し、
上記操作ワイヤを軸線方向に進退操作することにより上
記スネアワイヤが上記可撓性シースの先端内に出入りし
て、上記スネアワイヤが上記可撓性シース外では自己の
弾性によってループ状に膨らみ、上記可撓性シース内に
引き込まれることによって窄まるようにした内視鏡用高
周波スネアにおいて、上記スネアワイヤからループの内
方に向かって突出する一つ又は複数の導電突起を、上記
ループの先端から3mm〜10mmの範囲に設けたこと
を特徴とする。
延長線を挟んでその両側に分かれて設けられていて、そ
の各々が上記ループの先端から3mm〜10mmの範囲
に設けられ、かつ上記ループの先端からの距離の差が5
mm以下であってもよい。
とほぼ同程度の太さ又はそれ以下の太さのワイヤを上記
スネアワイヤに沿って溶着して形成されていてもよい。
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の内
視鏡用高周波スネアの先端部分を示しており、1は、例
えば電気絶縁性の四フッ化エチレン樹脂製チューブ等か
らなる可撓性シースであり、図示されていない内視鏡の
処置具挿通チャンネルに挿脱される。
性金属製の操作ワイヤ2が全長にわたって軸線方向に進
退自在に挿通されており、可撓性シース1の基端に連結
された操作部(図示せず)において任意に進退操作され
る。
が0.2〜0.5mm程度の導電性の弾性ワイヤからな
るスネアワイヤ3が、金属製の接続パイプ4によって連
結されている。
イプ4に前後から差し込まれて銀ロー付け等によって各
々接続パイプ4に固着されている。ただし、スネアワイ
ヤ3を延長して操作ワイヤ2を形成してもよい。
の単線又は撚り線によって形成されており、外力が加え
られていない状態では、図1に示されるように数センチ
メートルの広がりのループ30を形成しており、外力を
加えることによって弾性変形させて窄ませることができ
る。
退操作すると、スネアワイヤ3が可撓性シース1の先端
内に出入りして、スネアワイヤ3が可撓性シース1外で
は図1に示されるように自己の弾性によって、例えば細
長い六角形状に膨らんでループ30を形成し、可撓性シ
ース1内に引き込まれることによって窄まる。
弾性ワイヤをU字状に曲げ戻して形成されているが、二
本のワイヤを先端部分で互いに固着して形成してもよ
く、その固着部分に筒状の先端チップを設けても設けな
くてもどちらでもよい。
ず)が連結されていて、そこに設けられた接続端子に高
周波電源コードを接続することにより、操作ワイヤ2を
介してスネアワイヤ3に高周波電流を通電することがで
きる。
とほぼ同じ太さのワイヤ短片からなる導電突起5a,5
bが、その太さ分だけループ30の内方に向かって突出
するようにスネアワイヤ3に沿って溶接により固着され
ている。
起5a,5bが可撓性シース1の軸線の延長線を挟んで
その両側に分かれて設けられており、ループ30の先端
から第1の導電突起5aまでの距離をLa、ループ30
の先端から第2の導電突起5bまでの距離をLbとする
と、La及びLb共に、3mm〜10mmの範囲にあ
り、LaとLbとの差は5mm以下に設定されている。
5mm〜15mm程度であるから、ループ30でポリー
プの茎部を締め付けた時に、二つの導電突起5a,5b
が共にポリープの茎部に接触するのに好ましい条件であ
る。
ら10mm以上離れた位置にあると、導電突起5a,5
bの内側にポリープの茎部10があるときに(図2〜図
4参照)、ループ30の先端とポリープの茎部10との
間に相当の空間が存在する。
態から操作ワイヤ2を牽引してスネアワイヤ3を可撓性
シース1内に引き込むと、ポリープの茎部10がループ
30内で先側へ移動する状態になり、その際にポリープ
の茎部10が導電突起5a,5bにより引っかかれて出
血が発生する場合がある。
用高周波スネアでポリープの茎部10を緊縛している状
態を示しており、二つの導電突起5a,5bが、ポリー
プの茎部10の中心付近を通っている血管11の前と後
ろに接触する状態になるケースである。
プの茎部10は、導電突起5aが表面より深くまで食い
込んだ状態になるので、スネアワイヤ3に高周波電流を
通電すると、導電突起5a,5bとの接触部分は他より
深くまで焼灼される。
導電突起5a,5bが血管11の前と後ろに分かれて接
触した状態になっていると、血管11が前後からよく焼
灼されるので、出血することなくポリープの茎部10を
切断することができる。
突起5a,5bまでの距離をほぼ等しく形成した(即
ち、La≒Lb)本発明の第2の実施の形態の内視鏡用
高周波スネアでポリープの茎部10を緊縛し、二つの導
電突起5a,5bが共に血管11の側部付近に接触する
ケースを示している。
管11を挟み付ける状態でスネアワイヤ3に高周波電流
を通電すると、血管11の部分が非常によく焼灼されて
出血することなくポリープの茎部10を切断することが
できる。
突起5a,5bまでの距離をほぼ等しく形成した内視鏡
用高周波スネアでポリープの茎部10を緊縛したとき、
二つの導電突起5a,5bが共に茎部10の後端側に接
触するケースを示している。
がらスネアワイヤ3を可撓性シース1内に引き込んだと
き、ポリープの茎部10の後端側はすでに焼灼凝固され
ていて、ポリープの茎部10の先端側はスネアワイヤ3
による切断時に焼灼されるので、出血をほとんど起こす
ことなくポリープ切除を行うことができる。
定されるものではなく、例えば図5に示されるように、
導電突起5aが一個でも、ポリープの茎部10に食い込
むことによって、血管11の焼灼量が増加してポリープ
切除時の出血を減らすことができる。
してスネアワイヤ3とほぼ同程度以下の太さのものを用
いることにより、スネアワイヤ3が引き込まれる可撓性
シース1の先端部分の内径をほとんど太くすることな
く、スネアワイヤ3を可撓性シース1内にスムーズに引
き込んでポリープ切除を行うことができる。
ループの内方に向かって突出する一つ又は複数の導電突
起を、ループの先端から3mm〜10mmの範囲に設け
たことにより、ポリープの茎部の中心部分を通っている
血管を高周波電流で確実に焼灼して、出血なくポリープ
を切断することができる。
ネアの先端部分の平面断面図である。
ネアによりポリープ切除が行われる際の先端部分の平面
断面図である。
ネアによりポリープ切除が行われる際に、導電突起が血
管の側部付近に接触する状態の先端部分の平面断面図で
ある。
ネアによりポリープ切除が行われる際に、導電突起がポ
リープの茎部の後端側に接触する状態の平面断面図であ
る。
ネアによりポリープ切除が行われる際の先端部分の平面
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】可撓性シース内に軸線方向に進退自在に操
作ワイヤを挿通配置して、導電性の弾性ワイヤによって
形成されて高周波電流が通電されるスネアワイヤを上記
操作ワイヤの先端に連結し、上記操作ワイヤを軸線方向
に進退操作することにより上記スネアワイヤが上記可撓
性シースの先端内に出入りして、上記スネアワイヤが上
記可撓性シース外では自己の弾性によってループ状に膨
らみ、上記可撓性シース内に引き込まれることによって
窄まるようにした内視鏡用高周波スネアにおいて、 上記スネアワイヤからループの内方に向かって突出する
一つ又は複数の導電突起を、上記ループの先端から3m
m〜10mmの範囲に設けたことを特徴とする内視鏡用
高周波スネア。 - 【請求項2】上記導電突起が上記シースの軸線の延長線
を挟んでその両側に分かれて設けられていて、その各々
が上記ループの先端から3mm〜10mmの範囲に設け
られ、かつ上記ループの先端からの距離の差が5mm以
下である請求項1記載の内視鏡用高周波スネア。 - 【請求項3】上記導電突起が、上記スネアワイヤとほぼ
同程度の太さ又はそれ以下の太さのワイヤを上記スネア
ワイヤに沿って溶着して形成されている請求項1又は2
記載の内視鏡用高周波スネア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11040730A JP2000237198A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 内視鏡用高周波スネア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11040730A JP2000237198A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 内視鏡用高周波スネア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000237198A true JP2000237198A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12588755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11040730A Pending JP2000237198A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | 内視鏡用高周波スネア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000237198A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102244A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
-
1999
- 1999-02-19 JP JP11040730A patent/JP2000237198A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102244A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
JP4589511B2 (ja) * | 2000-10-04 | 2010-12-01 | Hoya株式会社 | 内視鏡用高周波スネア |
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