JP3255763B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3255763B2
JP3255763B2 JP16703793A JP16703793A JP3255763B2 JP 3255763 B2 JP3255763 B2 JP 3255763B2 JP 16703793 A JP16703793 A JP 16703793A JP 16703793 A JP16703793 A JP 16703793A JP 3255763 B2 JP3255763 B2 JP 3255763B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓部と湾曲部との間
に可撓部よりも柔らかい柔軟部を設けた挿入部を有する
医療用の内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡の挿入部は、管状部材で
ある可撓部の先端に遠隔的に湾曲操作することができる
湾曲部を有しており、この湾曲部を湾曲動作させること
により、挿入部の先端を所望の向きに動かして観察方向
を変えることができるようになっている。
【0003】また、例えば気管支鏡などの挿入部におい
ては、実公昭63−14805に示されるように、気管
から抹消気管支への挿入を確実かつ容易に行なうことが
できるように、可撓部の先端にこの可撓部よりも柔らか
い柔軟部を形成したものがある。
【0004】図18は内視鏡1の挿入部2における可撓
部3と柔軟部4との接続部を示している。図示のごと
く、前記可撓部3は、通常、螺旋管5(以下、フレック
ス5という。)に網状管6(以下、ブレード6とい
う。)を被嵌し、さらにその外側をポリエチレン、ポリ
エステル等の外皮7によって覆うことにより構成されて
いる。フレックス5は帯状の金属板を螺旋状に巻回して
管状に形成したものであり、また、ブレード6は多数本
の素線を編んで管状に形成したものである。
【0005】また、柔軟部4は、特開昭58−4693
2に示されるように、通常、可撓部3の外皮7を一部除
き、可撓部3の外皮7より柔軟である湾曲部外皮8を伸
ばすことにより形成され、可撓部3とは外皮7以外が共
通の部材によって構成されている。すなわち、可撓部3
と同じフレックス5とブレード6からなる芯部材の上に
外皮7より柔軟なフッ素ゴム等でできた湾曲部外皮8を
被覆して形成されており、湾曲部外皮8の端部と可撓部
外皮7の端部とを当接させた状態でその当接部位である
接続部9の外周に金属製で薄板状の接合部材10を被嵌
し、接合部材10上で可撓部外皮7を接着するととも
に、湾曲部外皮8を接合部材10に対して糸11により
巻き固定した後に接着剤12により接着している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】湾曲部外皮8は、柔軟
であるがために接着のみによる固定が難しく、したがっ
て、前述したように糸巻きにより固定されるとともに、
さらに、外表面を軟らかにする目的で接着剤等が塗布さ
れている。そのため、糸巻き及び接着剤等が塗布された
この固定部13の外径がどうしても接着だけで固定可能
な可撓管外皮7の外径よりも大きくなってしまい、この
固定部13が内視鏡1の挿入部2の最大径部分となって
しまっていた。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、挿入部の最大径部分
となる柔軟部の固定部をできるだけ細径化できる内視鏡
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するために、本発明は、各々が所定の長さを有し管状
に形成された複数種の芯部材を接続して構成された挿入
を有する内視鏡において、所定の外径を有して前記挿
入部の少なくとも一部を構成する第1の芯部材と、前記
第1の芯部材よりも小径の外径に形成され、前記挿入部
の少なくとも一部を構成する第2の芯部材と、前記第1
の芯部材の一端に前記第2の芯部材の一端を嵌挿して前
記第1の芯部材の内周と前記第2の芯部材の外周とを接
続する接続部と、所定の硬さを有する前記第1の芯部材
の外周を被覆する第1の外皮と、前記第1の外皮よりも
柔軟性を有して前記第2の芯部材の外周を被覆する第2
の外皮と、前記第2の外皮の接続部側端部の外周部位に
て前記第2の外皮を前記第2の芯部材に緊縛して固定す
る固定部とを有することを特徴とする。これによって、
挿入部の最大径部分となる柔軟部の固定部を従来よりも
細径にすることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1ないし図4は本発明の第1の実施例を示す
ものである。図4に示すように、本実施例の内視鏡16
は、挿入部17と操作部18とから内視鏡本体が構成さ
れており、操作部18には先端にコネクター21を有す
るユニバーサルコード20が接続されている。
【0010】また、操作部18には、接眼部19や、挿
入部17内に設けられたチャンネルを介して体液等を吸
引することができる吸引制御装置22等が設けられてい
る。さらに、操作部18には鉗子栓23が取付けられて
おり、この鉗子栓23を通じて挿入部17内への処置具
の挿通や麻酔液等の送液を行なうことができるようにな
っている。
【0011】また、挿入部17は、管状部材である可撓
部24の先端に同じく管状の柔軟部27と湾曲操作可能
な湾曲部25とを順次接続して構成されており、湾曲部
25の先端には先端構成部26が設けられている。湾曲
部25は操作部18に設けられたアングル操作レバー2
8によって2方向に湾曲動作させることができ、柔軟部
27は可撓管24よりも柔軟に形成されており、外力に
よって容易に曲げることができるようになっている。
【0012】図3に示すように、湾曲部25は、湾曲駒
29…が節輪30によって回動自在に枢着されることに
より構成されている。湾曲駒29…の外周には網管31
と後述する外皮40とが順次被覆されている。湾曲駒2
9…の最先端の駒にはアングル操作ワイヤ32がロー付
等により固定されている。
【0013】また、可撓部24は、フレックス33にブ
レード34を被嵌してなる第1の芯部材の外側をポリエ
チレン、ポリエステル等の合成樹脂からなる第1の外皮
35によって覆うことにより構成されている。フレック
ス33は帯状の金属板を螺旋状に巻回して管状に形成し
たものであり、また、ブレード34は多数本の素線を編
んで管状に形成したものであり、ブレード34の上で第
1の外皮35の端部が接着固定されている。
【0014】また、柔軟部27は、フレックス36にブ
レード37を被嵌してなる第2の芯部材を有している。
フレックス36は、その両端がブレード37の両端から
突出するようにブレード37よりも長く形成されてお
り、フレックス36とブレード37の両端部には半田に
よって形成された硬質部38が設けられている(図2に
詳細に示す)。ブレード37の両端から突出するフレッ
クス36の長さは、後述するようにフレックス36を湾
曲部25側の接続部材39と可撓部24側のフレックス
33とに接続することができる最小限の長さに設定され
ている。
【0015】フレックス36は、可撓部24のフレック
ス33の内部に嵌合できる外径を有している。すなわ
ち、フレックス36の外径はフレックス33の外径より
も小さく形成されている。したがって、フレックス36
とフレックス33との接続は、フレックス33の先端部
がブレード37の基端部(硬質部38)に突き当たるま
でフレックス36(硬質部38)をフレックス33内に
嵌め込み、フレックス33の内面とフレックス36(硬
質部38)の外面との間に接着剤を塗布することにより
なされる。つまり、本実施形態では、前記第1の芯部材
の一端に前記第2の芯部材の一端を嵌挿して前記第1の
芯部材の内周と前記第2の芯部材の外周とを接続するこ
とによって接続部が形成されている。
【0016】また、フレックス33は、湾曲部25の最
後端の湾曲駒29と接続部材39を介して接着固定され
ている。この場合も、フレックス36と接続部材39と
の接続は、接続部材39の基端部がブレード37(硬質
部38)の先端部に突き当たるまでフレックス36(硬
質部38)を接続部材39内に嵌め込み、接続部材39
の内面とフレックス36(硬質部38)の外面との間に
接着剤を塗布することによりなされる。
【0017】そして、湾曲部25と接続部材39と柔軟
部27とをフッ素樹脂等から成る柔軟な弾性ゴムによっ
て形成された同一の湾曲部外皮40(以下、第2の外皮
40という。)により一体に被覆している。また、第2
の外皮40の基端部は、可撓部24の第1の芯部材の先
端と当接しており、外周に巻回される糸41bによって
フレックス36とブレード37とからなる第2の芯部材
の端部(硬質部38)に対して固定され、さらにその上
から接着剤41aが塗布されることにより固定部41を
形成している。すなわち、固定部41は、第2の外皮4
0の接続部側端部の外周部位にて第2の外皮40を第2
の芯部材に緊縛して固定している。
【0018】なお、接続部材39には、アングル操作ワ
イヤ32をガイドするガイドコイル42が半田等により
固着されている。このように、本実施例の内視鏡16
は、可撓部24と柔軟部27のそれぞれのフレックス3
3、36及びブレード34、37を別体とし、フレック
ス36とブレード37とからなる柔軟部27の第2の芯
部材の外径d2 をフレックス33とブレード34とから
なる可撓部24の第1の芯部材の外径d1 よりも小さく
形成することにより、第2の外皮40端部の固定部41
の外径Dをできるだけ小さくして第1の外皮35の外径
以下となるように構成している(図1参照)。つまり、
従来の固定部13(図18参照)の外径をd1 −d2
だけ細径化することができる。また、ブレード37の両
端から突出して挿入部17の最も内側の内面を形成する
フレックス36端部の長さは、フレックス36を湾曲部
25側の接続部材39と可撓部24側のフレックス33
とに接続することができる最小限の長さに設定されてい
るため、必要以上に挿入部17の内孔を狭くしないで済
む。
【0019】図5は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。本実施例の柔軟部43は、節輪45により回動自
在に枢着された湾曲駒44…の外周にブレード37を被
嵌することにより構成されている。また、湾曲駒44の
最終駒は可撓部24のフレックス33の内面に接着等に
より固定され(図示しないがブレード37の基端部は第
1の実施例と同様に半田付けされている。)、湾曲駒4
4の最先端の駒は接続部材39に接着等により固定され
ている。この場合、ブレード46は、接続部材39と可
撓部24との接続部には被されていない。なお、他の構
成は第1の実施例と同一である。
【0020】このように、本実施例の構成の場合も、湾
曲駒44…とブレード37とからなる柔軟部27の第2
の芯部材の外径d3 をフレックス33とブレード34と
からなる可撓部24の第1の芯部材の外径d1 よりも小
さく形成することにより、第2の外皮40端部の固定部
41の外径をできるだけ小さくして第1の外皮35の外
径以下となるように構成している。つまり、従来の固定
部13(図18参照)の外径をd1 −d3 分だけ細径化
することができる。また、柔軟部27の第2の芯部材を
構成する湾曲駒44…によって柔軟部27の方向性が規
制されるため、挿入部17の挿入性が向上する。
【0021】図6は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。本実施例において、可撓部24は、第1の実施例
と同様にフレックス33とブレード34とから第1の芯
部材が構成されており、この第1の芯部材の外周に第1
の外皮35が被覆されている。また、ブレード34の先
端側部分はフレックス33の先端から突出するようにフ
レックス33よりも長く形成されており、フレックス3
6とブレード37の先端部には半田によって形成された
硬質部54が設けられている。そして、第1の実施例と
同一構成である柔軟部27の第2の芯部材が接続部材5
3を介して可撓部24の第1の芯部材と接続固定されて
いる。
【0022】すなわち、接続部材53は先端側の大径部
53aと小径部53bとからなり、小径部53bの外径
は可撓部24のフレックス33(硬質部54)の外径と
ほぼ同一となっている。また、接続部材53の大径部5
3aの内径は柔軟部27(硬質部38)の外径と同一と
なっている。そして、フレックス36とブレード37と
からなる第2の芯部材と接続部材53との接続は、ブレ
ード37の基端部(硬質部38)が接続部材53の大径
部53aの先端に突き当たるまでフレックス36(硬質
部38)を接続部材53の大径部53内に嵌め込み、大
径部53の内面とフレックス36(硬質部38)の外面
との間に接着剤を塗布することによりなされる。なお、
この状態では、フレックス36の内面と大径部53の内
面とが面一になる。
【0023】また、フレックス33とブレード34とか
らなる第1の芯部材と接続部材53との接続は、接続部
材53の基端部がフレックス33(硬質部54)の先端
部に突き当たるまで接続部材53をブレード34(硬質
部54)内に嵌め込み、接続部材53の外面とブレード
34(硬質部54)の内面との間に接着剤を塗布するこ
とによりなされる。
【0024】そして、第1の実施例と同様、湾曲部25
と柔軟部25と接続部材39とをフッ素樹脂等から成る
柔軟な弾性ゴムによって形成された同一の第2の外皮4
0により一体に被覆している。また、第2の外皮40の
基端部は、可撓部24の第1の芯部材の先端と当接して
おり、外周に巻回される糸41bによって接続部材53
に対して固定され、さらにその上から接着剤41aが塗
布されることにより固定部41を形成している。
【0025】図7に可撓部の製造工程を示す。図7の
(a)に示すように、シリコンゴム等の弾性樹脂によっ
て形成された芯材59の外周にフレックス33を巻き付
ける。芯材59は大径部60と小径部61とからなり、
その径の差はフレックス33の肉厚分に相当し、小径部
61にフレックス33を巻きつけてある。
【0026】なお、自然状態におけるフレックス33の
内径は小径部61の内径よりも小さく設定されており、
フレックス33を小径部61に巻き付けた状態でフレッ
クス48が小径部61を弾性的に締めつけるようになっ
ている。その後、大径部60よりやや大きい内径を有す
るブレード34を挿入し、軸方向に力をかけて、上から
シリコンゴム等の板材でブレード34をしごくことによ
り、フレックス33とブレード34とを密着させる。そ
の後、大径部60と小径部61の境界部におけるフレッ
クス33とブレード34の部位に半田を流し込んで硬質
部54を形成する。
【0027】次に、図7の(b)に示すように、ブレー
ド34上にポリエステル等の合成樹脂でできた第1の外
皮35をコーティングしていく。そして、図7の(c)
に示すように、硬質部54の柔軟部27側の端部で外皮
35とブレード34とを切断する。その後、図7の
(d)に示すように、矢印方向へ芯材59を引き抜い
て、可撓部24が完成する。なお、芯材59はシリコン
ゴム等の弾性樹脂でできているため、引き抜きが容易で
ある。
【0028】このように、本実施例の構成では、第1お
よび第2の芯部材の内面と接続部材53の内面とが面一
となるように構成し、しかも、接続部材53の外径d4
をフレックス33とブレード34とからなる可撓部24
の第1の芯部材の外径d1 よりも小さく形成することに
より、第2の外皮40端部の固定部41の外径をできる
だけ小さくして第1の外皮35の外径以下となるように
構成している。つまり、挿入部17の内径に影響を与え
ることなく、従来の固定部13(図18参照)の外径を
1 −d4 分だけ細径化することができる。また、本実
施例の可撓部24を用いれば、柔軟部27のないタイプ
の内視鏡の湾曲部25と可撓部24との接続部の細径化
も可能となる。
【0029】ところで、第1の実施例で示したように、
挿入部17の内孔を確保した状態で湾曲部25と柔軟部
27とを接続部材39を介して接続すると、どうしても
接続部材を配置した部位の挿入部外径が大きくなってし
まうという問題がある。このような問題を解決するため
の構成を図8に示す。すなわち、湾曲部25の芯部材を
形成する湾曲駒29…の最後端の駒と柔軟部27の芯部
材を形成するフレックス36の先端部とを一体成形して
なる一体部72を設けることにより、フレックス36の
外径と湾曲駒29の外径とを同一にし、一体部72によ
って同一の筒状部材に形成されたフレックス36と湾曲
駒29の外周にブレード31と外皮40とを順次に被せ
れば良い。これによって、湾曲部25および柔軟部27
の外面には段差部がなくなり、結果的に挿入部外径を小
さくすることができる。
【0030】また、内視鏡16の操作部18に設けられ
た鉗子栓23には鉗子栓本体81の下面を覆うカバー8
5を取り付けることができる。カバー85には鉗子栓本
体81の第1のスリット90と鉗子栓本体81に設けら
れたシリコンゴム等の弁部材87の第2のスリット89
とを貫通するピン86が設けられている。また、カバー
85の周縁びは鉗子栓本体81の下縁部と嵌合する少な
くとも2つの爪80が形成されている。
【0031】このように、カバー85に鉗子栓本体81
の下縁部と嵌合する爪80を設けることによって、ブロ
ッキング現象によってスリットが閉塞することを防止す
ることができる。
【0032】ところで、挿入部17内に配設されたチャ
ンネルには図示しない生検鉗子や図10に示すような処
置具101を挿通することができる。図10に示すこの
処置具101は双極型高周波切除具であり、この双極型
高周波切除具101は、電気的に絶縁された素材から成
るシース102と、このシース102の基端に設けられ
図示しない操作ハンドルと着脱自在に接続される口金部
材103とからなる挿入部104を備えている。
【0033】挿入部104内に摺動自在に挿入されたス
ネア部105は、その先端にスネアループ部106が形
成されており、操作ロッド108に接続された長尺の伝
達ワイヤ部107に接続されている。操作ロッド108
の末端には図示しない操作ハンドルの電極接点部と着脱
自在に取り付けられる電極109a,109bが設けら
れている。
【0034】図11に示すように、スネアループ部10
6は、極性の異なる2本のワイヤ111、112が絶縁
体から成る先端チップ110を介して連結されることに
より形成されている。これら2本のワイヤ111、11
2は基端方向に向かって卵状のループ113を形成して
いる。ワイヤ111、112はそれぞれの基端部で伝達
ワイヤ部107を構成する同軸ケーブルより成るケーブ
ル114に固定されている。
【0035】ケーブル114の先端部は、芯線115を
一定長露出した芯線部116と、その後方で外線117
を一定の長さ露出した外線部118とから成り、ワイヤ
111、112の基端119、120はそれぞれ芯線1
15と外線117とに電気的に接続固定されている。
【0036】また、芯線115と接続するワイヤ111
上には熱収縮チューブから成る絶縁チューブ121が被
覆されている。被覆チューブ121の被覆範囲はループ
113の基部より始まる平行部122の先端から芯線1
15の露出部の基端までである。
【0037】図12に示すように、伝達ワイヤ部107
のケーブル114の外周には金属螺旋管123が剛性及
びフレキシブル性を持たせ状態で密着被嵌されている。
さらに、伝達ワイヤ部107の基端部124において、
ケーブル114が後側芯線部125および後側外線部1
26を形成し、図13に示すごとく、後側芯線127は
コード128と接続され、また、後側外線129は操作
ロッド108と接続されている。コード128は操作ロ
ッド108内を通って操作ロッド108の側孔130か
ら外部に導出されて電極109bと電気的に接続されて
いる。また、操作ロッド108の末端には電極109a
が電気的に接続されている。
【0038】次に、上記構成の双極型高周波切除具10
1を用いて体内のポリープを切除する場合について説明
する。図10に示したように、双極型高周波切除具10
1は操作ハンドル(図示しない)を取り付けることによ
りその操作でスネア部105を挿入部104内において
進退させることができる。そして、この進退動作によっ
て、スネアループ部106をシース102の先端から突
没させることができる。
【0039】図14に示すように、前期操作ハンドルの
操作によりスネアループ部106をシース102内に引
き込んだ状態で挿入部104の先端をポリープ131に
近づける。次に、図15に示すように、操作ハンドルに
よってスネア部105を前方へ押し出すことにより、ス
ネアループ部106をシース102の先端から突出させ
てループ113し、このループ113をポリープ130
に引掛ける。
【0040】その後、図16に示すように、操作ハンド
ルの操作によりスネアループ部106をシース102内
に引き込みながらループ113によってポリープ130
の根元部132を緊縛する。そして、図示しない高周波
電源よりワイヤ111,112に供給される電流によっ
てポリープ130を焼灼切除する。
【0041】なお、伝達ワイヤ部107は図17に示す
ように構成しても良い。すなわち、この伝達ワイヤ部1
41は、同軸ケーブルから成るケーブル142の外周に
金属性の網状管143が密着して被嵌され、さらに、網
状管143の外周に適度な硬さとフレキシブル性を持っ
た樹脂層144が被覆されている。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡
は、可撓部と柔軟部のそれぞれの芯部材を別体とし、柔
軟部の第2の芯部材の外径を可撓部の第1の芯部材の外
径よりも小さく形成することにより、第2の外皮端部の
固定部の外径をできるだけ小さくして第1の外皮の外径
以下となるように構成したため、挿入部の最大径部分と
なる柔軟部の固定部を従来よりも細径にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡の可撓部と
柔軟部との接続部の部分断面図である。
【図2】柔軟部の第2の芯部材を形成するフレックスと
ブレードの部分断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る内視鏡の挿入部の
部分断面図である。
【図4】内視鏡の全体構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る内視鏡の可撓部と
柔軟部との接続部の部分断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る内視鏡の可撓部と
柔軟部との接続部の部分断面図である。
【図7】図6の内視鏡の可撓部の製造工程を示す部分断
面図である。
【図8】湾曲部と柔軟部との接続部の変形例を示す断面
図である。
【図9】内視鏡の操作部に設けられる鉗子栓の構成図で
ある。
【図10】双極型高周波切除具の全体構成を示す斜視図
である。
【図11】図10の双極型高周波切除具の先端部分の拡
大断面図である。
【図12】図10の双極型高周波切除具の伝達ワイヤ部
の拡大図である。
【図13】図10の双極型高周波切除具の伝達ワイヤ部
の後端付近における電気接続を示す概略図である。
【図14】双極型高周波切除具の挿入部をポリープに近
付ける様子を示す状態図である。
【図15】双極型高周波切除具のループをポリープに引
掛ける様子を示す状態図である。
【図16】双極型高周波切除具のループによってポリー
プを緊縮した様子を示す状態図である。
【図17】図10の双極型高周波切除具の伝達ワイヤ部
の変形例を示す断面図である。
【図18】従来の内視鏡の可撓部と柔軟部との接続部の
部分断面図である。
【符号の説明】
16…内視鏡、24…可撓部、27…柔軟部、33,3
6…フレックス、34,37…ブレード、35…第1の
外皮、40…第2の外皮、41…固定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 芳夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 滝川 岳志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉本 羊介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 達也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−46932(JP,A) 実開 昭61−137915(JP,U) 実公 昭63−14805(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が所定の長さを有し管状に形成され
    た複数種の芯部材を接続して構成された挿入部を有する
    内視鏡において、 所定の外径を有して前記挿入部の少なくとも一部を構成
    する第1の芯部材と、 前記第1の芯部材よりも小径の外径に形成され、前記挿
    入部の少なくとも一部を構成する第2の芯部材と、前記第1の芯部材の一端に前記第2の芯部材の一端を嵌
    挿して前記第1の芯部材の内周と前記第2の芯部材の外
    周とを接続する接続部 と、 所定の硬さを有する前記第1の芯部材の外周を被覆する
    第1の外皮と、 前記第1の外皮よりも柔軟性を有して前記第2の芯部材
    の外周を被覆する第2の外皮と、 前記第2の外皮の接続部側端部の外周部位にて前記第2
    の外皮を前記第2の芯部材に緊縛して固定する固定部
    と、 を有することを特徴とする内視鏡。
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